JP2004346911A - Cngエンジンの燃料性状別制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】CNG燃料ボンベに新たにCNG燃料が充填された場合には(ステップS10肯定)、所定の性状判断運転条件にあるときの筒内圧力に基づいて燃料性状を判別し(ステップS11肯定、ステップS12)、当該燃料性状毎に燃料量補正係数を求めて燃料噴射量を補正することができるので(ステップS13)、燃料性状が変化しても最適な燃料噴射量で運転することができる(ステップS14)。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、圧縮天然ガス(CNG:Compressed Natural Gas)を燃料とするCNGエンジンの燃料性状別制御方法に関し、さらに詳しくは、燃料性状が変化しても最適な運転ができるCNGエンジンの燃料性状別制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、エネルギー対策や環境対策等の観点から、自動車用内燃機関の燃料として圧縮天然ガス(CNG)を利用するCNGエンジンの開発が盛んに行われており、当該CNGエンジンを最適に制御するための種々の技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、CNG燃料の主成分はメタンであるが、このCNG燃料は、その産地や産出時期、季節等によってガス成分組成にバラツキがあり、発熱量が異なることが知られている。
【0004】
したがって、CNGエンジンを同一の燃料噴射量で運転すると、燃料性状が変化する毎に燃焼状態も変化してしまい、予め想定しているエンジン性能が得られなくなってしまう虞がある。また、精度良く燃料性状を検出するセンサ(たとえば、メタンセンサ)は、未だ実用化されていない。
【0005】
このように、燃料性状が変化しても最適な運転ができるCNGエンジンの燃料性状別制御方法の提供が要請されているものの、未だ提供されていない。
【0006】
特に、燃料噴射弁が燃焼室内に設けられた筒内直噴式のCNGエンジンにあっては、燃料性状の変化により燃料噴射量を変化させる必要があるが、成層燃焼時に燃料噴射量を変化させると、他の燃焼パラメータ(たとえば、燃料噴射期間、燃料噴射時期、点火時期等)も複雑に変化させる必要があり、その制御方法の提供が望まれていた。
【0007】
なお、ガス燃料のガス組成にかかわらず最適な点火時期を確保する技術が提案されている(特許文献1参照)。すなわち、この技術は、排気マニホルドに設けられた酸素センサの出力信号に基づいて燃料噴射量を制御することにより実際の空燃比を理論空燃比に一致させる。また、排気管に設けられた空燃比センサにより実際の空燃比を検出することによって、CNG燃料のガス組成に応じて定まる理論空燃比を検出する。そして、CNG燃料の理論空燃比と最適点火時期との関係を予め求めておき、検出されたCNG燃料の理論空燃比に応じて点火時期を補正するというものである。
【0008】
また、燃料性状を判別する関連技術として、筒内圧力から燃料の燃焼速度を算出することでガソリン燃料性状を判別する技術(特許文献2参照)や、ガス燃料車両において燃料性状センサ(メタンセンサ)により燃料性状を判別し、燃料残量表示を補正する技術(特許文献3参照)等が提案されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−54305号公報
【特許文献2】
特公平7−50098号公報
【特許文献3】
特許第3164336号公報
【0010】
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、燃料性状が変化しても最適な燃料噴射量でCNGエンジンを運転することができ、エンジン性能を十分に発揮させることができるCNGエンジンの燃料性状別制御方法を提供することを目的とする。
【0011】
