JP2004340890A - ヘッドライトテスタの回転正対方法及び装置 - Google Patents
ヘッドライトテスタの回転正対方法及び装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004340890A JP2004340890A JP2003140754A JP2003140754A JP2004340890A JP 2004340890 A JP2004340890 A JP 2004340890A JP 2003140754 A JP2003140754 A JP 2003140754A JP 2003140754 A JP2003140754 A JP 2003140754A JP 2004340890 A JP2004340890 A JP 2004340890A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- headlight
- tester
- headlight tester
- optical axis
- straight path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Abstract
【解決手段】ヘッドライトテスタを垂直軸周りに回転可能に支持し、左右ヘッドライトの横基準線に沿っての中心間距離(W)と横基準線からのずれ量(l)とを測定し、これらの中心間距離及びずれ量との間に成立する三角関数によりヘッドライトの傾斜角度を計算し、その計算した傾斜角度に基づいてヘッドライトテスタを垂直軸周りに回転させて回転正対を実施する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘッドライトテスタをテストすべきヘッドライトに対して正対させる技術に関するものであって、更に詳細には、ヘッドライトテスタの光軸とテストすべきヘッドライトの光軸とが非平行である場合に、両者を平行状態とさせる回転正対を実施することが可能なヘッドライトテスタの回転正対方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ヘッドライトテスタは、従来、停車させた車両の前方を横方向に直線経路に沿って往復移動可能に設けられており、更に、上下方向にも移動自在に設けられている。そして、テストすべきヘッドライトの前方ヘッドライトテスタを位置させて、ヘッドライトからの投射ビームを受光して測定又は調整を行う。
【0003】
その場合に、ヘッドライトの光軸とヘッドライトテスタの光軸とが可及的に一致していることが重要であり、従って、ヘッドライトテスタによるヘッドライトの測定又は調整を行う前に、ヘッドライトテストをテストすべきヘッドライトに対して正対させることが必要である。従来技術においては、ヘッドライトテスタを横方向及び高さ方向に移動制御する技術は提案されているが、ヘッドライトテスタの光軸とヘッドライトの光軸とを可及的に一致させるために、ヘッドライトテスタを垂直軸周りに回転させる回転正対技術については極めて制限されていた。例えば、ヘッドライトテスタに設けた望遠鏡やレーザを使用してヘッドライト以外の車両の部分に対して目視によりヘッドライトテスタを垂直軸周りに回転させて回転正対を行っている。
【0004】
従って、ヘッドライトテスタの従来の回転正対技術は、極めて制限的であり且つ作業者の能力に依存するのでその精度にばらつきがあり、且つ作業効率が極めて悪いものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上の点に鑑みなされたものであって、上述した如き従来技術の欠点を解消し、作業者の能力に依存することがなく、高精度及び高効率で信頼性が高く且つ再現性のあるヘッドライトテスタの回転正対方法及び装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の側面によれば、
停車させた車両の前方を第1直線経路に沿って横方向にヘッドライトテスタを移動させて前記車両の左右のヘッドライトの中心間距離を測定し、
前記左右のヘッドライトの前記第1直線経路と直交する第2直線経路の方向における前記第1直線経路からのずれ量を測定し、
前記中心間距離と前記ずれ量とから前記左右のヘッドライトの前記第2直線経路の方向に対する傾斜角度を算出し、
前記ヘッドライトテスタを前記傾斜角度だけ回転させて前記ヘッドライトテスタの光軸をテストすべきヘッドライトの光軸と平行にさせる、
ことを特徴とするヘッドライトテスタの回転正対方法が提供される。
【0007】
好適には、前記ヘッドライトテスタの光軸をテストすべきヘッドライトの光軸と平行にさせる場合に、前記ヘッドライトテスタの光軸をテストすべきヘッドライトの光軸と一致させ且つ前記ヘッドライトテスタをテストすべきヘッドライトから所定の距離に位置させることを特徴とする。
【0008】
好適には、前記傾斜角度を算出する場合に、前記傾斜角度をαとし、前記中心間距離をWとし、且つ前記ずれ量をlとした場合に、tanα=l/Wの式に基づいて算出することを特徴とする。
【0009】
更に、本発明の第2の側面によれば、
