JP2004334111A - 語学学習システム及び語学学習サーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】学習者本人にあった講師を選ぶことができ、会話学習の成果(上達)が期待できる語学学習システム及び語学学習サーバの提供。
【解決手段】受講生は端末1を用いて語学学習の受講コース終了や上達度に応じたコース変更を行うことができる。サーバ3側では受講申し込みやコース変更の際、通信ネットワーク2及び受講生の端末1を介して受講コース別に全教師のヒヤリングテストを受講生に対して行い、受講生にあったなまりや癖、性別、音質等の個性を持った教師を点数付けしてリストアップし、最も点数の高い教師をその受講生の教師とし、レッスンスケジュールを決定する。また、最も高い点数の教師に受講生が集中してスケジュール調整がつかない場合には次の点数の教師をその受講生の教師としてスケジュールを決定する。
【選択図】 図1
【解決手段】受講生は端末1を用いて語学学習の受講コース終了や上達度に応じたコース変更を行うことができる。サーバ3側では受講申し込みやコース変更の際、通信ネットワーク2及び受講生の端末1を介して受講コース別に全教師のヒヤリングテストを受講生に対して行い、受講生にあったなまりや癖、性別、音質等の個性を持った教師を点数付けしてリストアップし、最も点数の高い教師をその受講生の教師とし、レッスンスケジュールを決定する。また、最も高い点数の教師に受講生が集中してスケジュール調整がつかない場合には次の点数の教師をその受講生の教師としてスケジュールを決定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は通信ネットワークを利用した語学学習システム及び語学学習サーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
通信ネットワークを利用した学習システムとして、学習者の都合や学習の進み具合に応じた学習情報を電子メールで配信するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、会話学習者の所望の言語に関する会話能力を無理なく円滑に向上させるため、学習指導者と学習者がテレビ電話により対話やレポートやレポート添削結果の送・受信を行うようにしたものがある((例えば、特許文献2参照)。
【0004】
また、対話型英会話学習用の端末からレッスンを受けることが可能な講師を選択してレッスンを受けることを可能としたものがある(例えば、特許文献3参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−181837公報
【特許文献2】
特開2001−337592公報
【特許文献3】
特開2002−7583公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
語学学習の場合、初心者にとっては、単語や文法などを理解していてもヒヤリングは難しい。対話形式の語学学習(例えば、英会話学習)では、やさしい単語でゆっくり話してもらったりすることになるが、講師側にもなまりや癖などがあり、学習者本人にあわない講師から会話指導を受けてもなかなか上達しないといった問題点があった。
【0007】
この点で、上記特許文献1に開示の技術は学習情報を電子メールでやり取りするものであるため会話の上達に直接寄与するものではなく、また、上記特許文献2に開示の技術では学習指導者と学習者がテレビ電話により対話を行うことにより会話学習を行うことができるが、学習者にあった学習指導者を選択できないので学習指導者と学習者があわない場合は会話の上達が困難になるといった問題点があった。
【0008】
また、特許文献3に開示の技術では、学習者はレッスン予約されていない講師に関する情報を端末から要求し、その中から講師の選択を行うことができるが、学習者にあった講師を選択できないので学習者にあわない講師に指導を受ける場合があり、会話上達を阻害する場合もあるといった問題点があった。
【0009】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、学習者本人にあった講師を選ぶことができ、会話学習の成果(上達)が期待できる語学学習システム及び語学学習サーバの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明では、通信ネットワークを介して受講者の端末と語学学習サーバとの間で学習用言語情報を授受して行う会話型語学学習システムであって、語学学習サーバから受講申込者に対する複数の教師のヒヤリングテスト用情報を端末に送信し、端末は受講者が受信したヒヤリングテスト情報を基に該端末を用いて行った教師別のヒヤリングテストの結果を語学学習サーバに送信し、語学学習サーバは端末から受信したヒヤリングテストの結果に基づいて受講者の教師を決定することを特徴とする。
【0011】
これにより、受講申込者に希望したコースのヒヤリングテストを行い、適した教師をその受講生の教師とすることができるので、希望コースにおける受講生の会話能力の著しい上達が期待できる。
【0012】
また、請求項2記載の発明では、語学学習の受講コース変更の際に、語学学習サーバから受講申込者に対して新たな教師別のヒヤリングテスト用情報を端末に送信し、端末は受信したヒヤリングテスト情報を基に受講者が該端末を用いて行った教師別のヒヤリングテストの結果を語学学習サーバに送信し、語学学習サーバは端末から受信したヒヤリングテストの結果に基づいて受講者の教師及び受講コース決定することを特徴とする。
【0013】
これにより、コースが完了したかレベルアップを希望する受講生に次のコースのヒヤリングテストを行い、受講生に適した新たな教師をその受講生の教師とすることができるので、順次コースを上級レベルに変更して受講生の会話能力の上達を促進できる。また、現在受講中のコースではレベルが高すぎる場合も、教師の推奨または受講生の希望により他のレベルのコースのヒヤリングテストを行い適した教師をその受講生の教師とすることができるので、中途脱落を防止できる。
【0014】
また、請求項3記載の発明では、通信ネットワークを介して複数の端末と語学学習サーバとの間で学習用言語情報を授受して行う会話型語学学習システムで用いる語学学習サーバであって、複数の教師の音声情報を記憶する情報記憶手段と、情報記憶手段に記憶された複数の教師の音声情報を配信する配信手段と、配信された音声情報の教師別のヒヤリングレベル情報を受信する受信手段と、受信したヒヤリングレベル情報に基づき教師を決定する教師決定手段とを備えたことを特徴とする。これにより、適した教師を受講希望者及び受講生の教師とすることができるので、レベルに応じた受講生の会話能力の上達が期待できる。
【0015】
また、請求項4記載の発明では、受講者側端末と音声を含む学習情報を授受する教師用端末を複数接続したことを特徴とする。これにより、受講者の端末と受講者に適した教師との間で語学学習サーバ及び通信ネットワークを介して会話型語学学習を行うことができるのでレベルに応じた受講生の会話能力の上達が期待できる。
【0016】
また、請求項5記載の情報記憶手段は、更に、記憶された音声情報と関連付けられた画像情報を記憶し、配信手段は情報記憶手段に記憶された複数の教師の音声情報及び画像情報を配信することを特徴とする。これにより、受講者は音声だけでなく講師の表情や発声時の口の動きを見ることができるのでより実際に沿った会話を修得し、習熟することができる。また、教師は音声だけでなく受講生の表情や発声時の口の動きを見ることができるのでより、受講生の個性に応じた学習指導を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による語学学習システムの実施の形態を示すネットワーク構成図であり、語学学習システム100は複数の語学学習端末1−1、・・・、1−n(以下、端末1)と、複数の端末1及び語学学習サーバ3と接続する、インターネットや電話回線網又は無線回線からなる通信ネットワーク(以下、通信ネットワーク2)と、語学学習サーバ3(以下、サーバ3)からなる。
【0018】
