JP2004345234A - 印刷システム - Google Patents
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Abstract
【課題】版胴の横見当調整および縦見当マークセンサの位置決め調整を容易かつ簡単に行なうことができる。
【解決手段】印刷システムは横見当マーク30と、縦見当マーク形成部31が設けられた版胴12と、版胴12の外方に版胴12と平行に延びるガイド15と、ガイド15に沿って摺動自在に設けられた横見当マークセンサ16aとを備えている。版胴12の外方に追加ガイド18が設けられ、この追加ガイド18に沿って縦見当マークセンサ19aが摺動自在に設けられている。横見当マークセンサ16aの第1載置台16に、縦見当マークセンサ19aの第2載置台をスペーサ17および調整機構17aを介して当接させ、縦見当マークセンサ19aの位置決めを行なう。
【選択図】 図1
【解決手段】印刷システムは横見当マーク30と、縦見当マーク形成部31が設けられた版胴12と、版胴12の外方に版胴12と平行に延びるガイド15と、ガイド15に沿って摺動自在に設けられた横見当マークセンサ16aとを備えている。版胴12の外方に追加ガイド18が設けられ、この追加ガイド18に沿って縦見当マークセンサ19aが摺動自在に設けられている。横見当マークセンサ16aの第1載置台16に、縦見当マークセンサ19aの第2載置台をスペーサ17および調整機構17aを介して当接させ、縦見当マークセンサ19aの位置決めを行なう。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は版胴を有する印刷システムに係り、とりわけ版胴の横見当調整および縦見当マークセンサの位置決めを容易かつ精度良く行なうことができる印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より複数の版胴を有する印刷システムが知られている。このような印刷システムにおいて各版胴の横見当調節と縦見当調節とを行なう必要がある。このうち横見当調節は各版胴について、長手方向の相対位置を調整するものであり、従来は実際の印刷結果を目視にて確認し、手動にて版胴順に行なっている。また横見当調節後、実際に印刷を行いつつ、印刷後の縦見当マークにおいて手動にてスキャンヘッド(縦見当マークセンサ)の位置を調整して縦見当調整を行なっている。
【0003】
次に、縦見当自動調節装置本体の画面にて、スキャンヘッドが読み込んだ縦見当マークの波形を確認して、自動制御を開始する。この際、マークの波形が正常に表示されていない場合は作業者がその版胴まで歩いて行き、横見当の調節、あるいはスキャンヘッドの位置調節を再度行なっている。
【0004】
一方、横見当調節を自動で行なうことも考えられているが、スキャンヘッドの位置調節はあくまで手動で行なわなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように横見当調整および縦見当調整は印刷を行った後に実行され、とりわけ縦見当調整についてはスキャンヘッドの位置合わせ作業を行う必要があり、印刷用の用紙、インキ等が無駄になる。
【0006】
またスキャンヘッドの位置合わせは、印刷結果を目視で確認しながら現場で行なうため高度のスキルを必要としている。
【0007】
また上述のようにスキャンヘッドの位置調節は現場にて手動で行なわなければならず、スキャンヘッドの位置調節は煩雑でかつ長時間かかるのが実情である。
【0008】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、版胴の横見当調整および縦見当マークセンサの位置決めを容易かつ精度良く行なうことができる印刷システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、横見当マークと縦見当マーク形成部とが設けられた版胴と、版胴と平行に延びるガイドと、このガイドに沿って摺動自在に設けられ、横見当マークを検知する横見当マークセンサと、版胴の外方に版胴と平行して移動自在に設けられ、縦見当マーク形成部によって印刷された縦見当マークを検知する縦見当マークセンサとを備え、縦見当マークセンサの横見当マークに対する相対位置を位置決めする位置決め装置を設けたことを特徴とする印刷システムである。
【0010】
本発明は、縦見当マークセンサはガイドに平行して延びる追加ガイドに沿って摺動自在に設けられ、位置決め装置は横見当マークセンサと縦見当マークセンサとの間に配置されたスペーサからなることを特徴とする印刷システムである。
【0011】
本発明は、スペーサに横見当マークセンサと縦見当マークセンサの相対位置を調整する調整機構を設けたことを特徴とする印刷システムである。
【0012】
本発明は、横見当マークセンサと縦見当マークセンサを一体に支持する載置台がガイド上に摺動自在に設けられ、位置決め装置はこの載置台からなることを特徴とする印刷システムである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図4は、本発明による印刷システムの一実施の形態を示す図である。
