JP2004348453A - 電子機器およびポインティングデバイス制御方法 - Google Patents

電子機器およびポインティングデバイス制御方法 Download PDF

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JP2004348453A JP2003144973A JP2003144973A JP2004348453A JP 2004348453 A JP2004348453 A JP 2004348453A JP 2003144973 A JP2003144973 A JP 2003144973A JP 2003144973 A JP2003144973 A JP 2003144973A JP 2004348453 A JP2004348453 A JP 2004348453A
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Chihei Kitahara
地平 北原
Kazunori Yamaki
一則 八巻
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Abstract

【課題】複数のポインティングデバイスを有する電子機器において適宜ポインティングデバイスの入力可能/禁止を切替えることが可能であり、入力可能なポインティングデバイスを容易に識別可能とする電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】ポインティングデバイスの切替えを指示するイベント(切替えキー10または特定ボタンの押下)が起きたと判断した場合は(ステップS104のYES)、BIOSへ、ポインティングデバイスの切替えを行なうように指示する(ステップS105)。EC18はレジスタの値が書き換えられたことに伴って、ポインティングデバイスのイネーブル/ディスエーブル制御を行う(ステップS108)。またこれに伴い発光手段23、24の発光/消灯制御を行う(ステップS109)。発光手段23、24は、EC18内のレジスタの値に基づいて電源供給を受け発光/点灯が制御される。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のポインティングデバイスを有する電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パーソナルコンピュータ(以後、パソコンと称す)の入力装置としては、キーボードが広く利用されてきているが、このキーボードの補助的な入力装置として、例えば、マウス、トラックボール、タッチパッド、スティック式ポインティングデバイスなどのポインティング入力装置(ポインティングデバイス)が併用されることが多い。
【0003】
それらポインティングデバイスを用いて、表示装置の表示画面上に表示されているポインタ(カーソル)などを移動させるための操作および、選択、実行等の指示のためのクリックやダブルクリックの操作を行なうことができる。
【0004】
特に、パソコンに搭載されるポインティングデバイスとしては、スティック式ポインティングデバイスまたはタッチパッドのいずれかが搭載されるものが増えてきている。
【0005】
スティック式ポインティングデバイスはその占有面積が小さくて済むという利点があり、タッチパッドは占有面積は増えるものの操作性に優れると言う利点がある。
【0006】
また近年、タッチパッドとスティック式ポインティングデバイスとの両方を搭載される機種も登場している。
【0007】
一般に、タッチパッドは、パソコンのキーボードの手前に配置されており、キー入力操作中に自然と手が触れる位置にある。そのため、キー入力操作中に誤って触れた場合にカーソルが意図しない方向へ移動してしまう場合がある。
【0008】
このため、タッチパッドの入力操作を不許可にするユーティリティソフトや、所定時間キー入力がなくなった場合にタッチパッドからの入力を有効にするという技術(特許文献1)や、タッチパッドの一部にタッチパッドから入力された信号の有効/無効を切換えるボタンを設ける技術(例えば特許文献2)が知られている。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−133796号公報
【0010】
【特許文献2】
特開20001−306246公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のようなパソコンにおいて、ポインティングデバイスの有効/無効の切り替えは、タッチパッドとスティック式ポインティングデバイスとの両方を有効にするか、両方を無効にするかの切り替えしか出来ないと言う問題があった。
【0012】
このため、キー操作のみならず例えばスティック式ポインティングデバイスを操作中にも予期せず手の一部がタッチパッドに触れてしまい誤操作を招く恐れがある。
