JP2004336206A - 通信装置および通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】時間による状態の変化に影響されて通信速度が変化する場合でも、最適な通信手段を選択して通信速度の低下を抑制する通信装置および通信システムを得ること。
【解決手段】通信処理部110は、送信データを逆フーリエ変換により周波数領域の送信データから時間領域の送信データに変換し、受信信号をフーリエ変換により時間領域の受信データから周波数領域の受信データに変換する。制御部140は、通信手段に無線送受信部131を用いた時の通信速度および通信手段に電力線送受信部132を用いた時の通信速度をそれぞれ算出する。通信手段選択部120は、制御部140が算出した通信速度の速いほうを選択して、時間領域の送信データを選択した通信手段に出力するとともに選択した通信手段が受信した受信信号を通信処理部に出力する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有線通信および無線通信に関するものであり、特に、直交周波数分割多重方式(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を用いた電力線通信および無線通信を用いた通信装置および通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
初期の電力線通信は、たとえば、部屋に設置されたコントロールパネルを操作してドアの施錠を解除する、各部屋の電灯をオン/オフするなどの遠隔制御に用いられていた。しかし、電力線通信は、ユーザ宅内の宅内配線である電灯線を伝送路として用いるため、電灯線に接続されている家電製品の種類や動作状態などの影響を受けてしまうという問題があった。すなわち、電灯線に接続されている家電製品の動作状態により、電力線通信装置への入力電圧が低下して電力線通信装置の出力信号が小さくなってしまい通信ができなくなってしまうという問題があった。
【0003】
このような問題を改善するために、従来技術では、電力線通信装置に入力される電源電圧を測定し、測定結果に基づいてスイッチング素子のオン時間を決定して電力線通信装置の出力信号を一定にするようにしている(たとえば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平05−75504号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年ではインターネットの普及に伴い、家庭やビル内の構内LAN(Local Aria Network)を電灯線で構築することがある。このような場合、家電製品や電灯の遠隔操作とは異なり、より高速で安定した電力線通信が求められる。しかしながら、上記従来技術だけでは、電灯線に接続されている家電製品の使用状態により発生するノイズの変化による通信速度の低下を避けることはできないという問題があった。すなわち、電力線通信の場合、設置時には所望の通信速度を満足することが可能であっても、電灯線やその電灯線に接続されている家電製品の種類と動作状態、たとえば、時間による状態の変化に大きく影響されて通信速度が変化してしまい、所望の通信速度を満足することができなくなってしまうという問題があった。
【0006】
一方、新たな配線を用いることなくLANを構築する技術として、無線通信がある。しかし、無線通信の場合、遮断物による反射,干渉,マルチパスなどの影響を受けて通信エラーが発生し、通信速度が低下してしまうとういう問題があった。すなわち、無線通信の場合も、設置時には所望の通信速度を満足することが可能であっても、時間による状態の変化に大きく影響されて通信速度が変化してしまい、所望の通信速度を満足することができなくなってしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、時間による状態の変化に影響されて通信速度が変化する場合でも、最適な通信手段を選択して通信速度の低下を抑制する通信装置および通信システムを得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
【0009】
本発明の通信装置は、送信データを逆フーリエ変換により周波数領域の送信データから時間領域の送信データに変換する送信処理と、受信信号をフーリエ変換により時間領域の受信データから周波数領域の受信データに変換する受信処理とを行う通信処理部と、無線伝送路を用いて前記送信処理が施された送信データを送信し、前記無線伝送路から受信した前記受信信号を出力する無線送受信部と、有線伝送路を用いて前記送信処理が施された送信データを送信し、前記有線伝送路から受信した前記受信信号を出力する有線送受信部と、前記無線送受信部を用いて送受信を行った時の通信速度および前記有線送受信部を用いて送受信を行った時の通信速度を算出する制御部と、前記制御部が算出した通信速度に基づいて前記無線送受信部および前記有線送受信部のどちらかの通信手段を選択し、送信時には前記選択した通信手段に前記通信処理部からの前記送信処理が施された送信データを出力し、受信時には前記選択した通信手段が受信した受信信号を前記通信処理部に出力する通信手段選択部とを備えることを特徴とする。
【0010】
係る通信装置によれば、通信処理部は、送信データを逆フーリエ変換により周波数領域の送信データから時間領域の送信データに変換する送信処理と、受信信号をフーリエ変換により時間領域の受信データから周波数領域の受信データに変換する受信処理とを行い、制御部は、通信手段に無線送受信部を用いた時の通信速度および通信手段に有線送受信部を用いた時の通信速度をそれぞれ算出し、通信手段選択部は、制御部が算出した通信速度の速い通信手段を選択して、送信処理が施された送信データを選択した通信手段に出力するとともに選択した通信手段が受信した受信信号を通信処理部に出力するようにしているため、通信速度の速い最適な通信手段を用いて効率よく通信を行うことができるとともに、通信処理部を共用することにより回路規模が小さくなり、通信装置のコストを削減することができる。
【0011】
また本発明の通信装置は、前記通信手段選択部は、前記制御部が算出した2つの通信速度を保持する通信履歴レジスタと、前記通信履歴レジスタに保持された通信速度を比較して通信速度が速い通信手段を選択する選択信号を出力する判定部と、前記選択信号に基づいて無線送受信部か有線送受信部かを選択する通信手段セレクタとを備えたことを特徴とする。
【0012】
係る通信装置によれば、通信履歴レジスタが、無線伝送路を用いた時の通信速度および有線伝送路を用いた時の通信速度を保持し、判定部が、通信履歴レジスタに保持されている通信速度を比較して通信速度が速い伝送路を用いる通信手段を選択するようにしているため、つぎに通信を行う場合、前回の通信において通信速度が速かった通信手段を用いて通信を開始することができる。
【0013】
また本発明の通信装置は、前記制御部は、前記通信速度を算出する際に、2回以上通信を行いその平均値を通信速度とすることを特徴とする。
【0014】
係る通信装置によれば、通信速度を決定する際に、2回以上通信を行ってその平均値を通信速度としているため、時間的な変化による影響を考慮して最適な通信手段を選択することができる。
【0015】
また本発明の通信装置は、前記制御部は、前記通信手段選択部が最初に選択した通信手段を用いて通信速度を算出し、算出した通信速度が所定の基準値より速い場合には、最初に選択した通信手段を用いて通信を行い、前記算出した通信速度が所定の基準値より遅い場合には、最初に選択した通信手段とは別の通信手段を用いて通信速度を算出し、算出した通信速度が所定の基準値より速い場合には、別の通信手段を用いて通信を行い、算出した通信速度が所定の基準値より遅い場合には、最初に選択した通信手段の通信速度と別の通信手段の通信速度とを比較して、通信速度が速い方の通信手段を選択して通信を行うことを特徴とする。
【0016】
係る通信装置によれば、最初に前回の通信において通信速度が速かったほうの通信手段を用いて通信速度を算出し、算出した通信速度が所定の基準値よりも速かった場合にはその通信手段を用いて通信を行い、算出した通信速度が所定の基準値よりも遅かった場合、別の通信手段を用いて通信速度を算出し、算出した通信速度が所定の基準値よりも速かった場合にはその通信手段を用いて通信を行い、算出した通信速度が所定の基準値よりも遅かった場合には、2つの通信手段の通信速度が速かったほうの通信手段を用いて通信を行うようにしているため、伝送路の状態が安定している場合には、伝送路を選択する時間を短縮することができ、伝送路の状態が不安定な場合には、効率のよい伝送路を選択することができる。
【0017】
つぎに本発明の通信システムは、上記発明の何れか一つに記載された通信装置が無線伝送路および有線伝送路を介して複数接続され、前記複数の通信装置のうち任意の1台がマスタノードとなり、他の通信装置がスレーブノードとして動作する通信システムにおいて、前記マスタノードの制御部は、前記スレーブノードとの通信速度を算出し、前記算出した通信速度を前記スレーブノードに通知し、前記スレーブノードの通信履歴レジスタは、前記マスタノードから通知された通信速度を保持することを特徴とする。
【0018】
係る通信システムによれば、マスタノードは、スレーブノードとの通信速度を算出して保持するともに、算出した通信速度をスレーブノードに通知し、スレーブノードは、通知された通信速度を保持するようにしているため、常にマスタノードとスレーブノードが同一の通信手段を選択することができ、通信手段の不一致による通信不能を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる通信装置および通信システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0020】
図1は、この発明にかかる通信装置を用いた通信システムの構成を示す概念図である。この発明にかかる通信装置を用いた通信システムは、複数の通信装置10a〜10c(この場合3台)が、電灯線20を介して接続されている。通信装置10a〜10cは同じ機能を備えている。この実施の形態では、通信装置10aがマスタノードとして機能し、通信装置10b,10cは、マスタノードである通信装置10aに対してスレーブノードとなる場合を例に挙げて説明する。
【0021】
図2は、図1に示した通信装置10aの送受信機能の構成を示すブロック図である。通信装置10aは、通信処理部110と、通信手段選択部120と、送受信部130と、制御部140とを備えている。
【0022】
通信処理部110は、データ処理部111と、符号化部112と、逆フーリエ変換部(以下IFFT部とする)113と、パラレル・シリアル変換部(以下P/S部とする)114と、デジタル・アナログ変換部(以下D/A部とする)115と、アナログ・デジタル変換部(以下A/D部とする)116と、シリアル・パラレル変換部(以下S/P部とする)と、フーリエ変換部(以下FFT部とする)118と、復号化部119とを備えている。
【0023】
データ処理部111は、送信データに送信元アドレスおよび送信先アドレスなどの制御情報を付加してフレーミング処理をおこなう。また、データ処理部111は、復号化部119から入力される受信データから送信元アドレスおよび送信先アドレスなどの制御情報を破棄して受信データを出力する。
【0024】
符号化部112は、ターボ符号やトレリス符号などの予め定められた誤り訂正符号化方式および符号化率に基づいて制御信号が付加された送信データを符号化する。そして、QAMなど予め定められた変調方式に基づいて、符号化された送信データを変調する。なお、処理の簡素化を図るために、符号化を行わずに送信データを変調するだけにしてもよい。
【0025】
IFFT部113は、DSP(Digital Signal Processor)または専用回路で構成され、通信先アドレスの機器に対する変調された送信データに対して逆フーリエ変換を行い、変調された周波数領域の送信データから時間領域の送信データに変換する。
【0026】
P/S部114は、時間領域に変換されたパラレル送信データをシリアル送信データに変換する。D/A部115は、デジタルのシリアル送信データをアナログ送信データに変換する。
【0027】
A/D部116は、通信手段選択部120から入力されたアナログ受信データをデジタル受信データに変換する。S/P部117は、シリアルのデジタル受信データをパラレル受信データに変換する。
【0028】
FFT部118は、DSPまたは専用回路で構成され、パラレル受信データに対してフーリエ変換を行い、時間領域のパラレル受信データから周波数領域の受信データに変換する。
【0029】
復号化部119は、QAMなど予め定められた復調方式に基づいて、周波数領域の受信データを復調する。そして、ターボ符号やトレリス符号などの予め定められた誤り訂正符号化方式に基づいて、復調された受信データを復号する。なお、符号化部112において符号化を行わない場合には、復号化部119は、復調のみを行う。
【0030】
制御部140は、通信装置の各構成要素を統括的に制御するとともに、通信開始時にデータ処理部111に計測用送信データを出力し、計測用送信データに対する受信データを受信するまでの時間を計測して通信速度を算出する。
【0031】
通信手段選択部120は、制御部140が算出した通信速度に基づいて、無線伝送路と電力線通信経路を用いるかを選択する。
【0032】
図3は、図2に示した通信手段選択部120の構成を示すブロック図である。通信手段選択部120は、通信履歴レジスタ121と、判定部122と、通信手段セレクタ123とを備えている。
【0033】
通信履歴レジスタ121は、無線通信手段の通信速度と電力線通信手段の通信速度とを保持する。判定部122は、通信履歴レジスタ121に保持されている無線通信手段の通信速度と電力線通信手段の通信速度とを比較する。そして、通信速度が速いほうの通信手段を選択する選択信号を出力する。通信手段セレクタ123は、選択信号に基づいて無線送受信部131と電力線送受信部132とを切り替える。
