JP2004345365A - 樹脂製燃料タンクの構成部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】強度・剛性、耐ガソリン膨潤性、高バリア性、及びタンク本体に対する熱溶着性を両立することができるように改良された樹脂製燃料タンクの構成部品を提供する。
【解決手段】溶着可能部材で形成されタンク本体4に溶融結合されるジョイント部2と、このジョイント部2に支持されタンク本体4の内側に没入するように設置される非溶着部材で形成されたバルブ本体部3とからなる樹脂製燃料タンクの構成部品であって、バルブ本体部3を分割すると共に、分割されたバルブ部品が相互に結合した状態において、一方の分割バルブ部品3aでジョイント部2に対するタンク本体4の外側方向への移動を規制し、他方の分割バルブ部品3bでジョイント部2に対するタンク本体4の内側方向への移動を規制する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂製燃料タンクの構成部品に関し、特に、樹脂製燃料タンクのタンク本体に溶融結合されるジョイント部に支持されタンク本体内に設置される樹脂製燃料タンクの構成部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、防錆並びに軽量化が容易であり、しかも高い生産性が得られることから、合成樹脂材のブロー成型による燃料タンクが自動車用燃料タンクとして使用されるようになってきている。一方、燃料タンクには、液面上の空間に滞留する燃料蒸発ガスを燃料タンク外へ導出してタンク本体の内圧を一定に保つためのベントバルブや、フィラーチューブに接続される逆流防止バルブや、燃料ポンプなど、各種の構成部品が取り付けられるが、タンク本体を合成樹脂材で形成した場合は、製造工程の簡略化の観点から、構成部品とタンク本体とが熱溶着で結合可能であることが好ましい。ところが、熱溶着が可能な高密度ポリエチレン(以下、HDPEという)などは、炭化水素(以下、HCという)の難透過性(以下、バリア性という)に比較的乏しく、ガソリンタンク用構成部品は、バリア性の高い材料を用いて形成されることが望ましい。
【0003】
そのため、HCの透過を抑制するには、エチレンビニルアルコール共重合体(以下、EVOHという)などのバリア性の高い材料を用いることが好ましいが、このような所謂ガソリンバリア材は、熱溶着による接着性が低いため、仮に構成部品をガソリンバリア材で形成したとすると、タンク本体と構成部品との間の結合強度を満足させることが難しかった。
【0004】
つまり、合成樹脂製燃料タンクに取り付けられる構成部品には、強度・剛性が十分に高く、かつ耐ガソリン膨潤性に富み、しかもバリア性の高いことが望まれるが、その上にタンク本体との熱溶着性までも確保するとなると、この構成部品を単一の材料で形成することは難しい。
【0005】
図4は、従来例に係る燃料タンクのフィラーネックバルブ(燃料逆流防止バルブ)の概略を示す一部断面図である。図4に示すように、合成樹脂製燃料タンク(図略)に取り付けられるフィラーネックバルブ30は、ジョイント部31とバルブ本体部32とを備えて構成される。
【0006】
このジョイント部31は、タンク本体(図略)の外面に接合するフランジ36及び燃料タンク内に突入する筒部35を備え、燃料タンクに溶着可能な材料で形成された一次成型部分37と、溶融樹脂材の流過可能な孔39を筒部35に形成した上で少なくとも筒部35の内周の一部に二色成型法で形成されたHCバリア材層(二次成型部分38)とを有する。
【0007】
また、バルブ本体部32は、逆流を防止する弁を備えて構成されており、ジョイント部31の筒部35の外周面にOリング34を介在させて、ジョイント部31と結合している。
【0008】
このように、ジョイント部31が、合成樹脂製燃料タンクのタンク本体に対して溶着可能材である一次成型部分37と、非溶着可能材であるバリア材(二次成型部分38)とで二色成型されていることにより、燃料タンクのタンク本体に結合する部分に熱溶着性とバリア性とを両立させている。
【0009】