また、この発明は、燃料性状が変化しても最適な燃焼パラメータでCNGエンジンを成層燃焼運転することができ、エンジン性能を十分に発揮させることができるCNGエンジンの燃料性状別制御方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明に係るCNGエンジンの燃料性状別制御方法は、CNGエンジンの燃焼室内または吸気ポートに設けられCNG燃料を噴射する燃料噴射弁と、前記燃焼室の圧力を検出する筒内圧センサとを備えたCNGエンジンの燃料性状別制御方法であって、CNG燃料を貯蔵するCNG燃料ボンベに新たにCNG燃料が充填された場合には、所定の性状判断運転条件にあるときの筒内圧力に基づいて燃料性状を判別し、当該燃料性状毎に燃料量補正係数を求めて燃料噴射量を補正することを特徴とするものである。
【0013】
したがって、この発明によれば、燃料性状が変化しても最適な燃料噴射量でCNGエンジンを運転することができ、エンジン性能を十分に発揮させることができる。
【0014】
また、この発明に係るCNGエンジンの燃料性状別制御方法は、前記燃料噴射弁が燃焼室内に設けられた筒内直噴式のCNGエンジンの燃料性状別制御方法であって、予め複数の成層マップエリアを備え、前記燃料性状判別後にCNGエンジンが成層リーンバーン運転領域にある場合には、その燃料性状に基づいて対応する前記成層マップエリアを選択し、当該成層マップエリア毎の各燃焼パラメータのデータを用いて運転することを特徴とするものである。
【0015】
したがって、この発明によれば、燃料性状が変化しても最適な燃焼パラメータでCNGエンジンを成層燃焼運転することができ、エンジン性能を十分に発揮させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係るCNGエンジンの燃料性状別制御方法の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を筒内直噴式のCNGエンジンに適用し、1つの気筒を図示して説明するが、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0017】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るCNGエンジンの概略構成を示す断面図である。図1に示すように、CNGエンジン10は、後述するインジェクタ(燃料噴射弁)23によってCNG燃料を燃焼室10aに直接噴射する直噴式であり、成層リーンバーン運転領域を有するように構成されている。燃焼室10aは、シリンダボア11とシリンダヘッド13とシリンダボア11内に往復動自在に配設されたピストン12とによって構成されている。
【0018】
この燃焼室10aのほぼ中央には、点火プラグ14が配設されている。また、燃焼室10aを臨む吸気ポート15には吸気弁16が配設され、燃焼室10aを臨む排気ポート18には排気弁20が配設されている。また、燃焼室10aの吸気弁16近傍には、CNG燃料を燃焼室10aに直接噴射するインジェクタ23が配設されている。燃焼室10aの排気弁20近傍には、燃焼室10a内の圧力を検出する筒内圧センサ25が配設されている。
【0019】
なお、CNGエンジン10は、図示しない排気ガス再循環装置(EGR装置)や、可変バルブタイミング機構(VVT)等を備えるとともに、通常の直噴式のガソリンエンジンが備えるその他の基本構成装置を備えている。
【0020】
このようにCNGエンジン10は、基本的には通常の直噴式のガソリンエンジンと同様の構成となっているが、CNG燃料を供給できるようにするために、燃料供給系統の構成が当該ガソリンエンジンの場合と異なっている。この燃料供給系統は、図示例を省略するが、以下のような構成となっている。
【0021】
すなわち、CNG燃料を貯蔵するためのCNG燃料ボンベは、CNG燃料を高圧(たとえば、最大20MPa)状態で貯蔵できるように構成され、内部の圧力を検出するための圧力センサや、内部の温度を検出するための温度センサを備えている。このCNG燃料ボンベとCNGエンジン10のデリバリパイプとは、燃料供給パイプによって接続されている。
【0022】
