JP2004333651A - 無線識別ラベル用シート部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】ICチップ等を含む無線識別ラベル用シート部材において、磨耗や静電気による損傷を防止し、無線識別ラベル作成装置に収納する際に、この無線識別ラベル用シート部材をより効率的に収容する。
【解決手段】ICチップ64やアンテナ部63等を含む帯状のテープ16(無線識別ラベル用シート部材)は、基材61と、ICチップ64等が接する第1粘着層60Aと、第2粘着層60Bと、第2粘着層60Bに剥離可能に積層されたシート状の剥離部材62とから構成され(A)、ロール状に巻回して無線識別ラベル作成装置に収納する(B)。この際、帯状のテープ16の剥離部材62と、隣接する帯状のテープ16の第2粘着層60Bとは、圧縮された状態で密着し、ずれることがないので、帯状のテープ16が緩む際の摩擦による磨耗や、静電気の発生による帯状のテープ16の損傷を防止しながら、より効率的に収容させることができる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線にて情報データを記録し、または読み出しできる無線識別ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ICチップ等が埋め込まれた無線識別ラベルに格納されたデータを、無線にてやりとりするものの一例として、商品のデータ収集を行うデータ収集システムに、この無線識別ラベルを使用するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このデータ収集システムで使用される無線識別ラベルは、例えば、電磁誘導方式が適用されており、商品に貼り付けられた無線識別ラベルが磁界の中に入ると、電磁誘導により共振回路に起電力が発生し、その起電力により電波を発信するように構成されている。
【0004】
そして、このシステムでは、受信装置が無線識別ラベルから送信された電波を受信し、受信した電波に基づいて、商品がデータ収集されずに不法に持ち出された旨のアラームを鳴らすことができる。
【0005】
また、無線識別ラベルには、バーコードが印刷されており、商品を合法に持ち出す際には、このバーコードを、スキャナにより読み取り、データの収集を行うと同時に、そのスキャナに組み込まれた送信機から電波を発信し、内部の回路を短絡、或いは開放せしめ、無線識別ラベルに内蔵されたICチップの動作を停止させる。
【0006】
このようにして、商品からデータを収集し、データを収集した商品のみを持ち出すことができるようにしていた。
【0007】
ところで、このようなシステムに使用される無線識別ラベルを作成する際には、無線識別ラベルを形成する複数の部材をそれぞれ巻回した状態でラベル作成機に収納し、収納した複数の基材を引き出しながら接合し、無線識別ラベルの作成を行っていた。
【0008】
【特許文献1】
特許2843437号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ICチップやアンテナ導体等を含む無線識別ラベル用シート部材を収納する際には、ICチップやアンテナ導体の厚みの分だけ、その部分が盛り上がるため、巻回した際に隣接する無線識別ラベル用シート部材との密着状態を維持することが難しく、隙間が生じたり、緩み易くなってしまう。
【0010】
このように、ICチップやアンテナ導体による隙間が生じたまま、無線識別ラベル用シート部材が巻回されると、収納領域に収納可能なラベルの枚数が減少してしまい、無線識別ラベル用シート部材を補充する頻度が高くなってしまう。また、多くのラベルを収容しようとすると、収納領域が大型化してしまい、無線識別ラベル作成装置全体を大型化せざるを得なくなる。
【0011】
更に、巻回した無線識別ラベル用シート部材がずれる際の摩擦による磨耗や、静電気の発生により、ICチップ、アンテナ部材、若しくは、シート部材の少なくとも1つが損傷してしまう虞があった。
【0012】
そこで、このような問題点を鑑み、無線でのデータのやりとりに使用される無線識別ラベルを形成するICチップやアンテナ導体等を含む無線識別ラベル用シート部材において、その損傷を防止し、無線識別ラベル用シート部材を無線識別ラベル作成装置に収納する際に、無線識別ラベル用シート部材をより効率的に収容させることを本発明の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために成された請求項1に記載の発明は、情報を無線により識別可能な情報識別部を有するシート状の無線識別ラベル用シート部材であって、前記情報識別部と接する粘着層と、該粘着層に剥離可能に積層されたシート状の剥離部材とを備え、他の無線識別ラベル用シート部材と整合して積層されたことを特徴としている。
【0014】
つまり、ある無線識別ラベル用シート部材の剥離部材と、隣接する無線識別ラベル用シート部材の粘着層とが接触するように、複数の無線識別ラベル用シート部材を積層させているのである。
