JP2004349794A - 読取装置及びこれを備えた電子黒板並びに補正方法 - Google Patents

読取装置及びこれを備えた電子黒板並びに補正方法 Download PDF

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和幸 西村
Takaya Tamaru
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Abstract

【課題】テストパターンを印字出力したり、予め作成して常備することを不要とし、色及び階調の補正にかかる処理の効率化を図る。
【解決手段】テストパターンが有する色及び階調に関する特性に対応して予め設定されたテスト用の動作条件に従って白基準板19を読み取る疑似読取テストにより、実際のテストパターンの読み取りに相当する読取データを画処理部28で生成させ、この疑似読取テストで取得した読取データに基づいて通常読取時の動作条件を補正する。特に各原色ごとの光源1a〜1cを備えた構成において、テストパターンが有する色及び階調に関する特性に対応したテスト用の動作条件で各原色ごとの光源を制御しながら疑似読取テストを行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、読取面の画情報をセンサで読み取って画データを生成する読取装置、及びこれを備えた電子黒板、並びに読取装置で安定した色及び階調の再現を可能にする補正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、出力画像の階調補正を行うため、所定の基準階調によるテストパターンをスキャナ部で読み取って得られた読取データに基づいてプリンタ部でテストパターンを記録紙などに印字出力し、これにより得られたテストパターンシートを読み取って得られた読取データを元の読取データとを比較することで、適正な階調補正値を求める構成のものが知られている。(特許文献1参照。)また、出力画像の色調補正を行うため、所定の基準色によるテストパターンを用いて前記と同様の手順で適正な色補正値を求める構成のものが知られている(特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−273997号公報
【特許文献2】
特開平7−274016号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術によれば、テストパターンの印字出力並びにこれにより得られたテストパターンシートの読み取りの操作が必要になり、補正に手間がかかるという問題があった。
【0005】
また、マーカーによる書き込みなどによるボード上の画像を読み取る電子黒板では、プリンタの出力サイズに対してボード上の読取面がはるかに大きいため、補正の際にセンサの読取幅に対応した適切な大きさのテストパターンシートを作成することが困難であり、このため、予めテストパターンシートを作成して常備しておく必要があり、不便なものであった。
【0006】
本発明は、上記したような課題に鑑みなされたものであり、テストパターンを印字出力したり、予め作成して常備することを不要とし、色及び階調の補正にかかる処理の効率化を図ることができる読取装置及びこれを備えた電子黒板並びに補正方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を果たすために、本発明においては、請求項1及び請求項15示すとおり、読取面を照明する光源と、この光源を制御する光源制御手段と、読取面の画情報を読み取るセンサと、このセンサの出力信号を処理して画データを生成する画処理手段と、テストパターンが有する画像特性に対応して予め設定されたテスト用の動作条件に従って白基準板を読み取る疑似読取テストにより、実際のテストパターンの読み取りに相当する読取データを前記画処理手段で生成させ、ここで取得した読取データに基づいて通常読取時の動作条件を補正設定する補正手段とを備えたものとした。
【0008】
これによると、読取データに対する色及び階調の補正において、実際のテストパターンの読み取りが不要になるため、テストパターンを印字出力して読み取りを行う手間を省くことができ、またプリンタの出力サイズの制約から予め作成したテストパターンシートを常備しておく必要もなくなるため、色及び階調の補正にかかる処理の効率化を図ることができる。
【0009】
この場合、疑似読取テストで取得した疑似読取データに基づいてテストパターンを一旦印字出力した上で、その出力画像の読み取りにより取得した実読取データに基づいて補正を行う構成とすることも可能であり、このようにするとプリンタによる記録過程を含めた画質補正が可能になる。
【0010】
さらに請求項2及び請求項16に示すとおり、前記補正手段は、テストパターンに対応する画データからなる基準データを保持する基準データ保持手段と、この基準データ保持手段に予め保持された基準データと前記疑似読取テストで取得した読取データとを比較して補正に要する補正データを生成する補正データ生成手段とを備えた構成とすることができる。これによると、基準データを基準にして精度の高い補正を行うことができる。