【0034】
送受信部130は、無線送受信部131と、電力線送受信部132とを備えている。無線送受信部131は、アナログ送信データに対して予め定められた無線周波数帯への変調を行い送信する。また、受信した信号をフィルタリングして高周波信号の処理を行った後、復調する。電力線送受信部132は、アナログ送信データを電力線に送信する。また、受信した信号をフィルタリングして高周波信号の処理を行う。
【0035】
つぎに、図4のフローチャートを参照して、通信装置10aと通信装置10bとの通信を例に挙げて、本実施の形態の通信装置の動作を説明する。この場合、通信装置10aがマスタノード、通信装置10bがスレーブノードとする。
【0036】
通信装置10aの判定部122は、通信履歴レジスタ121から無線通信手段の通信速度および電力線通信手段の通信速度を読み出す(ステップS100)。判定部122は、読み出した無線通信手段の通信速度と電力線通信手段の通信速度とを比較して、通信速度の速い通信手段を選択する選択信号を通信手段セレクタ123に出力する(ステップS110)。ここで、無線通信手段の通信速度が電力線通信手段の通信速度よりも速かったとすると、判定部122は、無線通信手段を選択する選択信号を通信手段セレクタ123に出力する。これにより、送受信部130の無線送受信部131が選択される。
【0037】
通信手段が選択されると、制御部140は、トレーニングを開始する(ステップS120)。具体的には、制御部140は、計測用の送信データをデータ処理部111に出力する。データ処理部111は、計測用の送信データに送信元アドレスとして通信装置10aのアドレスを、送信先アドレスに通信装置10bのアドレスを付加してフレーミング処理を行った制御情報付送信データを符号化部112に出力する。
【0038】
符号化部112は、ターボ符号やトレリス符号などの予め定められた誤り訂正符号化方式および符号化率に基づいて制御情報付送信データを符号化する。そして、QAMなど予め定められた変調方式に基づいて、符号化された送信データを変調して、変調送信データをIFFT部113に出力する。
【0039】
IFFT部113は、通信装置10bに対する変調送信データに対して逆フーリエ変換を行い、変調された周波数領域の送信データから時間領域の送信データに変換したパラレル送信データをP/S部114に出力する。
【0040】
P/S部114は、パラレル送信データをシリアル送信データに変換して、D/A部115に出力する。D/A部は、シリアル送信データをアナログ信号に変換して、アナログ送信データを通信手段セレクタ123に出力する。
【0041】
選択信号により無線送受信部131が選択されているので、通信手段セレクタ123は、アナログ送信データを無線送受信部131に出力する。無線送受信部131は、アナログ送信データを予め定められた無線周波数帯で変調して無線伝送路に送信する。
【0042】
通信装置10bの判定部122は、通信履歴レジスタ121から無線通信手段の通信速度および電力線通信手段の通信速度を読み出す。判定部122は、読み出した無線通信手段の通信速度と電力線通信手段の通信速度とを比較して、通信速度の速い通信手段を選択する選択信号を通信手段セレクタ123に出力する。詳細については後述するが、通信装置10bの通信履歴レジスタ121には、通信装置10aの通信履歴レジスタ121の内容と同一のものが保持されている。したがって、判定部122は無線通信手段を選択する選択信号を出力し、通信手段セレクタ123は無線送受信部131を選択する。
【0043】
通信装置10bの無線送受信部131は、通信装置10aから送信された信号を受信する。受信した信号をフィルタリングして高周波信号の処理を行った後、復調した復調データを通信手段セレクタ123に出力する。
【0044】
通信手段セレクタ123は、復調受信データをA/D部116に出力する。A/D部116は、復調受信データをデジタル信号に変換して、デジタル受信データをS/P部117に出力する。S/P部117は、デジタル受信データをパラレルデータに変換して、パラレル受信データをFFT部118に出力する。
【0045】
FFT部118は、パラレル受信データに対してフーリエ変換を行い、時間領域のパラレル受信データから周波数領域の受信データに変換し、周波数領域の受信データを復号化部119に出力する。
【0046】
復号化部119は、QAMなど予め定められた復調方式に基づいて、周波数領域の受信データを復調する。そして、ターボ符号やトレリス符号などの予め定められた誤り訂正符号化方式に基づいて、復調された受信データを復号して、復号受信データをデータ処理部111に出力する。
【0047】