【0013】
また上述した特許文献1に記載の技術では、キー入力しない状態が一定時間続けば、タッチパッドを操作していなくても人体の静電気によりポインタが移動してしまうと言った問題もあった。
【0014】
また、上述した特許文献2に記載の技術では、タッチパッドの決定操作を行なうボタン部に信号入力の許可/禁止を指示するボタンとしての機能も割り当てており、通常のパッド部を操作する際も、ボタン部に手をかけていないと操作できないと言う問題や、ボタン部のストロークにより許可禁止を切換えているため、不用意にボタンからの入力が成されてしまうという問題があった。
【0015】
また上記技術において、複数ポインティングデバイスを有しているパソコンで、現在使用可能なポインティングデバイスの判別が難しく、操作してみないと入力可能か否か判別できないという問題があった。
【0016】
上記課題を解決するために、本発明は、複数のポインティングデバイスを有する電子機器において適宜ポインティングデバイスの入力可能/禁止を切替えることが可能であり、入力可能なポインティングデバイスを容易に識別可能とする電子機器を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明では、表示手段と、表示手段に表示されたポインタを操作可能な第1のポインティングデバイスと、表示手段に表示されたポインタを操作可能な第2のポインティングデバイスと、第1のポインティングデバイスおよび第2のポインティングデバイスからの入力可能状態と入力禁止状態とを切替え指示を行う指示手段と、指示手段の指示に応じて第1のポインティングデバイスが入力可能状態である場合に入力可能であることを示す第1の識別手段と、
指示手段の指示に応じて第2のポインティングデバイスが入力可能状態である場合に入力可能であることを示す第2の識別手段と、を具備することを特徴とする。
【0018】
このような構成により、複数のポインティングデバイスを有する電子機器において適宜ポインティングデバイスの入力可能/禁止を切替えることが可能であり、入力可能なポインティングデバイスを容易に識別可能とする電子機器を提供することが可能となる。
【0019】
また請求項7に係る発明では、表示手段と、表示手段に回動可能に接続された本体と、本体の上面に設けられ、複数のキーが配置されたキーボードと本体表面で且つ、キーボードの手前に配置され、表示手段に表示されたポインタを操作する第1のポインティングデバイスと、本体に設けられた表示手段に表示されたポインタを操作する第2のポインティングデバイスと、第1のポインティングデバイスおよび第2のポインティングデバイスからの入力可能状態と入力禁止状態との切替えを指示する指示手段と、指示手段の指示に応じて第1のポインティングデバイスが入力可能状態である場合に入力可能であることを示す第1の発光手段と、指示手段の指示に応じて第2のポインティングデバイスが入力可能状態である場合に入力可能であることを示す第2の発光手段と、を具備することを特徴とする。
【0020】
このような構成により、複数のポインティングデバイスを有する電子機器において適宜ポインティングデバイスの入力可能/禁止を切替えることが可能であり、入力可能なポインティングデバイスを容易に識別可能とする電子機器を提供することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る実施形態を、図面を参照して説明する。
【0022】
図1に、第1の実施形態に係るパソコンの斜視図を示す。
【0023】
パソコン1は、本体ケース2と表示部ケース3とLCDパネル4とキーボード5とを有する。本体ケース2はその上面部にキーボード5を配設している。本体ケース2と表示部ケース3とは、ヒンジ部6により回動可能に接続している。表示部ケース3は、LCDパネル4の表示領域が可視状態となるようLCDパネル4の周辺部を保持している。またキーボード5の略中央部にスティック式ポインティングデバイスのスティック7が設けられ、さらにスティック7により操作されたカーソルなどの指示を決定する2つのボタン8が本体ケース2上面に設けられており、本実施形態ではこのスティック7とボタン9とを総称してスティック式ポインティングデバイス71と呼ぶ。
【0024】
また、本体2の上面キーボード5の下部には、ポインティングデバイスであり入力面8とボタン9とを有するなるタッチパッド81が配設されている。このタッチパッド811の入力面8は、光を透過する透光部材により形成されている。
また、スティック式ポインティングデバイス71のボタン9において、使用者に触れられる操作面も、タッチパッド81と同様に透光部材により構成されている。
【0025】
表示部ケース3はヒンジ部を介して矢印A−B方向に回動可能であり、キーボード5を覆う閉位置とキーボード5を使用可能な状態にする開位置との間で回動可能である。
【0026】
またキーボード5の所定キーにはスティック式ポインティングデバイス71及びタッチパッド811のイネーブル/ディスエーブルを切り替え可能な切替キー10が割り当てられている。
【0027】
続いて、図2に第1の実施形態に係るパソコン内のハードウェア構成図を示す。
【0028】
パソコン1本体内は、通常のパソコン1が動作するのに必要なデバイスにより構成している。このパソコン1の制御を司るCPU11と第1のブリッジ回路12とは64ビット幅のデータバスを有するCPUローカルバスによって接続しており、第1のブリッジ回路12にはメインメモリ13及びLCD4が接続されている。第1のブリッジ回路12と第2のブリッジ回路14とは、32ビット幅のデータバスを有する第1のバス15によって接続している。第2のブリッジ回路14にはHDD16が接続されており、第2のブリッジ回路14に接続されている16ビット幅のデータバスを有する第2のバス17を介して、エンベデットコントローラ(以後、ECと称す)18およびBIOS−ROM19が接続されている。
【0029】
CPU11は、パソコン1全体の動作制御およびデータ処理等を実行するものである。
【0030】
メインメモリ13は、オペレーティングシステム(以後、OSと称す)20、BIOS21、ユーティリティソフト22および処理データなどを格納するメモリデバイスであり、複数のDRAMなどによって構成している。
【0031】
OS20は、パソコン1のハードウェアとソフトウェアの動作を総合的に管理・制御するためのものである。また、アプリケーションの、割込み等の手続きに対してCPU11の処理の権利(CPU11の利用権)を与えるかの管理等を行なう。
【0032】
BIOS21は、パソコン1内の各種ハードウェアをアクセスするファンクション実行ルーチンを体系化したものであり、パソコン1の起動時に、BIOS−ROM19から読み出されるものである。また、各種ハードウェアへの電源供給制御等の省電力設定を記憶している。
【0033】
ユーティリティソフト22は、各種デバイスからのイベント発生(割り込み等)に応じて、適当な処理を行なうべくBIOS21へ制御指示を行なう。
【0034】
第1のブリッジ回路12は、CPUローカルバスと第1のバス15との間を繋ぐブリッジLSIであり、第1のバス15のバスマスタデバイスの1つとして機能する。この第1のブリッジ回路12は、CPUローカルバスと第1のバス15との間で、データ及びアドレスを含むバス幅を変換する機能、及びメモリバスを介してメインメモリ13のアクセス制御をする機能などを有している。また、表示コントローラとしての機能も有しており、第1のブリッジ回路12に接続されたLCD4へ表示データを送信する。
【0035】
第1のバス15はクロック同期型の入出力バスであり、第1のバス15上の全てのサイクルは、第1のバスクロックに同期して行う。この第1のバス15は、時分割的に使用されるアドレス/データバスを有している。
【0036】
第2のブリッジ回路14は、第1のバス15と第2のバス17との間を繋ぐブリッジLSIであり、第1のバス15と第2のバス17との間のバス変換等を行う。また、データの記憶再生装置として用いられるHDD16が接続されており、このHDD16の制御を行うIDEコントローラが組みこまれている。第2のブリッジ回路14から延出する第2のバス17には、EC18およびBIOS−ROM19が接続されている。
【0037】
EC18は、CPU11によってリード/ライト可能な複数のレジスタ群を内蔵している。これらレジスタ群を使用することにより、CPU11とEC18に接続されるデバイスとの間の通信が可能となる。また、キーボードコントローラ(以下、KBCと称す)としての機能も内蔵されている。
【0038】
BIOS―ROM19は、パソコン内の各種ハードウェアをアクセスするファンクション実行ルーチンを体系化したプログラムであり、パソコンの起動時に、読み出されるものである。一般に、BIOSはパソコン内で不揮発性メモリ(フラッシュROM)に記憶されている。
【0039】
また、EC18には、キーボード5、スティック式ポインティングデバイス71、タッチパッド81といったユーザインターフェースが接続されている。各ユーザインターフェースから入力された信号はEC18により信号変換され、上位のデバイスへ通知される。さらにEC18には発光手段23、24が接続されている。
【0040】
また、スティック式ポインティングデバイス71とEC18とは、操作データを送信するデータラインと、データを取り込む同期を取るためのクロックラインとにより接続されている。EC18は、クロックラインのタイミングに基づいて、データラインにより送られるデータを上位デバイスへ通知する。タッチパッド81も同様である。
【0041】
