JP2004341441A - 表示パネル検査用ソケット - Google Patents

表示パネル検査用ソケット Download PDF

Info

Publication number
JP2004341441A
JP2004341441A JP2003140832A JP2003140832A JP2004341441A JP 2004341441 A JP2004341441 A JP 2004341441A JP 2003140832 A JP2003140832 A JP 2003140832A JP 2003140832 A JP2003140832 A JP 2003140832A JP 2004341441 A JP2004341441 A JP 2004341441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display panel
slider
contact
socket
alignment direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003140832A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4368613B2 (ja
Inventor
Michihiko Tezuka
通彦 手塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Enplas Corp
Original Assignee
Enplas Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Enplas Corp filed Critical Enplas Corp
Priority to JP2003140832A priority Critical patent/JP4368613B2/ja
Publication of JP2004341441A publication Critical patent/JP2004341441A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4368613B2 publication Critical patent/JP4368613B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】表示パネル側の電極端子に対する接触子の接触位置を、より高精度に位置調整できると共に、調整操作の操作性を良好にすることができる表示パネル検査用ソケットを提供する。
【解決手段】電極端子への接触子の接触位置を調整可能とする調整機構21を有する表示パネル検査用ソケット10において、調整機構21は、TABテープ37を電極端子の整列方向に平行移動させることにより接触子の整列方向における接触位置の位置調整を可能とする整列方向調整手段と、TABテープ37を回転させることにより接触子の回転方向における接触位置の位置調整を可能とする回転方向調整手段とを有し、整列方向調整手段は、上側にTABテープ37が収容されるスライダ26が整列方向にスライド自在に設けられ、スライダ26を整列方向の一方向に付勢するスプリング33が設けられ、更に、表示パネル配設側から操作されることにより、スプリング33の付勢力に抗してスライダ26を一方向と反対方向の他方向にスライドさせるスライダ位置調整ねじ34が設けられた。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、表示パネルの電極端子と、この電極端子に接触可能とされた複数の接触子との接触位置が調整可能とされた調整機構を有する表示パネル検査用ソケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、エレクトロルミネセンスパネルや液晶表示素子用パネルなどの表示パネルは、信号入力用の多数の電極端子を備えており、これら表示パネルの製造工程においては、駆動用ICタブなどの周辺回路との接続前に表示欠陥箇所や表示品位などの検査が行われる。
【0003】
従来から、このような表示パネルの検査を行う手段として、表示パネルの電極端子を外部駆動回路に電気的に接続させる表示パネル検査用ソケットが使用されている。
【0004】
このような表示パネル検査用ソケットは、例えば、電極端子の整列方向に沿って長尺なガラス板等の支持基板を有しており、この支持基板上には、配線基板としての複数のコンタクトフィルムが、支持基板の長手方向に相互に隣接するように並設されている。そして、各コンタクトフィルムの、表示パネルの電極端子に対峙する位置には、各電極端子と電気的に接続可能とされた複数の接触子が、電極端子の整列方向に沿うようにして整列して形成されている。
【0005】
しかし、このような表示パネル検査用ソケットにおいては、近年、表示パネルの電極端子のピッチの微細化に伴い、コンタクトフィルムを並設する際に、並設区間内の接触子の累積ピッチ誤差を、検査に耐え得る許容範囲内に留めることが困難になってきており、これに伴って、電極端子と接触子とを全区間に渡り、ショ−トのない状態で適正に接触させることが技術上の課題とされていた。
【0006】
かかる課題を解決すべく、本出願人は、特許文献1に記載のような表示パネル検査用ソケットを提案した。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−093538号公報。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の表示パネル検査用ソケットにあっては、表示パネル側の電極端子に対する接触子の接触位置を調整できるように成っているが、より高精度に位置調整できると共に、調整操作の操作性を良好に行うことができるソケットの提供が望まれている。
【0009】
そこで、この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、表示パネル側の電極端子に対する接触子の接触位置を、より高精度に位置調整できると共に、調整操作の操作性を良好にすることができる表示パネル検査用ソケットを提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数の電極端子を有する表示パネル及び、前記電極端子に接触可能とされた複数の接触子を有する外部回路が収容されるソケット本体と、前記電極端子への前記接触子の接触位置を調整可能とする調整機構を有する表示パネル検査用ソケットにおいて、前記調整機構は、前記外部回路を前記電極端子の整列方向に平行移動させることにより前記接触子の整列方向における接触位置の位置調整を可能とする整列方向調整手段と、前記外部回路を回転させることにより前記接触子の回転方向における接触位置の位置調整を可能とする回転方向調整手段とを有し、前記整列方向調整手段は、上側に前記外部回路が収容されるスライダが前記整列方向にスライド自在に設けられ、該スライダを前記整列方向の一方向に付勢する付勢手段が設けられ、更に、表示パネル配設側から操作されることにより、前記付勢手段の付勢力に抗して前記スライダを前記一方向と反対方向の他方向にスライドさせるスライド駆動手段が設けられた表示パネル検査用ソケットとしたことを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記スライド駆動手段は、前記スライダの側縁部にテーパ部が形成されると共に、該テーパ部に皿ねじの頭部の下側傾斜面が摺接し、該皿ねじをねじ込むことにより、前記付勢手段の付勢力に抗して前記スライダがスライドされるように構成されたことを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記回転方向調整手段は、前記スライダをスライド自在に支持するスライダ固定ブロックが、回転ベース上に回転自在に設けられ、前記スライダ固定ブロックを所定角度回転させる回動駆動手段が設けられたことを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一つに記載の構成に加え、前記電極端子と前記接触子との接触部位を押圧する押圧板をスライド自在とし、前記表示パネルの前記ソケット本体への収容時に、前記表示パネルの収容範囲から退避可能とし、前記表示パネルの前記ソケット本体への収容後に、前記押圧板をスライドさせて前記接触部位を押圧するようにしたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。
【0015】
図1乃至図12には、この発明の実施の形態を示す。
【0016】
まず構成を説明すると、図中符号10は表示パネル検査用ソケットで、このソケット10は、「ソケット本体」としての板状の支持基板12を有し、この支持基板12には、図1に示すように開口12aが形成され、図3に示すように、この開口12aの形成範囲を覆うように表示パネル13が装着されて、点灯検査等が行われるようになっている。
【0017】
なお、検査対象となる表示パネル13が透過型の液晶表示パネルである場合には、この開口12aを通して表示パネル13の表示光を下方又は上方へ透過することができるようになっている。
【0018】
また、支持基板12上には、それら開口12aの各角部の位置に、表示パネル13の角部をガイドして保持するための計4つの保持部14,14,15,15が配設され、これら各保持部14,14,15,15が、開口12aよりも図1に示すように僅かに内側に突出するように配設されている。
【0019】
これら各保持部14,14,15,15の内、図1中、左側に配設された一対の保持部14,14には、これら保持部14,15にガイドされた表示パネル13の角部上面を抑える角部用圧接保持部材16が配設されている。
【0020】
この角部押圧保持部材16は、図1に示すように、表示パネル13の角部上面を抑える押圧部16aと、回動操作されるレバー部16bとが連結部16cを介して連結されている。この押圧部16aは、例えば、ばね等の付勢力を介して表示パネル13の角部に圧接され、この圧接状態で、図示省略の嵌合部に嵌合されることにより、圧接状態を維持できるように構成されている。また、このレバー部16bを回動させることにより、連結部16cを介して押圧部16aが回動されて表示パネル13の上面に離接されるように構成されている。
【0021】