このデリバリパイプは、上記燃料供給パイプで圧送されてきたCNG燃料を各インジェクタ23に分配するためのものであり、当該デリバリパイプ内の圧力を検出する圧力センサや、温度を検出する温度センサを備えている。また、上記燃料供給パイプには、上記CNG燃料ボンベから圧送されてくるCNG燃料を所定圧力に調節する高圧レギュレータが設けられている。また、CNG燃料ボンベへの燃料充填口には、当該充填口の開閉状態を検出する充填口開閉センサが設けられている。
【0023】
なお、上記CNGエンジン10、点火プラグ14、吸気弁16、排気弁20、インジェクタ23や、図示しない高圧レギュレータ、CNG燃料ボンベの遮断弁、排気ガス再循環装置(EGR装置)のEGR弁、可変バルブタイミング機構(VVT)等は、圧力センサや温度センサ、筒内圧センサ25等の各種センサ情報に基づいて、図示しない電子制御ユニット(ECU)によって制御されている。
【0024】
また、上記燃料充填口の開閉状態は、上記充填口開閉センサによって検出され、その検出信号は上記電子制御ユニット(ECU)によってモニターされている。
【0025】
つぎに、本発明の要部である制御方法について主に図2および図3を参照して説明する。ここで、図2は、CNGエンジン10の燃料性状別制御方法を示すフローチャートであり、図3は、指定した運転条件における燃料性状毎の筒内圧力と燃料量補正係数の一例を示すマップ図である。
【0026】
図2に示すように、先ず、CNG燃料ボンベ(図示せず)にCNG燃料が新たに充填されたか否かを判別する(ステップS10)。新たな燃料充填によって、上記CNG燃料ボンベ内の燃料性状(ガス組成)が変化するからである。この燃料充填の有無は、イグニションオフの信号と上記充填口開閉センサ(図示せず)からの信号、およびCNG燃料ボンベ内の圧力信号とから判別される。すなわち、イグニションオフ前のCNG燃料ボンベ内の圧力と、イグニションがオフにされて燃料充填口が開閉され、かつイグニションが再度オンになった後の当該ボンベ内圧力とを比較する。イグニションオフ前のCNG燃料ボンベ内圧力よりも、再度イグニションオン後の当該ボンベ内圧力が高くなれば、CNG燃料が新たに充填されたと判断できる。
【0027】
CNG燃料が新たに充填されたならば(ステップS10肯定)、燃料性状が変化したと判断して、CNGエンジン10が燃料性状判断を行うべき所定の運転条件にあるか否かを判断する(ステップS11)。この所定の運転条件とは、一般的走行レベルで必ず走る運転領域であり、予め指定されたものである。
【0028】
また、図3に示すように、予め上記運転条件毎に筒内圧力(たとえば、筒内圧力の最大値Pmax)マップを備えている。すなわち、各運転条件(運転条件1,2,・・・)毎に各燃料性状(燃料A,B,C,・・・・)に対応した筒内圧力Pmaxと燃料量補正係数とを予め準備してある。
【0029】
この燃料性状判断を行うべき所定の運転条件にある場合には(ステップS11肯定)、このような筒内圧力Pmaxのマップ(図3参照)を用いることにより、その運転条件と、当該運転条件での筒内圧力Pmaxの測定値(筒内圧センサ25による測定値)とによって燃料性状を判別する(ステップS12)。
【0030】
そして、この燃料性状に対応する燃料量補正係数を求め、この燃料量補正係数を用いることで最適な燃料噴射量を算出し(ステップS13)、当該最適燃料噴射量でCNGエンジン10を運転する(ステップS14)。なお、種々の燃料性状が混在しているときには、上記マップから補間して求めればよい。
【0031】
また、CNG燃料が新たに充填されていないならば(ステップS10否定)、燃料性状は変化していないと判断できるので、現状の運転条件における燃料噴射量で運転すればよい(ステップS14)。また、CNG燃料が新たに充填されても、燃料性状判断を行うべき所定の運転条件にない場合には、燃料性状の判別は行わず、当該運転条件になるまで待機する(ステップS10肯定、ステップS11否定、ステップS12)。
【0032】
以上のように、この実施の形態1に係るCNGエンジン10の燃料性状別制御方法によれば、CNG燃料ボンベに新たにCNG燃料が充填された場合には、所定の性状判断運転条件にあるときの筒内圧力に基づいて燃料性状を判別し、当該燃料性状毎に燃料量補正係数を求めて燃料噴射量を補正することができるので、燃料性状が変化しても最適な燃料噴射量でCNGエンジン10を運転することができ、エンジン性能を十分に発揮させることができる。
