JP2004345698A - 縦置き型食品包装容器 - Google Patents

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Tetsuo Yamashita
哲男 山下
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Abstract

【課題】蓋を閉めた食品包装容器内に入れられた小容器をテーブル等の上に置いたとき、テーブル等の上が汚れることを防止することができる縦置き型食品包装容器を提供する。
【解決手段】本発明は、縦置き型食品包装容器に関する。本発明による縦置き型食品包装容器(1)は、上向きの開口(2)を有し且つ食品(C)を収容する縦置き型の外容器(4)と、開口(2)を閉鎖する外蓋(6)と、小容器(26)とを有する。小容器(26)は、外蓋(6)とそれによって閉鎖された外容器(4)とによって構成される容器内部空間(24)に配置される。また、小容器(26)は、それを容器内部空間(24)の外に置いたときに上向きになる開口(38)を有する。小容器(26)は、容器内部空間(24)において、開口(38)が下向きになるように食品(C)の上に配置される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品包装容器に係わり、更に詳細には、縦置き型の食品包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
菓子類、麺類、ヨーグルト、プリン、ところてん、納豆、インスタント味噌汁等の食品を収容した縦置き型の食品包装容器が知られている。これらの食品包装容器には、しばしば、スープ、ソース、バター、クリーム、ケチャップ、マヨネーズ、フルーツソース等のジャム、ドレッシング、香辛料、又は、調味料等の味剤用の小容器が添付されている。
【0003】
これらの小容器が、蓋を閉めた食品包装容器の外側に添付されている場合がある。この場合、味剤を入れた小容器をテーブル等の上において、例えば、小容器内のバターを食品包装容器内の棒状の食品に付けながら食べることができる。
【0004】
他方、これらの小容器が、蓋を閉めた食品包装容器の中に配置されている場合がある(例えば、特許文献1及び2参照)。この場合、例えば、食品包装容器と一体に形成された小容器内のチョコレート液を食品包装容器内の棒状菓子に付けながら食べることができる(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
実公昭58−54350号公報 (第1図)
【特許文献2】
実開昭49−90585号公報 (第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
味剤用の小容器を、後者の場合のように、蓋を閉めた食品包装容器内に入れておき、食品を食べる際、味剤用の小容器を食品包装容器から取出し、それを、前者の場合のように、テーブル等の上において、小容器内の味剤を食品包装容器内の食品に付けながら食べられるようにすることも可能である。しかしながら、食品包装容器内の食品が、小容器に付着しやすい材料を有している場合、問題が生じることがある。例えば、食品包装容器内の食品がフライドポテトである場合、食品包装容器の輸送中、フライドポテトの表面に存在している油と食塩が、食品包装容器内に配置されている小容器の底面に付着する。この小容器をテーブルの上に置いたとき、小容器の底面についた油と塩により、テーブルの上が汚れてしまう。
【0007】
そこで、本発明の目的は、蓋を閉めた食品包装容器内に入れられた小容器をテーブル等の上に置いたとき、テーブル等の上が汚れることを防止することができる縦置き型食品包装容器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による縦置き型食品包装容器は、上向きの開口を有し、食品を収容する縦置き型の外容器と、開口を閉鎖するための外蓋と、外蓋とそれによって閉鎖された外容器とによって構成される容器内部空間に配置された小容器と、を有し、小容器は、それを容器内部空間の外に置いたときに上向きになる開口を有し、容器内部空間において、小容器の開口が下向きになるように食品の上に配置されていることを特徴としている。
【0009】
このように構成された縦置き型食品包装容器によれば、外容器の開口が外蓋によって閉鎖されているとき、外容器に収容されている食品と、容器内部空間に下向きに配置された小容器の開口とは、互いに向い合う向きに配置されている。縦置き型の食品包装容器が輸送等されている間、外容器内の食品は、主として、小容器の開口側と接触する。例えば、食品がフライドポテトの場合、フライドポテトの油及び塩が、主として、小容器の開口側に付着する。外蓋をあけて、小容器をテーブル等の上に置いたとき、油及び塩が付着している小容器の開口側は、上向きになる。即ち、小容器に付着している油及び塩は、テーブルと接触しない。従って、内部空間に配置された、即ち、蓋を閉めた食品包装容器内に入れられた小容器をテーブル等の上に置いたとき、テーブル等の上が汚れることを防止することができる。
【0010】
食品の上に配置されている小容器は、食品の上に直接配置されていても良いし、食品と間隔をおいて配置されていても良い。また、小容器を、食品包装容器内の食品を小出しするのに使用しても良いし、食品包装容器に添付した味剤を入れるのに使用しても良い。外蓋は、外容器の開口を密封的に閉鎖していても良いし、外容器に嵌合することによって外容器の開口を閉鎖していても良い。容器内部空間に配置される外容器の数は、1つに限らず、複数であっても良い。
【0011】
本発明において、好ましくは、外容器の開口及び外蓋は、実質的に1つの平面内に配置される。
【0012】
このように構成された縦置き型食品包装容器では、食品包装容器の上面が平らになる。それにより、従来から使用されている食品包装容器の外形寸法を変えることなしに、食品包装容器に小容器を添付することができる。新しい形状の食品包装容器を製作した場合、食品包装容器の型を新たに製作するコスト等が生じてしまう。しかしながら、食品包装容器内に余裕があったり、食品の総カロリー数を制限するために食品の内容量が食品包装容器の容量に比べて少ない場合、食品包装容器内の空間を利用して、小容器を収容することができる。それにより、製造コスト等を軽減することができる。また、上面を上方に突出させる場合と異なり、食品包装容器の上面全体が見やすくなり、上面をデザイン的に有効利用することができる。
【0013】
本発明において、好ましくは、小容器に入れるべき味剤を収容した味剤収容体が、小容器と外蓋との間に配置される。
【0014】
このように構成された縦置き型食品包装容器では、味剤収容体が小容器の上側に配置されることになる。上述のように、食品包装容器の輸送等の間、小容器の開口側が、主として、食品と接触する。即ち、小容器の下側が食品と接触し、小容器の上側は、食品と接触しない。従って、小容器の上側に配置された味剤収容体は、食品と接触せず、その結果、味剤収容体が食品によって汚れることを防止することができる。それにより、外蓋をあけたとき、手を汚すことなしに味剤収容体を取出すことができる。
【0015】
味剤収容体は、袋状のものであっても良いし、容器状のものであっても良い。また、味剤収容体の数は、1つに限らず、複数であっても良い。
【0016】
本発明において、好ましくは、小容器は、その下向きの開口を閉鎖するための小容器用蓋を有し、小容器に入れるべき味剤が、小容器用蓋によって閉鎖された小容器内に配置される。
【0017】
このように構成された縦置き型食品包装容器では、小容器用蓋は、小容器の下側に配置される。その結果、外容器内の食品の上に、小容器用蓋が配置され、この小容器用蓋の上に、味剤が配置されることになる。即ち、味剤と食品とは、小容器用蓋によって分離される。味剤が袋状又は容器状の味剤収容体に入れられている場合には、味剤収容体が食品によって汚れることを防止することができる。小容器用蓋と小容器とが密封されていれば、味剤が直接小容器に入れられていても良い。
【0018】
本発明において、好ましくは、小容器は、それを容器内部空間内から取出すのに掴むための掴み手段を有する。
【0019】
このように構成された縦置き型食品包装容器では、掴み手段を使用することによって、小容器を容器内部空間から容易に取出すことができる。特に、小容器が、外容器の中に配置されている場合、小容器の取出しが容易になる。
【0020】
この場合、好ましくは、小容器は、それが容器内部空間内に配置されているときに上向きになる底面を有し、掴み手段は、外容器の内面から間隔をおくように構成された底面の周縁部によって構成される。
【0021】
このように構成された縦置き型食品包装容器では、底面の周縁部を掴んで、小容器を容器内部空間から取出すことができる。特に、小容器が外容器の中に配置されている場合、外容器の内面と小容器の底面との間に指を挿入し、小容器の底面の周縁部を指で掴むことによって、小容器を外容器の中から容易に取出すことができる。
【0022】