【0011】
この場合、基準データ保持手段の基準データに基づいて、疑似読取テストでの動作条件の設定に関するテストデータを生成するテストデータ生成手段を備えた構成とすると良い。
【0012】
さらに請求項3及び請求項17に示すとおり、前記基準データ保持手段は、適切な画像特性の画データを取得可能に調整された状態で前記疑似読取テストを実行して取得した読取データを前記基準データとして保持する構成とすることができる。これによると、工場調整や保守の際に調整された最適な状態を目標にして補正が行われるため、高品質な画質を確保することができる。
【0013】
さらに請求項4及び請求項18に示すとおり、前記補正手段は、前記疑似読取テストで取得した読取データに基づいて前記画処理手段の処理条件を補正する構成とすることができる。
【0014】
また請求項5及び請求項19に示すとおり、前記補正手段は、前記疑似読取テストで取得した読取データに基づいて前記光源制御手段の制御条件を補正する構成とすることができる。
【0015】
さらに請求項6及び請求項20に示すとおり、前記光源は、各原色ごとの光源により構成され、前記光源制御手段は、前記疑似読取テストにおいて、テストパターンが有する画像特性に対応したテスト用の動作条件で前記各原色ごとの光源を制御する構成とすることができる。これによると、各原色ごとの光源の切り替え動作により原色ごとの画信号を取得する構成において、実際のテストパターンの読み取りに相当する読取データを取得することができる。
【0016】
さらに請求項7及び請求項21に示すとおり、前記光源制御手段は、前記疑似読取テストにおいて、前記光源の点灯時間による光量制御を行う構成とすることができる。
【0017】
また請求項8及び請求項22に示すとおり、前記光源制御手段は、前記疑似読取テストにおいて、前記光源の印加電圧による光量制御を行う構成とすることができる。
【0018】
さらに請求項9及び請求項23に示すとおり、前記光源の印加電圧と光量との相関関係に関する情報を格納する記憶手段を有し、前記光源制御手段は、前記記憶手段の情報を参照して光量制御を行う構成とすることができる。これによると、精度良く光量を制御することができる。
【0019】
さらに請求項10及び請求項24に示すとおり、前記光源制御手段は、前記疑似読取テストにおいて、前記各原色ごとの光源の点灯・消灯を制御し、これにより前記画処理手段がテストパターンの基準色に対応した色調の有彩色読取データを生成する構成とすることができる。これによると、テストパターンの基準色に対応した色調の有彩色読取データを取得することができるため、色補正が可能になる。この場合、テストパターンの基準色の明度に応じてさらに点灯時の光量を増減する構成としても良い。
【0020】
さらに請求項11及び請求項25に示すとおり、前記光源制御手段は、前記疑似読取テストにおいて、前記各原色ごとの光源の光量を相互の均一性を保ちながら増減制御し、これにより前記画処理手段がテストパターンの基準階調に対応した階調の無彩色読取データを生成する構成とすることができる。これによると、テストパターンの基準階調に対応した階調の無彩色読取データを取得することができるため、階調(ガンマ)補正が可能になる。
【0021】
さらに請求項12及び請求項26に示すとおり、前記光源は、白色光源により構成され、前記センサは、各原色ごとのセンサにより構成され、前記画処理手段は、前記疑似読取テストにおいて、テストパターンが有する画像特性に対応したテスト用の動作条件で前記各原色ごとのセンサの出力信号を処理する構成とすることができる。これによると、白色光源と各原色ごとのセンサとの組み合わせにより色別の画信号を得る構成において、実際のテストパターンの読み取りに相当する読取データを取得することができる。この場合、画処理手段におけるゲイン調整手段をテスト用の動作条件に設定して、疑似読取テストを行う構成とすると良い。
【0022】
さらに請求項13及び請求項27に示すとおり、前記画処理手段は、前記疑似読取テストにおいて、前記各原色ごとのセンサの出力信号を色別に調整することにより、テストパターンの基準色に対応した色調の有彩色読取データを生成する構成とすることができる。これによると、テストパターンの基準色に対応した色調の有彩色読取データを取得することができるため、色補正が可能になる。この場合、テストパターンの基準色に応じてさらに出力信号の調整量を増減する構成とすることも可能である。
【0023】
さらに請求項14及び請求項28に示すとおり、前記画処理手段は、前記疑似読取テストにおいて、前記各原色ごとのセンサの出力信号相互の均一性を保ちながらその調整量を増減することにより、テストパターンの基準階調に対応した階調の無彩色読取データを生成する構成とすることができる。これによると、テストパターンの基準階調に対応した階調の無彩色読取データを取得することができるため、階調(ガンマ)補正が可能になる。
