JP2004336511A - 負性インピーダンス変換器 - Google Patents

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Kazuo Kawai
一夫 川井
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/40Impedance converters
    • H03H11/44Negative impedance converters

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Abstract

【課題】一般化インピーダンス変換器の利用範囲を拡大し、負性インピーダンス変換の機能を有する負性インピーダンス変換器を提供することである。
【解決手段】2つのオペアンプ回路Q,Qと4つの直列接続されたインピーダンス素子Z〜Zからなる一般化インピーダンス変換器内の上記4つのインピーダンス素子を全て同一抵抗Rとし、直列接続の中点Bと接地間にインピーダンスZを接続する。そしてZの大きさを、負荷インピーダンスZの大きさより小さく設定する。これにより、入力インピーダンスZ11’は負性となり、そのインピーダンスの種類はZとZのインピーダンスの種類によって決まる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般化インピーダンス変換器の利用範囲を拡大して所望の種類の負性インピーダンス変換を可能とした負性インピーダンス変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
インピーダンス変換器は同種のインピーダンス間での変換だけでなく、異種のインピーダンス間での変換も行うものであるが、従来のインピーダンス変換器として一般化インピーダンス変換器(例えば、A.Antoniou,”Realization of Gyrators Using Operational Amplifiers,and Their Use in RC Active Network Synthesis”,Proc.IEE,vol.116,pp.1838−1850,1969.参照)がある。この一般化インピーダンス変換器は図6の点線枠に示すように2つのオペアンプQ,Qと4つのインピーダンス素子Z〜Zを組み合わせた回路ZICで、その入力インピーダンスZ11’は式(1)で表わされるように、負荷インピーダンスZを変換する。
【0003】
【数1】
Figure 2004336511
即ち、上記一般化インピーダンス変換器ZICは4つのインピーダンス素子Z〜Zに種々のインピーダンス素子を用いることにより、負荷インピーダンスZの大きさに比例する各種のインピーダンスを作ることができる。例えば、Zをキャパシタとすると、そのインピーダンスは1/sCで、Z〜Zを夫々同一抵抗Rとし、ZをRとすれば、入力インピーダンスZ11’
【0004】
【数2】
Figure 2004336511
となって、等価的にインダクタを得ることができる。
【0005】
更に、ZとZをキャパシタC,Cとすれば、そのインピーダンスは1/sC,1/sCで、この時の入力インピーダンスZ11’
【0006】
【数3】
Figure 2004336511
となる。これはs=jω(ω=2πf)とすると、
【0007】
【数4】
Figure 2004336511
となって、入力インピーダンスZ11’の極性は負で、ω即ち周波数fに反比例する性質を有する周波数依存負性抵抗(FDNR)と呼ばれる負性抵抗が得られ、新しい形式のはしご形フィルタに活用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の一般化インピーダンス変換器は、キャパシタとインダクタ間のような異種のインピーダンス間の相互変換や、ωに反比例する負性抵抗を作ったりすることができる。
しかし、負性キャパシタや負性インダクタを作ることはできない。
【0009】
そこで、本発明の課題は、一般化インピーダンス変換器の回路を利用して更にその利用範囲を拡大することにより、負性抵抗だけでなく、負性キャパシタや、負性インダクタを容易に得ることができる負性インピーダンス変換器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本発明の負性インピーダンス変換器は、4つの直列接続された第1乃至第4のインピーダンス素子と、上記第1乃至第4のインピーダンス素子に対し負帰還ループを形成するように入出力を接続した2つのオペアンプ回路と、を備え、上記第1乃至第4のインピーダンス素子と2つのオペアンプ回路との中央接続点と接地間に第6のインピーダンス素子を接続し、該第6のインピーダンス素子の値を、上記第1乃至第4のインピーダンス素子の終端に接続される負荷となる第5のインピーダンス素子の値より小さく設定することにより、入力インピーダンスが負性となるように構成したことを要旨とする。
【0011】
本発明の負性インピーダンス変換器において、更に下記の構成とすることが可能である。
(1)前記第1乃至第6のインピーダンス素子が全て抵抗で、第1乃至第4の抵抗の値を同一に設定することにより、前記入力インピーダンスが負性抵抗となるように構成する。
(2)前記第1乃至第4のインピーダンス素子が全て抵抗で、かつ同一抵抗値を有し、前記第5及び第6のインピーダンス素子をインダクタとすることにより、前記入力インピーダンスが負性インダクタンスとなるように構成する。
(3)前記第1乃至第4のインピーダンス素子が全て抵抗で、かつ同一抵抗値を有し、前記第5及び第6のインピーダンス素子をキャパシタとすることにより、前記入力インピーダンスが負性キャパシタンスとなるように構成する。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の負性インピーダンス変換器の基本的構成を示す。同図において、Z〜Zは夫々第1乃至第4のインピーダンス素子、Zは負荷となる第5のインピーダンス素子、Q,Qはオペアンプ回路で、4つの第1乃至第4のインピーダンス素子Z〜Zは直列接続され、これらインピーダンス素子Z〜Zに対し2つのオペアンプ回路Q,Qは負帰還ループn,nを形成するように接続されている。Zは第6のインピーダンス素子で、B点と接地間に接続されている。
【0013】
第1乃至第4のインピーダンス素子Z〜Zに対し2つのオペアンプ回路Q,Qの夫々の入力端子が接続された3点をA,B,Cとすると、上述のように2つのオペアンプ回路Q,Qとも負帰還ループn,nが形成されているため、この3点の電位はほぼ同一になるように動作する。従ってこの3点は仮想的に接続されていると見なすことができる。そこで、図1に示すようにB点と接地間に第6のインピーダンス素子Zを接続し、その値をZ>Zのように設定すると、Zを通じて流れる電流は、Zを通して供給されるだけでなく、入力側1,1’に接続される外部回路(図示せず)からも吸い込まれることになるから、入力インピーダンスZ11’は負性を呈することになる。
【0014】
以下この点について図2を用いて詳細に説明する。但し図2では、図1のインピーダンス素子Z〜Zを全て同一抵抗Rとしてある。
【0015】
図2の回路において、以下の4式(5)〜(8)が成り立つ。
【0016】
【数5】
Figure 2004336511
【0017】
【数6】
Figure 2004336511
【0018】
【数7】
Figure 2004336511
【0019】
【数8】
Figure 2004336511
上記4式より入力インピーダンスZ11’、即ち、f/Iを求めることができ、Z11’
【0020】
【数9】
Figure 2004336511
となり、入力インピーダンスZ11’はZとZだけで決まることになる。
【0021】
従って、これから次のことが言える。即ち、
【0022】
【数10】
Figure 2004336511
【0023】
【実施例】
図3乃至図5に本発明の各実施例を示す。
図3は入力インピーダンスZ11’として負性抵抗を得る回路であって、前述のようにR>Rに設定することにより入力インピーダンス(入力抵抗)Z11’=−R/(R−R)の負性抵抗を得る。
【0024】
図4は入力インダクタンスとして負性インダクタンスを得る回路であって、L>Lに設定することにより入力インピーダンスZ11’=s/(L−L)であるから、入力インダクタンスとして−L/(L−L)の負性インダクタンスを得る。
【0025】
図5は入力キャパシタとして負性キャパシタンスを得る回路であって、C>Cに設定することにより、入力インピーダンスZ11’=1/s(C−C)であるから、入力キャパシタとして−(C−C)の負性キャパシタンスを得る。
【0026】
以上詳細に説明したように、一般化インピーダンス変換器を利用して、正の抵抗、インダクタ、キャパシタを夫々負性の抵抗、インダクタ、キャパシタに変換することができる。
なお、本発明の基本として利用した図6の一般化インピーダンス変換器は、4つの直列に接続されたインピーダンス素子Z〜Zの最両端(図1のA点とC点)から夫々のオペアンプQ,Qの(+)入力端子へ接続し、更にインピーダンス素子Z〜Zの中央接続点(図1のB点)から2つのオペアンプQ,Qの(−)入力端子へ接続するという構成である。
【0027】
本発明はこの構成の回路を利用することを前提としている。しかし、オペアンプQ,Qの2つの入力端子(+),(−)の何れが前記最両端に接続され、何れが前記中央接続点に接続されるべきかは、本発明の限定条件ではない。それは、オペアンプQ,Qのオープンループゲインがある程度大きく、式(6)がほぼ成立しさえすれば、前記入力端子の接続極性が何れであっても、前記の結論は変わらないからである。
【0028】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、一般化インピーダンス変換器では今までできなかった正抵抗から負性抵抗へ、正インダクタから負性インダクタへ、正キャパシタから負キャパシタへ変換することが可能となり、一般化インピーダンス変換器の利用範囲を大幅に拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的回路構成図である。
【図2】本発明の動作原理を説明するための回路構成図である。
【図3】本発明の一実施例を示す回路構成図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す回路構成図である。
【図5】本発明の更に他の実施例を示す回路構成図である。
【図6】従来の一般化インピーダンス変換器の回路構成図である。
【符号の説明】
ZIC 一般化インピーダンス変換器
,Q オペアンプ回路
〜Z 第1〜第6のインピーダンス素子
11’ 入力インピーダンス
〜R 抵抗
,L インダクタ
,C キャパシタ

Claims (4)

  1. 4つの直列接続された第1乃至第4のインピーダンス素子と、
    上記第1乃至第4のインピーダンス素子に対し負帰還ループを形成するように入出力を接続した2つのオペアンプ回路と、を備え、
    上記第1乃至第4のインピーダンス素子と2つのオペアンプ回路との中央接続点と接地間に第6のインピーダンス素子を接続し、該第6のインピーダンス素子の値を、上記第1乃至第4のインピーダンス素子の終端に接続される負荷となる第5のインピーダンス素子の値より小さく設定することにより、入力インピーダンスが負性となるように構成したことを特徴とする負性インピーダンス変換器。
  2. 前記第1乃至第6のインピーダンス素子が全て抵抗で、第1乃至第4の抵抗の値を同一に設定することにより、前記入力インピーダンスが負性抵抗となるように構成したことを特徴とする請求項1記載の負性インピーダンス変換器。
  3. 前記第1乃至第4のインピーダンス素子が全て抵抗で、かつ同一抵抗値を有し、前記第5及び第6のインピーダンス素子をインダクタとすることにより、前記入力インピーダンスが負性インダクタンスとなるように構成したことを特徴とする請求項1記載の負性インピーダンス変換器。
  4. 前記第1乃至第4のインピーダンス素子が全て抵抗で、かつ同一抵抗値を有し、前記第5及び第6のインピーダンス素子をキャパシタとすることにより、前記入力インピーダンスが負性キャパシタンスとなるように構成したことを特徴とする請求項1記載の負性インピーダンス変換器。
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