底面から開口までの小容器の形状は、任意であり、例えば、段付き形状になっていても良いし、テーパ形状になっていても良い。
【0023】
本発明において、好ましくは、外蓋と小容器とが連結されている。
【0024】
このように構成された縦置き型食品包装容器では、外蓋を外容器から取外すと同時に、小容器を容器内部空間から取出すことができる。小容器が容器内部空間内に配置されているときに上向きになる底面を小容器が有し、この底面が外蓋に連結されていれば、食品の材料が小容器の底面に付着することが確実に防止される。その結果、小容器の底面をテーブル等の上に置いたとき、テーブル等の上が汚れることを確実に防止することができる。
【0025】
外蓋を小容器から取外して、小容器だけをテーブル等の上に置いても良いし、外蓋を小容器から取外さずに、小容器と外蓋を一緒にテーブル等の上においても良い。また、外蓋と小容器を一体にして形成しても良い。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明による縦置き型食品包装容器の3つの実施形態を説明する。
【0027】
最初に、図1を参照して、本発明による縦置き型食品包装容器の第1の実施形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態である縦置き型食品包装容器の縦断面図である。
【0028】
図1に示すように、縦置き型食品包装容器1は、上向きの開口2を有し且つ縦置きにされた外容器4と、開口2を閉鎖するための外蓋6とを有している。外容器4は、ほぼ円筒形の側壁8と、それに連結された底壁10とを有している。側壁8は、内面12及び上縁14を有している。上向きの開口2は、側壁8の上縁14によって構成されている。側壁の上縁14は、1つの水平平面内にある。側壁の上縁14には、環状のフランジ18が設けられている。このフランジ18に、外蓋6が密封接着されている。外蓋6は、シート状であり、上面20と、フランジ18に接着している下面22とを有している。外蓋6は、実質的には、側壁8の上縁14を含む水平平面内に位置している。外蓋6とこの外蓋6によって閉鎖された外容器4とによって、密封された容器内部空間24が構成されている。外容器4は、PEやALをコーティングした紙、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂又は発泡樹脂等で作られるのが良い。外蓋6は、外容器から容易に剥すことができる材料で作られるのが良く、例えば、アルミニウム箔/ホットメルト接着剤、紙/ポリエチレン/アルミニウム箔/ポリエチレン/ホットメルト接着剤、ポリエチレンテレフタレートなどの耐熱性プラスチックフィルム/ポリエチレン/アルミニウム箔/接着用樹脂、紙/ポリエチレン/二軸延伸プラスチックフィルム/ポリエチレン/ホットメルト接着剤等の複合材料で作られる。
【0029】
外容器4の中に、積み重ねられた食品、例えば、ポテトチップCが収容されている。このポテトチップCの上に、小トレイ26が載せられている。更に、この小トレイ26の上に、ソース袋28が載せられている。ソース袋28は、ポテトチップCに付けるためのディップソースを収容しており、平らな形状を有している。ポテトチップC、小トレイ26及びソース袋28は、密封された容器内部空間24に配置されている。
【0030】
小トレイ26は、上下逆向きに配置されている。小トレイ26は、上側に配置された底壁30と、底壁から下方に延びる側壁32とを有している。側壁32は、内面34と、下縁36を有している。側壁32の下縁36によって、小トレイ26の下向きの開口38が構成されている。底壁30は、上向きの底面40を有している。後述するように、小トレイ26を容器内部空間24の外に置いたとき、小トレイ26の開口38は上向きになり、その底面40は下向きになる。側壁32は、段付き形状を有し、上側の小径部分42と、下側の大径部分44と、それらの間の肩部46とを有している。小径部分42と底面40の間に、周縁部48が構成されている。
【0031】
小トレイ26は、その肩部46がポテトチップCと当接し、それにより、小トレイ26は、ポテトチップCの上に載せられている。ソース袋28は、小トレイ26の底面40の上に載せられている。
【0032】