【0014】
図1乃至図4に示すように、印刷システムは多段に配置された複数の印刷ユニット10,10a…からなっている。これら各印刷ユニット10,10a…はウェブWに各々異なる色の印刷を施し、多色印刷を行うようになっている。
【0015】
各印刷ユニット10はフレーム11と、このフレーム11に回転自在に配置され、表面に横見当マーク30および縦見当マーク形成部31が設けられた版胴12とを備えている。また版胴12上には、絵柄12aが設けられている。このうち横見当マーク30と縦見当マーク形成部31は、版胴12表面において、説明が容易に理解できるように同一円周上に配置されるよう図示されている。
【0016】
また、各版胴12の外方に、版胴12の軸線と平行に延びるガイド15が設けられている。このガイド15はフレーム11に固着されるとともに、ガイド15に沿って第1載置台16が移動自在に設けられ、第1載置台16上に横見当マーク30を検知する横見当マークセンサ16aが固定されている(図4参照)。
【0017】
また、版胴12の外方に、版胴12の軸線と平行に追加ガイド18が設けられ、この追加ガイド18はフレーム11に固定されている。追加ガイド18には、この追加ガイド18に沿って移動する第2載置台19が設けられ、第2載置台19上にスキャンヘッド(縦見当マークセンサ)19aが載置されている。このスキャンヘッド19aは縦見当マーク形成部31によってウェブWに印刷された縦見当マーク31aを検知するものである。
【0018】
さらにまたガイド15側の第1載置台16には、追加ガイド18側に向って延びるスペーサ17が設けられ、このスペーサ17には第2載置台19が調整機構(位置決め装置)17aを介して分離自在に当接している。
【0019】
調整機構17aは、版胴12の軸線方向における第1載置台16と第2載置台19との間の距離を調整して、横見当マークセンサ16aとスキャンヘッド19aとの間の版胴12の軸線方向の距離を調整するものである。調整機構17aはスペーサ17から版胴12の軸線方向に沿って第2載置台19側へ突出するとともに、突出長さが調整自在となっている。調整機構17aは第2載置台19に当接しているが、調整機構17aと第2載置台19とを連結してもよい。
【0020】
なお、スキャンヘッド19aを第2載置台19に載置する場合に限らず、スキャンヘッド19aを横見当マークセンサ16aとともに第1載置台16に載置し、スキャンヘッド19aを横見当マークセンサ16aとともにガイド15に沿って一体に移動させてもよい。
【0021】
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
【0022】
まず各印刷ユニット10,10a…の版胴12に関し、その横見当調整を行なう。この場合、第1載置台16をガイド15に沿って移動させ、横見当マークセンサ16aにより版胴12上の横見当マーク30を検知する。このように横見当マークセンサ16aにより横見当マーク30を検知し、版胴12をフレーム11に対して版胴12の軸線方向に移動させることにより版胴12の横見当調整を行なうことができる。
【0023】
横見当調整について図2によりさらに説明する。図2において、第1番目の印刷ユニット10と、第2番目の印刷ユニット10aが示されている。
【0024】
ここで図2は便宜的に横見当マークセンサ16aとスキャンヘッド19が除かれている。
【0025】
図2に示すように、横見当マークセンサ16aにより、第1印刷ユニット10のフレーム11から版胴11上の横見当マーク30までの距離dが測定され、第2印刷ユニット10aについてもフレーム11から版胴12上の横見当マークまでの距離がdとなるよう版胴12の軸線方向位置が調節される。
【0026】
横見当マークセンサ16aはマークセンサからなっている。横見当マークセンサ16aをガイド15に沿って移動させ、横見当マークセンサ16aのレーザスポット32が横見当マーク30に当たって横見当マーク30を検知した横見当マークセンサ16aの位置と、フレーム11との間の距離が距離dとして測定される。
【0027】
レーザセンサからなる横見当マークセンサ16aはスポット径0.8mmのレーザスポット32を用い、版の絵柄のない部分での反射光は検出せず、線幅0.3mmの横見当マーク30からの反射光のみを検出する角度および感度が調節される。
【0028】
実際の横見当の調節作業は次の通りになる。まず第1印刷ユニット10において、版胴10上の横見当マーク30と横見当マークセンサ16aからのレーザスポット32を一致させ、ガイド15に沿って移動する第1載置台16の表示部(図示せず)に表示された移動距離dを読み取る。
【0029】
第2印刷ユニット10aにおいて、ガイド15に沿って第1載置台16をその表示部を見ながら移動させ、距離dを示す位置で第1載置台16を停止する。そして、版胴12上の横見当マーク30と横見当マークセンサ16aのレーザスポット32が一致するよう版胴12の長手方向の位置調節を行なう。
【0030】
