JP2004332605A - モータ一体型ポンプ及び食器洗浄機 - Google Patents

モータ一体型ポンプ及び食器洗浄機 Download PDF

Info

Publication number
JP2004332605A
JP2004332605A JP2003128599A JP2003128599A JP2004332605A JP 2004332605 A JP2004332605 A JP 2004332605A JP 2003128599 A JP2003128599 A JP 2003128599A JP 2003128599 A JP2003128599 A JP 2003128599A JP 2004332605 A JP2004332605 A JP 2004332605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
rotor
washing water
impeller
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003128599A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshifumi Tanabe
佳史 田辺
Takahiko Manda
隆彦 萬田
Kazunori Murakami
和則 村上
Toshiyasu Takura
敏靖 田倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2003128599A priority Critical patent/JP2004332605A/ja
Priority to US10/836,361 priority patent/US20040221879A1/en
Publication of JP2004332605A publication Critical patent/JP2004332605A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D15/00Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or systems
    • F04D15/0066Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or systems by changing the speed, e.g. of the driving engine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/42Details
    • A47L15/4214Water supply, recirculation or discharge arrangements; Devices therefor
    • A47L15/4225Arrangements or adaption of recirculation or discharge pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D13/00Pumping installations or systems
    • F04D13/12Combinations of two or more pumps
    • F04D13/14Combinations of two or more pumps the pumps being all of centrifugal type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