発光手段23、24は例えばLEDなどにより構成されている。この発光手段23、24は、それぞれボタン10及びタッチパッド81の下方に設けられている。発光手段23、24はスティック式ポインティングデバイス71、タッチパッド81がイネーブル(使用可能状態)である場合に発光し、それぞれボタン10、タッチパッド81の下方から発光することで使用可能であることをユーザに示すものである。また、本実施形態においては発光手段23、24はそれぞれ発光色を異ならせるように設計されており、例えば発光手段23は橙色で発光し、発光手段24は緑色で発光する。
【0042】
電源コントローラ25は、このパソコン1の電源のオン/オフなどの動作電源の供給制御を行うコントローラであり、図示しないバッテリパックの充電制御やなども行う。
【0043】
次に、図3にX−X線に沿った断面図を示す。
【0044】
本体ケース2の上面に半透明上の入力面8およびボタン7が設けられており、入力面8およびボタン7の下方に設けられた基板31上に発光手段23、24が設けられている。発光手段23,24が発光した際は、夫々の光がボタン7、入力面8を透過し、ユーザに発光状態が認識可能となる。また、この発光手段23、24はスティック式ポインティングデバイス71、タッチパッド81が使用状態可能な場合のみ発光されるように制御されるので、発光状態に応じてユーザは使用可能か否かを認識可能である。
【0045】
また本体ケース2内で入力面8とボタン7との間には壁部32が設けられている。これは例えば発光手段23が発光された際に、発光手段23で発光された光が入力面8を透過しないようにするためであり、本体ケース2に連続する形で設けられても良いし、基板31から突出する形で設けられても良い。
【0046】
続いて図4にEC内のレジスタ値の例を示す。
【0047】
EC18に設けられたレジスタには図に示すレジスタという値が記憶されている。図1に示し切替えキー10が押下される度に、レジスタの値はCPU11により、「00」→「01」→「10」→「11」→「00」と変更される。EC18はこのレジスタの値に基づいてスティック式ポインティングデバイス71およびタッチパッド81夫々と接続されているラインのデータ入力の有効(処理する)/無効(入力されても処理しない)を切り替える。
【0048】
図中「○」はポインティングデバイスのイネーブルを示し、「×」はポインティングデバイスのディスエーブルを示す。
【0049】
レジスタの値が「00」41の場合、スティック式ポインティングデバイス71をイネーブル(使用可能)にし、タッチパッド81をイネーブル(使用可能)にする。この場合、スティック式ポインティングデバイス71とタッチパッド81との両方が使用可能となる。
【0050】
レジスタの値が「01」42の場合、スティック式ポインティングデバイス71をイネーブル(使用可能)にし、タッチパッド81をディスエーブル(使用不可)にする。
【0051】
レジスタの値が「10」43の場合、スティック式ポインティングデバイス71をディスエーブル(使用不可)にし、タッチパッド81をイネーブル(使用可能)にする。
【0052】
レジスタの値が「11」44の場合、スティック式ポインティングデバイス71をディスエーブル(使用不可)にし、タッチパッド81をイネーブル(使用可能)にする。この場合、スティック式ポインティングデバイス71とタッチパッド81との両方が使用できない状態になる。
【0053】
また、各レジスタの値に応じて、発光手段23、24も夫々発光/消灯の制御が行われる。
【0054】
例えば、レジスタの値が「00」41の場合、発光手段23を発光させ、さらに発光手段24を発光させる。ここで、発光は夫々発光手段23、24へ電力を供給することで発光手段は発光される。
【0055】
レジスタの値が「01」42の場合、発光手段23を発光させ、さらに発光手段24を発光させない。
【0056】
レジスタの値が「10」43の場合、発光手段23を発光させず、さらに発光手段24を発光させる。
【0057】
レジスタの値が「11」44の場合、発光手段23を発光させず、さらに発光手段24を発光させない。
【0058】
続いて図5にポインティングデバイスの使用可否の切り替えに係るフローチャートを示す。
【0059】
何らかのキー入力があった場合に割り込みが発生した場合に(ステップS101のYES)、EC18が割り込みを受けてBIOS21へ通知する(ステップS102)。
【0060】
BIOS21は割り込み通知を受けて、割り込みイベントコード及びSMI(System Management Interupt)をユーティリティソフト22へ通知する(ステップS103)。
【0061】
ユーティリティソフト22は、受け取ったイベントコードから、どのようなイベントが起こったか判断する。ここで、ポインティングデバイスの切替えを指示するイベント(切替えキー10または特定ボタンの押下)が起きたと判断した場合は(ステップS104のYES)、BIOSへ、ポインティングデバイスの切替えを行なうように指示する(ステップS105)。
【0062】
