JP2004335660A - 半導体装置及びその製造方法、並びに配線基板及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板の反りの影響を受けず、バンプ同士の接続を容易にする半導体装置、配線基板、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】基板25上に電気回路が形成されたバンプ面積が、基板中心から基板端に向けて変わるようにして成る。
【選択図】 図1
【解決手段】基板25上に電気回路が形成されたバンプ面積が、基板中心から基板端に向けて変わるようにして成る。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置及びその製造方法、並びに配線基板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
フリップチップ実装、フリップチップCSP(Chip Size Package)やマルチチップモジュール(Multi−Chip Module)等に代表されるフリップチップタイプの半導体装置は、基板上に電気回路が形成され、この電気回路の上に導電性のバンプが形成されることで、基板同士がバンプを通して電気的に接続される構造を有していた。バンプによって接合される半導体チップ基板やSi基板、有機基板の大きさは最大10〜20mm程度であった。
【0003】
このような従来のフリップチップタイプの半導体装置に形成される接続のためのバンプ数も最大数百程度であったため、バンプピッチは、おおよそ百から数百μmとることが可能で、バンプの高さもおおよそ50〜100μm以上確保することが可能であった。そのため、基板がもつ反りを十分なバンプ高さによって吸収してバンプ同士を接続でき、電気的に接続不良が起きることはほとんどなかった。
【0004】
ところが近年、システムインパッケージ(System In Package)に代表されるように、接続バンプ材が数千以上にのぼるようなフリップチップタイプの半導体装置が開発されている。この半導体装置の場合は、チップサイズが従来と同様に最大10〜20mm程度であるにもかかわらず、数〜数十μmピッチのバンプピッチで電気的に接続する必要に迫られてきた。
【0005】
このような微細ピッチの場合でもバンプ形成は、電解メッキなどの従来法で形成していた。即ち、そのバンプ形成は、半導体素子の接続用端子(いわゆるパッド部)にレジストを塗布し、フォトリソグラフィー法にてパターニングして作製したバンプ用の開口部に電解メッキ法や蒸着法等で半田やAuなどの材質のバンプを形成する方法が主流であった。
【0006】
フォトリソグラフィー法で形成するバンプ形成法の場合は、微細なバンプピッチに対応して、微細なバンプ用開口部を形成する必要性がある。バンプ形成用レジストのアスペクト比(レジスト膜厚/レジスト幅)は、1程度までしか良好なパターニング性を維持できないことから、レジスト膜厚を薄くして対応している。
【0007】
通常、図10に示すように接続用端子1が形成された基板(例えば半導体基板、有機基板等)4上に、接続用端子1より大きい径での開口5を有するようにパターニングされたレジストマスク2が形成され、この開口5内に接続用端子1にバンプ下地金属(UBM)6を介してバンプ3が形成される。例えば接続端子1の大きさが10μmで、ピッチが20μmのバンプ3では、レジストマスク2の膜厚h1が6μm程度で、バンプ3高さh2が、レジスト膜厚h1以下の数μm程度になる。
【0008】
特許文献1には、基板の反りを考慮して、半田バンプを形成した後に、基板中央から周辺に掛けての半田バンプをその頂部の高さが面一となるように押し潰して成る半田バンプを有する配線基板が記載されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−56256号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図11に示すように、例えばバンプ3が形成された第1の半導体基板4Aと同様にバンプ3が形成された第2の半導体基板4Bを、バンプ3同士が互いに接続するように接合して半導体装置11を構成する接合、微細なバンプ3になるほどバンプ高さh2が低くなるため、従来あまり気にされなかった基板4[4A,4B]自身のもつ反りの影響により、バンプ3の全数が接続できない現象が起こってきた。
【0011】
基板4がSiの場合は、Siとその上に形成される保護膜の熱膨張係数差により反りが生じ、また、保護膜がSiNやSiO2の無機保護膜の場合は、通常、回路形成面が凸になるように反っている。例えば、厚み725μmの基板、20mmの半導体チップの場合においては、1μm程度反りが存在した。
【0012】
この反りにより、例えば、Si基板4同士を微細バンプ3で接合する場合は、接続時に両側の基板[4A,4B]の反り量の和により影響を受け、例えば前例の20mmの半導体チップ同士を接合する場合、基板[4A,4B]中心付近と基板[4A,4B]端では2μm程度の差となり。バンプ3同士のギャップに差が存在した。
【0013】
基板同士を接続する際の半田バンプは、あらかじめ基板に半田の活性を有するアンダーフィルを塗布後、フリップチップボンダー装置にてバンプに荷重をかけながら加熱溶融させる。図12に示すように基板4の回路形成面が凸に反っていると、基板4は自身の剛性のため平坦なマウント治具8に夫々の真空吸着孔8A,8Bを通じて真空引きして、真空チャックしても基板4の反りは完全に矯正されずにマウント治具8に対して回路形成面が凸に反ったまま吸着されてしまう。このため基板の反りにより基板中心付近のバンプ3は、潰れすぎてしまい、ひどい場合は近接バンプとショートを起こし、基板端のバンプ3はバンプ同士が接続できない不良が生じた。
【0014】
ここで中心付近のバンプ同士をショートさせないようにフリップチップボンダー装置の荷重を低下させると、今度はチップ端のバンプ同士がチップの反りのために接することができない接続不良が発生する。仮にフリップチップボンダー装置の荷重により一旦基板の反りを緩和できバンプ同士を接合できても、基板同士をボンディングした直後に基板が持つ反りの復元力により一旦接続したバンプが破断する不良が生じた。
【0015】
これは、バンプの高さが、数μmと微細になったために、従来の半田バンプでは、例えば、半田バンプの高さが50〜100μm以上の場合、あまり気にされなかった基板自身のもつ反りの影響により接続不良が生じることとなった。
【0016】
また、AuやCuバンプの場合も、図13Aに示すように、あらかじめ基板4にアンダーフィル材6を塗布した後、フリップチップボンダー装置8にてバンプを加圧しながら200〜250℃程度に加熱し、樹脂を硬化させ、バンプを圧接もしくは金属接合させている。しかし、図13Bに示すように基板の回路形成面が凸に反っていると、基板端付近のバンプ3はフリップチップボンダー装置8による加圧接続時には一旦チップ基板がある程度平坦化されて、バンプ同士が接触していたものが、ボンディング直後に基板の持つ反りの復元力により一旦接続したバンプ3が破断する不良が生じた。
いずれのバンプ接続の場合も数μm高さの微細なバンプになったために、従来からあるバンプ高さあまり気にされなかった基板自身のもつ反りの影響により接続不良が生じた。
また、従来のフリップチップ実装では、AuやCuバンプは半田バンプと比較して接合荷重が高くかつ硬いため、図14に示すように回路形成面が凸に反っていると、基板の反りのためバンプのうち基板端のバンプ同士から接合してしまい、局所的に一部のバンプに高荷重がかかることで、その下にトランジスタが形成された構造のLSIは、Tr破壊を生じる原因となった。
基板の反りの影響は、基板の大きさが大きくなる程大きくなるため、特に基板が大きくバンプ接続数の多いLSIにて顕著に表れた。
【0017】
本発明は、上述の点に鑑み、基板の反りの影響を受けず、バンプを介して基板の電気的接続を確実にするようにした半導体装置及びその製造方法、配線基板及びその製造方法を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る半導体装置は、基板上の電気回路に形成されたバンプの面積を、基板中心から基板端に向けて変えるようにして構成する。
【0019】
本発明に係る半導体装置では、バンプの面積を基板中心から基板端に向けて変えるように構成されるので、バンプ面積の大きさに対応してバンプ高さを大きくすることができる。このため、基板が反っていてもバンプ高さが主面でみたとき同程度の高さになり、半導体装置を良好に接続することができる。
【0020】
本発明に係る配線基板は、基板上の電気回路に形成されたバンプの面積を、基板中心から基板端に向けて変えるようにして構成する。
【0021】
本発明に係る配線基板では、バンプの面積を基板中心から基板端に向けて変えるように構成されるので、バンプ面積の大きさに対応してバンプ高さを大きくすることができる。このため、基板が反っていてもバンプ高さが主面でみたとき同程度の高さになり、配線基板を良好に接続することができる。
【0022】
本発明に係る半導体装置は、電気回路が形成され該電気回路上にバンプを有した基板同士が、基板中央から基板端に向けて面積及び高さを変えて形成したバンプを介して電気的に接合されて構成する。
【0023】
本発明に係る半導体装置では、基板上のバンプがその面積及び高さを基板中央から基板端に向けて変えるように、即ち基板端に向けて大きくなるように形成されるので、バンプ高さが主面で見たとき同程度の高さになる。このため、基板が反っていても基板同士を良好に接続することができる。
【0024】
本発明に係る半導体装置の製造方法は、電気回路が形成された半導体基板上に、電気回路の接続端子に対応する位置において開口が形成され該開口の面積が基板中央から基板端に向けて大きくなるマスクを形成する工程と、マスクを介して接続端子上に基板中央から基板端に向けて面積及び高さが大きくなるバンプを形成する工程とを有する。
【0025】
本発明に係る半導体装置の製造方法によれば、開口面積が基板中央から基板端に向けて大きくなるマスクを介してバンプを形成するので、形成されるバンプの面積及び高さは基板中心から基板端に向けて大きくなる。このため、基板が反っていても主面で見たとき同程度の高さのバンプを有する半導体装置が得られる。
【0026】