また、その支持基板12には、図1に示すように、保持部14,15に、その角部が保持された表示パネル13の側端部を押圧するための一対の側端部押圧部材17が配設されている。これら側端部押圧部材17は、押圧ピン17aが図示省略のスプリングにより、突出方向に付勢され、これら押圧ピン17aが表示パネル13の側端部に当接して押圧されることにより、表示パネル13が図1及び図3中右方向及び上方向に付勢されている。これにより、表示パネル13は、図1及び図3中右上の保持部15を基準として位置決めされるように構成されている。
【0022】
これで、表示パネル13が支持基板12上に装着されるように構成されている。
【0023】
なお、表示パネル13を支持基板12に装着する際には、表示パネル13の電極端子13aが形成されている側の面を下向きとして装着する。また、この実施の形態においては、表示パネル13の電極端子13aは一辺部のみに形成されており、この一辺部が、開口12aの内周縁の図3における右側縁側に位置するように表示パネル13が装着される。
【0024】
そして、支持基板12の右側縁部側には、表示パネル13の電極端子13aと、TABテープ37の接触子37aとの接触位置を調整するための複数(この実施の形態では6個)の調整機構21が、その支持基板12の右側縁部に沿って隣接して配設されている。なお、これら各調整機構21は、独立した構成で、支持基板12に対して個々に着脱することが可能となっている。
【0025】
この結果、支持基板12に対する各調整機構21の取付や取り外しあるいは持ち運びを簡便に行うことができるようになっている。また、調整機構21を1個単位で取付け、取外しができるように構成されているので、検査対象となる表示パネル13の種類が異なる種々のソケットに対しても組み合わせて適用することができ、部品の共通化、標準化を図ることが可能となっている。さらに、調整機構21が故障した場合においても、故障した特定の調整機構21のみを取り外せばよいため、修理という観点からも利便性を向上させることができるようになっている。
【0026】
各調整機構21は、図5に示すように、電極端子13aの整列方向に長尺とされた全体位置調整板22上に着脱可能に取り付けられており、この全体位置調整板22は、図1に示す調整ダイヤル23を回転させることにより、図示省略のカムが回転されて、表示パネル13の電極端子13aの整列方向(図1中上下方向)に移動可能とされている。
【0027】
従って、各調整機構21を取り付けた全体位置調整板65を端子整列方向に沿って平行移動させることによって、まず、接触子19a全体の電極端子13aに対する接触位置を調整することができるようになっている。また、全体位置調整板65は、その表面が支持基板12の表面と同一平面上に位置するように支持基板12内に埋設されている。これにより、ソケット10の薄型化を図ることができるようになっている。なお、各調整機構21による個別的な位置調整については後述する。
【0028】
ここで、各調整機構21は、図7乃至図9に示すように、全体位置調整板22上に回転ベース24が取り付けられ、この回転ベース24上にスライダ固定ブロック25が配設され、このスライダ固定ブロック25上にスライダ26が配設され、更に、このスライダ26上にTAB貼付プレート27が配設されている。
【0029】
詳しくは、その回転ベース24には、図7に示すように、スライダ固定ブロック25の回転調整を行う「回転方向調整手段」としてのプレート押圧部材28及び回転調整部材29が設けられている。
【0030】
このプレート押圧部材28は、内蔵されたスプリングにより押圧ピン28aが突出方向に付勢されて設けられ、この押圧ピン28aがスライダ固定ブロック25の一辺部の図7中右端部に当接されている。
【0031】
また、回転調整部材29は、雄ねじ部29aが回転ベース24に螺合され、この雄ねじ部29aの先端部がスライダ固定ブロック25の一辺部の図7中左端部に当接されている。
【0032】
そして、そのスライダ固定ブロック25は、図7及び図9に示す回動ねじ30により、回転ベース24に対して水平面内で回動自在に設けられ、その調整ノブ29bを操作することにより、回転ベース24に対して所定角度、所定方向に回動されるように構成されている。
【0033】
また、スライダ26は、図7及び図8に示すように、貫通孔26aが2箇所形成され、これら貫通孔26aに一対の取付ねじ31が挿通されてスライダ固定ブロック25に螺合されている。このスライダ26は、スライダ固定ブロック25上で、図7中左右方向にスライド自在に配設されている。
【0034】
そして、このスライダ26は、図7及び図8に示す右側端縁部と、スライダ固定ブロック25との間に設けられた3つのスプリング33により、図7及び図8中、左方向に付勢されている。また、このスライダ26の図7及び図8に示す左側端縁部には、テーパ部26bが形成され、このテーパ部26bには、「スライド駆動手段」としての皿ねじであるスライダ位置調整ねじ34の頭部34aの下側傾斜面34bが摺接している。これによれば、例えば、スライダ位置調整ねじ34をねじ込むことにより、このねじ34の頭部34aの下側傾斜面34bが、スライダ26のテーパ部26bを摺動することにより、スライダ26がスプリング33の付勢力に抗して図7及び図8中右方向にスライドされるようになっている。
【0035】