ユーティリティソフト22から、ポインティングデバイスの切替え指示を受けたBIOSは、EC18内のレジスタに記憶されている値を取得し(ステップS106)、レジスタの値を書き込む(ステップS107)。ここで、例えば、イベント発生前のEC18内のレジスタが「00」であった場合は、「01」に書き換える。
【0063】
EC18はレジスタの値が書き換えられたことに伴って、ポインティングデバイスのイネーブル/ディスエーブル制御を行う(ステップS108)。またこれに伴い発光手段23、24の発光/消灯制御を行う(ステップS109)。
【0064】
一例としてタッチパッド81のディスエーブル制御について説明を行う。タッチパッド81とEC18とはデータ同期のタイミングをとるクロックラインと、入力操作のデータを送るデータラインとで接続されている。ディスエーブルの場合、EC18は、タッチパッド81と接続されているクロックラインの信号をローステート状態に保つことでデータラインからの入力データを取り込みタイミングが分からなくなるため、データの入力が行われない状態となる。このため使用者がタッチパッドの操作を行ってもLCD4に表示されているカーソルなどの動作に反映されることはない。同様に、スティック式ポインティングデバイス71もEC18とクロックラインとデータラインとで接続されており、上述のようにディスエーブル制御が行われる。
【0065】
また、発光手段23、24は、EC18内のレジスタの値に基づいてEC18の制御により電源供給を受け発光/点灯が制御される。
【0066】
上述のように、ポインティングデバイスの切替え操作が行われた場合に、ポインティングデバイスの使用可否の切替え制御が行われる。また発光手段により現在使用可能なポインティングデバイスのそれぞれ入力面、操作面が照射され、透光部材を介して発光手段の光が識別できるので使用者は使用可能なポインティングデバイスを容易に認識可能となる。
【0067】
また、上述の例では、クロックラインをイネーブル/ディスエーブルに切換える例を述べたが、BIOSからの切り替え指示により、使用禁止の場合は、タッチパッド6からの入力信号をEC18内で破棄し、上位へデータを伝達しないといった手法でも良い。
【0068】
上述の実施形態では、キーの押下により、ポインティングデバイスの切替え操作をボタン10により切換える例を示したが、LCD4上にグラフィカルユーザーインターフェース(以後、GUIと称す)を表示し、GUIをカーソルでクリックすることで切替え操作を行わせても良い。
【0069】
またLCD4にそれぞれのポインティングデバイスの使用可否を選択可能なメニュー画面を表示し、夫々のポインティングデバイスの状態(使用可能/使用禁止)を選択指示することで切替え制御を行っても良い。
【0070】
続いて第1の実施形態の変形例について説明する。
【0071】
第1の実施形態では、スティック式ポインティングデバイスの使用可能状態を示すためにボタン7の操作面を透光部材により構成し、ボタン7を光らせることにより識別可能としたが、本変形例ではスティック6を光らせる例である。
【0072】
図6にスティック周辺の拡大斜視図を示す。
【0073】
スティック6は使用者の指が触れるキャップ61と、使用者の操作に応じて前後左右に傾倒する軸部62とを有する。軸部72は一端を図示しない基台に接続され、他端を操作されることにより傾倒され、傾倒された方向、傾倒角度に応じてベクトル量に変換される。このベクトル量に応じてLCD4に表示されるカーソルなどの移動する方向と移動量が決定される。
【0074】
なおキャップ61は光を透過する透光部材(例えば、シリコンなど)により構成されている。軸部62はプラスティックなどの部材により構成されている。
【0075】
また図7に第1の実施形態の変形例に係るスティック周辺の上面図を示す。
【0076】
軸部62の上面略中央部に発光手段63が設けられている。発光手段63は、スティック式ポインティングデバイス71が使用可能状態のときに点灯され、透光部材で構成されているキャップ61を介して発光手段63が点灯されていることが識別可能である。このことにより、使用者はスティック式ポインティングデバイス71が使用可能か否かという状態を判別可能である。
【0077】
発光手段63の制御については、図5と同様であるため説明は省略する。なお、上述したように発光手段は、様々な色の発光手段を用いることが可能である。
例えばタッチパッド81の使用可能状態を示す発光手段24は青色の発光手段を用い、スティック式ポインティングデバイス71の使用可能状態を示す発光手段23は黄色で光らせるなどして色も識別することが可能である。また、使用できない状態の場合は消灯もしくは赤色などで点灯させて使用不可能であることを通知しても良い。
【0078】
また上述の実施形態では発光手段としてLED(Light Emitting Diode)、入力面、操作面を側方から照らすサイドライトなども用いることが可能である。
【0079】
続いて第2の実施形態を説明する。
【0080】