本発明に係る配線基板の製造方法は、電気回路が形成された半導体基板上に、電気回路の接続端子に対応する位置において開口が形成され該開口の面積が基板中央から基板端に向けて大きくなるマスクを形成する工程と、マスクを介して接続端子上に基板中央から基板端に向って面積及び高さが大きくなるバンプを形成する工程とを有する。
【0027】
本発明に係る配線基板の製造方法によれば、開口面積が基板中央から基板端に向けて大きくなるマスクを介してバンプを形成するので、形成されるバンプの面積及び高さは基板中心から基板端に向けて大きくなる。このため、基板が反っていても主面で見たとき同程度の高さのバンプを有する配線基板が得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0029】
本発明の実施の形態においては、微細化が進んだバンプによるフリップチップ接続を行う際、基板が有する反りの影響による電気接続不良をなくすために、バンプ面積、例えば直径を基板内で変えることで、バンプ高さも変わり、バンプ同士を均一に接続できるように構成するものである。
【0030】
図1は、本発明に係るバンプを有した半導体装置、あるいはバンプを有した配線基板に適用される一実施の形態を示す。
本実施の形態に係るバンプを有する基体20は、上面に電気回路が形成された基板25の該回路形成面が凸に反っている場合、バンプ21[211,212,213,214]の面積、本例では直径φ[φ1,φ2,φ3,φ4]基板中心から基板端に向って段階的に変えることで、バンプ21の高さH[H1,H2,H3,H4]を段階的に変えるように構成する。
即ち、基板中心のバンプ211を径φ1及び高さH1として、基板端に向ってバンプ212の径φ2及び高さH2、バンプ213の径φ3及び高さH3、バンプ214の径φ4及び高さH4が段階的に大きく(φ1<φ2<φ3<φ4、H1<H2<H3<H4)なるよう構成する。各バンプ21は回路配線の端部に形成された接続端子(いわゆるAlパッド)23〔231、232、233、234〕上に形成される。本例では、バンプ21の径に対応して接続端子の面積も基板中央から基板端に向って段階的に大きく形成される。この結果、基板20が反っても基板主面を見たとき、基板中央から基板端に向ってバンプ高さHを同程度にすることができる。
【0031】
バンプを有する基体20が半導体装置の場合は、基板25である半導体基板に半導体素子が形成され、基板表面に例えばAlによる内部配線が形成され、各内部配線の端部に接続端子23が形成され、各接続端子23上に基板中央から基板端に向って径φ及び高さHが段階的に大きくなるバンプ21が形成されて成る。半導体装置の基板25としては、半導体チップ、半導体ウェハー等を用いることができる。
バンプを有する基体20が配線基板の場合は、基板25である所要の基板の表面に所要の配線、例えばAl配線が形成され、各配線の端部に接続端子23が形成され、各接続端子23上に基板中央から基板端に向って径φ及び高さHが段階的に大きくなるバンプ21が形成されて成る。配線基板の基板25としては、プラスチック基板などの有機基板、ガラス基板、セラミック基板、Si基板、GaAs基板等を用いることができる。
【0032】
従って、本実施の形態では、図3に示すように、バンプ21を有する半導体装置とバンプ21を有する配線基板とを互いのバンプ21同士が接続されるようにして電気的に接合して成る半導体装置を構成することができる。あるいはバンプ21を有する2つの半導体装置を互いのバンプ21同士が接続されるようにして電気的に接合して成る半導体装置を構成することができる。この構成においては、基板の反りに関わらず接合される両基板20のバンプ同士が基板全域にわたり良好に接続される。
【0033】
バンプ21〔211〜214〕の形成法は、例えば電解メッキ、無電解メッキ、あるいは印刷で形成することが可能である。電解メッキ法の場合、バンプ径φはフォトリソグラフィ法を用いて形成したレジストマスクにより決定される。図2に示すように、基板25上にバンプ用開口部27〔271、272、273、274〕を有するレジストマスク26を形成した際、バンプ用開口部27を図示するように基板内で変えると、レジスト膜厚tが一定なためバンプ用開口部27のアスペクト比(=レジスト膜厚t/開口径d)は、バンプ用開口部27が小さい程、即ちバンプ径φが小さい程高く、バンプ用開口部27すなわちバンプ径φが大きい程低くなる。
【0034】
図2に示すように、レジストマスク26のバンプ用開口部27のアスペクト比を基板中央から基板端に向けて変えると、電解メッキ液がバンプ用開口部27に循環する液量が変わり、供給される金属イオン量も同時に変わるため、バンプ下地金属(図示せず)及びバンプ21の形成膜厚を変えることができ、その結果バンプ高さHを変えることが可能になる。
【0035】
レジストマスク26のバンプ用開口部27のアスペクト比が高い部分すなわちバンプ径φが小さい部分は、メッキ液がバンプ用開口部27内に入り難くなるためバンプ高さHが低くなり、アスペクト比が低い部分すなわちバンプ径φが大きい部分は、メッキ液がバンプ用開口部27内に入り易くなるためバンプ高さHを高くすることが可能になる。接続端子23〔231〜234〕を除く基板表面に形成される保護層膜(図示せず)としては、例えばSi基板の場合、SiN膜、SiO2膜が一般的であるが、この表面保護層膜の膜厚は通常約1〜3μm程度である。Si基板が例えば四角形状の一辺の長さ20mmの大きさを持つ場合の反り量が前述したように1μm程度であることから、バンプ高さHが数μmの微細バンプの場合、保護膜の1〜3μm程度の段差によるバンプ高さの差により基板の反りに影響を低減することが可能である。
【0036】
次に、図4、図5及び図6を用いて本発明に係る半導体装置の製造方法の一実施の形態を説明する。図4は作製フローを示し、図5及び図6は各工程の断面構造を示す。
【0037】
図4において、工程S1〜S11はバンプを有する半導体装置の作製を示し、工程S12〜S22はバンプを有する配線基板の作製を示し、工程S23〜S24は半導体装置と配線基板を接合した全体の半導体装置の作製を示す。
先ず、図4の工程S1及び図5Aに示すように、半導体装置を作製するためのSiウェハー31を用意する。この半導体ウェハー31は、所要の大きさ本例では5×20mmの各半導体チップ基板に対応する基板領域32に図示せざるも半導体素子、内部配線等が形成され、内部配線の接続端子23[231〜234]を除く全面に保護膜が形成されて成る。保護膜としては、例えばSiNなどの無機膜を用いることができ、所要の膜厚本例では2μmの膜厚で形成される。半導体ウェハー31は、内部配線形成面側が凸となるような反りが存在している。接続端子23[231〜234]は、例えば基板中心部で小さな所要の開口径及びピッチを有し、基板端に行くほど段階的に開口径を大きくし、基板端では最も大きい開口径及びピッチで形成される。本例では、接続端子23が基板中心部で10μmの開口径及び20μmのピッチ、基板端で20μmの開口径及び40μmのピッチで形成される。
【0038】
次に、図4の工程S2及び図5Bに示すように、半導体ウェハー31の全面上にバンプ下地金属膜33を形成する。本例ではTi,Cuによるメッキシードメタルをスパッタ法にて被着し、Ti膜34とCu膜35を順次積層してなる厚さ0.5μmのバンプ下地金属膜33を形成する。
【0039】
次に、図4の工程S3、S4及び図5Cに示すように、バンプ下地金属膜33上にフォトレジスト層を塗布し、パターニングして基板中央部で狭い開口径(あるいは開口幅)となり基板端に行くほど段階的に広い開口径(あるいは開口幅)となる開口37[371、372、373、374]を有するレジストマスク36を形成する。本例では厚さ10μm程度のフォトレジスト層を塗布し、基板中心部の開口径(開口幅)が15μm、基板端部の開口径(開口幅)が25μmとなるようにパターニングしてレジストマスク36を形成する。
【0040】
次に、図4の工程S5及び図5Dに示すように、例えば電解メッキ法にてレジストマスク36の各開口37[371〜374]にバンプとなるべき金属層39[391、392、393、394]を形成する。本例では下からNi層、Sn層を積層してバンプ用の金属層39を形成する。この電解メッキにおいて、アスペクト比が高い開口37では電解メッキ液が入り難くバンプ用の金属層39の膜厚が小さくなり、アスペクト比が低い開口37では電解メッキ液が入り易くバンプ用の金属層39の膜厚が大きくなる。このため、基板中央部の開口371から基板端の開口374に向って段階的にバンプ用の金属層39の膜厚が大きくなる。
【0041】
次に、図4の工程S6及び図5Eに示すように、剥離液によりレジストマスク36を除去する。
次に、図4の工程S7及び図5Fに示すように、バンプ用の金属層39をマスクにTi/Cuのバンプ下地金属膜33をエッチング液により選択的に除去する。
【0042】
次に、図4の工程S8及び図6Gに示すように、バンプ用の金属層39を被覆するようにフラックス40を塗布する。
次に、図4の工程S9及び図6Hに示すように、窒素リフロー炉にて熱処理しバンプ用の金属層39、特に上層のSn層を溶融して半球状のはんだバンプ21[211〜214]を形成する。本例では窒素リフロー炉にて最大温度270℃中加熱してSn層を溶融し、基板中心部ではNi/Sn層が平均3μmの厚みに対して、 基板端ではNi/Sn層が3.5μmの厚みで半球状の半田バンプとなす。
【0043】
次に、図4の工程S10及び図6Iに示すように、フラックス40を例えばグリコールエーテル系有機溶剤にて除去する。ここに基板中心から基板端に向けて、バンプ径(あるいは面積)φが大きく且つバンプ高さHが段階的に大きくなるバンプ21[211〜214]が完成する。
次に、図4の工程S11及び図6Jに示すように、半導体ウェハー31をダイサーを用いてダイシングし、目的の半導体素子が形成されたシリコン基板42上にバンプ21[211〜214]を有する半導体チップ41を作製する。
【0044】
一方、配線基板は図4の工程S12〜S22により作製する。なお、断面構造は、出発基板が異なるだけで、図5A〜図6Jと同様であるので図面は省略する。