語学学習システムにおいて、受講希望者は端末1を用いて受講申し込みを行うことができる。また、受講生は端末1を用いて語学学習の受講コース終了や上達度に応じたコース変更を行うことができる。サーバ3側では受講申し込みやコース変更の際、ヒヤリングテストを受講生の端末1を介して行い、受講生にあったなまりや癖、性別、音質等の個性を持った教師を点数付けしてリストアップし、最も点数の高い教師をその受講生の教師とし、レッスンスケジュールを決定する。また、最も高い点数の教師に受講生が集中してスケジュール調整がつかない場合には次の点数の教師をその受講生の教師としてレッスンスケジュールを決定する。
【0019】
上記構成により、受講申し込み当初や、受講コースの終了やレベル(上達度)に応じて学習者本人にあった講師を選ぶことができるので、会話学習の成果(上達)が期待できる。
【0020】
図2は、図1に示した端末1(語学学習端末)の一実施例の構成を示すブロック図であり、端末1は、端末1全体の動作制御を行う制御部10と、ROM11と、磁気ディスク装置等の記憶装置からなる記憶部12と、入力部13と、フロッピー(R)ディスクやCD、MD等のような外部記憶媒体6を駆動して入出力アクセスを行う駆動制御部14と、表示部15と、スピーカ16と、マイク17と、カメラ部18と、通信ネットワーク2を介してサーバ3との間でデータの授受及び通信制御を行う通信制御部19を備えている。なお、端末1として、例えば、市販のパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)にスピーカ、マイク、カメラ等のオプションを搭載したものや、カメラ付き携帯電話を用いることができる。
【0021】
制御部10はCPU(又は、MPU)とRAM等の一時記憶メモリを備え、ROM11(又は、記憶部12)に格納されている制御プログラムにより端末1全体の動作制御を行うと共に語学学習プログラムにより、端末1側における本発明の語学学習システムの実行制御を行う。
【0022】
ROM11は制御プログラムや語学学習プログラム及びプログラム実行に必要なデータやHTMLファイルデータ等を格納しており、端末1の起動時に、制御プログラムが読み出されてRAMに取り込まれ、ついで、適時、学習プログラムが読み出されてRAMに取り込まれる。なお、これらプログラム及びデータの全部又は一部は記憶部12に格納されていてもよい。また、パソコンを端末1として用いる場合は制御プログラムとしてよく知られているWindows(R)等のオペレーティングシステムプログラムを用いてもよい。
【0023】
入力部13はデータ又は指示入力用のキーを備えたキーボードやマウス等のポインティングデバイスからなる。また、表示部15は語学学習システム実行時には受講申し込みやコース変更に必要な画面を表示するほか、会話学習時に教師の姿や発音時の表情や情報等を表示する。
【0024】
スピーカ16は会話学習時に教師の発する音声を出力し、マイク17は受講生の発する音声を入力する。また、カメラ部18は会話学習時に受講生の表情等を撮影し、通信ネットワーク2及びサーバ3を介して教師用端末4(図3)に受講生の表情や発声時の口の動き等を表示することを可能にする。
【0025】
図3は、図1に示したサーバ3(語学学習サーバ)の構成を示すブロック図であり、このサーバ3には複数の教師用端末4−1、4−2、・・・、4−j(以下、教師用端末4)が含まれている。
【0026】
サーバ3は、サーバ3全体の動作を制御する制御部30と、通信ネットワーク2及び教師用端末4とデータの授受及び通信制御を行う通信制御部31と、語学学習の受講生データ(図4)や教師データ(図5)やヒヤリング用画像/音声データ等を格納した記憶部32とを備え、複数の教師用端末4が接続されている。
【0027】
制御部30はCPU(又は、MPU)とRAM等の一時記憶メモリ及びROM等のプログラム格納メモリを備え、プログラム格納メモリ(又は、記憶部32)に格納されている制御プログラムによりサーバ3全体の動作制御を行う。なお、制御プログラムは記憶部32に格納されていてもよい。
【0028】
また、教師用端末4は、教師用端末4全体の制御等を行う制御/処理部40と、サーバ3とのデータの授受を行う入出力部41と、記憶部42と、データ等をキー入力する入力部43と、表示部44と、スピーカ45と、マイク46と、カメラ47を備えている。
【0029】
制御部/処理部40はCPU(又は、MPU)とRAM等の一時記憶メモリ及びROM等のプログラム格納メモリを備え、プログラム格納メモリ(又は、記憶部42)に格納されている制御プログラムにより教師用端末4全体の動作制御を行うと共に語学学習プログラムにより、教師用端末4側における本発明の語学学習システムの実行処理を行う。なお、プログラム格納メモリには制御プログラムや語学学習プログラム及びプログラム実行に必要なデータやHTMLファイルデータ等を格納しており、教師用端末4の起動時に、制御プログラムが読み出されてRAMに取り込まれ、ついで、適時、学習プログラムが読み出されてRAMに取り込まれる。なお、これらプログラム及びデータの全部又は一部が記憶部42に格納されていてもよい。
【0030】
入出力部41はデータの授受を行う。記憶部42には、詳細を後述する複数の受講生データを記憶した受講生データ記憶領域、複数の教師データを記憶した教師データ記憶領域及び複数のヒヤリング用画像/音声データを記憶したヒヤリング用画像/音声データ記憶領域等がある。
【0031】
また、入力部43はデータ又は指示入力用のキーを備えたキーボードやマウス等のポインティングデバイスからなる。また、表示部44は会話学習時に受講生の姿、特に、発音時の表情等を表示する。
【0032】
スピーカ45は会話学習時に受講生の発する音声を出力し、マイク46は教師が口述指導時等に発する音声を入力する。また、カメラ部17は会話学習時に教師の表情等を撮影し、サーバ3及び通信ネットワーク2を介して端末1(図2)に教師の表情や発声時の口の動き等を表示することを可能にする。
【0033】
上記構成により、サーバ3側では教師用端末4との通信制御及びデータの授受を行うと共に受講申し込みやコース変更申し込みの受付やヒヤリングテストの実行及び教師の決定及び受講スケジュールの決定を行うことができる。また、語学学習実施時には受講生の教師として決定された教師が操作する教師用端末4とサーバ3とのデータの授受を行い、通信ネットワーク2を介して受講生との会話型語学学習を行うことができる。
【0034】
図4は、受講生データ領域に記憶される受講生データの一実施例の構成を示す図であり、受講生データ110−1、110−2、110−3、・・・、110−n(以下、受講生データ110)は、受講生名111、受講生の住所、電話番号、性別、年齢等の個人データ112、現在の受講コース113、教師名(又は教師コード)114、過去の受講コースの受講期間や教師名、得点等の受講履歴115、及び次回予定日116を記憶しており、記憶部42の受講生データ記憶領域321にそれぞれ記憶されている。なお、実施例では受講コースを初級、中級及び上級の3段階としたが受講コースの分類はこれに限定されない。
【0035】
図5は、教師データ領域に記憶される教師データの一実施例の構成を示す図であり、教師データ120−1、120−2、120−3、・・・、120−m(以下、教師データ120)は、教師名121、ヒヤリングテスト用の初級画像/音声データとのポインタである初級画像アドレス122、ヒヤリングテスト用の中級画像/音声データとのポインタである中級画像アドレス123、ヒヤリングテスト用の上級画像/音声データとのポインタである上級画像アドレス124、当該教師が担当している受講生名125−1、125−2、125−3、・・・、及びスケジュールデータ126を記憶しており、記憶部42の教師データ記憶領域322にそれぞれ記憶されている。
【0036】
図6は、画像/音声データ領域に記憶されるヒヤリングテスト用の画像/音声データの一実施例の構成を示す図であり、画像/音声データ130−1、130−2、130−3、・・・、130−m(以下、画像/音声データ130)は、教師名131、該教師による、ヒヤリングテスト用の初級画像/音声データ132、ヒヤリングテスト用の中級画像/音声データ133、ヒヤリングテスト用の上級画像/音声データ134が記憶部42の画像/音声データ記憶領域323にそれぞれ記憶されている。
【0037】