データ処理部111は、復号受信データから送信元アドレスおよび送信先アドレスなどの制御情報を破棄して、計測用受信データを制御部140に出力する。制御部140は、計測用受信データに対する応答の送信データをデータ処理部111に出力する。
【0048】
通信装置10bの通信処理部110は、上述した通信装置10aが計測用の送信データを送信した送信処理と同様に、データ処理部111がフレーミング処理を行い制御情報を付加し、符号化部112が符号化および変調を行い、IFFT部113が逆フーリエ変換を行い、P/S部114がパラレル・シリアル変換を行い、D/A部115がデジタル・アナログ変換を行って、アナログ送信データを通信手段セレクタ123に出力する。
【0049】
選択信号により無線送受信部131が選択されているので、通信手段セレクタ123は、無線送受信部131にアナログ送信データを出力する。無線送受信部131は、アナログ送信データを予め定められた無線周波数帯で変調して無線伝送路に送信する。
【0050】
通信装置10aの無線送受信部131は、通信装置10bから送信された信号を受信する。受信した信号をフィルタリングして高周波信号の処理を行った後、復調した復調データを通信手段セレクタ123に出力する。
【0051】
通信装置10aの通信処理部110は、上述した通信装置10bが計測用の受信データを受信した受信処理と同様に、A/D部116がアナログ・デジタル変換を行い、S/P部117がシリアル・パラレル変換を行い、FFT部118がフーリエ変換を行い、復号化部119が復調および復号化を行い、データ処理部111が復号受信データから送信元アドレスおよび送信先アドレスなどの制御情報を破棄して受信データを制御部140に出力する。
【0052】
このように通信装置10aの制御部140は、計測用の送信データを用いて通信装置10bと通信してトレーニングを行う。制御部140は、1回以上トレーニングの通信を行ってそれらの平均値または最大値を算出して通信速度を求める。
【0053】
制御部140は、予め定められた基準値と算出した通信速度とを比較する。算出した通信速度が予め定められた基準値よりも速い場合(ステップS130,Yes)、制御部140は、通信履歴レジスタ121のトレーニングに用いた通信手段の通信速度を算出した通信速度に変更して通信を開始する(ステップS140)。この場合は、無線送受信部131を用いてトレーニングを行ったので、通信履歴レジスタ121の無線通信手段の通信速度を算出した通信速度に変更する。そして、通信速度通知用のコマンドを通信処理部110に出力する。通信処理部110は、通信速度通知用のコマンドに対して送信処理を行い、通信手段セレクタ123は、送信処理された通信速度通知用のコマンドを無線送受信部131に出力する。無線送受信部131は、変調を行い通信速度通知用のコマンドを通信装置10bに送信する。
【0054】
通信装置10bの無線送受信部131は、通信装置10aから送信された通信速度通知用のコマンドを受信し、フィルタリング処理、復調処理を行い通信手段セレクタ123に出力する。通信手段セレクタ123は、復調処理された通信速度通知用のコマンドを通信処理部110に出力する。通信処理部110は、通信速度通知用のコマンドに対して受信処理を行い、受信処理された通信速度通知用のコマンドを制御部140に出力する。
【0055】
通信装置10bの制御部140は、通信装置10bの通信履歴レジスタ121の無線通信手段の通信速度を通知された通信速度に変更する。なお、受信データの制御情報に通信速度を付加して通知するようにしてもよい。
【0056】
算出した通信速度が予め定められた基準値よりも遅い場合(ステップS130,No)、もう一方の通信手段を選択する(ステップS150)。具体的には、通信装置10aの制御部140は、通信手段変更のコマンドを通信処理部110に出力する。通信処理部110は、通信手段変更のコマンドに対して送信処理を行い、通信手段セレクタ123は、送信処理された通信手段変更のコマンドを無線送受信部131に出力する。無線送受信部131は、変調を行い通信手段変更のコマンドを通信装置10bに送信する。
【0057】
通信装置10bの無線送受信部131は、通信装置10aから送信された通信手段変更のコマンドを受信し、フィルタリング処理、復調処理を行い通信手段セレクタ123に出力する。通信手段セレクタ123は、復調処理された通信手段変更のコマンドを通信処理部110に出力する。通信処理部110は、通信手段変更のコマンドに対して受信処理を行い、受信処理された通信手段変更のコマンドを制御部140に出力する。
【0058】
通信装置10bの制御部140は、通信手段変更のコマンドに対する応答コマンドを通信処理部110に出力する。通信処理部110は、応答コマンドに対して送信処理を行い、通信手段セレクタ123は、送信処理された応答コマンドを無線送受信部131に出力する。無線送受信部131は、変調を行い応答コマンドを通信装置10bに送信する。