【0015】
また、剥離部材は、粘着層から剥離可能に構成されているので、この無線識別ラベル用シート部材を使用する際に剥離部材を分離すれば、粘着層が露出する。
【0016】
次に、請求項2に記載の発明は、情報を無線により識別可能な情報識別部を有するシート状の無線識別ラベル用シート部材であって、前記情報識別部と接する粘着層と、該粘着層に剥離可能に積層されたシート状の剥離部材とを備え、当該無線識別ラベル用シート部材をロール状に巻回したことを特徴としている。
【0017】
つまり、請求項1に記載の無線識別ラベル用シート部材のように、複数の無線識別ラベル用シート部材が積層されている必要はなく、本発明(請求項2)のように、無線識別ラベル用シート部材をロール状に巻回していてもよく、この際、粘着層と隣接する無線識別ラベル用シート部材の剥離部材とが接触していればよいのである。
【0018】
このようにして巻回された無線識別ラベル用シート部材がロール状に接触する。
【0019】
更に、請求項2に記載の無線識別ラベル用シート部材において、請求項3に記載のように、前記粘着層には、前記情報識別部を複数個配設されていることが望ましい。
【0020】
次に、請求項4に記載のように、前記粘着層は、前記剥離部材に剥離可能に積層される第1粘着層と、前記剥離部材が位置する面とは反対側の面に位置する第2粘着層とから成り、前記情報識別部は、前記第1粘着層、および前記第2粘着層の間に配置されることが好ましい。
【0021】
更に、請求項4に記載の無線識別ラベル用シート部材において、請求項5に記載のように、前記第1粘着層、および前記第2粘着層の間には、該各粘着層よりも硬質な基材を更に備えていることが望ましい。
【0022】
加えて、請求項5に記載の無線識別ラベル用シート部材において、請求項6に記載のように、前記基材は不透明であって、前記情報識別部は、前記基材と、前記第1粘着層との間に配置されることが好ましい。
【0023】
次に、請求項7に記載の発明は、請求項4〜請求項6の何れかに記載の無線識別ラベル用シート部材において、前記第1粘着層は、他の物品に当該無線識別ラベル用シート部材を固定するためのものであり、前記第2粘着層は、当該無線識別ラベル用シート部材、および当該無線識別ラベル用シート部材の幅と略一致するシート状の部材を、幅方向に整合にしながら接合するためのものであって、当該無線識別ラベル用シート部材を他の物品に固定する際には、前記剥離部材のみが当該無線識別ラベル用シート部材から分離されることを特徴としている。
【0024】
このように、第1粘着層は、他の物品に無線識別ラベル用シート部材を固定するために使用され、第2粘着層は、無線識別ラベル用シート部材の幅と略一致するシート状の部材を、幅方向に整合にしながら接合するために使用され、無線識別ラベル用シート部材を他の物品に固定する際には、剥離部材のみが無線識別ラベル用シート部材から分離される。
【0025】
尚、請求項7の本文中の、「略一致」との記載は、無線識別ラベル用シート部材の幅と、シート状の部材の幅とが、完全に一致する場合、および、ほぼ一致する場合の両方を意味する。
【0026】
また、請求項8に記載のように、本発明(請求項1〜7)の無線識別ラベル用シート部材は、当該無線識別ラベル用シート部材に識別用の画像を形成する画像形成装置、前記情報識別部に識別データを書き込む識別データ書き込み装置、前記画像形成装置および前記識別データ書き込み装置の少なくとも一方に装着可能なカートリッジ、無線識別ラベル用シート部材を収納する包装、の何れかに収納されていることが好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
【0028】
図1は本実施形態の無線識別ラベル作成装置1(本発明でいう、画像形成装置)を示す全体図である。
【0029】
図1において、無線識別ラベル作成装置1の前部にはキーボード3が配設されており、キーボード3の後方における無線識別ラベル作成装置1の内部には、サーマル印字機構PM(図2参照)が配設されている。また、キーボード3のすぐ後側には、カートリッジ10(図2参照)を交換するためのカバーケース2が開閉可能に設けられており、このカバーケース2には、入力した文字や記号を表示可能な液晶ディスプレイ4(LCD4)が配設されている。更に、カバーケース2とキーボード3との間には、カバーケース2を開けるための操作つまみ5が配設されている。
【0030】
キーボード3には、アルフャベット文字、数字、記号を入力するための文字キー、スペースキー、改行キー、カーソルを上下左右方向にそれぞれ移動させるためのカーソル移動キー、作成する頻度が高いラベルを簡単に作成するための定型ラベル作成キー、実行キーや取消しキー等の編集キー、印字を指令する印字キー、電源をON・OFFするための電源キー等が設けられている。
【0031】
次に、カートリッジ10について、図2を用いて説明する。図2は、カートリッジ10の内部、およびカバーケース2を開いた状態におけるサーマル印字機構PM部分の拡大図である。
【0032】
図2に示すように、無線識別ラベル作成装置1には、着脱自在に矩形状のカートリッジ10が装着されており、このカートリッジ10には、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)からなる透明のフィルムであるラミネートテープ11(本発明でいう、シート状の部材)が巻回されたテープスプール12と、インクリボン13が巻回されたリボンスプール14と、このインクリボン13を巻取るリボン巻取りスプール15と、ラミネートテープ11と略同一幅であって、アンテナ導体、ICチップ、および共振回路等(本発明でいう、情報識別部)を有する帯状のテープ16(後に詳述。本発明でいう、無線識別ラベル用シート部材)が巻回された供給スプール17と、これらラミネートテープ11と帯状のテープ16とを押圧して接合させるテープ送りローラ18とが、それぞれ回転自在に設けられている。
【0033】
また、カートリッジ10には、ラミネートテープ11のテープスプール12からテープ送りローラ18の位置まで搬送するための搬送路を形成するガイドコロ28Aおよびガイド壁28B、Cを備えており、ラミネートテープ11は、ガイドコロ28Aおよびガイド壁28B、Cにより進路を規定されながら、帯状のテープ16と接触することなくテープ送りローラ18の位置まで搬送される。
【0034】
ここで、リボンスプール14とリボン巻取りスプール15とは、ラミネートテープ11の裏面側(つまり、帯状のテープ16と接合される側)に配設されており、無線識別ラベル作成装置1本体に立設されたサーマルヘッド19と、回転可能なプラテン20とにより、ラミネートテープ11とインクリボン13とを重ねて挟持するように構成されている。
【0035】
プラテン20は、後述するサブローラ21と共に、ローラ支持体22に支持されている。
【0036】
サブローラ21は、テープ送りローラ18と共に、カートリッジ10に収納されたラミネートテープ11と帯状のテープ16とを挟持し、回転することによりラミネートテープ11と帯状のテープ16とを接合しながらテープ送りをする。
【0037】
尚、ローラ支持体22に支持されたプラテン20およびサブローラ21は、カートリッジ10の脱着時には、ローラ支持体22が支持軸27を中心に回転することにより、カートリッジ10に対して離間し、カートリッジ10の装着後、無線識別ラベル70(図4(C)参照)の作成時には、カートリッジ10に密着した状態(つまり、図2の状態)になる。
【0038】
従って、カートリッジ10内の要素(ラミネートテープ11、帯状のテープ16、インクリボン13)を使い切ったときや、テープの幅や種類の変更を行いたいときに、本装置(無線識別ラベル作成装置1)の使用者がカートリッジ10の交換をすることで、それらの補充や変更を容易にすることができる。
【0039】
サーマルヘッド19は、例えば、128個の発熱素子(図示省略)を備え、この発熱素子は、上下方向に列設されている。
【0040】
また、本装置(無線識別ラベル作成装置1)を駆動して、無線識別ラベル70を作成する際には、テープ送りモータ36(図3参照)の所定回転方向へ駆動し、このテープ送りモータ36の駆動により、ギヤ機構(図示省略)を介して、テープ送りローラ18とリボン巻取りスプール15とを、所定回転方向にそれぞれ同期して駆動するように構成されている。
【0041】
尚、この際、サーマルヘッド19の複数の発熱素子に通電すると、ラミネートテープ11の裏面側には、複数のドット列により文字や記号(バーコードを含む)が鏡像で印字され、しかもラミネートテープ11の裏面側に帯状のテープ16が接合されてテープ状ラベル23が作成され、テープ送り方向Tに送給されて、図1、図2に示すように、本装置(無線識別ラベル作成装置1)の外部に排出される。尚、サーマル印字機構PMの詳細については、公知技術(例えば、特開平2─106555号公報を参照)であるため、ここでの説明は省略する。
【0042】
ところで、前記カートリッジ10には、テープスプール12に巻回されたラミネートテープ11のテープ幅およびスプール幅が異なるもの(例えば6mm、9mm、12mm、18mm、24mmの5種類)が準備されており、このカートリッジ10の底壁部には、3つの検出用穴24〜26が形成され、これらのテープ幅が何れかを検出できるように、これら検出用穴24〜26の幾つかが組合せて塞がれている。そして、このカートリッジ10の下側を支持する無線識別ラベル作成装置1には、これらの塞がれた検出用穴24〜26の組合せから、テープ幅やテープ種類などを検出してテープカセット情報を出力するカセットセンサ30(図3参照)が取付けられている。
【0043】
次に、無線識別ラベル作成装置1の電気的な結合関係について、図3のブロック図を用いて説明する。
【0044】
制御装置6は、CPU40と、このCPU40にデータバスなどのバス45を介して接続された入出力インターフェース44、表示用キャラクタジェネレータROM41(表示用CGROM41)、印字用キャラクタジェネレータROM42(印字用CGROM42)、ROM43およびRAM50とから構成されている。表示用CGROM41には、アルファベット文字や記号などの多数のキャラクタの各々に関して、所定文字サイズの表示用ドットパターンデータが格納されている。印字用CGROM42には、アルファベット文字や記号などの多数のキャラクタの各々に関して、印字用ドットパターンデータが、各書体毎にコードデータに対応させて、複数の印字文字サイズ分格納されている。
【0045】
制御装置6の入出力インターフェース44には、キーボード3と、カセットセンサ30と、LCD4に表示データを出力する為のビデオRAM31(VRAM31)を有するディスプレイコントローラ32と、サーマルヘッド19を駆動する為の駆動回路35と、テープ送りモータ36を駆動する為の駆動回路37とが、それぞれ接続されている。
【0046】
制御装置6のROM43には、キーボード3から入力された文字や数字や記号などのキャラクタのコードデータに対応させてディスプレイコントローラ32を制御する表示駆動制御プログラム、印字に供する1ドット列毎のドットパターンデータを順次サーマルヘッド19やテープ送りモータ36に転送して印字する印字駆動制御プログラム、テキスト入力制御、定型ラベル作成制御、ラベル名選択制御、定型ラベルデータ入力制御、テキスト登録制御、バーコード作成制御などの制御プログラムが格納されている。
【0047】
CPU40は、キーボード3からの入力、カセットセンサ30によるカートリッジ10の種類の検知、およびROM43に格納された制御プログラムに基づいて、順次、各種CGROM41、42からデータを読み出しながら、LCD4に画像を表示し、駆動回路35、37を介してテープ送りモータの駆動およびサーマルヘッド19の制御を行う。
【0048】
次に、カートリッジ10に収納された帯状のテープ16について、図4および図5を用いて説明する。図4および図5は、帯状のテープ16の側断面図(帯状のテープ16の長手方向に沿って、帯状のテープ16の幅方向に直交する断面図)である。ただし、図4では、模式的に1枚分の無線識別ラベル70のみを拡大して表示している。
【0049】
図4(A)に示すように、帯状のテープ16は、剥離部材62、第1粘着層60A、不透明の基材61、および第2粘着層60Bの4層が、順に積層されて構成されている。また、第1粘着層60Aと、基材との間には、電磁誘導方式の無線識別ラベルとして機能するためのアンテナ部63およびICチップ64が挟み込まれている。このため、帯状のテープ16は、アンテナ部63およびICチップ64が挟み込まれた分だけ、上下の面にそれぞれ凸部65A、Bを有することになる。
【0050】
尚、図4(B)以降で説明する帯状のテープ16の断面図において、帯状のテープ16には、上述の凸部65A、Bを有するが、図を簡単にするため、この凸部65A、Bは省略して表示する。この凸部65A、Bがあっても、帯状のテープ16とラミネートテープ11との接合に問題は無い。
【0051】
また、アンテナ部63とICチップ64とは、図示しない連結部によって、所定の無線識別機能を果たすように連結されている。
【0052】
次に、帯状のテープ16にラミネートテープ11を接合する際には、図4(B)に示すように、インクリボン13の一部であるインク66が付着し、このインク66により画像形成されたラミネートテープ11と、第2粘着層60Bとを、幅方向に整合しながら接合させる。
【0053】
このようにしてラミネートテープ11と、第2粘着層60Bとを接合させると図4(C)に示すような状態になる。この状態では、ラミネートテープ11のインク66が付着した面は、ラミネートテープ11によって覆われ、外から直接触れられることがない無線識別ラベル70の内側の層に位置する。
【0054】
また、上述の帯状のテープ16には、図5(A)に示すように、複数の無線識別ラベル70を作成できるように、一定間隔でアンテナ部63およびICチップ64が配置されている。
【0055】
そして、このように構成された帯状のテープ16をカートリッジ10に収納されている際の状態は、図6および前述のようにロール状に巻回されており、この状態を模式的に示すと、図5(B)に示すように、帯状のテープ16が幾重にも積層されている。剥離部材62の両面には、シリコン処理がなされており、積層しても、適切に引き出せるように、帯状のテープ16は構成されている。
【0056】
尚、帯状のテープ16は巻回されてカートリッジ10に収納されているので、図5(B)に示す各層は、本来ならば曲面を有しているのであるが、ここでは、図を簡単にするため直線にて記載している。
【0057】
また、図5(B)に示すように、帯状のテープ16が積層された状態では、帯状のテープ16の第2粘着層60Bが、隣接する帯状のテープ16の剥離部材62に接合するようになっており、順次引き出されながら無線識別ラベル70を形成する。
【0058】
このようにして作成された無線識別ラベル70は、アンテナ部63およびICチップ64が配置された間隔で、本装置(無線識別ラベル作成装置1)に設けられた切断機構(図示省略)により、図6に示す一点鎖線部分で順次分離されて、個々の無線識別ラベル70(図4(C)参照)として使用可能になる。
【0059】
また、この無線識別ラベル70を商品等に貼り付ける際には、剥離部材62を剥し、第1粘着層60Aの粘着力により貼り付けを行う。商品等に貼り付けられた無線識別ラベル70においては、不透明な基材61によって、アンテナ部63やICチップ64が視認できず、インク66による画像が見易い。
【0060】
尚、剥離部材62にはシリコン処理がなされており、第1粘着層60Aと基材61との接着力は、剥離部材62と第1粘着層60Aの粘着力よりも充分強く設定されており、剥離部材62を分離させようとする際に、第1粘着層60Aと基材61とが分離されてしまうことはない。
【0061】
また、剥離部材62と第1粘着層60Aの粘着力は、第2粘着層60Bと剥離部材62との接着力よりも、強く設定されており、巻回された状態の帯状のテープ16を引き出す際に、剥離部材62と第1粘着層60Aとが分離されてしまうことはない。
【0062】
更に、帯状のテープ16を巻回する際には、圧力を加えて隣接する帯状のテープ16と密着させてもよいし、帯状のテープ16の自重により密着させてもよい。
【0063】
以上のように詳述した帯状のテープ16であれば、ある帯状のテープ16の剥離部材62と、隣接する帯状のテープ16の第2粘着層60Bとが接触するように巻回されており、巻回された帯状のテープ16は、ずれることがないので、帯状のテープ16が緩む際の摩擦による磨耗や、静電気の発生によるICチップ64の損傷を防止することができる。
【0064】
また、巻回された帯状のテープ16は、圧縮された状態で密着しているので、この帯状のテープ16を無線識別ラベル作成装置1に収納する際に小型化することができ、この帯状のテープ16をより効率的に収容させることができる。
【0065】
更に、第1粘着層60Aには、アンテナ部63およびICチップ64を複数個配設されて巻回されているので、1枚の帯状のテープ16から複数枚の無線識別ラベル70を作成することができる。
【0066】
また、アンテナ部63およびICチップ64が第1粘着層60A、および第2粘着層60Bの間に配置されているので、各粘着層60A、Bによりアンテナ部63およびICチップ64を、衝撃等の外力から保護することができる。
【0067】
更に、第1粘着層60A、および第2粘着層60Bの間に各粘着層60A、Bよりも硬質な基材を備えているので、帯状のテープ16に圧縮等の外力が加わっても、形状が変化し難くすることができる。
【0068】
加えて、不透明な基材61と第1粘着層60Aとの間にアンテナ部63およびICチップ64を配置するようにしているので、第2粘着層60B側に画像形成したラミネートテープ11を貼着した際に、アンテナ部63およびICチップ64が見えることなく、ラミネートテープ11に形成した画像の視認性を向上させることができる。特に、バーコードがインク66によって形成された場合に対して、バーコード画像がアンテナ部63やICチップ64と重なってバーコードの読取ミスが生じることが防止されている。
【0069】
また、第1粘着層60Aは、他の物品に帯状のテープ16を固定するために使用され、第2粘着層60Bは、帯状のテープ16、および帯状のテープ16の幅と一致するシート状の部材を、幅方向に整合にしながら接合するために使用され、帯状のテープ16を他の物品に固定する際には、剥離部材62のみが帯状のテープ16から分離されるようにしているので、帯状のテープ16の損傷を防止し、この帯状のテープ16を無線識別ラベル作成装置1に収納する際に、この帯状のテープ16をより効率的に収容させることができると共に、確実に他の物品に固定させることができる。
【0070】
更に、帯状のテープ16は、無線識別ラベル作成装置1に装着可能なカートリッジ10に収納されているので、この帯状のテープ16を無線識別ラベル作成装置1に収納する際に、この帯状のテープ16をより効率的に収容させることができ、画像形成装置に装着可能なカートリッジ10の帯状のテープ16を収納する収納部分を小さくすることできる。
【0071】
尚、剥離部材62は、第1粘着層60Aから剥離可能に構成されているので、第2粘着層60Bとラミネートテープ11とを接合せずに、剥離部材62を帯状のテープ16から分離すれば、第2粘着層60Bが露出し、帯状のテープ16は両面テープとして使用することができ、帯状のテープ16を物品に貼り付ける度に、他の接着剤等を帯状のテープ16か物品かに塗布することなく、帯状のテープ16を挟み込んだ物品同士を接着することができる。
【0072】
尚、この無線識別ラベル用シート部材では、情報識別部が部分的に粘着層を被覆していてもよく、このような無線識別ラベル用シート部材であっても、上述の無線識別ラベル用シート部材と同様の効果が得られる。
【0073】
このように、不透明な基材61と第1粘着層60Aとの間にアンテナ部63やICチップ64を配置するようにすれば、第2粘着層60Bに画像形成した透明フィルム等を貼着した際に、第2粘着層60B側からアンテナ部63やICチップ64が見えることがないので、透明フィルム等に形成した画像の視認性が向上する。
【0074】
次に、別形態のラミネートテープ11および帯状のテープ16について、図7〜図11を用いて説明する。図7〜図10は何れも帯状のテープの側断面図である。
【0075】
図7(A)に示す無線識別ラベル70は、無線識別ラベル70を作成するのに用いられたラミネートテープ11のみが前述(図4および図5参照)の無線識別ラベル70とは異なる。
【0076】
ここで説明するラミネートテープ11は、単なる透明フィルムではなく、帯状のテープ16に接合される側の面に感熱層11Aを有している。
【0077】
このように構成されたラミネートテープ11は、カートリッジ10から引き出され、その搬送経路上にてサーマルヘッド19によりラミネートテープ11の感熱層11Aに熱が加えられると、その熱が加えられた箇所が発色部67となって現れる。そして、この状態で帯状のテープ16と接合される(図7(A)参照)。
【0078】
尚、このように感熱層11Aを有するラミネートテープ11を使用する場合には、カートリッジ10にインクリボン13、およびインクリボン13を巻回するためのリボンスプール14、リボン巻取りスプール15を備えている必要はない。
【0079】
このようなラミネートテープ11を使用しても前述の無線識別ラベル70と同様の無線識別ラベル70を作成することができ、感熱層11Aは無線識別ラベル70の内部に位置しているため、無線識別ラベル70の表面が、意図せずに擦られたとしても、その摩擦熱により感熱層11Aが発色してしまうことを防止することができる。
【0080】
次に、別形態の帯状のテープ16について説明する。
【0081】
図7(B)に示す帯状のテープ16は、ICチップ64の位置がアンテナ部63の反対側(図7(B)では下側)に配置したものである。
【0082】
図8(A)に示す帯状のテープ16は、基材61と第2粘着層60Bとの間にアンテナ部63およびICチップ64を配置したものである。
【0083】
また、図8(B)に示す帯状のテープ16は、図8(A)に示す帯状のテープ16に対してICチップ64をアンテナ部63の反対側に配置したものである。
【0084】
図9(A)に示す帯状のテープ16は、基材61を備えておらず、剥離部材62、第1粘着層60A、および第2粘着層60Bの3層からなり、第1粘着層60Aと第2粘着層60Bとの間にアンテナ部63およびICチップ64を配置している。
【0085】
また、図9(B)に示す帯状のテープ16は、図9(A)に示す帯状のテープ16に対してICチップ64をアンテナ部63の反対側に配置したものである。
【0086】
図10に示す帯状のテープ16は、剥離部材62および粘着層60のみからなり、特に、図10(A)に示す帯状のテープ16では、剥離部材62および粘着層60の間に、ICチップ64が粘着層60側に位置するように、アンテナ部63とICチップ64とを配置している。
【0087】
また、図10(B)に示す帯状のテープ16は、図10(A)に示す帯状のテープ16に対してICチップ64をアンテナ部63の反対側に配置したものである。
【0088】
更に、図10(C)に示す帯状のテープ16は、粘着層60の剥離部材62とは反対側の面に、ICチップ64が剥離部材62とは反対側に位置するように、アンテナ部63とICチップ64とを配置している。
【0089】
また、図10(D)に示す帯状のテープ16は、図10(C)に示す帯状のテープ16に対してICチップ64をアンテナ部63の反対側に配置したものである。
【0090】
上記に示した帯状のテープ16を使用しても前述の無線識別ラベル70と同様の無線識別ラベル70を作成することができる。
【0091】
尚、本実施形態において、ラミネートテープ11および帯状のテープ16は、同一幅のものを使用したが、特に同一幅のものに限らず、異なる幅のものを使用してもよく、ラミネートテープ11および帯状のテープ16の幅が異なる場合には、少なくとも幅の狭いテープが、幅の広いテープからはみ出さないように揃えていればよい。
【0092】
また、画像形成や、無線識別ラベル70等の搬送を妨げない限り、幅方向にラミネートテープ11と帯状のテープ16とがずれていてもよい。即ち、ラミネートテープ11と帯状のテープ16とが所望の貼り合わせのために所望の位置関係にあればよい。
【0093】
また、本実施形態において 作成した無線識別ラベル70の帯状のテープ16には、アンテナ部63とICチップ64とを備え、電磁誘導方式の無線識別ラベル70として構成したが、特に、この構成に限らず、例えば、静電結合方式、UHF方式、電磁結合方式の無線識別ラベル70として構成してもよいし、アンテナ部63と反射回路とを備え、マイクロ波方式の無線識別ラベル70として構成していてもよい。
【0094】
更に、ラミネートテープ11および帯状のテープ16は、図6に示すように、巻回した状態でカートリッジ10に収納する必要はなく、例えば、アンテナ部63およびICチップ64を1個ずつ備えた複数の各テープを積層して収納してもよく(図5(B)の実線部分で表現される状態となる。)、図11に示すように、1枚ずつ各テープを剥しながら搬送し、無線識別ラベル70を作成するように構成してもよい。
【0095】
また、帯状のテープ16は、アンテナ部63およびICチップ64が部分的に第2粘着層60Bを被覆していてもよい。
【0096】
更に、本実施形態では、無線識別ラベル作成装置1に装着されるカートリッジ10内に帯状のテープ16を収納し、帯状のテープ16を使い切った際に、使用者がカートリッジ10を交換することにより、帯状のテープ16を補充することができるように構成したが、特に、このように構成する必要はなく、例えば、帯状のテープ16は無線識別ラベル作成装置1の使用者が触れられない位置に収納するように構成し、使用者が帯状のテープ16を使い切ると、専門の業者等により、帯状のテープ16を補充するようにしてもよい。
【0097】
また、アンテナ部63とICチップ64との両方を備える無線識別ラベル70を作成するが、アンテナ部63かICチップ64かの何れか一方のみを備えたラベルを作成し、その後、他方のものを後付けしてもよい。また、画像形成と同時、または、画像形成と前後して、ICチップ64に読書装置Vによってデータを書き込み、または、読み出すように無線識別ラベル作成装置1を構成してもよい。更に、予め書き込まれたデータを読み出してもよい。
【0098】
このようにしても、帯状のテープ16がずれる際の摩擦による磨耗や、静電気の発生による帯状のテープ16の損傷を防止し、この帯状のテープ16を無線識別ラベル作成装置1に収納する際に、この帯状のテープ16をより効率的に収容させることができる。
【0099】
更に、本実施の形態では、無線識別ラベル作成装置1に装着されるカートリッジ10内に帯状のテープ16を収納したが、特に、このようにする必要はなく、ICチップ64に識別データを書き込む識別データ書き込み装置、およびこの装置に装着可能なカートリッジ10に帯状のテープ16を収納してもよい。このようにしても、帯状のテープ16を収納する収納部分を小さくすることできる。
【0100】
また、帯状のテープ16を単品で販売するため、図6や図11に一点鎖線で示す包装としての箱Pに帯状のテープ16を収納する場合には、その箱Pを小さくできるか、若しくは、同じ大きさの箱Pであれば、より多くの帯状のテープ16を収納できる。更に、ICチップ64とアンテナ部63との上下関係が、図4等とは逆になっていてもよい。
【0101】
【発明の効果】
請求項1または請求項2に記載の無線識別ラベル用シート部材によれば、無線識別ラベル用シート部材がずれて、そのずれを無くすように揃える手間、そのずれる際の摩擦による磨耗、並びに静電気の発生による無線識別ラベル用シート部材の損傷の少なくとも1つを防止し、この無線識別ラベル用シート部材を無線識別ラベル作成装置等に収納する際に、この無線識別ラベル用シート部材を小さな収納部分であっても収容させることができ、若しくは、収納部が同じ大きさでも、より多い無線識別ラベル用シート部材を収容できる。また、無線識別ラベル用シート部材を物品に貼り付ける度に、他の接着剤等を無線識別ラベル用シート部材か物品に塗布することなく、この無線識別ラベル用シート部材を挟み込んだ物品同士を接着することができる。
【0102】
請求項3に記載の無線識別ラベル用シート部材によれば、1枚の無線識別ラベル用シート部材から複数枚の無線識別ラベルを作成することができる。
【0103】
請求項4に記載の無線識別ラベル用シート部材によれば、情報識別部が第1粘着層、および第2粘着層の間に配置されると、各粘着層により情報識別部を、衝撃等から保護することができる。
【0104】
請求項5に記載の無線識別ラベル用シート部材によれば、無線識別ラベル用シート部材に圧縮等の力が加わっても、形状が変化し難い丈夫な無線識別ラベル用シート部材にすることができる。
【0105】
請求項6に記載の無線識別ラベル用シート部材によれば、不透明な基材によって、第2粘着層側に対して情報識別部を隠蔽することができる。
【0106】
請求項7に記載の無線識別ラベル用シート部材によれば、確実に他の物品に固定させることができる。
【0107】
請求項8に記載の無線識別ラベル用シート部材によれば、画像形成装置、識別データ書き込み装置、およびこれらの装置に装着可能なカートリッジ、無線識別ラベル用シート部材の包装の無線識別ラベル用シート部材を収納する収納部分を小さくすることでき、若しくは、同じ収納部分の大きさでも、より多い無線識別ラベル用シート部材を収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線識別ラベル作成装置を示す全体図である。
【図2】カートリッジの内部、およびカバーケースを開いた状態におけるサーマル印字機構PM部分の拡大図である。
【図3】無線識別ラベル作成装置の電気的な結合関係を示すブロック図である。
【図4】帯状のテープを示す側断面図である。
【図5】帯状のテープを示す側断面図である。
【図6】ロール状に巻回された帯状のテープを示す斜視図である。
【図7】変形例の帯状のテープを示す側断面図である。
【図8】変形例の帯状のテープを示す側断面図である。
【図9】変形例の帯状のテープを示す側断面図である。
【図10】変形例の帯状のテープを示す側断面図である。
【図11】1枚ずつ各テープを剥がすテープを示す斜視図である。
【符号の説明】
1…無線識別ラベル作成装置、2…カバーケース、3…キーボード、4…液晶ディスプレイ(LCD)、5…操作つまみ、6…制御装置、10…カートリッジ、11…ラミネートテープ、12…テープスプール、13…インクリボン、14…リボンスプール、15…リボン巻取りスプール、16…帯状のテープ、17…供給スプール、18…テープ送りローラ、19…サーマルヘッド、20…プラテン、21…サブローラ、22…ローラ支持体、23…テープ状ラベル、24…検出用穴、27…支持軸、28A…ガイドコロ、28B…ガイド壁、30…カセットセンサ、31…ビデオRAM(VRAM)、32…ディスプレイ(LCD)コントローラ、35…駆動回路、36…テープ送りモータ、37…駆動回路、40…CPU、41…印字用キャラクタジェネレータ(CG)ROM、42…表示用キャラクタジェネレータ(CG)ROM、43…ROM、44…入出力インターフェース、45…バス、50…RAM、60…粘着層、60A…第1粘着層、60B…第2粘着層、61…基材、62…剥離部材、63…アンテナ部、64…ICチップ、65A…凸部、66…インク、70…無線識別ラベル、PM…サーマル印字機構。

Claims (8)

  1. 情報を無線により識別可能な情報識別部を有するシート状の無線識別ラベル用シート部材であって、
    前記情報識別部と接する粘着層と、
    該粘着層に剥離可能に積層されたシート状の剥離部材と
    を備え、
    他の無線識別ラベル用シート部材と整合して積層されたこと
    を特徴とする無線識別ラベル用シート部材。
  2. 情報を無線により識別可能な情報識別部を有するシート状の無線識別ラベル用シート部材であって、
    前記情報識別部と接する粘着層と、
    該粘着層に剥離可能に積層されたシート状の剥離部材と
    を備え、
    当該無線識別ラベル用シート部材をロール状に巻回したこと
    を特徴とする無線識別ラベル用シート部材。
  3. 前記粘着層には、前記情報識別部を複数個配設したことを特徴とする請求項2に記載の無線識別ラベル用シート部材。
  4. 前記粘着層は、
    前記剥離部材に剥離可能に積層される第1粘着層と、
    前記剥離部材が位置する面とは反対側の面に位置する第2粘着層とから成り、
    前記情報識別部は、前記第1粘着層、および前記第2粘着層の間に配置されること
    を特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の無線識別ラベル用シート部材。
  5. 前記第1粘着層、および前記第2粘着層の間には、
    該各粘着層よりも硬質な基材
    を更に備えたことを特徴とする請求項4に記載の無線識別ラベル用シート部材。
  6. 前記基材は不透明であって、
    前記情報識別部は、前記基材と、前記第1粘着層との間に配置されること
    を特徴とする請求項5に記載の無線識別ラベル用シート部材。
  7. 前記第1粘着層は、他の物品に当該無線識別ラベル用シート部材を固定するためのものであり、
    前記第2粘着層は、当該無線識別ラベル用シート部材、および当該無線識別ラベル用シート部材の幅と略一致するシート状の部材を、幅方向に整合にしながら接合するためのものであって、
    当該無線識別ラベル用シート部材を他の物品に固定する際には、前記剥離部材のみが当該無線識別ラベル用シート部材から分離されること
    を特徴とする請求項4〜請求項6の何れかに記載の無線識別ラベル用シート部材。
  8. 当該無線識別ラベル用シート部材は、
    当該無線識別ラベル用シート部材に識別用の画像を形成する画像形成装置、
    前記情報識別部に識別データを書き込む識別データ書き込み装置、
    前記画像形成装置および前記識別データ書き込み装置の少なくとも一方に装着可能なカートリッジ、
    無線識別ラベル用シート部材を収納する包装、
    の何れかに収納されたことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載の無線識別ラベル用シート部材。
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