停車させた車両の前方を第1直線経路に沿ってヘッドライトテスタを移動させる第1移動手段、
前記第1直線経路に沿ってのヘッドライトテスタの移動距離を測定する第1測定手段、
前記第1直線経路と前記車両の左右ヘッドライトの夫々との間の前記第1直線経路と直交する第2直線経路の方向における第1及び第2垂直距離を測定する第2測定手段、
前記第1測定手段によって測定した前記左右ヘッドライトの中心間距離及び前記第2測定手段によって測定した前記第1及び第2垂直距離に基づいて前記ヘッドライトテスタの前記第2直線経路の方向に対する前記左右ヘッドライトの傾斜角度を演算する演算手段、
前記ヘッドライトテスタの光軸をテストすべきヘッドライトの光軸と平行にさせるために前記演算した傾斜角度だけ前記ヘッドライトテスタを垂直軸周りに回転させる回転手段、
を有していることを特徴とするヘッドライトテスタの回転正対装置が提供される。
【0010】
好適には、更に、前記ヘッドライトテスタを前記第2直線経路に沿って移動させる第2移動手段を有しており、前記第1及び第2移動手段及び前記回転手段を制御して前記ヘッドライトテスタを前記テストすべきヘッドライトから所定の距離に位置させると共に前記ヘッドライトテスタの光軸を前記テストすべきヘッドライトの光軸と一致させる制御手段を有していることを特徴とする。
【0011】
更に好適には、前記傾斜角度をαとし、前記中心間距離をWとし、且つ前記第1及び第2垂直距離の差であるずれ量をlとした場合に、前記演算手段がtanα=l/Wの式に基づいて前記傾斜角度算出することを特徴とする。
【0012】
更に好適には、前記第2測定手段が少なくとも2個の第1及び第2撮像装置を有しており、前記第1及び第2撮像装置は、夫々、異なる角度で所定点を通過する光軸を有すると共に前記所定点に夫々の焦点を位置させていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の態様】
先ず、図1を参照して、本発明に基づいて、ヘッドライトテスタの回転正対を行う好適実施例について説明する。
【0014】
図1に示したように、自動車等の車両1を所定の停止線3に対して停車させる。この場合に、通常、車両の左右のヘッドライト2L,2Rの夫々の中心点2Lc,2Rc(例えば、ランプ芯、ヘッドライトカバーのセンターマーク等で当業者がヘッドライトの中心であるとして定義することが可能なものを包含する)は停止線3上に正確に整合されるものではない。従って、ヘッドライト2L,2Rの夫々の中心点2Lc,2Rcを停止線3上に正確に整合させようとする場合には、二人以上の作業者が必要となり且つ何度も車両を移動させることが必要となり極めて作業効率が悪いものとなる。本発明では、正に、この様な厄介な作業を不必要とし且つ信頼性をもってヘッドライトテスタの正対を確保することを可能とするものである。
【0015】
図1に示したように、停止線3の前方には停止線と平行に一対のレール12,12が敷設されており、その一対のレール12,12上を双方向矢印Hで示した如く往復移動自在に台車11が設けられている。台車11には、任意の当業者に公知の位置測定手段を取り付けることが可能であり、台車11がレール12,12に沿って移動した任意の2点間の距離を測定することが可能である。台車11上にはヘッドライトテスタ10がレール12,12の延在する方向と直交する双方向矢印Bで示した方向に移動自在であり且つ台車11に対して昇降自在に装着されている。更に、ヘッドライトテスタ10は、垂直軸O周りに所定の角度範囲に亘って双方向矢印Rで示した如く回転自在に設けられている。
【0016】
次に、本発明の好適実施例に基づいて、ヘッドライトテスタ10を正対させる方法について説明する。図1に示したように、先ず、車両1を停車線3に対して停車させた後に、台車11をレール12,12に沿って移動させて左側位置Lに位置させ、ヘッドライトテスタ10をヘッドライト2Lの中心点2Lcに対して整合させる。この場合に、車両1の左右のヘッドライト2L,2Rは停車線3に整合していないので、ヘッドライト2Lからの投射ビームの投射方向は、左側位置Lに位置されたヘッドライトテスタ10の光軸と一致していない。しかしながら、図示例においては、左側ヘッドライト2Lの中心点2Lcが停止線3上に位置されているので、その中心点2Lcとヘッドライトテスタ10との間の距離は所定の距離L(例えば、1m)に位置されている。
【0017】
次いで、台車11を右側へ移動させてヘッドライト装置10の光軸が右側ヘッドライト2Rの中心点2Rcと一致したところで停止させる(右側位置R)。この状態において、台車11の移動した方向と平行な方向における左右のヘッドライト2L,2Rの中心間距離Wを測定する。更に、ヘッドライトテスタ10から右側ヘッドライト2Rの中心点2Rcへの距離(L+l)を測定する。従って、この測定結果から、左右ヘッドライト2L,2Rの停止線3に対するずれ量lが決定される。そして、車両1が停止線3に対して傾斜していることによる傾斜角度αは、これらの中心間距離Wとずれ量lとの間に、tanα=l/Wの関係を有しているので、この関係式によってαの値を演算することが可能である。この傾斜角度αは、ヘッドライト2L,2Rの光軸が停止線3に直交する線に対して傾斜している角度を表しているので、ヘッドライトテスタ10をその垂直軸O周りに回転方向Rにおいて傾斜角度αだけ回転させることにより、ヘッドライトテスタ10の光軸をテストすべきヘッドライト2L,2Rの光軸と平行とさせることが可能であり、即ち回転正対を実施することが可能である。