小トレイ26の大径部分44の外径は、ポテトチップCの油及び塩が小トレイ26の底面40に回り込まないように、外容器4の内径よりもわずかに小さいことが好ましい。大径部分44の上下方向長さは、小トレイ26が輸送中に傾かないような長さであるのが良い。この長さは、例えば、5mm〜10mmである。小トレイ26の小径部分42の外径及び上下方向長さは、外蓋4をあけたときに小トレイ26の底面40の周縁部48を指で掴むことができるような大きさである。例えば、小径部分42の外径は、外容器4の内径よりも20mm以上小さいことが好ましく、その上下方向長さは、例えば、5mm〜20mmであることが好ましい。小トレイ26は、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂又は発泡樹脂等で作られることが好ましい。
【0033】
小トレイ26の底壁30と外蓋6との間の隙間は、食品包装容器の輸送中、ソース袋28が上下方向に移動しないような大きさであることが好ましい。
【0034】
次に、本発明の第1の実施形態である縦置き食品包装容器の使用方法を説明する。
【0035】
外蓋6を外容器4から取外す。ソース袋28と小トレイ26を外容器4から取出す。外容器4内のポテトチップCの油及び塩は、主として、小トレイ26の開口側、即ち、その内面34に付着するが、小トレイ26の底面40には、油及び塩が付着しない。外容器4から取出した小トレイ26をひっくり返し、その底面40が下向きになるようにテーブル等の上に置く。それにより、油及び塩が付着している小トレイ26の開口側は、上向きになる。その結果、小トレイ26をテーブルの上に置いたとき、テーブルの上は、油や塩で汚れない。次いで、ソース袋28の中身のディップソースを小トレイ26に押出す。次いで、ポテトチップCにディップソースを付けながら、ポテトチップCを食べることができる。
【0036】
2番目に、図2を参照して、本発明による縦置き型食品包装容器の第2の実施形態を説明する。図2は、本発明の第2の実施形態である縦置き型食品包装容器の縦断面図である。
【0037】
第2の実施形態である縦置き型食品包装容器60は、外蓋と小トレイの構成及びソース袋の配置以外、第1の実施形態である縦置き型食品包装容器と同様の構造を有している。従って、以下、第1の実施形態と異なる部分だけを説明し、共通する部分の説明を省略する。
【0038】
外蓋62は、上方に突出した凸形の形状を有している。外蓋62は、外容器4のフランジ18に脱着式に嵌合している。外蓋62は、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂等で作られるのが良い。
【0039】
外容器4の中に、例えば、油で揚げて塩で味付けしたステック状のスナックSが収容されている。このスナックSの上に、蓋64付きの小トレイ66が載せられている。蓋64をした小トレイ66の中に、ソース袋28が入れられている。ソース袋28は、スナックSにつけるためのディップソースを収容しており、平らな形状を有している。スナックS、小トレイ66及びソース袋28は、容器内部空間24に配置されている。
【0040】
小トレイ66は、上下逆向きに配置されている。小トレイ66は、上側に配置された底壁68と、底壁68から下方に延びる側壁70とを有している。側壁70は、内面74と、下縁76を有している。側壁70の下縁76によって、小トレイ66の下向きの開口78が構成されている。底壁68は、上向きの底面80を有している。後述するように、小トレイを容器内部空間24の外に置いたとき、小トレイ66の開口78は上向きになり、その底面80は下向きになる。側壁70は、下方に延びるにつれて広がるように底面80から下縁76までテーパしている。底面80と側壁70との間に、周縁部82が構成されている。側壁70の下縁76に、小トレイ用の蓋64が密封的に接着されている。蓋64は、シート状であり、第1の実施形態の外蓋4と同様の材料で作られるのが良い。
【0041】
小トレイ66は、その蓋64がスナックSと当接し、それにより、小トレイ66は、スナックSの上に載せられている。かくして、スナックSの上に小トレイ66の蓋64が配置され、更に、この蓋64の上に、ソース袋28が配置されている。
【0042】
側壁70の下縁76の外径は、スナックSの油及び塩が小トレイ66の底面80に回り込まないように、外容器4の内径よりもわずかに小さいことが好ましい。小トレイ66の底面80の外径は、外蓋62をあけたときに小トレイ66の底面80の周縁部82を指で掴むことができるような大きさである。例えば、底面80の外径は、外容器4の内径よりも20mm以上小さいことが好ましい。小トレイ66の底壁80と外蓋62との間の隙間は、小さいことが好ましい。小トレイ66は、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂又は発泡樹脂等で作られていることが好ましい。
