JP2004337417A - テープ付きファスナ - Google Patents

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Masahiko Kawahara
正彦 河原
Toshifumi Yamaguchi
利文 山口
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Morito Co Ltd
Amagasaki Seikan KK
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Morito Co Ltd
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Abstract

【目的】テープ付きファスナの生地テープを伸縮性のあるものとして、適用範囲を広げる。
【構成】合成樹脂製の雄部材(6)の複数個を所定間隔で生地テープ(18)に成形固定した雄側テープと、合成樹脂製の雌部材(4)の複数個を前記雄部材と同一間隔で生地テープ(30)に成形固定した雌側テープとからなり、前記生地テープに取付孔を穿設することなく雄部材(6)、雌部材(4)とを成形固定したテープ付きファスナである。前記雄部材(6)の係合突起(20)を、ベースを介することなく、生地テープ(30)から直接起立させている。本発明では、テープ生地(18,30)としてジャージを使用する。雌雄部材は表から見ても裏から見てもリング状であることが好ましい。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣服、カバン・袋物、履き物等の開閉部に用いられる合成樹脂製のテープ付きファスナに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来公知のテープ付きファスナとしては、例えば、合成樹脂製の雄部材の複数個を所定間隔で生地テープに成形固定した雄側テープと、合成樹脂製の雌部材の複数個を前記雄部材と同一間隔で生地テープに成形固定した雌側テープとからなり、前記生地テープに雄部材、雌部材とを成形固定したものである。
【0003】
本出願人はテープ付きファスナに対してさらにさまざまな改良を加えて、その都度出願してきた(下記特許文献1−15参照)。例えば、複数の金型孔を貫通孔付近に設けたもの(特許文献1参照)や前記雄部材の係合突起を、ベースを介することなく、生地テープから直接起立させたもの(特許文献2参照)などである。
【0004】
上記特許文献1−15の発明のファスナにおいて具体的に紹介されている生地テープは、例えば「木綿生地、混紡生地」により成形されている。上記従来技術を具体化した市販製品においても同様である。しかし、そのような伸縮性のない生地を例えばニットセーターや運動服等の伸縮性のある服地に取り付けたとき、服地の伸縮性を阻害していた。また、胸元や股下など湾曲した部分を開閉可能にするためにファスナを取り付けたいという希望があっても、伸縮性のない生地テープはそのような部分には使用し難かった。
【0005】
【特許文献1】特開昭62−155805号
【特許文献2】特開2001−149117
【特許文献3】実開昭63−161512号
【特許文献4】特開平10−33210号
【特許文献5】特開平10−33211号
【特許文献6】特開平11−9309号
【特許文献7】特開2000−83710
【特許文献8】特開2000−270906
【特許文献9】特開2001−8711
【特許文献10】特開2001−61515
【特許文献11】特開2001−78807
【特許文献12】特開2002−318
【特許文献13】特開2002−125719
【特許文献14】特開2002−125720
【特許文献15】特開2002−238620
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ニットセーターや運動服等の伸縮性のある服地に取り付けたときでも、服地の伸縮性を阻害することがなく、また、胸元や股下など湾曲した部分にも使用可能なテープ付きファスナがあれば、その応用範囲がさらに広がることが予想される。そこで、本発明は、ファスナ雌雄部材を取り付ける生地テープを服地に合わせて伸縮性のあるものにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のテープ付きファスナは、合成樹脂製の雄部材の複数個を所定間隔で生地テープに成形固定した雄側テープと、合成樹脂製の雌部材の複数個を前記雄部材と同一間隔で生地テープに成形固定した雌側テープとからなるものにおいて、生地テープとしてジャージを使用したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の態様】
ジャージとしては、例えば、ヨコ編み(平編み、ゴム編み、パール編み、タック編み、浮き編み、ペレリン編み、両面編み、等)生地、タテ編み(デンビー編み、バンダイク編み、コード編み、鎖編み、タック編み、二目編み、ダブルデンビー編み、ハーフトリコット編み、サテン編み、パイル編み、インレイ編み、ミラニーズ編み、等)生地を使用することができる。
【0009】
好ましくは、前記生地テープに取付孔を穿設することなく雄部材、雌部材とを成形固定し、前記雄部材の係合突起を、ベースを介することなく、生地テープから直接起立させる。そのようなファスナは、雄部材にベースが存在しないので、係合突起は従来技術におけるそれよりもやや肉厚としておくことが好ましい。
【0010】
前記雄部材及び雌部材の外観は表から見ても裏から見てもリング状であることが好ましい。しかし、係合と関係のない雄部材の内側輪郭、雌部材の外側輪郭は美的観点から自由にデザインすることができる。
【0011】
本発明のテープ付きファスナでは、雄部材と雌部材の係合縁はどちらか一方を多角形とすることもできる。
【0012】
【実施例】
以下、添付の図面に基づき本発明の実施例を説明する。
【0013】
図1は本発明に係るテープ付きファスナ2を接合面側から見た平面図であり、(a)は雌部材4側、(b)は雄部材6側である。それぞれほぼリング状の外観を有する。各部材の反対側は図示していないが、やはりそれぞれリング状の外観を有する。ただし、反対側のリングの幅は、後記する成形上の理由により、やや太くなる。
【0014】
図2は雄部材6の平面図、図3は断面図である。図3に示すように、生地テープ18表面から係合用突起20が起立している。雄部材の係合用突起20は先端部周囲に係合用膨出縁22と樹脂弾性による拡縮変形のための凹部24を有する。
【0015】
係合用突起20にはベースが実質的に存在しない。図面では、生地テープ18との接合面がやや膨らんでいるが、この程度の膨らみはベースと見なさないし、設計次第でほぼ完全にこれをなくすこともできる。ベースが存在しないので、係合用突起20は高さを低くすることができる。その結果、係合部分の大きさを変えることなく、雄部材6を全体として小さくすることができる。
【0016】
この雄部材6を成形するには、ファスナ成形用空間を形成した上下金型(図示せず)間に、溶融樹脂が成形圧力によって通過浸透する粗さの、取付穴のない生地テープ18を配設し、係合突起20内側に位置するくぼみ部分28の生地テープを前記上下金型で挟み込み固定し、その後、合成樹脂を前記成形空間内に射出する。図3の符号26の小さなくぼみが金型の射出口に相当する。この射出口設定のために裏面側から見たリング幅が係合突起20の幅(即ち、表側から見たリング幅)よりもやや幅広となる。
【0017】
このようにして、生地テープ18両面に形成される雄部材の表面側と裏面側とが生地テープ18を透過する合成樹脂によって一体化される。本発明では、上記したように係合突起20内側に位置するくぼみ部分28に位置する生地テープが上下金型で挟まれて固定されているので、高い射出圧にむき出しでさらされる生地テープの面積が小さい。そのため、テープが成形時に射出圧により歪んだり、波打つようなことがほとんどない。その結果、テープが合成樹脂表面から露出して、ファスナの強度を落とし、美観を損なうような事態を避けることができる。
【0018】
図4は雌部材4の平面図であり,図5は断面図である。生地テープ30を鋏んで合成樹脂により係合用くぼみ32を形成している。雌部材の係合用くぼみ32は、その開口部内側に型抜きを許容する範囲の係合用縁34を形成している。
【0019】
この雌部材の成型方法は雄部材6のそれとほぼ同様であるので、詳細な説明を省略する。図5の符号36の小さなくぼみが樹脂注入口である。使用するテープ生地30も前記テープ生地18と同様である。
【0020】
本発明では、テープ生地18,30としてジャージを使用する。例えば、平編物地を使用することができる。生地は全面的又は部分的にバイアスされていてもよい。
【0021】
本発明の雄部材6と雌部材4を係合させた状態の断面を図6に示す。本発明のファスナの使用方法は従来通りである。
【0022】
図7は、本発明の第2実施例に係る雄部材6Aの、接合面側から見た平面図である。雄部材の内側40は係合とは関係ないので、どのような形状としてもよく、例えば図7に示すような星形とすることができる。これは美的観点から自由に選択することができる。符号20aは係合突起である。
【0023】
図8は雌部材4Aの変形例である。雌部材4Aの外側輪郭42は係合と関係ないので、どのような形状としてもよく、例えば図8に示すような花びら形とすることができる。これは美的観点から自由に選択することができる。
【0024】
図8では、さらに係合縁34aを多角形(図面では8角形)としている。この雌部材と円状の係合縁を有する雄部材とを係合させることにより、円状の雌雄係合縁同士の時よりも係合力が強固となる。なお、図示しないが、雄部材の係合縁を多角形とし、雌部材の係合縁を円状とすることもできる。
【0025】
その他、図示しないが、本発明は前記特許文献記載の発明その他一般のテープ付きファスナに応用することが可能である。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、ファスナ雌雄部材を取り付ける生地テープは、ジャージを使用しているのでニットセーターや運動服等の伸縮性のある服地に取り付けたときでも服地の伸縮性を阻害することがなくなった。その結果、そのような方面の服地に幅広く使用することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープ付きファスナ2を接合面側から見た平面図であり、(a)は雌部材4側、(b)は雄部材6側である。
【図2】本発明の雄部材6の平面図である。
【図3】本発明の雄部材6の断面図である。
【図4】雌部材4の平面図である。
【図5】雌部材4の断面図である。
【図6】本発明の雄部材6と雌部材4を係合させた状態の断面図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る雄部材6Aの、接合面側から見た平面図である。
【図8】雌部材4Aの変形例の、接合面側から見た平面図である。
【符号の説明】
4 合成樹脂製の雌部材
6 合成樹脂製の雄部材
18 雄側生地テープ
20 雄部材の係合突起
28 係合突起の内側のくぼみ
30 雌側生地テープ

