JP2004348543A - 安否確認装置及び監視装置を具備する安否確認システム - Google Patents

安否確認装置及び監視装置を具備する安否確認システム Download PDF

Info

Publication number
JP2004348543A
JP2004348543A JP2003146206A JP2003146206A JP2004348543A JP 2004348543 A JP2004348543 A JP 2004348543A JP 2003146206 A JP2003146206 A JP 2003146206A JP 2003146206 A JP2003146206 A JP 2003146206A JP 2004348543 A JP2004348543 A JP 2004348543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shape
private room
alarm
signal
monitoring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003146206A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hirose
博 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HERO TEC Inc
Original Assignee
HERO TEC Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HERO TEC Inc filed Critical HERO TEC Inc
Priority to JP2003146206A priority Critical patent/JP2004348543A/ja
Publication of JP2004348543A publication Critical patent/JP2004348543A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、対象者のプライバシーに配慮しつつ高い信頼性をもって対象者の個室等における安否確認を行うことができる安否確認装置を提供することができる。
【解決手段】本発明の安否確認装置は、トイレ、寝室等の個室1の天井に配置され個室1内の撮像を行う第1、第2のカメラ3、4と、第1、第2のカメラ3、4による画像を基に個室1内の形状を抽出し初期状態とする形状抽出手段12と、形状抽出手段12により抽出する個室1内の形状の初期状態からの形状の変化の有無、大小を監視する形状監視手段13と、個室1内の物体の動きの有無を検出する動きセンサ5と、警報を発するブザー7とを有し、動きセンサ5からの動き無しの信号と、形状監視手段13からの形状の変化が無しとの信号とを基にブザー7により対象者の異常を意味する警報を発生するものである。
【選択図】図2

Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、安否確認装置及び監視装置を具備する安否確認システムに関し、詳しくは、個室等の中で身体に病気や何らかの事故があった場合にその発見が遅れがちな高齢者等を対象者とする安否確認装置及び監視装置を具備する安否確認システムに関する。
【従来の技術】
トイレ、風呂場、台所、老人健康施設等のような個室等において、高齢者等の対象者に万一突発的な病気、事故等が発生した場合にはその発見が遅れがちであり、個室等は極めて危険性が大きい空間である。
このような対象者の実生活における安否を確認する手段として従来から種々の提案がされている。
例えば特開平08−050692号(特許文献1)に開示されているように対象者の異常事態を検出して通信回線等を通じて第三者に通報する装置が提案されている。
【特許文献1】
特開平08−050692号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この場合、装置の信頼性が高くないとサポートを行う第三者(介護者、家族等)の負担が大きくなる。また、当該安否確認の対象者に対する治療体制の準備、段取りの点で効率が悪くなる。
一方、個室において本当に対象者に異常事態が発生したか否かはプライバシーの問題に大きくかかわるものであり、本来プライバシーを守るための個室であるが早期発見、早期治療の実現のためには第三者がプライバシーを破り個室に入る必要性が出てくる。