【0043】
次に、本発明の第2の実施形態である縦置き食品包装容器の使用方法を説明する。
【0044】
外蓋62を外容器4から取外して、小トレイ66を容器内部空間24から取出す。外容器4内のスナックSの油及び塩は、主として、小トレイ66の開口側、即ち、小トレイ用蓋64に付着するが、小トレイ66の底面80には、油及び塩が付着しない。小トレイ66をひっくり返し、その底面80が下向きになるようにテーブル等の上に置く。それにより、油及び塩が付着している小トレイ66の開口側は、上向きになる。その結果、小トレイ66をテーブル等の上に置いたとき、テーブル等の上は、油や塩で汚れない。次いで、小トレイ用蓋64を小トレイ66から取外し、ソース袋28を取出す。ソース袋28の中身のディップソースを小トレイ66の中に押出す。次いで、スナックSにディップソースを付けながら、スナックSを食べることができる。
【0045】
3番目に、図3を参照して、本発明による縦置き型食品包装容器の第3の実施形態を説明する。図3は、本発明の第3の実施形態である縦置き型食品包装容器の縦断面図である。
【0046】
第3の実施形態である縦置き型食品包装容器90は、小トレイの構成が異なり、ソース袋が省略されていること以外、第1の実施形態である縦置き型食品包装容器と同様の構造を有している。従って、以下、第1の実施形態と異なる部分だけを説明し、共通する部分の説明を省略する。
【0047】
外容器4の中に、第2の実施形態と形状が異なる、油で揚げて塩で味付けしたスナック菓子S’が収容されている。スナック菓子S’の上に、それと間隔をおいて小トレイ92が配置されている。後で説明するように、小トレイ92は、外蓋6に接着されている。
【0048】
小トレイ92は、上下逆向きに配置されている。小トレイ92は、上側に配置された底壁94と、底壁から上下方向下方に延びる側壁96とを有している。側壁96は、内面98と、外面100と、下縁102を有している。側壁96の下縁102によって、小トレイ92の下向きの開口104が構成されている。底壁94は、上向きの底面106を有している。後述するように、小トレイ92を容器内部空間24の外に置いたとき、小トレイ92の開口104は上向きになり、その底面106は下向きになる。小トレイ92の底面106は、外蓋6の下面22に接着されている。スナック菓子S及び小トレイ92は、容器内部空間24に配置されている。
【0049】
小トレイ92の底面106の外径は、外蓋6を外容器4から取外すのにじゃまにならない大きさであるのが良い。例えば、底面106の外径は、外容器4の内径よりも20mm以上小さいことが好ましい。小トレイ92は、外蓋6と同質の材料で作られるのが良い。
【0050】
次に、本発明の第3の実施形態である縦置き食品包装容器の使い方を説明する。
【0051】
外蓋6を外容器4から取外す。それにより、小トレイ92を外蓋6と共に外容器4から取出すことができる。スナック菓子S’の油及び塩は、主として、小トレイ92の開口側、即ち、その内面98、外面100に付着するが、小トレイ92の底面106には、油及び塩が付着しない。また、外蓋6の下面22には、油及び塩が付着するが、外蓋6の上面20には、油及び塩は付着しない。外容器4から取出した小トレイ92をひっくり返し、その底面106が下向きになるようにテーブル等の上に置く。それにより、油及び塩が付着している小トレイ92の開口側は、上向きになる。この時、外蓋4を小トレイ92から取外しても良いし、外蓋4を小トレイ92に接着させたままでも良い。外蓋を小トレイ92に接着させたままであるとき、外蓋6の上面が下向きになるようにテーブル等の上に置かれることになる。その結果、小トレイ92をテーブル等の上に置いたとき、テーブル等の上は、油や塩で汚れない。次いで、スナック菓子S’を小トレイ92に小出しにして、それを食べる。ディップソースを収容したソース袋(図示せず)が添付されている場合には、ソース袋の中身のディップソースを小トレイ92に押出す。次いで、スナック菓子S’にディップソースを付けながら、スナック菓子S’を食べることができる。
【0052】
以上、本発明の3つの実施形態を説明したけれども、本発明は、これらの実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0053】
上記実施形態では、外容器4の側壁は、円筒形状であったが、多角形状等の他の形状であっても良い。
【0054】