実際の印刷システムでは、見当合わせ精度の±0.1mmのオーダで見るとウェブ(印刷用紙)Wは一直線上に流れておらず、蛇行しながら流れていることが知られている。この蛇行の程度は印刷機固有であり、更には印刷条件によって、その固有値が異なる為、全ての印刷ユニット10,10a…において版胴12上の横見当マーク30からフレーム11までの距離を同一距離dになるよう調節しただけでは不充分である。
【0031】
また、印刷システムの各印刷ユニット10,10a…間において、フレーム11は、見当合わせ精度のオーダ±0.1mmでは一直線上には設置されていない。また、横見当マークセンサ16aを±0.1mmの精度で設置する事も困難である。よって、表1に示すようなデータベースを作成し、横見当位置合わせに使用する。
【0032】
【表1】
【0033】
なお、表1は例として6色の印刷ユニットの横見当調節補正数値を示す。
【0034】
表1において、印刷条件がA、B、C…の品目の横見当調節が従来の方法で行われ、第2印刷ユニット以降の各印刷ユニット10a…におけるフレーム11からの版胴12上の横見当マーク30までの距離が測定され、この測定された各々の距離と、第1印刷ユニット10のフレーム11からの版胴12上の横見当マーク30までの距離との差が示されている。
【0035】
表1に示すデータベースを用いた横見当調節方法は以下の通りとなる。図3に示すように、版胴12をフレームにセットした際、第1印刷ユニットにおいてフレーム11から版胴12上の横見当マーク30までの距離Xを測定する。印刷条件がAの場合、第2印刷ユニットにおいては、フレーム11からの版胴12上の横見当マーク30までの距離がX+A2、第3印刷ユニットにおいてはX+A3……となるよう各印刷ユニット10,10a…における版胴12の軸線方向位置を調節する。このようにして印刷を行う前の状態で各印刷ユニット10,10a…の版胴12の横見当を合わせることができる。
【0036】
次に縦見当マークセンサ(スキャンヘッド)19aの位置決めを行なう。本実施例において、縦見当用のスキャンヘッド19aは、縦見当マーク形成部31によってウェブWに印刷された縦見当マーク31aを読み取るものである。従来は実際にウェブWに実際に印刷を行なった後でないと、スキャンヘッドの位置決め調節が不可能であった。すなわち従来は縦見当マーク31aを印刷した後、この縦見当マークをスキャンヘッド19aで検知してスキャンヘッド19aの位置決めを行なっている。
【0037】
本発明においては、説明の便宜上、横見当マーク30と縦見当形成部31(すなわち縦見当マーク31a)は、ウェブWの流れ方向に対して、同一線上に配置されているため(同一円周上に配置されているため)、横見当調節に使用する横見当マークセンサ16aを用いて、横見当調節済の版胴12上の縦見当マーク形成部31を基準として、スキャンヘッド19aの位置決めを行なう。
【0038】
すなわち、横見当マークセンサ16aを用いて横見当調節が行なわれた版胴12では、横見当マークセンサ16aが検出した横見当マーク30と、縦見当マーク形成部31とが版胴12表面の同一円周上に配置されているため、横見当マークセンサ16aの光軸の延長線上のウェブWに縦見当マーク形成部31により縦見当マーク31aが印刷されるものと考えることができる。このため、この横見当マークセンサ16aを基準として、縦見当マーク31aを検知するスキャンヘッド19aの位置決め調節が可能となる。
【0039】
次にスキャンヘッド19aの位置決め調節について、図1によりより詳細に説明する。
【0040】
図1において、上述のようにして横見当マークセンサ16aを用い、印刷を行わない状態で版胴12の横見当調節を行なう。次に横見当マークセンサ16aの第1載置台16に取り付けられたスペーサ17に、調整機構17aを介してスキャンヘッド19aの第2載置台19を当接させる。このことにより、スキャンヘッド19aを横見当マークセンサ16aを基準として位置決めすることができる。
【0041】
スキャンヘッド19aは版胴12から離れた位置でウェブWに印刷された縦見当マーク31aを検知するものである。
【0042】
なお、実際の印刷システムでは、上述のようにウェブWは一直線上に流れておらず、蛇行しながら流れていることが知られている。つまり、版胴12の印刷が行なわれる位置から、スキャンヘッド19aが印刷された縦見当マーク31aを検知する位置までのウェブWの流れ方は各印刷ユニット10,10a…によって異なる。
【0043】
従って、版胴12上の縦見当マーク形成部31の位置および横見当マークセンサ16aの位置と、スキャンヘッド19aの相対位置関係は、各印刷ユニット10,10a…間で相違する。ところで横見当マークセンサ16aの光軸の傾きを各印刷ユニット10,10a…におけるウェブWの流れの傾きと同一になるよう設置する事は困難であるため、本実施の形態においては、スペーサ17に取付けられた調整機構17aの突出長さを調整して、各印刷ユニット10,10a…毎に横見当マークセンサ16aとスキャンヘッド19aとの相対位置を調整する。
【0044】
すなわち、各印刷ユニット10,10a毎に紙の流れ方を考慮して、横相当マークセンサ16aとスキャンヘッド19aとの相対位置関係を調整機構17aの突出長さを変えて調整する。この場合、調整機構17aとしては、その突出長さを調整できるボルト等が用いられる。
【0045】
なお、印刷ユニット10,10a…によっては、印刷条件つまり、紙巾、紙厚、紙材質、乾燥温度、テンション等により、同一印刷ユニット10,10aにおいても印刷が行われる縦見当マーク形成部31の位置および横見当マークセンサ16aの位置から、スキャンヘッド19aが縦見当マーク31aを読み込む位置までのウェブWの流れ方が異なる場合がある。この場合には、横見当マークセンサ16aと、スキャンヘッド19aとの間の相対位置の補正値を表2に示すようにデータベース化し、スキャンヘッド19aの位置決めをする際、その補正値をその都度、反映させる。なお、表2は例として6色機の印刷システムのものを示した。
【0046】
【表2】
【0047】
次に表2に示すデータベースの作成方法について説明する。印刷条件がA、B、C…の品目に関して、先ず横見当マークセンサ16aを用いて横見当調節を行なう。次に従来の方法、つまり実際にウェブWに印刷された縦見当マーク31aを目視にて把握し、この縦見当マーク31aを読み込める位置にスキャンヘッド19aをもってきて位置決めする。印刷ユニット10,10a…によっては、印刷条件により上記の各印刷ユニット10,10a…固有のウェブWの流れ方の影響でスキャンヘッド19aの第2載置台19にスペーサ17の調整機構17aを当接させただけでは、横見当マークセンサ16aを基準としてもスキャンヘッド19aを正しく位置決めすることができない。
【0048】
この場合は、横見当マークセンサ16aの第1載置台16のずれ量を第1載置台16の表示部から測定し、この測定値をスキャンヘッド位置決め補正数値としてデータベースを作成する。
【0049】
次に表2に示すデータベースを用いてスキャンヘッド19aの位置決めを行なう方法について述べる。
【0050】
印刷条件を考慮して、フレーム11から版胴12上の横見当マーク30までの距離をX’とするとき、スペーサ17が取付けられた第1載置台16の表示部がX’となるまで第1載置台16を移動させて版胴12の横見当調節を行なう。その後、印刷条件がAの場合、第1印刷ユニット10において、第1載置台16を更にA1’だけ移動させ、スペーサ17に取り付けられた調整機構17aにスキャンヘッド19aの第2載置台19を当接させる。すなわち、第1載置台16の表示部が印刷ユニットにおいてはX’+A1’、第2印刷ユニットにおいてはX’+A2’…となるようにしてスキャンヘッド19aの位置決めを行なう。
【0051】
以上のように本実施の形態によれば、実際の印刷を行なうことなく、スキャンヘッド19aの位置決めを行なうことができ、ウェブWおよびインキ等が無駄にならない。また高速で流れるウェブWの縦見当マーク31aを目視で確認することなくスキャンヘッド19aの位置決めを行なうことができ、位置決めにおいてスキルを必要としない。さらに横見当の調節がなされた版胴12上の横見当マーク30を検知する横見当マークセンサ16aと、スキャンヘッド19aの位置関係を印刷ユニット10,10a…別に、個別に設定できるので、ウェブWの蛇行が激しい印刷システムあるいは使用年数が経過した印刷システムにおいても、スキャンヘッド19aの位置決めを精度良く行なうことができる。
【0052】
以上まででは、横見当マーク30と縦見当マーク形成部31とは版胴12表面において、同一円周上に配置されている場合で説明を行ってきたが、横見当マーク30と縦見当マーク形成部31とが版胴12表面において同一円周上になくともよく、横見当マーク30と縦見当マーク形成部31との版胴の長手方向の位置関係が一定であれば良い事が容易に理解できる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、版胴の横見当調整および縦見当マークセンサの位置決め調整を容易かつ精度良く行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による印刷システムの一実施例を示す概略図。
【図2】本発明による印刷システムの横見当調整を行なう状態を示す図。
【図3】本発明による印刷システムの縦見当マークセンサの位置決めを行なう状態を示す図。
【図4】本発明による印刷システムの縦見当マークセンサを示す概略図。
【符号の説明】
10,10a 印刷ユニット
11 フレーム
12 版胴
12a 絵柄
15 ガイド
16 第1載置台
16a 横見当マークセンサ
17 スペーサ
17a 調整機構
18 追加ガイド
19 第2載置台
19a スキャンヘッド
30 横見当マーク
31 縦見当マーク形成部
31a 縦見当マーク
32 レーザスポット
W ウェブ
【発明の属する技術分野】
本発明は版胴を有する印刷システムに係り、とりわけ版胴の横見当調整および縦見当マークセンサの位置決めを容易かつ精度良く行なうことができる印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より複数の版胴を有する印刷システムが知られている。このような印刷システムにおいて各版胴の横見当調節と縦見当調節とを行なう必要がある。このうち横見当調節は各版胴について、長手方向の相対位置を調整するものであり、従来は実際の印刷結果を目視にて確認し、手動にて版胴順に行なっている。また横見当調節後、実際に印刷を行いつつ、印刷後の縦見当マークにおいて手動にてスキャンヘッド(縦見当マークセンサ)の位置を調整して縦見当調整を行なっている。