【課題】正逆転自在な一つの回転軸上に二つのポンプユニットを配置したモータ一体型ポンプにおいて、一方のポンプユニットの駆動時に他方のポンプユニットにより回転軸に作用するスラスト荷重を軽減する。
【解決手段】回転軸14に固定されたロータ13を有する第一ポンプユニット16と、回転軸14に固定されたインペラ15を有する第二ポンプユニット17とを設ける。ロータ13が正回転して流体を送り出すことにより回転軸14にスラスト荷重が作用するとき、ロータ13と一体に回転するインペラ15の第一押圧面39aでインペラ15の周囲の流体をスラスト荷重方向と同じ方向へ押圧する。これにより、第一押圧面39aが流体を押圧する反作用がインペラ15に作用し、この反作用と回転軸14に作用するスラスト荷重とが相殺され、回転軸14に作用するスラスト荷重による回転軸14の軸受けの負荷が軽減され、軸受けの耐久性が向上する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータ一体型ポンプ及びそのモータ一体型ポンプを搭載した食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、モータ部とポンプ部とを一体にしたモータ一体型ポンプとしては、ロータをインペラとして作用させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
一方、食器洗浄機等に搭載されているポンプとしてはモータ部とポンプ部とを別体に設けたものが多く、その一例として、モータ部の一つの回転軸に洗浄用ポンプ部と排水用ポンプ部とを結合したものが知られている(例えば、特許文献2参照)。このポンプによれば、モータ部を一方向(正転方向)へ回転駆動させることにより洗浄用ポンプ部が機能し、洗浄水タンク内の洗浄水が吸引されてその洗浄水が食器へ向けて吐出され、食器等の洗浄が行われる。また、洗浄作業終了後にモータ部を他方向(逆転方向)へ回転駆動させることにより排水用ポンプ部が機能し、洗浄水タンク内の洗浄水が吸引されてその洗浄水が食器洗浄機外へ排水される。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−246193号公報
【特許文献2】
特開2001−78948公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献2に開示された食器洗浄機のポンプによれば、洗浄水が食器に向けて吐出されるとき、又は、洗浄水が食器洗浄機外へ排水されるときにモータ部の回転軸にスラスト荷重が作用し、このスラスト荷重により回転軸の軸受けが劣化してポンプの寿命が短くなるという問題がある。スラスト荷重による軸受けの劣化の問題に関して食器の洗浄時と洗浄水の排水時とを比較すると、連続運転時間が長い洗浄時においてより問題となる。
【0006】
また、上述した食器洗浄機等においては、洗浄水の排水が十分に行われないと、排水されずに残った洗浄水が異臭発生の原因となる場合がある。
【0007】
本発明の目的は、ロータの回転軸に作用するスラスト荷重を軽減し、回転軸を軸支する軸受けの耐久性を向上させることである。
【0008】
本発明の別の目的は、モータ一体型ポンプの排水性能を高めることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のモータ一体型ポンプは、第一ポンプユニットと第二ポンプユニットとを備えている。第一ポンプユニットは、複数の巻線を有する筒状のステータ、外周面に螺旋状の流路が形成されて前記ステータ内に軸心回りに正逆回転自在に収納されたロータ、前記ロータが正回転したときに前記ステータ内へ流体を吸入する第一吸入口、前記第一吸入口から吸入された流体が前記ロータの一端側から他端側へ前記流路内を移動した後に排出される第一排出口を有する。第二ポンプユニットは、前記ロータの回転軸に連結されて前記ロータと共に正逆回転するインペラ、前記インペラの周囲に形成されたポンプ室、前記インペラが逆回転したときに前記ポンプ室内へ流体を吸入する第二吸入口、前記第二ポンプ室内へ吸入された流体が排出される第二排出口を有する。前記インペラは、前記ロータが正回転したときに前記第一排出口からの流体の排出により前記回転軸に作用するスラスト荷重方向と同じ方向へ前記ポンプ室内の流体を押圧する第一押圧面と、前記ロータが逆回転したときに前記ポンプ室内の流体を前記第二排出口へ押圧する第二押圧面とを備えている。
【0010】
したがって、ロータが正回転することにより第一吸入口から吸入された流体がロータの流路内を移動して第一吐出口から吐出されるときにロータの回転軸にスラスト荷重が作用するが、ロータと共に正回転するインペラの第一押圧面がポンプ室内の流体をスラスト荷重方向と同じ方向へ押圧するので、第一押圧面が流体を押圧することの反作用がインペラに作用し、この反作用と回転軸に作用するスラスト荷重とが相殺され、回転軸に作用するスラスト荷重が軽減される。一方、インペラがロータと共に逆回転するときには、インペラの第二押圧面がポンプ室内の流体を第二排出口へ押圧するので、第二排出口から流体の排出が良好に行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は食器洗浄機の全体構成を示す縦断側面図、図2はその一部を拡大して示す縦断側面図、図3は図2におけるA−A線断面図、図4は図2におけるB−B線断面図、図5は図2における矢印C方向の平面図、図6は図2における矢印D方向の平面図、図7は図6における矢印E−E線断面図、図8はインペラを示す斜視図である。