【0033】
なお、上記実施の形態1においては、この発明を筒内直噴式のCNGエンジン10に適用するものとして説明したが、これに限定されず、吸気ポートにCNG燃料を噴射する方式のCNGエンジンに適用してもよく、上記効果と同様の効果を期待できる。また、多気筒エンジンについては、この発明を各気筒に適用することができる。
【0034】
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2に係るCNGエンジン10の燃料性状別制御方法を示すフローチャートであり、図5は、燃料性状に対応する成層マップエリアの一例を示すマップ図であり、図6は、成層マップエリア毎の各燃焼パラメータのデータの一例を示すマップ図である。
【0035】
本実施の形態2は、上記実施の形態1に示した制御(図2におけるステップS10〜ステップS12)に加え、燃料性状判別後にCNGエンジン10が成層リーンバーン運転領域にある場合には、その燃料性状に基づいて対応する成層マップエリア(図5参照)を選択し、当該成層マップエリア毎の各燃焼パラメータのデータ(図6参照)を用いて運転することを特徴とするものである。
【0036】
すなわち、図4に示すように、先ず、CNG燃料ボンベ(図示せず)にCNG燃料が新たに充填されたか否かを判別する(ステップS20)。CNG燃料が新たに充填されたならば(ステップS20肯定)、燃料性状が変化したと判断して、CNGエンジン10が燃料性状判断を行うべき所定の運転条件にあるか否かを判断する(ステップS21)。この所定の運転条件とは、一般的走行レベルで必ず走る運転領域であり、予め指定されたものである。
【0037】
この燃料性状判断を行うべき所定の運転条件にある場合には(ステップS21肯定)、筒内圧力Pmaxのマップ(上記実施の形態1で示した図3参照)を用いることにより、その運転条件と、当該運転条件での筒内圧力Pmaxの測定値(筒内圧センサ25による測定値)とによって燃料性状を判別する(ステップS22)。
【0038】
つぎに、CNGエンジン10が成層リーンバーン運転領域にあるか否かを判断する(ステップS23)。成層リーンバーン運転領域では、種々の燃焼パラメータ、たとえば、燃料噴射期間、燃料噴射時期、点火時期、EGR弁開度、スロットル開度、可変バルブタイミング機構によるバルブ開閉タイミング等を同時に制御する必要があり、均質燃焼時とは異なる制御をする必要があるからである。
【0039】
成層リーンバーン運転領域にある場合には(ステップS23肯定)、ステップS22において判別された燃料性状に基づいて、これに対応する成層マップエリア(図5参照)を選択する。すなわち、図5に示すように、たとえば燃料性状がAの場合には、成層マップエリア1を選択する。
【0040】
そして、図6に示すように、たとえば、選択された成層マップエリア1には、さらに上記燃焼パラメータである▲1▼燃料噴射期間、▲2▼燃料噴射時期、▲3▼点火時期、▲4▼EGR弁開度等毎にそれぞれマップが用意されている。
【0041】
この燃料噴射期間に係るマップでは、たとえば、CNGエンジン10の回転数と1ストローク当たりの燃料量に対応する最適な噴射期間が設定されている。燃料噴射時期、点火時期、EGR弁開度等についても同様に、最適値が設定されたマップが用意されている。他の成層マップエリア(2,3,4・・・)についても、上記と同様に最適なマップが用意されている。
【0042】
このように、燃料性状毎に予め成層マップエリア(図5参照)が用意され、燃料性状によって選択されたこの成層マップエリアには、さらに燃焼パラメータ毎のマップ(図6参照)が用意されているので、これらのマップを用いて制御することで、その燃料性状に最適な成層燃焼を実現することができる(ステップS24)。
【0043】
一方、成層リーンバーン運転領域でない場合(ステップS23否定)、すなわち、均質燃焼の運転領域である場合には、筒内圧力Pmaxのマップ(上記実施の形態1で示した図3参照)から燃料量補正係数を求め、この燃料量補正係数を用いることで最適な燃料噴射量を算出し、当該最適燃料噴射量でCNGエンジン10を運転する(ステップS25)。