そして、バルブ本体部32が、耐ガソリン膨潤性に富む材料で形成され、これをジョイント部31の溶着可能材が露出した部分(筒部35)に結合させることによって、フィラーネックバルブ30は、強度・剛性、耐ガソリン膨潤性、高バリア性、及びタンク本体に対する熱溶着性を両立している(例えば、特許文献1参照)。
【0010】
【特許文献1】
特開2003−2074号公報([0018]、図1)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フィラーチューブ接続部を備えたジョイント部や逆流防止弁を備えたバルブ本体部のように、複数の部品を組み合わせる構造を採用して、部位に応じて最適な物性の材料が用いられているが、ジョイント部とバルブ本体部とを別体で形成しただけでは前記した要望を満たすことはできず、Oリングのようなシール部材を介在させなければならないという問題があった。
【0012】
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、Oリングなどのシール部材を用いなくともシール性が向上し、強度・剛性、耐ガソリン膨潤性、高バリア性、及びタンク本体に対する熱溶着性を両立することができるように改良された樹脂製燃料タンクの構成部品を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決した本発明の請求項1に記載の樹脂製燃料タンクの構成部品は、溶着可能部材で形成されタンク本体に溶融結合されるジョイント部と、該ジョイント部に支持され前記タンク本体内に設置される非溶着部材で形成されたバルブ本体とからなる樹脂製燃料タンクの構成部品であって、前記バルブ本体を分割すると共に、該分割されたバルブ部品が相互に結合した状態において、一方のバルブ部品でジョイント部に対するタンク本体の外側方向への移動を規制し、他方のバルブ部品でジョイント部に対するタンク本体の内側方向への移動を規制したことを特徴とする。
【0014】
請求項1に記載の発明によれば、バルブ本体を分割すると共に、該分割されたバルブ部品が相互に結合した状態において、一方のバルブ部品でジョイント部に対するタンク本体の外側方向への移動を規制し、他方のバルブ部品でジョイント部に対するタンク本体の内側方向への移動を規制したことにより、バルブ部品がジョイント部から抜けることを防止することができると共に、シール性が向上し、強度・剛性、耐ガソリン膨潤性、高バリア性、及びタンク本体に対する熱溶着性を両立することができる。
【0015】
また、ジョイント部とバルブ本体部との結合部位に設けられていたシール部材(Oリング)を使用しなくてもすむため、部品点数を減少することが可能となり、組み付け作業性が向上する。また、ジョイント部とバルブ本体部とをより強固に結合することができる。
【0016】
次に、溶着可能部材で形成されタンク本体に溶融結合されるジョイント部と、該ジョイント部に支持され前記タンク本体内に設置される非溶着部材で形成されたバルブ本体部とからなる樹脂製燃料タンクの構成部品であって、前記ジョイント部に対する前記バルブ本体部のタンク本体の外側方向への移動を、前記ジョイント部の内周面と前記バルブ本体部の外周面とにそれぞれ形成した係合部と被係合部との係合により規制する構成とした。
【0017】
また、溶着可能部材で形成されタンク本体に溶融結合されるジョイント部と、該ジョイント部に支持され前記タンク本体内に設置される非溶着部材で形成されたバルブ本体部とからなる樹脂製燃料タンクの構成部品であって、前記ジョイント部に対する前記バルブ本体部のタンク本体の外側方向への移動を、前記バルブ本体部の外周面に外嵌する止め輪部材により規制する構成とした。
【0018】
次に、少なくともタンク本体に対する取り付け部が、溶着可能な樹脂材により成形され、且つ、タンク本体の外側においてチューブが外嵌するチューブ接続管部を形成したジョイント部と、前記ジョイント部に内嵌して該ジョイント部に固定されるバルブ本体部と、を備え、前記タンク本体の外側における前記ジョイント部と前記バルブ本体部との界面の端部を、前記チューブ接続管部に外嵌されたチューブの内部に臨ませる構成とした。
【0019】