【0003】
次に、縦見当自動調節装置本体の画面にて、スキャンヘッドが読み込んだ縦見当マークの波形を確認して、自動制御を開始する。この際、マークの波形が正常に表示されていない場合は作業者がその版胴まで歩いて行き、横見当の調節、あるいはスキャンヘッドの位置調節を再度行なっている。
【0004】
一方、横見当調節を自動で行なうことも考えられているが、スキャンヘッドの位置調節はあくまで手動で行なわなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように横見当調整および縦見当調整は印刷を行った後に実行され、とりわけ縦見当調整についてはスキャンヘッドの位置合わせ作業を行う必要があり、印刷用の用紙、インキ等が無駄になる。
【0006】
またスキャンヘッドの位置合わせは、印刷結果を目視で確認しながら現場で行なうため高度のスキルを必要としている。
【0007】
また上述のようにスキャンヘッドの位置調節は現場にて手動で行なわなければならず、スキャンヘッドの位置調節は煩雑でかつ長時間かかるのが実情である。
【0008】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、版胴の横見当調整および縦見当マークセンサの位置決めを容易かつ精度良く行なうことができる印刷システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、横見当マークと縦見当マーク形成部とが設けられた版胴と、版胴と平行に延びるガイドと、このガイドに沿って摺動自在に設けられ、横見当マークを検知する横見当マークセンサと、版胴の外方に版胴と平行して移動自在に設けられ、縦見当マーク形成部によって印刷された縦見当マークを検知する縦見当マークセンサとを備え、縦見当マークセンサの横見当マークに対する相対位置を位置決めする位置決め装置を設けたことを特徴とする印刷システムである。
【0010】
本発明は、縦見当マークセンサはガイドに平行して延びる追加ガイドに沿って摺動自在に設けられ、位置決め装置は横見当マークセンサと縦見当マークセンサとの間に配置されたスペーサからなることを特徴とする印刷システムである。
【0011】
本発明は、スペーサに横見当マークセンサと縦見当マークセンサの相対位置を調整する調整機構を設けたことを特徴とする印刷システムである。
【0012】
本発明は、横見当マークセンサと縦見当マークセンサを一体に支持する載置台がガイド上に摺動自在に設けられ、位置決め装置はこの載置台からなることを特徴とする印刷システムである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図4は、本発明による印刷システムの一実施の形態を示す図である。
【0014】
図1乃至図4に示すように、印刷システムは多段に配置された複数の印刷ユニット10,10a…からなっている。これら各印刷ユニット10,10a…はウェブWに各々異なる色の印刷を施し、多色印刷を行うようになっている。
【0015】
各印刷ユニット10はフレーム11と、このフレーム11に回転自在に配置され、表面に横見当マーク30および縦見当マーク形成部31が設けられた版胴12とを備えている。また版胴12上には、絵柄12aが設けられている。このうち横見当マーク30と縦見当マーク形成部31は、版胴12表面において、説明が容易に理解できるように同一円周上に配置されるよう図示されている。
【0016】
また、各版胴12の外方に、版胴12の軸線と平行に延びるガイド15が設けられている。このガイド15はフレーム11に固着されるとともに、ガイド15に沿って第1載置台16が移動自在に設けられ、第1載置台16上に横見当マーク30を検知する横見当マークセンサ16aが固定されている(図4参照)。
【0017】
また、版胴12の外方に、版胴12の軸線と平行に追加ガイド18が設けられ、この追加ガイド18はフレーム11に固定されている。追加ガイド18には、この追加ガイド18に沿って移動する第2載置台19が設けられ、第2載置台19上にスキャンヘッド(縦見当マークセンサ)19aが載置されている。このスキャンヘッド19aは縦見当マーク形成部31によってウェブWに印刷された縦見当マーク31aを検知するものである。
【0018】
さらにまたガイド15側の第1載置台16には、追加ガイド18側に向って延びるスペーサ17が設けられ、このスペーサ17には第2載置台19が調整機構(位置決め装置)17aを介して分離自在に当接している。
【0019】
調整機構17aは、版胴12の軸線方向における第1載置台16と第2載置台19との間の距離を調整して、横見当マークセンサ16aとスキャンヘッド19aとの間の版胴12の軸線方向の距離を調整するものである。調整機構17aはスペーサ17から版胴12の軸線方向に沿って第2載置台19側へ突出するとともに、突出長さが調整自在となっている。調整機構17aは第2載置台19に当接しているが、調整機構17aと第2載置台19とを連結してもよい。
【0020】
