JP2004336038A - 多孔質誘電体薄膜のエッチング方法及び該薄膜を備えたデバイス - Google Patents

多孔質誘電体薄膜のエッチング方法及び該薄膜を備えたデバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2004336038A
JP2004336038A JP2004133210A JP2004133210A JP2004336038A JP 2004336038 A JP2004336038 A JP 2004336038A JP 2004133210 A JP2004133210 A JP 2004133210A JP 2004133210 A JP2004133210 A JP 2004133210A JP 2004336038 A JP2004336038 A JP 2004336038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
thin film
dielectric thin
plasma
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004133210A
Other languages
English (en)
Inventor
Joon-Chai Yeoh
チャイ ヨウ ジュン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aviza Europe Ltd
Original Assignee
Aviza Europe Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aviza Europe Ltd filed Critical Aviza Europe Ltd
Publication of JP2004336038A publication Critical patent/JP2004336038A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/31Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to form insulating layers thereon, e.g. for masking or by using photolithographic techniques; After treatment of these layers; Selection of materials for these layers
    • H01L21/3105After-treatment
    • H01L21/311Etching the insulating layers by chemical or physical means
    • H01L21/31105Etching inorganic layers
    • H01L21/31111Etching inorganic layers by chemical means
    • H01L21/31116Etching inorganic layers by chemical means by dry-etching

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

【課題】 多孔質誘電体薄膜の改良されたエッチング方法を提供すること。
【解決手段】 カーボンをドーピングした二酸化ケイ素型の多孔質誘電体薄膜をエッチングする際に、その薄膜を、プラズマエッチング室内で、CF4、H2及び希ガスを用いてプラズマエッチングし、その際、CF4:H2のガス流量比を1.33:1〜2.7:1の範囲とし、かつ希ガスの流量を、プラズマエッチング室に対する全ガス流量の約42%よりも大きくするように構成する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、例えばウエハ又はマルチチップモジュールのような基板上で多孔質誘電体薄膜をエッチングして相互接続構造体の一部を形成する方法に関する。特に本発明は、下記のものに限定されるわけではないけれども、多孔質誘電体薄膜をエッチングしてデュアルダマシン構造体の一部を形成する方法に関する。さらに詳しく述べると、本発明は、デュアルダマシン構造体の上部をエッチングする方法に関する。
相互接続層におけるRC積を低減させるため、隣接した導体間における静電容量を低下させる必要性が存在している。そのために、誘電率(k)が低い材料が望ましく、また、真空ギャップは最低のk値である1を有することが知られている。バルク状態にある絶縁体のk値を低下させるために公知な方法としては、マトリックスの材料と空隙が存在するように多孔度を導入して、k値をマトリックスのものよりも小さくすることがある。