さらに、TAB貼付けプレート27は、図8に示すように、スライダ26上に取付ねじ36により取り付けられ、このTAB貼付けプレート27の上面にTABテープ37が貼り付けられ、このTABテープ37は位置決め段差部27aにより左右方向の位置決めがなされるようになっている。また、このTAB貼付けプレート27上には、表示パネル13の配設側端部(図7中下側端部)にシリコーンゴム27bが設けられ、このシリコーンゴム27b上に、図10に示すように、TABテープ37の接触子37a側の端縁部と表示パネル13の電極端子13a側の端縁部が載置されるようになっている。
【0036】
そして、そのシリコーンゴム27b上に載置された、表示パネル13の電極端子13a側の端縁部及び、TABテープ37の接触子37a側の端縁部を押圧する押圧機構40が設けられている。
【0037】
この押圧機構40は、図1及び図3に示すように、6つの調整機構21上に跨るような長板状の押圧板41を有し、この押圧板41には、図10乃至図12に示すように、先端部の下面部に略半円形状の押圧突部41aが形成される一方、この押圧板41の両端部41aが、図1,図10乃至図12に示すように、支持基板12上に設けられた支持部42に支持されている。
【0038】
詳しくは、この支持部42にスライド孔42aが形成され、このスライド孔42aに押圧板41の両端部41bから水平方向に突設された支持軸43が挿入されることにより、押圧板41が支持されると共に、その支持軸43の先端部には、押圧板用ノブ44が設けられている。
【0039】
また、その押圧板41の両端部41bの下面には、支持基板12上に押圧板支え46が配設され、この押圧板支え46に設けられた略半球形状の支え部46aが押圧板41の下面に摺接して支持している。この支え部46aは、上下動自在に配設され、内蔵されたスプリングにより上方に付勢されている。
【0040】
これにより、押圧板用ノブ44を掴んで操作することにより、図10中矢印に示すように、押圧板41をスライドさせることができるように構成されている。このスライド時には、図1及び図3に示すように、この押圧板41の両端部41bの端面に形成された2箇所の切欠き部41cに、ボールプランジャ45が嵌合されることにより、押圧板41が所定のスライド位置(退避位置,押圧位置)で停止されるように構成されている。
【0041】
さらに、その押圧板41には、図1中左右方向に延びる長孔41dが7箇所形成され、これら長孔41dに支持ねじ47が突設されている。これら支持ねじ47に押圧体48が螺合され、この押圧体48を右回転又は左回転させることにより、この押圧体48が上下動自在に配設され、この押圧体48により、押圧板41が下方に押圧されるように構成されている。
【0042】
次に、作用について説明する。
【0043】
表示パネル13の表示欠陥箇所や表示品位などの検査を行うには、まず、図 に示すように、TAB貼付けプレート27上にTABテープ37を貼り付けると共に、載置台50上には、ICタブ60を駆動するための、ICタブ駆動用配線支持基板61を載置する。
【0044】
このとき、図1に示すように、ICタブ60とICタブ駆動用配線支持基板61とを中継するための中継用配線支持基板62が配設されており、この中継用配線支持基板62は、一部が薄肉のフレキシブル配線部によって形成されている。
【0045】
載置台50上にICタブ駆動用配線支持基板61を載置した後、図1に示すように、押さえ板63を支持基板12に取り付けることにより、この押さえ板63にて、ICタブ駆動用配線支持基板61を押さえるようにしている。
【0046】
その後、表示パネル13を支持基板12上の所定位置にセットする。この際には、角部用圧接保持部材16を上方に回動させて表示パネル13の挿入範囲から退避させておく。また、押圧板41も図1中右方向にスライドさせて、表示パネル13の挿入範囲から退避させておく。
【0047】
そして、保持部14,15への表示パネル13の保持が完了した後に、その角部用圧接保持部材16を表示パネル13側に回動させて表示パネル13の角部表面を押圧し、表示パネル13の装着が完了する。
【0048】
次に、接触子37aと電極端子13aとの位置調整を行う。まず、接触子37a全体の電極端子13aに対する接触位置を調整する。この調整は、調整ダイヤル23を回転させることによって、同軸上の偏心カムを偏心回転させる。これにより、偏心カムの外周に当接された板ばねが、その付勢力に抗する方向に押動され、これに伴って、板ばねが固定された全体位置調整板22が整列方向に沿って平行移動する。これにより、接触子37a全体の電極端子13aに対する接触位置を調整することができる。
【0049】
接触子37a全体の接触位置の調整が完了した後、更に、各調整機構21毎に個別に接触子37aの接触位置を調整する。
【0050】
すなわち、調整機構21によって整列方向における接触子37aの接触位置を調整する場合は、スライダ位置調整ねじ34を上方から(表示パネル13配設側から)操作することにより、スライダ26を整列方向にスライドさせることができる。例えば、図7及び図8の状態から、スライダ位置調整ねじ34をねじ込んで行くと、頭部34aの位置が下がって行くため、この頭部34aの下側傾斜面34bがスライダ26のテーパ部26bを摺動することにより、このスライダ26がスプリング33の付勢力に抗して図7及び図8中右方向にスライドさせられる。一方、スライダ位置調整ねじ34を上記と反対方向に回転させ、頭部34aの位置を上昇させて行くと、スライダ26はスプリング33の付勢力により、図7及び図8中左方向にスライドさせられる。