本発明は、上述した従来の実情に鑑み開発されたものであり、対象者のプライバシーに配慮しつつ高い信頼性をもって対象者の個室等における安否確認を行うことができる安否確認装置及び監視装置を具備する安否確認システムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の安否確認装置は、トイレ、寝室等の個室の天井に配置され個室内の撮像を行う2台の撮像手段と、2台の撮像手段による画像を基に個室内の形状を抽出し初期状態とする形状抽出手段と、形状抽出手段により抽出する個室内の形状の初期状態からの形状の変化の有無、大小を監視する形状監視手段と、個室内の物体の動きの有無を検出する動き検出手段と、警報を発する警報手段とを有し、前記形状監視手段からの個室内の形状の初期状態からの形状の変化大の信号により個室内への対象者の入室を認定し、動き検出手段からの動き有りの信号と、形状監視手段からの個室内の形状の初期状態への復帰の信号とを基に対象者の個室からの退室を認定し、動き検出手段からの動き無しの信号と、形状監視手段からの形状の変化が無しとの信号とを基に警報手段により対象者の異常を意味する警報を発生するようにしたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、2台の撮像手段によりトイレ、寝室等の個室内を撮像し、形状抽出手段により個室内の形状を抽出して監視のための初期状態とする。そして、形状監視手段からの個室内の形状の初期状態からの形状の変化大の信号により個室内への対象者の入室を認定する。また、動き検出手段からの動き有りの信号と、形状監視手段からの個室内の形状の初期状態への復帰の信号とを基に対象者の個室からの退室を認定する。更に動き検出手段からの動き無しの信号と、形状監視手段からの形状の変化が無しとの信号とを基に警報手段により対象者の異常を意味する警報を発生する。
これにより、対象者のプライバシーに配慮しつつ高い信頼性をもって対象者の個室における安否確認を行うことができる。
請求項2記載の発明の安否確認装置は、トイレ、寝室等の個室の天井に配置され個室内の撮像を行う2台の撮像手段と、2台の撮像手段による視差を伴う2つの画像から個室内の形状を抽出する形状抽出手段と、視差を伴う2つの画像に対して、個室の床部分を基準にして画像をずらし床部分を視差0とする補正を行い、形状抽出手段が抽出する個室内の形状の初期状態とする画像補正手段と、個室内の形状の初期状態からの変化の有無、大小を監視する形状監視手段と、個室内の物体の動きの有無を検出する動き検出手段と、警報を発する警報手段とを有し、前記形状監視手段からの個室内の形状の初期状態からの形状の変化大の信号により個室内への対象者の入室を認定し、動き検出手段からの動き有りの信号と、形状監視手段からの個室内の形状の初期状態への復帰の信号とを基に対象者の個室からの退室を認定し、動き検出手段からの動き無しの信号と、形状監視手段からの形状の変化が無しとの信号とを基に警報手段により対象者の異常を意味する警報を発生するようにしたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様な作用効果を発揮するとともに、床部分の画像の視差を0とする補正を行うことで、形状抽出手段による形状抽出時間を大幅に短縮し、安否確認の迅速処理を実現できる。
請求項3記載の発明の監視装置を具備する安否確認システムは、トイレ、寝室等の個室の天井に配置され個室内の撮像を行う2台の撮像手段と、2台の撮像手段による画像を基に個室内の形状を抽出し初期状態とする形状抽出手段と、形状抽出手段により抽出する個室内の形状の初期状態からの形状の変化の有無、大小を監視する形状監視手段と、個室内の物体の動きの有無を検出する動き検出手段と、警報を発する警報手段と、個室内の火災発生を検出する火災検出手段とを有し、前記形状監視手段からの個室内の形状の初期状態からの形状の変化大の信号により個室内への対象者の入室を認定し、動き検出手段からの動き有りの信号と、形状監視手段からの個室内の形状の初期状態への復帰の信号とを基に対象者の個室からの退室を認定し、動き検出手段からの動き無しの信号と、形状監視手段からの形状の変化が無しとの信号とを基に警報手段により対象者の異常を意味する警報を発生する安否確認装置と、この安否確認装置と通信網を介して接続された監視装置とを有する安否確認システムであって、前記監視装置は、画像表示手段と、前記通信網を介して前記2台の撮像手段のうちの少なくとも一方の撮像手段による画像データ及び前記警報手段による警報発生に連動する信号及び火災検出手段による火災信号を取り込み、取り込んだ画像データを画像表示手段の表示に供する監視制御部と、警報発生に連動する信号を基にプライバシーモードを設定するモード設定手段と、プライバシーモード設定時に前記監視制御部にて取り込んだ画像データに対する対象者のプライバシーを考慮した画像加工処理を行い、画像表示手段の表示に供する画像加工手段と、前記火災発生手段からの火災信号を基に火災警報を発する火災警報手段とを備えることを特徴とするものである。
この発明によれば、請求項1記載の発明の作用に加えて、前記安否確認装置と通信網を介して接続された監視装置により、遠隔位置において対象者のプライバシーを考慮した画像加工処理を行い、画像表示手段によって表示するものであるから、個室内の対象者のプライバシーに配慮しつつ高い信頼性をもって安否確認を行うことができる監視装置を具備する安否確認システムを提供することができる。
また、個室における火災発生も遠隔監視でき、個室使用者の安全性を高めることができる。