しかし、このような多孔質の材料の場合、実使用のデバイスに一体化する際に多数の問題を引き起こし、また、より小型化された構造体を作製する必要性があるため、複雑度がさらに追加される。現在のところ、多孔質の誘電体であって、現行のデバイスに一体化するのに成功し、一般的な販売のために大量生産を可能としたものは存在していない。
例えば65nmテクノロジーノードでは一体化策についての可能性があるが、それによると、デュアルダマシン誘電体の全厚がその内部にエッチング停止層を設けることなく堆積される。次いで、タイミングをはかった時間で誘電体にトレンチ(溝)をエッチングし、その誘電体の厚さ方向にエッチング終端部分を形成する。さらに加えて、これらの公知で望ましい面の異方性エッチングはすべて、エッチングによって形成された溝のベース(基底)が平滑であるという追加の要求が存在している。ここで、もしも誘電体が多孔質であるとすると(すなわち、空隙を含有する)、明らかなように1つの課題が発生してくる。もしも空隙が非常に小さいのであるならば、それらの空隙に対してある程度の「修復(healing)」を行うことも望ましいかもしれないけれども、空隙を有する誘電体内においてエッチングを停止させることが許容可能である。
この出願の出願人は、すでに提出したいろいろな特許出願において記載しているけれども(例えば、特許文献1を参照されたい)、OrionTMとして知られた多孔質の誘電体を開発した。この誘電体材料は、1.8〜2.6のk値を有し、また、現時点において、2.2〜2.5のk値でもって65nm(及び65nm未満)デザインルールの論理回路に一体化できることが評価されている。本発明でエッチングされるのがこの材料であり、ただし、本発明はまた、カーボンをドーピングした任意の二酸化ケイ素型の低k値多孔質誘電体材料、例えばSiCOH型の誘電体材料に関する。典型的には、このようなカーボンをドーピングした酸化物は、それらの酸化物の内部に含まれるメチル基を有している。炭素(及びしたがって水素)の濃度は、いろいろに変動してよく、より高い濃度の場合、特定の環境下において多孔度が導かれる。
ここで明らかにしておかなければならないことは、この出願はエッチングされた後のサイドウオール(側壁)に関するものではないということである。よく知られているように、異方性(方向性をもった)エッチングを達成するため、化学的攻撃から側壁を保護するためにそれらの側壁上にポリマーが堆積せしめられ、一方、エッチングフロント(溝の基底)の攻撃によってその保護層を除去し、下方向のエッチングを可能としている。エッチングの完了後、フォトレジストや任意の残留ポリマーを除去する。
いまひとつ理解されなければならないことは、ほとんどすべてのケースについて言えることであるが、相互接続層を形成する材料の層は完全にエッチングされるので、「エッチング停止」層又は、被エッチング層よりもより緩やかにエッチング液中でエッチングされ得る任意のその他の層のところでエッチングプロセスが停止されるということである。1つの層を貫通する途中でエッチング部分を終端させることは多少異常なところがあり、デバイスのエッチング停止層をなくすることが非常に有望である。なぜなら、そのようにした場合、構造体の有効k値が低下せしめられ、かつ層間の界面の数が減らされるからである。論文等の形でまだ発表してはいないけれども、出願人が見い出したところによると、おそらくは驚くべきことではないのかもしれないけれども、このような部分的なエッチングを多孔質の誘電体において実行した場合には、溝において粗い基底が形成せしめられる。この状態は、図1(a)及び図1(b)において認めることができる。
図1(a)及び図1(b)は、出願人が供給しているMORITMプロセスチャンバ内でCF4及びCH22ガスを使用して部分エッチングを行った後に得られた誘電体薄膜の粗いエッチングフロントを示す電子顕微鏡写真(SEM)である。適用された条件は、ヘリコンソースに由来するプラズマの電力が1250W、プラテン(ウエハ)のバイアス電力が400W、圧力が2mTorr、そしてウエハのヘリウム背圧が15Torr(温度感知ラベルで指示されたところによると、約90〜100℃のウエハ表面温度を与える)であった。
図1(a)は、デュアルダマシン構造を示している。図中、参照番号1は、エッチング後の多孔質酸化物表面を指している。
国際公開第WO03/009364号パンフレット
上記の説明から理解されるように、カーボンをドーピングしたシリコン酸化物型の多孔質誘電体薄膜内に形成されたエッチング後の形態部分(features)に対して平滑な基底を提供するための改良されたエッチング方法の必要性が存在している。