なお、スキャンヘッド19aを第2載置台19に載置する場合に限らず、スキャンヘッド19aを横見当マークセンサ16aとともに第1載置台16に載置し、スキャンヘッド19aを横見当マークセンサ16aとともにガイド15に沿って一体に移動させてもよい。
【0021】
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
【0022】
まず各印刷ユニット10,10a…の版胴12に関し、その横見当調整を行なう。この場合、第1載置台16をガイド15に沿って移動させ、横見当マークセンサ16aにより版胴12上の横見当マーク30を検知する。このように横見当マークセンサ16aにより横見当マーク30を検知し、版胴12をフレーム11に対して版胴12の軸線方向に移動させることにより版胴12の横見当調整を行なうことができる。
【0023】
横見当調整について図2によりさらに説明する。図2において、第1番目の印刷ユニット10と、第2番目の印刷ユニット10aが示されている。
【0024】
ここで図2は便宜的に横見当マークセンサ16aとスキャンヘッド19が除かれている。
【0025】
図2に示すように、横見当マークセンサ16aにより、第1印刷ユニット10のフレーム11から版胴11上の横見当マーク30までの距離dが測定され、第2印刷ユニット10aについてもフレーム11から版胴12上の横見当マークまでの距離がdとなるよう版胴12の軸線方向位置が調節される。
【0026】
横見当マークセンサ16aはマークセンサからなっている。横見当マークセンサ16aをガイド15に沿って移動させ、横見当マークセンサ16aのレーザスポット32が横見当マーク30に当たって横見当マーク30を検知した横見当マークセンサ16aの位置と、フレーム11との間の距離が距離dとして測定される。
【0027】
レーザセンサからなる横見当マークセンサ16aはスポット径0.8mmのレーザスポット32を用い、版の絵柄のない部分での反射光は検出せず、線幅0.3mmの横見当マーク30からの反射光のみを検出する角度および感度が調節される。
【0028】
実際の横見当の調節作業は次の通りになる。まず第1印刷ユニット10において、版胴10上の横見当マーク30と横見当マークセンサ16aからのレーザスポット32を一致させ、ガイド15に沿って移動する第1載置台16の表示部(図示せず)に表示された移動距離dを読み取る。
【0029】
第2印刷ユニット10aにおいて、ガイド15に沿って第1載置台16をその表示部を見ながら移動させ、距離dを示す位置で第1載置台16を停止する。そして、版胴12上の横見当マーク30と横見当マークセンサ16aのレーザスポット32が一致するよう版胴12の長手方向の位置調節を行なう。
【0030】
実際の印刷システムでは、見当合わせ精度の±0.1mmのオーダで見るとウェブ(印刷用紙)Wは一直線上に流れておらず、蛇行しながら流れていることが知られている。この蛇行の程度は印刷機固有であり、更には印刷条件によって、その固有値が異なる為、全ての印刷ユニット10,10a…において版胴12上の横見当マーク30からフレーム11までの距離を同一距離dになるよう調節しただけでは不充分である。
【0031】
また、印刷システムの各印刷ユニット10,10a…間において、フレーム11は、見当合わせ精度のオーダ±0.1mmでは一直線上には設置されていない。また、横見当マークセンサ16aを±0.1mmの精度で設置する事も困難である。よって、表1に示すようなデータベースを作成し、横見当位置合わせに使用する。
【0032】
【表1】
【0033】
なお、表1は例として6色の印刷ユニットの横見当調節補正数値を示す。
【0034】
表1において、印刷条件がA、B、C…の品目の横見当調節が従来の方法で行われ、第2印刷ユニット以降の各印刷ユニット10a…におけるフレーム11からの版胴12上の横見当マーク30までの距離が測定され、この測定された各々の距離と、第1印刷ユニット10のフレーム11からの版胴12上の横見当マーク30までの距離との差が示されている。
【0035】
表1に示すデータベースを用いた横見当調節方法は以下の通りとなる。図3に示すように、版胴12をフレームにセットした際、第1印刷ユニットにおいてフレーム11から版胴12上の横見当マーク30までの距離Xを測定する。印刷条件がAの場合、第2印刷ユニットにおいては、フレーム11からの版胴12上の横見当マーク30までの距離がX+A2、第3印刷ユニットにおいてはX+A3……となるよう各印刷ユニット10,10a…における版胴12の軸線方向位置を調節する。このようにして印刷を行う前の状態で各印刷ユニット10,10a…の版胴12の横見当を合わせることができる。
【0036】
次に縦見当マークセンサ(スキャンヘッド)19aの位置決めを行なう。本実施例において、縦見当用のスキャンヘッド19aは、縦見当マーク形成部31によってウェブWに印刷された縦見当マーク31aを読み取るものである。従来は実際にウェブWに実際に印刷を行なった後でないと、スキャンヘッドの位置決め調節が不可能であった。すなわち従来は縦見当マーク31aを印刷した後、この縦見当マークをスキャンヘッド19aで検知してスキャンヘッド19aの位置決めを行なっている。