【0024】
また本発明においては、請求項29に示すとおり、読取面を照明する各原色ごとの光源と、この光源を制御する光源制御手段と、読取面の画情報を読み取るセンサと、このセンサの出力信号を処理して画データを生成する画処理手段とを備えた読取装置において、テストパターンが有する画像特性に対応したテスト用の動作条件で前記各原色ごとの光源を制御するように前記光源制御手段を設定した上で、白基準板を読み取る疑似読取テストを実行して、実際のテストパターンの読み取りに相当する読取データを前記画処理手段で生成させ、これにより取得した読取データに基づいて補正を行う構成とすることができる。
【0025】
これによると、実際のテストパターンの読み取りが不要になるため、テストパターンを印字出力して読み取りを行う手間を省くことができ、またプリンタの出力サイズの制約から予め作成したテストパターンシートを常備しておく必要もなくなるため、色及び階調の補正にかかる処理の効率化を図ることができる。
【0026】
また本発明においては、請求項30に示すとおり、読取面を照明する光源と、この光源を制御する光源制御手段と、読取面の画情報を読み取る各原色ごとのセンサと、このセンサの出力信号を処理して画データを生成する画処理手段とを備えた読取装置において、テストパターンが有する画像特性に対応したテスト用の動作条件で前記各原色ごとのセンサの出力信号を処理するように前記画処理手段を設定した上で、白基準板を読み取る疑似読取テストを実行して、実際のテストパターンの読み取りに相当する読取データを前記画処理手段で生成させ、これにより取得した読取データに基づいて補正を行う構成とすることができる。
【0027】
これによると、実際のテストパターンの読み取りが不要になるため、テストパターンを印字出力して読み取りを行う手間を省くことができ、またプリンタの出力サイズの制約から予め作成したテストパターンシートを常備しておく必要もなくなるため、色及び階調の補正にかかる処理の効率化を図ることができる。この場合、画処理手段におけるゲイン調整手段をテスト用の動作条件に設定して疑似読取テストを行う構成とすると良い。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0029】
図1は、本発明によるカラー電子黒板の第1の実施形態の概略構成を示すブロック図である。このカラー電子黒板は、読取面を照明する光源1及び読取面の画情報を読み取るラインセンサ2を備え、光源1がRGBの各原色ごとの光源1a〜1cにより構成され、このRGBの各光源1a〜1cを切替え動作させてRGB別の画信号を生成する、いわゆるRGB光源切替方式によるものである。
【0030】
図2は、図1に示したカラー電子黒板の外観を示す斜視図である。このカラー電子黒板は、マーカーによる書き込みなどからなる黒板面11a上の画像を読み取るために、図1に示した光源1及びラインセンサ2を保持した読取ユニット12が黒板面11aに沿って走行する構成となっており、光源1が黒板面11aに光を照射し、その反射光をラインセンサ2で受光することで黒板面11a上の画像が読み取られる。
【0031】
読取ユニット12は、黒板11を支持する架台13の上端に設けられたレール14上を走行する台車部15から吊り下げられた状態で支持され、台車部15に内蔵された走行モータで左右方向に自走し、読み取り時には黒板11の側方で待避した初期位置(図中に符号Sを付して想像線で示す位置)から走行を開始し、黒板11の逆側の位置(図中に符号Eを付して想像線で示す位置)まで走行して黒板面11a全面の読み取りを終了する。ここで、符号Eの位置を初期位置として符号Sの位置まで、読取ユニット12を走行させることもできる。黒板11の下方にはユーザインタフェイスユニット(操作パネル)14と、読み取った画像を出力するプリンタユニット17とが設けられている。
【0032】
架台13の側枠部18の前面には、白基準板19が、読取ユニット12の初期位置(図中の符号S、符号Eで示す位置)に対応して設けられている。
【0033】
図3は、図1に示したカラー電子黒板の全体構成を示すブロック図である。読取りユニット12は、モータ駆動部21により駆動される走行モータ22で動作し、光源1は光源制御部23により制御される。またラインセンサ2は、ラインセンサ制御部24により制御される。ラインセンサ2は、4本のセンサエレメント3からなり、これらは互いに同一の画素数を有し、かつ主走査方向に直列に並べられており、セレクタ25により各センサエレメント3からの画素信号が選択的に(順番に)出力される。セレクタ25からの出力信号は、A/D変換部26を介してラインメモリ27に一旦入力された後、画像処理部28で所要の処理が行われる。
【0034】
プリンタユニット17は、A4サイズに対応する読取幅を有する1本のセンサエレメント3と同等の出力幅と解像度とを有し、A4サイズの記録紙への出力が解像度変更を行うことなく可能となっている。
【0035】