本発明は、その1つの面において、カーボンをドーピングした二酸化ケイ素型の多孔質誘電体薄膜をエッチングするためのものであって、
前記薄膜を、プラズマエッチング室内で、CF4、H2及び希ガスを用いてプラズマエッチングすることを含み、その際、CF4:H2のガス流量比を1.33:1〜2.7:1の範囲とし、かつ希ガスの流量を、プラズマエッチング室に対する全ガス流量の約42%よりも大きくすることを特徴とする多孔質誘電体薄膜のエッチング方法にある。
もう1つの面において、本発明は、例えばSiCOH材料のようなカーボンをドーピングしたシリコン酸化物材料の多孔質誘電体薄膜をプラズマエッチングして、次のような望ましい特性を得る方法を提供する。
特 性 目的とする結果
エッチング深さ 薄膜の膜厚の40〜70%
エッチング速度 200〜500nm/分
フォトレジストに対する選択性 5:1よりも大
ARDE*パーセント 5%未満
*ARDE:Aspect Ratio Dependent Etching rate(異なるアスペクト比をもった形態部分におけるエッチング速度の差)
側壁の角度 90度
微細溝加工 電子顕微鏡で不可視
粗さ 表面を平面もしくは45度の視射角で観察した場 合に、電子顕微鏡で不可視
(最小拡大率、×20,000で)
さらにもう1つの面において、本発明は、本発明による多孔質誘電体薄膜のエッチング方法によってエッチングされた薄膜を備えたデバイスを提供する。
本発明は、上記したようなものであるけれども、上記及び下記の説明に示される特徴的事項の任意の発明的組み合わせを包含することができる。
本発明は、いろいろな方法で実施することができる。以下においては、添付の図面を参照して特定の態様を説明することにする。
図5(a)及び図(b)に示される粗いエッチングフロント1は、薄膜の多孔度に明らかに起因すると考えられるけれども、観察されたところによれば、表面の粗さは、1〜4nmである平均空隙サイズよりも大であった。したがって、このことから提案されることは、エッチングフロントの厚さは単純に空隙の露出の結果としてあるものではないということであり、したがって、エッチングプロセスを改良することで、溝のエッチングフロント及び基底をより平滑にすることができるということが仮定された。
出願人が最初に確認したことは、図2の(a)、(b)及び(c)に示すように、例えばアルゴンのような希ガスを添加することによってエッチングフロントの平滑性を改良できるということである。
図2に示したプロセスのそれぞれを先に参照したMORITMチャンバ内で実施し、その際、チャンバの圧力は110mT、ウエハプラテンのみに対して印加したプラズマ電力は700W、そしてウエハのヘリウム背圧は15T(すなわち、ウエハ温度は約90〜100℃)であった。
図2の(a)、(b)及び(c)に示すサンプルの場合、それぞれのサンプルについてのガス流量(sccm)を次のように設定した。
ガス サンプル(a) サンプル(b) サンプル(c)
CF4 80 60 60
2 30 30 30
Ar 0 90 120
図2において、多孔質酸化物のエッチングフロント/基底面を参照番号1で観察することができ、また、図中、サンプル(a)ではCF4+H2の反応性イオンエッチングプロセスに対するアルゴンの添加がなく、サンプル(b)ではアルゴンを添加し、そしてサンプル(c)では最も多量にアルゴンを添加した。アルゴンの添加によってより平滑なエッチングフロント1が得られ、また、サンプル(c)の場合に最も平滑な面が得られることがわかるであろう。このことは、重い希ガスを添加することによって物理的スパッタエッチングの成分を増加させた場合には、不均一な密度をもった材料のエッチングフロントの粗さが増大せしめられるであろうと予想されていたこととは、反対の結果である。
また、図2の(c)に示すプロセスは、許容し得るものではなく、例えば目立った微細溝形成が参照番号2で認められる。
ここで、出願人は、すべての場合について、エッチングガスとしてより一般的に使用されているCF4/O2を使用するのではなくて、CF4とH2の混合物を選択したことに気が付くであろう。混合物使用には、次のような理由がある。
CF4は、よく知られておりかつ容易に入手可能なフッ素源であり、また、そのポリマー生成度が低いため、その他の公知のフッ素含有エッチングガスに比較してより低いレベルのウエハバイアス電力でもってエッチングに供することができる。二酸化ケイ素の薄膜はCF4+酸素ガス混合物中でエッチングを行うのが一般的であるけれども、エッチングガスから酸素を排除すべきであるということが決定された。これは、出願人の予想によれば、薄膜内においてメチル基が形成され得るところ、このメチル基が酸素によって薄膜から脱離されるからである。