【0037】
本発明においては、説明の便宜上、横見当マーク30と縦見当形成部31(すなわち縦見当マーク31a)は、ウェブWの流れ方向に対して、同一線上に配置されているため(同一円周上に配置されているため)、横見当調節に使用する横見当マークセンサ16aを用いて、横見当調節済の版胴12上の縦見当マーク形成部31を基準として、スキャンヘッド19aの位置決めを行なう。
【0038】
すなわち、横見当マークセンサ16aを用いて横見当調節が行なわれた版胴12では、横見当マークセンサ16aが検出した横見当マーク30と、縦見当マーク形成部31とが版胴12表面の同一円周上に配置されているため、横見当マークセンサ16aの光軸の延長線上のウェブWに縦見当マーク形成部31により縦見当マーク31aが印刷されるものと考えることができる。このため、この横見当マークセンサ16aを基準として、縦見当マーク31aを検知するスキャンヘッド19aの位置決め調節が可能となる。
【0039】
次にスキャンヘッド19aの位置決め調節について、図1によりより詳細に説明する。
【0040】
図1において、上述のようにして横見当マークセンサ16aを用い、印刷を行わない状態で版胴12の横見当調節を行なう。次に横見当マークセンサ16aの第1載置台16に取り付けられたスペーサ17に、調整機構17aを介してスキャンヘッド19aの第2載置台19を当接させる。このことにより、スキャンヘッド19aを横見当マークセンサ16aを基準として位置決めすることができる。
【0041】
スキャンヘッド19aは版胴12から離れた位置でウェブWに印刷された縦見当マーク31aを検知するものである。
【0042】
なお、実際の印刷システムでは、上述のようにウェブWは一直線上に流れておらず、蛇行しながら流れていることが知られている。つまり、版胴12の印刷が行なわれる位置から、スキャンヘッド19aが印刷された縦見当マーク31aを検知する位置までのウェブWの流れ方は各印刷ユニット10,10a…によって異なる。
【0043】
従って、版胴12上の縦見当マーク形成部31の位置および横見当マークセンサ16aの位置と、スキャンヘッド19aの相対位置関係は、各印刷ユニット10,10a…間で相違する。ところで横見当マークセンサ16aの光軸の傾きを各印刷ユニット10,10a…におけるウェブWの流れの傾きと同一になるよう設置する事は困難であるため、本実施の形態においては、スペーサ17に取付けられた調整機構17aの突出長さを調整して、各印刷ユニット10,10a…毎に横見当マークセンサ16aとスキャンヘッド19aとの相対位置を調整する。
【0044】
すなわち、各印刷ユニット10,10a毎に紙の流れ方を考慮して、横相当マークセンサ16aとスキャンヘッド19aとの相対位置関係を調整機構17aの突出長さを変えて調整する。この場合、調整機構17aとしては、その突出長さを調整できるボルト等が用いられる。
【0045】
なお、印刷ユニット10,10a…によっては、印刷条件つまり、紙巾、紙厚、紙材質、乾燥温度、テンション等により、同一印刷ユニット10,10aにおいても印刷が行われる縦見当マーク形成部31の位置および横見当マークセンサ16aの位置から、スキャンヘッド19aが縦見当マーク31aを読み込む位置までのウェブWの流れ方が異なる場合がある。この場合には、横見当マークセンサ16aと、スキャンヘッド19aとの間の相対位置の補正値を表2に示すようにデータベース化し、スキャンヘッド19aの位置決めをする際、その補正値をその都度、反映させる。なお、表2は例として6色機の印刷システムのものを示した。
【0046】
【表2】
【0047】
次に表2に示すデータベースの作成方法について説明する。印刷条件がA、B、C…の品目に関して、先ず横見当マークセンサ16aを用いて横見当調節を行なう。次に従来の方法、つまり実際にウェブWに印刷された縦見当マーク31aを目視にて把握し、この縦見当マーク31aを読み込める位置にスキャンヘッド19aをもってきて位置決めする。印刷ユニット10,10a…によっては、印刷条件により上記の各印刷ユニット10,10a…固有のウェブWの流れ方の影響でスキャンヘッド19aの第2載置台19にスペーサ17の調整機構17aを当接させただけでは、横見当マークセンサ16aを基準としてもスキャンヘッド19aを正しく位置決めすることができない。
【0048】
この場合は、横見当マークセンサ16aの第1載置台16のずれ量を第1載置台16の表示部から測定し、この測定値をスキャンヘッド位置決め補正数値としてデータベースを作成する。
【0049】
次に表2に示すデータベースを用いてスキャンヘッド19aの位置決めを行なう方法について述べる。
【0050】
印刷条件を考慮して、フレーム11から版胴12上の横見当マーク30までの距離をX’とするとき、スペーサ17が取付けられた第1載置台16の表示部がX’となるまで第1載置台16を移動させて版胴12の横見当調節を行なう。その後、印刷条件がAの場合、第1印刷ユニット10において、第1載置台16を更にA1’だけ移動させ、スペーサ17に取り付けられた調整機構17aにスキャンヘッド19aの第2載置台19を当接させる。すなわち、第1載置台16の表示部が印刷ユニットにおいてはX’+A1’、第2印刷ユニットにおいてはX’+A2’…となるようにしてスキャンヘッド19aの位置決めを行なう。