先ず、図4の工程S12に示すように、配線基板、本例ではAl配線シリコン基板を作製するためのSiウェハーを用意する。このSi体ウェハーは、所要の大きさ本例では21×21mmのAl配線シリコン基板(図6K参照)に対応する基板領域に図示せざるもAl配線が形成され、Al配線の接続端子44[441〜444](図6K参照)を除く全面に保護膜が形成されて成る。半導体チップ41と同様に、保護膜としては、例えばSiNなどの無機膜を用いることができ、所要の膜厚本例では2μmの膜厚で形成される。半導体ウェハーは、Al配線形成面側が凸となるような反りが存在している。接続端子44[441〜444]は、例えば基板中心部で小さな所要の開口径及びピッチを有し、基板端に行くほど段階的に開口径を大きくし、基板端では最も大きい開口径及びピッチで形成される。本例では、接続端子44が基板中心部で10μmの開口径及び20μmのピッチ、基板端で20μmの開口径及び40μmのピッチで形成される。
【0045】
これ以降の工程は、上述した図4の工程S2〜S11と同様である。即ち、図4の工程S13に示すように、半導体ウェハーの全面上にバンプ下地金属膜を形成する。本例ではTi、Cuによるメッキシードメタルをスパッタ法にて被着し、Ti膜とCu膜を順次積層してなる厚さ0.5μmのバンプ下地金属膜を形成する。
【0046】
次に、図4の工程S14、S15に示すように、バンプ下地金属膜上にフォトレジスト層を塗布し、パターニングして基板中央部で狭い開口径(あるいは開口幅)となり基板端に行くほど段階的に広い開口径(あるいは開口幅)となる開口を有するレジストマスクを形成する。本例では厚さ10μm程度のフォトレジスト層を塗布し、基板中心部の開口径(開口幅)が15μm、基板端部の開口径(開口幅)が25μmとなるようにパターニングしてレジストマスクを形成する。
【0047】
次に、図4の工程S16に示すように、例えば電解メッキ法にてレジストマスクの各開口にバンプとなるべき金属層を形成する。本例では下からNi層、Sn層を積層してバンプ用の金属層を形成する。この電解メッキにおいて、開口のアスペクト比が高い開口では電解メッキ液が入り難くバンプ用の金属層の膜厚が小さくなり、アスペクト比が低い開口では電解メッキ液が入り易くバンプ用の金属層の膜厚が大きくなる。このため、基板中央部の開口から基板端の開口に向って段階的にバンプ用の金属層の膜厚が大きくなる。
【0048】
次に、図4の工程S17に示すように、剥離液によりレジストマスクを除去する。
次に、図4の工程S18に示すように、バンプ用の金属層をマスクにTi/Cuのバンプ下地金属膜をエッチング液により選択的に除去する。
【0049】
次に、図4の工程S19に示すように、バンプ用の金属層を被覆するようにフラックスを塗布する。
次に、図4の工程S20に示すように、窒素リフロー炉にて熱処理しバンプ用の金属層、特に上層のSn層を溶融して半球状のはんだバンプ45[451〜454](図6K参照)を形成する。本例では窒素リフロー炉にて最大温度270℃中加熱してSn層を溶融し、基板中心部ではNi/Sn層が平均3μmの厚みに対して、基板端ではNi/Sn層が3.5μmの厚みで半球状の半田バンプとなす。
【0050】
次に、図4の工程S21に示すように、フラックスを例えばグリコールエーテル系有機溶剤にて除去する。ここに基板中心から基板端に向けて、バンプ径(あるいは面積)φが大きく且つバンプ高さHが段階的に大きくなるバンプ44[441〜444]が完成する。
次に、図4の工程S22に示すように、半導体ウェハーをダイサーを用いてダイシングし、目的のシリコン基板43のAl配線形成面にバンプ44[441〜444]を有するAl配線シリコン基板47(図6K参照)を作製する。
【0051】
そして、図4の工程S23に示すように、バンプ21の高さが段階的に異なる半導体チップ41とAL配線シリコン基板47同士にアンダーフィルを塗布する。次に、図4の工程S24及び図6Kに示すように、半導体チップ41とAL配線シリコン基板47同士をフリップチップボンダーを用いて接合する。本例ではフリップチップボンダーにより、接合温度240℃に加熱しながら10kgf荷重をかけてフリップチップマウント接続する。これによって、チップ基板42、43の剛性により完全にチップ基板42、43の反りを矯正せずにマウントしても、バンプ21及び44同士が基板中央ほど低く、基板端に行くほど高く形成されているため、バンプ21及び44同士をショートあるいはオープンなく均一に接合した目的の半導体装置48を得る。
【0052】
図7、図8及び図9は、本発明に係る半導体装置の製造方法の他の実施の形態を示す。図7は作製フローを示し、図8及び図9は各工程の断面構造を示す。
【0053】
図7において、工程31〜S38はバンプを有する半導体装置の作製を示し、工程S39〜S46はバンプを有する配線基板の作製を示し、工程S47〜工程S48半導体装置と配線基板を接合した全体の半導体装置の作製を示す。
先ず、図7の工程S31及び図8Aに示すように、半導体装置を作製するためのSiウェハー51を用意する。この半導体ウェハー51は、所要の大きさ本例では5×20mmの各半導体チップ基板に対応する基板領域52に図示せざるも半導体素子、内部配線等が形成され、内部配線の接続端子53[531〜534]を除く全面に保護膜が形成されて成る。保護膜としては、例えばSiNなどの無機膜を用いることができ、所要の膜厚本例では2μmの膜厚で形成される。半導体ウェハー51は、内部配線形成面側が凸となるような反りが存在している。接続端子52[521〜524]は、例えば基板中心部で小さな所要の開口径及びピッチを有し、基板端に行くほど段階的に開口径を大きくし、基板端では最も大きい開口径及びピッチで形成される。本例では、接続端子52が基板中心部で10μmの開口径及び20μmのピッチ、基板端で20μmの開口径及び40μmのピッチで形成される。
【0054】
次に、図7の工程S32及び図8Bに示すように、半導体ウェハー51の全面上にバンプ下地金属膜54を形成する。本例ではTi、Niによるメッキシードメタルをスパッタ法にて被着し、Ti膜55とNi膜56を順次積層してなる厚さ0.5μmのバンプ下地金属膜54を形成する。
【0055】
次に、図7の工程S33、S34及び図8Cに示すように、バンプ下地金属膜54上にフォトレジスト層を塗布し、パターニングして基板中央部で狭い開口径(あるいは開口幅)となり基板端に行くほど段階的に広い開口径(あるいは開口幅)となる開口58[581、582、583、584]を有するレジストマスク59を形成する。本例では厚さ10μm程度のフォトレジスト層を塗布し、基板中心部の開口径(開口幅)が15μm、基板端部の開口径(開口幅)が25μmとなるようにパターニングしてレジストマスク59を形成する。
【0056】
次に、図7の工程S35及び図8Dに示すように、例えば電解メッキ法にてレジストマスク59の各開口58[581〜584]にバンプとなるべき金属層60[601、602、603、604]を形成する。本例では下からAu層によるバンプ用の金属層60を形成する。この電解メッキにおいて、アスペクト比が高い開口58では電解メッキ液が入り難くバンプ用のAu金属層60の膜厚が小さくなり、アスペクト比が低い開口58では電解メッキ液が入り易くバンプ用のAu金属層39の膜厚が大きくなる。このため、基板中央部の開口581から基板端の開口584に向って段階的にバンプ用のAu金属層60の膜厚が大きくなる。本例では基板中央でAu層60が平均厚さ5μmに対して、基板端でAu層60が平均厚さ5.5μmである。
【0057】
次に、図7の工程S36及び図8Eに示すように、剥離液によりレジストマスク59を除去する。
次に、図7の工程S37及び図9Fに示すように、バンプ用のAu金属層60をマスクにTi/Niのバンプ下地金属膜54をエッチング液により選択的に除去する。ここに基板中心から基板端に向けて、バンプ径(あるいは面積)φが大きく且つバンプ高さHが段階的に大きくなるバンプ61[611〜614]が完成する。
次に、図7の工程S38及び図9Gに示すように、半導体ウェハー51をダイサーを用いてダイシングし、目的の半導体素子が形成されたシリコン基板52上にバンプ61[611〜614]を有する半導体チップ62を作製する。
【0058】
一方、配線基板は図7の工程S39〜S46により作製する。なお、断面構造は、出発基板が異なるだけで、図8A〜図8Gと同様であるので図面は省略する。
先ず、図7の工程S39に示すように、配線基板、本例ではAl配線シリコン基板を作製するためのSiウェハーを用意する。このSi体ウェハーは、所要の大きさ本例では21×21mmのAl配線シリコン基板(図8K参照)に対応する基板領域に図示せざるもAl配線が形成され、Al配線の接続端子65[651〜654](図9H参照)を除く全面に保護膜が形成されて成る。半導体チップ62と同様に、保護膜としては、例えばSiNなどの無機膜を用いることができ、所要の膜厚本例では2μmの膜厚で形成される。半導体ウェハーは、Al配線形成面側が凸となるような反りが存在している。接続端子65[651〜654]は、例えば基板中心部で小さな所要の開口径及びピッチを有し、基板端に行くほど段階的に開口径を大きくし、基板端では最も大きい開口径及びピッチで形成される。本例では、接続端子65が基板中心部で10μmの開口径及び20μmのピッチ、基板端で20μmの開口径及び40μmのピッチで形成される。
【0059】
これ以降の工程は、上述した図7の工程S32〜S38と同様である。即ち、図7の工程S40に示すように、半導体ウェハーの全面上にバンプ下地金属膜を形成する。本例ではTi、Niによるメッキシードメタルをスパッタ法にて被着し、Ti膜とNi膜を順次積層してなる厚さ0.5μmのバンプ下地金属膜を形成する。
【0060】
次に、図7の工程S41、S42に示すように、バンプ下地金属膜上にフォトレジスト層を塗布し、パターニングして基板中央部で狭い開口径(あるいは開口幅)となり基板端に行くほど段階的に広い開口径(あるいは開口幅)となる開口を有するレジストマスクを形成する。本例では厚さ10μm程度のフォトレジスト層を塗布し、基板中心部の開口径(開口幅)が15μm、基板端部の開口径(開口幅)が25μmとなるようにパターニングしてレジストマスクを形成する。
【0061】
次に、図7の工程S43に示すように、例えば電解メッキ法にてレジストマスクの各開口にバンプとなるべき金属層を形成する。本例ではAu層によりバンプ用の金属層を形成する。この電解メッキにおいて、アスペクト比が高い開口では電解メッキ液が入り難くバンプ用の金属層の膜厚が小さくなり、アスペクト比が低い開口では電解メッキ液が入り易くバンプ用のAu金属層の膜厚が大きくなる。このため、基板中央部の開口から基板端の開口に向って段階的にバンプ用のAu金属層の膜厚が大きくなる。本例では基板中央でAu層が平均厚さ5μmに対して、基板端でAu層が平均厚さ5.5μmである。
【0062】
次に、図7の工程S44に示すように、剥離液によりレジストマスクを除去する。