次いで、追加のプロセスガスとして水素を選択した。水素の選択は、二酸化ケイ素又は炭化ケイ素に比較してシリコンのエッチング速度を低下させた場合にはフッ素を掃去し、選択性を増大させる能力を水素が有していることに基づいている。出願人の名義である英国特許出願(GB−A−0020 509)から、低k材料が水素プラズマによって硬化又は処理され得ることが公知である。水素レベルを増大させた場合、二酸化ケイ素のエッチング速度に対してのみ限定的な効果があり、かつ重合が増大せしめられるということが知られている。そのために、プラズマを使用すると、CH22ガスからよりもむしろ、水素ガスから直接的に水素ラジカルが与えられるであろう。
イオン化効率を増大させる能力を備えているため、アルゴンを重い希ガスとして選択した(例えばクリプトン又はキセノンのようなその他のガスを選択してもよい)。
次いで、かなりの数のDOE(実験計画)に基づいて実験を行い、この出願の発明の場合にはCF4:H2の比が2:1である場合が最良であり、CF4:H2のガス流量比が1.33:1〜2.7:1の範囲である場合が許容可能であるという結論を得た。
これから、水素濃度が異常に高いと言うことができる。一般的に考えられているところによると、CF4+水素ガスの混合物において、二酸化ケイ素及びシリコンの両方のエッチング速度は、重合のレベルによるのであるけれども、CF4+H2ガス混合物中の水素が約40%の時にほぼゼロに到達する。
さらに発見されたところによると、CF4及びH2の流量を使用する場合に、アルゴンの流量は、少なくとも90sccmとすべきであり、好ましくは全ガス流量の約77%とすべきである。80sccmのCF4及び40sccmの水素を使用したプロセスの場合、アルゴンガスの流量は好ましくは400sccmであり、かつ少なくとも90sccmであった。
別の非最適化プロセスは、図3(a)に示す通りである。図は、2.2のk値を有する多孔質SiCOH材料Orionにおいて約80%のエッチングを完了した後のものであり、参照番号1でエッチングフロントを認めることができ、例えば参照番号4でいくつかの表面粗さが示され、かつ例えば参照番号2で微細溝形成が示される。ARDEは2%未満であり(0.25nm/1.25μm構造体)、フォトレジスト3に対する選択性は6:1よりも大であり、そしてエッチング速度は300nm/分よりも大である。次いで、図3(a)に示したものと同じ構造体を部分酸素に基づくレジストストリップにさらしたところ、図3(b)に示すような結果が得られた。図から認めることができるように、エッチングによって得られた溝の基底において厳しい粗面化が発生している。
発見されたところによると、多孔質のカーボンドーピング酸化物の厚さ方向内でエッチングを停止させる効果をさらに改良するため、2つの別の変更策が必要である。第1に、多孔質のSiCOH材料は、小さな空隙を有し、かつそれらの空隙の分布が緻密にコントロールされているべきである。平均的な空隙のサイズが1〜4nmの範囲にある材料の場合、例えば4〜5nmのより大きな平均空隙サイズを有する多孔質誘電体や、空隙のサイズが2〜12nmの範囲にある多孔質誘電体に比較して、よりスムースにエッチングを行うことができる。また、エッチング中におけるウエハの温度は、エッチングフロントの表面粗さに対して影響を及ぼすということも判明した。
ウエハの温度が上昇すればするほど、より平滑なエッチングフロントを得ることができる。しかし、フォトレジストの網状構造によって最高温度が制限されている。
周知の通り、実際に測定することが不可能であるので、エッチング(あるいは、堆積)プロセス中における薄膜の温度を特定することは困難である。温度を見積もる試みとして、温度表示ステッカーである「SensarrayTM」(熱電対を埋め込んだウエハ)を使用することを行い得るけれども、概算値が得られるにすぎない。しかし、ここで判明したところによると、図4(a)及び図4(b)に示すように、静電気的に固定されたウエハの背面に対するヘリウムの圧力を低下させた場合(よって、冷却された静電チャックに対するウエハの熱的結合を低下させた場合)、エッチングフロントの平滑性が改良された。図に示されているものはどちらも、静電チャック冷却材の温度を−15℃に設定して、Orion薄膜の厚さを86%までエッチングすることで得られたサブミクロンの構造体である。図4(a)は、15Torrのヘリウム圧力(チャックに対するウエハの熱的結合を小さな熱勾配で行うのに十分な圧力)を適用した時のエッチングの結果であり、また、図4(b)の場合のヘリウム圧力は2Torrである。図からわかるように、図4(b)のエッチングフロント1は、図4(a)のそれよりも平滑である。
ウエハ表面の温度検知ステッカーが示したところによると、15Torrの圧力及び−15℃の冷却材温度の時でウエハ表面の温度は93〜99℃であり、また、2Torrのヘリウム背圧及び−15℃の冷却材温度の時で143〜149℃である。
したがって、本発明方法の場合、許容し得るウエハ表面温度は100℃超と見積もられ、好ましくは130〜220℃の範囲であり、さらに好ましくは130〜170℃の範囲であり、最も好ましくは約150℃である(上限温度はフォトレジストによって制限され、さもなければ、より高い温度であることが、少なくとも潜在的には同等に有利である)。
このプロセスに好ましい最低の圧力は、80mTorrである。図5(a)及び図5(b)は、ガス流量が70sccmCF4、30sccmH2及び90sccmArであり、700Wであり、かつウエハのヘリウム背圧が15T(ウエハ“冷”)である場合の、エッチングフロント1における表面粗さ4の兆候を示している。
図6(a)及び図6(b)は、より高いウエハ表面温度(130〜170℃)でエッチングを実施した後における平滑なエッチングフロント1を示している。これが達成されたのは、ヘリウムの背圧を2Torrに低下させ、ウエハに対するプラテンの熱的結合を低下させたことに基づいている。その他、プロセス条件の変更点は、CF4−84sccm、H2−42sccm、Ar−400sccm、圧力200mT、そして電力1000Wであった。
図7は、ヘリウムの背圧が15Torrの時により低いウエハ表面温度(−10〜+99℃)で処理を行った後におけるより粗いエッチングフロントを示している。ここで、プロセス条件は、図6のものに実質的に同じであるけれども、CF4及びH2の流量を、それぞれ、82.55sccm及び37.5sccmというように、僅かに変化させた。
本発明により得られた平滑なエッチングフロント表面が、エッチングフロント/基底を被覆したポリマー残渣に由来するものではないことを立証するため、フォトレジストのポストエッチ成分を除去するためにN2+H2プラズマストリップを使用した。図8(a)は、熱時にエッチングを行った後の、所定の位置に配置された平滑なエッチングフロント1とフォトレジスト3を示している。図8(b)は、フォトレジストを除去するためにN2+H2プラズマストリップを施した後の、同じように平滑なエッチングフロント表面1を示している。可視のポリマー残渣は残留していない。
それぞれの個々のファクタについて、一次的な主たるレスポンスをまとめると、次の通りである。
多孔質のSiCOH型の誘電体を部分的にエッチングして平滑なエッチングフロントを得るための最良の公知なプロセス条件は、したがって、次の通りである。
エッチングガス:80sccmCF4、40sccmH2、400sccmAr、CF4及びH2における5%の変動では、CF4:H2比が約2:1に保たれている限り、同様な結果が得られるであろう。
エッチングプロセスの圧力:200mTorr
プラズマの電力:1000W;ウエハプレートに対して13.56MHzが与えられる(RIE)。(「ウエハレンズ効果」を避けるため、圧力が増加した時に電力を増加させる必要がある。)
ウエハ表面の温度:100〜170℃(例えば、プラテン温度及び(又は)ヘリウムによるウエハ背圧の熱的結合の制御による)
CF4及びCH22ガスを使用してエッチングを行った誘電体薄膜のエッチングフロント及び部分エッチング部を示す電子顕微鏡写真(SEM)である。 CF4及びCH22ガスを使用してエッチングを行った誘電体薄膜のエッチングフロント及び部分エッチング部を示す電子顕微鏡写真(SEM)である。 CF4及びH2ガスを使用して、導入アルゴン量を(a)、(b)及び(c)に示す如く増加させながらエッチングを行った誘電体薄膜のエッチングフロントを示す電子顕微鏡写真(SEM)である。 非最適化方法でエッチングを行った誘電体薄膜のエッチングフロントを示す電子顕微鏡写真(SEM)である。 図3(a)の材料について部分酸素に基づくレジストプロセスを適用した場合の効果を示す電子顕微鏡写真(SEM)である。 背面冷却量の低下下にエッチングを行った誘電体薄膜のエッチングフロントを示す電子顕微鏡写真(SEM)である。 背面冷却量の低下下にエッチングを行った誘電体薄膜のエッチングフロントを示す電子顕微鏡写真(SEM)である。 特定の処理条件でエッチングを行った誘電体薄膜のエッチングフロントを示す電子顕微鏡写真(SEM)である。 特定の処理条件でエッチングを行った誘電体薄膜のエッチングフロントを示す電子顕微鏡写真(SEM)である。 特定の処理条件でエッチングを行った誘電体薄膜のエッチングフロントを示す電子顕微鏡写真(SEM)である。 特定の処理条件でエッチングを行った誘電体薄膜のエッチングフロントを示す電子顕微鏡写真(SEM)である。 図6と同様な手法で、より高められた冷却条件下でエッチングを行った誘電体薄膜のエッチングフロントを示す電子顕微鏡写真(SEM)である。 レジストのエッチングを行う前の、誘電体薄膜のエッチングフロントを示す電子顕微鏡写真(SEM)である。 レジストのエッチングを行った後の、誘電体薄膜のエッチングフロントを示す電子顕微鏡写真(SEM)である。