【0012】
食器洗浄機1は、食器かご2に載置された食器3が収納される食器収納部4、食器収納部4の下方に配置されて洗浄水が吐出する複数のノズル5が設けられたノズル体6、ノズル体6の下方に配置された洗浄水タンク7、洗浄水タンク7の下方に配置された排水タンク8、洗浄水タンク7内の洗浄水をノズル5から吐出させる機能と排水タンク8内の洗浄水を食器洗浄機1外へ排出する機能とを備えたモータ一体型ポンプ9等を備えている。なお、食器洗浄機1には洗浄水を供給するための水道管(図示せず)が接続されている。また、食器洗浄機1の正面には開閉自在な扉10が設けられ、この扉10を開放することにより食器収納部4への食器3の出し入れを行える。
【0013】
モータ一体型ポンプ9は、内部に筒状のステータ11を収納したハウジング12、ステータ11内に軸心回りに正逆回転自在に収納されたロータ13、ロータ13の回転軸14に固定されてロータ13と共に正逆回転するインペラ15を備え、回転軸14が上下方向に延出してインペラ15が下側に位置する向きに取付けられている。そして、このモータ一体型ポンプ9は、その上部側が第一ポンプユニット16とされ、その下部側が第二ポンプユニット17とされている。
【0014】
ロータ13の外周部には、ロータ13の一端側から他端側に向けて螺旋状の流路18が形成されている。ロータ13の上方側端部には遠心インペラ13aが一体に形成されている。ロータ13の内部には、先端部をステータ11の内周面に対向する向きに配置された複数の永久磁石(図示せず)が設けられている。
【0015】
ステータ11は、板状の珪素鋼板を積層して形成した筒状のステータコア19、ステータコア19の内周側に放射状に等間隔で一体形成された6個の凸部20、各凸部20に巻かれた巻線21、凸部20と巻線21との間を絶縁するボビン22等により構成されている。
【0016】
ステータ11の内周側には、アルミニウムやSUS等の非磁性体で薄肉に形成された円筒状のキャン23が取付けられている。キャン23とステータ11との間には粘性を有する熱伝導部材であるシリコーングリースが充填され、このシリコーングリースを介してステータ11とキャン23との間の熱伝導が良好に行われる。また、キャン23はステータ11に対する防水機能を有し、キャン23の上方側端部とハウジング12との間にはOリング24が介装され、キャン23の下方側端部とハウジング12との間にはOリング25が介装されている。
【0017】
ハウジング12の上方側端部には遠心インペラ13aの上方を覆う上部ケース26が固定され、この上部ケース26内の遠心インペラ13aの周囲の空間が圧力室27とされている。
【0018】
ハウジング12の下端部には、ロータ13が正回転(上方から見て時計回り方向へ回転)したときにキャン23内へ洗浄水(流体)を吸入する第一吸入口28が設けられている。この第一吸入口28と洗浄水タンク7とが第一吸入パイプ29で接続されている。ハウジング12の上端部に設けられている圧力室27には、第一吸入口28から吸入された洗浄水が流路18に沿って上昇して圧力室27内に入り込んだ後、その洗浄水が圧力室27から排出される第一排出口30が設けられている。この第一排出口30とノズル体6とが供給パイプ31で接続されている。
【0019】
ハウジング12の下方側端部にはインペラ15の下方を覆う下部ケース32が固定され、この下部ケース32内のインペラ15の周囲の空間がポンプ室33とされている。
【0020】
ポンプ室33には、ロータ13が逆回転(上方から見て反時計回り方向へ回転)したときに、洗浄水(流体)をポンプ室33へ吸入する第二吸入口34が設けられている。この第二吸入口34と排水タンク8とが第二吸入パイプ35で接続されている。さらに、ポンプ室33には、第二吸入口34から吸入された洗浄水が排出される第二排出口36が設けられている。第二排出口36には、洗浄水を食器洗浄機1外へ排水するための排水パイプ36aが接続されている。
【0021】
上述した第一ポンプユニット16は、ステータ11、ロータ13、上部ケース26、圧力室27、第一吸入口28、第一排出口30等により構成されている。また、上述した第二ポンプユニット17は、インペラ15、下部ケース32、ポンプ室33、第二吸入口34、第二排出口36等により構成されている。第一ポンプユニット16と第二ポンプユニット17との間にはこれらの第一・第二ポンプユニット16、17を仕切る仕切部である仕切板37が設けられている。この仕切板37を回転軸14が貫通し、回転軸14の周囲にはキャン23内とポンプ室33とを連通する連通穴38が形成されている。連通穴38は、ノズル5に目詰まりするサイズの残滓を通過させないサイズに形成されている。
【0022】
インペラ15は、図8に示すように6枚の羽根39が設けられ、各羽根39には第一押圧面39aと第二押圧面39bとが形成されている。
【0023】