【0059】
通信装置10bの制御部140は、応答コマンドを送信した後、通信手段の切り替えを判定部122に通知する。判定部122は、現在使用している通信手段からもう一方の通信手段に切り替える選択信号を通信手段セレクタ123に出力する。この場合は、無線送受信部131から電力線送受信部132に切り替える。
【0060】
通信装置10aの無線送受信部131は、通信装置10bから送信された応答コマンドを受信し、フィルタリング処理、復調処理を行い通信手段セレクタ123に出力する。通信手段セレクタ123は、復調処理された応答コマンドを通信処理部110に出力する。通信処理部110は、応答コマンドに対して受信処理を行い、受信処理された通信手段変更のコマンドを制御部140に出力する。
【0061】
応答コマンドを受信すると、制御部140は、通信初段の切り替えを判定部122に通知する。判定部122は、現在使用している通信手段からもう一方の通信手段に切り替える信号を通信手段セレクタ123に出力する。これにより、通信手段は、無線送受信部131から電力線送受信部132に切り替わる。
【0062】
通信装置10aの制御部140は、トレーニングを開始する(ステップS160)。すなわち、通信装置10aと通信装置10bは、それぞれの電力線送受信部132を用いて計測用の送信データの通信を行い、通信装置10aの制御部140は、電力線通信手段を用いた通信速度を算出する。
【0063】
制御部140は、予め定められた基準値と算出した通信速度とを比較する。算出した通信速度が予め定められた基準値よりも速い場合(ステップ170,Yes)、制御部140は、通信履歴レジスタ121のトレーニングに用いた通信手段の通信速度を算出した通信速度に変更するとともに、通信装置10bに対して通信速度を通知して通信を開始する(ステップS140)。この場合は、電力線送受信部132を用いてトレーニングを行ったので、通信装置10aおよび通信装置10bの通信履歴レジスタ121の電力線通信手段の通信速度を算出した通信速度に変更して通信を開始する。
【0064】
算出した通信速度が予め定められた基準値よりも遅い場合(ステップS170,No)、通信装置10aの制御部140は、通信履歴レジスタ121のトレーニングに用いた通信手段の通信速度を算出した通信速度に変更し(ステップS180)、通信速度の速い通信手段を選択して通信を開始する(ステップS190)。具体的には、制御部140は、通信履歴レジスタ121の通信速度を変更した後、通信履歴レジスタ121の無線通信手段の通信速度および電力線通信手段の通信速度を読み出し、読み出した通信速度を比較する。現在使用している通信手段の通信速度が速い場合には、通信速度を通信装置10bに通知して通信を開始する。現在使用している通信手段の通信速度が遅い場合には、通信速度および通信手段変更のコマンドを通信装置10bに送信し、通信装置10bから通信手段変更のコマンドの応答を受信した後、通信手段の切り替えを判定部122に通知する。判定部122は、現在使用している通信手段からもう一方の通信手段に切り替える選択信号を通信手段セレクタ123に出力し、通信速度が速いほうの通信手段を選択して通信を行う。
【0065】
このようにこの実施の形態では、通信処理部110は、送信データを逆フーリエ変換により周波数領域の送信データから時間領域の送信データに変換し、受信信号をフーリエ変換により時間領域の受信データから周波数領域の受信データに変換する。制御部140は、通信手段に無線送受信部131を用いた時の通信速度および通信手段に電力線送受信部132を用いた時の通信速度をそれぞれ算出する。通信手段選択部120は、制御部140が算出した通信速度の速いほうを選択して、時間領域の送信データを選択した通信手段に出力するとともに選択した通信手段が受信した受信信号を通信処理部に出力するようにしている。これにより、通信速度の速い最適な通信手段を用いて効率よく通信を行うことができる。
【0066】
また、制御部140が算出した通信速度を通信履歴レジスタ121に保持し、判定部122が、通信履歴レジスタ121に保持されている通信速度を比較して通信速度が速い通信手段を選択するようにしているため、次に通信を行う場合に、前回の通信において通信速度が速かった通信手段を用いて通信を開始することができる。
【0067】
さらに、制御部140は、1回以上通信を行ってその平均値を通信速度とするようにしているため、時間的な変化による影響を考慮して最適な通信手段を選択することができる。
【0068】