また、上記外容器に収容される食品は、小容器に付着しやすい材料を有していれば、油及び塩を有する食品に限らず、例えば、調味料や粉をまぶした食品、表面にチョコレートをコーティングした製品等であっても良い。更に、付着しやすい材料は、匂いを発する材料であっても良い。
【0055】
また、上記実施形態では、ソース袋によって味剤を収容していたが、容器によって味剤を収容しても良い。容器は、例えば、1つの部屋からなるポーション式の容器でも良いし、並列した2つの部屋からなり、部屋と部屋との間を折り曲げることによって両方の部屋の味剤を同時に押出すことができるディスペンス式の容器でも良い。更に、第2の実施形態において、蓋64で密封された小トレイ66の中に、ディップソースを直接入れておいても良い。
【0056】
また、第1及び第2の実施形態において、ソース袋を平らな形状にしたけれども、ソース袋の形状は任意である。
【0057】
また、上記3つの実施形態の構成要素を互いに組合わせても良い。例えば、第1及び第3の実施形態において、外蓋6を第2の実施形態のように脱着式に嵌合する外蓋62に変更しても良いし、第2の実施形態において、外蓋62を第1及び第3の実施形態のように平らな形状にしても良い。また、第2の実施形態において、小容器66内にソース袋を入れなくても良いし、第3の実施形態において、小容器92に蓋を設け、ソース袋を小容器内に配置しても良い。
【0058】
また、上記実施形態では、1つの小容器26、66、92が容器内部空間24に配置されているけれども、複数の小容器を容器内部空間24に配置しても良い。この場合、複数の小容器は、重ねて配置されていても良いし、並べて配置されていても良い。それに応じて、ソース袋28の数を変更しても良い。
【0059】
また、第1及び第2の実施形態において、小容器26、66を外容器4から取出すことを容易にするために、小容器26、66の底面40、80に凹部を設け、その中に、指で掴むことができるつまみ等を設けても良い。
【0060】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明の縦置き型食品包装容器により、蓋を閉めた食品包装容器内に入れられた小容器をテーブル等の上に置いたとき、テーブル等の上が汚れることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施形態の縦置き型食品包装容器の縦断面図である
【図2】本発明による第2の実施形態の縦置き型食品包装容器の縦断面図である
【図3】本発明による第3の実施形態の縦置き型食品包装容器の縦断面図である
【符号の説明】
1、60、90 縦置き型食品包装容器
2 外容器の開口
4 外容器
6 外蓋
12 外容器の内面
24 容器内部空間
26 小容器
28 味剤収容体
38 小容器の開口
40 底面
48 周縁
62 外蓋
64 小容器用蓋
66、92 小容器
78、104 小容器の開口
80、106 底面
82 周縁

Claims (7)

  1. 縦置き型食品包装容器であって、
    上向きの開口を有し、食品を収容する縦置き型の外容器と、
    前記開口を閉鎖するための外蓋と、
    前記外蓋とそれによって閉鎖された外容器とによって構成される容器内部空間に配置された小容器と、を有し、
    前記小容器は、それを前記容器内部空間の外に置いたときに上向きになる開口を有し、前記容器内部空間において、前記小容器の開口が下向きになるように前記食品の上に配置されていることを特徴とする縦置き型食品包装容器。
  2. 前記外容器の開口及び前記外蓋は、実質的に1つの平面内に配置される、請求項1に記載の縦置き型食品包装容器。
  3. 前記小容器に入れるべき味剤を収容した味剤収容体が、前記小容器と前記外蓋との間に配置される、請求項1に記載の縦置き型食品包装容器。
  4. 前記小容器は、その下向きの開口を閉鎖するための小容器用蓋を有し、前記小容器に入れるべき味剤が、前記小容器用蓋によって閉鎖された小容器内に配置される、請求項1に記載の縦置き型食品包装容器。
  5. 前記小容器は、それを前記容器内部空間内から取出すのに掴むための掴み手段を有する、請求項1に記載の縦置き型食品包装容器。
  6. 前記小容器は、それが前記容器内部空間内に配置されているときに上向きになる底面を有し、前記掴み手段は、前記外容器の内面から間隔をおくように構成された前記底面の周縁部によって構成される、請求項5に記載の縦置き型食品包装容器。
  7. 前記外蓋と前記小容器とが連結されている、請求項1に記載の縦置き型食品包装容器。
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