ここで、ロータ13が正回転したときに第一吸入口28から吸入された洗浄水が流路18内を上昇して第一排出口30から排出され、この洗浄水がノズル体6のノズル5から吐出されることにより食器3の洗浄が行われる。このとき、圧力室27内の圧力が上昇することにより回転軸14には下向きのスラスト荷重が作用する。
【0024】
第一押圧面39aは、インペラ15がロータ13と共に正回転することにより、ポンプ室33内の洗浄水を回転軸14に作用するスラスト荷重方向と同じ方向である下向きに押圧する傾斜をもって形成されている。インペラ15が正回転して第一押圧面39aがポンプ室33内の洗浄水を下向きに押圧することにより、第一押圧面39aが流体を押圧したことの反作用がインペラ15に上向きに作用し、この上向きに作用する反作用と回転軸14に作用する下向きのスラスト荷重とが相殺され、回転軸14に作用するスラスト荷重が軽減される。
【0025】
第二押圧面39bは、インペラ15がロータ13と共に逆回転することにより、ポンプ室33内の洗浄水に対して略直角に衝突してその洗浄水を第二排出口36へ押圧する向きに形成されている。
【0026】
回転軸14の上下両端は、それぞれ樹脂軸受け40、41により軸支されている。上部側の樹脂軸受け40は上部ケース26に形成されたホルダ部42により保持され、下部側の樹脂軸受け41は下部ケース32に形成されたホルダ部43により保持されている。樹脂軸受け40、41の周囲には、洗浄水を潤滑剤として貯留する貯留部44、45が形成されている。
【0027】
図6及び図7に示すように、洗浄水タンク7の上方には斜めに傾斜したフィルタ46が配置され、このフィルタ46には残滓の通過を許容せずに洗浄水の通過のみを許容する複数の洗浄水落下穴47と、フィルタ46の傾斜方向に沿った下流側に位置して残滓の落下を許容する残滓落下穴48とが形成されている。洗浄水タンク7と排水タンク8とはリブ49により仕切られ、洗浄水の水位がリブ49の上端より高い場合には洗浄水タンク7と排水タンク8とは連通状態とされている。洗浄水タンク7内には、この洗浄水タンク7内に貯留された洗浄水を設定温度に加熱するヒータ50が設けられている。排水タンク8の底面は洗浄水タンク7の底面より下側とされ、残滓落下穴48は排水タンク8に連通する位置に形成されている。つまり、フィルタ46上を傾斜に沿って滑り落ちた残滓は、残滓落下穴48から排水タンク8内に落下する。
【0028】
第二吸入パイプ35からポンプ室33に到る領域の底面は、排水タンク8の底面と同一かそれよりも低く設定されている。また、第一吸入パイプ29からキャン23内に到る領域の底面は、洗浄水タンク7の底面と同一かそれよりも低く設定されている。
【0029】
このような構成において、洗浄する食器3を食器かご2に載置して食器収納部4に収納し、洗浄スタートボタンを押すと、図示しない制御部からの制御により、洗浄水タンク7内への洗浄水の供給、供給した洗浄水のヒータ50による加熱等が自動的に行われる。洗浄水の水温が設定温度に上昇するとステータ11の巻線21への通電が開始され、ロータ13とインペラ15とが回転軸14の軸心回りに正回転(矢印a方向の回転)を開始する。
【0030】
この回転により、ロータ13の流路18内の洗浄水が流路18に沿って上昇し、上昇した洗浄水は遠心インペラ13aにより加圧されて第一排出口30から排出される。また、流路18内の洗浄水が上昇することにより、洗浄水タンク7内の洗浄水が第一吸入パイプ29内を通って第一吸入口28からキャン23内に流入し、この洗浄水も流路18内を上昇して第一排出口30から排出される。第一排出口30から排出された洗浄水は供給パイプ31内を流れてノズル体6へ供給され、ノズル体6のノズル5から食器3に向けて吐出され、食器3の洗浄が行われる。
【0031】
ノズル5から吐出された洗浄水は食器3を洗浄した後に洗浄水タンク7内に戻り、洗浄水タンク7内の洗浄水は第一吸入パイプ29内を流れて第一吸入口28からキャン23内へ流入し、ロータ13の流路18に沿って上昇し、再びノズル5から食器3に向けて吐出される。このようにして洗浄水タンク7内の洗浄水が循環され、食器3の洗浄が行われる。その際、洗浄時には第一排出口30より吸引する力が働くため、排水パイプ36aから食器洗浄機1外への洗浄水の排水は行われない。
【0032】
ロータ13が正回転することにより流路18内を上昇した洗浄水がノズル5から吐出する食器3の洗浄時において、圧力室27内の圧力が上昇し、この圧力上昇によってロータ13が下向きに付勢されるとともに回転軸14には下向きのスラスト荷重が作用する。
【0033】
一方、ロータ13と共にインペラ15が正回転することにより、ポンプ室33内の洗浄水が羽根39の第一押圧面39aにより回転軸14に作用するスラスト荷重方向と同じ方向である下向きに押圧される。そして、第一押圧面39aが洗浄水を下向きに押圧したことの反作用がインペラ15に上向きに作用し、この上向きに作用する反作用によって回転軸14に作用する下向きのスラスト荷重が相殺される。これにより、洗浄時に樹脂軸受け41に作用する負荷が軽減され、樹脂軸受け41の耐久性が高くなる。
【0034】
また、樹脂軸受け40、41の周囲には洗浄水を貯留する貯留部44、45が設けられおり、貯留部44、45には洗浄時に自動的に洗浄水が貯留される。樹脂軸受け40、41はその洗浄水によって潤滑が行われるので、樹脂軸受け40、41の耐久性がより一層高くなる。また、この樹脂軸受け40、41によれば、潤滑剤を補給するというメンテナンスが不要となる。
【0035】
洗浄時において食器3から洗い落とされた残滓は、フィルタ46上に落下してフィルタ46上をその傾斜に沿って滑り落ち、残滓落下穴48から排水タンク8内に落下する。排水タンク8内に落下した残滓は、フィルタ46によって洗浄水タンク7に戻ることが阻止され、排水タンク8内に留まる。排水タンク8に連通しているポンプ室33と洗浄水タンク7に連通しているキャン23内とは、仕切板37に形成された連通穴38によって連通されているが、この連通穴38は、ノズル5に目詰まりするサイズの残滓を通過させないサイズに形成されているので、排水タンク8内に落下した残滓が連通穴38を通過してキャン23内(洗浄水タンク7側)に入り込んだとしても、その残滓によりノズル5が目詰まりするということが防止される。
【0036】
つぎに、ロータ13を正回転させる食器3の洗浄を開始してから所定時間が経過すると、制御部からの制御により巻線21に対する通電パターンが切り替えられ、ロータ13とインペラ15とが回転軸14の軸心回りに逆回転(矢印b方向の回転)を開始する。
【0037】
インペラ15が逆回転することにより、インペラ15の第二押圧面39bがポンプ室33内の洗浄水に対して略直角に衝突し、ポンプ室33内の洗浄水は第二排出口36から排水パイプ36a内へ送り込まれ、食器洗浄機1外へ排水される。ポンプ室33は第二吸入パイプ35を介して排水タンク8に連通しており、この排水時には排水タンク8内の洗浄水と共に排水タンク8内に落下している残滓が排出される。
【0038】
ロータ13が逆回転することにより、供給パイプ31内や圧力室27内に存在する洗浄水が流路18に沿って下方へ案内されて洗浄水タンク7内へ戻され、供給パイプ31内や圧力室27内での残水が防止される。供給パイプ31内や圧力室27内から洗浄水タンク7側へ洗浄水が戻された後はロータ13は空転状態となり、ロータ13の回転が原因となる回転軸14に対するスラスト荷重はほとんど生じない。
【0039】
洗浄水タンク7内の洗浄水の水位がリブ49の上端縁より上である場合には、洗浄水タンク7内の洗浄水はリブ49の上端縁の上を通過して排水タンク8内に入り込み、排水される。
【0040】
洗浄水タンク7内の洗浄水の水位が下がり、リブ49の上端縁より下になった場合には、洗浄水タンク7内の洗浄水は、仕切板37の連通穴38を通ってポンプ室33内に流入し、排水される。ここで、第一吸入パイプ29からキャン23内に到る領域の底面が、洗浄水タンク7の底面と同一かそれよりも低く設定されているので、洗浄水タンク7内に残水を生じることなく洗浄水が排水タンク8側へ流出する。これにより、排水時における洗浄水タンク7内での洗浄水の残水が防止される。
【0041】
ロータ13が逆回転する洗浄水の排水時において、第二吸入パイプ35からポンプ室33に到る領域の底面が、排水タンク8の底面と同一かそれよりも低く設定されているので、排水タンク8内に残水を生じることなく洗浄水が食器洗浄機1外へ排水される。このため、洗浄水の一部が排水されずに排水タンク8内に残留することを防止でき、排水タンク8内に残留した洗浄水が異臭発生の原因となることを防止できる。
【0042】
インペラ15を逆回転させて排水を行っているときに、回転軸14には上向きのスラスト荷重が作用して樹脂軸受け40、41の負荷となるが、そのスラスト荷重は洗浄時に下向きに作用するスラスト荷重に比べて小さく、また、排水時の運転時間は洗浄時の運転時間に比べて大幅に短時間である。このため、排水時に回転軸14に上向きに作用するスラスト荷重は、樹脂軸受け40、41の耐久性を低下させる大きな要因とはならない。
【0043】
【発明の効果】
本発明のモータ一体型ポンプにより、給水と排水とを行うことができ、軸受け等の負荷を軽減することができる。また、このモータ一体型ポンプを搭載した食器洗浄機により残滓等を含有する排水の滞留を防止でき、清潔な稼動を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の食器洗浄機の全体構成を示す縦断側面図である。
【図2】その一部を拡大して示す縦断側面図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】図2におけるB−B線断面図である。
【図5】図2における矢印C方向の平面図である。
【図6】図2における矢印D方向の平面図である。
【図7】図6における矢印E−E線断面図である。
【図8】インペラを示す斜視図である。
【符号の説明】
3 食器
4 食器収納部
5 ノズル
6 ノズル体
7 洗浄水タンク
8 排水タンク
9 モータ一体型ポンプ
11 ステータ
13 ロータ
14 回転軸
15 インペラ
16 第一ポンプユニット
17 第二ポンプユニット
18 流路
21 巻線
28 第一吸入口
29 第一吸入パイプ
30 第一排出口
31 供給パイプ
33 ポンプ室
34 第二吸入口
35 第二吸入パイプ
36 第二排出口
37 仕切部
38 連通穴
39a 第一押圧面
39b 第二押圧面
40、41 樹脂軸受け
44、45 貯留部

Claims (8)

  1. 複数の巻線を有する筒状のステータと、外周面に螺旋状の流路が形成されて前記ステータ内に軸心回りに正逆回転自在に収納されたロータと、前記ロータが正回転したときに前記ステータ内へ流体を吸入する第一吸入口と、前記第一吸入口から吸入された流体が前記ロータの一端側から他端側へ前記流路内を移動した後に排出される第一排出口と、を有する第一ポンプユニットと、
    前記ロータの回転軸に連結されて前記ロータと共に正逆回転するインペラと、前記インペラの周囲に形成されたポンプ室と、前記インペラが逆回転したときに前記ポンプ室内へ流体を吸入する第二吸入口と、前記第二ポンプ室内へ吸入された流体が排出される第二排出口と、を有する第二ポンプユニットと、
    を備え、
    前記インペラは、正回転したときに前記第一排出口からの流体の排出により前記回転軸に作用するスラスト荷重方向と同じ方向へ前記ポンプ室内の流体を押圧する第一押圧面と、逆回転したときに前記ポンプ室内の流体を前記第二排出口へ押圧する第二押圧面と、
    を備えているモータ一体型ポンプ。
  2. 前記第一ポンプユニットと前記第二ポンプユニットとの間を仕切る仕切部に前記ステータ内と前記ポンプ室とを連通する連通穴が形成されている請求項1記載のモータ一体型ポンプ。
  3. 食器が収納される食器収納部と、
    前記食器収納部の下方に配置されて洗浄水が吐出する複数のノズルが設けられたノズル体と、
    前記食器収納部の下方に配置された洗浄水タンクと、
    前記食器収納部の下方に配置された排水タンクと、
    前記ロータが上側に位置して前記インペラが下側に位置する向きに位置付けられた請求項1記載のモータ一体型ポンプと、
    前記洗浄水タンクと前記第一吸入口とを接続する第一吸入パイプと、
    前記第一排出口と前記ノズル体とを接続する供給パイプと、
    前記排水タンクと前記第二吸入口とを接続する第二吸入パイプと、
    を有する食器洗浄機。
  4. 前記第二吸入パイプから前記ポンプ室に到る領域の底面が前記排水タンクの底面と同一かそれよりも低く設定されている請求項3記載の食器洗浄機。
  5. 前記第一ポンプユニットと前記第二ポンプユニットとの間を仕切る仕切部に前記ステータ内と前記ポンプ室とを連通する連通穴が形成されている請求項3又は4記載の食器洗浄機。
  6. 前記連通穴は、前記ノズルに目詰まりするサイズの残滓を通過させないサイズに形成されている請求項5記載の食器洗浄機。
  7. 前記第一吸入パイプから前記ステータ内に到る領域の底面が前記洗浄水タンクの底面と同一かそれよりも低く設定されている請求項4ないし6のいずれか一記載の食器洗浄機。
  8. 前記回転軸は樹脂軸受けで軸支され、前記樹脂軸受けの周囲に洗浄水を貯留する貯留部が形成されている請求項3ないし7のいずれか一記載の食器洗浄機。
JP2003128599A 2003-05-07 2003-05-07 モータ一体型ポンプ及び食器洗浄機 Pending JP2004332605A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003128599A JP2004332605A (ja) 2003-05-07 2003-05-07 モータ一体型ポンプ及び食器洗浄機
US10/836,361 US20040221879A1 (en) 2003-05-07 2004-04-29 Motor-integrated pump and washing apparatus using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003128599A JP2004332605A (ja) 2003-05-07 2003-05-07 モータ一体型ポンプ及び食器洗浄機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004332605A true JP2004332605A (ja) 2004-11-25

Family

ID=33410483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003128599A Pending JP2004332605A (ja) 2003-05-07 2003-05-07 モータ一体型ポンプ及び食器洗浄機

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20040221879A1 (ja)
JP (1) JP2004332605A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101781878B1 (ko) * 2016-01-15 2017-09-26 엘지전자 주식회사 펌프 및 상기 펌프가 구비된 식기세척기

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006132417A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Toshiba Tec Corp ポンプ
CN109157135A (zh) * 2018-10-17 2019-01-08 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 清洗篮和清洗机
CN110380545B (zh) 2019-06-27 2021-01-29 华为技术有限公司 一种转子、一种电机及一种电动车

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2497928A (en) * 1948-11-04 1950-02-21 Michael J Cafiero Plaster guard
GB900599A (en) * 1959-02-09 1962-07-11 Gen Motors Corp Improvements in dishwashers
US3609774A (en) * 1969-04-30 1971-10-05 Lewis V Allgood Roughing in frame and access panel to tub/shower valvfs
US4654900A (en) * 1985-11-21 1987-04-07 Mcghee Charles M Bathtub valve fixture module
US4753570A (en) * 1986-10-14 1988-06-28 Whirlpool Corporation Bidirectional pump with diaphragm operated valve for dishwasher
US5477874A (en) * 1993-08-13 1995-12-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dishwasher
US5377707A (en) * 1993-11-01 1995-01-03 White Consolidated Industries, Inc. Dishwasher pump and filtration system
JP3400924B2 (ja) * 1997-03-05 2003-04-28 東芝テック株式会社 電動ポンプ
JP3475174B2 (ja) * 2000-02-10 2003-12-08 東芝テック株式会社 電動ポンプ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101781878B1 (ko) * 2016-01-15 2017-09-26 엘지전자 주식회사 펌프 및 상기 펌프가 구비된 식기세척기

Also Published As

Publication number Publication date
US20040221879A1 (en) 2004-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8449690B2 (en) Sump of dish washer
US20100012160A1 (en) Sump of dishwasher
KR101016311B1 (ko) 식기 세척기
US20060005863A1 (en) Dishwasher filter system
US8104489B2 (en) Dishwasher
ES2802608T3 (es) Bomba de calentamiento por líquido para transportar y calentar líquido en un aparato doméstico con circulación de agua
US20060118148A1 (en) Soil jam preventing structure of dish washer
RU2339292C2 (ru) Посудомоечная машина
KR20100048467A (ko) 식기세척기
EP2109389B1 (en) Nozzle for cleaner
JP2004332605A (ja) モータ一体型ポンプ及び食器洗浄機
JP2005146959A (ja) インペラ、正逆転ポンプ及び食器洗浄機
JP2005146970A (ja) ポンプ、連結ポンプ及び食器洗浄機
JP2004060620A (ja) リバーシブルポンプ及び食器洗い機
JP5167061B2 (ja) ポンプ
JP4085627B2 (ja) 食器洗い機
JP4602234B2 (ja) 食器洗い機
JP2007020928A (ja) 食器洗浄機
JP2007330319A (ja) ポンプ及び食器洗い機
JP2006198293A (ja) 洗濯機
JPH11178773A (ja) 食器洗浄機
JP2005155583A (ja) 縦置型ポンプ及び食器洗浄機
JP2006263109A (ja) 食器洗い機
CN116942045A (zh) 水槽组件及泡茶机
JP2005344676A (ja) ポンプおよびこのポンプを備えた食器洗い機