そして、当該構成において、前記バルブ本体部を分割すると共に、該分割されたバルブ部品が相互に結合した状態において、一方のバルブ部品でジョイント部に対するタンク本体の外側方向への移動を規制し、他方のバルブ部品でジョイント部に対するタンク本体の内側方向への移動を規制するようにした。或いは、前記ジョイント部に対する前記バルブ本体部のタンク本体の外側方向への移動を、前記ジョイント部の内周面と前記バルブ本体部の外周面とにそれぞれ形成した係合部と被係合部との係合により規制する構成とした。或いは、前記ジョイント部に対する前記バルブ本体部のタンク本体の外側方向への移動を、前記バルブ本体部の外周面に外嵌する止め輪部材により規制する構成とした。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明に係る樹脂製燃料タンクの構成部品の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る燃料逆流防止バルブ組立体を一部断面にして示している。図1(a)は正面図、図1(b)は左側面図(一部省略)である。この燃料逆流防止バルブ組立体1は、ジョイント部2とバルブ本体部3とから構成されている。このバルブ本体部3は、バルブ部品3aと、バルブ部品3bとを備えている。ジョイント部2は、フランジ7を備えている。このフランジ7は、タンク本体4の開口部4aの周縁外面に熱溶着されてタンク本体4を密閉している。符号21は、燃料をタンク本体4内に噴出するための噴出口である。その他の符号は、後記した図2を参照して詳細に説明する。
【0021】
図2は、燃料逆流防止バルブ組立体1を構成する部品の説明図である。図2(a)は、バルブ部品3bの断面図、図2(b)は、ジョイント部2の断面図、図2(c)は、バルブ部品3aの断面図、図2(d)は、逆流防止弁13、圧縮コイルばね12、エンドキャップ16の断面図である。
【0022】
図2(a)に示すように、バルブ部品3bは、バリア材(EVOH:エチレンビニルアルコール共重合体)によって筒状に形成されている。一端には鉤状の端面3c、他端付近には爪受容部20が設けられている。
【0023】
図2(b)に示すように、ジョイント部2は、フィラーチューブ接続部5、フランジ7を備えている。フィラーチューブ接続部5の一端には端面8、他端には端面2aを備えている。また、バリア層によって覆われた環状溝7a、フランジ7の大部分のHDPE(高密度ポリエチレン)で形成された一次成型部分9、EVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)で形成されたHCバリア材層をなす二次成型部分10を備えている。
【0024】
図2(c)に示すように、バルブ部品3aは、バリア材(EVOH)によって筒状に形成されている。一端には拡径部11、バルブ接続部6、端面6a、開口部6b、また、他端には開口部6c、爪受容部6dを備えている。中央部付近には爪19を備えている。符号17で示した部分は逆止弁受容部、符号18で示した部分は連結部である。
【0025】
図2(d)には、逆流防止弁13、圧縮コイルばね12、エンドキャップ16が同図紙面において右から順に示されており、図2(c)に示す開口部6cからバルブ部品3a内に挿入されて順に組み込まれる。逆流防止弁13には、弁座14が設けられている。また、エンドキャップ16には、ばね座15、爪16aが設けられている。
【0026】
図3は、本発明が適用された自動車用燃料タンクの概略構成図である。図3に示すように、樹脂製燃料タンクTは、タンク本体4を備えている。このタンク本体4の側面(図中右側)には、燃料逆流防止バルブ組立体1が組み込まれて接合されている。このとき、ジョイント部2が、タンク本体4から外側に突出するように取り付けられ、フィラーチューブ接続部5にフィラーチューブHが接続されている。また、バルブ本体部3が、タンク本体4の内側に充填された燃料中に没入するように取り付けられている。
【0027】
次に、以上の構成を備えた樹脂製燃料タンクの構成部品の組み付けおよび動作を説明する。
図1に示すように、ジョイント部2に、バルブ部品3bを図中右側から挿入する。このとき、バルブ部品3bの端部3cをジョイント部2の端面8に突き当てる。
【0028】