【0051】
このようなものにあっては、上方からスライダ位置調整ねじ34を操作することにより、スライダ26をスライドさせることができるため、水平方向(横方向)からドライバー等の工具により操作するものと比較すると、操作性が極めて良好である。また、スライダ位置調整ねじ34のねじ込み量によりスライダ26のスライド量を微調整することができ、高精度に調整できる。
【0052】
次に、調整機構21によって回転方向における接触子37aを調整する場合は、調整ノブ29bを操作して回転させ、スライダ固定ブロック25を回動ねじ30を中心に所定方向に所定角度回動させる。
【0053】
すなわち、回転調整部材29をねじ込んで行くと、スライダ固定ブロック25は、回動ねじ30を中心にプレート押圧部材28の付勢力に抗して図7中反時計回りに回動される。反対に、回転調整部材29を緩めて行くと、スライダ固定ブロック25は、回動ねじ30を中心にプレート押圧部材28の付勢力にて図7中時計回りに回動される。
【0054】
これにより、TABテープ37を図7における時計方向又は反時計方向に任意に回転させることができ、TABテープ37に形成された接触子37aによる回転方向における接触位置の調整を行うことができる。
【0055】
このようにして接触子37aと表示パネル13の電極端子13aとの位置調整が完了したら、押圧板41を図1及び図10に示す状態から左方向に図3及び図11に示す状態までスライドさせる。これは、一対の押圧板用ノブ44を持って操作する。
【0056】
その後、図11に示す状態から押圧体48を下降させて押圧板41を下方に押圧する。これにより、図12に示すように、押圧板41の先端部に形成された押圧突部41aで、表示パネル13の電極端子13aと、接触子37aとの接圧を確保して電気的に安定した接触状態として、その後、検査に移行する。
【0057】
従って、この実施の形態によれば、整列方向及び回転方向における接触子37aの接触位置の調整を可能とすることにより、表示パネル13の電極端子13aと、ソケット10側の接触子37aとを確実に接触させることが可能となり、より適正且つ効率良く、点灯検査を行うことができる。
【0058】
また、各調整機構21を別個独立の構成にしたことによって、支持基板12に対する各調整機構21の交換を別個に且つ容易に行うことができ、利便性を向上させることができる。
【0059】
さらに、調整機構21を種々のソケット10に共通して使用することができ、独立した部品として共通化、標準化を図ることができる。
【0060】
さらにまた、押圧板41を水平方向にスライドさせて、表示パネル13の挿入範囲から退避させると共に、表示パネル13を押圧するようにしているため、操作性が良好であると同時に、ソケット10自体の高さを低くでき、且つ、表示パネル13の損傷を未然に防止できる。すなわち、表示パネル13を押さえる部材を着脱式とすると、着脱作業に手間が掛かり、又、回動式とすると、倒れた時に表示パネル13を損傷させる虞があると共に、上方に回動させて退避させたときに、ソケット自体が高くなってしまうという問題がある。
【0061】
なお、上記実施の形態では、「外部回路」としてTABテープ37を適用しているが、これに限らず他のものでも良いことは勿論である。
【0062】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1に記載の発明によれば、外部回路を電極端子の整列方向に平行移動させることにより接触子の整列方向における接触位置の位置調整を可能とする整列方向調整手段と、外部回路を回転させることにより接触子の回転方向における接触位置の調整を可能とする回転方向調整手段とを有し、この整列方向調整手段は、上側に外部回路が収容されるスライダが整列方向にスライド自在に設けられ、このスライダを整列方向の一方向に付勢する付勢手段が設けられ、更に、表示パネル配設側から操作されることにより、付勢手段の付勢力に抗してスライダを一方向と反対方向の他方向にスライドさせるスライド駆動手段とを有するため、表示パネル側の電極端子に対する接触子の接触位置を、より高精度に位置調整できると共に、スライド駆動手段を上方から操作することにより、調整操作の操作性を良好に行うことができる。
【0063】
請求項2に記載の発明によれば、スライド駆動手段は、スライダの側縁部にテーパ部が形成されると共に、テーパ部に皿ねじの頭部の下側傾斜面が摺接し、皿ねじをねじ込むことにより、付勢手段の付勢力に抗してスライダをスライドさせるようにしたため、上方から皿ねじを回すだけで良く、操作性が良好であると共に、ねじ込み量によりスライダのスライド量を微調整することができ、高精度に調整できる。
【0064】