第2の実施形態では、スティック式ポインティングデバイス71及びタッチパッド81の使用可能状態/使用禁止状態をLCD4に表示する例について説明する。
【0081】
電子機器については上述の第1の実施形態と同様のため説明は省略する。
【0082】
図8および図9に第2の実施形態に係るLCDの表示例の図を示す。
【0083】
本実施形態では切替えキー10を押下した場合に、LCD4に表示される情報表示領域51の中にスティック式ポインティングデバイス71及びタッチパッド81のオブジェクト52、53を夫々表示する。
【0084】
このオブジェクト52、53は、スティック式ポインティングデバイス71、タッチパッド81夫々が使用可能状態か否かを表示するものである。オブジェクト52、53の表示は様々な態様が考えられ、使用可能状態の場合のみオブジェクト52、53を表示しても良いし、スティック式ポインティングデバイス71、タッチパッド81が使用できない状態の場合はオブジェクト52、53を表示しない、若しくは図7に示すように使用できないポインティングデバイスに対応したオブジェクト52に「×」印54を重ね合わせて表示することでスティック式ポインティングデバイスが使用できない旨表示しても良い。
【0085】
図10に第2の実施形態におけるポインティングデバイスの使用可否の切り替えに係るフローチャートを示す。
【0086】
ステップS201乃至S208は、図5におけるステップS101乃至ステップS108と同様であるため説明を省略する。
【0087】
ステップS209において、ポインティングデバイスの使用切替えが行われた場合、LCD4に表示されるオブジェクトの表示制御を行なう。
【0088】
ここでは、上述したようにオブジェクト52、53の表示/非表示の制御若しくは、表示/「×」印表示の制御を行なう。
【0089】
また本実施形態では、図9に示したようにオブジェクト53の上に「×」印54が表示されている場合に、そのオブジェクト53の表示領域がカーソル55によってクリックされた場合に、使用禁止状態から使用可能状態へ切替えることも可能である。
【0090】
これは例えばスティック式ポインティングデバイス71を操作し、カーソル55をオブジェクト53の表示範囲内に移動させる。カーソル55の位置座標がオブジェクト53の表示範囲座標内にある場合にボタン9が押された場合、クリックを検知し、図10に示すステップS201に示す入力を検知する。
【0091】
以後、ステップS202乃至ステップS208の処理に基づいてタッチパッド81を使用可能状態へ移行させる。その後、「×」印54の表示を中止し、図8に示すように「×」印54は表示されない。
【0092】
上述のように、第2の実施形態では、ポインティングデバイスの切替え操作が行われた場合に、ポインティングデバイスの切替え制御が行われ、LCD上にポインティングデバイスの識別状態を表示させること、使用者は使用可能なポインティングデバイスを容易に認識可能となる。またLCDに表示させることで、使用者は視線の移動も少なく使用可能なポインティングデバイスを識別可能である。
【0093】
上述したように、本発明によれば複数のポインティングデバイスを有する電子機器において適宜ポインティングデバイスの入力可能/禁止を切替えることが可能であり、入力可能なポインティングデバイスを容易に識別可能である。
【0094】
【発明の効果】
以上詳述した発明によれば、複数のポインティングデバイスを有する電子機器において適宜ポインティングデバイスの入力可能/禁止を切替えることが可能であり、入力可能なポインティングデバイスを容易に識別可能とする電子機器を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る電子機器の斜視図。
【図2】第1の実施形態に係る電子機器のハードウェア構成図。
【図3】第1の実施形態に係るX−X線に沿った断面図。
【図4】第1の実施形態にEC内のレジスタ値を示す図。
【図5】第1の実施形態に係るポインティングデバイス制御のフローチャート。
【図6】第1の実施形態の変形例に係るスティック式ポインティングデバイス周辺の斜視図。
【図7】第1の実施形態の変形例に係るスティック式ポインティングデバイス周辺の上面図。
【図8】第2の実施形態に係るLCDの表示例の図。
【図9】第2の実施形態に係るLCDの表示例の図。
【図10】第2の実施形態に係るポインティングデバイス制御のフローチャート。
【符号の説明】
1…パソコン
2…本体ケース
3…表示部ケース
4…LCD
5…キーボード
6…ヒンジ部
7…スティック色ポインティングデバイス
8・・・タッチパッド
9・・・ボタン
10・・・切替えキー
11…CPU
12…第1のブリッジ回路
13…メインメモリ
18…エンベデッドコントローラ
19…BIOS−ROM
21…BIOS
22・・・ユーティリティソフト
23、24・・・発光手段

Claims (9)

  1. 表示手段と、
    前記表示手段に表示されたポインタを操作可能な第1のポインティングデバイスと、