次に、図7の工程S45に示すように、バンプ用のAu金属層をマスクにTi/Niのバンプ下地金属膜をエッチング液により選択的に除去する。ここに基板中心から基板端に向けて、バンプ径(あるいは面積)φが大きく且つバンプ高さHが段階的に大きくなるバンプ66[661〜664]が完成する。
次に、図7の工程S46に示すように、半導体ウェハーをダイサーを用いてダイシングし、目的のシリコン基板67のAl配線形成面にバンプ66[661〜664]を有するAl配線シリコン基板68を作製する。
【0063】
そして、図7の工程S47に示すように、バンプ61の高さが段階的に異なる半導体チップ62と同様にバンプ66の高さが段階的に異なるAL配線シリコン基板68同士にアンダーフィルを塗布する。次に、図7の工程S48及び図9Hに示すように、半導体チップ62とAL配線シリコン基板68同士をフリップチップボンダーを用いて接合する。本例ではフリップチップボンダーにより、接合温度250℃に加熱しながら30kgf荷重をかけてフリップチップマウント接続する。これによって、チップ基板52、67の剛性により完全にチップ基板52、67の反りを矯正せずにマウントしても、バンプ61及び66同士が基板中央ほど低く、基板端に行くほど高く形成されているため、バンプ61及び66同士をショートあるいはオープンさせることなく均一に接合した目的の半導体装置69を得る。
【0064】
上述した本実施の形態に係るバンプを有する半導体装置及び配線基板によれば、バンプ径(バンプ面積)を基板内で段階的に変えることにより、バンプの高さも段階的にかえることができる。即ち、バンプ高さが基板中央から基板端に向けて段階的に大きくすることができる。このため、基板同士、即ち半導体装置(半導体チップ)同士、あるいは半導体装置(半導体チップ)と配線基板とをフリップチップ実装する際には、基板が反っていても均一な荷重で基板中央から基板端にかけてバンプ同士を均一の接続することが可能になる。
【0065】
本実施の形態に係るフリップチップ実装して構成した半導体装置によれば、基板の反りの影響を低減し、バンプ同士が均一に接合されので、バンプ同士のショート、オープンが減少し、接合の歩留りを向上することができる。また、信頼性の高いこの種の半導体装置を提供することができる。
【0066】
また、上述した実施の形態に係る半導体チップ及び配線基板の製造方法によれば、レジストマスクの開口面積を基板中央から基板端に向けて段階的に広くなるように変化させることにより、電解メッキによりバンプを形成した際、バンプ径(面積)が基板中央から基板端に向けて段階的に大きくなるように変わると共に、バンプ高さも同じように基板中央から基板端に向けて大きくなるように変えることができる。従って、基板内で段階的にバンプ径8面積)及びバンプ高さを変え、しかも基板が反った状態で各バンプの頂部を略同じ面上に有るようにした、半導体チップ及び配線基板を容易に製造することができる。
【0067】
本実施の形態に係るフリップチップ実装の半導体装置の製造方法によれば、バンプ同士の電気的接続不良が低減し、製造歩留りを向上することができる。
バンプが基板の反りの影響を受けないので、均一な荷重で実装が可能になり、例えばバンプ下にトランジスタ等の半導体素子が形成されている場合、一部のバンプに局部的に過大な荷重がかかることがなく、半導体素子の荷重ダメージを最小限に抑えることができ、信頼性の高いこの種の半導体装置を製造することができる。
【0068】
本実施の形態では、特にバンプ接続数が多いLSIに適用して好適ならしめる。
本実施の形態では、バンプ径(面積)、バンプ高さを段階的に変えるようにしたが、連続的に変えるようにしても良く、あるいは複数のバンプ群で段階的に変えるようにしても良い。
本実施の形態では、回路形成面を凸になる基板に適用したが、逆に回路形成面が凹になる基板に対しては、バンプ径(面積)及びバンプ高さを上例と逆に方向に変えるようにする。
【0069】
本実施の形態では、バンプの形成方法として、電解メッキ以外にも、無電解メッキ、印刷等で形成することができる。
【0070】
【発明の効果】
本発明の半導体装置によれば、バンプ面積を基板中心から基板端に向けて変えることにより、バンプ面積に応じてバンプ高さも変えることができる。
本発明の半導体装置によれば、バンプ面積及びバンプ高さ基板中心から基板端に向けて変えることにより、基板に反りが生じていても、各バンプ高さを主面で見たとき同程度の高さにすることができる。
【0071】
本発明の配線基板によれば、バンプ面積を基板中心から基板端に向けて変えることにより、バンプ面積に応じてバンプ高さも変えることができる。
本発明の配線基板によれば、バンプ面積及びバンプ高さ基板中心から基板端に向けて変えることにより、基板に反りが生じていても、各バンプ高さを主面で見たとき同程度の高さにすることができる。
【0072】
上記バンプを電解メッキで形成するときは、基板内で高さの異なるバンプを形成することができる。
半導体装置の場合、基板を半導体チップ、半導体ウェハーで形成することが可能である。
配線基板の場合、基板を有機基板、ガラス基板、半導体基板で形成することが可能である。
【0073】
本発明のいわゆるフリップチップ実装の半導体装置によれば、互いのバンプが基板中央から基板端に向けてその面積及び高さを変えているので、実装の際に基板の反りの影響を低減し、バンプ同士を均一に接合することができる。バンプ同士の接続不良が低減し、信頼性の高いこの種の半導体装置を提供することができる。基板の反りの影響を受けず、均一な荷重で実装が可能になる。このため、バンプ下にトランジスタ等の半導体素子が形成されている場合、一部のバンプに局所的にお過大な荷重がかかることがなく、半導体素子の荷重ダメージを最小限に抑えることができる。
【0074】
本発明に係る半導体装置の製造方法によれば、配向の面積を基板中央から基板端に向けて大きくなるマスクを介してバンプを形成するので、基板中央から基板端に向けて面積及び高さが大きくなるバンプを形成することができる。即ち、基板に反りが生じていても、各バンプ高さを主面で見たとき同程度の高さにすることができる。従って、フリップチップ実装の際に、バンプ同士の接続を良好にする半導体装置を製造することができる。
【0075】
本発明に係る配線基板の製造方法によれば、配向の面積を基板中央から基板端に向けて大きくなるマスクを介してバンプを形成するので、基板中央から基板端に向けて面積及び高さが大きくなるバンプを形成することができる。即ち、基板に反りが生じていても、各バンプ高さを主面で見たとき同程度の高さにすることができる。従って、フリップチップ実装の際に、バンプ同士の接続を良好にする配線基板を製造することができる。
【0076】
上述の半導体装置あるいは配線基板の製造において、バンプを電解メッキで形成するときは、マスクの開口面積に応じてバンプ高さが変わるので、基板内で高さの異なるバンプを容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置あるいは配線基板に適用されるバンプを有する基体の一実施の形態を示す概略構成図である。
【図2】図1の基体のバンプを作成するレジスト開口を示す断面図である。
【図3】本発明に係るフリップチップ実装された半導体装置の実施の形態を示す概略構成図である。
【図4】本発明に係るフリップチップ実装された半導体装置の製造方法の一実施の形態を示す製造フローフャートである。
【図5】A〜F 本発明に係るフリップチップ実装された半導体装置の製造方法の一実施の形態を示す工程順の断面図である(その1)である。
【図6】G〜K 本発明に係るフリップチップ実装された半導体装置の製造方法の一実施の形態を示す工程順の断面図である(その2)である。
【図7】本発明に係るフリップチップ実装された半導体装置の製造方法の他の実施の形態を示す製造フローフャートである。
【図8】A〜E 本発明に係るフリップチップ実装された半導体装置の製造方法の他の実施の形態を示す工程順の断面図である(その1)である。
【図9】F〜H 本発明に係るフリップチップ実装された半導体装置の製造方法の他の実施の形態を示す工程順の断面図である(その2)である。
【図10】従来の半導体装置のバンプ形成を示す断面図である。
【図11】従来のフリップチップ実装された半導体装置の説明に供する概略構成図である。
【図12】従来の半導体装置のフリップチップ実装の説明図である。
【図13】A,B 従来の半導体装置のフリップチップ実装で基板の反りの影響を説明する断面図である。
【図14】従来の半導体装置のフリップチップ実装の説明図である。
【符号の説明】
20・・バンプを有する基体、21〔211〜214〕・・バンプ、23〔231〜234〕・・接続端子、25・・基板、26・・レジストマスク、27〔271〜274〕・・開口、31・・半導体ウェハー、33・・バンプ下地金属層、34・・Ti層、35・・Cu層、36・・レジストマスク、37[371〜374]・・開口、39[391〜394]・・バンプ用金属層、41・・半導体チップ、43・・基板、44[441〜444]・・接続端子、45[451〜454]・・バンプ、51・・半導体ウェハー、53[531〜534]・・接続端子、54・・バンプ下地金属層、55・・Ti層、56・・Ni層、58[581〜584]・・開口、59・・レジストマスク、60[601〜604]・・バンプ用金属層、61[611〜614]・・バンプ、62・・半導体チップ、67・・基板、65[651〜654]・・接続端子、66[661〜664]・・バンプ、68・・配線基板、69・・半導体装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置及びその製造方法、並びに配線基板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
フリップチップ実装、フリップチップCSP(Chip Size Package)やマルチチップモジュール(Multi−Chip Module)等に代表されるフリップチップタイプの半導体装置は、基板上に電気回路が形成され、この電気回路の上に導電性のバンプが形成されることで、基板同士がバンプを通して電気的に接続される構造を有していた。バンプによって接合される半導体チップ基板やSi基板、有機基板の大きさは最大10〜20mm程度であった。
【0003】
このような従来のフリップチップタイプの半導体装置に形成される接続のためのバンプ数も最大数百程度であったため、バンプピッチは、おおよそ百から数百μmとることが可能で、バンプの高さもおおよそ50〜100μm以上確保することが可能であった。そのため、基板がもつ反りを十分なバンプ高さによって吸収してバンプ同士を接続でき、電気的に接続不良が起きることはほとんどなかった。
【0004】
ところが近年、システムインパッケージ(System In Package)に代表されるように、接続バンプ材が数千以上にのぼるようなフリップチップタイプの半導体装置が開発されている。この半導体装置の場合は、チップサイズが従来と同様に最大10〜20mm程度であるにもかかわらず、数〜数十μmピッチのバンプピッチで電気的に接続する必要に迫られてきた。
【0005】
このような微細ピッチの場合でもバンプ形成は、電解メッキなどの従来法で形成していた。即ち、そのバンプ形成は、半導体素子の接続用端子(いわゆるパッド部)にレジストを塗布し、フォトリソグラフィー法にてパターニングして作製したバンプ用の開口部に電解メッキ法や蒸着法等で半田やAuなどの材質のバンプを形成する方法が主流であった。
【0006】
フォトリソグラフィー法で形成するバンプ形成法の場合は、微細なバンプピッチに対応して、微細なバンプ用開口部を形成する必要性がある。バンプ形成用レジストのアスペクト比(レジスト膜厚/レジスト幅)は、1程度までしか良好なパターニング性を維持できないことから、レジスト膜厚を薄くして対応している。
【0007】
通常、図10に示すように接続用端子1が形成された基板(例えば半導体基板、有機基板等)4上に、接続用端子1より大きい径での開口5を有するようにパターニングされたレジストマスク2が形成され、この開口5内に接続用端子1にバンプ下地金属(UBM)6を介してバンプ3が形成される。例えば接続端子1の大きさが10μmで、ピッチが20μmのバンプ3では、レジストマスク2の膜厚h1が6μm程度で、バンプ3高さh2が、レジスト膜厚h1以下の数μm程度になる。
【0008】
特許文献1には、基板の反りを考慮して、半田バンプを形成した後に、基板中央から周辺に掛けての半田バンプをその頂部の高さが面一となるように押し潰して成る半田バンプを有する配線基板が記載されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−56256号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図11に示すように、例えばバンプ3が形成された第1の半導体基板4Aと同様にバンプ3が形成された第2の半導体基板4Bを、バンプ3同士が互いに接続するように接合して半導体装置11を構成する接合、微細なバンプ3になるほどバンプ高さh2が低くなるため、従来あまり気にされなかった基板4[4A,4B]自身のもつ反りの影響により、バンプ3の全数が接続できない現象が起こってきた。
【0011】
基板4がSiの場合は、Siとその上に形成される保護膜の熱膨張係数差により反りが生じ、また、保護膜がSiNやSiO2の無機保護膜の場合は、通常、回路形成面が凸になるように反っている。例えば、厚み725μmの基板、20mmの半導体チップの場合においては、1μm程度反りが存在した。
【0012】
この反りにより、例えば、Si基板4同士を微細バンプ3で接合する場合は、接続時に両側の基板[4A,4B]の反り量の和により影響を受け、例えば前例の20mmの半導体チップ同士を接合する場合、基板[4A,4B]中心付近と基板[4A,4B]端では2μm程度の差となり。バンプ3同士のギャップに差が存在した。
【0013】
基板同士を接続する際の半田バンプは、あらかじめ基板に半田の活性を有するアンダーフィルを塗布後、フリップチップボンダー装置にてバンプに荷重をかけながら加熱溶融させる。図12に示すように基板4の回路形成面が凸に反っていると、基板4は自身の剛性のため平坦なマウント治具8に夫々の真空吸着孔8A,8Bを通じて真空引きして、真空チャックしても基板4の反りは完全に矯正されずにマウント治具8に対して回路形成面が凸に反ったまま吸着されてしまう。このため基板の反りにより基板中心付近のバンプ3は、潰れすぎてしまい、ひどい場合は近接バンプとショートを起こし、基板端のバンプ3はバンプ同士が接続できない不良が生じた。
【0014】
ここで中心付近のバンプ同士をショートさせないようにフリップチップボンダー装置の荷重を低下させると、今度はチップ端のバンプ同士がチップの反りのために接することができない接続不良が発生する。仮にフリップチップボンダー装置の荷重により一旦基板の反りを緩和できバンプ同士を接合できても、基板同士をボンディングした直後に基板が持つ反りの復元力により一旦接続したバンプが破断する不良が生じた。
【0015】
これは、バンプの高さが、数μmと微細になったために、従来の半田バンプでは、例えば、半田バンプの高さが50〜100μm以上の場合、あまり気にされなかった基板自身のもつ反りの影響により接続不良が生じることとなった。
【0016】
また、AuやCuバンプの場合も、図13Aに示すように、あらかじめ基板4にアンダーフィル材6を塗布した後、フリップチップボンダー装置8にてバンプを加圧しながら200〜250℃程度に加熱し、樹脂を硬化させ、バンプを圧接もしくは金属接合させている。しかし、図13Bに示すように基板の回路形成面が凸に反っていると、基板端付近のバンプ3はフリップチップボンダー装置8による加圧接続時には一旦チップ基板がある程度平坦化されて、バンプ同士が接触していたものが、ボンディング直後に基板の持つ反りの復元力により一旦接続したバンプ3が破断する不良が生じた。
いずれのバンプ接続の場合も数μm高さの微細なバンプになったために、従来からあるバンプ高さあまり気にされなかった基板自身のもつ反りの影響により接続不良が生じた。
また、従来のフリップチップ実装では、AuやCuバンプは半田バンプと比較して接合荷重が高くかつ硬いため、図14に示すように回路形成面が凸に反っていると、基板の反りのためバンプのうち基板端のバンプ同士から接合してしまい、局所的に一部のバンプに高荷重がかかることで、その下にトランジスタが形成された構造のLSIは、Tr破壊を生じる原因となった。
基板の反りの影響は、基板の大きさが大きくなる程大きくなるため、特に基板が大きくバンプ接続数の多いLSIにて顕著に表れた。
【0017】
本発明は、上述の点に鑑み、基板の反りの影響を受けず、バンプを介して基板の電気的接続を確実にするようにした半導体装置及びその製造方法、配線基板及びその製造方法を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る半導体装置は、基板上の電気回路に形成されたバンプの面積を、基板中心から基板端に向けて変えるようにして構成する。
【0019】
本発明に係る半導体装置では、バンプの面積を基板中心から基板端に向けて変えるように構成されるので、バンプ面積の大きさに対応してバンプ高さを大きくすることができる。このため、基板が反っていてもバンプ高さが主面でみたとき同程度の高さになり、半導体装置を良好に接続することができる。
【0020】
本発明に係る配線基板は、基板上の電気回路に形成されたバンプの面積を、基板中心から基板端に向けて変えるようにして構成する。
【0021】
本発明に係る配線基板では、バンプの面積を基板中心から基板端に向けて変えるように構成されるので、バンプ面積の大きさに対応してバンプ高さを大きくすることができる。このため、基板が反っていてもバンプ高さが主面でみたとき同程度の高さになり、配線基板を良好に接続することができる。
【0022】
本発明に係る半導体装置は、電気回路が形成され該電気回路上にバンプを有した基板同士が、基板中央から基板端に向けて面積及び高さを変えて形成したバンプを介して電気的に接合されて構成する。
【0023】
本発明に係る半導体装置では、基板上のバンプがその面積及び高さを基板中央から基板端に向けて変えるように、即ち基板端に向けて大きくなるように形成されるので、バンプ高さが主面で見たとき同程度の高さになる。このため、基板が反っていても基板同士を良好に接続することができる。
【0024】
本発明に係る半導体装置の製造方法は、電気回路が形成された半導体基板上に、電気回路の接続端子に対応する位置において開口が形成され該開口の面積が基板中央から基板端に向けて大きくなるマスクを形成する工程と、マスクを介して接続端子上に基板中央から基板端に向けて面積及び高さが大きくなるバンプを形成する工程とを有する。
【0025】
本発明に係る半導体装置の製造方法によれば、開口面積が基板中央から基板端に向けて大きくなるマスクを介してバンプを形成するので、形成されるバンプの面積及び高さは基板中心から基板端に向けて大きくなる。このため、基板が反っていても主面で見たとき同程度の高さのバンプを有する半導体装置が得られる。
【0026】
本発明に係る配線基板の製造方法は、電気回路が形成された半導体基板上に、電気回路の接続端子に対応する位置において開口が形成され該開口の面積が基板中央から基板端に向けて大きくなるマスクを形成する工程と、マスクを介して接続端子上に基板中央から基板端に向って面積及び高さが大きくなるバンプを形成する工程とを有する。
【0027】
本発明に係る配線基板の製造方法によれば、開口面積が基板中央から基板端に向けて大きくなるマスクを介してバンプを形成するので、形成されるバンプの面積及び高さは基板中心から基板端に向けて大きくなる。このため、基板が反っていても主面で見たとき同程度の高さのバンプを有する配線基板が得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0029】
本発明の実施の形態においては、微細化が進んだバンプによるフリップチップ接続を行う際、基板が有する反りの影響による電気接続不良をなくすために、バンプ面積、例えば直径を基板内で変えることで、バンプ高さも変わり、バンプ同士を均一に接続できるように構成するものである。
【0030】
図1は、本発明に係るバンプを有した半導体装置、あるいはバンプを有した配線基板に適用される一実施の形態を示す。
本実施の形態に係るバンプを有する基体20は、上面に電気回路が形成された基板25の該回路形成面が凸に反っている場合、バンプ21[211,212,213,214]の面積、本例では直径φ[φ1,φ2,φ3,φ4]基板中心から基板端に向って段階的に変えることで、バンプ21の高さH[H1,H2,H3,H4]を段階的に変えるように構成する。