【0051】
以上のように本実施の形態によれば、実際の印刷を行なうことなく、スキャンヘッド19aの位置決めを行なうことができ、ウェブWおよびインキ等が無駄にならない。また高速で流れるウェブWの縦見当マーク31aを目視で確認することなくスキャンヘッド19aの位置決めを行なうことができ、位置決めにおいてスキルを必要としない。さらに横見当の調節がなされた版胴12上の横見当マーク30を検知する横見当マークセンサ16aと、スキャンヘッド19aの位置関係を印刷ユニット10,10a…別に、個別に設定できるので、ウェブWの蛇行が激しい印刷システムあるいは使用年数が経過した印刷システムにおいても、スキャンヘッド19aの位置決めを精度良く行なうことができる。
【0052】
以上まででは、横見当マーク30と縦見当マーク形成部31とは版胴12表面において、同一円周上に配置されている場合で説明を行ってきたが、横見当マーク30と縦見当マーク形成部31とが版胴12表面において同一円周上になくともよく、横見当マーク30と縦見当マーク形成部31との版胴の長手方向の位置関係が一定であれば良い事が容易に理解できる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、版胴の横見当調整および縦見当マークセンサの位置決め調整を容易かつ精度良く行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による印刷システムの一実施例を示す概略図。
【図2】本発明による印刷システムの横見当調整を行なう状態を示す図。
【図3】本発明による印刷システムの縦見当マークセンサの位置決めを行なう状態を示す図。
【図4】本発明による印刷システムの縦見当マークセンサを示す概略図。
【符号の説明】
10,10a 印刷ユニット
11 フレーム
12 版胴
12a 絵柄
15 ガイド
16 第1載置台
16a 横見当マークセンサ
17 スペーサ
17a 調整機構
18 追加ガイド
19 第2載置台
19a スキャンヘッド
30 横見当マーク
31 縦見当マーク形成部
31a 縦見当マーク
32 レーザスポット
W ウェブ
Claims (4)
- 横見当マークと縦見当マーク形成部とが設けられた版胴と、
版胴と平行に延びるガイドと、
このガイドに沿って摺動自在に設けられ、横見当マークを検知する横見当マークセンサと、
版胴の外方に版胴と平行して移動自在に設けられ、縦見当マーク形成部によって印刷された縦見当マークを検知する縦見当マークセンサとを備え、
縦見当マークセンサの横見当マークに対する相対位置を位置決めする位置決め装置を設けたことを特徴とする印刷システム。 - 縦見当マークセンサはガイドに平行して延びる追加ガイドに沿って摺動自在に設けられ、
位置決め装置は横見当マークセンサと縦見当マークセンサとの間に配置されたスペーサからなることを特徴とする請求項1記載の印刷システム。 - スペーサに横見当マークセンサと縦見当マークセンサの相対位置を調整する調整機構を設けたことを特徴とする請求項2記載の印刷システム。
- 横見当マークセンサと縦見当マークセンサを一体に支持する載置台がガイド上に摺動自在に設けられ、
位置決め装置はこの載置台からなることを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
Priority Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006334993A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Dainippon Printing Co Ltd | 多色印刷システム |
JP2007111969A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-05-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 見当センサ用固定治具 |
JP2018510798A (ja) * | 2015-04-10 | 2018-04-19 | オメット エス.アール.エル. | 手動調節可能な印刷見当合せ器を具備した輪転印刷機の印刷ユニットを見当合せするためのシステム |
-
2003
- 2003-05-22 JP JP2003145018A patent/JP2004345234A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006334993A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Dainippon Printing Co Ltd | 多色印刷システム |
JP4736027B2 (ja) * | 2005-06-03 | 2011-07-27 | 大日本印刷株式会社 | 多色印刷システム |
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