JP2004333363A - 物体検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】所定レベルの外光を筒体11の比較的狭い光取入れ口14から取り入れ可能として外界とは遮蔽した状態の内部に集中させるようにすること、筒体11内の所定深さに光センサー13を取付けることに着目したもので、所定レベルの外光をその光取入れ口14からその内部に取り入れ可能な筒体11と、光取入れ口14から所定深さにおいて筒体11の内部に取り付けた光センサー13と、を有し、筒体11の光取入れ口14の近傍を通過する物体による遮光により光センサー13による物体の検出を可能としたことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は物体検出装置にかかるもので、とくに各種のコンベアその他の搬送装置により搬送されてくる物品ないしは物体、さらには相対的に移動する各種の物体の検出を行う物体検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から各種の物体を非接触的に検出するには、光線を用いた物体検出装置を用いることが多い。
たとえば、図11は、コンベア1をその搬送方向から見た概略正面図であって、コンベア1上を搬送されてくる物体Mを透過型の光センサー2により検出可能としている。
光センサー2は、発光部3および受光部4を有し、その間を通過する物体Mが発光部3からの光線5を遮断することにより検出信号を取り出すようになっている。
しかしながら、光センサー2は、発光部3および受光部4を必要とするとともに、コンベア1にまたがってこれらを配置しなければならず、構造が複雑であり、また、高価であるという問題がある。さらに、単一の光センサー2による検出機能は、単に物体Mの通過の有無を検出することができるだけであるという問題がある。光センサー2を搬送方向あるいは高さ方向に多段に設けることによって、物体Mの搬送速度や大きさを検出することもできるが、コストが高くなることおよび構造が複雑になることなどの諸問題がある。
【0003】
図12は、図11と同様に、コンベア1をその搬送方向から見た概略正面図であって、物体Mを反射型の光センサー6により検出可能である。
光センサー6は、発光部7および受光部8を有し、その近傍を通過する物体Mが光線を反射することにより検出信号を取り出すようになっている。
光センサー6は、コンベア1の片側にこれを配置することはできるが、光センサー2(図11)と同様に、発光部7および受光部8を必要とし構造が複雑であるとともに、高価であり、さらに、単一の光センサー6だけでは単に物体Mの通過の有無を検出することができるだけであること、多段にこれを設けることはコストアップおよび構造の複雑化を招くことなどの諸問題がある。
さらに、光を利用した光センサー6を物体Mの通過部(コンベア1)の直下においた場合には、その発光部7や受光部8にゴミやほこりが付着することによる汚れの問題があり、検出精度が低下すること、あるいは掃除その他のメンテナンスの手間や費用がかかることなどの諸問題がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−75547号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、相対的に移動する物体を簡単な構成で非接触的に検出可能な物体検出装置を提供することを課題とする。
【0006】
また本発明は、微弱な外光であってもこれを拡散しないように集中させて、低コストの光センサーによる検出を可能とし、安価に製造可能な物体検出装置を提供することを課題とする。
【0007】
また本発明は、物体の搬送方向ないし移動路の途中の片側部分のみに配置して単純な構成で物体を検出可能なメンテナンス上も有利である物体検出装置を提供することを課題とする。
【0008】
また本発明は、ゴミやほこりなどによる汚れの問題を解消可能でメンテナンス上も有利である物体検出装置を提供することを課題とする。
【0009】
また本発明は、オン・オフ信号による物体の有無検出のみならず、リニアな信号により物体の動作状態を検出可能で、その使用態様により物体の形状や搬送方向および搬送速度などの検出にも利用可能な物体検出装置を提供することを課題とする。
【0010】
また本発明は、簡単かつ安価であってその複数個を配置することが可能であるとともに、こうした配置により各種の機能を発揮可能な物体検出装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、所定レベルの外光を筒体の比較的狭い光取入れ口から取り入れ可能として外界とは遮蔽した状態の内部に集中させるようにすること、この筒体内の所定深さに光センサーを取付けること、および物体による遮光をこの光センサーが検出可能とすることに着目したもので、相対的に移動する物体を検出する物体検出装置であって、所定レベルの外光をその光取入れ口からその内部に取り入れ可能な筒体と、この光取入れ口から所定深さにおいてこの筒体の上記内部に取り付けた光センサーと、を有するとともに、上記筒体の上記光取入れ口の近傍を通過する上記物体による遮光によりこの光センサーによる上記物体の検出を可能としたことを特徴とする物体検出装置である。
【0012】
上記筒体は、その内部に上記光センサーを収容可能な光誘導空間部を形成した細長い管状であって、この光誘導空間部につながるその開口部を上記光取入れ口とすることができる。
【0013】
上記筒体は、その両端部が外部に開口していることができる。
【0014】
上記筒体は、その一端部のみが外部に開口していることができる。
【0015】
上記光センサーは、上記筒体の内壁面にこれを取り付けることができる。
【0016】
上記光センサーは、上記外光の光量に応じた電流が流れるセンサーであることができる。
【0017】
上記光センサーは、上記筒体の内部にこれを少なくとも一個設けることができる。
【0018】
上記光センサーは、上記筒体の内部にこれを複数個設けることができる。
【0019】
上記光センサーは、上記筒体の内壁面における内周面に等角度間隔で少なくとも二個設けることができる。
【0020】
上記筒体の開口部に取り付け可能であるとともに、上記光取入れ口を形成可能な光取入れ窓部を有する蓋部材を設けることができる。
【0021】
上記光センサーによる検出の閾値レベルを調節可能とするレベル調節器を有することができる。
【0022】
上記検出の対象となる物体は、任意のものであってよく、コンベアその他の搬送装置上を搬送されてくる物体に限らず、所定レベルの外光を遮光可能な、たとえば人間、路面およびその他各種の荷物など、当該物体検出装置に対して外光を遮るように相対的に移動するものであれば何でもよい。
【0023】
本発明による物体検出装置においては、所定レベルの外光をその光取入れ口から取り入れ可能な筒体と、この筒体内の所定深さにおいてその内部に取り付けた光センサーと、を設けることにより、すなわち、外光の光量レベルを筒体内において光センサーの検出作用に適したレベルに集束ないし絞り込むことにより、筒体の光取入れ口の近傍を通過する物体による遮光によってこの光センサーによる物体の検出を可能とすることができるとともに、構成が単純でありかつ安価な光センサーを用いることができるので、大幅なコスト削減を実現することができる。
【0024】
また、筒体内の光センサーの数およびその配置形態を工夫することにより、物体の移動方向や移動速度を検出可能であり、あるいは複数個の物体検出装置を所定の形態に配置することにより、物体の形状および移動方向や移動速度を検出可能であるなど、検出機能の拡充を図ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の第1の実施の形態による物体検出装置10を図1ないし図6にもとづき説明する。ただし、図11および図12と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、物体検出装置10の斜視図、図2は、同、縦断面図であって、物体検出装置10は、筒体11と、蓋部材12と、光センサー13と、を有する。
【0026】
筒体11は、たとえば断面四角形状(正方形状)のアルミニウム製あるいは塩化ビニールその他の合成樹脂製の細長い管状を呈し、その両端部が外部に開口しており、その一方の(図中上方の)開口部を光取入れ口14としている。
筒体11は、その内部に光センサー13を収容可能な光誘導空間部15を形成し、光取入れ口14からつながるこの光誘導空間部15内に所定レベルの外光16を取り入れ可能としている。
光誘導空間部15は、断面正方形状であって、筒体11の深さ方向に同一断面形状を有し、外光16を光センサー13の部分まで有効かつ確実に誘導可能である。
なお筒体11は、その両端部を開口させることもできるが、その一端部のみが外部に開口していればよいものである。
【0027】
蓋部材12は、平板部17および保持外壁部18を有する。
平板部17には光取入れ口14に臨む光取入れ窓部19をその中央位置に形成し、保持外壁部18は筒体11の頂部にこれを嵌め込んで、平板部17を筒体11の開口部(光取入れ口14)に取り付け可能とする。
光取入れ窓部19は、外光16を所定レベルに絞り込んで光取入れ口14ないし光誘導空間部15内に、さらには光センサー13方向に集中して取り入れ可能としている。
【0028】
光センサー13は、受光した外光16の光量に応じて、たとえば抵抗値が変化して対応した電流が流れるセンサーであって、筒体11の内壁面11Aの所定深さにおいてその受光面13Aを同一面上に取り付け、ケーブル20により検出回路21(図3、後述)に信号を供給可能とする。
光センサー13としては、光誘導空間部15内に入射する外光16の光量に応じた電流が流れるものであれば、任意のタイプのものを採用可能である。たとえば、低価格のCdSセンサーなど、あるいは高価ではあるが精度良好なCCDセンサーなどを採用することができる。なお、筒体11の内壁面11Aを鏡面仕上げすることにより、外光16の受光効率を上げるようにすることもできるが、筒体11の材料を選択することにより、内壁面11Aの反射効率を所望のレベルに設計することができる。
この光センサー13が、筒体11の光取入れ口14(光取入れ窓部19)の近傍を通過する物体Mによる遮光により物体Mの検出を可能とする。
【0029】
図3は、光センサー13の検出回路21のブロック回路図であって、検出回路21は、光センサー13の検出信号を増幅する増幅器22と、信号比較器23およびレベル調節器24と、オン・オフ信号出力器25と、制御器26と、を有する。
【0030】
図4は、光センサー13の検出レベル27および信号比較器23における閾値レベル28の説明図であって、物体検出装置10の近傍を通過した物体Mによる遮光によって、閾値レベル28から下方に低下した検出レベル27を信号比較器23が比較し、オン・オフ信号出力器25がオン・オフ検出信号を制御器26に出力し、制御器26からの制御信号により所定の制御を行う。
【0031】
なお、レベル調節器24は、光センサー13による検出レベル27に対する閾値レベル28を所望のレベルに調節するもので、物体検出装置10をセットする外部環境における外光16の光量レベルをあらかじめ計測しておき、所定の閾値レベル28を得るようにソフトウェアで調節することにより、光センサー13による検出を可能とする。
【0032】
また、とくに図2に示すように、光取入れ窓部19の直径をDとし、蓋部材12(平板部17)の厚さをTとし、筒体11の光誘導空間部15における光センサー13の取付け深さをHとし、光センサー13の取付け部位からの筒体11の底部(図中下方の開口部)の深さをJとし、筒体11の内径をWとしたときに、これらの数値を任意に組み合わせ、また光センサー13の感度を考慮して設計することにより、物体検出装置10(光センサー13)の閾値レベル28を機械的に調節し設定することができる。なお、図2の下部に仮想線で示すように、光センサー13を筒体11の内壁面11Aよりへこんだ穴部29に設けることにより光センサー13を保護した状態で取り付けることもできるが、この構成の場合には光センサー13のへこみ距離Cも考慮することができる。
【0033】
図5は、こうした構成の物体検出装置10を前記コンベア1に取り付けた場合の要部断面図であり、コンベア1の貫通部30に物体検出装置10の光取入れ窓部19を臨ませた状態で取付け金具31により物体検出装置10(筒体11)をコンベア1に対して固定する。
コンベア1上を搬送される物体Mがコンベア1の貫通部30すなわち、光取入れ窓部19(光取入れ口14)を閉鎖して外光16を遮光するので、光センサー13は今まで検出していた外光16の光量が変化する結果、この変化を信号として出力し、検出回路21が物体Mの通過を検出する。
本発明においては、筒体11を設けることにより、光センサー13による外光16の検出および遮光の範囲を物体Mが通過する部位に限定することができるので、筒体11による被覆がない状態の光センサー13が物体Mの通過による外光16の変化を検出することが困難である場合とは異なり、外光16の照射レベルおよび遮光レベルを有効に識別して物体Mの検出を可能とする。とくに、外光16が微弱である場合には、筒体11により光センサー13の検出領域を光誘導空間部15内に限定して外光16が拡散しないようにするとともに、光センサー13部分に外光16を集中ないし集束させてその検出を可能とする。
【0034】
本発明による物体検出装置10は、上述のように、従来の透過型の光センサー2(図11)あるいは反射型の光センサー6(図12)のような自己発光部を必要とせず、所定レベルの光量を有する外光16さえあれば、光源を選ばずに検出が可能であるため、非常に単純かつ簡単な構成であり、きわめて低いコストで製造が可能である。
【0035】
しかも物体検出装置10は、コンベア1の片側のみにこれを配置するだけでよく、図5に示すように、直下型かつ非接触型であって、破損する惧れも非常に少ないとともに、光センサー13の受光面13Aを筒体11の内壁面11Aと同一面にしているので、受光面13Aにゴミやほこりが付着する可能性も非常に小さく、掃除その他のメンテナンス上も有利である。
なお、光の指向性を考慮すると、光センサー13の受光面13Aを光取入れ口14ないし光取入れ窓部19方向に向けることが望ましいが、外光16を光誘導空間部15内に誘導して拡散しないようにすることにより、受光面13Aを筒体11の内壁面11Aに設けても外光16の光量変化を検出可能である。もちろん、光センサー13は、光誘導空間部15内の任意の部位に任意の姿勢でこれを取り付けることができるが、上述のようにその受光面13Aへのゴミやほこりの付着による汚れの問題にかんがみて、受光面13Aが鉛直方向に沿うようにすることが望ましい。
【0036】
図5に示すような配置の場合に、コンベア1の下方部が上方部に比較して充分暗ければ、筒体11の底部もこれを開口部としておくことができ、筒体11内にゴミやほこりがたまることもない。もちろん、筒体11の一方の端部を閉鎖してその一方の端部のみを開口部として構成することにより、外光16のレベルをより明確にすることができる。
【0037】
なお、図4に示したように、光センサー13の検出レベル27と信号比較器23における閾値レベル28との比較によるオン・オフ信号にもとづいて物体Mの有無の検出を行うこともできるが、光センサー13としてたとえばCdSセンサーなどを採用した場合には、光量に応じて抵抗値がリニアに変化するため、このリニアな信号にもとづいて、物体Mの接近状態ないし相対移動状態を検出するように制御することもできる。
【0038】
さらに、物体検出装置10は、非常な低価格かつ単純な構成であるため、これを複数個任意の形態で配置することが可能となり、またこうした配置を採用することにより、物体Mの通過の有無検出に限定されずに、任意の検出機能を発揮することもできる。
たとえば図6は、任意の搬送装置32の平面図であって、この搬送装置32上に碁盤の目状に開口形成した貫通部30の直下に物体検出装置10を縦横平面的に分散して複数個均一に配置することにより、物体Mの形状(厳密には底面形状)および搬送方向や搬送速度を検出することもできる。物体検出装置10を立体的に分散配置すれば、その高さ方向の形状(側面形状)も検出可能である。
【0039】
つぎに、本発明においては、筒体11が充分に細ければ、蓋部材12およびその光取入れ窓部19を設ける必要はない。
すなわち、図7は、本発明の第2の実施の形態による物体検出装置40の縦断面図であって、物体検出装置40では、筒体11が充分に細く、すなわち、筒体11の内径Wが充分に小さく、光取入れ口14の開口面積が充分に小さければ、光誘導空間部15内への外光16の光量を必要なレベルおよび領域に限定することが可能であり、光センサー13に光取入れ口14から直接外光16を誘導することができる。
【0040】
こうした構成の物体検出装置40において、蓋部材12を設ける必要がないので、構成をさらに単純化することができるとともに、コストをさらに低減化可能である。また、筒体11自体がより細い形状であるので、物体検出装置40をさらに密度高く平面的にこれを配置することが可能となって、平面におけるより精密な検出機能を発揮可能である。
【0041】
図8は、本発明の第3の実施の形態による物体検出装置50の縦断面図であって、物体検出装置50においては、筒体11の両端部の開口部をともに光取入れ口14とし、ここにそれぞれ設けた蓋部材12によりその光取入れ窓部19から外光16を光誘導空間部15さらには光センサー13に取り込み可能としている。
光センサー13を筒体11の中心部に配置し、両端の光取入れ窓部19から外光16を受光可能としている。
【0042】
こうした構成の物体検出装置50においては、物体検出装置50の両端部に外光導入部(光取入れ窓部19)を有することになり、両端の光取入れ窓部19から光センサー13に入射するそれぞれの光量のレベル差に応じて物体Mの通過を検出することができるとともに、単一の物体検出装置50を用いて左右二列で交互に、あるいは順次移動する物体Mを検出可能である。
【0043】
本発明においては、光センサー13を筒体11の内部に少なくとも一個設けるものであるが、必要に応じて筒体11の内部に光センサー13を複数個設けることもできる。
図9は、本発明の第4の実施の形態による物体検出装置60の縦断面図であって、物体検出装置60においては、二個の光センサー13を筒体11の内壁面11Aに等角度間隔で、すなわち、互いに対向した内壁面11Aに設けている。また、蓋部材12を設けることなく、光取入れ窓部19より比較的広く開口している光取入れ口14の部分から光誘導空間部15に外光16を入射可能として、それぞれ反対側の光センサー13がそれぞれに向かう外光16を受光可能としてある。
【0044】
こうした構成の物体検出装置60においては、図9中左右の光センサー13が物体Mの所定一方向に向かう移動にともなって、わずかな時間差をもって外光16が遮光され、物体Mを検出することになるので、物体Mの移動速度あるいはその移動方向も検出可能である。
【0045】
図10は、本発明の第5の実施の形態による物体検出装置70の横断面図であって、物体検出装置70においては、円筒形の筒体71を採用し、光センサー13を筒体71の内壁面71Aにおける内周面に等角度間隔で8個設けている。
【0046】
こうした構成の物体検出装置70においては、物体Mの移動方向が八方であっても、外光16の遮断がその移動に応じてわずかな時間差をもって行われ、それぞれの光センサー13がこれを順次検出する結果、その移動速度ないし移動方向を検出可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、光取入れ口および光誘導空間部を有する筒体とこの筒体内の光センサーとを設けたので、外光の検出範囲を限定して構成を単純化し低コストで製造することができるとともに、センサーとして各種の応用形態が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による物体検出装置10の斜視図である。
【図2】同、縦断面図である。
【図3】同、光センサー13の検出回路21のブロック回路図である。
【図4】同、光センサー13の検出レベル27および信号比較器23における閾値レベル28の説明図である。
【図5】同、物体検出装置10をコンベア1に取り付けた場合の要部断面図である。
【図6】同、物体検出装置10を縦横平面的に分散して複数個均一に配置した任意の搬送装置32の平面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態による物体検出装置40の縦断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態による物体検出装置50の縦断面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態による物体検出装置60の縦断面図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態による物体検出装置70の横断面図である。
【図11】従来の透過型の光センサー2を取り付けたコンベア1をその搬送方向から見た概略正面図である。
【図12】従来の反射型の光センサー6を取り付けたコンベア1をその搬送方向から見た概略正面図である。
【符号の説明】
1 コンベア
2 透過型の光センサー(図11)
3 発光部
4 受光部
5 光線
6 反射型の光センサー(図12)
7 発光部
8 受光部
10 物体検出装置(第1の実施の形態、図1、図2)
11 筒体
11A 筒体11の内壁面
12 蓋部材
13 光センサー
13A 光センサー13の受光面
14 光取入れ口
15 光誘導空間部
16 外光
17 平板部
18 保持外壁部
19 光取入れ窓部
20 ケーブル
21 検出回路(図3)
22 増幅器
23 信号比較器
24 レベル調節器
25 オン・オフ信号出力器
26 制御器
27 検出レベル(図4)
28 閾値レベル(図4)
29 へこんだ穴部(図2)
30 コンベア1の貫通部(図5)
31 取付け金具
32 搬送装置(図6)
40 物体検出装置(第2の実施の形態、図7)
50 物体検出装置(第3の実施の形態、図8)
60 物体検出装置(第4の実施の形態、図9)
70 物体検出装置(第5の実施の形態、図10)
71 円筒形の筒体
71A 筒体71の内壁面
D 光取入れ窓部19の直径(図2)
T 蓋部材12(平板部17)の厚さ
H 筒体11の光誘導空間部15における光センサー13の取付け深さ
J 光センサー13の取付け部位からの筒体11の底部の深さ
W 筒体11の内径
C へこんだ穴部29における光センサー13のへこみ距離
Claims (11)
- 相対的に移動する物体を検出する物体検出装置であって、所定レベルの外光をその光取入れ口からその内部に取り入れ可能な筒体と、この光取入れ口から所定深さにおいてこの筒体の前記内部に取り付けた光センサーと、
を有するとともに、
前記筒体の前記光取入れ口の近傍を通過する前記物体による遮光によりこの光センサーによる前記物体の検出を可能としたことを特徴とする物体検出装置。 - 前記筒体は、その内部に前記光センサーを収容可能な光誘導空間部を形成した細長い管状であって、この光誘導空間部につながるその開口部を前記光取入れ口としたことを特徴とする請求項1記載の物体検出装置。
- 前記筒体は、その両端部が外部に開口していることを特徴とする請求項1または2に記載の物体検出装置。
- 前記筒体は、その一端部のみが外部に開口していることを特徴とする請求項1または2に記載の物体検出装置。
- 前記光センサーは、前記筒体の内壁面にこれを取り付けたことを特徴とする請求項1ないし4に記載の物体検出装置。
- 前記光センサーは、前記外光の光量に応じた電流が流れるセンサーであることを特徴とする請求項1ないし5に記載の物体検出装置。
- 前記光センサーは、前記筒体の内部にこれを少なくとも一個設けたことを特徴とする請求項1ないし6に記載の物体検出装置。
- 前記光センサーは、前記筒体の内部にこれを複数個設けたことを特徴とする請求項1ないし6に記載の物体検出装置。
- 前記光センサーは、前記筒体の内壁面における内周面に等角度間隔で少なくとも二個設けたことを特徴とする請求項1ないし6に記載の物体検出装置。
- 前記筒体の開口部に取り付け可能であるとともに、前記光取入れ口を形成可能な光取入れ窓部を有する蓋部材を設けたことを特徴とする請求項1ないし9に記載の物体検出装置。
- 前記光センサーによる検出の閾値レベルを調節可能とするレベル調節器を有することを特徴とする請求項1ないし10に記載の物体検出装置。
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