さらに、また、無線送受信部131を用いる場合と電力線送受信部132を用いる場合とで、通信処理部110は共通に用いるような構成をとっているため、回路規模が小さくなり、通信装置のコストを削減することができる。
【0069】
なお、この実施の形態では、有線伝送路に電灯線を用いる電力線通信を例に挙げて説明したが、有線伝送路であれば電力線通信に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる通信装置を用いた通信システムの構成を示す概念図である。
【図2】図1に示した通信装置の送受信機能の構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示した通信手段選択部の構成を示すブロック図である。
【図4】この発明にかかる通信装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10a,10b,10c 通信装置、110 通信処理部、111 データ処理部、112 符号化部、113 IFFT部、114 P/S部、115 D/A部、116 A/D部、117 S/P部、118 FFT部、119 復号化部、120 通信手段選択部、121 通信履歴レジスタ、122 判定部、123 通信手段セレクタ、130 送受信部、131 無線送受信部、132電力線送受信部、140 制御部

Claims (5)

  1. 送信データを逆フーリエ変換により周波数領域の送信データから時間領域の送信データに変換する送信処理と、受信信号をフーリエ変換により時間領域の受信データから周波数領域の受信データに変換する受信処理とを行う通信処理部と、
    無線伝送路を用いて前記送信処理が施された送信データを送信し、前記無線伝送路から受信した前記受信信号を出力する無線送受信部と、
    有線伝送路を用いて前記送信処理が施された送信データを送信し、前記有線伝送路から受信した前記受信信号を出力する有線送受信部と、
    前記無線送受信部を用いて送受信を行った時の通信速度および前記有線送受信部を用いて送受信を行った時の通信速度を算出する制御部と、
    前記制御部が算出した通信速度に基づいて前記無線送受信部および前記有線送受信部のどちらかの通信手段を選択し、送信時には前記選択した通信手段に前記通信処理部からの前記送信処理が施された送信データを出力し、受信時には前記選択した通信手段が受信した受信信号を前記通信処理部に出力する通信手段選択部と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記通信手段選択部は、
    前記制御部が算出した2つの通信速度を保持する通信履歴レジスタと、
    前記通信履歴レジスタに保持された通信速度を比較して通信速度が速い通信手段を選択する選択信号を出力する判定部と、
    前記選択信号に基づいて無線送受信部か有線送受信部かを選択する通信手段セレクタと、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記制御部は、
    前記通信速度を算出する際に、2回以上通信を行いその平均値を通信速度とすることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記制御部は、
    前記通信手段選択部が最初に選択した通信手段を用いて通信速度を算出し、算出した通信速度が所定の基準値より速い場合には、最初に選択した通信手段を用いて通信を行い、前記算出した通信速度が所定の基準値より遅い場合には、最初に選択した通信手段とは別の通信手段を用いて通信速度を算出し、算出した通信速度が所定の基準値より速い場合には、別の通信手段を用いて通信を行い、算出した通信速度が所定の基準値より遅い場合には、最初に選択した通信手段の通信速度と別の通信手段の通信速度とを比較して、通信速度が速い方の通信手段を選択して通信を行うことを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の通信装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一つに記載の通信装置が無線伝送路および有線伝送路を介して複数接続され、前記複数の通信装置のうち任意の1台がマスタノードとなり、他の通信装置がスレーブノードとして動作する通信システムにおいて、
    前記マスタノードの制御部は、
    前記スレーブノードとの通信速度を算出し、前記算出した通信速度を前記スレーブノードに通知し、
    前記スレーブノードの通信履歴レジスタは、
    前記マスタノードから通知された通信速度を保持することを特徴とする通信システム。
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