画処理部28で生成した画データは、全体制御ユニット31を介してプリンタユニット17に送られ、ここで所定の記録紙に印字される。全体制御ユニット31は、プリンタユニット17及び読取りユニット12の動作を制御するものであり、CPU(制御手段)32と、ここでの制御に要する情報を格納するメモリ33とを有している。またここでは、画像処理部28で生成した画データをPCに取り込むためのPCインタフェイス35が設けられている。
【0036】
このような構成を有する本カラー電子黒板においては、色及び階調補正のためのテストパターンが有する色及び階調に関する特性(画像特性)に対応して予め設定されたテスト用の動作条件に従って白基準板19を読み取る疑似読取テストにより、実際のテストパターンの読み取りに相当する読取データを画処理部28で生成させるようになっている。
【0037】
特にここでは、図1に示したように、光源1がRGBの各原色ごとの光源1a〜1cからなるRGB光源切替方式が採用され、疑似読取テストにおいては、テストパターンが有する色及び階調に関する特性に対応して、光源制御部23が、RGBの各光源1a〜1cの光量を制御するようになっている。この疑似読取テストで取得した読取データの処理、並びに疑似読取テストでの光源制御に要するデータの生成などの処理は、CPU32からの指示に応じて補正部(補正手段)37で行われる。
【0038】
補正部37には、テストパターンの基準色及び基準階調に対応する画データからなる基準データを保持するメモリ(基準データ保持手段)41と、このメモリ41の基準データに基づいて、疑似読取テストでの光源制御部23の動作条件に関する設定情報(テストデータ)を生成するテストデータ生成部42が設けられている。メモリ41では、適切な画データを取得可能に調整された状態で疑似読取テストを実行して取得した画データが基準データとして予め保持されている。
【0039】
さらに補正部37には、疑似読取テストで取得した読取データに基づいて補正データを生成する補正データ生成部43と、この補正データ生成部43で生成した補正データに基づいて通常読取時の動作条件を設定する設定部44とが設けられている。補正データ生成部43では、疑似読取テストで取得した読取データとメモリ41に予め保持された基準データとの比較により補正データを生成する。
【0040】
設定部44による動作条件の補正は、必要に応じて画処理部28並びに光源制御部23のいずれか一方あるいは双方を対象に行われる。光源制御部23の動作条件の補正では、例えばRGBの各光源1a〜1cごとの点灯タイミングをレジスタに設定する処理が行われ、また画処理部28の動作条件の補正では、例えばRGBの各信号ごとのゲイン調整量をレジスタに設定する処理が行われる。なお、これらの補正に加えてプリンタユニット17の画像形成条件を補正する構成も可能である。
【0041】
疑似読取テストでは、まず、メモリ41の基準データに基づいて光源制御に要するテストデータをテストデータ生成部42にて生成し、次にテストデータに基づいて光源1を制御して白基準板19を読み取る疑似読取処理が行われ、これにより画処理部28で疑似読取データが生成される。そして補正データ生成部43にて、疑似読取データと基準データとの比較により補正データを生成し、この補正データに基づいて設定部44にて光源制御部23や画処理部28の動作条件を補正設定する処理が行われる。
【0042】
また、疑似読取処理により画処理部28で生成した疑似読取データに基づいてプリンタユニット17にてテストパターンを印字してテストパターンシートを得た後、これを読み取る実読取処理を行い、これにより画処理部28で生成した実読取データを、補正データ生成部43にて基準データと比較して補正データを生成するようにしても良い。これによると、プリンタユニット17の画質調整も併せて行うことができる。
【0043】
図4は、図1に示した補正部での疑似読取テストの元になるテストパターンを示している。ここでは、色補正のためのカラーテストパターンとして、R(赤)、G(緑)、B(青)及びY(イエロー)、C(シアン)、M(マゼンタ)の各テストパターンが印字され、また階調(ガンマ)補正のためのモノクロテストパターンとして、白及び黒と、明度を段階的に低くしたグレー1、グレー2、グレー3、グレー4の各テストパターンが印字される。モノクロテストパターンでは、例えば白が明度100%、グレー1が明度80%、グレー2が明度60%、グレー3が明度40%、グレー4が明度20%、黒が明度0%とする。プリンタユニットで出力されるテストパターンもこれと同様である。
【0044】
図5は、図1に示したRGB光源切替方式において色補正データ取得のための疑似読取テストでの光量制御の状況を示すタイミング図である。色調補正のための疑似読取テストでは、光源制御部23がRGBの各原色ごとの光源1a〜1cの点灯・消灯を制御し、これにより画処理部28ではテストパターンの基準色に対応した色調の有彩色画データを生成する。
【0045】
ここでは、RGB及びYCMの各色を基準色として疑似読取テストが行われ、RGB及びYCMの各色ごとの画データを取得する。RGBの各色のパターンでは、蓄積時間中にRGBの各光源1a〜1cのいずれか1つを点灯することで、単色によるRGBの各出力が得られる。他方、YCMの各色のパターンでは、蓄積時間中にRGBの各光源1a〜1cを一対ずつ組み合わせて同時点灯することで、2次色によるYCMの各出力が得られる。
【0046】
ラインセンサ2においては、所定の蓄積時間をおいてスタートパルスが入力され、このパルスをトリガとして受光を終了して出力を開始し、また次の受光を開始する。ここでは精度を上げるために各テストパターンごとに100ライン分の読み取りが行われる。
【0047】
なおここでは、RGBの各光源1a〜1cの点灯時の光量(点灯時間)が一定であるが、基準色の明度に応じて点灯時の光量を増減することも可能である。
【0048】
図6は、図1に示したRGB光源切替方式における階調補正データ取得のための疑似読取テストでの光量制御の状況を示すタイミング図である。疑似読取テストにでは、光源制御部23が各原色ごとの光源1a〜1cの光量を相互の均一性を保ちながら増減し、これにより画処理部28ではテストパターンの基準階調に対応した階調の無彩色画データを生成する。
【0049】
ここでは、白及び黒と、白から黒に向けて明度を段階的に低くしたグレー1、グレー2、グレー3、グレー4を基準階調として疑似読取テストが行われ、白及び黒とグレー1からグレー4までの各階調ごとの画データを取得する。白パターンでは、RGBの各光源1a〜1cを全て点灯させることによりRGBの混色による白出力が得られる。グレー1、グレー2、グレー3、グレー4の各パターンでは、明度に対応する比率で光量を段階的に小さくすることにより、対応する明度のグレー1、グレー2、グレー3、グレー4の各出力が得られる。黒パターンでは、RGBの各光源1a〜1cを全て消灯させることにより黒出力が得られる。
【0050】
またここでは、光源1a〜1cの光量が点灯時間で制御される。例えば、白出力時の点灯時間に対してグレー1で80%、グレー2で60%、グレー3で40%、グレー4で20%というように、明度に応じてRGBの各光源1a〜1cの点灯時間を段階的に短くする。
【0051】
なおここでは、無彩色での階調に関するデータを取得するため、各原色ごとの光源1a〜1cの光量の均一化したが、光源1a〜1cのうちの一部を点灯させてその光量を増減することにより、有彩色での階調に関するデータを取得することが可能である。
【0052】
図7は、図1に示したRGB光源切替方式における補正データ取得の手順を示すフロー図である。まずステップ101にてホワイトバランス調整が行われる。ここでは白基準板19を読み取り、RGBの各色ごとの光源1a〜1cの光量が調整される。次にステップ102にて疑似読取処理が図5・図6に示した要領で色補正及び階調(ガンマ)補正に関するテストパターンごとに行われ、テストパターンごとの読取データを取得する。そしてステップ103にて全てのテストパターンが終了したものと判定されると、ステップ104に進んで読取データと基準データとの比較により補正データを生成する処理が行われる。
【0053】
図8は、図1に示したRGB光源切替方式における補正データ取得の手順の他の例を示すフロー図である。ここでは、前記図7に示した手順と同様にステップ201にてホワイトバランス調整が行われ、つづくステップ202・203にて疑似読取処理がテストパターンごとに行われた後、ステップ204にて疑似読取処理の読取データに基づいてプリンタユニット17にてテストパターンをシートに印字する処理が行われる。そしてステップ105にてテストパターンシートを黒板面11aに貼り付けてテストパターンを読み取る処理が行われ、つづくステップ106にて読取データと基準データとの比較により補正データを生成する処理が行われる。
【0054】
図9は、図1に示したRGB光源切替方式における階調補正データ取得のための疑似読取テストでの光量制御の他の例を示すタイミング図である。前記図6に示した例と同様に、階調補正のための疑似読取テストにおいて、白及び黒と、白から黒に向けて明度を段階的に低くしたグレー1、グレー2、グレー3、グレー4を基準階調としているが、ここでは、RGBの各光源1a〜1cの光量が、光源1a〜1cに印加する電圧で制御される。すなわち、明度に応じてRGBの各光源1a〜1cに印加する電圧を段階的に低くする、例えば白出力時に対応する基準電圧に対する比率が80%、60%、40%、20%となるように段階的に低くすることで、白及び黒とグレー1からグレー4までの各階調に対応した出力が得られる。
【0055】
図10は、図9に示した光量制御における光源印加電圧と光量との相関関係を示している。光源(LED)の電圧特性は下に凸となる曲線を描き、所定の光量を得るために印加電圧を補正する補正カーブは上に凸なる曲線を描き、このような印加電圧と光量との相関関係に関する情報が、1次元ルックアップテーブルとしてメモリ(記憶手段)41に格納され、これを参照して光量が制御される。
【0056】
図11は、本発明によるカラー電子黒板の第2の実施形態の概略構成を示すブロック図である。ここでは、光源51が白色光源により構成され、ラインセンサ52がRGBの各原色ごとのラインセンサ52a〜52cにより構成され、このRGBの各原色ごとのラインセンサ52a〜52cがRGB別の画信号を生成する、いわゆる白色光源/RGBセンサ方式によるものである。
【0057】
ここでは、疑似読取テストにおいて、画処理部28が、テストパターンの基準色及び基準階調に対応したテスト用の動作条件で各原色ごとのラインセンサ52a〜52cの出力信号に対する処理を行うようになっている。特にここでは、画処理部28内のRGBゲイン調整部54が、テスト用の動作条件に設定されてテストパターンの基準色及び基準階調に対応したゲイン調整を行う。
【0058】
図12は、図11に示した白色光源/RGBセンサ方式における色補正データ取得のための疑似読取テストでのゲイン調整の状況を示すタイミング図である。ここでは、白色光源51の点灯による白基準板19の読取によりRGBの各ラインセンサ52a〜52cから出力されるRGB別の出力信号に対して、画処理部28内のゲイン調整部54がRGB別の調整を行うことにより、テストパターンの基準色に対応した色調の有彩色画データを生成するようになっている。
【0059】
RGBの各色のパターンでは、RGBの各信号のうちの該当色の信号に対して白出力時に対応する基準ゲインで調整を行い、その他の色の信号は黒相当の最低レベルに調整され、これにより単色によるRGBの各出力が得られる。他方、YCMの各色のパターンでは、YCMに対応する組み合わせの色の信号に対して白出力時と同じゲイン調整を行い、その他の色の信号は黒相当の最低レベルに調整され、これにより2次色によるYCMの各出力が得られる。
【0060】
図13は、図11に示した白色光源/RGBセンサ方式における階調補正データ取得のための疑似読取テストでのゲイン調整の状況を示すタイミング図である。ここでは、画処理部28内のゲイン調整部54が、各原色ごとのラインセンサ52a〜52cの出力信号相互の均一性を保ちながらその調整量を増減することにより、テストパターンの基準階調に対応した階調の無彩色画データを生成するようになっている。
【0061】
白パターンでは、RGBの各ラインセンサ52a〜52cの出力を全て、基準ゲインで調整することにより、RGBの混色による白出力が得られる。グレー1、グレー2、グレー3、グレー4の各パターンでは、明度に対応する比率でゲインを段階的に小さくする、例えば白出力時に対応する基準ゲインに対して80%、60%、40%、20%とすることにより、対応する明度のグレー1、グレー2、グレー3、グレー4の各出力が得られる。黒パターンでは、RGBの各ラインセンサ52a〜52cの出力を全て最低のゲインで調整することにより黒出力が得られる。
【0062】
この白色光源/RGBセンサ方式による構成では、図7に示したRGB光源切替方式でのフローと同様の手順で疑似読取テストを行えば良いが、ここではステップ101でのホワイトバランス調整において、RGBの各色ごとの画信号に対するゲイン調整量が設定され、ステップ102での疑似読取テストにおいて、RGBの各色ごとの画信号のゲイン調整がテスト用の動作条件に従って行われる。
【0063】
【発明の効果】
このように本発明によれば、実際のテストパターンの読み取りが不要になるため、テストパターンを印字出力して読み取りを行う手間を省くことができ、またプリンタの出力サイズの制約から予め作成したテストパターンシートを常備しておく必要もなくなるため、色及び階調の補正にかかる処理の効率化を図る上で大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカラー電子黒板の第1の実施形態の概略構成を示すブロック図
【図2】図1に示したカラー電子黒板の外観を示す斜視図
【図3】図1に示したカラー電子黒板の全体構成を示すブロック図
【図4】図1に示した補正部での疑似読取テストの元になるテストパターンを示す図
【図5】図1に示したRGB光源切替方式における色補正データ取得のための疑似読取テストでの光量制御の状況を示すタイミング図
【図6】図1に示したRGB光源切替方式における階調補正データ取得のための疑似読取テストでの光量制御の状況を示すタイミング図
【図7】図1に示したRGB光源切替方式における補正データ取得の手順を示すフロー図
【図8】図1に示したRGB光源切替方式における補正データ取得の手順の他の例を示すフロー図
【図9】図1に示したRGB光源切替方式における階調補正データ取得のための疑似読取テストでの光量制御の他の例を示すタイミング図
【図10】図9に示した光量制御における光源印加電圧と光量との相関関係を示す図
【図11】本発明によるカラー電子黒板の第2の実施形態の概略構成を示すブロック図
【図12】図11に示した白色光源/RGBセンサ方式における色補正データ取得のための疑似読取テストでのゲイン調整の状況を示すタイミング図
【図13】図11に示した白色光源/RGBセンサ方式における階調補正データ取得のための疑似読取テストでのゲイン調整の状況を示すタイミング図
【符号の説明】
1 光源
1a〜1c 原色別光源
2 ラインセンサ
12 読取ユニット
17 プリンタユニット
19 白基準板
23 光源制御部
28 画処理部
31 全体制御ユニット
32 CPU(制御手段)
37 補正部(補正手段)
41 メモリ(基準データ保持手段)
42 テストデータ生成部
43 補正データ生成部
44 設定部
51 光源
52 ラインセンサ
52a〜52c 原色別ラインセンサ
54 ゲイン調整部

Claims (30)

  1. 読取面を照明する光源と、この光源を制御する光源制御手段と、読取面の画情報を読み取るセンサと、このセンサの出力信号を処理して画データを生成する画処理手段と、テストパターンが有する画像特性に対応して予め設定されたテスト用の動作条件に従って白基準板を読み取る疑似読取テストにより、実際のテストパターンの読み取りに相当する読取データを前記画処理手段で生成させ、ここで取得した読取データに基づいて通常読取時の動作条件を補正設定する補正手段とを備えたことを特徴とする読取装置。
  2. 前記補正手段は、テストパターンに対応する画データからなる基準データを保持する基準データ保持手段と、この基準データ保持手段に予め保持された基準データと前記疑似読取テストで取得した読取データとを比較して補正に要する補正データを生成する補正データ生成手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
  3. 前記基準データ保持手段は、適切な画像特性の画データを取得可能に調整された状態で前記疑似読取テストを実行して取得した読取データを前記基準データとして保持することを特徴とする請求項2に記載の読取装置。
  4. 前記補正手段は、前記疑似読取テストで取得した読取データに基づいて前記画処理手段の処理条件を補正することを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
  5. 前記補正手段は、前記疑似読取テストで取得した読取データに基づいて前記光源制御手段の制御条件を補正することを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
  6. 前記光源は、各原色ごとの光源により構成され、前記光源制御手段は、前記疑似読取テストにおいて、テストパターンが有する画像特性に対応したテスト用の動作条件で前記各原色ごとの光源を制御することを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
  7. 前記光源制御手段は、前記疑似読取テストにおいて、前記光源の点灯時間による光量制御を行うことを特徴とする請求項6に記載の読取装置。
  8. 前記光源制御手段は、前記疑似読取テストにおいて、前記光源の印加電圧による光量制御を行うことを特徴とする請求項6に記載の読取装置。
  9. 前記光源の印加電圧と光量との相関関係に関する情報を格納する記憶手段を有し、前記光源制御手段は、前記記憶手段の情報を参照して光量制御を行うことを特徴とする請求項8に記載の読取装置。
  10. 前記光源制御手段は、前記疑似読取テストにおいて、前記各原色ごとの光源の点灯・消灯を制御し、これにより前記画処理手段がテストパターンの基準色に対応した色調の有彩色読取データを生成することを特徴とする請求項6に記載の読取装置。
  11. 前記光源制御手段は、前記疑似読取テストにおいて、前記各原色ごとの光源の光量を相互の均一性を保ちながら増減制御し、これにより前記画処理手段がテストパターンの基準階調に対応した階調の無彩色読取データを生成することを特徴とする請求項6に記載の読取装置。
  12. 前記光源は、白色光源により構成され、前記センサは、各原色ごとのセンサにより構成され、前記画処理手段は、前記疑似読取テストにおいて、テストパターンが有する画像特性に対応したテスト用の動作条件で前記各原色ごとのセンサの出力信号を処理することを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
  13. 前記画処理手段は、前記疑似読取テストにおいて、前記各原色ごとのセンサの出力信号を色別に調整することにより、テストパターンの基準色に対応した色調の有彩色読取データを生成することを特徴とする請求項12に記載の読取装置。
  14. 前記画処理手段は、前記疑似読取テストにおいて、前記各原色ごとのセンサの出力信号相互の均一性を保ちながらその調整量を増減することにより、テストパターンの基準階調に対応した階調の無彩色読取データを生成することを特徴とする請求項12に記載の読取装置。