符号の説明
1…エッチング後の多孔質酸化物薄膜の表面
2…微細溝形成
3…フォトレジスト
4…表面粗さ

Claims (11)

  1. カーボンをドーピングした二酸化ケイ素型の多孔質誘電体薄膜をエッチングするためのものであって、
    前記薄膜を、プラズマエッチング室内で、CF4、H2及び希ガスを用いてプラズマエッチングすることを含み、その際、CF4:H2のガス流量比を1.33:1〜2.7:1の範囲とし、かつ希ガスの流量を、プラズマエッチング室に対する全ガス流量の約42%よりも大きくすることを特徴とする多孔質誘電体薄膜のエッチング方法。
  2. CF4:H2の比が約2:1であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 希ガスがアルゴンであることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. プラズマエッチング室に対する全ガス流量の約77%までの量でアルゴンを存在させることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記薄膜の温度が100〜170℃の範囲であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記エッチング室の圧力が90〜300mTの範囲であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. プラズマに対して供給される電力が700〜1000ワットの範囲であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記薄膜内でエッチングを終了させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記薄膜が相互接続構造体内にあることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. プラズマエッチングでもって、前記薄膜内において相互接続構造体もしくはその他の関連した構造体を形成することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法によってエッチングされた薄膜を備えたデバイス。
JP2004133210A 2003-05-03 2004-04-28 多孔質誘電体薄膜のエッチング方法及び該薄膜を備えたデバイス Pending JP2004336038A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0310238 2003-05-03

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004336038A true JP2004336038A (ja) 2004-11-25

Family

ID=32320344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004133210A Pending JP2004336038A (ja) 2003-05-03 2004-04-28 多孔質誘電体薄膜のエッチング方法及び該薄膜を備えたデバイス

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2004336038A (ja)
DE (1) DE102004017533A1 (ja)
GB (1) GB2401483B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102832118A (zh) * 2012-09-11 2012-12-19 上海华力微电子有限公司 双大马士革结构中底部抗反射涂层的刻蚀方法
JP2013529838A (ja) * 2010-06-11 2013-07-22 東京エレクトロン株式会社 金属インターコネクトのために絶縁積層体を選択的にエッチングする方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002049089A1 (fr) * 2000-12-14 2002-06-20 Tokyo Electron Limited Methode de gravure d'un film isolant poreux, procede de double damasquinage, dispositif a semi-conducteur