    前記表示手段に表示されたポインタを操作可能な第2のポインティングデバイスと、
    前記第1のポインティングデバイスおよび前記第2のポインティングデバイスからの入力可能状態と入力禁止状態とを切替え指示を行う指示手段と、
    前記指示手段の指示に応じて前記第1のポインティングデバイスが入力可能状態である場合に入力可能であることを示す第1の識別手段と、
    前記指示手段の指示に応じて前記第2のポインティングデバイスが入力可能状態である場合に入力可能であることを示す第2の識別手段と、を具備することを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1の識別手段および前記第2の識別手段は発光手段により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1のポインティングデバイスはタッチパッドであり、
    前記第2のポインティングデバイスはスティック式のポインティングデバイスであることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記第1の識別手段は、前記タッチパッドの近傍に設けられ、前記タッチパッドは前記第1の識別手段からの光を透過する透光部材により構成されており、
    前記第1のポインティングデバイスが入力可能である場合に前記第1の識別手段は発光されることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記電子機器は前記表示手段と回動可能に接続される本体を具備し、
    前記タッチパッドは前記本体の表面に設けられており、さらに前記第1の識別手段は前記本体内部で且つ前記タッチパッドの下方に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記電子機器は、前記本体に設けられ前記第2のポインティングデバイスにより操作の決定を指示するボタンを具備し、
    前記第2の識別手段は前記本体内部で且つ前記ボタンの下方に設けられ、前記ボタンは光を透過する透過部材による構成されることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 表示手段と、
    前記表示手段に回動可能に接続された本体と、
    前記本体の上面に設けられ、複数のキーが配置されたキーボードと
    前記本体表面で且つ、前記キーボードの手前に配置され、前記表示手段に表示されたポインタを操作する第1のポインティングデバイスと、
    前記本体に設けられた表示手段に表示されたポインタを操作する第2のポインティングデバイスと、
    前記第1のポインティングデバイスおよび前記第2のポインティングデバイスからの入力可能状態と入力禁止状態との切替えを指示する指示手段と、
    前記指示手段の指示に応じて前記第1のポインティングデバイスが入力可能状態である場合に入力可能であることを示す第1の発光手段と、
    前記指示手段の指示に応じて前記第2のポインティングデバイスが入力可能状態である場合に入力可能であることを示す第2の発光手段と、
    を具備することを特徴とする電子機器。
  8. 前記第1の発光手段は前記本体内で且つ前記第1のポインティングデバイスの下方に設けられており、
    前記第1のポインティングデバイスは前記第1の発行手段からの光を透過する透光部材により構成されており、
    前記第1のポインティングデバイスが使用可能である場合に点灯されること
    を特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 表示手段と、前記表示手段に表示されたポインタを操作する第1のポインティングデバイスと第2のポインティングデバイスとを具備する電子機器のポインティングデバイス制御方法において、
    前記第1のポインティングデバイスおよび前記第2のポインティングデバイスからの入力可能状態と入力禁止状態とを切替えを指示する指示する指示手段からの指示を検知し、
    前記指示手段の指示に応じて前記第1のポインティングデバイスが入力可能状態である場合に入力可能であることを示す第1の発光手段を発光させ、
    前記指示手段の指示に応じて前記第2のポインティングデバイスが入力可能状態である場合に入力可能であることを示す第2の発光手段を発光させること、を特徴とするポインティングデバイス制御方法。
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JP2013020289A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Alps Electric Co Ltd 入力処理装置

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