即ち、基板中心のバンプ211を径φ1及び高さH1として、基板端に向ってバンプ212の径φ2及び高さH2、バンプ213の径φ3及び高さH3、バンプ214の径φ4及び高さH4が段階的に大きく(φ1<φ2<φ3<φ4、H1<H2<H3<H4)なるよう構成する。各バンプ21は回路配線の端部に形成された接続端子(いわゆるAlパッド)23〔231、232、233、234〕上に形成される。本例では、バンプ21の径に対応して接続端子の面積も基板中央から基板端に向って段階的に大きく形成される。この結果、基板20が反っても基板主面を見たとき、基板中央から基板端に向ってバンプ高さHを同程度にすることができる。
【0031】
バンプを有する基体20が半導体装置の場合は、基板25である半導体基板に半導体素子が形成され、基板表面に例えばAlによる内部配線が形成され、各内部配線の端部に接続端子23が形成され、各接続端子23上に基板中央から基板端に向って径φ及び高さHが段階的に大きくなるバンプ21が形成されて成る。半導体装置の基板25としては、半導体チップ、半導体ウェハー等を用いることができる。
バンプを有する基体20が配線基板の場合は、基板25である所要の基板の表面に所要の配線、例えばAl配線が形成され、各配線の端部に接続端子23が形成され、各接続端子23上に基板中央から基板端に向って径φ及び高さHが段階的に大きくなるバンプ21が形成されて成る。配線基板の基板25としては、プラスチック基板などの有機基板、ガラス基板、セラミック基板、Si基板、GaAs基板等を用いることができる。
【0032】
従って、本実施の形態では、図3に示すように、バンプ21を有する半導体装置とバンプ21を有する配線基板とを互いのバンプ21同士が接続されるようにして電気的に接合して成る半導体装置を構成することができる。あるいはバンプ21を有する2つの半導体装置を互いのバンプ21同士が接続されるようにして電気的に接合して成る半導体装置を構成することができる。この構成においては、基板の反りに関わらず接合される両基板20のバンプ同士が基板全域にわたり良好に接続される。
【0033】
バンプ21〔211〜214〕の形成法は、例えば電解メッキ、無電解メッキ、あるいは印刷で形成することが可能である。電解メッキ法の場合、バンプ径φはフォトリソグラフィ法を用いて形成したレジストマスクにより決定される。図2に示すように、基板25上にバンプ用開口部27〔271、272、273、274〕を有するレジストマスク26を形成した際、バンプ用開口部27を図示するように基板内で変えると、レジスト膜厚tが一定なためバンプ用開口部27のアスペクト比(=レジスト膜厚t/開口径d)は、バンプ用開口部27が小さい程、即ちバンプ径φが小さい程高く、バンプ用開口部27すなわちバンプ径φが大きい程低くなる。
【0034】
図2に示すように、レジストマスク26のバンプ用開口部27のアスペクト比を基板中央から基板端に向けて変えると、電解メッキ液がバンプ用開口部27に循環する液量が変わり、供給される金属イオン量も同時に変わるため、バンプ下地金属(図示せず)及びバンプ21の形成膜厚を変えることができ、その結果バンプ高さHを変えることが可能になる。
【0035】
レジストマスク26のバンプ用開口部27のアスペクト比が高い部分すなわちバンプ径φが小さい部分は、メッキ液がバンプ用開口部27内に入り難くなるためバンプ高さHが低くなり、アスペクト比が低い部分すなわちバンプ径φが大きい部分は、メッキ液がバンプ用開口部27内に入り易くなるためバンプ高さHを高くすることが可能になる。接続端子23〔231〜234〕を除く基板表面に形成される保護層膜(図示せず)としては、例えばSi基板の場合、SiN膜、SiO2膜が一般的であるが、この表面保護層膜の膜厚は通常約1〜3μm程度である。Si基板が例えば四角形状の一辺の長さ20mmの大きさを持つ場合の反り量が前述したように1μm程度であることから、バンプ高さHが数μmの微細バンプの場合、保護膜の1〜3μm程度の段差によるバンプ高さの差により基板の反りに影響を低減することが可能である。
【0036】
次に、図4、図5及び図6を用いて本発明に係る半導体装置の製造方法の一実施の形態を説明する。図4は作製フローを示し、図5及び図6は各工程の断面構造を示す。
【0037】
図4において、工程S1〜S11はバンプを有する半導体装置の作製を示し、工程S12〜S22はバンプを有する配線基板の作製を示し、工程S23〜S24は半導体装置と配線基板を接合した全体の半導体装置の作製を示す。
先ず、図4の工程S1及び図5Aに示すように、半導体装置を作製するためのSiウェハー31を用意する。この半導体ウェハー31は、所要の大きさ本例では5×20mmの各半導体チップ基板に対応する基板領域32に図示せざるも半導体素子、内部配線等が形成され、内部配線の接続端子23[231〜234]を除く全面に保護膜が形成されて成る。保護膜としては、例えばSiNなどの無機膜を用いることができ、所要の膜厚本例では2μmの膜厚で形成される。半導体ウェハー31は、内部配線形成面側が凸となるような反りが存在している。接続端子23[231〜234]は、例えば基板中心部で小さな所要の開口径及びピッチを有し、基板端に行くほど段階的に開口径を大きくし、基板端では最も大きい開口径及びピッチで形成される。本例では、接続端子23が基板中心部で10μmの開口径及び20μmのピッチ、基板端で20μmの開口径及び40μmのピッチで形成される。
【0038】
次に、図4の工程S2及び図5Bに示すように、半導体ウェハー31の全面上にバンプ下地金属膜33を形成する。本例ではTi,Cuによるメッキシードメタルをスパッタ法にて被着し、Ti膜34とCu膜35を順次積層してなる厚さ0.5μmのバンプ下地金属膜33を形成する。
【0039】
次に、図4の工程S3、S4及び図5Cに示すように、バンプ下地金属膜33上にフォトレジスト層を塗布し、パターニングして基板中央部で狭い開口径(あるいは開口幅)となり基板端に行くほど段階的に広い開口径(あるいは開口幅)となる開口37[371、372、373、374]を有するレジストマスク36を形成する。本例では厚さ10μm程度のフォトレジスト層を塗布し、基板中心部の開口径(開口幅)が15μm、基板端部の開口径(開口幅)が25μmとなるようにパターニングしてレジストマスク36を形成する。
【0040】
次に、図4の工程S5及び図5Dに示すように、例えば電解メッキ法にてレジストマスク36の各開口37[371〜374]にバンプとなるべき金属層39[391、392、393、394]を形成する。本例では下からNi層、Sn層を積層してバンプ用の金属層39を形成する。この電解メッキにおいて、アスペクト比が高い開口37では電解メッキ液が入り難くバンプ用の金属層39の膜厚が小さくなり、アスペクト比が低い開口37では電解メッキ液が入り易くバンプ用の金属層39の膜厚が大きくなる。このため、基板中央部の開口371から基板端の開口374に向って段階的にバンプ用の金属層39の膜厚が大きくなる。
【0041】
次に、図4の工程S6及び図5Eに示すように、剥離液によりレジストマスク36を除去する。
次に、図4の工程S7及び図5Fに示すように、バンプ用の金属層39をマスクにTi/Cuのバンプ下地金属膜33をエッチング液により選択的に除去する。
【0042】
次に、図4の工程S8及び図6Gに示すように、バンプ用の金属層39を被覆するようにフラックス40を塗布する。
次に、図4の工程S9及び図6Hに示すように、窒素リフロー炉にて熱処理しバンプ用の金属層39、特に上層のSn層を溶融して半球状のはんだバンプ21[211〜214]を形成する。本例では窒素リフロー炉にて最大温度270℃中加熱してSn層を溶融し、基板中心部ではNi/Sn層が平均3μmの厚みに対して、 基板端ではNi/Sn層が3.5μmの厚みで半球状の半田バンプとなす。
【0043】
次に、図4の工程S10及び図6Iに示すように、フラックス40を例えばグリコールエーテル系有機溶剤にて除去する。ここに基板中心から基板端に向けて、バンプ径(あるいは面積)φが大きく且つバンプ高さHが段階的に大きくなるバンプ21[211〜214]が完成する。
次に、図4の工程S11及び図6Jに示すように、半導体ウェハー31をダイサーを用いてダイシングし、目的の半導体素子が形成されたシリコン基板42上にバンプ21[211〜214]を有する半導体チップ41を作製する。
【0044】
一方、配線基板は図4の工程S12〜S22により作製する。なお、断面構造は、出発基板が異なるだけで、図5A〜図6Jと同様であるので図面は省略する。
先ず、図4の工程S12に示すように、配線基板、本例ではAl配線シリコン基板を作製するためのSiウェハーを用意する。このSi体ウェハーは、所要の大きさ本例では21×21mmのAl配線シリコン基板(図6K参照)に対応する基板領域に図示せざるもAl配線が形成され、Al配線の接続端子44[441〜444](図6K参照)を除く全面に保護膜が形成されて成る。半導体チップ41と同様に、保護膜としては、例えばSiNなどの無機膜を用いることができ、所要の膜厚本例では2μmの膜厚で形成される。半導体ウェハーは、Al配線形成面側が凸となるような反りが存在している。接続端子44[441〜444]は、例えば基板中心部で小さな所要の開口径及びピッチを有し、基板端に行くほど段階的に開口径を大きくし、基板端では最も大きい開口径及びピッチで形成される。本例では、接続端子44が基板中心部で10μmの開口径及び20μmのピッチ、基板端で20μmの開口径及び40μmのピッチで形成される。
【0045】
これ以降の工程は、上述した図4の工程S2〜S11と同様である。即ち、図4の工程S13に示すように、半導体ウェハーの全面上にバンプ下地金属膜を形成する。本例ではTi、Cuによるメッキシードメタルをスパッタ法にて被着し、Ti膜とCu膜を順次積層してなる厚さ0.5μmのバンプ下地金属膜を形成する。
【0046】
次に、図4の工程S14、S15に示すように、バンプ下地金属膜上にフォトレジスト層を塗布し、パターニングして基板中央部で狭い開口径(あるいは開口幅)となり基板端に行くほど段階的に広い開口径(あるいは開口幅)となる開口を有するレジストマスクを形成する。本例では厚さ10μm程度のフォトレジスト層を塗布し、基板中心部の開口径(開口幅)が15μm、基板端部の開口径(開口幅)が25μmとなるようにパターニングしてレジストマスクを形成する。
【0047】
