JP2004332808A - ローラ型ワンウェイクラッチの外輪部材 - Google Patents

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Hirofumi Shirataki
浩文 白瀧
Tomoharu Ando
友春 安藤
Hideharu Oishi
英晴 大石
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/06Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
    • F16D41/064Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls
    • F16D41/066Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls all members having the same size and only one of the two surfaces being cylindrical

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Abstract

【課題】ローラ型ワンウェイクラッチの外輪部材の重量を軽減しつつ、フリー・ロックの繰り返し動作に対する耐久性を向上させる。
【解決手段】外周に相手部材と嵌合する複数の爪(8)を有し、内周にカム面(11)及びブロックベアリング配置用の溝(12)が設けられたローラ型ワンウェイクラッチ(10)の外輪部材(3,23)において、溝の外径側周辺部分(14,15)の径方向幅を他の箇所の径方向幅に比べて大きく形成した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機等に使用され、内輪部材と外輪部材との間に係合子が介在するローラ型ワンウェイクラッチの外輪部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワンウェイクラッチの一種であるローラ型ワンウェイクラッチは、外輪部材の内周面または内輪部材の外周面に設けたカム面に、係合子であるローラを押圧して噛み合わせることで、一方向に回転をロックする構成となっている。
【0003】
図5は、このような従来のローラ型ワンウェイクラッチを一部破断して示す正面図である。ローラ型ワンウェイクラッチ30は、中実の軸部材である内輪32と、内輪32が嵌合した外輪33とからなっている。外輪部材、すなわち外輪33は、その外周面に不図示の相手部材に嵌合する爪38を備えている。
【0004】
内輪32と外輪33との間には、ブロックベアリング37、ローラ36、ローラ36に噛合い方向への付勢力を与えるスプリング35が配置されている。外輪33は、その内周面にカム面が設けられており、このカム面にローラ36が噛合うことで回転をロックする構成となっている。
【0005】
また、トルク伝達機構を形成するスプリング35及びローラ36、またローラ36を保持する保持器34が外輪33と内輪32との間に設けられている。ブロックベアリング37は、保持器34を外輪33に対して位置決めしている。
【0006】
ローラ型ワンウェイクラッチは、フリー・ロックの繰り返し動作によって、ブロックベアリング用配置溝から疲労破壊が起こる恐れがある。そこで、充分な強度を確保するため、外輪の径方向の厚さを大きくしてやる必要がある。
【0007】
しかし、一方で、ローラ型ワンウェイクラッチ全体の軽量化の要請がある。従って、強度と軽量化の二つの要求を同時に満たすことが望まれていた。
【0008】
このようなローラ型ワンウェイクラッチとしては、特許文献1に記載のものが知られている。この文献では、保持器をプラスチックで一体成形することにより、ワンウェイクラッチ全体の軽量化を図っている。
【0009】
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
【特許文献1】
特開平11−51091号公報(第4頁、図4等)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に開示のように、保持器をプラスチックとすると、軽量化には寄与できるとしても、強度の点でまだ問題が残っていた。また、本来それほどの重量がない保持器を軽量化しても、外輪部材などの重量が大きいため、ワンウェイクラッチ全体の軽量化にはなかなか寄与できないという問題点が残っていた。
【0011】
よって、本発明はローラ型ワンウェイクラッチの外輪部材の重量を軽減しつつ、フリー・ロックの繰り返し動作に対する耐久性を向上させることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記、目的を達成するため、本発明の外輪部材は、
外周に相手部材と嵌合する複数の爪を有し、内周にカム面及びブロックベアリング配置用の溝が設けられたローラ型ワンウェイクラッチの外輪部材において、前記溝の外径側周辺部分の径方向幅を他の箇所の径方向幅に比べて大きく形成したことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の態様】
ブロックベアリングが配置される溝の外径側周辺部分を他の箇所に比べて厚肉に形成したため、必要な強度が得られると共に、軽量化が達成できる外輪部材が得られる。
【0014】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本発明の各実施例を詳細に説明する。尚、図面において同一部分は同一符号にて示してある。
【0015】
図1は、本発明の外輪部材を有するワンウェイクラッチを一部破断して示す正面図であり、図2は、図1のZ−Z線に沿った軸方向断面図である。ローラ型ワンウェイクラッチ10は、中実の軸部材である内輪部材、すなわち内輪2と、その内径側に内輪2が嵌合したほぼ環状の外輪部材、すなわち外輪3とからなっている。外輪3は、その外周面に周方向等分に設けられた複数の爪8を備えており、爪8により不図示の相手部材に嵌合する、
【0016】
内輪2と外輪3との間には、ブロックベアリング7、ローラ6、ローラ6に噛合い方向への付勢力を与えるスプリング5が配置されている。外輪3は、その内周面にカム面11(図3参照)が設けられており、このカム面11にローラ6が噛合うことで回転をロックする構成となっている。
【0017】
また、トルク伝達機構を形成するローラ6及びスプリング5、またローラ6を保持する保持器4が外輪3と内輪2との間に設けられている。更に、ブロックベアリング7が保持器4を外輪3に対して位置決めすると共に、軸受機能を備えている。
【0018】
ローラ6、スプリング5、ブロックベアリング7は、図1に示すようにそれぞれ周方向に複数個設けられている。周方向等分に配置されたブロックベアリング7間に、3組のローラ6とスプリング5とが設けられている。
【0019】
ブロックベアリング7は、保持器4に設けられた窓部(不図示)から組み付けられ、その上部が外輪3の内周面に設けられた複数の配置溝12のそれぞれに嵌合して位置決めされている。また、ブロックベアリング7の下部は、窓部周囲に設けられ径方向外方に突出する突起4cに挟まれて固定状態になり、周方向に位置決めされている。
【0020】
図2に示すように、保持器4は軸方向の一端面に、径方向外方へ延在するほぼ環状のフランジ部4bを備えている。このフランジ部4bにより外輪3に保持されている。保持器4の軸方向の他端は、外輪3の軸方向端面に当接している。
【0021】
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例による外輪部材の詳細を説明する。図3は、第1実施例の外輪部材3を示す正面図である。外輪部材3の基本構成は、上述した通りである。図3から分かるように、ブロックベアリング7の上部が配置される配置溝12の外径側部分で隣接する爪8と爪8の間の部分であって、配置溝12の周方向隣接部15の径方向の幅(厚さ)Tは、その他の部分より大きく形成されている。
【0022】
一方で、配置溝12が存在せず、カム面11が設けられ、カム面11に隣接する部分16は、径方向の幅がTであり外輪部材3の中でもっとも薄肉となっている。疲労破壊が起こりやすい配置溝12周辺を肉厚にして強度を向上させ、それほど強度を必要としない部分であるカム面11周辺を肉薄にすることで、外輪部材3を軽量化することができる。
【0023】
>Tであるが、幅Tは従来の外輪部材の径方向幅と同じでも良く、幅Tに比べて相対的に小さくすることで、外輪部材3全体の軽量化が達成できる。
【0024】
次に本発明の第2実施例を説明する。図4は、第2実施例の外輪部材を示す正面図である。図4から明らかなように、第2実施例では爪8と爪8との間隔が不等配となっていて、その間隔が狭い部分と広い部分とがある。そして、爪8と爪8との間が広い部分の内径側にブロックベアリング配置部12(溝部)が設けられている。広い部分と狭い部分のピッチは、中心角でそれぞれ、48°と24°に設定した。
【0025】
このような外輪23についても上述の第2実施例のように爪8と爪8との間部分全体にわたって肉厚を厚くすると、軽量化できる重量が僅かになってしまう。
そのため、第2実施例のように爪8と爪8との間が広い外輪23については、爪8と爪8との間全体ではなく、ブロックベアリング配置部12の外形側部分を中心として周辺部分14の肉厚を厚くする。
【0026】
周辺部分14の肉厚、すなわち径方向幅Tは、ブロックベアリング配置部12の設けられていない領域の径方向幅に比べて大きくなっている。周辺部分14の周方向幅は、ブロックベアリング配置部12を中心として、ブロックベアリング配置部12の周方向幅より大きくなっている。
【0027】
疲労破壊が起こりやすいブロックベアリング配置部12を囲むように周辺部分12を設けたので、特に充分な強度が必要なブロックベアリング配置部12の強度を確保することができる。
【0028】
表1は、本発明の第2実施例の外輪部材と、従来の外輪部材の質量及び耐久性について比較試験したものである。尚、試験条件は以下の通りである。
試験条件:伝達トルク 500N・m
ワーク仕様:外径約φ130mm(爪部142mm)
内径約φ118mm
厚さ約12mm
ローラ15本
ブロックベアリング5個
爪全10ヶ所(ピッチ大小交互・・・大ピッチ48°・小ピッチ24°)
【表1】
Figure 2004332808
【0029】
表1から明らかなように、本発明の第2実施例では、質量が19g減少して軽量化が達成されているにもかかわらず、同等の耐久性が得られている。
【0030】
以上、説明した本発明は種々の変更が可能である。例えば、図1ではブロックベアリング7の間にローラとスプリングが3組配置されているが、もちろん3組以外の個数設けることができることは言うまでない。すなわち、3組より少ない数や多い数に設定することも可能である。
【0031】
また、第2実施例において、爪8と爪8との間で広い部分と狭い部分のピッチは、中心角でそれぞれ、48°と24°に設定したが、その他の大きさに設定することもできることは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】
以上、説明した本発明によれば、重量を軽減しつつ、フリー・ロックの繰り返し動作に対する耐久性を向上させることのできるローラ型ワンウェイクラッチの外輪部材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外輪部材を有するワンウェイクラッチを一部破断して示す正面図である。
【図2】図1のZ−Z線に沿った軸方向断面図である。
【図3】第1実施例の外輪部材を示す正面図である。
【図4】第2実施例の外輪部材を示す正面図である。
【図5】従来のローラ型ワンウェイクラッチを一部破断して示す正面図である。
【符号の説明】
2 内輪
3 外輪
4 保持器
5 スプリング
6 ローラ
7 ブロックベアリング
8 爪
10 ローラ型ワンウェイクラッチ
12 ブロックベアリング配置部

Claims (3)

  1. 外周に相手部材と嵌合する複数の爪を有し、内周にカム面及びブロックベアリング配置用の溝が設けられたローラ型ワンウェイクラッチの外輪部材において、
    前記溝の外径側周辺部分の径方向幅を他の箇所の径方向幅に比べて大きく形成したことを特徴とするローラ型ワンウェイクラッチの外輪部材。
  2. 前記外径側周辺部分は所定ピッチに配置された前記爪と爪との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のローラ型ワンウェイクラッチの外輪部材。
  3. 前記幅の大きい部分は、前記溝の外径側周辺部分で、かつ前記爪と爪との間部分全体であることを特徴とする請求項1または2に記載のローラ型ワンウェイクラッチの外輪部材。
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