【0044】
なお、CNG燃料が新たに充填されていないならば(ステップS20否定)、燃料性状は変化していないと判断できるので、現状の運転条件における燃料噴射量で運転すればよい(ステップS26)。
【0045】
以上のように、この実施の形態2に係るCNGエンジン10の燃料性状別制御方法によれば、予め複数の成層マップエリアを備え、燃料性状判別後にCNGエンジン10が成層リーンバーン運転領域にある場合には、その燃料性状に基づいて対応する成層マップエリアを選択し、当該成層マップエリア毎の各燃焼パラメータのデータを用いて運転するので、燃料性状が変化しても最適な燃焼パラメータで成層燃焼運転をすることができ、エンジン性能を十分に発揮させることができる。
【0046】
また、均質燃焼運転時には、筒内圧力Pmaxのマップから燃料量補正係数を求め、この燃料量補正係数を用いることで最適な燃料噴射量を算出し、当該最適燃料噴射量でCNGエンジン10を運転することができ、エンジン性能を十分に発揮させることができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係るCNGエンジンの燃料性状別制御方法によれば、CNG燃料ボンベに新たにCNG燃料が充填された場合には、所定の性状判断運転条件にあるときの筒内圧力に基づいて燃料性状を判別し、当該燃料性状毎に燃料量補正係数を求めて燃料噴射量を補正するので、燃料性状が変化しても最適な燃料噴射量でCNGエンジンを運転することができ、エンジン性能を十分に発揮させることができる。
【0048】
また、この発明に係るCNGエンジンの燃料性状別制御方法によれば、前記燃料性状判別後にCNGエンジンが成層リーンバーン運転領域にある場合には、その燃料性状に基づいて対応する成層マップエリアを選択し、当該成層マップエリア毎の各燃焼パラメータのデータを用いて運転するので、燃料性状が変化しても最適な燃焼パラメータでCNGエンジンを成層燃焼運転することができ、エンジン性能を十分に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るCNGエンジンの概略構成を示す断面図である。
【図2】CNGエンジンの燃料性状別制御方法を示すフローチャートである。
【図3】指定した運転条件における燃料性状毎の筒内圧力と燃料量補正係数の一例を示すマップ図である。
【図4】この発明の実施の形態2に係るCNGエンジンの燃料性状別制御方法を示すフローチャートである。
【図5】燃料性状に対応する成層マップエリアの一例を示すマップ図である。
【図6】成層マップエリア毎の各燃焼パラメータのデータの一例を示すマップ図である。
【符号の説明】
10 CNGエンジン
10a 燃焼室
11 シリンダボア
12 ピストン
13 シリンダヘッド
14 点火プラグ
15 吸気ポート
16 吸気弁
18 排気ポート
20 排気弁
23 インジェクタ(燃料噴射弁)
25 筒内圧センサ
Claims (2)
- CNGエンジンの燃焼室内または吸気ポートに設けられCNG燃料を噴射する燃料噴射弁と、
前記燃焼室の圧力を検出する筒内圧センサと、
を備えたCNGエンジンの燃料性状別制御方法であって、
CNG燃料を貯蔵するCNG燃料ボンベに新たにCNG燃料が充填された場合には、所定の性状判断運転条件にあるときの筒内圧力に基づいて燃料性状を判別し、当該燃料性状毎に燃料量補正係数を求めて燃料噴射量を補正することを特徴とするCNGエンジンの燃料性状別制御方法。 - 前記燃料噴射弁が燃焼室内に設けられた筒内直噴式のCNGエンジンの燃料性状別制御方法であって、予め複数の成層マップエリアを備え、前記燃料性状判別後にCNGエンジンが成層リーンバーン運転領域にある場合には、その燃料性状に基づいて対応する前記成層マップエリアを選択し、当該成層マップエリア毎の各燃焼パラメータのデータを用いて運転することを特徴とする請求項1に記載のCNGエンジンの燃料性状別制御方法。
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