Claims (6)

  1. 合成樹脂製の雄部材(6)の複数個を所定間隔で生地テープ(18)に成形固定した雄側テープと、合成樹脂製の雌部材(4)の複数個を前記雄部材と同一間隔で生地テープ(30)に成形固定した雌側テープとからなるものにおいて、
    前記生地テープ(18,30)としてジャージを使用したことを特徴とするテープ付きファスナ。
  2. 前記生地テープ(18,30)に取付孔を開けることなく雄部材(6)、雌部材(4)とを成形固定すると共に、前記雄部材(6)の係合突起(20)を、ベースを介することなく、生地テープ(18)から直接起立させた請求項1記載のテープ付きファスナ。
  3. 前記雄部材(6)の外観が表から見ても裏から見てもリング状である請求項1又は2記載のテープ付きファスナ。
  4. 前記雄部材(6A)の係合突起の内側輪郭(40)が円形以外の形状である請求項1ないし3のいずれかに記載のテープ付きファスナ。
  5. 前記雌部材(4)の外観が表から見ても裏から見てもリング状である請求項1ないし4のいずれかに記載のテープ付きファスナ。
  6. 前記雌部材(4A)の外側輪郭(42)が円形以外の形状である請求項1ないし5のいずれかに記載のテープ付きファスナ。
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JP2012034872A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Amagasaki Seikan Kk テープ付きスナップ

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