請求項4記載の発明の監視装置を具備する安否確認システムは、トイレ、寝室等の個室の天井に配置され個室内の撮像を行う2台の撮像手段と、2台の撮像手段による視差を伴う2つの画像から個室内の形状を抽出する形状抽出手段と、視差を伴う2つの画像に対して、個室の床部分を基準にして画像をずらし床部分を視差0とする補正を行い、形状抽出手段が抽出する個室内の形状の初期状態とする画像補正手段と、個室内の形状の初期状態からの変化の有無、大小を監視する形状監視手段と、個室内の物体の動きの有無を検出する動き検出手段と、警報を発する警報手段と、個室内の火災発生を検出する火災検出手段とを有し、前記形状監視手段からの個室内の形状の初期状態からの形状の変化大の信号により個室内への対象者の入室を認定し、動き検出手段からの動き有りの信号と、形状監視手段からの個室内の形状の初期状態への復帰の信号とを基に対象者の個室からの退室を認定し、動き検出手段からの動き無しの信号と、形状監視手段からの形状の変化が無しとの信号とを基に警報手段により対象者の異常を意味する警報を発生する安否確認装置と、この安否確認装置と通信網を介して接続された監視装置とを有する安否確認システムであって、前記監視装置は、画像表示手段と、前記通信網を介して前記2台の撮像手段のうちの少なくとも一方の撮像手段による画像データ及び前記警報手段による警報発生に連動する信号及び火災検出手段による火災信号を取り込み、取り込んだ画像データを画像表示手段の表示に供する監視制御部と、警報発生に連動する信号を基にプライバシーモードを設定するモード設定手段と、プライバシーモード設定時に前記監視制御部にて取り込んだ画像データに対する対象者のプライバシーを考慮した画像加工処理を行い、画像表示手段の表示に供する画像加工手段と、前記火災発生手段からの火災信号を基に火災警報を発する火災警報手段とを備えることを特徴とするものである。
この発明によれば、請求項2記載の発明の作用に加えて、前記安否確認装置と通信網を介して接続された監視装置により、遠隔位置において対象者のプライバシーを考慮した画像加工処理を行い、画像表示手段によって表示するものであるから、個室内の対象者のプライバシーに配慮しつつ高い信頼性をもって安否確認を行うことができる監視装置を具備する安否確認システムを提供することができる。
また、個室における火災発生も遠隔監視でき、個室使用者の安全性を高めることができる。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る安否確認装置の例えば住居のトイレのような個室1に対する配置を示す概略図であり、この安否確認装置は、個室1の天井に一定間隔で取り付けた2台の撮像手段である第1、第2カメラ3、4と、個室1の側壁に取り付けた動き検出手段である動きセンサ5と、例えば個室1の天井に取り付けた装置本体2と、個室1以外の場所(例えば住居であれば居間等)に配置され、装置本体2に信号ケーブル6を介して接続された警報手段である例えばブザー7とを有している。図1中、8は個室1の床、9は個室1内に設置した便器である。
図2は安否確認装置の全体構成を示すブロック図であり、全体の制御を行う制御部10を有し、この制御部10により前記第1、第2カメラ3、4が撮像する各画像を処理する画像データ処理部11と、画像データ処理部11からの各画像データを基にステレオマッチングにて個室1内の形状を抽出し、初期状態とする形状抽出手段12と、形状抽出手段12により抽出する個室1内の形状の初期状態からの形状の変化の有無、大小を所定の閾値を設定して監視する形状監視手段13と、個室1内の物体の動きの有無を検出する前記動きセンサ5と、警報を発する前記ブザー7とを制御するようになっている。
前記制御部10、画像データ処理部11、形状抽出手段12、形状監視手段13は前記装置本体2に搭載している。
前記動きセンサ5としては、人体の熱を検出する熱センサ、検出範囲の画像の経時比較を行うもの等を挙げることができる。前記警報手段としては、ブザー7の他、チャイム、スピーカ、ベル等を用いることができる。
ここでステレオマッチングの原理について図3を参照して説明する。
平行に配置した第1、第2カメラ3、4にて同一対象物A又はBを撮像するとき、近距離の物体Aと遠距離の物体Bとでは、近距離の物体Aに対する視差α、遠距離の物体Bに対する視差βとなり、近距離の物体Aの方が視差が大きくなる。換言すれば近距離の物体Aの方が第1、第2カメラ3、4による両画像のずれが大きくなる。
そして、物体A又はBを第1、第2カメラ3、4にて重なり合うように撮像し、これらの画像を同一部位、同一画素位置で合成する(ステレオマッチング)ことで、物体A又はBの画像は人間の両眼による実体視の場合と同様、奥行きを持った3次元画像として得ることができる。
本実施の形態に係る形状抽出手段12は、このような原理に基づき個室1内の形状を抽出し、初期状態とするものである。
次に、本実施の形態に係る安否確認装置による安否確認動作について、図4を参照して説明する。
この安否確認装置が動作を開始すると、第1、第2カメラ3、4は、各々個室1内を撮像する(ステップS1)。第1、第2カメラ3、4からの一対の画像は、画像データ処理部11にて処理されデジタル化された画像データに変換される。
形状抽出手段12は、各画像データを基にステレオマッチングによる画像処理を行い個室1内の形状(3次元形状)を抽出し、初期状態とする(ステップS2)。
形状監視手段13は、形状抽出手段12により抽出する個室1内の形状の初期状態からの変化の有無、大小を継続的に監視する(ステップS3)。
ある時点で形状監視手段13から制御部10に前記個室1内の形状の初期状態からの変化大の信号が送られると(ステップS4)、制御部10は前記個室1に高齢者のような対象者が入室したと認定する(ステップS5)。形状監視手段13における形状の変化の有無、大小の判定は予め設定した閾値との比較により行われる。
この後、動きセンサ5から動き有りの信号が制御部10に入力され(ステップS6)、更に形状監視手段13から個室1内の形状の初期状態への復帰の信号が制御部10に入力されると(ステップS7)、制御部10は前記個室1から対象者が退室したと認定する(ステップS8)。
一方、前記動きセンサ5から動き無しの信号が制御部10に入力され(ステップS6)、且つ、形状監視手段13から対象者が入室した状態以降の形状の変化が無し信号が制御部10に入力され(ステップS9)、この状態が例えば数分程度継続すると、制御部10は前記信号ケーブル6を介して接続されたブザー7を駆動し警報を鳴動させる(ステップS10)。
これにより、例えば居間等に居る家族は、対象者の身体に病気、怪我等の異常が生じたことを認識でき、直ちに救援体制を取ることができる。
なお、前記動きセンサ5から動き無しの信号が制御部10に入力され(ステップS6)、且つ、形状監視手段13から対象者が入室した状態以降の形状の変化が無し信号が制御部10に入力され(ステップS9)た場合でも、この状態が例えば10秒、20秒程度で終わり、前記動きセンサ5から動き有りの信号が制御部10に入力された場合には、制御部10によるブザー7の駆動は行われず、これにより対象者のプライバシーの保護と、動作の信頼性の確保を図ることができる。
図5は、安否確認装置の変形例を示すものである。
この変形例は図2に示す安否確認装置と基本的構成は同様であるが、第1、第2カメラ3、4が撮像する視差を伴う2つの画像から形状抽出手段12が個室1内の形状を抽出するに際して、図6に示すように、個室1の天井からの高さが一定の床部分を基準にして視差によりずれる一対の床部分の画像F1、F2を画像処理し、床部分の画像の視差を0とする補正(オフセット)を行い、この後ステレオマッチングにより抽出した形状を個室1内の形状の初期状態とする画像補正手段14を付加したことが特徴である。
画像補正手段14による画像F1、F2の画像処理は、例えば画像F1、F2における線分同士の対応付け、移動量の算出、線分移動のような手法により行われる。
このような画像補正手段14を付加した安否確認装置によれば、図2に示す安否確認装置と同様な作用効果を発揮するとともに、床部分の画像の視差を0とする補正を行うことで、形状抽出手段12による形状抽出のための計算処理において床部分の画像については計算から除外することができる。この結果、形状抽出手段12による形状抽出時間を大幅に短縮し、安否確認の迅速処理を実現できる。
次に、図7を参照して本発明の他の実施の形態について説明する。
図7に示す監視装置を具備する安否確認システムは、図2に示す前記安否確認装置の構成に、前記個室1内の火災発生を検出する火災検出手段である火災センサ31を付加するとともに、この安否確認装置とインターネットのような通信網40を介して接続され、前記個室1の遠隔監視を行う監視装置50を接続したことが特徴である。
前記安否確認装置と監視装置50とは、安否確認装置側に設けた通信処理部32、通信網40、監視装置50側に設けた通信処理部52を介して接続されるようになっている。
監視装置50は、画像表示を行う画像表示手段である画像モニタ57と、前記通信網40を介して前記第1カメラ3、第2カメラ4のうちの少なくとも一方のカメラによる画像データ及び前記ブザー7による警報発生に連動する信号及び火災センサ31による火災信号を取り込み、取り込んだ画像データを画像モニタ57の表示に供する監視制御部51と、警報発生に連動する信号を基にプライバシーモードを設定するモード設定手段53と、プライバシーモード設定時に前記監視制御部51にて取り込んだ画像データに対する対象者のプライバシーを考慮したモザイク処理等の画像加工処理を行い、画像モニタ57の表示に供する画像加工手段54と、前記火災センサ31からの火災信号を処理する火災信号処理部55と、この火災信号処理部55の処理結果を基に火災警報を発する火災警報手段56とを備えている。
前記火災センサ31としては、例えば個室1内の炎の色等を検出する色検出センサを用い、また火災信号処理部55としては例えば火災センサ31の検出信号に対するスペクトル分析を行い、スペクトル分析結果が赤色又は赤橙色に相当するとき前記火災警報手段56に駆動信号を送る手段を用いる。
本実施の形態に係る安否確認システムによれば、図2に示す安否確認装置の作用、効果に加えて、前記通信網40を介して個室1内の画像を取り込み、警報発生に連動する信号を基にプライバシーモードを設定し、このプライバシーモード設定時に前記監視制御部51にて取り込んだ画像データに対する対象者のプライバシーを考慮したモザイク処理等の画像加工処理を行い、画像モニタ57によって表示するようにしたものであるから、遠隔位置において対象者のプライバシーを考慮しつつ高い信頼性をもって安否確認を行うことができる。
更に、前記通信網40を介して取り込んだ火災センサ31からの火災信号を基に、火災警報手段56により火災警報を発するようにしているので、遠隔位置において個室1の火災の監視を行い迅速に対応する事が可能となり、安全性を高めることができる安否確認システムを構築できる。
次に、図8を参照して本発明の更に他の実施の形態について説明する。
図8に示す監視装置を具備する安否確認システムは、図5に示す前記安否確認装置の構成に、前記個室1内の火災発生を検出する火災検出手段である火災センサ31を付加するとともに、この安否確認装置とインターネットのような通信網40を介して接続され、前記個室1の遠隔監視を行う図7に示す場合と同様な監視装置50を接続したことが特徴である。
本実施の形態に係る安否確認システムによれば、前記図5に示す安否確認装置の作用、効果に加えて、前記図7に示す安否確認システムと同様に遠隔位置において対象者のプライバシーを考慮しつつ高い信頼性をもって安否確認を行うことができ、且つ、遠隔位置において個室1の火災の監視を行い迅速に対応する事が可能で、安全性を高めることができる安否確認システムを構築できる。
なお、図7、図8に示す安否確認システムにおいて、前記個室1内の画像を撮像する手段としては、上述した場合の他、第1カメラ、第2カメラとは別に監視カメラを設置するようにしてもよい。
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、対象者のプライバシーに配慮しつつ高い信頼性をもって対象者の個室における安否確認を行うことができる安否確認装置を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、 請求項1記載の発明と同様な効果を発揮するとともに、形状抽出手段による形状抽出時間を大幅に短縮し、安否確認の迅速処理を実現できる安否確認装置を提供することができる。
請求項3、4記載の発明によれば、遠隔位置において対象者のプライバシーを考慮しつつ高い信頼性をもって安否確認を行うことができ、個室の火災の監視も可能で一層安全性の高い監視装置を具備する安否確認システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る安否確認装置の配置を示す概略図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る安否確認装置の構成を示すブロック図である。
【図3】ステレオマッチングの原理説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る安否確認装置による対象者の安否確認動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る安否確認装置の変形例の構成を示すブロック図である。
【図6】変形例における床部分の画像の視差を0とする補正を示す説明図である。
【図7】本発明の他の実施の形態である監視装置を具備する安否確認システムの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の更に他の実施の形態である監視装置を具備する安否確認システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 個室
2 装置本体
3 第1カメラ
4 第2カメラ
5 動きセンサ
6 信号ケーブル
7 ブザー
10 制御部
11 画像データ処理部
12 形状抽出手段
13 形状監視手段
14 画像補正手段
31 火災センサ
32 通信処理部
40 通信網
50 監視装置
51 監視制御部
52 通信処理部
53 モード設定手段
54 画像加工手段
55 火災信号処理部
56 火災警報手段
57 画像モニタ

Claims (4)

  1. トイレ、寝室等の個室の天井に配置され個室内の撮像を行う2台の撮像手段と、
    2台の撮像手段による画像を基に個室内の形状を抽出し初期状態とする形状抽出手段と、
    形状抽出手段により抽出する個室内の形状の初期状態からの形状の変化の有無、大小を監視する形状監視手段と、
    個室内の物体の動きの有無を検出する動き検出手段と、
    警報を発する警報手段と、
    を有し、
    前記形状監視手段からの個室内の形状の初期状態からの形状の変化大の信号により個室内への対象者の入室を認定し
    動き検出手段からの動き有りの信号と、形状監視手段からの個室内の形状の初期状態への復帰の信号とを基に対象者の個室からの退室を認定し、
    動き検出手段からの動き無しの信号と、形状監視手段からの形状の変化が無しとの信号とを基に警報手段により対象者の異常を意味する警報を発生するようにしたことを特徴とする安否確認装置。
  2. トイレ、寝室等の個室の天井に配置され個室内の撮像を行う2台の撮像手段と、
    2台の撮像手段による視差を伴う2つの画像から個室内の形状を抽出する形状抽出手段と、
    視差を伴う2つの画像に対して、個室の床部分を基準にして画像をずらし床部分を視差0とする補正を行い、形状抽出手段が抽出する個室内の形状の初期状態とする画像補正手段と、
    個室内の形状の初期状態からの変化の有無、大小を監視する形状監視手段と、
    個室内の物体の動きの有無を検出する動き検出手段と、
    警報を発する警報手段と、
    を有し、
    前記形状監視手段からの個室内の形状の初期状態からの形状の変化大の信号により個室内への対象者の入室を認定し、
    動き検出手段からの動き有りの信号と、形状監視手段からの個室内の形状の初期状態への復帰の信号とを基に対象者の個室からの退室を認定し、
    動き検出手段からの動き無しの信号と、形状監視手段からの形状の変化が無しとの信号とを基に警報手段により対象者の異常を意味する警報を発生するようにしたことを特徴とする安否確認装置。
  3. トイレ、寝室等の個室の天井に配置され個室内の撮像を行う2台の撮像手段と、
    2台の撮像手段による画像を基に個室内の形状を抽出し初期状態とする形状抽出手段と、
    形状抽出手段により抽出する個室内の形状の初期状態からの形状の変化の有無、大小を監視する形状監視手段と、
    個室内の物体の動きの有無を検出する動き検出手段と、
    警報を発する警報手段と、
    個室内の火災発生を検出する火災検出手段と、
    を有し、
    前記形状監視手段からの個室内の形状の初期状態からの形状の変化大の信号により個室内への対象者の入室を認定し、動き検出手段からの動き有りの信号と、形状監視手段からの個室内の形状の初期状態への復帰の信号とを基に対象者の個室からの退室を認定し、動き検出手段からの動き無しの信号と、形状監視手段からの形状の変化が無しとの信号とを基に警報手段により対象者の異常を意味する警報を発生する安否確認装置と、
    この安否確認装置と通信網を介して接続された監視装置と、
    を有する安否確認システムであって、
    前記監視装置は、
    画像表示手段と、
    前記通信網を介して前記2台の撮像手段のうちの少なくとも一方の撮像手段による画像データ及び前記警報手段による警報発生に連動する信号及び火災検出手段による火災信号を取り込み、取り込んだ画像データを画像表示手段の表示に供する監視制御部と、
    警報発生に連動する信号を基にプライバシーモードを設定するモード設定手段と、
    プライバシーモード設定時に前記監視制御部にて取り込んだ画像データに対する対象者のプライバシーを考慮した画像加工処理を行い、画像表示手段の表示に供する画像加工手段と、
    前記火災発生手段からの火災信号を基に火災警報を発する火災警報手段と、
    を備えることを特徴とする監視装置を具備する安否確認システム。
  4. トイレ、寝室等の個室の天井に配置され個室内の撮像を行う2台の撮像手段と、
    2台の撮像手段による視差を伴う2つの画像から個室内の形状を抽出する形状抽出手段と、
    視差を伴う2つの画像に対して、個室の床部分を基準にして画像をずらし床部分を視差0とする補正を行い、形状抽出手段が抽出する個室内の形状の初期状態とする画像補正手段と、
    個室内の形状の初期状態からの変化の有無、大小を監視する形状監視手段と、
    個室内の物体の動きの有無を検出する動き検出手段と、
    警報を発する警報手段と、
    個室内の火災発生を検出する火災検出手段と、
    を有し、
    前記形状監視手段からの個室内の形状の初期状態からの形状の変化大の信号により個室内への対象者の入室を認定し、動き検出手段からの動き有りの信号と、形状監視手段からの個室内の形状の初期状態への復帰の信号とを基に対象者の個室からの退室を認定し、動き検出手段からの動き無しの信号と、形状監視手段からの形状の変化が無しとの信号とを基に警報手段により対象者の異常を意味する警報を発生する安否確認装置と、
    この安否確認装置と通信網を介して接続された監視装置と、
    を有する安否確認システムであって、
    前記監視装置は、
    画像表示手段と、
    前記通信網を介して前記2台の撮像手段のうちの少なくとも一方の撮像手段による画像データ及び前記警報手段による警報発生に連動する信号及び火災検出手段による火災信号を取り込み、取り込んだ画像データを画像表示手段の表示に供する監視制御部と、
    警報発生に連動する信号を基にプライバシーモードを設定するモード設定手段と、
    プライバシーモード設定時に前記監視制御部にて取り込んだ画像データに対する対象者のプライバシーを考慮した画像加工処理を行い、画像表示手段の表示に供する画像加工手段と、
    前記火災発生手段からの火災信号を基に火災警報を発する火災警報手段と、
    を備えることを特徴とする監視装置を具備する安否確認システム。
JP2003146206A 2003-05-23 2003-05-23 安否確認装置及び監視装置を具備する安否確認システム Pending JP2004348543A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003146206A JP2004348543A (ja) 2003-05-23 2003-05-23 安否確認装置及び監視装置を具備する安否確認システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003146206A JP2004348543A (ja) 2003-05-23 2003-05-23 安否確認装置及び監視装置を具備する安否確認システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004348543A true JP2004348543A (ja) 2004-12-09

Family

ID=33533132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003146206A Pending JP2004348543A (ja) 2003-05-23 2003-05-23 安否確認装置及び監視装置を具備する安否確認システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004348543A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106385457A (zh) * 2016-09-29 2017-02-08 誉兴世纪(北京)科技有限公司 一种云服务平台厨房作业环境智能告警方法及系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106385457A (zh) * 2016-09-29 2017-02-08 誉兴世纪(北京)科技有限公司 一种云服务平台厨房作业环境智能告警方法及系统
CN106385457B (zh) * 2016-09-29 2020-01-21 誉兴世纪(北京)科技有限公司 一种云服务平台厨房作业环境智能告警方法及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108476304B (zh) 丢弃物体监视装置和具备该丢弃物体监视装置的丢弃物体监视系统以及丢弃物体监视方法
JP3178027U (ja) セキュリティ機能付安否確認システム
WO2016042946A1 (ja) 監視システム
JP5090935B2 (ja) 監視システムおよび監視方法
JP3103931B2 (ja) 室内監視装置
KR20150061745A (ko) 적외선 방식 뎁스 카메라 기반의 독거노인 위급상황 감지 시스템
JP2000222661A (ja) 人体検知装置及び人体検知方法
KR101615824B1 (ko) 위급상황 cctv 모니터링 시스템
KR101629219B1 (ko) 얼굴인식을 통해 이용을 제한하는 엘리베이터 감시장치
JP5580683B2 (ja) 通報装置
JP3098056U (ja) 安否確認装置及び監視装置を具備する安否確認システム
JP2017194971A (ja) 被監視者監視装置および該方法ならびに被監視者監視システム
CN108986407B (zh) 一种用于独居老人的安全侦测系统及方法
JP2004348543A (ja) 安否確認装置及び監視装置を具備する安否確認システム
JP2004348544A (ja) 安否確認装置及び監視装置を具備する安否確認システム
JP2017215805A (ja) 防犯システム
JP7047945B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
KR101524922B1 (ko) 비상 알림을 위한 장치, 방법 및, 기록 매체
JP3098057U (ja) 安否確認装置及び監視装置を具備する安否確認システム
JP2011175597A (ja) 警備システム
WO2020241034A1 (ja) 監視システム及び監視方法
JPH09276237A (ja) 監視装置
JP2009268854A (ja) 転倒検知システム
JP2010286982A (ja) 警備システム、異常検知方法
TWM553537U (zh) 監控攝影機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050405

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060704

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060904

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061101