次に、図4の工程S16に示すように、例えば電解メッキ法にてレジストマスクの各開口にバンプとなるべき金属層を形成する。本例では下からNi層、Sn層を積層してバンプ用の金属層を形成する。この電解メッキにおいて、開口のアスペクト比が高い開口では電解メッキ液が入り難くバンプ用の金属層の膜厚が小さくなり、アスペクト比が低い開口では電解メッキ液が入り易くバンプ用の金属層の膜厚が大きくなる。このため、基板中央部の開口から基板端の開口に向って段階的にバンプ用の金属層の膜厚が大きくなる。
【0048】
次に、図4の工程S17に示すように、剥離液によりレジストマスクを除去する。
次に、図4の工程S18に示すように、バンプ用の金属層をマスクにTi/Cuのバンプ下地金属膜をエッチング液により選択的に除去する。
【0049】
次に、図4の工程S19に示すように、バンプ用の金属層を被覆するようにフラックスを塗布する。
次に、図4の工程S20に示すように、窒素リフロー炉にて熱処理しバンプ用の金属層、特に上層のSn層を溶融して半球状のはんだバンプ45[451〜454](図6K参照)を形成する。本例では窒素リフロー炉にて最大温度270℃中加熱してSn層を溶融し、基板中心部ではNi/Sn層が平均3μmの厚みに対して、基板端ではNi/Sn層が3.5μmの厚みで半球状の半田バンプとなす。
【0050】
次に、図4の工程S21に示すように、フラックスを例えばグリコールエーテル系有機溶剤にて除去する。ここに基板中心から基板端に向けて、バンプ径(あるいは面積)φが大きく且つバンプ高さHが段階的に大きくなるバンプ44[441〜444]が完成する。
次に、図4の工程S22に示すように、半導体ウェハーをダイサーを用いてダイシングし、目的のシリコン基板43のAl配線形成面にバンプ44[441〜444]を有するAl配線シリコン基板47(図6K参照)を作製する。
【0051】
そして、図4の工程S23に示すように、バンプ21の高さが段階的に異なる半導体チップ41とAL配線シリコン基板47同士にアンダーフィルを塗布する。次に、図4の工程S24及び図6Kに示すように、半導体チップ41とAL配線シリコン基板47同士をフリップチップボンダーを用いて接合する。本例ではフリップチップボンダーにより、接合温度240℃に加熱しながら10kgf荷重をかけてフリップチップマウント接続する。これによって、チップ基板42、43の剛性により完全にチップ基板42、43の反りを矯正せずにマウントしても、バンプ21及び44同士が基板中央ほど低く、基板端に行くほど高く形成されているため、バンプ21及び44同士をショートあるいはオープンなく均一に接合した目的の半導体装置48を得る。
【0052】
図7、図8及び図9は、本発明に係る半導体装置の製造方法の他の実施の形態を示す。図7は作製フローを示し、図8及び図9は各工程の断面構造を示す。
【0053】
図7において、工程31〜S38はバンプを有する半導体装置の作製を示し、工程S39〜S46はバンプを有する配線基板の作製を示し、工程S47〜工程S48半導体装置と配線基板を接合した全体の半導体装置の作製を示す。
先ず、図7の工程S31及び図8Aに示すように、半導体装置を作製するためのSiウェハー51を用意する。この半導体ウェハー51は、所要の大きさ本例では5×20mmの各半導体チップ基板に対応する基板領域52に図示せざるも半導体素子、内部配線等が形成され、内部配線の接続端子53[531〜534]を除く全面に保護膜が形成されて成る。保護膜としては、例えばSiNなどの無機膜を用いることができ、所要の膜厚本例では2μmの膜厚で形成される。半導体ウェハー51は、内部配線形成面側が凸となるような反りが存在している。接続端子52[521〜524]は、例えば基板中心部で小さな所要の開口径及びピッチを有し、基板端に行くほど段階的に開口径を大きくし、基板端では最も大きい開口径及びピッチで形成される。本例では、接続端子52が基板中心部で10μmの開口径及び20μmのピッチ、基板端で20μmの開口径及び40μmのピッチで形成される。
【0054】
次に、図7の工程S32及び図8Bに示すように、半導体ウェハー51の全面上にバンプ下地金属膜54を形成する。本例ではTi、Niによるメッキシードメタルをスパッタ法にて被着し、Ti膜55とNi膜56を順次積層してなる厚さ0.5μmのバンプ下地金属膜54を形成する。
【0055】
次に、図7の工程S33、S34及び図8Cに示すように、バンプ下地金属膜54上にフォトレジスト層を塗布し、パターニングして基板中央部で狭い開口径(あるいは開口幅)となり基板端に行くほど段階的に広い開口径(あるいは開口幅)となる開口58[581、582、583、584]を有するレジストマスク59を形成する。本例では厚さ10μm程度のフォトレジスト層を塗布し、基板中心部の開口径(開口幅)が15μm、基板端部の開口径(開口幅)が25μmとなるようにパターニングしてレジストマスク59を形成する。
【0056】
次に、図7の工程S35及び図8Dに示すように、例えば電解メッキ法にてレジストマスク59の各開口58[581〜584]にバンプとなるべき金属層60[601、602、603、604]を形成する。本例では下からAu層によるバンプ用の金属層60を形成する。この電解メッキにおいて、アスペクト比が高い開口58では電解メッキ液が入り難くバンプ用のAu金属層60の膜厚が小さくなり、アスペクト比が低い開口58では電解メッキ液が入り易くバンプ用のAu金属層39の膜厚が大きくなる。このため、基板中央部の開口581から基板端の開口584に向って段階的にバンプ用のAu金属層60の膜厚が大きくなる。本例では基板中央でAu層60が平均厚さ5μmに対して、基板端でAu層60が平均厚さ5.5μmである。
【0057】
次に、図7の工程S36及び図8Eに示すように、剥離液によりレジストマスク59を除去する。
次に、図7の工程S37及び図9Fに示すように、バンプ用のAu金属層60をマスクにTi/Niのバンプ下地金属膜54をエッチング液により選択的に除去する。ここに基板中心から基板端に向けて、バンプ径(あるいは面積)φが大きく且つバンプ高さHが段階的に大きくなるバンプ61[611〜614]が完成する。
次に、図7の工程S38及び図9Gに示すように、半導体ウェハー51をダイサーを用いてダイシングし、目的の半導体素子が形成されたシリコン基板52上にバンプ61[611〜614]を有する半導体チップ62を作製する。
【0058】
一方、配線基板は図7の工程S39〜S46により作製する。なお、断面構造は、出発基板が異なるだけで、図8A〜図8Gと同様であるので図面は省略する。
先ず、図7の工程S39に示すように、配線基板、本例ではAl配線シリコン基板を作製するためのSiウェハーを用意する。このSi体ウェハーは、所要の大きさ本例では21×21mmのAl配線シリコン基板(図8K参照)に対応する基板領域に図示せざるもAl配線が形成され、Al配線の接続端子65[651〜654](図9H参照)を除く全面に保護膜が形成されて成る。半導体チップ62と同様に、保護膜としては、例えばSiNなどの無機膜を用いることができ、所要の膜厚本例では2μmの膜厚で形成される。半導体ウェハーは、Al配線形成面側が凸となるような反りが存在している。接続端子65[651〜654]は、例えば基板中心部で小さな所要の開口径及びピッチを有し、基板端に行くほど段階的に開口径を大きくし、基板端では最も大きい開口径及びピッチで形成される。本例では、接続端子65が基板中心部で10μmの開口径及び20μmのピッチ、基板端で20μmの開口径及び40μmのピッチで形成される。
【0059】
これ以降の工程は、上述した図7の工程S32〜S38と同様である。即ち、図7の工程S40に示すように、半導体ウェハーの全面上にバンプ下地金属膜を形成する。本例ではTi、Niによるメッキシードメタルをスパッタ法にて被着し、Ti膜とNi膜を順次積層してなる厚さ0.5μmのバンプ下地金属膜を形成する。
【0060】
次に、図7の工程S41、S42に示すように、バンプ下地金属膜上にフォトレジスト層を塗布し、パターニングして基板中央部で狭い開口径(あるいは開口幅)となり基板端に行くほど段階的に広い開口径(あるいは開口幅)となる開口を有するレジストマスクを形成する。本例では厚さ10μm程度のフォトレジスト層を塗布し、基板中心部の開口径(開口幅)が15μm、基板端部の開口径(開口幅)が25μmとなるようにパターニングしてレジストマスクを形成する。
【0061】
次に、図7の工程S43に示すように、例えば電解メッキ法にてレジストマスクの各開口にバンプとなるべき金属層を形成する。本例ではAu層によりバンプ用の金属層を形成する。この電解メッキにおいて、アスペクト比が高い開口では電解メッキ液が入り難くバンプ用の金属層の膜厚が小さくなり、アスペクト比が低い開口では電解メッキ液が入り易くバンプ用のAu金属層の膜厚が大きくなる。このため、基板中央部の開口から基板端の開口に向って段階的にバンプ用のAu金属層の膜厚が大きくなる。本例では基板中央でAu層が平均厚さ5μmに対して、基板端でAu層が平均厚さ5.5μmである。
【0062】
次に、図7の工程S44に示すように、剥離液によりレジストマスクを除去する。
次に、図7の工程S45に示すように、バンプ用のAu金属層をマスクにTi/Niのバンプ下地金属膜をエッチング液により選択的に除去する。ここに基板中心から基板端に向けて、バンプ径(あるいは面積)φが大きく且つバンプ高さHが段階的に大きくなるバンプ66[661〜664]が完成する。
次に、図7の工程S46に示すように、半導体ウェハーをダイサーを用いてダイシングし、目的のシリコン基板67のAl配線形成面にバンプ66[661〜664]を有するAl配線シリコン基板68を作製する。
【0063】
そして、図7の工程S47に示すように、バンプ61の高さが段階的に異なる半導体チップ62と同様にバンプ66の高さが段階的に異なるAL配線シリコン基板68同士にアンダーフィルを塗布する。次に、図7の工程S48及び図9Hに示すように、半導体チップ62とAL配線シリコン基板68同士をフリップチップボンダーを用いて接合する。本例ではフリップチップボンダーにより、接合温度250℃に加熱しながら30kgf荷重をかけてフリップチップマウント接続する。これによって、チップ基板52、67の剛性により完全にチップ基板52、67の反りを矯正せずにマウントしても、バンプ61及び66同士が基板中央ほど低く、基板端に行くほど高く形成されているため、バンプ61及び66同士をショートあるいはオープンさせることなく均一に接合した目的の半導体装置69を得る。
【0064】