  15. 読取面を照明する光源と、この光源を制御する光源制御手段と、読取面の画情報を読み取るセンサと、このセンサの出力信号を処理して画データを生成する画処理手段と、テストパターンが有する画像特性に対応して予め設定されたテスト用の動作条件に従って白基準板を読み取る疑似読取テストにより、実際のテストパターンの読み取りに相当する読取データを前記画処理手段で生成させ、ここで取得した読取データに基づいて通常読取時の動作条件を補正設定する補正手段とを備えた読取装置、並びに通常読取時に前記画処理手段で生成した画データに基づいて前記読取面の画情報を印字出力すると共に、必要に応じて前記疑似読取テスト時に取得した読取データに基づいてテストパターンを印字出力する印字手段を有することを特徴とする電子黒板。
  16. 前記補正手段は、テストパターンに対応する画データからなる基準データを保持する基準データ保持手段と、この基準データ保持手段に予め保持された基準データと前記疑似読取テストで取得した読取データとを比較して補正に要する補正データを生成する補正データ生成手段とを備えたことを特徴とする請求項15に記載の電子黒板。
  17. 前記基準データ保持手段は、適切な画像特性の画データを取得可能に調整された状態で前記疑似読取テストを実行して取得した読取データを前記基準データとして保持することを特徴とする請求項16に記載の電子黒板。
  18. 前記補正手段は、前記疑似読取テストで取得した読取データに基づいて前記画処理手段の処理条件を補正することを特徴とする請求項15に記載の電子黒板。
  19. 前記補正手段は、前記疑似読取テストで取得した読取データに基づいて前記光源制御手段の制御条件を補正することを特徴とする請求項15に記載の電子黒板。
  20. 前記光源は、各原色ごとの光源により構成され、前記光源制御手段は、前記疑似読取テストにおいて、テストパターンが有する画像特性に対応したテスト用の動作条件で前記各原色ごとの光源を制御することを特徴とする請求項15に記載の電子黒板。
  21. 前記光源制御手段は、前記疑似読取テストにおいて、前記光源の点灯時間による光量制御を行うことを特徴とする請求項20に記載の電子黒板。
  22. 前記光源制御手段は、前記疑似読取テストにおいて、前記光源の印加電圧による光量制御を行うことを特徴とする請求項20に記載の電子黒板。
  23. 前記光源の印加電圧と光量との相関関係に関する情報を格納する記憶手段を有し、前記光源制御手段は、前記記憶手段の情報を参照して光量制御を行うことを特徴とする請求項22に記載の電子黒板。
  24. 前記光源制御手段は、前記疑似読取テストにおいて、前記各原色ごとの光源の点灯・消灯を制御し、これにより前記画処理手段がテストパターンの基準色に対応した色調の有彩色読取データを生成することを特徴とする請求項20に記載の電子黒板。
  25. 前記光源制御手段は、前記疑似読取テストにおいて、前記各原色ごとの光源の光量を相互の均一性を保ちながら増減制御し、これにより前記画処理手段がテストパターンの基準階調に対応した階調の無彩色読取データを生成することを特徴とする請求項20に記載の電子黒板。
  26. 前記光源は、白色光源により構成され、前記センサは、各原色ごとのセンサにより構成され、前記画処理手段は、前記疑似読取テストにおいて、テストパターンが有する画像特性に対応したテスト用の動作条件で前記各原色ごとのセンサの出力信号を処理することを特徴とする請求項15に記載の電子黒板。
  27. 前記画処理手段は、前記疑似読取テストにおいて、前記各原色ごとのセンサの出力信号を色別に調整することにより、テストパターンの基準色に対応した色調の有彩色読取データを生成することを特徴とする請求項26に記載の電子黒板。
  28. 前記画処理手段は、前記疑似読取テストにおいて、前記各原色ごとのセンサの出力信号相互の均一性を保ちながらその調整量を増減することにより、テストパターンの基準階調に対応した階調の無彩色読取データを生成することを特徴とする請求項26に記載の電子黒板。
  29. 読取面を照明する各原色ごとの光源と、この光源を制御する光源制御手段と、読取面の画情報を読み取るセンサと、このセンサの出力信号を処理して画データを生成する画処理手段とを備えた読取装置において、
    テストパターンが有する画像特性に対応したテスト用の動作条件で前記各原色ごとの光源を制御するように前記光源制御手段を設定した上で、白基準板を読み取る疑似読取テストを実行して、実際のテストパターンの読み取りに相当する読取データを前記画処理手段で生成させ、これにより取得した読取データに基づいて補正を行うことを特徴とする補正方法。
  30. 読取面を照明する光源と、この光源を制御する光源制御手段と、読取面の画情報を読み取る各原色ごとのセンサと、このセンサの出力信号を処理して画データを生成する画処理手段とを備えた読取装置において、
    テストパターンが有する画像特性に対応したテスト用の動作条件で前記各原色ごとのセンサの出力信号を処理するように前記画処理手段を設定した上で、白基準板を読み取る疑似読取テストを実行して、実際のテストパターンの読み取りに相当する読取データを前記画処理手段で生成させ、これにより取得した読取データに基づいて補正を行うことを特徴とする補正方法。
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