【0018】
更に、ヘッドライトテスタ10の光軸とヘッドライト2L,2Rの光軸とを一致させるためには、ヘッドライトテスタ10を傾斜角度αだけ回転させると共に台車11をレール12,12に沿って移動させることが必要である。更に、ヘッドライトテスタ10と所定の距離L以外の距離にあるヘッドライト(図示例においては、ヘッドライト2R)との間の距離を所定の距離Lに設定するためには、ヘッドライトテスタ10を台車11と相対的に方向Bに沿って移動させることが必要である。この様にして、ヘッドライトテスタ10の光軸とヘッドライト2Rの光軸とを一致させ且つヘッドライトテスタ10をヘッドライト2Rから所定の距離Lに位置させることが可能であり、完全な正対状態を確立することが可能である。
【0019】
次に、図2及び3を参照して、本発明の好適実施例に基づいて、ヘッドライトテスタ10とテストすべきヘッドライトとの間の直線距離を測定する具体例について説明する。図2に示した如く、ヘッドライトテスタ10には、ヘッドライトの位置を測定する位置測定装置20が装着されている。位置測定装置20は、ヘッドライトテスタ10の光軸10a上でヘッドライトテスタ10の前方の所定の距離Lにおける所定点Xを共通の焦点とする一対の上及び下撮像装置(例えば、CCDカメラ)21,22を有している。これらの一対の上及び下撮像装置21,22は夫々の光軸10b,10cが所定点Xを異なる角度(値又は符号において)で通過するように設定されている。しかしながら注意すべきことであるが、図示例においては、同一の値であるが異なる符号である角度θで夫々の光軸10b,10cが所定点Xを通過している。
【0020】
上撮像装置21によって撮像された画像は画像処理装置により処理されて上スクリーン23上に投射ビーム画像21aとして表示されている。一方、下撮像装置22によって撮像された画像は同じく画像処理装置により処理されて下スクリーン24上に投射ビーム画像22aとして表示されている。この場合には、左側ヘッドライト2Lの中心2Lcは、共通焦点である所定点X上に位置されているので、表示された投射ビーム画像21a(22a)は、上スクリーン23(下スクリーン24)上の縦及び横基準線の中心に対して整合した状態で表示されている。尚、図2に示されているように、左側ヘッドライト2Lの中心点2Lcは床から高さHにあり、従って位置測定装置20はその中心光軸(この場合は、ヘッドライトテスタ10の光軸10aと一致している)が高さHにない場合には、ヘッドライトテスタ10を昇降制御してその中心光軸が高さHとなるように設定する。
【0021】
一方、図3は、ヘッドライトテスタ10を右側位置Rに位置させた状態を示している。この場合には、図1を参照して説明したように、右側ヘッドライト2Rの中心点2Rcはヘッドライトテスタ10から距離L+lだけ離れており、即ち所定距離Lよりもずれ量lだけ遠方に位置している。従って、例えば、上撮像装置21の光軸10bはその焦点である所定点Xを超えて右側ヘッドライト2Rの中心点2Rcよりも下方の位置へ延在しており、そのために、上撮像装置21によって撮像される投射ビーム画像は上スクリーン23に示したようにその基準位置よりも高さhだけ下方にシフトして表示されている。同様に、下撮像装置22によって撮像される投射ビーム画像は、下スクリーン24に示したようにその基準位置よりも高さhだけ下方にシフトして表示されている。このシフト量hは所定点Xからのヘッドライト中心点のずれ量lに比例している。従って、予め、シフト量hとずれ量lとの関係を実験的に決定しておくことにより、撮像装置21,22によって撮像した画像から画像処理装置によってシフト量hを決定することにより、ずれ量lを算出することが可能である。
【0022】
次に、図4乃至図6を参照して、本発明に基づく回転正対機構を組み込んだヘッドライトテスタ10について説明する。先ず、図4を参照すると、本発明の好適実施例に基づいて構成されたヘッドライトテスタ10は、大略箱型であり前方を開口したハウジング14を有している。ハウジング14の前方開口部にはレンズ15が設けられており、レンズ15はヘッドライトテスタ10の光軸10aを画定している。レンズ15の後方には反射器16が配設されており、レンズ15を介して通過する投射ビームを例えばCCDカメラなどの投射ビーム測定用の撮像装置17へ入力させる。従って、撮像装置17は、ヘッドライトからの投射ビームを受取って、画像処理を行い、ヘッドライトの性能についての測定又は調整を行うことが可能である。例えば、撮像装置17によって撮像した投射ビームはCPU等から構成される画像処理装置18によって画像処理され、その処理結果は表示スクリーン19上に表示される。
【0023】
ハウジング14には、更に、ヘッドライトとヘッドライトテスタとの間の距離測定用の一対の上及び下撮像装置21,22が配設されている。上撮像装置21は、その光軸10bが第1角度で共通焦点である所定点Xに入射すべく配設されており、一方、下撮像装置22は、その光軸10cが第2角度で所定点Xに入射すべく配設されている。前述した如く、所定点Xは、上及び下撮像装置21,22の共通の焦点である。従って、図4に示した状態においては、左側ヘッドライト2Lの中心点2Lcは所定点Xに位置しているので、上及び下撮像装置21,22からの夫々の撮像データは、投射ビーム画像が夫々の基準位置に位置していることを表し、従って、左側ヘッドライト2Lはヘッドライトテスタ10から所定の距離(図示例ではL)に位置していことが画像処理装置18によって決定される。一方、ヘッドライト(例えば、右側ヘッドライト2R)がヘッドライトテスタ10から所定の距離L以外の距離に位置していることが画像処理装置18によって判別される場合には、画像処理装置18は移動手段に信号を送って、ヘッドライトテスタ10を台車11上においてB方向に移動させることが可能である。
【0024】
更に、図4に示したように、ハウジング14の底部には下方向に突出する突起30aが形成された下部プレート30が固定されており、下部プレート30の下方には支持プレート31が配設されている。支持プレート31には開口部31aが形成されており、突起30aが該開口部31a内に挿入されており、従ってハウジング14は、突起30aの中心軸を垂直回転軸としてその周りに回転可能に支持されている。支持プレート31には、モータ32が固定されており、更に、図6に示した如く、モータ32の回転軸はユニバーサルジョイント33を介して螺子棒34に連結されている。螺子棒34はハウジング14の底部に支持具36によって固定支持されたナット35と螺合している。従って、画像処理装置18からの制御信号がモータ32に印加されると、螺子棒34がモータ32によって回転され、その結果ハウジング14(従って、ヘッドライトテスタ10の光軸10a)は突起30aの回転軸周りに所定の傾斜角度だけ回転される。
【0025】
図5に示したように、支持プレート31は台車11上に装着された昇降装置13に結合されている。従って、ハウジング14、従ってヘッドライトテスタ10は、昇降装置13によって上下方向に位置制御可能であり、昇降装置13の動作は画像処理装置18からの信号によって制御させることが可能である。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、確実に且つ再現性をもってヘッドライトテスタの回転正対を行うことが可能である。更に、本発明によれば、ヘッドライトテスタの回転正対動作を完全に自動化させることが可能であり、且つ迅速に動作させることが可能である。
【0027】
以上、本発明の具体的実施の態様について詳細に説明したが、本発明はこれらの具体例にのみ制限されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱すること無しに種々の変形例が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施例に基づいてヘッドライトテスタの回転正対を実施する状態を示した概略図。
【図2】本発明の好適実施例に基づいてヘッドライトテスタとヘッドライトとの間の距離を測定する状態を示した概略図。
【図3】本発明の好適実施例に基づいてヘッドライトテスタとヘッドライトとの間の距離を測定する状態を示した概略図。
【図4】本発明の好適実施例に基づいて構成された回転正対機能を具備するヘッドライトテスタを示した概略縦断面図。
【図5】図4に示したヘッドライトテスタの概略平面図。
【図6】図4に示したヘッドライトテスタの概略底面図。
Claims (7)
- ヘッドライトテスタの回転正対方法において、
停車させた車両の前方を第1直線経路に沿って横方向にヘッドライトテスタを移動させて前記車両の左右のヘッドライトの中心間距離を測定し、
前記左右のヘッドライトの前記第1直線経路と直交する第2直線経路の方向における前記第1直線経路からのずれ量を測定し、
前記中心間距離と前記ずれ量とから前記左右のヘッドライトの前記第2直線経路の方向に対する傾斜角度を算出し、
前記ヘッドライトテスタを前記傾斜角度だけ回転させて前記ヘッドライトテスタの光軸をテストすべきヘッドライトの光軸と平行にさせる、
ことを特徴とするヘッドライトテスタの回転正対方法。 - 請求項1において、前記ヘッドライトテスタの光軸をテストすべきヘッドライトの光軸と平行にさせる場合に、前記ヘッドライトテスタの光軸をテストすべきヘッドライトの光軸と一致させ且つ前記ヘッドライトテスタをテストすべきヘッドライトから所定の距離に位置させることを特徴とするヘッドライトテスタの回転正対方法。
- 請求項1又は2において、前記傾斜角度を算出する場合に、前記傾斜角度をαとし、前記中心間距離をWとし、且つ前記ずれ量をlとした場合に、tanα=l/Wの式に基づいて算出することを特徴とするヘッドライトテスタの回転正対方法。
- ヘッドライトテスタの回転正対装置において、
停車させた車両の前方を第1直線経路に沿ってヘッドライトテスタを移動させる第1移動手段、
前記第1直線経路に沿ってのヘッドライトテスタの移動距離を測定する第1測定手段、
前記第1直線経路と前記車両の左右ヘッドライトの夫々との間の前記第1直線経路と直交する第2直線経路の方向における第1及び第2垂直距離を測定する第2測定手段、
前記第1測定手段によって測定した前記左右ヘッドライトの中心間距離及び前記第2測定手段によって測定した前記第1及び第2垂直距離に基づいて前記ヘッドライトテスタの前記第2直線経路の方向に対する前記左右ヘッドライトの傾斜角度を演算する演算手段、
前記ヘッドライトテスタの光軸をテストすべきヘッドライトの光軸と平行にさせるために前記演算した傾斜角度だけ前記ヘッドライトテスタを垂直軸周りに回転させる回転手段、
を有していることを特徴とするヘッドライトテスタの回転正対装置。 - 請求項4において、更に、前記ヘッドライトテスタを前記第2直線経路に沿って移動させる第2移動手段を有しており、前記第1及び第2移動手段及び前記回転手段を制御して前記ヘッドライトテスタを前記テストすべきヘッドライトから所定の距離に位置させると共に前記ヘッドライトテスタの光軸を前記テストすべきヘッドライトの光軸と一致させる制御手段を有していることを特徴とするヘッドライトテスタの回転正対装置。
- 請求項4又は5において、前記傾斜角度をαとし、前記中心間距離をWとし、且つ前記第1及び第2垂直距離の差であるずれ量をlとした場合に、前記演算手段がtanα=l/Wの式に基づいて前記傾斜角度算出することを特徴とするヘッドライトテスタの回転正対装置。
- 請求項4乃至6の内のいずれか1項において、前記第2測定手段が少なくとも2個の第1及び第2撮像装置を有しており、前記第1及び第2撮像装置は、夫々、異なる角度で所定点を通過する光軸を有すると共に前記所定点に夫々の焦点を位置させていることを特徴とするヘッドライトテスタの回転正対装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003140754A JP4231332B2 (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | ヘッドライトテスタの回転正対方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003140754A JP4231332B2 (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | ヘッドライトテスタの回転正対方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004340890A true JP2004340890A (ja) | 2004-12-02 |
JP4231332B2 JP4231332B2 (ja) | 2009-02-25 |
Family
ID=33529388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003140754A Expired - Fee Related JP4231332B2 (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | ヘッドライトテスタの回転正対方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4231332B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007188736A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Koito Mfg Co Ltd | 車両用前照灯 |
JP2008026006A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Sanei Kogyo Kk | 車両停止状態解析装置 |
KR20160018024A (ko) * | 2014-08-07 | 2016-02-17 | 엘지전자 주식회사 | 차량용 헤드램프 구동장치 및 이를 구비한 차량 |
JP2020034358A (ja) * | 2018-08-29 | 2020-03-05 | 渡辺電機工業株式会社 | 車両ヘッドライトテスター用の車両正対装置、及びこの車両正対装置に用いるマーカー |
-
2003
- 2003-05-19 JP JP2003140754A patent/JP4231332B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007188736A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Koito Mfg Co Ltd | 車両用前照灯 |
JP4633635B2 (ja) * | 2006-01-13 | 2011-02-16 | 株式会社小糸製作所 | 車両用前照灯 |
JP2008026006A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Sanei Kogyo Kk | 車両停止状態解析装置 |
KR20160018024A (ko) * | 2014-08-07 | 2016-02-17 | 엘지전자 주식회사 | 차량용 헤드램프 구동장치 및 이를 구비한 차량 |
KR101637882B1 (ko) | 2014-08-07 | 2016-07-08 | 엘지전자 주식회사 | 차량용 헤드램프 구동장치 및 이를 구비한 차량 |
US10029607B2 (en) | 2014-08-07 | 2018-07-24 | Lg Electronics Inc. | Vehicle head lamp driving apparatus and vehicle provided with same |
JP2020034358A (ja) * | 2018-08-29 | 2020-03-05 | 渡辺電機工業株式会社 | 車両ヘッドライトテスター用の車両正対装置、及びこの車両正対装置に用いるマーカー |
JP7232003B2 (ja) | 2018-08-29 | 2023-03-02 | 渡辺電機工業株式会社 | 車両ヘッドライトテスター用の車両正対装置、及び、この車両正対装置に用いるマーカーが表示された基体、及び、上記車両ヘッドライトテスター用の車両正対用演算記憶装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4231332B2 (ja) | 2009-02-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2005516716A5 (ja) | ||
US20090196527A1 (en) | Calibration method of image planar coordinate system for high-precision image measurement system | |
US20120194651A1 (en) | Shape measuring apparatus | |
JP2015203626A (ja) | 膜厚測定装置及び方法 | |
EP0547269B1 (en) | Apparatus and method for measuring optical axis deflection | |
JP4190363B2 (ja) | 物体の三次元位置検出装置 | |
JP4231332B2 (ja) | ヘッドライトテスタの回転正対方法及び装置 | |
JP2014235066A (ja) | 表面形状測定装置 | |
JPH0755439A (ja) | 三次元形状計測装置 | |
JP2012127930A (ja) | 車両用ヘッドライトの測定方法とその装置 | |
JP2000046529A (ja) | 3次元曲面を持つ被計測体の形状計測方法および装置 | |
JP2010266750A (ja) | 観察装置および観察システム | |
JP4435297B2 (ja) | ヘッドライトテスタ位置決め装置 | |
JPH1047940A (ja) | 測定プレート、ホイールアラインメント測定装置及びホイールアラインメント測定方法 | |
JP3595480B2 (ja) | 障害物検知装置の光源角度計測装置 | |
JPH1073408A (ja) | 変位検出装置、ホイールアラインメント測定装置、変位検出方法及びホイールアラインメント測定方法 | |
JP3906123B2 (ja) | カメラ用画像出力較正装置 | |
JP2003004666A (ja) | X線透視撮影装置 | |
JP3865459B2 (ja) | 半導体素子実装装置 | |
US20110134253A1 (en) | Camera calibration method and camera calibration apparatus | |
JPH01153908A (ja) | 三次元測定機 | |
JP2005214807A (ja) | 格子投影型モアレ装置 | |
JP4184545B2 (ja) | 車両用ヘッドライトテスタ | |
JP2861671B2 (ja) | 重ね合せ精度測定装置 | |
JPH1194700A (ja) | レンズの測定装置及び測定方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060511 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080611 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080722 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080911 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081111 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081205 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4231332 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141212 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |