JP4842493B2 - デコーディング方法および装置 - Google Patents
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Description
発明の背景
本発明は、概ね、通信システム、とくに符号分割多重アクセス(code division multiple access, CDMA)の通信システムに関する。本発明は、CDMAの通信システムの受信機部分においてデータ符号をデコードするための効率的な方法および装置を提供する。
【0002】
CDMAシステムにおける通信は、異なるステージにおいてデータ符号をコード化およびデコード化することを含む。宛先ユーザへ送られるデータ符号は、無線リンクのような通信リンク上を送られる前に、CDMAシステムの送信機部分においてコード化される。送信された信号を受信するとき、宛先ユーザはデータ符号をデコードして、情報を検索する。畳込みコードは、コード化処理に使用される非常に一般的なコードである。ユーザ間の効果的な通信を実現するために、データ符号は、コード化に加えて、インターリーブされる。宛先のユーザは、情報を受信するプロセスにおいて、受信したデータ符号をデコードして、デインターリーブ(de-interleave)して、情報を検索する。例えば、CDMAシステムのような通信システムでは、他のユーザからのノイズ、フェージング、または干渉によってチャンネル妨害が発生するが、インターリビングと畳込みコーディングとを組み合わせると、このようなチャンネル妨害を処理する効果的な方法が得られる。
【0003】
コード化とインターリービングとの組み合わせは、ターボコードとして一般的に知られていて、これはCDMAの通信システムの送信機で行なわれ、チャンネル妨害を処理するのに優れた結果が得られることが分かっている。コード化とインターリービングとの組み合わせには、直列連結コード(serial concatenated code, SCC)として一般的に知られているものもあり、これも優れた結果が得られることが分かっている。したがって、CDMAシステムでは、ターボコードまたはSCCの何れかが使用される。
【0004】
一般的に、ターボコードおよび直列連結コードには、それぞれ少なくとも2つのコード化ブロックを含まれている。したがって、受信したデータ符号のデコードを試行する受信機では、2つのデコーディング処理を行なわなければならない。受信機において複数のデコーディング処理を行なうには、時間がかかり、CDMAシステムの受信機部分に複雑さとコストを追加してしまう。
【0005】
ターボコードと直列連結コードとの間は、幾つかの相違点がある。ターボコードでは並列コーディングを使用しているが、これに対して、直列連結コードでは直列コーディングが使用されている。このような相違から、ターボコードと直列連結コードの両者にデコーディング機能を与える試みが困難であることが分かる。
【0006】
したがって、受信機が、コード化されたデータ符号を迅速で効率的にデコードするための、複雑さをできる限り緩和した方法および装置が必要である。
【0007】
本発明の概要
本発明の種々の実施形態にしたがって、添字iが1ないし有限数のkの値であるとして、複数のデータ符号Xiの中のデータ符号Xiをデコードするための方法および装置には、最初に、複数のデータ符号Xiから成る多数のデータ符号において、データ符号推定値を判断することが含まれている。複数のデータ符号Yiから成る多数のデータ符号において、データ符号推定値が判断される。複数のデータ符号Yiは、通信システム内の送信機において、第1の畳込みコードにしたがって複数のデータ符号Xiをコード化することによって生成される。複数のデータ符号Wiから成る多数のデータ符号において、データ符号推定値が判断される。複数のデータ符号Wiは、送信機において、直列連結コードの場合には複数のデータ符号YiおよびXiを、ターボコードの場合には複数のデータ符号Xiをインターリーブすることによって複数のデータ符号Ziを生成することにより生成される。複数のデータ符号Ziは第2の畳込みコードにしたがってコード化されて、複数のデータ符号Wiを生成する。データ符号XiおよびYiの推定値は第1の決定ノードへ送られる。第1の決定ノードへ送られたデータ符号XiおよびYiの推定値には、式F1(Xi,Yi)内の変数の推定値が含まれる。式F1の変数XiおよびYiは、第1の畳込みコードにしたがって判断される。データ符号WiおよびZiの推定値は第2の決定ノードへ送られる。第2の決定ノードへ送られたデータ符号WiおよびZiの推定値には、式F2(Wi,Zi)内の変数の推定値が含まれる。式F2内の変数WiおよびZiは、第2の畳込みコードにしたがって判断される。変数Ziの推定値には、インターリービングにしたがって判断されるデータ符号Xi、またはYi、またはXiおよびYiの推定値が含まれる。それぞれ第1および第2の決定ノードでは式F1およびF2をゼロに等しくし、一方で第1および第2の決定ノードにデータ符号Xiが現れるたびに、新しい推定値が判断される。データ符号Xiの新しい推定値は、最初のステップにおいて判断された推定値と、第1および第2の決定ノードにデータ符号Xiが現れるたびごとの新しい推定値とに基づいて判断される。
【0008】
データ符号Xiの新しい推定値は、データ符号Xiの真値を確実に(confidently)維持している。データ符号Xiの新しい推定値がデータ符号Xiの真値を確実に維持するまで、プロセスは何度も繰り返される。信頼度を高めるのに2以上の反復が必要であるとき、本発明の実施形態では、最初のステップで判断した推定値と、第1および第2の決定ノードにデータ符号Xiが現れるたびごとの新しい推定値の少なくとも1つとに基づいて、データ符号Xiの正規化された推定値を判断することを含む。データ符号推定値を第1および第2の決定ノードへ送るステップを繰返す一方で、データ符号Xiの正規化された推定値をデータ符号推定値の少なくとも1つに代入する。したがって本発明の実施形態では、遅延と複雑さをできる限り緩和して、複数のデータ符号Xiの推定値を同時に並行して判断するための方法および装置を提供する。
【0009】
好ましい実施形態の詳細な記述
本発明の種々の実施形態は、次の図を参照することによってより明らかになる。
【0010】
図1を参照すると、畳込みエンコーダ100の一般的なブロック図が示されている。エンコーダ100は、コード化するためのデータ符号Xiを入力101において入力する。コード化ブロック102では、伝達関数F(D)によって定義される畳込みコードにしたがって入力データ符号をコード化する。伝達関数F(D)は、畳コードの伝達関数にしたがっている。一般的に使用されている関数は、遅延ステップをDで示し、排他的OR演算をプラス符号(+)で示すと、次の式、すなわちF(D)=(1+D+D**2)/(1+D)によって定義される。このような関数の実行は、関連する技術において普通の技能をもつ者によってよく知られている。コード化ブロック102は、データ符号Yiを出力する。データ符号XiおよびYiはデータ符号選択ブロック103へ送られる。データ選択ブロック103は、データ符号多重化およびパンクチャリング機能(puncturing function)(図示されていない)が含まれている。ブロック103は、全入力データ符号Xiの2つのデータ符号を2分の1のコード化レートで出力する。他のコード化レートも可能である。結果として、エンコーダ100はデータ符号XiおよびYiから構成されているコード化されたデータ符号を出力104から出力する。
【0011】
図2を参照すると、従来の直列連結コード(SCC)200の一般的なブロック図が示されている。SCC200には、第1および第2のエンコーダブロック201、202が含まれている。エンコーダ201および202の間にはインターリーバブロック203が挿入されている。SCC200はデータ符号Xiをエンコーダ201の入力210に入力する。エンコーダ201は、コード化した後で、図1のエンコーダ100の場合に開示した処理にしたがって、データ符号XiおよびYiを生成する。インターリーバ203はインターリービング処理のためにデータ符号XiおよびYiを入力する。インターリーバ203におけるインターリービング処理は、既知のインターリーバ処理にしたがう。インターリービング処理には、入力データ符号を読み出し、それらをマッピング方式にしたがってデータ符号Ziとして出力することが含まれる。このようなマッピング方式はランダムプロセスに基づいている。データ符号Ziは、マッピング機能にしたがって順番に再配置されたデータ符号XiおよびYiから構成されている。このようなインターリービング処理は、この技術において普通の技能をもつ者にはよく知られている。データ符号Ziは、マッピング機能に依存して、幾つかの連続するデータ符号Ziに対してデータ符号Xiまたはデータ符号Yiのみを含むことができる。エンコーダ202はデータ符号Ziをコード化して、エンコーダ202において使用されているコード化機能にしたがって、データ符号Wiを出力する。SCC200はデータ符号ZiおよびWiを出力する。エンコーダ201および202において使用されるコード化機能は同じでも、または異なっていていもよい。
【0012】
データ符号ZiおよびWiは、通信システム内の送信機から宛先のユーザへ送られる。データ符号ZiおよびWiの送信には、データ処理、適切な周波数へのアップ変換(up-conversion)、および信号増幅が含まれる。このような送信機は、この技術において普通の技能をもつ者にはよく知られている。送信、伝搬、および宛先のユーザによる受信の全プロセスは、チャンネル250としてまとめてモデル化した。チャンネルにおける送信信号の伝搬および受信には、主としてデータ符号WiおよびZiへノイズおよび干渉を加えることが含まれ、ノイズを含んだWiおよびZiはWinおよびZinとして示されている。ノイズを加えるプロセスは、加算ブロック290においてまとめて示した。受信機内のデコーダは、データ符号WinおよびZinを受信する。データ符号をデコードするために、受信信号に対して信号処理、周波数変換、および信号調整を行なう。このような機能は、この技術において普通の技能をもつ者にはよく知られている。本発明の種々の関連する実施形態の説明を簡単にするために、以下の記述では、受信機内のノイズを含むデータ符号に付した添字nを削除する。この技術において普通の技能をもつ者には、受信機において処理されるデータ符号が、添字nが付されていなくても、ノイズを含んでいることが分かるであろう。
【0013】
図3を参照すると、データ符号WiおよびZiをデコードして、データ符号Xiの推定値を生成する従来のデコーダ300のブロック図が示されている。デコーディングプロセスは、SCC200において使用されているコード化プロセスを逆にしたものである。デコーダ300には、送信機部分の第2のエンコーダブロック202において使用されるコード化機能にしたがってデータ符号WiおよびZiをデコードするためのデコーダ301が含まれている。デコーダ301は、データ符号Ziの推定値を出力350において生成する。データ符号Ziの推定値は出力350からデインターリーバ(deinterleaver)302へ送られて、データ符号XiおよびYiの推定値を生成する。デインターリーバ302は、インターリーバ203において使用されるインターリービング機能を逆にしたものにしたがって動作する。データ符号XiおよびYiの推定値はデコーダ303へ送られて、データ符号Xiの推定値を生成する。デコーダ303は、第1のエンコーダブロック201において使用されるコード化機能にしたがって動作する。
【0014】
データ符号Xiの推定値の精度に対する信頼度を高めるために、デコーダ303は、さらに、データ符号Yiの推定値を生成して、データ符号XiおよびYiの推定値をインターリーバ304へ送って、Ziの推定値を生成する。インターリーバ304は、送信機部分内のインターリーバ203の動作にしたがって動作する。データ符号Ziの推定値はインターリーバ304によって生成され、デコーダ301の入力311から入力される。デコーダ301ではデータ符号Ziの推定値をデータ符号WiおよびZiと共に使用して、出力350において各データ符号Ziの推定値を生成する。出力350における各データ符号Ziの新しい推定値は、毎回の反復後に生成される。データ符号Ziの新しい推定値は、デインターリーバ302へ送られて、データ符号XiおよびYiの新しい推定値を生成する。デコーダ303におけるプロセスは、データ符号XiおよびYiの新しい推定値を使用して繰返されて、データ符号Xiの新しい推定値を生成する。毎回の反復後のデータ符号Xiの新しい推定値は、前の推定値よりも信頼度が高く、真値を維持している。このプロセスは、データ符号Xiの推定値の信頼度が許容レベルに到達するまで繰返される。最高の信頼度をもつ推定値が選択され、データ符号Xiの真値が維持される。
【0015】
したがってデコーディングプロセスには長い時間がかかる。少なくとも2つのデコーディングステップ、すなわちデコーダ301および303にしたがって各データ符号が処理された後に、データ符号Xiの推定値が生成される。さらに加えて、データ符号Xiをデコーディングするプロセスには、データ符号の直列処理が含まれている。したがって、従来の方法にしたがうデータ符号Xiのデコーディングは、高速のデコーディングプロセスを必要とする応用には非効率的である。このような応用には、CDMAの通信システムにおける音声およびデータの無線通信が含まれる。このようなシステムは、TIA/EIA/IS−95およびその後の発展形であるTIA/EIA/IS−2000として一般的に知られている通信の標準規格に記載されている。IS−95およびIS−2000のシステムが記載されている発行物は、Mobile Base-station Compatibility Standardというタイトルで、公的に入手可能であり、ここでは参考文献として取り上げている。
【0016】
送信されたデータ符号がターボコードを使用してコード化されるときは、同様の問題および困難が存在する。図4を参照すると、従来のターボコード400の一般的なブロック図が示されている。ターボコード400には、第1および第2のエンコーダブロック401、402とインターリーバブロック403とが含まれている。データ符号Xiは、エンコーダ401の入力410からターボコード400に入力される。エンコーダ401はコード化後に、エンコーダ102において記載した処理にしたがって、データ符号Yiを生成する。データ符号Xiをインターリーバ403に入力してインターリービング処理を行なって、データ符号Ziを生成する。インターリーバ403におけるインターリービング処理は、既知のインターリーバの動作にしたがう。データ符号Ziは、マッピング機能にしたがって順番に再配置されたデータ符号Xiから構成されている。エンコーダ402はデータ符号Ziをコード化して、エンコーダ402において使用されるコード化機能にしたがってデータ符号Wiを出力する。エンコーダ401および402において使用されるコード化機能は同じであっても、異なっていてもよい。
【0017】
データ符号Xi、Yi、およびWiはパンクチャリングブロック(puncturing block)420へ送られる。パンクチャリングブロック420では、データ符号Xiを入力410から、エンコーダ401によって生成されたデータ符号Yiを入力411から、エンコーダ402によって生成されたデータ符号Wiを入力412から受信する。パンクチャリングブロック420では、パンクチャリングパターンにしたがって、データ符号Xi、Yi、およびWiからデータ符号を選択する。選択されたデータ符号は、送信機部分を経由して、遠隔の受信者へ送られる。したがって、送られるデータ符号は、主としてデータ符号Xi、Yi、およびWiから構成されている。
【0018】
データ符号Xi、Yi、およびWiの送信には、信号処理、適切な周波数へのアップコンバージョン、および信号増幅が含まれる。このような送信機は、この技術において普通の技能をもつ者によってよく知られている。送信、伝搬、および宛先のユーザによる受信の全プロセスは、チャンネル450としてまとめてモデル化した。プロセスには、主として、データ符号Xi、Yi、およびWiに対してノイズおよび干渉を加えることが含まれ、データ符号Xi、Yi、およびWiのノイズを含む形態はデータ符号Xin、Yin、およびWinとして示されている。ノイズを加えるプロセスは、加算ブロック490においてまとめて示した。受信機内のデコーダは、データ符号Xin、Yin、およびWinを受信する。データ符号をデコードするために、受信信号は信号処理、周波数変換、および信号調節を行なわれる。このような機能は、この技術において普通の技能をもつ者によく知られている。本発明の種々の関連する実施形態の説明を簡単にするために、受信機内のノイズを含むデータ符号に付された添字nは、削除される。この技術において普通の技能をもつ者には、受信機において処理されるデータ符号が、添字nが付されていなくても、ノイズを含むものであることが分かるであろう。
【0019】
図5を参照すると、従来のデコーダ500のブロック図が示されており、デコーダ500はデータ符号Xi、Yi、およびWiをデコードして、データ符号Xiの推定値を生成する。デコーディングプロセスは、エンコーダ400において使用されるコード化プロセスを逆にしたものである。データ符号Xi、Yi、およびWiはデータ符号選択ブロック520へ送られ、データ符号選択ブロック520ではデータ符号Xi、Yi、およびWiを選択して、入力542においてデコーダブロック501へルート設定するように動作する。データ符号Xiはインターリーバ599の中を通って、データ符号Ziを再生成する。データ符号ZiおよびWiは、入力540においてデコーダブロック502へ送られる。デコーダ501では、エンコーダブロック401において使用されているコード化機能にしたがって、データ符号XiおよびYiをデコードする。デコーダ501は、出力550においてデータ符号Xiの推定値を生成する。デコーダ502は、エンコーダブロック402において使用されるコード化機能にしたがって、データ符号ZiおよびWiをデコードする。デコーダ502は、出力560においてデータ符号Ziの推定値を生成する。
【0020】
推定値の信頼度を高め、データ符号Xiの真値を維持するために、出力550におけるデータ符号Xiの推定値はインターリーバ530へ送られて、デコーダ502の入力532においてデータ符号Ziの推定値を生成する。デコーダ502は、入力532のデータ符号Ziの推定値を、入力540のデータ符号の推定値と共に使用して、出力560のデータ符号Ziの新しい推定値を生成する。出力560のデータ符号Ziの推定値はデインターリーバ531へ送られ、ターボコード400におけるインターリーバ430のインターリービング処理のプロセスを逆にして、入力541のデータ符号Xiの推定値を生成する。入力541のデータ符号Xiの推定値は、入力542のデータ符号の推定値と共に使用されて、出力550のデータ符号Xiの推定値を生成する。このプロセスは、データ符号Xiの推定値の信頼度が許容レベルに到達するまで繰返される。
【0021】
したがってターボのコード化された信号のデコーディングプロセスには長い時間がかかる。少なくとも2つのデコーディングステップ、すなわちデコーダ501および502によってデータ符号が処理された後で、高信頼度のデータ符号Xiの推定値が生成される。さらに加えて、プロセスにはデータ符号の直列処理が含まれる。したがって、従来の方法にしたがうデータ符号Xiのデコーディングは、高速のデコーディングプロセスを要求する応用には非効率的である。このような応用には、CDMAの通信システムにおける音声およびデータの無線通信が含まれる。このようなシステムは、TIA/EIA/IS−95およびその後の発展形であるTIA/EIA/IS−2000として一般的に知られている通信の標準規格に記載されている。IS−95およびIS−2000が記載されている発行物は、Mobile Base-station Compatibility Standardというタイトルで、公的に入手可能である。
【0022】
本発明の実施形態に取入れられている受信機は、本発明の種々の態様から多くの効果的な応用を得た。本発明の実施形態では、高速デコーディング処理を行なって、データ符号Xiの正確な推定値を高い信頼度で判断する。本発明の実施形態の長所には、直列連結コードまたはターボコードにしたがってコード化されたデータ符号に対して、実施形態のデコーディング処理を行なうことが含まれる。
【0023】
本発明の実施形態にしたがって、デコーディングプロセスは、データ符号Xi、Yi、およびWiに対する処理に制限される。データ符号がSCC200にしたがってコード化される場合は、データ符号Xi、エンコーダ201の出力におけるデータ符号Yi、およびエンコーダ202の出力におけるデータ符号Wiが、デコーディング処理に使用される。データ符号がターボコード400にしたがってコード化される場合は、データ符号Xi、エンコーダ401の出力におけるデータ符号Yi、およびエンコーダ402の出力412におけるデータ符号Wiがデコーディング動作に使用される。したがって、SCC200およびターボコード400において同じデータ符号基準を使用して、本発明の種々の実施形態を説明する。
【0024】
図6を参照すると、本発明の種々の実施形態にしたがうデコーディングプロセスには、有限数である“k”個のデータ符号をもつデータブロックの処理が含まれている。最初に、複数のデータ符号Xiから成る多数のデータ符号のデータ符号推定値が判断される。データ符号Xiの各推定値は列601に示されている。データ符号Yiの推定値は、複数のデータ符号Yiから成る多数のデータ符号に対して判断される。データ符号Yiの各推定値は列602に示されている。複数のデータ符号Yiは、通信システム内の送信機において、第1の畳込みコードにしたがって複数のデータ符号Xiをコード化することによって生成される。第1の畳込みコードは、SCC200の場合にはエンコーダ201において使用され、ターボコード400の場合にはエンコーダ401において使用される。データ符号推定値は、複数のデータ符号Wiの多数のデータ符号に対して判断される。データ符号Wiの各推定値は、列603内に示されている。SCC200の場合には複数のデータ符号YiとXiが、ターボコード400の場合には複数のデータ符号Xiがインターリーブされて、複数のデータ符号Ziを生成する。複数のデータ符号Ziは、複数の畳込みコードにしたがってコード化され、複数のデータ符号Wiを生成する。第2の畳込みコードは、SCC200の場合にはエンコーダ202において使用され、ターボコード400の場合にはエンコーダ402において使用される。
【0025】
ガウスノイズ(Gaussian noise)の場合は、各データ符号の推定値は、ガウス確率プロセス(Gaussian probability process)によって判断される。例えば、データ符号Xiの推定を判断するために、このプロセスでは、データ符号Xiのノイズを含むものの測度が与えられているときは、データ符号Xiの確率は“1”に等しい値をもつと判断する。確率プロセスに基づいてデータ符号の値を推定することは、この技術において普通の技能をもつ者にはよく知られている。このようにして、データ符号Xi、Yi、およびWiの最初の推定値が判断され、テーブル600に記憶され、テーブル600にはデータ符号Xi、Yi、およびWiが列601、602、および603にそれぞれ示されている。テーブル600内に含まれている情報はメモリデバイスに記憶できる。
【0026】
図6および7には、第1の決定ノード610へ送るデータ符号XiおよびYiの推定値が示されている。第1の決定ノード610へ送るデータ符号XiおよびYiの推定値には、式F1(Xi,Yi)内の変数の推定値が含まれている。式F1内の変数は、第1の畳込みコードにしたがって判断される。例えば、第1の畳込みコードが、式F1(D)=(1+D+D**2)/(1+D)によって定義される関係式によって定められるとき、F1(Xi,Yi)はYi+Y(i−1)+Xi+X(i−1)+X(i−2)に等しい。例えば、“i”が7に等しいときは、F1はY7+Y6+X7+X6+X5に等しい。データ符号Y7、Y6、X7、X6、およびX5の推定値は、列601および602から検索できる。
【0027】
図6および8を参照すると、データ符号WiおよびZiの推定値が示されていて、これらは第2の決定ノード620へ送られる。第2の決定ノード620へ送られるデータ符号WiおよびZiの推定値には、式F2(Wi,Zi)の変数の推定値が含まれている。式F2内の変数WiおよびZiは、第2の畳込みコードにしたがって判断される。第1および第2の畳込みコードは同じであってもよい。変数Ziの推定値には、データ符号Xi、またはYi、あるいはXiおよびYiの推定値が含まれるが、これはSCC200の場合はインターリーバ203において、またターボコード400の場合はインターリーバ403において使用されるインターリービング機能にしたがって判断される。式F2において選択される変数には、列601、602、および603、または列601および603、または列602および603からとった変数が含まれる。
【0028】
例示的に、例えばF2(D)=(1+D+D**2)/(1+D)であるときは、F2(Zi,Wi)=Wi+W(i−1)+Zi+Z(i−1)+Z(i−2)である。SCC200の場合には、インターリーバ203への入力にはデータ符号XiおよびYiの両者が含まれているので、変数ZiにはXi、またはYi、あるいはXiおよびYiが含まれる。インターリービング機能に依存して、いくつかの連続するデータ符号に対するインターリーバの出力には、データ符号Xiまたはデータ符号Yiの何れかのみが含まれる。別のときには、出力は、幾つかの連続するデータ符号に対してデータ符号XiおよびYiの両者が含まれる。したがって、変数Ziの推定値には、列601および602からとったデータ符号Xi、またはYi、あるいはXiおよびYiが含まれる。変数WiおよびW(i+1)に対する推定値は列603からとられる。
【0029】
ターボコード400の場合は、インターリーバ403への入力にはデータ符号Xiのみが含まれるので、式F2に対して選択された変数には、列601および603からとった変数が含まれる。したがって、ターボコード400の場合には、式F2のために選択された変数には、それぞれ列601および603からとった変数XiおよびWiが含まれる。
【0030】
SCCまたはターボコードモードの何れかにおいてデータ符号をデコードする能力を与えるために、本発明の実施形態にしたがうデコーディングプロセスでは、列601、602、および603から変数を選択することができる。したがって、デコーディングプロセスでは、SCCまたはターボコードの何れかにしたがって送信機においてコード化されたデータ符号をデコードすることができる。
【0031】
それぞれ第1および第2の決定ノード610および620では式F1およびF2をゼロに等しくし、一方で第1および第2の決定ノード610および620にデータ符号Xiが現れるたびに、新しい推定値を判断する。例えば、ノード610では、式F1において“i=7”のときは、Y7、Y6、X7、X6、およびX5に対する推定値の確率は、それぞれP(Y7)=.8、P(Y6)=.7、P(X7)=.5、P(X6)=.2、P(X5)=.6である。X7に対する新しい推定値は、データ符号Y7、Y6、X6、およびX5を含むデータ符号の組の推定値に基づいて計算される。したがって、式F1がゼロに等しい場合に、“1”に等しいP(X(i=7))の新しい推定値は、データ符号Y7、Y6、X6、およびX5の組において奇数の“1”をもつ確率に等しくなる。この場合は、4つのデータ符号があるので、1つまたは3つのデータ符号が“1”に等しい値をもつ可能性がある。したがって、データ符号X7の確率は次の式によって判断される:
P(X7)=P(Y7)*(1-P(Y6))*(1-P(X6))*(1-P(X5))+(1-P(Y7))*P(Y6)*P(X6)*P(X5)+
P(Y6)*(1-P(Y7))*(1-P(X6))*(1-P(X5))+(1-P(Y6))*P(Y7)*P(X6)*P(X5)+
P(X6)*(1-P(Y7))*(1-P(Y6))*(1-P(X5))+(1-P(X6))*P(Y7)*P(Y6)*P(X5)+
P(X5)*(1-P(Y7))*(1-P(Y6))*(1-P(X6))+(1-P(X5))*P(Y7)*P(Y6)*P(X6)。
列601内のXiの推定値が“1”の値をもつXiの推定値を表わすときは、例えばP(1−X6)の確率は、X6がゼロの値をもつ確率であることに注意すべきである。
【0032】
式F2にX7が現れる回数は、各エンコーダのインターリーバ、すなわちインターリーバ403または203において使用されるインターリービング機能に依存する。記載したように、“i”が所与の値であるとき、F2はデータ符号Xiに関係する変数を含まなくてもよい。したがって、所与の値が“i”であるとき、式F2にXiは現れても、現れなくてもよい。X7が現れているときは、この例では、現れているデータ符号Xiの新しい推定値は、式F1に示した例と同様に判断される。
【0033】
さらに加えて、列601、602、および603内の値は同時にノード610および620へ送られ、一方で異なる値の“i”が処理されるので、2つ以上のP(Xi)の値をノード610および620へ送ることができる。これは、式F1において、所与の値が“i”のときは、変数の値、Yi+Y(i−1)+Xi+X(i−1)+X(i−2)、“i+1”のときは、変数の値、Y(i+1)+Y(i)+X(i+1)+X(i)+X(i−1)、“i+2”のときは、変数の値、Y(i+2)+Y(i+1)+X(i+2)+X(i+1)+X(i)がノード610へ送られることを注意することによって明らかになる。したがって、本発明の実施形態はデータ符号の並行処理を含むので、この例では、Xiの推定値がノード610に3回現れることは明らかである。関係式(1+D+D**2)/(1+D)によって定義されるコード化機能を使用することによって、Xiの値が3つの連続する“i”の値に関係することに注意すべきである。異なるコード化機能が使用されるとき、“i”が所与の値であるときにXiが現れる回数は異なる。
【0034】
データ符号Xiの新しい推定値は、最初のステップにおいて判断された推定値に基づいて判断され、新しい推定値は、第1および第2の決定ノード610および620においてデータ符号Xiが現われるたび生成される。図9を参照すると、例えば、データ符号Xiがノード610に3回現れることに関係して生成される3つの推定値は、ノード900へ送られて、データ符号Xiの新しい推定値が判断される。さらに加えて、コード化プロセスにおいて使用されるインターリーバ機能に依存して、データ符号Xiの推定値は、コード化機能に関係するデータ符号Ziの一部としてノード620へも送られる。したがって、Xiの新しい推定値をノード620からノード900へ送って、ノード900においてXiの新しい推定値を判断することができる。データ符号Xiの新しい推定値は、ノード610および620から送られるデータ符号Xiの最初の推定値と全ての推定値との正規化された積である。例えば、Xiが合計で“L”回現れるとき、ノード900はデータ符号Xiの推定値を“L”回受信する。ノード900へ送られるデータ符号Xiに対するXiの各推定値をPで示すと、Xiの新しい推定値は、
(P(0)P(1)P(2)P(3)…P(L-1)P(L))/[P(0)P(1)P(2)P(3)…P(L-1)P(L)+(1-P(0))(1-P(1))(1-P(2))(1-P(3))…(1-P(L-1))(1-P(L))]に等しい。P(0)は新しい推定値であり、他は、第1および第2の決定ノードに現れたデータ符号Xiの新しい推定値であることに注意すべきである。
【0035】
ノード900において判断されたデータ符号Xiの新しい推定値には、データ符号Xiの真値を確実に維持している。データ符号Xiの新しい推定値がデータ符号Xiの真値を確実に維持するまで、このプロセスは何度も繰返される。信頼度を高めるために2回以上の反復が必要であるとき、本発明の実施形態には、データ符号Xiの正規化された推定値を、最初のステップで判断された推定値と、第1および第2の決定ノード610および620に現れたデータ符号Xiの少なくとも1つの新しい推定値とに基づいて判断することが含まれる。データ符号Xiの正規化された推定値を、第1および第2のノード610および620へ送られるデータ符号Xiの推定値の少なくとも1つへ代入する一方で、データ符号を第1および第2のノード610および620へ送るステップが繰返される。データ符号Xiの全ての推定値は、ノード610および620へ送ることを1回繰返すと、正規化された形になる。
【0036】
正規化されたデータ符号Xiの推定値を判断するために、データ符号Xiの各推定値は、ノード610および620にデータ符号Xiが表われるたびに判断され、Xiの最初の推定値が使用される。例示的に、データ符号Xiが、例えばノード610に3回現われ、ノード620には現れないと仮定する。現れたデータ符号Xiに対して判断される推定値は、Xi1、Xi2、およびXi3として分類される。3回現れる理由は、この例では、Xiが3つのF1の式に関係しているからである。添字“i”の次に示されている数字は、Xiの値が使用されているF1の式を識別するためのものである。最初の値はXi0に分類される。第1のF1の式に使用されるデータ符号Xiの正規化値は、
(P(Xi0)*P(Xi2)*P(Xi3))/[(P(Xi1)*P(Xi2)*P(Xi3))+(1-P(Xi0))*(1-P(Xi2))*(1-P(Xi3))]に等しい。例えばノード610において、第2のF1の式に使用されるデータ符号Xiの正規化値は、
(P(Xi0)*P(Xi1)*P(Xi3))/[(P(Xi1)*P(Xi2)*P(Xi3))+(1-P(Xi0))*(1-P(Xi1))*(1-P(Xi3))]に等しい。第3のF1の式に使用されるデータ符号Xiの正規化値も同様のやり方で判断される。第3の式F1に使用されるデータ符号Xiの正規化値は、
(P(Xi0)*P(Xi1)*P(Xi2))/[(P(Xi1)*P(Xi2)*P(Xi3))+(1-P(Xi0))*(1-P(Xi1))*(1-P(Xi2))]に等しい。
【0037】
図10および11は、データ符号YiおよびWiの新しい推定値と正規化値とを判断するプロセスを示しており、このプロセスは、データ符号Xiの新しい値と正規化値とを判断するために記載したプロセスに類似している。式F1およびF2がゼロに設定されて、データ符号Xiの新しい推定値を判断するとき、第1および第2の決定ノードに現れるデータ符号Yiの新しい推定値も、プロセスを2回以上繰返したときに判断される。その結果、式F1およびF2がゼロに等しくされ、一方で次に推定値を判断するときに、データ符号Yiの正規化された推定値も判断される。データ符号Yiの正規化された推定値は、第1および第2の決定ノード610および620に現れたデータ符号Yiの最初の推定値と新しい値の少なくとも1つとに基づいている。データ符号の推定値を第1および第2の決定ノード610および620へ送るステップを繰返す一方で、データ符号Yiの正規化された推定値を、ノード1000からノード610および620へ送られるデータ符号Yiの推定値の少なくとも1つへ代入する。ノード1000からノード610および620へ送られるデータ符号Yiの推定値の全ては、1回繰返した後に、正規化された形を含んでいることが好ましい。
【0038】
式F1およびF2をゼロに設定して、データ符号Xiの新しい推定値を判断するときと同様に、データ符号Wiにおいても、第1および第2の決定ノードに現れた各データ符号Wiの新しい推定値は、プロセスを1回以上実行したときに判断される。したがって、式F1およびF2をゼロに等しくする一方で、次に推定値を判断するときは、データ符号Wiの正規化された推定値も判断される。データ符号Wiの正規化された推定値は、最初の推定値と、第2の決定ノード620に現れるたびに生成された各データ符号Wiの新しい推定値の少なくとも1つとに基づいている。データ符号Wiはノード620のみに現れることに注意すべきである。データ符号の推定値を第1および第2のノード610および620へ送るステップを繰返す一方で、データ符号Wiの正規化された推定値を、ノード1100からノード620へデータ符号Wiの推定値の少なくとも1つへ代入する。ノード1100からノード610および620へ送られるデータ符号Wiの推定値の全ては、1回繰返した後に、正規化された推定値を含んでいることが好ましい。
【0039】
データ符号Xiの新しい推定値を判断することによってデコードするプロセスは、データ符号Xiの真値を維持している推定値の信頼度が許容可能なレベルに上昇するまで、必要な回数だけ繰返される。本発明の種々の実施形態は、この技術において普通の技能をもつ者には一般的に知られている特定用途向け信号処理ハードウエアにおいて構成することができる。その代わりに、または組合せて、本発明の種々の実施形態は、この技術において普通の技能をもつ者には一般的に知られているマイクロプロセッサ環境において構成することができる。
【0040】
本発明の実施形態の長所には、SCCまたはターボコードの何れかによって、送信機においてコード化されたデータ符号をデコードするための能力を与えることが含まれる。受信者は、コード化方法が分かると、テーブル600からのデータ符号の選択を再構成して、適切なデコーディングプロセスに適応する。さらに加えて、多数のデータ符号を処理する一方で、デコーディングプロセスを行なうので、多数のデータ符号Xiは同時にデコードされる。各データ符号に対する処理および演算は非常に似ている。その結果、種々のステップを実行するために書込まれたソフトウエアルーチンは、SCCおよびターボコードの何れかのために最小の再構成で再使用される。最も一般的なマイクロプロセッサおよびディジタル信号プロセッサは、処理速度を犠牲にすることなく、並列処理動作を行なうことができる。したがって、本発明の実施形態では、高速で効率的にデータ符号のブロックをデコードすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 畳込みエンコーダの一般的なブロック図。
【図2】 直列連結コード(SCC)にしたがってデータ符号をコード化する従来のエンコーダの一般的なブロック図。
【図3】 直列連結コードにしたがってコード化されたデータ符号をデコードするための畳込みデコーダのブロック図。
【図4】 ターボコードにしたがってデータ符号をコード化する畳込みエンコーダの一般的なブロック図。
【図5】 ターボコードにしたがってコード化されたデータ符号をデコードする畳込みデコーダのブロック図。
【図6】 有限数である“k”のデータ符号をもつデータブロックに対してデコーディング処理をするための本発明の種々の実施形態にしたがうデコーディングプロセス。
【図7】 本発明の実施形態にしたがってデコーディングプロセスの一部として、データ符号XiおよびYiの推定値を第1の決定ノードへ送ることを示す図。
【図8】 本発明の種々の実施形態にしたがってデコーディングプロセスの一部として、データ符号WiおよびZiの推定値を第2の決定ノードへ送ることを示す図。
【図9】 データ符号Xiに対する正規化値と新しい推定値とを判断するために、決定ノードに3回現れたことに関係するデータ符号Xiの3つの推定値を送る例を示す図。
【図10】 データ符号Xiに対する新しい推定値と正規化値とを判断するプロセスと同様に、データ符号Yiに対する推定値と正規化値とを判断するプロセスを示す図。
【図11】 データ符号Xiに対する新しい推定値と正規化値とを判断するプロセスと同様に、データ符号Wiに対する推定値と正規化値とを判断するプロセスを示す図。
Claims (17)
- 添字iが1ないし有限数のkの値であるとして、複数のデータ符号Xiの中のデータ符号Xiをデコードするための方法であって、
前記複数のデータ符号Xi、複数のデータ符号Yi、および複数のデータ符号Wiから成る多数のデータ符号に対するデータ符号の最初の推定値を判断するステップであって、前記複数のデータ符号Yiは前記通信システム内の送信機において、前記複数のデータ符号Xiの第1の畳込みコーディングによって生成され、複数のデータ符号Ziは前記送信機において前記複数のデータ符号Xi、あるいはXi及びYiをインターリービングすることによって生成され、前記複数のデータ符号Wiは前記複数のデータ符号Ziの第2の畳込みコーディングによって生成される、ステップと、
データ符号Xi、Yi、およびWiの前記推定値を決定ノードへ送るステップであって、前記決定ノードへ送られるデータ符号Xi、Yi、およびWiの前記推定値には、前記第1および第2の畳込みコーディングにしたがって判断される推定値が含まれるステップと、
前記決定ノードに前記データ符号Xiが現れるたびに新しい推定値を判断するステップと、
前記最初の推定値と、前記決定ノードに前記データ符号Xiが現れるたびごとの前記新しい推定値とに基づいて、前記データ符号Xiの新しい推定値を判断するステップとを含む方法。 - データ符号Xiの前記最初の推定値と、前記決定ノードに少なくとも1回現われた前記データ符号Xiの中のデータ符号Xiの前記新しい推定値とに基づいて、データ符号Xiの正規化された推定値を決定するステップと、
データ符号Xi、Yi、およびWiの推定値の前記送信を繰返し、一方でデータ符号Xiの前記正規化された推定値を、データ符号Xiの前記推定値の少なくとも1つへ代入するステップとをさらに含む請求項1記載の方法。 - 前記決定ノードに前記データ符号Yiが現れるたびに新しい推定値を判断するステップと、
データ符号Yiの前記最初の推定値と、前記決定ノードに少なくとも1回現れた前記データ符号Yiの中のデータ符号Yiの前記新しい推定値とに基づいて、データ符号Yiの正規化された推定値を判断するステップと、
データ符号Xi、Yi、およびWiの推定値の前記送信を繰返し、一方でデータ符号Yiの前記正規化された推定値を、データ符号Yiの前記推定値の少なくとも1つへ代入するステップとをさらに含む請求項1記載の方法。 - 前記決定ノードに前記データ符号Wiが現れるたびに新しい推定値を判断するステップと、
データ符号Wiの前記最初の推定値と、前記決定ノードに少なくとも1回現れた前記データ符号Wiの中のデータ符号Wiの前記新しい推定値とに基づいて、データ符号Wiの正規化された推定値を判断するステップと、
データ符号Xi、Yi、およびWiの推定値の前記送信を繰返し、一方でデータ符号Wiの前記正規化された推定値を、データ符号Wiの前記推定値の少なくとも1つへ代入するステップとをさらに含む請求項1記載の方法。 - 添字iが1ないし有限数のkの値であるとして、複数のデータ符号Xiの中のデータ符号Xiをデコードするための装置であって、
前記複数のデータ符号Xi、複数のデータ符号Yi、および複数のデータ符号Wiから成る多数のデータ符号に対するデータ符号の最初の推定値を判断するための手段であって、前記複数のデータ符号Yiは前記通信システム内の送信機において、前記複数のデータ符号Xiの第1の畳込みコーディングによって生成され、複数のデータ符号Ziは前記送信機において前記複数のデータ符号Xi、あるいはXi及びYiをインターリービングすることによって生成され、前記複数のデータ符号Wiは前記複数のデータ符号Ziの第2の畳込みコーディングによって生成される、手段と、
データ符号Xi、Yi、およびWiの前記推定値を決定ノードへ送るための手段であって、前記決定ノードへ送られるデータ符号Xi、Yi、およびWiの前記推定値には、前記第1および第2の畳込みコーディングにしたがって判断される推定値が含まれる手段と、
前記決定ノードに前記データ符号Xiが現れるたびに新しい推定値を判断するための手段と、
前記最初の推定値と、前記決定ノードに前記データ符号Xiが現れるたびごとの前記新しい推定値とに基づいて、前記データ符号Xiの新しい推定値を判断するための手段とを含む装置。 - データ符号Xiの前記最初の推定値と、前記決定ノードに少なくとも1回現れた前記データ符号Xiの中のデータ符号Xiの前記新しい推定値とに基づいて、データ符号Xiの正規化された推定値を判断するための手段と、
データ符号Xi、Yi、およびWiの推定値の前記送信を繰返し、一方でデータ符号Xiの前記正規化された推定値を、データ符号Xiの前記推定値の少なくとも1つへ代入するための手段とをさらに含む請求項5記載の装置。 - 前記決定ノードに前記データ符号Yiが現れるたびに新しい推定値を判断するための手段と、
データ符号Yiの前記最初の推定値と、前記決定ノードに少なくとも1回現れた前記データ符号Yiの中のデータ符号Yiの前記新しい推定値とに基づいて、データ符号Yiの正規化された推定値を判断するための手段と、
データ符号Xi、Yi、およびWiの推定値の前記送信を繰返し、一方でデータ符号Yiの前記正規化された推定値を、データ符号Yiの前記推定値の少なくとも1つへ代入するための手段とをさらに含む請求項5記載の装置。 - 前記決定ノードに各前記データ符号Wiが現れるたびに新しい推定値を判断するための手段と、
データ符号Wiの前記最初の推定値と、前記決定ノードに少なくとも1回現れた前記データ符号Wiの中のデータ符号Wiの前記新しい推定値とに基づいて、データ符号Wiの正規化された推定値を判断するための手段と、
データ符号Xi、Yi、およびWiの推定値の前記送信を繰返し、一方でデータ符号Wiの前記正規化された推定値を、データ符号Wiの前記推定値の少なくとも1つへ代入するための手段とをさらに含む請求項5記載の装置。 - 添字iが1ないし有限数のkの値であるとして、複数のデータ符号Xiの中のデータ符号Xiをデコードするための方法であって、
(a)前記複数のデータ符号Xiから成る多数のデータ符号のデータ符号推定値を判断するステップと、
(b)複数のデータ符号Yiから成る多数のデータ符号のデータ符号推定値を判断するステップであって、前記複数のデータ符号Yiが前記通信システム内の送信機において、前記複数のデータ符号Xiの第1の畳込みコーディングによって生成されるステップと、
(c)複数のデータ符号Wiから成る多数のデータ符号のデータ符号推定値を判断するステップであって、複数のデータ符号Ziは前記送信機において前記複数のデータ符号Xi、あるいはXi及びYiをインターリービングすることによって生成され、前記複数のデータ符号Wiは前記複数のデータ符号Ziの第2の畳込みコーディングによって生成される、ステップと、
(d)データ符号XiおよびYiの前記推定値を第1の決定ノードへ送るステップであって、前記第1の決定ノードへ送られるデータ符号XiおよびYiの前記推定値が式F1(Xi,Yi)内の変数の推定値を含み、前記式F1内の変数XiおよびYiが前記第1の畳込みコーディングにしたがって判断されるステップと、
(e)データ符号WiおよびZiの前記推定値を第2の決定ノードへ送るステップであって、前記第2の決定ノードへ送られるデータ符号WiおよびZiの前記推定値が式F2(Wi,Zi)内の変数の推定値を含み、前記式F2内の変数WiおよびZiが前記第2の畳込みコーディングにしたがって判断され、前記変数Ziの推定値が前記インターリービングにしたがって判断されるデータ符号Xi、またはYi、またはXiおよびYiの前記推定値を含むステップと、
(f)それぞれ前記第1および第2の決定ノードにおいて前記式F1およびF2をゼロに等しくする一方で、前記第1および第2の決定ノードに前記データ符号Xiが現れるたびに新しい推定値を判断するステップと、
(g)前記ステップ(a)において判断された前記推定値と、前記第1および第2の決定ノードに前記データ符号Xiが現れるたびごとの前記新しい推定値とに基づいて、前記データ符号Xiの新しい推定値を判断するステップとを含む方法。 - (h)前記ステップ(a)において判断された前記推定値と、前記第1および第2の決定ノードに前記データ符号Xiが現れるたびごとの前記新しい推定値の少なくとも1つとに基づいて、データ符号Xiの正規化された推定値を判断するステップと、
