JP2004349997A - コントローラicおよびそれを搭載した液晶テレビ - Google Patents
コントローラicおよびそれを搭載した液晶テレビ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004349997A JP2004349997A JP2003144306A JP2003144306A JP2004349997A JP 2004349997 A JP2004349997 A JP 2004349997A JP 2003144306 A JP2003144306 A JP 2003144306A JP 2003144306 A JP2003144306 A JP 2003144306A JP 2004349997 A JP2004349997 A JP 2004349997A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- unit
- controller
- liquid crystal
- test
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N17/00—Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details
- H04N17/04—Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details for receivers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Abstract
【課題】コントローラICの不良箇所を容易に特定できるようにする。
【解決手段】チューナ2からのビデオ信号をデコードするデコード部5と、デコードされたビデオ信号の映像が表示される液晶表示部4を制御する制御部7とが1チップ半導体に組み込まれたコントローラIC3において、デコード部5と制御部7との間に信号選択部6を設ける。信号選択部6は、デコード部5でデコードされたビデオ信号aと、パターンジェネレータ10から入力されるテストパターン信号bとをモード切換信号cに応じて切り換え、通常モードにおいてはビデオ信号aを、テストモードにおいてはテストパターン信号bを選択する。制御部7は、テストモードにおいて信号選択部6で選択されたテストパターン信号bに基づき、液晶表示部4に所定のパターン映像を表示させる。
【選択図】 図1
【解決手段】チューナ2からのビデオ信号をデコードするデコード部5と、デコードされたビデオ信号の映像が表示される液晶表示部4を制御する制御部7とが1チップ半導体に組み込まれたコントローラIC3において、デコード部5と制御部7との間に信号選択部6を設ける。信号選択部6は、デコード部5でデコードされたビデオ信号aと、パターンジェネレータ10から入力されるテストパターン信号bとをモード切換信号cに応じて切り換え、通常モードにおいてはビデオ信号aを、テストモードにおいてはテストパターン信号bを選択する。制御部7は、テストモードにおいて信号選択部6で選択されたテストパターン信号bに基づき、液晶表示部4に所定のパターン映像を表示させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶テレビなどに用いられるコントローラICに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来の液晶テレビの概略ブロック図を示している。50は液晶テレビであって、チューナ51と、このチューナ51からのビデオ信号または外部から入力されるビデオ信号を処理するコントローラIC52と、このコントローラIC52で処理されたビデオ信号に基づいて映像を表示する液晶表示部53とを備えている。コントローラIC52は、ビデオ信号をデコードするデコード部54と、液晶表示部53を制御する制御部55とが1チップ半導体に組み込まれて構成されている。56は放送電波を受信するアンテナである。
【0003】
アンテナ56で受信された信号はチューナ51で選局され、所定のビデオ信号がコントローラIC52に入力される。コントローラIC52のデコード部54は、入力されたビデオ信号をデジタル信号に変換するなどの処理を行う。また、外部から入力されたビデオ信号に対しても同様の処理を行う。デジタル信号に変換されたビデオ信号は、制御部55に与えられる。制御部55では、デコード部54からのビデオ信号に基づく映像を液晶表示部53に表示させるための駆動信号を生成し、これを液晶表示部53に出力する。液晶表示部53では、制御部55からの駆動信号に基づいて液晶セルが駆動され、所定の映像が表示される。
【0004】
下記の特許文献1、2には、液晶表示装置における検査に関する技術が開示されている。特許文献1には、液晶駆動回路の駆動能力を検査するための検査回路が記載されており、特許文献2には、電源入力を切り換えるスイッチ回路の漏れ電流を検査するための回路が記載されている。また、特許文献3には、正規でない信号が入力された場合に、乱れた画像の表示を防止するため、あらかじめ内蔵されている所定のパターンを画面に表示する技術が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開昭54−44497号公報
【特許文献2】
特開平3−237428号公報
【特許文献3】
特開平10−319916号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図3に示した液晶テレビ50において、チューナ51で受信したビデオ信号の映像が液晶表示部53に正常に表示されない場合は、コントローラIC52に異常があると考えられる。しかしながら、コントローラIC52は上述したように、デコード部54と制御部55とが組み込まれた1チップ半導体で構成されているため、デコード部54が不良なのか、制御部55が不良なのかの区別がつかず、検査においてチップの不良箇所を特定することができないという問題がある。この問題に対しては、上記特許文献1〜3にも有効な解決策は示されていない。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するものであって、その目的とするところは、不良箇所を容易に特定できるコントローラICを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明では、ビデオ信号をデコードするデコード部と、このデコード部でデコードされたビデオ信号に基づく映像が表示される表示部を制御する制御部とを備え、デコード部および制御部が1チップ半導体に組み込まれた映像機器用のコントローラICにおいて、デコード部と制御部との間に信号選択部を設ける。この信号選択部は、ビデオ信号と外部から入力されるテスト信号とを切り換える機能を有しており、制御部は、信号選択部により選択されたテスト信号に基づいて表示部に所定の映像を表示させる。
【0009】
ビデオ信号の映像が表示部に正常に表示されず、コントローラICに不良があると考えられる場合は、コントローラICに外部からテスト信号を入力し、表示部にテスト信号に基づく映像(テストパターンなど)を表示させる。この映像が正常に表示されれば、制御部には異常がなくデコード部に異常があると判別することができる。一方、テスト信号に基づく映像が正常に表示されなければ、制御部に異常があると判別することができる。このように、信号選択部を設けてテスト信号による映像を確認することにより、チップの不良箇所を特定することができる。
【0010】
典型的な実施形態においては、本発明のコントローラICは液晶テレビに搭載され、信号選択部は、デコード部でデコードされたビデオ信号と、外部のパターンジェネレータから入力されるテストパターン信号とをモード切換信号に応じて切り換える機能を有していて、通常モードにおいてはビデオ信号を、テストモードにおいてはテストパターン信号をそれぞれ選択する。また、制御部は、テストモードにおいて信号選択部により選択されたテストパターン信号に基づいて液晶表示部に所定のパターン映像を表示させる。これによると、パターンジェネレータを接続することにより、種々のテストパターンを用いて簡単にテストを行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るコントローラICとそれを搭載した液晶テレビの実施形態を示すブロック図である。なお、ここでは本発明に関係するブロックのみを図示している。1は液晶テレビであって、チューナ2と、このチューナ2からのビデオ信号または外部から入力されるビデオ信号を処理するコントローラIC3と、このコントローラIC3で処理されたビデオ信号に基づいて映像を表示する液晶表示部4とを備えている。
【0012】
コントローラIC3は、ビデオ信号をデコードするデコード部5と、デコード部5からのビデオ信号と外部から入力されるテストパターン信号とを切り換える機能を有する信号選択部6と、液晶表示部4を制御する制御部7とを備えており、これらのデコード部5、信号選択部6および制御部7は、1チップ半導体に組み込まれて構成されている。8は、通常モードとテストモードとを切り換えるためのモード切換部であって、例えばディップスイッチなどから構成されている。9は放送電波を受信するアンテナである。
【0013】
10はテストパターン信号を生成するパターンジェネレータであって、テストパターンを発生するパターン発生部11と、複数のテストパターンの中から所定のパターンを選択するためのパターン選択部12とを備えている。テストパターンとしては、例えばカラーバーや格子パターンなどがある。パターンジェネレータ10から出力されるテストパターン信号bはクロック信号とデータ信号とからなり、それぞれの信号はシリアル信号としてコントローラIC3の信号選択部6に入力される。
【0014】
次に、動作について説明する。モード切換部8で通常モードが選択されている場合、アンテナ9で受信された信号はチューナ2で選局され、所定のビデオ信号がコントローラIC3に入力される。コントローラIC3のデコード部5は、入力されたビデオ信号をデジタル信号に変換するなどの処理を行う。また、外部から入力されたビデオ信号に対しても同様の処理を行う。通常モードでは、モード切換信号cに応じて、信号選択部6はテストパターン信号を選択せずビデオ信号を選択するため、デコード部5でデジタル信号に変換されたビデオ信号aは、信号選択部6を通過して制御部7に与えられる。制御部7では、デコード部5からのビデオ信号aに基づく映像を液晶表示部4に表示させるための駆動信号dを生成し、これを液晶表示部4に出力する。液晶表示部4では、制御部7からの駆動信号dに基づいて液晶セルが駆動され、所定の映像が表示される。
【0015】