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013529838A (ja) * 2010-06-11 2013-07-22 東京エレクトロン株式会社 金属インターコネクトのために絶縁積層体を選択的にエッチングする方法
JP2017005268A (ja) * 2010-06-11 2017-01-05 東京エレクトロン株式会社 金属インターコネクトのために絶縁積層体を選択的にエッチングする方法
KR101769651B1 (ko) * 2010-06-11 2017-08-18 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 금속 인터커넥트용의 절연 스택을 선택적으로 에칭하는 방법
CN102832118A (zh) * 2012-09-11 2012-12-19 上海华力微电子有限公司 双大马士革结构中底部抗反射涂层的刻蚀方法

Also Published As

Publication number Publication date
GB2401483A (en) 2004-11-10
DE102004017533A1 (de) 2005-01-13
GB2401483B (en) 2006-04-19
GB0408408D0 (en) 2004-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101158205B1 (ko) 고종횡비 콘택트를 에칭하는 방법
US6921725B2 (en) Etching of high aspect ratio structures
TW538476B (en) Magnetically enhanced plasma etch process using a heavy fluorocarbon etching gas
KR101029947B1 (ko) 플라즈마 에칭 성능 강화를 위한 방법
JP3155513B2 (ja) 高密度プラズマ中での高アスペクト比フィーチャ用の異方性選択的窒化物エッチング方法
JP2010283362A (ja) 実質的にアンダカットのないシリコンを絶縁体構造上に作製するエッチング工程
JP2004247755A (ja) キセノンを用いたプラズマエッチング
JP2003524898A (ja) 2種類のエッチャントを使用するエッチング法
TWI393997B (zh) 用於蝕刻基板上之低k介電層的方法、半導體裝置以及用於在低k介電層中形成特徵的設備
KR101075045B1 (ko) 플라즈마 에칭 성능 강화를 위한 방법
KR101877827B1 (ko) 에칭 가스 및 에칭 방법
Dekker et al. Inductively coupled plasma etching of amorphous Al2O3 and TiO2 mask layers grown by atomic layer deposition
Mitchell et al. Highly selective and vertical etch of silicon dioxide using ruthenium films as an etch mask
US20070059933A1 (en) Plasma ashing method
Marchack et al. Nitride etching with hydrofluorocarbons. II. Evaluation of C4H9F for tight pitch Si3N4 patterning applications
JP2004336038A (ja) 多孔質誘電体薄膜のエッチング方法及び該薄膜を備えたデバイス
US6969685B1 (en) Etching a dielectric layer in an integrated circuit structure having a metal hard mask layer
US10424491B2 (en) Etching method
US20050178741A1 (en) Method of etching porous dielectric
CN110571150B (zh) 高深宽比开口的刻蚀方法及半导体器件
KR102389081B1 (ko) PIPVE(perfluoroisopropyl vinyl ether)를 이용한 플라즈마 식각 방법
US20190304774A1 (en) Etching method
JPH10189594A (ja) 半導体素子の金属配線形成方法
KR102388963B1 (ko) 퍼플루오로프로필카비놀(Perfluoropropyl carbinol)을 이용한 플라즈마 식각 방법
JP4071064B2 (ja) エッチング方法