さらに、ジョイント部2に、バルブ部品3aを図中左方向から挿入する。このとき、バルブ部品3aの端面6aを、ジョイント部2の端面2aに突き当てる。ほぼ同時に、バルブ部品3aの中央部付近に設けられた爪19が、バルブ部品3bの爪受容部20に係合することになり、バルブ部品3aとバルブ部品3bとが、ジョイント部2に固定される。これにより、バルブ部品3bは、タンク本体4の外側方向に抜けるのを防止され、バルブ部品3aは、タンク本体4の内側方向に抜けるのを防止される。
【0029】
これにより、燃料逆流防止バルブ組立体1は、タンク本体4の開口部4aからバルブ部品3a側をタンク本体4の内側にして挿入される。その後、タンク本体4の外面にフランジ7を熱溶着することでタンク本体4と一体に結合される。そしてタンク本体4の外側に突出したフィラーチューブ接続部5に接続した、例えばゴムホースからなるフィラーチューブHを介して車外に開口する給油口に連結される。
【0030】
このとき、逆流防止弁13は、通常は圧縮コイルばね12の弾発力で弁座14に押圧されてタンク本体4の内外の連通を断ち、給油口(図略)からガソリンが流入すると押し退けられるようになっている。
【0031】
これにより、ジョイント部2は、タンク本体4との結合部回り及び内周面にHCバリア材層が形成された状態であるため、HCの透過を大幅に抑制することができる。
【0032】
また、Oリングなどのシール部材を用いなくともシール性が向上し、強度・剛性、耐ガソリン膨潤性、高バリア性、及びタンク本体に対する熱溶着性を両立することができる。
【0033】
また、溶着可能材と非溶着可能材(バリア材)との二色成型された部品により適宜構成されるため、燃料タンクに結合する部分の熱溶着性とバリア性とが両立される。さらに、高価なバリア材と一般的な材料を効率的に使うことによって、コストを低減することができる。
【0034】
また、ジョイント部をバルブ部品3bとバルブ部品3aで挟む構造としたため、部品を追加することなくバルブ部品3a、バルブ部品3bの抜けを防止することが可能となる。
【0035】
また、従来のように、ジョイント部とバルブ本体部との結合部位に設けられていたシール部材(Oリング)を使用しなくて良いため、部品点数を減少することが可能となり、組み付け作業性の向上にも大きく寄与することができる。また、従来構造に比べジョイント部とバルブ本体部とをより強固に結合することができるため、ガタツキの抑制が可能となる。
【0036】
次いで、第2実施例について図5を参照して説明する。なお、図5において、図1で説明した燃料逆流防止バルブ組立体1の各部材と同一構成のものについては、同一の符号を付してその説明は省略するものとする。本実施例は、ジョイント部2に対するバルブ本体部3のタンク本体4の外側方向への移動を、ジョイント部2の内周面とバルブ本体部3の外周面とにそれぞれ形成した係合部22と被係合部23との係合により規制する構成を主な特徴とする。
【0037】
具体的に説明すると、先ずバルブ本体部3はバルブ部品3dとバルブ部品3eとを備えた構成からなる。バルブ部品3dはバリア材(EVOH)によって形成されるものであり、内部には図2(d)に示す逆流防止弁機構が配設される。このバルブ部品3dが図1に示したバルブ部品3aと相違する点は、連結部18が短く形成されており、図2(c)に示す拡径部11や端面6a等を有していない点にある。つまり、図1に示した燃料逆流防止バルブ組立体1にあっては、連結部18の一端側に形成された端面6aがジョイント部2の端面2aに突き当たる構成であったのに対し、本実施例では図5から判るように、連結部18の一端側はジョイント部2に突き当たることなく、単に爪19が爪受容部20に係合することで、バルブ部品3dがバルブ部品3eに固定される構成となっている。
【0038】
次に、図5において、ジョイント部2のタンク本体4の内部に臨む側の内周面には、係合部22としての爪22aが形成され、バルブ部品3eの外周面には、被係合部23としての凹状の爪受容部23aが形成されている。ジョイント部2は、図1で示した場合と同様に二色成型部材として構成されており、タンク本体4の内側に臨む部位やバルブ部品3eが内嵌する内周面の部位がEVOH等のHCバリア材層(二次成型部分10)として形成され、フランジ7やフィラーチューブ接続部5の各外表面層等、タンク本体4の外側に臨む部位がHDPE等の一次成型部分9として形成されている。また、バルブ部品3eはバリア材(EVOH)からなり、円筒状に形成されている。
【0039】