(i)前記ステップ(d)および(e)を繰返し、一方でデータ符号Xiの前記正規化された推定値を、データ符号Xiの前記推定値の少なくとも1つに代入するステップとをさらに含む請求項9記載の方法。 - (j)それぞれ前記第1および第2の決定ノードにおいて前記式F1およびF2をゼロに等しくする一方で、前記第1および第2の決定ノードに前記データ符号Yiが現れるたびに新しい推定値を判断するステップと、
(k)前記ステップ(b)において判断された前記推定値と、前記第1および第2の決定ノードに前記データ符号Yiが現れるたびごとの前記新しい推定値の少なくとも1つとに基づいて、データ符号Yiの正規化された推定値を判断するステップと、
(l)前記ステップ(d)および(e)を繰返し、一方でデータ符号Yiの前記正規化された推定値を、データ符号Yiの前記推定値の少なくとも1つに代入するステップとをさらに含む請求項9記載の方法。 - (m)前記第2の決定ノードにおいて前記式F2をゼロに等しくする一方で、前記第2の決定ノードに前記データ符号Wiが現れるたびごとに新しい推定値を判断するステップと、
(n)前記ステップ(c)において判断された前記推定値と、前記第2の決定ノードに前記データ符号Wiが現れるたびごとの前記新しい推定値の少なくとも1つとに基づいて、データ符号Wiの正規化された推定値を判断するステップと、
(o)前記ステップ(d)および(e)を繰返し、一方でデータ符号Wiの前記正規化された推定値を、データ符号Wiの前記推定値の少なくとも1つに代入するステップとをさらに含む請求項9記載の方法。 - 添字iが1ないし有限数のkの値であるとして、複数のデータ符号Xiの中のデータ符号Xiをデコードするための装置であって、
(a)前記複数のデータ符号Xiから成る多数のデータ符号に対するデータ符号の最初の推定値を判断するための手段と、
(b)複数のデータ符号Yiから成る多数のデータ符号に対するデータ符号の最初の推定値を判断するための手段であって、前記複数のデータ符号Yiが前記通信システム内の送信機において、前記複数のデータ符号Xiの第1の畳込みコーディングによって生成される手段と、
(c)複数のデータ符号Wiから成る多数のデータ符号に対するデータ符号の最初の推定値を判断するための手段であって、複数のデータ符号Ziは前記送信機において前記複数のデータ符号Xi、あるいはXi及びYiをインターリービングすることによって生成され、前記複数のデータ符号Wiは前記複数のデータ符号Ziの第2の畳込みコーディングによって生成される、手段と、
(d)データ符号XiおよびYiの前記推定値を第1の決定ノードへ送るための手段であって、前記第1の決定ノードへ送られるデータ符号XiおよびYiの前記推定値が式F1(Xi,Yi)内の変数の推定値を含み、前記式F1内の変数XiおよびYiが前記第1の畳込みコーディングにしたがって判断される手段と、
(e)データ符号WiおよびZiの前記推定値を第2の決定ノードへ送るための手段であって、前記第2の決定ノードへ送られるデータ符号WiおよびZiの前記推定値が式F2(Wi,Zi)内の変数の推定値を含み、前記式F2内の変数WiおよびZiが前記第2の畳込みコーディングにしたがって判断され、前記変数Ziの推定値が前記インターリービングにしたがって判断されたデータ符号Xi、またはYi、またはXiおよびYiの前記推定値を含む手段と、
(f)それぞれ前記第1および第2の決定ノードにおいて前記式F1およびF2をゼロに等しくする一方で、前記第1および第2の決定ノードに前記データ符号Xiが現れるたびに新しい推定値を判断するための手段と、
(g)前記データ符号Xiの前記最初の推定値と、前記第1および第2の決定ノードに前記データ符号Xiが現れるたびごとの前記新しい推定値とに基づいて、前記データ符号Xiの新しい推定値を判断するための手段とを含む装置。 - (h)データ符号Xiの前記最初の推定値と、前記第1および第2の決定ノードに前記データ符号Xiが現れるたびごとの前記新しい推定値の少なくとも1つとに基づいて、データ符号Xiの正規化された推定値を判断するための手段と、
(i)データ符号Xiの前記正規化された推定値を、データ符号Xiの前記推定値の少なくとも1つに代入するための手段とをさらに含む請求項13記載の装置。 - (j)それぞれ前記第1および第2の決定ノードにおいて前記式F1およびF2をゼロに等しくする一方で、前記第1および第2の決定ノードに前記データ符号Yiが現れるたびに新しい推定値を判断するための手段と、
(k)データ符号Yiの前記最初の推定値と、前記第1および第2の決定ノードに前記データ符号Yiが現れるたびごとの前記新しい推定値の少なくとも1つとに基づいて、データ符号Yiの正規化された推定値を判断するための手段と、
(l)データ符号Yiの前記正規化された推定値を、データ符号Yiの前記推定値の少なくとも1つに代入するための手段とをさらに含む請求項13記載の装置。 - (m)前記第2の決定ノードにおいて前記式F2をゼロに等しくする一方で、前記第2の決定ノードに前記データ符号Wiが現れるたびに新しい推定値を判断するための手段と、
(n)データ符号Wiの前記最初の推定値と、前記第2の決定ノードに前記データ符号Wiが現れるたびごとの前記新しい推定値の少なくとも1つとに基づいて、データ符号Wiの正規化された推定値を判断するための手段と、
(o)データ符号Wiの前記正規化された推定値を、データ符号Wiの前記推定値の少なくとも1つに代入するための手段とをさらに含む請求項13記載の装置。 - 添字iが1ないし有限数のkの値であるとして、複数のデータ符号Xiの中のデータ符号Xiをデコードするための装置であって、
前記複数のデータ符号Xi、複数のデータ符号Yi、および複数のデータ符号Wiから成る多数のデータ符号に対するデータ符号の最初の推定値を判断するためのプロセッサであって、前記複数のデータ符号Yiは前記通信システム内の送信機において、前記複数のデータ符号Xiの第1の畳込みコーディングによって生成され、複数のデータ符号Ziは前記送信機において前記複数のデータ符号Xi、あるいはXi及びYiをインターリービングすることによって生成され、前記複数のデータ符号Wiは前記複数のデータ符号Ziの第2の畳込みコーディングによって生成される、プロセッサと、
データ符号Xi、Yi、およびWiの前記推定値を決定ノードへ送るための制御装置であって、前記決定ノードへ送られるデータ符号Xi、Yi、およびWiの前記推定値が、前記第1および第2の畳込みコーディングにしたがって判断される推定値を含む制御装置と、
前記複数のデータ符号Xi、Yi、およびWiの推定値を記憶するためのメモリ素子とを含み、
前記プロセッサは、さらに、前記決定ノードに各前記データ符号Xiが現れるたびに新しい推定値を判断し、前記最初の推定値と、前記決定ノードに前記データ符号Xiが現れるたびごとの前記新しい推定値とに基づいて、前記データ符号Xiの新しい推定値を判断する装置。
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