なお、初級画像/音声データ132、中級画像/音声データ133、上級画像/音声データ134に格納されている先頭アドレスは図5の教師データ120の初級画像アドレス122、中級画像アドレス123、上級画像アドレス124に格納されているアドレスと一致する。また、初級画像/音声データ132、中級画像/音声データ133、上級画像/音声データ134にはヒヤリングテスト時間分の動画/音声データがそれぞれ記憶されている。
【0038】
また、初級画像/音声データ132ではゆっくりとやさしい単語で話されるヒヤリングテスト用の動画/音声データが記憶されており、中級画像/音声データ133では初級よりやや難しい単語で話されるヒヤリングテスト用の動画/音声データが記憶されており、上級画像/音声データ134では早く難しい単語で話されるヒヤリングテスト用の動画/音声データが記憶されている。
【0039】
図7は、受講申し込み時の端末1(語学学習端末)側及びサーバ(語学学習サーバ)3側の動作例を示すフローチャートであり、受講申し込みをオンラインアップによって行う場合の例を示す。
【0040】
受講申込者Fが端末1を起動し、本発明に基く語学学習システムの運営事業者(例えば、「○○語学学習塾」)が開設しているホームページ(例えば、「○○語学学習塾HP」)にリンクすると表示部15にホームページが表示される。受講申込者がホームページに続く受講申し込み画面上の登録情報入力欄に入力部13のキーボードから受講申込者Fの氏名と、住所、電話番号、性別、年齢等の個人情報をキー入力し、入力情報の確認後、クレジットカード番号及び暗証番号をキー入力すると、受講申込者Fの端末1は通信制御部19を制御して受講申込情報とクレジットカード番号及び暗証番号を通信ネットワーク2を介してサーバ3に送信させる(ステップS1)。
【0041】
サーバ3が受講申込者Fの端末1から送信された受講申込情報とクレジットカード番号及び暗証番号を受信すると、制御部30はクレジットカード番号及び暗証番号と受講金額を通信ネットワーク2を介してクレジットカード会社のサーバ(図示せず)に送って認証を求め、認証があると、指定された受講申込者F(以下、受講生F)の氏名及び個人情報を基に受講生データ110−fを生成して記憶部32の受講生データ記憶領域321(図4)に登録(追加記憶)し、受講生Fに受講希望コースの選択入力を促すため通信制御部31を制御して受講コース選択画面用HTMLファイルを通信ネットワーク2を介して受講生Fの端末1に送信させる(ステップS2)。
【0042】
受講生Fの端末1は受講コース選択画面用HTMLファイルを受信すると、受講コース選択画面を表示部15に表示して受講生Fに受講コースの選択を促し、受講生Fが受講コースの選択入力を行うと、端末1は通信制御部19を制御して通信ネットワーク2を介してコース選択情報をサーバ3に送信させる(ステップS3)。
【0043】
サーバ3が受講生Fの端末1からコース選択情報を受信すると、制御部30は記憶部32の教師データ記憶領域322(図5)から教師データ120を順次取り出してスケジュール126を調べ、スケジュールの空いている教師をリストアップしてそれら教師の教師データ120をRAMに一時記憶する(ステップS4)。
【0044】
次に、制御部30は上記ステップS4でリストアップした教師データ120のうちの一つを読み出し、教師データ中の初級画像アドレス122、中級画像アドレス123、又は上級画像アドレス124のうち端末1から受信したコース選択情報に対応するコースの画像アドレス(例えば、初級コースが選択された場合は初級画像アドレス122)を取り出し、その画像アドレスに対応するヒヤリング用画像/音声データ(初級コースの場合は初級画像/音声データ132)を記憶部32の画像/音声データ記憶領域323から読み出す。これにより、ある教師の選択されたコースのヒヤリング用画像/音声データが取り出されるので、制御部30は通信制御部31を制御して通信ネットワーク2を介して受講生Fの端末1に送信させる(ステップS5)。
【0045】
受講生Fの端末1はサーバ3から受信したヒヤリング用画像データを基にヒヤリング用画像(質問欄と解答欄からなるテスト画面等を含む)を表示部15に表示すると同時に音声データを再生してスピーカ16から出力する。受講生Fはスピーカ16から出力される音声(受講言語による会話音声)を聴きながら表示されたヒヤリング用画像を見て、テスト用画面に表示された質問に対し入力部13から回答を解答欄に入力する。回答が終わってから確認キーを押すと、受講生Fの端末1は通信制御部19を制御して回答データを通信ネットワーク2を介してサーバ3に送信させる。また、全問の回答が終わらなくても所定時間を経過した場合は回答データを通信ネットワーク2を介してサーバ3に送信させる。(ステップS6)。
【0046】
サーバ3が受講生Fの端末1から回答データを受信すると、制御部30は正解と回答データを照合して採点を行い、上記ステップS4でリストアップしRAMに記憶した教師データ120中の内、ヒヤリングテストを行った教師データに対応付けてRAMに記憶する(ステップS7)。
【0047】
制御部30は上記ステップS5からS7のヒヤリングテスト動作を上記ステップS4でリストアップしRAMに記憶した教師データ120の全てについて終了するまで繰り返し、全てについてヒヤリングテストが終了するとステップS9に進む(ステップS8)。
【0048】
ヒヤリングテストが終了すると制御部30は上記ステップS7でRAMに記憶した教師別の点数をソートし、最も高い点数を得た教師をその受講生Fの教師として仮に決定し、上記ステップS4でリストアップしRAMに記憶した教師データ120中の内の当該仮決定された教師の教師データのスケジュール126を調べ、スケジュールが空いている場合は当該受講生Fの教師として決定する。また、スケジュールが空いていない場合は次の順位の教師を仮に決定して同様にスケジュールを調べる動作を繰り返して受講生の教師として決定する。但し、教師決定動作を繰り返しても所定点数以上の教師がいない場合は別途処理(例えば、最高得点の教師を受講生Fの教師Xとして決定)を行う(ステップS9)。
【0049】
次に、制御部30は上記ステップS9で決定された教師Xのスケジュールに合わせて受講生Fのスケジュールを設定し、通信制御部31を制御して受講生Fの端末1宛てスケジュールデータ等を送信させる。また、この際、記憶部32の教師データ記憶領域322に記憶されている教師データ120のうち、上記ステップで決定された教師Xの教師データ120−xの受講生名125−fに受講希望者Fの氏名を書き込むと共に、受講生データ110−fの受講コース113として受講生Fが選択したコース名(又はコード)を記憶し、教師名114として教師Xの名前(又はコード)を記憶する(ステップS10)。
【0050】
受講生Fの端末1はサーバ3からスケジュールデータを受信すると、それを表示部15に表示し、受講生Fの確認があるとスケジュールデータを記憶部12に記憶し、通信制御部19を制御して確認した旨のデータをサーバ3宛て送信させる(ステップS11)。
【0051】
なお、上記ステップS3で受講生Fが初級コース以外のコースを選択した場合で、ステップS7での採点の結果、全ての教師について点数が所定点数以下の場合はステップS9で教師を決定せず、受講生Fの端末1宛てにコース変更を勧めるメッセージを送信し、ステップS3に戻るようにしてもよい。
【0052】
上記図7のフローチャートに示した動作により、受講申込者に希望したコースのヒヤリングテストを行い、適した教師をその受講生の教師とすることができるので、希望コースにおける受講生の会話能力の著しい上達が期待できる。
【0053】
図8は、受講完了又はレベルアップ時の端末(語学学習端末)側及びサーバ(語学学習サーバ)側の動作例を示すフローチャートである。
【0054】
受講モードでは、通信ネットワーク2及びサーバ3を介して端末1と教師用端末4の間で受講生Gと教師Yが選択したコースのカリキュラムに従って会話型の言語学習が行われる(ステップT1)。
【0055】
サーバ3側で、教師Yは教師用端末4を用いて受講コースで定められたカリキュラムに従い受講生Gと会話型の授業を行うが、受講生Gの語学上達度から上級コース或いは下級コースに受講コースを変更したほうがよいと判断したとき、或いはカリキュラムの全課程を消化して現在のコースが完了したときは、教師用端末4からコース変更指示を行うことができる。コース変更指示が行われるとステップT3に進む(ステップT2)。
【0056】