そして、バルブ部品3eをジョイント部2の内部に、図5における右側から左側へ向けて挿入した際には(勿論、このときバルブ部品3dは未だバルブ部品3eに取り付けられていない状態である)、バルブ部品3eの一端側に形成された端面3cがジョイント部2の端面8に突き当たり、この突き当たった状態のときに爪22aが爪受容部23aに係合する構成となっている。以上により、ジョイント部2に対するバルブ部品3e(バルブ本体部3)のタンク本体4の内側方向への移動は、端面3cと端面8との突き当たりにより規制され、タンク本体4の外側方向への移動は、爪22aと爪受容部23aとの係合により規制されることとなる。
【0040】
本実施例によれば簡易な構造の燃料逆流防止バルブ組立体1が実現されることとなる。特に説明した形態において、分割構成された一方のバルブ部品3dはジョイント部2に対する移動規制に関与していないため、その形状や大きさについて設計の自由度が大きくなり、例えば図5に示したように連結部18を短くすることで小型化が可能となるものである。
【0041】
次いで、第3実施例について図6を参照して説明する。なお、図6において、図1や図5で説明した燃料逆流防止バルブ組立体1の各部材と同一構成のものについては、同一の符号を付してその説明は省略するものとする。本実施例は、ジョイント部2に対するバルブ本体部3のタンク本体4の外側方向への移動を、バルブ本体部3の外周面に外嵌する止め輪部材24により規制する構成としたことを主な特徴とする。
【0042】
図6に示した本実施例もバルブ本体部3はバルブ部品3dとバルブ部品3eとに分割された構成となっている。バルブ部品3dについては、図5に示したバルブ部品3dと同一の構成である。また、図6に示すバルブ部品3fが図1のバルブ部品3bや図5のバルブ部品3eと異なる点は、外周面において、止め輪部材24を嵌合させるべく、円周方向360度にわたり凹状の嵌合溝25が形成されている点にある。これにより、バルブ部品3fをジョイント部2の内部に、図6における右側から左側へ向けて挿入し(勿論、このときバルブ部品3dは未だバルブ部品3fに取り付けられていない状態である)、バルブ部品3fの端面3cにジョイント部2の端面8に突き当て、この状態で嵌合溝25に止め輪部材24を嵌合させる。以上により、ジョイント部2に対するバルブ部品3e(バルブ本体部3)のタンク本体4の内側方向への移動は、端面3cと端面8との突き当たりにより規制され、タンク本体4の外側方向への移動は、止め輪部材24の側面がジョイント部2の端面2aに当接することにより規制される。なお、止め輪部材24としては、公知の構造のもの、例えばC型リング等が適用される。
【0043】
本実施例によっても簡易な構造の燃料逆流防止バルブ組立体1が実現されることとなる。また、本実施例も説明した形態において、分割構成された一方のバルブ部品3dはジョイント部2に対する移動規制に関与していないため、その形状や大きさについて設計の自由度が大きくなるという利点を有する。
【0044】
さて、図1、図5及び図6に示した各ジョイント部2は、タンク本体4との結合部回り及び内周面(つまり、タンク本体4の内側に臨む部位やバルブ部品3eが内嵌する内周面)の部位がEVOH等のHCバリア材層(二次成型部分10)として形成されており、これによりHCのタンク外部への透過が抑制されることは既述した通りである。しかし、ジョイント部2自体に関してはHCの透過が抑制されるものの、ジョイント部2の内側には、別体となるバルブ本体部3(具体的にはバルブ部品3b、3e,3f)が取り付けられる構成となっていることから、両者の間には実質的に隙間(以降、ジョイント部2とバルブ本体部3との界面という)が存在することとなり、この界面の端部からHCが漏れるおそれがある。
【0045】
そこで、図1に示した例や第2実施例、第3実施例では、いずれも、タンク本体4の外側におけるジョイント部2とバルブ本体部3との界面の端部26(具体的には端面3cと端面8の縁端を指す、図1では図示せず、図5及び図6を参照のこと)を、チューブ接続管部(フィラーチューブ接続部5)に外嵌されたチューブ(フィラーチューブH)の内部に臨ませる構成としている。つまり、ゴムホース等からなるフィラーチューブHはフィラーチューブ接続部5に外嵌して、例えば図示しない留め具等の介在もあって、所定の封止性(シール性)が確保されているものであるから、前記界面の端部26をこのフィラーチューブHの内部に臨ませることにより、界面を伝わって端部から漏れるHC等をタンク外部の大気中へ放出させることなく、フィラーチューブHの内部へ放出させることが可能となるものである。