上述した本実施の形態に係るバンプを有する半導体装置及び配線基板によれば、バンプ径(バンプ面積)を基板内で段階的に変えることにより、バンプの高さも段階的にかえることができる。即ち、バンプ高さが基板中央から基板端に向けて段階的に大きくすることができる。このため、基板同士、即ち半導体装置(半導体チップ)同士、あるいは半導体装置(半導体チップ)と配線基板とをフリップチップ実装する際には、基板が反っていても均一な荷重で基板中央から基板端にかけてバンプ同士を均一の接続することが可能になる。
【0065】
本実施の形態に係るフリップチップ実装して構成した半導体装置によれば、基板の反りの影響を低減し、バンプ同士が均一に接合されので、バンプ同士のショート、オープンが減少し、接合の歩留りを向上することができる。また、信頼性の高いこの種の半導体装置を提供することができる。
【0066】
また、上述した実施の形態に係る半導体チップ及び配線基板の製造方法によれば、レジストマスクの開口面積を基板中央から基板端に向けて段階的に広くなるように変化させることにより、電解メッキによりバンプを形成した際、バンプ径(面積)が基板中央から基板端に向けて段階的に大きくなるように変わると共に、バンプ高さも同じように基板中央から基板端に向けて大きくなるように変えることができる。従って、基板内で段階的にバンプ径8面積)及びバンプ高さを変え、しかも基板が反った状態で各バンプの頂部を略同じ面上に有るようにした、半導体チップ及び配線基板を容易に製造することができる。
【0067】
本実施の形態に係るフリップチップ実装の半導体装置の製造方法によれば、バンプ同士の電気的接続不良が低減し、製造歩留りを向上することができる。
バンプが基板の反りの影響を受けないので、均一な荷重で実装が可能になり、例えばバンプ下にトランジスタ等の半導体素子が形成されている場合、一部のバンプに局部的に過大な荷重がかかることがなく、半導体素子の荷重ダメージを最小限に抑えることができ、信頼性の高いこの種の半導体装置を製造することができる。
【0068】
本実施の形態では、特にバンプ接続数が多いLSIに適用して好適ならしめる。
本実施の形態では、バンプ径(面積)、バンプ高さを段階的に変えるようにしたが、連続的に変えるようにしても良く、あるいは複数のバンプ群で段階的に変えるようにしても良い。
本実施の形態では、回路形成面を凸になる基板に適用したが、逆に回路形成面が凹になる基板に対しては、バンプ径(面積)及びバンプ高さを上例と逆に方向に変えるようにする。
【0069】
本実施の形態では、バンプの形成方法として、電解メッキ以外にも、無電解メッキ、印刷等で形成することができる。
【0070】
【発明の効果】
本発明の半導体装置によれば、バンプ面積を基板中心から基板端に向けて変えることにより、バンプ面積に応じてバンプ高さも変えることができる。
本発明の半導体装置によれば、バンプ面積及びバンプ高さ基板中心から基板端に向けて変えることにより、基板に反りが生じていても、各バンプ高さを主面で見たとき同程度の高さにすることができる。
【0071】
本発明の配線基板によれば、バンプ面積を基板中心から基板端に向けて変えることにより、バンプ面積に応じてバンプ高さも変えることができる。
本発明の配線基板によれば、バンプ面積及びバンプ高さ基板中心から基板端に向けて変えることにより、基板に反りが生じていても、各バンプ高さを主面で見たとき同程度の高さにすることができる。
【0072】
上記バンプを電解メッキで形成するときは、基板内で高さの異なるバンプを形成することができる。
半導体装置の場合、基板を半導体チップ、半導体ウェハーで形成することが可能である。
配線基板の場合、基板を有機基板、ガラス基板、半導体基板で形成することが可能である。
【0073】
本発明のいわゆるフリップチップ実装の半導体装置によれば、互いのバンプが基板中央から基板端に向けてその面積及び高さを変えているので、実装の際に基板の反りの影響を低減し、バンプ同士を均一に接合することができる。バンプ同士の接続不良が低減し、信頼性の高いこの種の半導体装置を提供することができる。基板の反りの影響を受けず、均一な荷重で実装が可能になる。このため、バンプ下にトランジスタ等の半導体素子が形成されている場合、一部のバンプに局所的にお過大な荷重がかかることがなく、半導体素子の荷重ダメージを最小限に抑えることができる。
【0074】
本発明に係る半導体装置の製造方法によれば、配向の面積を基板中央から基板端に向けて大きくなるマスクを介してバンプを形成するので、基板中央から基板端に向けて面積及び高さが大きくなるバンプを形成することができる。即ち、基板に反りが生じていても、各バンプ高さを主面で見たとき同程度の高さにすることができる。従って、フリップチップ実装の際に、バンプ同士の接続を良好にする半導体装置を製造することができる。
【0075】
本発明に係る配線基板の製造方法によれば、配向の面積を基板中央から基板端に向けて大きくなるマスクを介してバンプを形成するので、基板中央から基板端に向けて面積及び高さが大きくなるバンプを形成することができる。即ち、基板に反りが生じていても、各バンプ高さを主面で見たとき同程度の高さにすることができる。従って、フリップチップ実装の際に、バンプ同士の接続を良好にする配線基板を製造することができる。
【0076】
上述の半導体装置あるいは配線基板の製造において、バンプを電解メッキで形成するときは、マスクの開口面積に応じてバンプ高さが変わるので、基板内で高さの異なるバンプを容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置あるいは配線基板に適用されるバンプを有する基体の一実施の形態を示す概略構成図である。
【図2】図1の基体のバンプを作成するレジスト開口を示す断面図である。
【図3】本発明に係るフリップチップ実装された半導体装置の実施の形態を示す概略構成図である。
【図4】本発明に係るフリップチップ実装された半導体装置の製造方法の一実施の形態を示す製造フローフャートである。
【図5】A〜F 本発明に係るフリップチップ実装された半導体装置の製造方法の一実施の形態を示す工程順の断面図である(その1)である。
【図6】G〜K 本発明に係るフリップチップ実装された半導体装置の製造方法の一実施の形態を示す工程順の断面図である(その2)である。
【図7】本発明に係るフリップチップ実装された半導体装置の製造方法の他の実施の形態を示す製造フローフャートである。
【図8】A〜E 本発明に係るフリップチップ実装された半導体装置の製造方法の他の実施の形態を示す工程順の断面図である(その1)である。
【図9】F〜H 本発明に係るフリップチップ実装された半導体装置の製造方法の他の実施の形態を示す工程順の断面図である(その2)である。
【図10】従来の半導体装置のバンプ形成を示す断面図である。
【図11】従来のフリップチップ実装された半導体装置の説明に供する概略構成図である。
【図12】従来の半導体装置のフリップチップ実装の説明図である。
【図13】A,B 従来の半導体装置のフリップチップ実装で基板の反りの影響を説明する断面図である。
【図14】従来の半導体装置のフリップチップ実装の説明図である。
【符号の説明】
20・・バンプを有する基体、21〔211〜214〕・・バンプ、23〔231〜234〕・・接続端子、25・・基板、26・・レジストマスク、27〔271〜274〕・・開口、31・・半導体ウェハー、33・・バンプ下地金属層、34・・Ti層、35・・Cu層、36・・レジストマスク、37[371〜374]・・開口、39[391〜394]・・バンプ用金属層、41・・半導体チップ、43・・基板、44[441〜444]・・接続端子、45[451〜454]・・バンプ、51・・半導体ウェハー、53[531〜534]・・接続端子、54・・バンプ下地金属層、55・・Ti層、56・・Ni層、58[581〜584]・・開口、59・・レジストマスク、60[601〜604]・・バンプ用金属層、61[611〜614]・・バンプ、62・・半導体チップ、67・・基板、65[651〜654]・・接続端子、66[661〜664]・・バンプ、68・・配線基板、69・・半導体装置
Claims (13)
- 基板上の電気回路に形成されたバンプの面積が、基板中心から基板端に向けて変わるようにして成る
ことを特徴とする半導体装置。 - 前記バンプの高さが、前記基板中心から基板端に向けて変わるようにして成る
ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 前記バンプが電解メッキにより形成されて成る
ことを特徴とする請求項2記載の半導体装置。 - 前記基板が半導体チップ、半導体ウェハーで形成されて成る
ことを特徴とする請求項2記載の半導体装置。 - 基板上の電気回路に形成されたバンプの面積が、基板中心から基板端に向けて変わるようにして成る
ことを特徴とする配線基板。 - 前記バンプの高さが、前記基板中心から基板端に向けて変わるようにして成る
ことを特徴とする請求項5記載の配線基板。 - 前記バンプが電解メッキにより形成されて成る
ことを特徴とする請求項6記載の配線基板。 - 前記基板が有機基板、ガラス基板又は半導体基板で形成されて成る
ことを特徴とする請求項6記載の配線基板。 - 電気回路が形成され該電気回路上にバンプを有した基板同士が、基板中央から基板端に向けて面積及び高さを変えて形成した前記バンプを介して電気的に接合されて成る
ことを特徴とする半導体装置。 - 電気回路が形成された半導体基板上に、前記電気回路の接続端子に対応する位置において開口が形成され、該開口の面積が基板中央から基板端に向けて大きくなるマスクを形成する工程と、
前記マスクを介して前記接続端子上に基板中央から基板端に向けて面積及び高さが大きくなるバンプを形成する工程とを有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記マスクを介して前記バンプを電解メッキで形成する
ことを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。 - 電気回路が形成された半導体基板上に、前記電気回路の接続端子に対応する位置において開口が形成され、該開口の面積が基板中央から基板端に向けて大きくなるマスクを形成する工程と、
前記マスクを介して前記接続端子上に基板中央から基板端に向けて面積及び高さが大きくなるバンプを形成する工程とを有する
ことを特徴とする配線基板の製造方法。 - 前記マスクを介して前記バンプを電解メッキで形成する
ことを特徴とする請求項12記載の配線基板の製造方法。
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