ビデオ信号の映像が液晶表示部4に正常に表示されず、コントローラIC3に不良があると考えられる場合は、モード切換部8でテストモードを選択するとともに、パターンジェネレータ10をケーブルによりコントローラIC3のテスト用端子に接続する。そして、パターン選択部12で所定のパターンを選択し、選択したパターンをパターン発生部11で発生させる。テストモードでは、モード切換信号cに応じて、信号選択部6はビデオ信号aを選択せず、テストパターン信号bを選択するため、パターンジェネレータ10からシリアル入力されるテストパターン信号bは、信号選択部6を通過して制御部7に与えられる。制御部7では、テストパターン信号bに基づく映像を液晶表示部4に表示させるための駆動信号dを生成し、これを液晶表示部4に出力する。液晶表示部4では、制御部7からの駆動信号dに基づいて液晶セルが駆動され、所定のパターン映像が表示される。
【0016】
ここで、パターンジェネレータ10において例えば格子パターンを選択した場合、液晶表示部4に格子パターンの映像が正常に表示されれば、制御部7に異常はなくデコード部5に異常があると判別することができる。一方、液晶表示部4に格子パターンの映像が正常に表示されず、例えば、歪んだパターンが表示されたり、画面に何も表示されなかったり、あるいは乱れた映像が表示されるような場合は、制御部7に異常があると判別することができる。
【0017】
このようにして、上記実施形態においては、コントローラIC3に信号選択部6を設け、テストモード時に信号選択部6によりテストパターン信号bを選択して液晶表示部4にテストパターンを表示させるようにしたので、表示された映像が選択したテストパターンの映像と一致するか否かを目視で確認することによって、デコード部5と制御部7の異常を区別して診断することができ、チップの不良箇所を特定することが可能となる。また、パターンジェネレータ10をケーブルで接続することで、種々のテストパターンを用いて簡単にテストを行うことができる。
【0018】
図2は、信号選択部6の具体的構成の一例を示した図である。61〜65は信号切換回路であって、デコード部5からのビデオ信号の各ラインと、パターンジェネレータ10からのテストパターン信号の各ラインと、モード切換部8からのモード切換信号とが入力される。信号切換回路61〜65は、いずれもロジック回路で構成されており、モード切換信号が通常モードを表す信号である場合は、ビデオ信号の各ラインからそれぞれ入力されるビデオ信号を出力し、モード切換信号がテストモードを表す信号である場合は、テストパターン信号の各ラインからそれぞれ入力されるテストパターン信号を出力するようになっている。
【0019】
以上述べた実施形態においては、モード切換部8を設けて、このモード切換部8においてテストモードを手動で設定するようにしたが、コントローラIC3のテスト用端子にパターンジェネレータ10がケーブルで接続されたときに、自動的にテストモードが設定されるようにしてもよい。また、上記実施形態においては、テストパターン信号を用いて液晶表示部4にパターン映像を表示させるようにしたが、パターンに限らず、テスト信号に基づく任意の映像を表示させるようにしてもよい。また、上記実施形態のように、コントローラIC3にテストパターン信号bをシリアルに入力することで、信号のライン数を少なくできる利点があるが、本発明では必ずしもテストパターン信号をシリアルに入力する必要はなく、パラレルに入力してもよい。さらに、上記実施形態では液晶テレビを例に挙げたが、本発明は液晶テレビ以外の映像機器にも適用することができる。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、コントローラICに信号選択部を設けて、テスト信号による映像を表示部に表示させるようにしたので、この映像を確認することにより、デコード部と制御部の異常を区別することができ、検査においてコントローラICの不良箇所を特定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコントローラICとそれを搭載した液晶テレビの実施形態を示すブロック図である。
【図2】信号選択部の具体的構成の一例を示した図である。
【図3】従来の液晶テレビの概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 液晶テレビ
2 チューナ
3 コントローラIC
4 液晶表示部
5 デコード部
6 信号選択部
7 制御部
8 モード切換部
9 アンテナ
10 パターンジェネレータ
11 パターン発生部
12 パターン選択部
61〜65 信号切換回路
a ビデオ信号
b テストパターン信号
c モード切換信号
d 駆動信号
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶テレビなどに用いられるコントローラICに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来の液晶テレビの概略ブロック図を示している。50は液晶テレビであって、チューナ51と、このチューナ51からのビデオ信号または外部から入力されるビデオ信号を処理するコントローラIC52と、このコントローラIC52で処理されたビデオ信号に基づいて映像を表示する液晶表示部53とを備えている。コントローラIC52は、ビデオ信号をデコードするデコード部54と、液晶表示部53を制御する制御部55とが1チップ半導体に組み込まれて構成されている。56は放送電波を受信するアンテナである。
【0003】
アンテナ56で受信された信号はチューナ51で選局され、所定のビデオ信号がコントローラIC52に入力される。コントローラIC52のデコード部54は、入力されたビデオ信号をデジタル信号に変換するなどの処理を行う。また、外部から入力されたビデオ信号に対しても同様の処理を行う。デジタル信号に変換されたビデオ信号は、制御部55に与えられる。制御部55では、デコード部54からのビデオ信号に基づく映像を液晶表示部53に表示させるための駆動信号を生成し、これを液晶表示部53に出力する。液晶表示部53では、制御部55からの駆動信号に基づいて液晶セルが駆動され、所定の映像が表示される。
【0004】
下記の特許文献1、2には、液晶表示装置における検査に関する技術が開示されている。特許文献1には、液晶駆動回路の駆動能力を検査するための検査回路が記載されており、特許文献2には、電源入力を切り換えるスイッチ回路の漏れ電流を検査するための回路が記載されている。また、特許文献3には、正規でない信号が入力された場合に、乱れた画像の表示を防止するため、あらかじめ内蔵されている所定のパターンを画面に表示する技術が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開昭54−44497号公報
【特許文献2】
特開平3−237428号公報
【特許文献3】
特開平10−319916号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図3に示した液晶テレビ50において、チューナ51で受信したビデオ信号の映像が液晶表示部53に正常に表示されない場合は、コントローラIC52に異常があると考えられる。しかしながら、コントローラIC52は上述したように、デコード部54と制御部55とが組み込まれた1チップ半導体で構成されているため、デコード部54が不良なのか、制御部55が不良なのかの区別がつかず、検査においてチップの不良箇所を特定することができないという問題がある。この問題に対しては、上記特許文献1〜3にも有効な解決策は示されていない。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するものであって、その目的とするところは、不良箇所を容易に特定できるコントローラICを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明では、ビデオ信号をデコードするデコード部と、このデコード部でデコードされたビデオ信号に基づく映像が表示される表示部を制御する制御部とを備え、デコード部および制御部が1チップ半導体に組み込まれた映像機器用のコントローラICにおいて、デコード部と制御部との間に信号選択部を設ける。この信号選択部は、ビデオ信号と外部から入力されるテスト信号とを切り換える機能を有しており、制御部は、信号選択部により選択されたテスト信号に基づいて表示部に所定の映像を表示させる。
【0009】
ビデオ信号の映像が表示部に正常に表示されず、コントローラICに不良があると考えられる場合は、コントローラICに外部からテスト信号を入力し、表示部にテスト信号に基づく映像(テストパターンなど)を表示させる。この映像が正常に表示されれば、制御部には異常がなくデコード部に異常があると判別することができる。一方、テスト信号に基づく映像が正常に表示されなければ、制御部に異常があると判別することができる。このように、信号選択部を設けてテスト信号による映像を確認することにより、チップの不良箇所を特定することができる。
【0010】
典型的な実施形態においては、本発明のコントローラICは液晶テレビに搭載され、信号選択部は、デコード部でデコードされたビデオ信号と、外部のパターンジェネレータから入力されるテストパターン信号とをモード切換信号に応じて切り換える機能を有していて、通常モードにおいてはビデオ信号を、テストモードにおいてはテストパターン信号をそれぞれ選択する。また、制御部は、テストモードにおいて信号選択部により選択されたテストパターン信号に基づいて液晶表示部に所定のパターン映像を表示させる。これによると、パターンジェネレータを接続することにより、種々のテストパターンを用いて簡単にテストを行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るコントローラICとそれを搭載した液晶テレビの実施形態を示すブロック図である。なお、ここでは本発明に関係するブロックのみを図示している。1は液晶テレビであって、チューナ2と、このチューナ2からのビデオ信号または外部から入力されるビデオ信号を処理するコントローラIC3と、このコントローラIC3で処理されたビデオ信号に基づいて映像を表示する液晶表示部4とを備えている。
【0012】
コントローラIC3は、ビデオ信号をデコードするデコード部5と、デコード部5からのビデオ信号と外部から入力されるテストパターン信号とを切り換える機能を有する信号選択部6と、液晶表示部4を制御する制御部7とを備えており、これらのデコード部5、信号選択部6および制御部7は、1チップ半導体に組み込まれて構成されている。8は、通常モードとテストモードとを切り換えるためのモード切換部であって、例えばディップスイッチなどから構成されている。9は放送電波を受信するアンテナである。
【0013】
10はテストパターン信号を生成するパターンジェネレータであって、テストパターンを発生するパターン発生部11と、複数のテストパターンの中から所定のパターンを選択するためのパターン選択部12とを備えている。テストパターンとしては、例えばカラーバーや格子パターンなどがある。パターンジェネレータ10から出力されるテストパターン信号bはクロック信号とデータ信号とからなり、それぞれの信号はシリアル信号としてコントローラIC3の信号選択部6に入力される。
【0014】
次に、動作について説明する。モード切換部8で通常モードが選択されている場合、アンテナ9で受信された信号はチューナ2で選局され、所定のビデオ信号がコントローラIC3に入力される。コントローラIC3のデコード部5は、入力されたビデオ信号をデジタル信号に変換するなどの処理を行う。また、外部から入力されたビデオ信号に対しても同様の処理を行う。通常モードでは、モード切換信号cに応じて、信号選択部6はテストパターン信号を選択せずビデオ信号を選択するため、デコード部5でデジタル信号に変換されたビデオ信号aは、信号選択部6を通過して制御部7に与えられる。制御部7では、デコード部5からのビデオ信号aに基づく映像を液晶表示部4に表示させるための駆動信号dを生成し、これを液晶表示部4に出力する。液晶表示部4では、制御部7からの駆動信号dに基づいて液晶セルが駆動され、所定の映像が表示される。
【0015】
ビデオ信号の映像が液晶表示部4に正常に表示されず、コントローラIC3に不良があると考えられる場合は、モード切換部8でテストモードを選択するとともに、パターンジェネレータ10をケーブルによりコントローラIC3のテスト用端子に接続する。そして、パターン選択部12で所定のパターンを選択し、選択したパターンをパターン発生部11で発生させる。テストモードでは、モード切換信号cに応じて、信号選択部6はビデオ信号aを選択せず、テストパターン信号bを選択するため、パターンジェネレータ10からシリアル入力されるテストパターン信号bは、信号選択部6を通過して制御部7に与えられる。制御部7では、テストパターン信号bに基づく映像を液晶表示部4に表示させるための駆動信号dを生成し、これを液晶表示部4に出力する。液晶表示部4では、制御部7からの駆動信号dに基づいて液晶セルが駆動され、所定のパターン映像が表示される。
【0016】
ここで、パターンジェネレータ10において例えば格子パターンを選択した場合、液晶表示部4に格子パターンの映像が正常に表示されれば、制御部7に異常はなくデコード部5に異常があると判別することができる。一方、液晶表示部4に格子パターンの映像が正常に表示されず、例えば、歪んだパターンが表示されたり、画面に何も表示されなかったり、あるいは乱れた映像が表示されるような場合は、制御部7に異常があると判別することができる。
【0017】
このようにして、上記実施形態においては、コントローラIC3に信号選択部6を設け、テストモード時に信号選択部6によりテストパターン信号bを選択して液晶表示部4にテストパターンを表示させるようにしたので、表示された映像が選択したテストパターンの映像と一致するか否かを目視で確認することによって、デコード部5と制御部7の異常を区別して診断することができ、チップの不良箇所を特定することが可能となる。また、パターンジェネレータ10をケーブルで接続することで、種々のテストパターンを用いて簡単にテストを行うことができる。
【0018】
図2は、信号選択部6の具体的構成の一例を示した図である。61〜65は信号切換回路であって、デコード部5からのビデオ信号の各ラインと、パターンジェネレータ10からのテストパターン信号の各ラインと、モード切換部8からのモード切換信号とが入力される。信号切換回路61〜65は、いずれもロジック回路で構成されており、モード切換信号が通常モードを表す信号である場合は、ビデオ信号の各ラインからそれぞれ入力されるビデオ信号を出力し、モード切換信号がテストモードを表す信号である場合は、テストパターン信号の各ラインからそれぞれ入力されるテストパターン信号を出力するようになっている。
【0019】
以上述べた実施形態においては、モード切換部8を設けて、このモード切換部8においてテストモードを手動で設定するようにしたが、コントローラIC3のテスト用端子にパターンジェネレータ10がケーブルで接続されたときに、自動的にテストモードが設定されるようにしてもよい。また、上記実施形態においては、テストパターン信号を用いて液晶表示部4にパターン映像を表示させるようにしたが、パターンに限らず、テスト信号に基づく任意の映像を表示させるようにしてもよい。また、上記実施形態のように、コントローラIC3にテストパターン信号bをシリアルに入力することで、信号のライン数を少なくできる利点があるが、本発明では必ずしもテストパターン信号をシリアルに入力する必要はなく、パラレルに入力してもよい。さらに、上記実施形態では液晶テレビを例に挙げたが、本発明は液晶テレビ以外の映像機器にも適用することができる。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、コントローラICに信号選択部を設けて、テスト信号による映像を表示部に表示させるようにしたので、この映像を確認することにより、デコード部と制御部の異常を区別することができ、検査においてコントローラICの不良箇所を特定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコントローラICとそれを搭載した液晶テレビの実施形態を示すブロック図である。
【図2】信号選択部の具体的構成の一例を示した図である。
【図3】従来の液晶テレビの概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 液晶テレビ
2 チューナ
3 コントローラIC
4 液晶表示部
5 デコード部
6 信号選択部
7 制御部
8 モード切換部
9 アンテナ
10 パターンジェネレータ
11 パターン発生部
12 パターン選択部
61〜65 信号切換回路
a ビデオ信号
b テストパターン信号
c モード切換信号
d 駆動信号
Claims (3)
- チューナからのビデオ信号をデコードするデコード部と、このデコード部でデコードされたビデオ信号に基づく映像が表示される液晶表示部を制御する制御部とを備え、前記デコード部および制御部が1チップ半導体に組み込まれた液晶テレビ用のコントローラICにおいて、
前記コントローラICのデコード部と制御部との間に信号選択部を設け、
前記信号選択部は、デコード部でデコードされたビデオ信号と、外部のパターンジェネレータから入力されるテストパターン信号とをモード切換信号に応じて切り換える機能を有していて、通常モードにおいてはビデオ信号を、テストモードにおいてはテストパターン信号をそれぞれ選択し、
前記制御部は、テストモードにおいて前記信号選択部により選択されたテストパターン信号に基づいて液晶表示部に所定のパターン映像を表示させることを特徴とするコントローラIC。 - ビデオ信号をデコードするデコード部と、このデコード部でデコードされたビデオ信号に基づく映像が表示される表示部を制御する制御部とを備え、前記デコード部および制御部が1チップ半導体に組み込まれた映像機器用のコントローラICにおいて、
前記コントローラICのデコード部と制御部との間に信号選択部を設け、
前記信号選択部は、ビデオ信号と外部から入力されるテスト信号とを切り換える機能を有しており、
前記制御部は、前記信号選択部により選択されたテスト信号に基づいて表示部に所定の映像を表示させることを特徴とするコントローラIC。 - チューナと、このチューナからのビデオ信号を処理するコントローラICと、このコントローラICで処理されたビデオ信号に基づいて映像を表示する液晶表示部とを備え、前記コントローラICは、前記チューナからのビデオ信号をデコードするデコード部と、前記液晶表示部を制御する制御部とが組み込まれた1チップ半導体から構成されている液晶テレビにおいて、
前記コントローラICのデコード部と制御部との間に信号選択部を設け、
前記信号選択部は、デコード部でデコードされたビデオ信号と、外部のパターンジェネレータから入力されるテストパターン信号とをモード切換信号に応じて切り換える機能を有していて、通常モードにおいてはビデオ信号を、テストモードにおいてはテストパターン信号をそれぞれ選択し、
前記制御部は、テストモードにおいて前記信号選択部により選択されたテストパターン信号に基づいて液晶表示部に所定のパターン映像を表示させることを特徴とする液晶テレビ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003144306A JP2004349997A (ja) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | コントローラicおよびそれを搭載した液晶テレビ |
US10/850,311 US20080129895A1 (en) | 2003-05-22 | 2004-05-20 | Controller IC and liquid crystal television mounting the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003144306A JP2004349997A (ja) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | コントローラicおよびそれを搭載した液晶テレビ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004349997A true JP2004349997A (ja) | 2004-12-09 |
Family
ID=33531778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003144306A Pending JP2004349997A (ja) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | コントローラicおよびそれを搭載した液晶テレビ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20080129895A1 (ja) |
JP (1) | JP2004349997A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8842105B2 (en) * | 2011-04-14 | 2014-09-23 | Novatek Microelectronics Corp. | Controller driver for driving display panel |
KR20160029378A (ko) * | 2014-09-05 | 2016-03-15 | 에스케이하이닉스 주식회사 | 반도체 장치 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61276484A (ja) * | 1985-05-31 | 1986-12-06 | Citizen Watch Co Ltd | 液晶テレビ受信装置 |
EP0918278B1 (en) * | 1997-11-19 | 2004-08-04 | Sharp Kabushiki Kaisha | Circuit for simultaneous driving of liquid crystal display panel and television |
KR100539871B1 (ko) * | 1998-12-26 | 2006-04-21 | 삼성전자주식회사 | 텔레비전 휴대폰의 수신 메세지 표시 방법 |
KR100547841B1 (ko) * | 1998-12-26 | 2006-05-10 | 삼성전자주식회사 | 텔레비전 휴대폰의 동작 모드 전환 제어 방법 |
GB2368635B (en) * | 2000-11-01 | 2004-12-22 | Nokia Mobile Phones Ltd | Testing an image display device |
CN1232109C (zh) * | 2001-03-08 | 2005-12-14 | 皇家菲利浦电子有限公司 | 电视机接口模块 |
US6681287B2 (en) * | 2001-07-02 | 2004-01-20 | Nanoamp Solutions, Inc. | Smart memory |
US7782398B2 (en) * | 2002-09-04 | 2010-08-24 | Chan Thomas M | Display processor integrated circuit with on-chip programmable logic for implementing custom enhancement functions |
KR100548321B1 (ko) * | 2003-01-07 | 2006-02-02 | 엘지전자 주식회사 | 동위상 합성 다이버시티 수신 장치 및 방법 |
-
2003
- 2003-05-22 JP JP2003144306A patent/JP2004349997A/ja active Pending
-
2004
- 2004-05-20 US US10/850,311 patent/US20080129895A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20080129895A1 (en) | 2008-06-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1675382A2 (en) | Video signal processing | |
EP1755106A1 (en) | Display apparatus and control method thereof | |
US9549221B2 (en) | Signal switching apparatus and method for controlling operation thereof | |
JP2006195228A (ja) | 液晶テレビ | |
JP2014130355A (ja) | 表示装置及びその駆動方法並びにタイムスケジュール制御回路のデータの処理及び出力方法 | |
JP2009014750A (ja) | 映像信号変換装置及び映像信号変換方法並びに映像表示装置 | |
JP4255567B2 (ja) | 移動電話装置 | |
JP2004349997A (ja) | コントローラicおよびそれを搭載した液晶テレビ | |
US20070223809A1 (en) | Picture display apparatus and method | |
KR20090044222A (ko) | 영상기기 및 그의 영상신호 수신방법 | |
JP4508359B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
KR100676822B1 (ko) | 동시화면 기능을 가진 영상처리장치 | |
JP2010078874A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2010185677A (ja) | 電源電流の測定装置および測定方法 | |
JP2006333294A (ja) | テレビジョン受信機 | |
KR100981047B1 (ko) | 발전기에서 전기 출력 신호 선택 장치 | |
US20120081582A1 (en) | Content processing apparatus | |
JP2006254031A (ja) | テレビジョン受像機 | |
JP2005333195A (ja) | 映像表示装置 | |
JPH11272222A (ja) | 映像表示装置 | |
KR20060134654A (ko) | 다중 이미지 프로세서를 사용하는 디스플레이장치를 위한osd 구현장치 및 그 방법 | |
US20020193960A1 (en) | Method for operating a TAP controller and corresponding TAP controller | |
JP2010021680A (ja) | 自動クロック切替回路および方法、ならびに電子機器 | |
JP2007295074A (ja) | テレビジョン受信装置 | |
JP2010283560A (ja) | 出力装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060120 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060320 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061005 |