【0046】
以上のように、少なくともタンク本体4に対する取り付け部(フランジ7の一次成型部分9を指す)が、溶着可能な樹脂材により成形され、且つ、タンク本体4の外側においてチューブが外嵌するチューブ接続管部(フィラーチューブ接続部5)を形成したジョイント部2と、ジョイント部2(具体的にはフィラーチューブ接続部5)に内嵌してジョイント部2に固定されるバルブ本体部3と、を備え、タンク本体4の外側におけるジョイント部2とバルブ本体部3との界面の端部26を、フィラーチューブ接続部5に外嵌されたチューブの内部に臨ませる構成とすれば、ジョイント部2とバルブ本体部3との間に、両者間の界面をシールするシール部材を何ら介在させることなく、タンク本体4の外部の大気に対するHCの透過・放出を防止できる。したがって、部品点数の低減や組み付け工程の簡略化が実現され、経済的な樹脂製燃料タンクの構成部品(燃料逆流防止バルブ組立体1)となる。
【0047】
以上、好ましい実施の形態について説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱することのない範囲内において適宜の変更が可能なものである。例えば、本実施の形態は、燃料タンクの側面からタンク本体外へ突出した燃料逆流防止バルブ組込体を例に説明したが、燃料タンクの上面に設けられるベントバルブや、その他のバルブ、および燃料ポンプなどに適用されるのは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、バルブ本体を分割すると共に、分割されたバルブ部品が相互に結合した状態において、一方のバルブ部品でジョイント部に対するタンク本体の外側方向への移動を規制し、他方のバルブ部品でジョイント部に対するタンク本体の内側方向への移動を規制したことにより、バルブ部品がジョイント部から抜けることを防止することができると共に、シール性が向上し、強度・剛性、耐ガソリン膨潤性、高バリア性、及びタンク本体に対する熱溶着性を両立することができる。
【0049】
また、従来のように、ジョイント部とバルブ本体部との結合部位に設けられていたシール部材(Oリング)を使用しなくて良いため、部品点数を減少することが可能となり、組み付け作業性が向上する。また、ジョイント部とバルブ本体部とをより強固に結合することができる。
【0050】
また、前記ジョイント部に対する前記バルブ本体部のタンク本体の外側方向への移動を、前記ジョイント部の内周面と前記バルブ本体部の外周面とにそれぞれ形成した係合部と被係合部との係合により規制する構成とすれば、簡易な構造でジョイント部に対するバルブ本体部の固定が可能となる。
【0051】
さらに、前記ジョイント部に対する前記バルブ本体部のタンク本体の外側方向への移動を、前記バルブ本体部の外周面に外嵌する止め輪部材により規制する構成としても、簡易な構造でジョイント部に対するバルブ本体部の固定が可能となる。
【0052】
また、少なくともタンク本体に対する取り付け部が、溶着可能な樹脂材により成形され、且つ、タンク本体の外側においてチューブが外嵌するチューブ接続管部を形成したジョイント部と、前記ジョイント部に内嵌して該ジョイント部に固定されるバルブ本体部と、を備え、前記タンク本体の外側における前記ジョイント部と前記バルブ本体部との界面の端部を、前記チューブ接続管部に外嵌されたチューブの内部に臨ませる構成とすれば、ジョイント部とバルブ本体部との間にシール部材を何ら介在させることなく、タンク本体の外部の大気に対するHCの透過・放出を防止できる。したがって、部品点数の低減や組み付け工程の簡略化が実現され、経済的な樹脂製燃料タンクの構成部品となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料逆流防止バルブ組立体を一部断面にして示し、(a)は正面図、(b)は左側面図である。
【図2】本発明に係る燃料逆流防止バルブ組立体を構成する部品の説明図であり、(a)はバルブ部品の断面図、(b)はジョイント部の断面図、(c)はバルブ部品の断面図、(d)は、逆流防止弁、圧縮コイルばね、エンドキャップの断面図である。
【図3】本発明が適用された自動車用燃料タンクの概略構成図である。
【図4】従来例に係る燃料逆流防止バルブ組立体を一部断面にして示す正面図である。
【図5】第2実施例における燃料逆流防止バルブ組立体の部分断面説明図である。
【図6】第3実施例における燃料逆流防止バルブ組立体の部分断面説明図である。
【符号の説明】
1 燃料逆流防止バルブ組立体
2 ジョイント部
2a 端面
3 バルブ本体部
3a バルブ部品
3b バルブ部品
3c 端面
4 タンク本体
4a 開口部
5 フィラーチューブ接続部
6 バルブ接続部
6a 端面
6b 開口部
6c 開口部
6d 爪受容部
7 フランジ
7a 環状溝
8 端面
9 一次成型部分
10 二次成型部分(バリア材)
11 拡径部
12 圧縮コイルばね
13 逆流防止弁
14 弁座
15 ばね座
16 エンドキャップ
16a 爪
17 逆流防止弁受容部
18 連結部
19 爪
20 爪受容孔
21 燃料噴出口

Claims (7)

  1. 溶着可能部材で形成されタンク本体に溶融結合されるジョイント部と、該ジョイント部に支持され前記タンク本体内に設置される非溶着部材で形成されたバルブ本体部とからなる樹脂製燃料タンクの構成部品であって、
    前記バルブ本体部を分割すると共に、該分割されたバルブ部品が相互に結合した状態において、一方のバルブ部品でジョイント部に対するタンク本体の外側方向への移動を規制し、他方のバルブ部品でジョイント部に対するタンク本体の内側方向への移動を規制したことを特徴とする樹脂製燃料タンクの構成部品。
  2. 溶着可能部材で形成されタンク本体に溶融結合されるジョイント部と、該ジョイント部に支持され前記タンク本体内に設置される非溶着部材で形成されたバルブ本体部とからなる樹脂製燃料タンクの構成部品であって、
    前記ジョイント部に対する前記バルブ本体部のタンク本体の外側方向への移動を、前記ジョイント部の内周面と前記バルブ本体部の外周面とにそれぞれ形成した係合部と被係合部との係合により規制する構成としたことを特徴とする樹脂製燃料タンクの構成部品。
  3. 溶着可能部材で形成されタンク本体に溶融結合されるジョイント部と、該ジョイント部に支持され前記タンク本体内に設置される非溶着部材で形成されたバルブ本体部とからなる樹脂製燃料タンクの構成部品であって、
    前記ジョイント部に対する前記バルブ本体部のタンク本体の外側方向への移動を、前記バルブ本体部の外周面に外嵌する止め輪部材により規制する構成としたことを特徴とする樹脂製燃料タンクの構成部品。
  4. 少なくともタンク本体に対する取り付け部が、溶着可能な樹脂材により成形され、且つ、タンク本体の外側においてチューブが外嵌するチューブ接続管部を形成したジョイント部と、
    前記ジョイント部に内嵌して該ジョイント部に固定されるバルブ本体部と、を備え、
    前記タンク本体の外側における前記ジョイント部と前記バルブ本体部との界面の端部を、前記チューブ接続管部に外嵌されたチューブの内部に臨ませる構成としたことを特徴とする樹脂製燃料タンクの構成部品。
  5. 前記バルブ本体部を分割すると共に、該分割されたバルブ部品が相互に結合した状態において、一方のバルブ部品でジョイント部に対するタンク本体の外側方向への移動を規制し、他方のバルブ部品でジョイント部に対するタンク本体の内側方向への移動を規制したことを特徴とする請求項4に記載の樹脂製燃料タンクの構成部品。
  6. 前記ジョイント部に対する前記バルブ本体部のタンク本体の外側方向への移動を、前記ジョイント部の内周面と前記バルブ本体部の外周面とにそれぞれ形成した係合部と被係合部との係合により規制する構成としたことを特徴とする請求項4に記載の樹脂製燃料タンクの構成部品。
  7. 前記ジョイント部に対する前記バルブ本体部のタンク本体の外側方向への移動を、前記バルブ本体部の外周面に外嵌する止め輪部材により規制する構成としたことを特徴とする請求項4に記載の樹脂製燃料タンクの構成部品。
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