制御部30は記憶部32の教師データ記憶領域322(図5)から教師データ120を順次取り出してスケジュール126を調べ、スケジュールの空いている教師をリストアップしてそれら教師の教師データ120をRAMに一時記憶し、更に、受講データ110−gから受講生Gの受講履歴115を調べて過去の教師名を取り出し、RAMに記憶したデータ120の教師名と比較して教師名が一致する教師データを削除する。つまり、受講者Gにとっての新教師をリストアップできるようにする(ステップT3)。
【0057】
次に、制御部30は上記ステップT3でリストアップした教師データ120のうちの一つを読み出し、教師データ中の初級画像アドレス122、中級画像アドレス123、又は上級画像アドレス124のうち端末1から受信したコース選択情報に対応するコースの画像アドレス(例えば、中級コースに変更された場合は中級画像アドレス123)を取り出し、その画像アドレスに対応するヒヤリング用画像/音声データ(中級コースの場合は中級画像/音声データ133)を記憶部32の画像/音声データ記憶領域323から読み出す。これにより、ある教師の選択されたコースのヒヤリング用画像/音声データが取り出されるので、制御部30は通信制御部31を制御して通信ネットワーク2を介して受講生Gの端末1に送信させる(ステップT4)。
【0058】
受講生Gの端末1はサーバ3から受信したヒヤリング用画像データを基にヒヤリング用画像を表示部15に表示すると同時に音声データを再生してスピーカ16から出力する。受講生Gはスピーカ16から出力される音声(受講言語による会話音声)を聴きながら表示されたヒヤリング用画像を見て、テスト用画面に表示された質問に対し入力部13から回答を解答欄に入力する。回答が終わって確認キーを押すと、受講生Gの端末1は通信制御部19を制御して回答データを通信ネットワーク2を介してサーバ3に送信させる。また、全問の回答が終わらなくても所定時間を経過した場合は回答データを通信ネットワーク2を介してサーバ3に送信させる。(ステップT5)。
【0059】
サーバ3が受講生Gの端末1から回答データを受信すると、制御部30は正解と回答データを照合して採点を行い、上記ステップT3でリストアップし、RAMに記憶した教師データ120中のうちヒヤリングテストを行った教師データに対応付けてRAMに記憶する(ステップT6)。
【0060】
制御部30は上記ステップT4からT6のヒヤリングテスト動作を上記ステップT3でリストアップしRAMに記憶した教師データ120の全てについて終わるまで繰り返し、全てについてヒヤリングテストが終了するとステップT8に進む(ステップT7)。
【0061】
ヒヤリングテストが終了すると制御部30は上記ステップT6でRAMに記憶した教師別の点数をソートし、最も高い点数を得た教師Yをその受講生Gの教師として仮に決定し、上記ステップT3でリストアップしRAMに記憶した教師データ120中の内の当該仮決定された教師の教師データのスケジュール126を調べ、スケジュールが空いている場合は受講生Gの教師として決定する。また、スケジュールが空いていない場合は次の順位の教師を仮に決定し同様にスケジュールを調べる動作を繰り返して教師を受講生Gの教師として決定する。但し、教師決定動作を繰り返しても所定点数以上の教師がいない場合は別途処理(例えば、最高得点の教師を受講生Gの教師として決定)を行う(ステップT8)。
【0062】
次に、制御部30は上記ステップT8で決定された教師Yのスケジュールに合わせて受講生Gのスケジュールを設定し、通信制御部31を制御して受講生Gの端末1宛てスケジュールデータ等を送信させる。また、この際、記憶部32の教師データ記憶領域に記憶されている教師データ120のうち、上記ステップで決定された教師Yの教師データ120−yの受講生名125−gに受講希望者Gの氏名を書き込むと共に、受講生データ110−gの受講コース113として受講生Gが選択したコース名(又はコード)を記憶し、教師名114として教師Yの名前(又はコード)を記憶し、更に、受講履歴115に前回の受講コースの受講期間や教師名、得点等を追加記憶する(ステップT9)。
【0063】
受講生Gの端末1はサーバ3からスケジュールデータを受信すると、それを表示部15に表示し、受講生Gの確認があるとスケジュールデータを記憶部12に記憶し、通信制御部19を制御して確認した旨のデータをサーバ3宛て送信させる(ステップT10)。
【0064】
上記図8のフローチャートに示した動作により、コースが完了したかレベルアップを希望する受講生に次のコースのヒヤリングテストを行い、受講生に適した新たな教師をその受講生の教師とすることができるので、順次コースを上級レベルに変更して受講生の会話能力の上達を促進できる。また、現在受講中のコースではレベルが高すぎる場合も、教師の推奨または受講生の希望により他のレベルのコースのヒヤリングテストを行い適した教師をその受講生の教師とすることができるので、中途脱落を防止できる。
【0065】
以上、本発明の一実施例について説明したが本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0066】
【発明の効果】
上記説明したように、本発明によれば、受講申し込み当初や、受講コースの終了やレベル(上達度)に応じて学習者本人にあった講師を選ぶことができるので、会話学習の成果(上達)が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】語学学習システムの一実施例を示すネットワーク構成図である。
【図2】語学学習端末の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】語学学習サーバ及び教師用端末の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図4】受講生データ領域に記憶される受講生データの一実施例の構成を示す図である
【図5】教師データ領域に記憶される教師データの一実施例の構成を示す図である。
【図6】画像/音声データ領域に記憶されるヒヤリングテスト用の画像/音声データの一実施例の構成を示す図である。
【図7】受講申し込み時の語学学習端末側及び語学学習サーバ側の動作例を示すフローチャートである。
【図8】受講完了又はレベルアップ時の語学学習端末側及び語学学習サーバ側の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、1−1、・・・、1−n 学習端末(端末)
2 通信ネットワーク
3 学習サーバ
4、4−1、4−2、・・・、4−m 教師用端末
30 制御部(配信手段、教師決定手段)
31 通信制御部(配信手段、受信手段)
32 記憶部(情報記憶手段)
132 初級画像/音声データ(ヒヤリングテスト用情報)
133 中級級画像/音声データ(ヒヤリングテスト用情報)
134 上級画像/音声データ(ヒヤリングテスト用情報)
323 画像/音声データ記憶領域(情報記憶手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は通信ネットワークを利用した語学学習システム及び語学学習サーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
通信ネットワークを利用した学習システムとして、学習者の都合や学習の進み具合に応じた学習情報を電子メールで配信するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、会話学習者の所望の言語に関する会話能力を無理なく円滑に向上させるため、学習指導者と学習者がテレビ電話により対話やレポートやレポート添削結果の送・受信を行うようにしたものがある((例えば、特許文献2参照)。
【0004】
また、対話型英会話学習用の端末からレッスンを受けることが可能な講師を選択してレッスンを受けることを可能としたものがある(例えば、特許文献3参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−181837公報
【特許文献2】
特開2001−337592公報
【特許文献3】
特開2002−7583公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
語学学習の場合、初心者にとっては、単語や文法などを理解していてもヒヤリングは難しい。対話形式の語学学習(例えば、英会話学習)では、やさしい単語でゆっくり話してもらったりすることになるが、講師側にもなまりや癖などがあり、学習者本人にあわない講師から会話指導を受けてもなかなか上達しないといった問題点があった。
【0007】
この点で、上記特許文献1に開示の技術は学習情報を電子メールでやり取りするものであるため会話の上達に直接寄与するものではなく、また、上記特許文献2に開示の技術では学習指導者と学習者がテレビ電話により対話を行うことにより会話学習を行うことができるが、学習者にあった学習指導者を選択できないので学習指導者と学習者があわない場合は会話の上達が困難になるといった問題点があった。
【0008】
また、特許文献3に開示の技術では、学習者はレッスン予約されていない講師に関する情報を端末から要求し、その中から講師の選択を行うことができるが、学習者にあった講師を選択できないので学習者にあわない講師に指導を受ける場合があり、会話上達を阻害する場合もあるといった問題点があった。
【0009】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、学習者本人にあった講師を選ぶことができ、会話学習の成果(上達)が期待できる語学学習システム及び語学学習サーバの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明では、通信ネットワークを介して受講者の端末と語学学習サーバとの間で学習用言語情報を授受して行う会話型語学学習システムであって、語学学習サーバから受講申込者に対する複数の教師のヒヤリングテスト用情報を端末に送信し、端末は受講者が受信したヒヤリングテスト情報を基に該端末を用いて行った教師別のヒヤリングテストの結果を語学学習サーバに送信し、語学学習サーバは端末から受信したヒヤリングテストの結果に基づいて受講者の教師を決定することを特徴とする。
【0011】
これにより、受講申込者に希望したコースのヒヤリングテストを行い、適した教師をその受講生の教師とすることができるので、希望コースにおける受講生の会話能力の著しい上達が期待できる。
【0012】
また、請求項2記載の発明では、語学学習の受講コース変更の際に、語学学習サーバから受講申込者に対して新たな教師別のヒヤリングテスト用情報を端末に送信し、端末は受信したヒヤリングテスト情報を基に受講者が該端末を用いて行った教師別のヒヤリングテストの結果を語学学習サーバに送信し、語学学習サーバは端末から受信したヒヤリングテストの結果に基づいて受講者の教師及び受講コース決定することを特徴とする。
【0013】
これにより、コースが完了したかレベルアップを希望する受講生に次のコースのヒヤリングテストを行い、受講生に適した新たな教師をその受講生の教師とすることができるので、順次コースを上級レベルに変更して受講生の会話能力の上達を促進できる。また、現在受講中のコースではレベルが高すぎる場合も、教師の推奨または受講生の希望により他のレベルのコースのヒヤリングテストを行い適した教師をその受講生の教師とすることができるので、中途脱落を防止できる。
【0014】
また、請求項3記載の発明では、通信ネットワークを介して複数の端末と語学学習サーバとの間で学習用言語情報を授受して行う会話型語学学習システムで用いる語学学習サーバであって、複数の教師の音声情報を記憶する情報記憶手段と、情報記憶手段に記憶された複数の教師の音声情報を配信する配信手段と、配信された音声情報の教師別のヒヤリングレベル情報を受信する受信手段と、受信したヒヤリングレベル情報に基づき教師を決定する教師決定手段とを備えたことを特徴とする。これにより、適した教師を受講希望者及び受講生の教師とすることができるので、レベルに応じた受講生の会話能力の上達が期待できる。
【0015】
また、請求項4記載の発明では、受講者側端末と音声を含む学習情報を授受する教師用端末を複数接続したことを特徴とする。これにより、受講者の端末と受講者に適した教師との間で語学学習サーバ及び通信ネットワークを介して会話型語学学習を行うことができるのでレベルに応じた受講生の会話能力の上達が期待できる。
【0016】
また、請求項5記載の情報記憶手段は、更に、記憶された音声情報と関連付けられた画像情報を記憶し、配信手段は情報記憶手段に記憶された複数の教師の音声情報及び画像情報を配信することを特徴とする。これにより、受講者は音声だけでなく講師の表情や発声時の口の動きを見ることができるのでより実際に沿った会話を修得し、習熟することができる。また、教師は音声だけでなく受講生の表情や発声時の口の動きを見ることができるのでより、受講生の個性に応じた学習指導を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による語学学習システムの実施の形態を示すネットワーク構成図であり、語学学習システム100は複数の語学学習端末1−1、・・・、1−n(以下、端末1)と、複数の端末1及び語学学習サーバ3と接続する、インターネットや電話回線網又は無線回線からなる通信ネットワーク(以下、通信ネットワーク2)と、語学学習サーバ3(以下、サーバ3)からなる。
【0018】
語学学習システムにおいて、受講希望者は端末1を用いて受講申し込みを行うことができる。また、受講生は端末1を用いて語学学習の受講コース終了や上達度に応じたコース変更を行うことができる。サーバ3側では受講申し込みやコース変更の際、ヒヤリングテストを受講生の端末1を介して行い、受講生にあったなまりや癖、性別、音質等の個性を持った教師を点数付けしてリストアップし、最も点数の高い教師をその受講生の教師とし、レッスンスケジュールを決定する。また、最も高い点数の教師に受講生が集中してスケジュール調整がつかない場合には次の点数の教師をその受講生の教師としてレッスンスケジュールを決定する。
【0019】
上記構成により、受講申し込み当初や、受講コースの終了やレベル(上達度)に応じて学習者本人にあった講師を選ぶことができるので、会話学習の成果(上達)が期待できる。
【0020】
図2は、図1に示した端末1(語学学習端末)の一実施例の構成を示すブロック図であり、端末1は、端末1全体の動作制御を行う制御部10と、ROM11と、磁気ディスク装置等の記憶装置からなる記憶部12と、入力部13と、フロッピー(R)ディスクやCD、MD等のような外部記憶媒体6を駆動して入出力アクセスを行う駆動制御部14と、表示部15と、スピーカ16と、マイク17と、カメラ部18と、通信ネットワーク2を介してサーバ3との間でデータの授受及び通信制御を行う通信制御部19を備えている。なお、端末1として、例えば、市販のパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)にスピーカ、マイク、カメラ等のオプションを搭載したものや、カメラ付き携帯電話を用いることができる。
【0021】
制御部10はCPU(又は、MPU)とRAM等の一時記憶メモリを備え、ROM11(又は、記憶部12)に格納されている制御プログラムにより端末1全体の動作制御を行うと共に語学学習プログラムにより、端末1側における本発明の語学学習システムの実行制御を行う。
【0022】
ROM11は制御プログラムや語学学習プログラム及びプログラム実行に必要なデータやHTMLファイルデータ等を格納しており、端末1の起動時に、制御プログラムが読み出されてRAMに取り込まれ、ついで、適時、学習プログラムが読み出されてRAMに取り込まれる。なお、これらプログラム及びデータの全部又は一部は記憶部12に格納されていてもよい。また、パソコンを端末1として用いる場合は制御プログラムとしてよく知られているWindows(R)等のオペレーティングシステムプログラムを用いてもよい。
【0023】
入力部13はデータ又は指示入力用のキーを備えたキーボードやマウス等のポインティングデバイスからなる。また、表示部15は語学学習システム実行時には受講申し込みやコース変更に必要な画面を表示するほか、会話学習時に教師の姿や発音時の表情や情報等を表示する。
【0024】
スピーカ16は会話学習時に教師の発する音声を出力し、マイク17は受講生の発する音声を入力する。また、カメラ部18は会話学習時に受講生の表情等を撮影し、通信ネットワーク2及びサーバ3を介して教師用端末4(図3)に受講生の表情や発声時の口の動き等を表示することを可能にする。
【0025】
図3は、図1に示したサーバ3(語学学習サーバ)の構成を示すブロック図であり、このサーバ3には複数の教師用端末4−1、4−2、・・・、4−j(以下、教師用端末4)が含まれている。
【0026】
サーバ3は、サーバ3全体の動作を制御する制御部30と、通信ネットワーク2及び教師用端末4とデータの授受及び通信制御を行う通信制御部31と、語学学習の受講生データ(図4)や教師データ(図5)やヒヤリング用画像/音声データ等を格納した記憶部32とを備え、複数の教師用端末4が接続されている。
【0027】
制御部30はCPU(又は、MPU)とRAM等の一時記憶メモリ及びROM等のプログラム格納メモリを備え、プログラム格納メモリ(又は、記憶部32)に格納されている制御プログラムによりサーバ3全体の動作制御を行う。なお、制御プログラムは記憶部32に格納されていてもよい。
【0028】
また、教師用端末4は、教師用端末4全体の制御等を行う制御/処理部40と、サーバ3とのデータの授受を行う入出力部41と、記憶部42と、データ等をキー入力する入力部43と、表示部44と、スピーカ45と、マイク46と、カメラ47を備えている。
【0029】
制御部/処理部40はCPU(又は、MPU)とRAM等の一時記憶メモリ及びROM等のプログラム格納メモリを備え、プログラム格納メモリ(又は、記憶部42)に格納されている制御プログラムにより教師用端末4全体の動作制御を行うと共に語学学習プログラムにより、教師用端末4側における本発明の語学学習システムの実行処理を行う。なお、プログラム格納メモリには制御プログラムや語学学習プログラム及びプログラム実行に必要なデータやHTMLファイルデータ等を格納しており、教師用端末4の起動時に、制御プログラムが読み出されてRAMに取り込まれ、ついで、適時、学習プログラムが読み出されてRAMに取り込まれる。なお、これらプログラム及びデータの全部又は一部が記憶部42に格納されていてもよい。
【0030】
入出力部41はデータの授受を行う。記憶部42には、詳細を後述する複数の受講生データを記憶した受講生データ記憶領域、複数の教師データを記憶した教師データ記憶領域及び複数のヒヤリング用画像/音声データを記憶したヒヤリング用画像/音声データ記憶領域等がある。
【0031】
また、入力部43はデータ又は指示入力用のキーを備えたキーボードやマウス等のポインティングデバイスからなる。また、表示部44は会話学習時に受講生の姿、特に、発音時の表情等を表示する。
【0032】
スピーカ45は会話学習時に受講生の発する音声を出力し、マイク46は教師が口述指導時等に発する音声を入力する。また、カメラ部17は会話学習時に教師の表情等を撮影し、サーバ3及び通信ネットワーク2を介して端末1(図2)に教師の表情や発声時の口の動き等を表示することを可能にする。
【0033】
上記構成により、サーバ3側では教師用端末4との通信制御及びデータの授受を行うと共に受講申し込みやコース変更申し込みの受付やヒヤリングテストの実行及び教師の決定及び受講スケジュールの決定を行うことができる。また、語学学習実施時には受講生の教師として決定された教師が操作する教師用端末4とサーバ3とのデータの授受を行い、通信ネットワーク2を介して受講生との会話型語学学習を行うことができる。
【0034】
図4は、受講生データ領域に記憶される受講生データの一実施例の構成を示す図であり、受講生データ110−1、110−2、110−3、・・・、110−n(以下、受講生データ110)は、受講生名111、受講生の住所、電話番号、性別、年齢等の個人データ112、現在の受講コース113、教師名(又は教師コード)114、過去の受講コースの受講期間や教師名、得点等の受講履歴115、及び次回予定日116を記憶しており、記憶部42の受講生データ記憶領域321にそれぞれ記憶されている。なお、実施例では受講コースを初級、中級及び上級の3段階としたが受講コースの分類はこれに限定されない。
【0035】
図5は、教師データ領域に記憶される教師データの一実施例の構成を示す図であり、教師データ120−1、120−2、120−3、・・・、120−m(以下、教師データ120)は、教師名121、ヒヤリングテスト用の初級画像/音声データとのポインタである初級画像アドレス122、ヒヤリングテスト用の中級画像/音声データとのポインタである中級画像アドレス123、ヒヤリングテスト用の上級画像/音声データとのポインタである上級画像アドレス124、当該教師が担当している受講生名125−1、125−2、125−3、・・・、及びスケジュールデータ126を記憶しており、記憶部42の教師データ記憶領域322にそれぞれ記憶されている。
【0036】
図6は、画像/音声データ領域に記憶されるヒヤリングテスト用の画像/音声データの一実施例の構成を示す図であり、画像/音声データ130−1、130−2、130−3、・・・、130−m(以下、画像/音声データ130)は、教師名131、該教師による、ヒヤリングテスト用の初級画像/音声データ132、ヒヤリングテスト用の中級画像/音声データ133、ヒヤリングテスト用の上級画像/音声データ134が記憶部42の画像/音声データ記憶領域323にそれぞれ記憶されている。
【0037】
なお、初級画像/音声データ132、中級画像/音声データ133、上級画像/音声データ134に格納されている先頭アドレスは図5の教師データ120の初級画像アドレス122、中級画像アドレス123、上級画像アドレス124に格納されているアドレスと一致する。また、初級画像/音声データ132、中級画像/音声データ133、上級画像/音声データ134にはヒヤリングテスト時間分の動画/音声データがそれぞれ記憶されている。
【0038】
また、初級画像/音声データ132ではゆっくりとやさしい単語で話されるヒヤリングテスト用の動画/音声データが記憶されており、中級画像/音声データ133では初級よりやや難しい単語で話されるヒヤリングテスト用の動画/音声データが記憶されており、上級画像/音声データ134では早く難しい単語で話されるヒヤリングテスト用の動画/音声データが記憶されている。
【0039】
図7は、受講申し込み時の端末1(語学学習端末)側及びサーバ(語学学習サーバ)3側の動作例を示すフローチャートであり、受講申し込みをオンラインアップによって行う場合の例を示す。
【0040】
受講申込者Fが端末1を起動し、本発明に基く語学学習システムの運営事業者(例えば、「○○語学学習塾」)が開設しているホームページ(例えば、「○○語学学習塾HP」)にリンクすると表示部15にホームページが表示される。受講申込者がホームページに続く受講申し込み画面上の登録情報入力欄に入力部13のキーボードから受講申込者Fの氏名と、住所、電話番号、性別、年齢等の個人情報をキー入力し、入力情報の確認後、クレジットカード番号及び暗証番号をキー入力すると、受講申込者Fの端末1は通信制御部19を制御して受講申込情報とクレジットカード番号及び暗証番号を通信ネットワーク2を介してサーバ3に送信させる(ステップS1)。
【0041】
サーバ3が受講申込者Fの端末1から送信された受講申込情報とクレジットカード番号及び暗証番号を受信すると、制御部30はクレジットカード番号及び暗証番号と受講金額を通信ネットワーク2を介してクレジットカード会社のサーバ(図示せず)に送って認証を求め、認証があると、指定された受講申込者F(以下、受講生F)の氏名及び個人情報を基に受講生データ110−fを生成して記憶部32の受講生データ記憶領域321(図4)に登録(追加記憶)し、受講生Fに受講希望コースの選択入力を促すため通信制御部31を制御して受講コース選択画面用HTMLファイルを通信ネットワーク2を介して受講生Fの端末1に送信させる(ステップS2)。
【0042】
受講生Fの端末1は受講コース選択画面用HTMLファイルを受信すると、受講コース選択画面を表示部15に表示して受講生Fに受講コースの選択を促し、受講生Fが受講コースの選択入力を行うと、端末1は通信制御部19を制御して通信ネットワーク2を介してコース選択情報をサーバ3に送信させる(ステップS3)。
【0043】
サーバ3が受講生Fの端末1からコース選択情報を受信すると、制御部30は記憶部32の教師データ記憶領域322(図5)から教師データ120を順次取り出してスケジュール126を調べ、スケジュールの空いている教師をリストアップしてそれら教師の教師データ120をRAMに一時記憶する(ステップS4)。
【0044】
次に、制御部30は上記ステップS4でリストアップした教師データ120のうちの一つを読み出し、教師データ中の初級画像アドレス122、中級画像アドレス123、又は上級画像アドレス124のうち端末1から受信したコース選択情報に対応するコースの画像アドレス(例えば、初級コースが選択された場合は初級画像アドレス122)を取り出し、その画像アドレスに対応するヒヤリング用画像/音声データ(初級コースの場合は初級画像/音声データ132)を記憶部32の画像/音声データ記憶領域323から読み出す。これにより、ある教師の選択されたコースのヒヤリング用画像/音声データが取り出されるので、制御部30は通信制御部31を制御して通信ネットワーク2を介して受講生Fの端末1に送信させる(ステップS5)。
【0045】
受講生Fの端末1はサーバ3から受信したヒヤリング用画像データを基にヒヤリング用画像(質問欄と解答欄からなるテスト画面等を含む)を表示部15に表示すると同時に音声データを再生してスピーカ16から出力する。受講生Fはスピーカ16から出力される音声(受講言語による会話音声)を聴きながら表示されたヒヤリング用画像を見て、テスト用画面に表示された質問に対し入力部13から回答を解答欄に入力する。回答が終わってから確認キーを押すと、受講生Fの端末1は通信制御部19を制御して回答データを通信ネットワーク2を介してサーバ3に送信させる。また、全問の回答が終わらなくても所定時間を経過した場合は回答データを通信ネットワーク2を介してサーバ3に送信させる。(ステップS6)。
【0046】
サーバ3が受講生Fの端末1から回答データを受信すると、制御部30は正解と回答データを照合して採点を行い、上記ステップS4でリストアップしRAMに記憶した教師データ120中の内、ヒヤリングテストを行った教師データに対応付けてRAMに記憶する(ステップS7)。
【0047】
制御部30は上記ステップS5からS7のヒヤリングテスト動作を上記ステップS4でリストアップしRAMに記憶した教師データ120の全てについて終了するまで繰り返し、全てについてヒヤリングテストが終了するとステップS9に進む(ステップS8)。
【0048】
ヒヤリングテストが終了すると制御部30は上記ステップS7でRAMに記憶した教師別の点数をソートし、最も高い点数を得た教師をその受講生Fの教師として仮に決定し、上記ステップS4でリストアップしRAMに記憶した教師データ120中の内の当該仮決定された教師の教師データのスケジュール126を調べ、スケジュールが空いている場合は当該受講生Fの教師として決定する。また、スケジュールが空いていない場合は次の順位の教師を仮に決定して同様にスケジュールを調べる動作を繰り返して受講生の教師として決定する。但し、教師決定動作を繰り返しても所定点数以上の教師がいない場合は別途処理(例えば、最高得点の教師を受講生Fの教師Xとして決定)を行う(ステップS9)。
【0049】
次に、制御部30は上記ステップS9で決定された教師Xのスケジュールに合わせて受講生Fのスケジュールを設定し、通信制御部31を制御して受講生Fの端末1宛てスケジュールデータ等を送信させる。また、この際、記憶部32の教師データ記憶領域322に記憶されている教師データ120のうち、上記ステップで決定された教師Xの教師データ120−xの受講生名125−fに受講希望者Fの氏名を書き込むと共に、受講生データ110−fの受講コース113として受講生Fが選択したコース名(又はコード)を記憶し、教師名114として教師Xの名前(又はコード)を記憶する(ステップS10)。
【0050】
受講生Fの端末1はサーバ3からスケジュールデータを受信すると、それを表示部15に表示し、受講生Fの確認があるとスケジュールデータを記憶部12に記憶し、通信制御部19を制御して確認した旨のデータをサーバ3宛て送信させる(ステップS11)。
【0051】
なお、上記ステップS3で受講生Fが初級コース以外のコースを選択した場合で、ステップS7での採点の結果、全ての教師について点数が所定点数以下の場合はステップS9で教師を決定せず、受講生Fの端末1宛てにコース変更を勧めるメッセージを送信し、ステップS3に戻るようにしてもよい。
【0052】
上記図7のフローチャートに示した動作により、受講申込者に希望したコースのヒヤリングテストを行い、適した教師をその受講生の教師とすることができるので、希望コースにおける受講生の会話能力の著しい上達が期待できる。
【0053】
図8は、受講完了又はレベルアップ時の端末(語学学習端末)側及びサーバ(語学学習サーバ)側の動作例を示すフローチャートである。
【0054】
受講モードでは、通信ネットワーク2及びサーバ3を介して端末1と教師用端末4の間で受講生Gと教師Yが選択したコースのカリキュラムに従って会話型の言語学習が行われる(ステップT1)。
【0055】
サーバ3側で、教師Yは教師用端末4を用いて受講コースで定められたカリキュラムに従い受講生Gと会話型の授業を行うが、受講生Gの語学上達度から上級コース或いは下級コースに受講コースを変更したほうがよいと判断したとき、或いはカリキュラムの全課程を消化して現在のコースが完了したときは、教師用端末4からコース変更指示を行うことができる。コース変更指示が行われるとステップT3に進む(ステップT2)。
【0056】
制御部30は記憶部32の教師データ記憶領域322(図5)から教師データ120を順次取り出してスケジュール126を調べ、スケジュールの空いている教師をリストアップしてそれら教師の教師データ120をRAMに一時記憶し、更に、受講データ110−gから受講生Gの受講履歴115を調べて過去の教師名を取り出し、RAMに記憶したデータ120の教師名と比較して教師名が一致する教師データを削除する。つまり、受講者Gにとっての新教師をリストアップできるようにする(ステップT3)。
【0057】
次に、制御部30は上記ステップT3でリストアップした教師データ120のうちの一つを読み出し、教師データ中の初級画像アドレス122、中級画像アドレス123、又は上級画像アドレス124のうち端末1から受信したコース選択情報に対応するコースの画像アドレス(例えば、中級コースに変更された場合は中級画像アドレス123)を取り出し、その画像アドレスに対応するヒヤリング用画像/音声データ(中級コースの場合は中級画像/音声データ133)を記憶部32の画像/音声データ記憶領域323から読み出す。これにより、ある教師の選択されたコースのヒヤリング用画像/音声データが取り出されるので、制御部30は通信制御部31を制御して通信ネットワーク2を介して受講生Gの端末1に送信させる(ステップT4)。
【0058】
受講生Gの端末1はサーバ3から受信したヒヤリング用画像データを基にヒヤリング用画像を表示部15に表示すると同時に音声データを再生してスピーカ16から出力する。受講生Gはスピーカ16から出力される音声(受講言語による会話音声)を聴きながら表示されたヒヤリング用画像を見て、テスト用画面に表示された質問に対し入力部13から回答を解答欄に入力する。回答が終わって確認キーを押すと、受講生Gの端末1は通信制御部19を制御して回答データを通信ネットワーク2を介してサーバ3に送信させる。また、全問の回答が終わらなくても所定時間を経過した場合は回答データを通信ネットワーク2を介してサーバ3に送信させる。(ステップT5)。
【0059】
サーバ3が受講生Gの端末1から回答データを受信すると、制御部30は正解と回答データを照合して採点を行い、上記ステップT3でリストアップし、RAMに記憶した教師データ120中のうちヒヤリングテストを行った教師データに対応付けてRAMに記憶する(ステップT6)。
【0060】
制御部30は上記ステップT4からT6のヒヤリングテスト動作を上記ステップT3でリストアップしRAMに記憶した教師データ120の全てについて終わるまで繰り返し、全てについてヒヤリングテストが終了するとステップT8に進む(ステップT7)。
【0061】
ヒヤリングテストが終了すると制御部30は上記ステップT6でRAMに記憶した教師別の点数をソートし、最も高い点数を得た教師Yをその受講生Gの教師として仮に決定し、上記ステップT3でリストアップしRAMに記憶した教師データ120中の内の当該仮決定された教師の教師データのスケジュール126を調べ、スケジュールが空いている場合は受講生Gの教師として決定する。また、スケジュールが空いていない場合は次の順位の教師を仮に決定し同様にスケジュールを調べる動作を繰り返して教師を受講生Gの教師として決定する。但し、教師決定動作を繰り返しても所定点数以上の教師がいない場合は別途処理(例えば、最高得点の教師を受講生Gの教師として決定)を行う(ステップT8)。
【0062】
次に、制御部30は上記ステップT8で決定された教師Yのスケジュールに合わせて受講生Gのスケジュールを設定し、通信制御部31を制御して受講生Gの端末1宛てスケジュールデータ等を送信させる。また、この際、記憶部32の教師データ記憶領域に記憶されている教師データ120のうち、上記ステップで決定された教師Yの教師データ120−yの受講生名125−gに受講希望者Gの氏名を書き込むと共に、受講生データ110−gの受講コース113として受講生Gが選択したコース名(又はコード)を記憶し、教師名114として教師Yの名前(又はコード)を記憶し、更に、受講履歴115に前回の受講コースの受講期間や教師名、得点等を追加記憶する(ステップT9)。
【0063】
受講生Gの端末1はサーバ3からスケジュールデータを受信すると、それを表示部15に表示し、受講生Gの確認があるとスケジュールデータを記憶部12に記憶し、通信制御部19を制御して確認した旨のデータをサーバ3宛て送信させる(ステップT10)。
【0064】
上記図8のフローチャートに示した動作により、コースが完了したかレベルアップを希望する受講生に次のコースのヒヤリングテストを行い、受講生に適した新たな教師をその受講生の教師とすることができるので、順次コースを上級レベルに変更して受講生の会話能力の上達を促進できる。また、現在受講中のコースではレベルが高すぎる場合も、教師の推奨または受講生の希望により他のレベルのコースのヒヤリングテストを行い適した教師をその受講生の教師とすることができるので、中途脱落を防止できる。
【0065】
以上、本発明の一実施例について説明したが本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0066】
【発明の効果】
上記説明したように、本発明によれば、受講申し込み当初や、受講コースの終了やレベル(上達度)に応じて学習者本人にあった講師を選ぶことができるので、会話学習の成果(上達)が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】語学学習システムの一実施例を示すネットワーク構成図である。
【図2】語学学習端末の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】語学学習サーバ及び教師用端末の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図4】受講生データ領域に記憶される受講生データの一実施例の構成を示す図である
【図5】教師データ領域に記憶される教師データの一実施例の構成を示す図である。
【図6】画像/音声データ領域に記憶されるヒヤリングテスト用の画像/音声データの一実施例の構成を示す図である。
【図7】受講申し込み時の語学学習端末側及び語学学習サーバ側の動作例を示すフローチャートである。
【図8】受講完了又はレベルアップ時の語学学習端末側及び語学学習サーバ側の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、1−1、・・・、1−n 学習端末(端末)
2 通信ネットワーク
3 学習サーバ
4、4−1、4−2、・・・、4−m 教師用端末
30 制御部(配信手段、教師決定手段)
31 通信制御部(配信手段、受信手段)
32 記憶部(情報記憶手段)
132 初級画像/音声データ(ヒヤリングテスト用情報)
133 中級級画像/音声データ(ヒヤリングテスト用情報)
134 上級画像/音声データ(ヒヤリングテスト用情報)
323 画像/音声データ記憶領域(情報記憶手段)
Claims (5)
- 通信ネットワークを介して受講者の端末と語学学習サーバとの間で学習用言語情報を授受して行う会話型語学学習システムであって、
前記語学学習サーバから受講者に対して複数の教師のヒヤリングテスト用情報を前記端末に送信し、前記端末は受講者が受信した前記ヒヤリングテスト情報を基に該端末を用いて行った教師別のヒヤリングテストの結果を前記語学学習サーバに送信し、前記語学学習サーバは前記端末から受信したヒヤリングテストの結果に基づいて前記受講者の教師を決定することを特徴とする語学学習システム。 - 前記語学学習の受講コース変更の際に、前記語学学習サーバから受講申込者に対して新たな教師別のヒヤリングテスト用情報を前記端末に送信し、前記端末は受信した前記ヒヤリングテスト情報を基に受講者が該端末を用いて行った教師別のヒヤリングテストの結果を前記語学学習サーバに送信し、前記語学学習サーバは前記端末から受信したヒヤリングテストの結果に基づいて前記受講者の教師を及び受講コースを決定することを特徴とする請求項1記載の語学学習システム。
- 通信ネットワークを介して複数の端末と語学学習サーバとの間で学習用言語情報を授受して行う会話型語学学習システムで用いる語学学習サーバであって、
複数の教師の音声情報を記憶する情報記憶手段と、前記情報記憶手段に記憶された複数の教師の音声情報を配信する配信手段と、配信された音声情報の教師別のヒヤリングレベル情報を受信する受信手段と、受信したヒヤリングレべル情報に基づき教師を決定する教師決定手段と、を備えたことを特徴とする語学学習サーバ。 - 受講者側端末と音声を含む学習情報を授受する教師用端末を複数接続したことを特徴とする請求項3記載の語学学習サーバ。
- 前記情報記憶手段は、更に、前記記憶された音声情報と関連付けられた画像情報を記憶し、前記配信手段は前記情報記憶手段に記憶された複数の教師の音声情報及び画像情報を配信することを特徴とする請求項3記載の語学学習サーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003133230A JP2004334111A (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | 語学学習システム及び語学学習サーバ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003133230A JP2004334111A (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | 語学学習システム及び語学学習サーバ |
Publications (1)
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Family
ID=33507845
Family Applications (1)
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JP2003133230A Pending JP2004334111A (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | 語学学習システム及び語学学習サーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004334111A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021110890A (ja) * | 2020-01-15 | 2021-08-02 | カゴメ株式会社 | 電子学習プログラム |
-
2003
- 2003-05-12 JP JP2003133230A patent/JP2004334111A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021110890A (ja) * | 2020-01-15 | 2021-08-02 | カゴメ株式会社 | 電子学習プログラム |
JP7118513B2 (ja) | 2020-01-15 | 2022-08-16 | カゴメ株式会社 | 電子学習プログラム |
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