請求項4に記載の発明によれば、電極端子と接触子との接触部位を押圧する押圧板をスライド自在とし、表示パネルのソケット本体への収容時に、表示パネルの収容範囲から退避可能とし、表示パネルのソケット本体への収容後に、押圧板をスライドさせて接触部位を押圧するようにしたため、スライド式とすることで押圧操作を容易に行うことができると共に、押圧板が倒れることがないので表示パネルの損傷を未然に防止でき、しかも、高さも低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る表示パネル検査用ソケットの押圧板を退避させた状態の平面図である。
【図2】同実施の形態に係る図1の拡大正面図である。
【図3】同実施の形態に係る表示パネル検査用ソケットの押圧板を退避させた状態の平面図である。
【図4】同実施の形態に係る図3の拡大正面図である。
【図5】同実施の形態に係る全体位置調整板に調整機構を配設した状態を示す平面図である。
【図6】同実施の形態に係る図5の右側面図である。
【図7】同実施の形態に係る図5のX部の拡大平面図である。
【図8】同実施の形態に係る図7のA−A線に沿う断面図である。
【図9】同実施の形態に係る図7のB−B線に沿う断面図である。
【図10】同実施の形態に係る押圧機構を示す拡大正面図で、押圧板を退避させた状態を示す図である。
【図11】同実施の形態に係る押圧機構を示す拡大正面図で、押圧板を前進させた状態を示す図である。
【図12】同実施の形態に係る押圧機構を示す拡大正面図で、押圧板を下方に押圧した状態を示す図である。
【符号の説明】
10 表示パネル検査用ソケット
12 支持基板
13 表示パネル
13a 電極端子
21 調整機構
22 全体位置調整板
24 回転ベース
25 スライダ固定ブロック
26 スライダ
26b テーパ部(整列方向調整手段)
27 TAB貼付けプレート
28 プレート押圧部材(回転方向調整手段,回動駆動手段)
29 回転調整部材(回転方向調整手段,回動駆動手段)
30 回動ねじ
33 スプリング(付勢手段)
34 スライダ位置調整ねじ(整列方向調整手段,スライド駆動手段)
34a 頭部
34b 下側傾斜面
40 押圧機構
41 押圧板

Claims (4)

  1. 複数の電極端子を有する表示パネル及び、前記電極端子に接触可能とされた複数の接触子を有する外部回路が収容されるソケット本体と、前記電極端子への前記接触子の接触位置を調整可能とする調整機構を有する表示パネル検査用ソケットにおいて、
    前記調整機構は、前記外部回路を前記電極端子の整列方向に平行移動させることにより前記接触子の整列方向における接触位置の位置調整を可能とする整列方向調整手段と、前記外部回路を回転させることにより前記接触子の回転方向における接触位置の位置調整を可能とする回転方向調整手段とを有し、
    前記整列方向調整手段は、上側に前記外部回路が収容されるスライダが前記整列方向にスライド自在に設けられ、該スライダを前記整列方向の一方向に付勢する付勢手段が設けられ、更に、表示パネル配設側から操作されることにより、前記付勢手段の付勢力に抗して前記スライダを前記一方向と反対方向の他方向にスライドさせるスライド駆動手段が設けられたことを特徴とする表示パネル検査用ソケット。
  2. 前記スライド駆動手段は、前記スライダの側縁部にテーパ部が形成されると共に、該テーパ部に皿ねじの頭部の下側傾斜面が摺接し、該皿ねじをねじ込むことにより、前記付勢手段の付勢力に抗して前記スライダがスライドされるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の表示パネル検査用ソケット。
  3. 前記回転方向調整手段は、前記スライダをスライド自在に支持するスライダ固定ブロックが、回転ベース上に回転自在に設けられ、前記スライダ固定ブロックを所定角度回転させる回動駆動手段が設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示パネル検査用ソケット。
  4. 前記電極端子と前記接触子との接触部位を押圧する押圧板をスライド自在とし、前記表示パネルの前記ソケット本体への収容時に、前記表示パネルの収容範囲から退避可能とし、前記表示パネルの前記ソケット本体への収容後に、前記押圧板をスライドさせて前記接触部位を押圧するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の表示パネル検査用ソケット。
JP2003140832A 2003-05-19 2003-05-19 表示パネル検査用ソケット Expired - Fee Related JP4368613B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003140832A JP4368613B2 (ja) 2003-05-19 2003-05-19 表示パネル検査用ソケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003140832A JP4368613B2 (ja) 2003-05-19 2003-05-19 表示パネル検査用ソケット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004341441A true JP2004341441A (ja) 2004-12-02
JP4368613B2 JP4368613B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=33529434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003140832A Expired - Fee Related JP4368613B2 (ja) 2003-05-19 2003-05-19 表示パネル検査用ソケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4368613B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018051906A1 (ja) * 2016-09-15 2018-03-22 株式会社小糸製作所 センサシステム、センサモジュール、およびランプ装置
KR102159271B1 (ko) * 2019-10-01 2020-09-23 홍성호 커넥터 검사기용 핀블럭 소켓장치
CN112767851A (zh) * 2021-02-05 2021-05-07 深圳市雷迪奥视觉技术有限公司 显示屏亮暗线调节机构

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018051906A1 (ja) * 2016-09-15 2018-03-22 株式会社小糸製作所 センサシステム、センサモジュール、およびランプ装置
CN109690244A (zh) * 2016-09-15 2019-04-26 株式会社小糸制作所 传感器系统、传感器模块及灯装置
JPWO2018051906A1 (ja) * 2016-09-15 2019-06-24 株式会社小糸製作所 センサシステム、センサモジュール、およびランプ装置
JP7061071B2 (ja) 2016-09-15 2022-04-27 株式会社小糸製作所 センサシステム、センサモジュール、およびランプ装置
US11467284B2 (en) 2016-09-15 2022-10-11 Koito Manufacturing Co., Ltd. Sensor system, sensor module, and lamp device
KR102159271B1 (ko) * 2019-10-01 2020-09-23 홍성호 커넥터 검사기용 핀블럭 소켓장치
CN112767851A (zh) * 2021-02-05 2021-05-07 深圳市雷迪奥视觉技术有限公司 显示屏亮暗线调节机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP4368613B2 (ja) 2009-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3976276B2 (ja) 検査装置
JP4570930B2 (ja) パネルの検査装置に用いられる電気的接続装置
JP2004341441A (ja) 表示パネル検査用ソケット
KR20140080166A (ko) 인쇄회로기판 검사장치
JP3545655B2 (ja) 電気接続装置
TW201020552A (en) Probe unit and inspection apparatus
JP3997044B2 (ja) 表示パネル検査用ソケット
CN113916506A (zh) 点灯测试装置
JP2002014047A (ja) 表示用パネルの検査装置
JP4043278B2 (ja) 表示パネル検査用ソケットおよびこれに用いる調整機構
JP2004219298A (ja) ディスプレイパネルの点灯検査装置
KR20030012793A (ko) 패널 검사 장치
KR19990055293A (ko) 액정 패널의 패드와 점등 검사 장치간의 연결구조 및 이를 이용한 테스트 지그
CN216559635U (zh) 点灯测试装置
JP2002350485A (ja) 表示用基板の検査装置
JP2007079162A (ja) 検査装置
JP4485906B2 (ja) 電気部品用ソケット
JP2000180807A (ja) 液晶基板の検査装置
JP4053790B2 (ja) 表示用基板検査用ソケット
JP4209633B2 (ja) 表示用基板の支持ユニット及びこれを用いる支持装置
JP2005227289A (ja) 表示パネル検査用ソケットの端子接触保持構造体および表示パネル検査用ソケット
JP2002340963A (ja) 導通検査装置
JP3280353B2 (ja) テストステージユニット
JPH10333597A (ja) 表示パネル検査装置
JP4168830B2 (ja) ディスプレイパネルの点灯検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090407

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090825

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090826

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees