JP2004330009A - フィルター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体内に配置したフィルター本体自体を回転させて筐体内の液体に水流(旋回流)を発生させて、大きな異物あるいは重い異物はこの水流の遠心力を利用して筐体の底部で捕捉し、小さな異物はフィルター本体で捕捉し、効率良く濾過を行なうこと。
【解決手段】筐体2内の略中央部にフィルター本体3を回転自在に配置する。フィルター本体3は歯車10が一体的に設けられており、モータMの回転によりチェーン13及び歯車10を介してフィルター本体3が回転駆動される。フィルター本体3を回転させることで、筐体2内の液体に水流(旋回流)を発生させて、大きな異物6あるいは重い異物6はこの旋回流の遠心力を利用して筐体2の底部で捕捉し、小さな異物6はフィルター本体3で捕捉して、効率良く濾過を行なうことができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小容量の液体から大容量の液体までも濾過を可能とした液体を濾過するためのフィルター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液体を濾過するためのフィルターは、従来より各種のものが提供されており、例えば、筐体内で水流を生じさせて異物を底部に沈殿させるサイクロン式のフィルターや、フィルターエレメントをプリーツ状に折曲して円筒状に形成し、該フィルターエレメントの材料として紙製や不織布で構成したフィルターなどの各種のフィルターが提供されている。
【0003】
上記のサイクロン式のフィルターとしては、例えば、特許文献1が挙げられ、また、フィルターエレメントを蛇腹式としたフィルターとしては、例えば、特許文献2が挙げられる。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−24721号公報
【特許文献2】
特開2001−104716号公報
【0005】
上記特許文献1に記載されているサイクロン付き液体フィルターは、自動車等の車両に用いられる燃料フィルターに関するものである。そして、このフィルターは、外殻を構成する円筒状の外筒状壁と、この外筒状壁の内側であって同心円状に配置された内筒状壁と、前記外筒状壁と内筒状壁との間に配置された濾過エレメントとで基本的に構成されている。
前記濾過エレメントは、外筒状壁と内筒状壁との間にあまり隙間がない状態で配置されており、濾過エレメントの外周面側に設けられている周壁の上部には、旋回流を発生させるための旋回羽根が所定の間隔でもって設けられている。
【0006】
さらに、前記濾過エレメントの下方に異物捕捉部が設けられていて、ポンプ等によって送られた液体は旋回羽根によって旋回流が与えられつつ旋回流を維持した状態で流体中の異物に遠心力が付与されて、大きな異物は異物捕捉部で捕捉され、残りの異物は濾過エレメントの濾過材にて濾過されるようになっている。
【0007】
一方、特許文献2は、本出願人が既に出願したものであり、また、この特許文献2以外にも濾過エレメントをプリーツ状にしたフィルターを多数出願している。この特許文献2では、プリーツ状に折曲した円筒状の支持体の外周面に、同様にプリーツ状に折曲した円筒状の濾過エレメントを設けたものである。
そして、濾過エレメントを不織布で構成して、断面が略三角形状とした異物捕捉部により大量の異物を捕捉するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1においては、ポンプ等で液体を強制的に流入させて旋回羽根にて旋回流を発生させる構造のために、単位時間当たりの液体の濾過量が少なく、大量の液体を濾過できないという問題があった。
また、他の一般的なサイクロン式のフィルターにおいては、遠心力により旋回流を発生させる構造のため、大きな異物は下方へ沈殿させて濾過できるものの、小さな異物(例えば、mm単位や、μm単位)を効果的に捕捉できず、比較的大きな異物した捕捉できないという問題がある。
【0009】
特許文献2においては、小さな異物から大きな異物まで効果的に捕捉することができるものの、特に濾過すべく液体に大きな異物が混入している場合には、異物を捕捉する捕捉部が直ぐに満杯になり、フィルターエレメント自体、あるいはフィルター自体の交換時期が早く来るという問題があった。
そのため、所謂ランニングコストの点で難があり、また、フィルターエレメント等の交換により作業効率が悪いという問題があった。
【0010】
本発明は上述の問題点に鑑みて提供したものであって、少なくとも以下に示す目的を達成すべくフィルターを提供するものである。
▲1▼ フィルターエレメントとこのフィルターエレメントを支持する支持体からなるフィルター本体自体を回転させる構造として、単位時間当たりの水量が少ない場合や、また、単位時間当たりの水量が大量であっても、効果的に液体を濾過することができるようにすること。
▲2▼ 筐体内に配置したフィルター本体自体を回転させて筐体内の液体に水流(旋回流)を発生させて、大きな異物あるいは重い異物はこの水流の遠心力を利用して筐体の底部で捕捉し、小さな異物はフィルター本体で捕捉し、効率良く濾過を行なうこと。
▲3▼ 比較的大きな異物あるいは重い異物は、筐体内の底部に沈殿ないし沈下させて、小さな異物をフィルター本体で捕捉させることで、フィルター本体の交換時期を遅らせてランニングコストを安くすると共に、濾過の作業効率を向上させること。
▲4▼ 筐体内の底部に邪魔板を配設して、この邪魔板にて筐体内の底部での旋回流の勢いを衰えさせて、異物の撹拌をしにくくして異物の沈殿ないし沈下を促進させること。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明の請求項1記載のフィルター装置では、濾過すべき液体が流入され底部が通常は閉塞されている筒状の筐体2と、この筐体2内に回転自在に配置されているフィルター本体3と、このフィルター本体3を回転させる回転駆動手段とでフィルター装置1を構成し、前記フィルター本体3の回転と共に、フィルター本体3を通過した液体を外部へ流出させるようにしていることを特徴としている。
【0012】
かかる構成とすることで、フィルター本体3を回転させることで、筐体2内の液体に水流(旋回流)を発生させて、大きな異物6あるいは重い異物6はこの旋回流の遠心力を利用して筐体2の底部で捕捉し、小さな異物6はフィルター本体3で捕捉して、効率良く濾過を行なうことができる。また、フィルター本体3で小さな異物6を捕捉するようにしているので、フィルター本体3の交換時期を遅らせてランニングコストを安くすることができると共に、濾過の作業効率を向上させることができる。さらに、かかる構成により、単位時間当たりの水量が少ない場合はもちろん、単位時間当たりの水量が大量であっても、筐体2やフィルター本体3を大型にして効果的に液体を濾過することができる。
【0013】
請求項2記載のフィルター装置では、前記フィルター装置1の筐体2は略円筒状に形成され、該筐体2の底面は略平面状に形成されていることを特徴としている。
これにより、筐体2内の旋回流で大きな異物6を沈殿ないし沈下させても、筐体2の底部が略平面状となっているので、筐体2内の底部での旋回流の勢いが衰えて沈殿ないし沈下した異物6が撹拌されにくくなり、旋回流による異物6の捕捉を効果的に行なうことができる。
【0014】
請求項3記載のフィルター装置では、前記フィルター装置1の筐体2は略円筒状に形成され、該筐体2の底面は略平面状に形成され、筐体2の下部は上部より太径とした膨出部23を形成していることを特徴としている。
これにより、筐体2内の旋回流で大きな異物6あるいは重い異物6を沈殿ないし沈下させても、筐体2の底部が略平面状となっていて、且つ太径となっている膨出部23により、旋回流の勢いが一層衰えて沈殿ないし沈下した異物6が撹拌されにくくなり、筐体2内の底部での旋回流による異物6の捕捉を一層効果的に行なうことができる。
【0015】
請求項4記載のフィルター装置では、前記フィルター本体3は、周囲が略プリーツ状に折曲形成されて略円筒状で剛性を有し、略全面にわたって液体を通過させる流通孔31を多数穿孔した支持体30と、この支持体30の上面開口面を閉塞する上板33と、前記支持体30の下面開口面を閉塞する底板35と、前記支持体30の外周面に沿って着脱自在に装着され、周囲が略プリーツ状に折曲形成されて略円筒状のフィルターエレメント32とで構成され、前記上板33または底板35に挿通孔34を介して連結されたパイプ状部材を介して濾過した液体を外部へ流出させるようにしていることを特徴としている。
【0016】
これにより、フィルター本体3の周囲のプリーツ状に形成された部分によりフィルター本体3自体を回転させることで、筐体2内の液体に水流(旋回流)を興させることができ、旋回流を興させるための別途の手段が不要となり、フィルター装置1全体のコストを安価にすることができる。
【0017】
請求項5記載のフィルター装置では、前記フィルター本体3は、断面形状が三角形状、四角形状、五角形状、六角形状のいずれかであり、略円筒状で剛性を有し、略全面にわたって液体を通過させる流通孔31を多数穿孔した支持体30と、この支持体30の上面開口面を閉塞する上板33と、前記支持体30の下面開口面を閉塞する底板35と、前記支持体30の外周面に沿って着脱自在に装着されているフィルターエレメント32とで構成され、前記上板33または底板35に挿通孔34を介して連結されたパイプ状部材を介して濾過した液体を外部へ流出させるようにしていることを特徴としている。
【0018】
これにより、フィルター本体3の周囲には角部が形成されているので、フィルター本体3自体を回転させることで、前記角部により筐体2内の液体に水流(旋回流)を興させることができ、旋回流を興させるための別途の手段が不要となり、フィルター装置1全体のコストを安価にすることができる。また、フィルター本体3自体の構成も簡素化できて、フィルター本体3の製造コストも安価にできる。
【0019】
請求項6記載のフィルター装置では、前記フィルター本体3は、断面形状が略円形であって略円筒状で剛性を有し略全面にわたって液体を通過させる流通孔31を多数穿孔した支持体30と、この支持体30の外周面に配設されて液体に水流を興させるためのフィン46と、前記支持体30の上面開口面を閉塞する上板33と、前記支持体30の下面開口面を閉塞する底板35と、前記支持体30の外周面に沿って着脱自在に装着されているフィルターエレメント32とで構成され、前記上板33または底板35に挿通孔34を介して連結されたパイプ状部材を介して濾過した液体を外部へ流出させるようにしていることを特徴としている。
【0020】
これにより、フィルター本体3を構成している支持体30に断面が円形の場合であっても、フィルター本体3自体を回転させることで、支持体30の外周面に形成したフィン46により筐体2内の液体に水流(旋回流)を興させることができ、旋回流を興させるための別途の手段が不要となり、フィルター装置1全体のコストを安価にすることができる。また、フィルター本体3自体の構成も簡素化できて、フィルター本体3の製造コストも安価にできる。
【0021】
請求項7記載のフィルター装置では、濾過すべき液体が流入され底部が通常は閉塞されている筒状の筐体2と、この筐体2内に回転自在に配置されているフィルター本体3と、このフィルター本体3を回転させる回転駆動手段と、前記筐体2内の底部に配設した邪魔板50とでフィルター装置1を構成し、前記フィルター本体3の回転と共に、フィルター本体3を通過した液体を外部へ流出させるようにしていることを特徴としている。
【0022】
かかる構成とすることで、フィルター本体3を回転させることで、筐体2内の液体に水流(旋回流)を発生させて、大きな異物6あるいは重い異物6はこの旋回流の遠心力を利用して筐体2の底部で捕捉し、小さな異物6はフィルター本体3で捕捉して、効率良く濾過を行なうことができる。特に、筐体2内の底部には邪魔板50を設けているので、筐体2内の底部での旋回流の勢いを一層衰えさせることができて、異物6を効果的に沈殿ないし沈下させることができ、濾過機能を一層向上させることができる。
また、フィルター本体3で小さな異物6を捕捉するようにしているので、フィルター本体3の交換時期を遅らせてランニングコストを安くすることができると共に、濾過の作業効率を向上させることができる。さらに、かかる構成により、単位時間当たりの水量が少ない場合はもちろん、単位時間当たりの水量が大量であっても、筐体2やフィルター本体3を大型にして効果的に液体を濾過することができる。
【0023】
請求項8記載のフィルター装置では、前記フィルター装置1の筐体2は略円筒状に形成され、該筐体2の底面は略平面状に形成されていることを特徴としている。
これにより、筐体2内の旋回流で大きな異物6あるいは重い異物6を沈殿ないし沈下させても、筐体2の底部が略平面状となっていて、且つ筐体2内の底部に邪魔板50を設けていることで、筐体2内の底部での旋回流の勢いが衰えて沈殿ないし沈下した異物6が撹拌されにくくなり、旋回流による異物6の捕捉を一層効果的に行なうことができる。
【0024】
請求項9記載のフィルター装置では、前記フィルター装置1の筐体2は略円筒状に形成され、該筐体2の底面は略平面状に形成され、筐体2の下部は上部より太径とした膨出部23を形成していることを特徴としている。
これにより、筐体2内の旋回流で大きな異物6あるいは重い異物6を沈殿ないし沈下させても、筐体2の底部が略平面状となっていて、且つ太径となっている膨出部23により、しかも筐体2内の底部に邪魔板50を設けているので、筐体2内の底部での旋回流の勢いが一層衰えて沈殿ないし沈下した異物6が撹拌されにくくなり、旋回流による異物6の捕捉を一層効果的に行なうことができる。
【0025】
請求項10記載のフィルター装置では、前記フィルター本体3は、周囲が略プリーツ状に折曲形成されて略円筒状で剛性を有し、略全面にわたって液体を通過させる流通孔31を多数穿孔した支持体30と、この支持体30の上面開口面を閉塞する上板33と、前記支持体30の下面開口面を閉塞する底板35と、前記支持体30の外周面に沿って着脱自在に装着され、周囲が略プリーツ状に折曲形成されて略円筒状のフィルターエレメント32とで構成され、前記上板33または底板35に挿通孔34を介して連結されたパイプ状部材を介して濾過した液体を外部へ流出させるようにしていることを特徴としている。
【0026】
これにより、フィルター本体3の周囲のプリーツ状に形成された部分によりフィルター本体3自体を回転させることで、筐体2内の液体に水流(旋回流)を興させることができ、旋回流を興させるための別途の手段が不要となり、フィルター装置1全体のコストを安価にすることができる。
【0027】
請求項11記載のフィルター装置では、前記フィルター本体3は、断面形状が三角形状、四角形状、五角形状、六角形状のいずれかであり、略円筒状で剛性を有し、略全面にわたって液体を通過させる流通孔31を多数穿孔した支持体30と、この支持体30の上面開口面を閉塞する上板33と、前記支持体30の下面開口面を閉塞する底板35と、前記支持体30の外周面に沿って着脱自在に装着されているフィルターエレメント32とで構成され、前記上板33または底板35に挿通孔34を介して連結されたパイプ状部材を介して濾過した液体を外部へ流出させるようにしていることを特徴としている。
【0028】
これにより、フィルター本体3の周囲には角部が形成されているので、フィルター本体3自体を回転させることで、前記角部により筐体2内の液体に水流(旋回流)を興させることができ、旋回流を興させるための別途の手段が不要となり、フィルター装置1全体のコストを安価にすることができる。また、フィルター本体3自体の構成も簡素化できて、フィルター本体3の製造コストも安価にできる。
【0029】
請求項12記載のフィルター装置では、前記フィルター本体3は、断面形状が略円形であって略円筒状で剛性を有し略全面にわたって液体を通過させる流通孔31を多数穿孔した支持体30と、この支持体30の外周面に配設されて液体に水流を興させるためのフィン46と、前記支持体30の上面開口面を閉塞する上板33と、前記支持体30の下面開口面を閉塞する底板35と、前記支持体30の外周面に沿って着脱自在に装着されているフィルターエレメント32とで構成され、前記上板33または底板35に挿通孔34を介して連結されたパイプ状部材を介して濾過した液体を外部へ流出させるようにしていることを特徴としている。
【0030】
これにより、フィルター本体3を構成している支持体30に断面が円形の場合であっても、フィルター本体3自体を回転させることで、支持体30の外周面に形成したフィン46により筐体2内の液体に水流(旋回流)を興させることができ、旋回流を興させるための別途の手段が不要となり、フィルター装置1全体のコストを安価にすることができる。また、フィルター本体3自体の構成も簡素化できて、フィルター本体3の製造コストも安価にできる。
【0031】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態を図1〜図4を参照して詳細に説明する。図1は本発明のフィルター装置1の斜視図を示しており、このフィルター装置1は、略円筒状の筐体2と、この筐体2の略中央部分に回転自在に設けられているフィルター本体3とで構成されている。
図2はフィルター装置1の縦方向における断面図を示し、図3はフィルター装置1の横方向における断面図を示し、また、図4はフィルター本体3の分解斜視図を示している。
【0032】
先ず、図4に示すフィルター本体3から説明する。このフィルター本体3は、プリーツ状(ジグザグ状)に折曲して略円筒状に形成されている支持体30と、その支持体30の外周面に沿って着脱自在に装着され、上記支持体30と同様にプリーツ状に折曲した略円筒状に形成されているフィルターエレメント32と、前記支持体30の上面開口部の周縁部に固着されて、該支持体30の上面を閉塞する略星形に形成されている上板33と、この上板33と同様の形状に形成され、前記支持体30の下面開口部の周縁部に固着されて該支持体30の下面を閉塞する底板35とで構成されている。
【0033】
前記支持体30の全面にわたって液体を通過させるための流通孔31が多数穿孔されており、この支持体30の材料は、例えば、ステンレスやアルミなどの金属材料にて構成されている。また、この支持体30の上面及び下面の開口面をそれぞれ閉塞する上板33及び底板35も、例えば、ステンレスやアルミなどの金属材料を用いており、上板33の略中央部には挿通孔34が穿孔してある。
【0034】
また、上板33、底板35及び前記支持体30は剛性を保つために所定の厚みを持たせている。これら上板33、底板35及び前記支持体30は合成樹脂で構成しても良く、合成樹脂で構成した場合には、剛性を保つために所定の厚みを持たせるようにするのは勿論である。
【0035】
前記フィルターエレメント32は、前記支持体30の表面(外周面)に着脱自在に装着されるようになっており、材料としては、不織布あるいは紙材を用いている。
フィルターエレメント32は支持体30の表面に装着され、断面が略三角形状で外側に拡開する部分を異物を捕捉する捕捉部44としている。
【0036】
図2に示すように、前記フィルター本体3は筐体2内の略中央部に回転自在に配置されるものであり、フィルター本体3の底板35の下面の略中央部には円筒状あるいは円柱状の軸部36が固着されている。そして、この軸部36の下面にベアリングなどの軸受部37が設けられていて、この軸受部37の下面に支持部材38が設けられている。
図2及び図3に示すように、前記支持部材38と筐体2の内面下部との間に複数本(この実施形態では4本)の支持片39を架橋し、これら支持片39にてフィルター本体3を筐体2内で支持すると共に、軸受部37にてフィルター本体3を回転自在に軸支するようにしている。なお、図1では支持片39は省略している。
【0037】
一方、フィルター本体3の上部の上板33の上面には、円筒状の軸部40が上板33の挿通孔34を連通する形で固着されており、この軸部40の内部とフィルター本体3の内部とが挿通孔34を介して連通している。また、軸部40の上部にはベアリングなどからなり上下を貫通した軸受部41が設けられていて、この軸受部41の上面側には流出パイプ42の一端が連結されている。
この流出パイプ42の途中には液体を吸引するとともに、フィルター本体3による濾過後の液体を外部へ排出させるためのポンプPが介設されている。
【0038】
前記流出パイプ42は図外の部材により固定されており、上部の軸受部41と下部の軸受部37によりフィルター本体3は筐体2内で回転自在に軸支されている構造となっている。前記軸部40には歯車10が固着されていて、この歯車10と、モータMの回転軸11に設けたスプロケット12との間にチェーン13が懸架されている。
そして、モータMの回転力がチェーン13を介して歯車10に伝達されて、この歯車10の回転によりフィルター本体3が回転駆動されるようになっている。なお、これらモータM、チェーン13、歯車10等でフィルター本体3を回転駆動させる回転駆動手段を構成している。
【0039】
なお、モータMは、一方向の回転だけでも良く、また、正逆転可能なモータを用いて所定時間毎に正転方向、あるいは逆転方向に交互に回転させるようにしても良い。さらに、チェーン13の代わりに、ベルトを用いて歯車10を回転させるようにしても良いものである。
【0040】
筐体2は略円筒状に形成されていて、上面は開口され、この開口面には上蓋を設けている(図示せず)が、上蓋を設けなくても良い。また、筐体2の下部は略円錐状に形成されている。筐体2の上部の側面には濾過すべく液体を流入させる流入口20が設けられ、筐体2の底部の略中央には筐体2の底部で沈殿した異物を外部へ排出するための排出部21が形成されている。
この排出部21の具体的な構造の説明は省略するが、通常時において排出部21は閉じられていて、筐体2内に溜まった異物を排出する時だけ排出部21を開いて異物を外部へ排出するようにしている。
【0041】
次に、フィルター装置1の濾過動作の説明をする。フィルター装置1の流入口20より濾過すべき液体を筐体2内に流入し、同時にモータMを駆動して歯車10を回転させてフィルター本体3を回転させる。また、ポンプPも駆動してフィルター本体3にて濾過した後の液体を吸い上げる。
【0042】
フィルター本体3が上下の軸受部41、37にて軸支されているので、軸部40、36を軸としてフィルター本体3自体が回転駆動される。フィルター本体3が回転すると、フィルター本体3の外周面には角部が多数形成されているので、つまり、フィルター本体3の外周面が支持体30及びフィルターエレメント32の形状が略プリーツ状になっているので、筐体2内の液体はフィルター本体3の回転に伴って水流を興し、筐体2の内周面とフィルター本体3の外周面との間にはサイクロン式のフィルターのように旋回流が発生する。
図1に示すように、筐体2内の旋回流による遠心力を利用して液体内に混入している大きな異物6あるいは重い異物6は筐体2の底部に沈殿していき、また、小さな異物6はフィルター本体3のフィルターエレメント32にて捕捉される。この小さな異物6は、フィルターエレメント32の捕捉部44にて捕捉され、さらに細かい異物6(例えば、mm単位や、μ単位)はフィルターエレメント32自体で効果的に捕捉されるようになっている。
【0043】
このように、簡単な構成でフィルター本体3を回転させることで、筐体2内の液体に水流(旋回流)を発生させて、筐体2内に配置しているフィルター本体3の濾過機能の他に、サイクロン式フィルターの機能を付加することができる。
特に、フィルター本体3自体の回転により筐体2内の液体を強制的に旋回流を発生させるようにしているので、遠心力の作用により大きな異物6や比較的大きな異物6あるいは重い異物6は、筐体2の底部に沈殿して筐体2内での濾過作用が機能する。また、フィルター本体3自体の回転で筐体2内の液体に旋回流を興させているので、旋回流を興させるための別途の手段が不要となり、フィルター装置1全体のコストを安価にすることができる。また、フィルター本体3自体の構成も簡素化できて、フィルター本体3の製造コストも安価にできる。
【0044】
さらに、筐体2の底部に沈殿せず筐体2内で旋回している液体に混入している小さな異物6は、ポンプPの吸引力によりフィルター本体3のフィルターエレメント32に吸い寄せられ、フィルターエレメント32及び支持体30の流通孔31を介して支持体30の内部へ流入していき、さらに、フィルター本体3の内部から軸部40、流出パイプ42を介して濾過した後の液体が外部へと流出される。
このように、大きな異物6あるいは重い異物6(大きな異物6や重い異物6)は旋回流を利用して濾過し、フィルターエレメント32で小さな異物6を捕捉するようにしているので、効率良く濾過を行なうことができると共に、フィルターエレメント32の捕捉部44での捕捉量が満杯になるまでの時間が遅くなり、長時間の濾過運転を行なうことができ、ランニングコストを安くすることができる。そのため、フィルター本体3あるいはフィルターエレメント32の交換に伴う作業時間を減らすことができて、濾過作業の効率を向上させることができる。
【0045】
また、本発明のフィルター本体3(フィルター装置1)は、その構造上任意の大きさに形成でき、用途に応じてセンチメートル単位からメートル単位の大きさのフィルター装置1を製作することができる。さらに、液体を濾過するためのフィルター装置1であるため、用途は問わずにどのような種類の液体を濾過する場合にても適用することができる。
【0046】
また、大量の液体を濾過する場合には、モータMの容量を大きなものを使用し、筐体2やフィルター本体3も大きくして、フィルター本体3を十分に回転駆動できるようにする。
これにより、単位時間当たり水量が少ない場合や、また、単位時間当たりの水量が大きい場合であっても、効果的に液体を濾過することができる。
【0047】
なお、本実施形態でフィルター本体3の捕捉部44の数は図示して数に限定されるものではなく、捕捉部44の数は適宜設定することができる。また、捕捉部44の深さ、つまりフィルター本体3の径方向における寸法を適宜変更して、浅い捕捉部44や深い捕捉部44を形成するようにしても良い。
また、捕捉部44の深さに寸法は数に応じて、該捕捉部44の開き角度を任意に設定するようにしても良い。
【0048】
(第2の実施の形態)
次に、図5により第2の実施形態について説明する。先の実施形態では筐体2の形状を下部が円錐状としていたので、筐体2内の下部では旋回流の勢いが衰えにくく、異物6が撹拌して沈殿しにくい恐れがある。
そこで、図5に示すように、フィルター装置1の筐体2の下部を先の実施形態のように円錐状にはせず、筐体2全体の形状を円筒状にして、筐体2の下部を円形にし、また筐体2内の底部を略平面状にして筐体2内の底部での旋回流の勢いを衰えさせるようにしたものである。
【0049】
これにより、先の実施形態の場合と比べて筐体2内の下部では底部が略平面状となっているので、筐体2内の底部での旋回流が衰え易くなり、異物6の沈殿ないし沈下を容易にして、濾過機能を一層向上させることができるものである。
なお、筐体2の下部の形状以外のフィルター装置1の構成及び機能は先の実施形態と同じであり、同様の効果を発揮するものである。
【0050】
(第3の実施の形態)
第3の実施形態では、図6に示すようにフィルター装置1の筐体2内の底部を略平面状にすると共に、筐体2の下部の直径を上部より太径とした膨出部23を形成したものである。つまり、この膨出部23は筐体2の上部より大きく外方に向けて突出した形状となっているので、膨出部23により筐体2内の底部での容積が上部より大きくなり、この膨出部23により筐体2内の底部での旋回流の勢いを大きく衰えさせることができ、異物6の撹拌を抑えて筐体2内の底部に沈殿ないし沈下した異物6が撹拌されにくくなる。そのため、旋回流による筐体2内の底部での異物6の捕捉を一層効果的に行なうことができる。
なお、この実施形態においても、膨出部23以外のフィルター装置1の他の構成、機能及び効果は第1の実施形態と同様である。
【0051】
(第4の実施の形態)
図7及び図8は第4の実施形態を示し、図1及び図2に対応した実施形態である。フィルター装置1のフィルター本体3の周囲には勢いよく旋回流を発生させて、フィルター本体3の下方、つまり筐体2内の底部での旋回流の勢いを衰えさせて異物6を沈殿ないし沈下させ易くするようにしたものである。
【0052】
すなわち、図7及び図8は、図1及び図2に対応しているので、筐体2の下部は略円錐状になっており、そのため、筐体2の底部の形状に合うように略三角形状とした平板状の邪魔板50を該筐体2の底部に配設している。邪魔板50の枚数は図示例では4枚で、約90度間隔を開けて配設している。
もちろん、邪魔板50の枚数は4枚に限られるものではなく、1枚〜3枚、あるいは5枚以上を設けるようにしても良いものである。また、邪魔板50の高さも任意に設定できるのは言うまでもない。
【0053】
このように筐体2の下部に邪魔板50を設けることで、フィルター本体3の回転数を図1及び図2の場合と比べて上げることができて、筐体2内の旋回流を一層勢いを増して遠心力を高めることができて異物6の濾過機能を向上させることができる。しかも、筐体2内の下部では、邪魔板50により旋回流の勢いを急速に衰えさせることができて、筐体2内の底部での異物6の撹拌を防止でき、異物6の沈殿ないし沈下を一層促進させて、濾過機能を一層向上させることができる。
【0054】
なお、この実施形態では、邪魔板50を設けた以外は、フィルター装置1の構成や効果は第1の実施形態と同様である。
【0055】
図9は図5に対応した実施形態を示し、図7及び図8の場合と同様に異物6の沈殿ないし沈下を促進させるためにフィルター装置1の筐体2内の底部に複数枚(本実施形態では4枚)の邪魔板50を設けたものである。
【0056】
図9に示す実施形態においては、筐体2内の旋回流で大きな異物6あるいは重い異物6を沈殿ないし沈下させても、筐体2の底部が略平面状となっていて、且つ筐体2内の底部に邪魔板50を設けていることで、筐体2内の底部での旋回流の勢いが衰えて沈殿ないし沈下した異物6が撹拌されにくくなり、旋回流による異物6の捕捉を一層効果的に行なうことができる。
【0057】
また、図10は図6に対応した実施形態を示すものであり、フィルター装置1の筐体2内の底部に複数枚(本実施形態では4枚)の邪魔板50を設けることで、図7及び図8の場合と同様に異物6の沈殿ないし沈下を促進させるようにしたものである。
【0058】
図10に示す実施形態では、筐体2内の旋回流で大きな異物6あるいは重い異物6を沈殿ないし沈下させても、筐体2の底部が略平面状となっていて、且つ太径となっている膨出部23により、しかも筐体2内の底部に邪魔板50を設けているので、筐体2内の底部での旋回流の勢いが一層衰えて沈殿ないし沈下した異物6が撹拌されにくくなり、旋回流による異物6の捕捉を一層効果的に行なうことができる。
【0059】
図9及び図10においても、邪魔板50の枚数は4枚に限られるものではなく、1枚〜3枚、あるいは5枚以上を設けるようにしても良い。また、邪魔板50の高さも任意に設定できるものである。また、邪魔板50を設けた以外は、フィルター装置1の構成は図5及び図6の場合と同様である。このように邪魔板50を設けることで、筐体2内の底部での旋回流の勢いを衰えさせて、異物6の沈殿ないし沈下を促進させて濾過機能を一層向上させることができる。
【0060】
なお、図7〜図10の説明では、大きな異物6あるいは重い異物6(大きな異物6や重い異物6)の濾過の場合について説明したが、先の実施形態で説明したように、小さな異物6はフィルター本体3で捕捉するようにしているものである。
【0061】
このように図7〜図10の各実施形態において、フィルター本体3を回転させることで、筐体2内の液体に水流(旋回流)を発生させて、大きな異物6あるいは重い異物6はこの旋回流の遠心力を利用して筐体2の底部で捕捉し、小さな異物6はフィルター本体3で捕捉して、効率良く濾過を行なうことができる。特に、筐体2内の底部には邪魔板50を設けているので、筐体2内の底部での旋回流の勢いを一層衰えさせることができて、異物6を効果的に沈殿ないし沈下させることができ、濾過機能を一層向上させることができる。
また、フィルター本体3で小さな異物6を捕捉するようにしているので、フィルター本体3の交換時期を遅らせてランニングコストを安くすることができると共に、濾過の作業効率を向上させることができる。さらに、かかる構成により、単位時間当たりの水量が少ない場合はもちろん、単位時間当たりの水量が大量であっても、筐体2やフィルター本体3を大型にして効果的に液体を濾過することができる。
【0062】
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施形態を図11〜図13を用いて説明する。先の各実施形態ではフィルター本体3の外周面の形状をプリーツ状にしていたので、フィルター本体3を回転させるだけで筐体2内で水流を興させることができた。この実施形態では支持体30の形状を円筒状に形成した場合であり、そのため、外周面にフィルターエレメント32を着脱自在に装着した支持体30を単に回転させても筐体2内で旋回流を発生させることが難しいことになる。
【0063】
そこで、円筒状の支持体30の表面に縦方向に所定の間隔をあけて平板状のフィン46を一体的に設けて、このフィン46により筐体2内の液体に旋回流を発生させるようにしたものである。なお、フィン46はこの実施形態では4枚としているが、旋回流を興させることが出来れば何枚でも良い。
図11は支持体30の斜視図を、図12は支持体30の平面図をそれぞれ示し、図13は支持体30の外周面にフィルターエレメント32を着脱自在に装着した場合のフィルター本体3の平面図を示している。
【0064】
この実施形態では、フィルターエレメント32をフィン46ごと支持体30の外周面に装着しているものであり、このフィルター本体3を回転させることで、上述したように筐体2内の液体に水流(旋回流)を発生させて、この旋回流により大きな異物6を筐体2の底部に沈下させて濾過機能を発揮させるようにしている。
【0065】
このように、フィルター本体3を構成している支持体30に断面が円形の場合であっても、フィルター本体3自体を回転させることで、支持体30の外周面に形成したフィン46により筐体2内の液体に水流(旋回流)を興させることができ、旋回流を興させるための別途の手段が不要となり、フィルター装置1全体のコストを安価にすることができる。また、フィルター本体3自体の構成も簡素化できて、フィルター本体3の製造コストも安価にできる。
【0066】
(第6の実施の形態)
第6の実施形態を図14〜図16を用いて説明する。この実施形態では第5のの実施形態と比べてフィン46の形状を少し異ならせたものであり、フィン46は平板状で略コ字型に形成したものである。
すなわち、先の第4の実施形態ではフィン46ごとフィルターエレメント32を覆っていたが、この実施形態では円筒状の支持体30の外周面にのみフィルターエレメント32を装着するようにしたものである。そのため、フィルターエレメント32を通すために空間部47をフィン46の内側に設けている。
【0067】
この実施形態では、フィン46の部分にはフィルターエレメント32を覆っていないので、その分フィルターエレメント32の量を少なくできて、安価に構成することができる。
フィルター本体3を回転させると、フィン46により筐体2内の液体に旋回流を発生させて異物6の濾過機能を発揮させることができる。
【0068】
この実施形態においても、図11〜図13に示す実施形態と同様に、フィルター本体3を構成している支持体30に断面が円形の場合であっても、フィルター本体3自体を回転させることで、支持体30の外周面に形成したフィン46により筐体2内の液体に水流(旋回流)を興させることができ、旋回流を興させるための別途の手段が不要となり、フィルター装置1全体のコストを安価にすることができる。また、フィルター本体3自体の構成も簡素化できて、フィルター本体3の製造コストも安価にできる。
【0069】
(第7の実施の形態)
フィルター本体3を液体内で回転させて該液体に旋回流を興させるには、フィルター本体3の外周面のどこかに角部があれば良く、この実施形態では、先の実施形態とは異なりフィン46を無くしたものである。
図17はフィルター本体3の支持体30を断面略六角形状としたものであり、図18は支持体30の断面を略五角形状とし、図19は支持体30の断面を略四角形状と、図20は支持体30の断面を略三角形状としたものである。
【0070】
図17〜図20において、支持体30の外周面にはそれぞれその外周面に沿わせてフィルターエレメント32を着脱自在に装着しており、フィルター本体3を回転させることで、筐体2内の液体に旋回流を発生させることができる。
これにより、液体内の異物6を濾過させることができる。なお、図17〜図20において、各支持体30には図示はしていないが、液体を通過させるための流通孔31は第1の実施形態と同様に多数穿孔してある。
【0071】
なお、図17〜図20に示す以外の断面が八角形や十角形等の多角形のフィルター本体3としても良い。ただし、フィルター本体3の断面が円形に近くなると旋回流を発生しにくくなるので、前記のフィン46を設けるのが望ましい。
【0072】
このように、フィルター本体3の周囲には角部が形成されているので、フィルター本体3自体を回転させることで、前記角部により筐体2内の液体に水流(旋回流)を興させることができ、旋回流を興させるための別途の手段が不要となり、フィルター装置1全体のコストを安価にすることができる。また、フィルター本体3自体の構成も簡素化できて、フィルター本体3の製造コストも安価にできる。
【0073】
ここで、上記各実施形態においてそれぞれフィルター装置1のフィルター本体3や筐体2の構造について説明したが、各フィルター本体3と、各筐体2とを任意にそれぞれ組み合わせてフィルター装置1を構成することができるのはもちろんである。
【0074】
また、各実施形態において、フィルター本体3の上板33から軸部40及び流出パイプ42を介して濾過後の液体を流出するようにしていたが、フィルター本体3の底板35からパイプ等の部材にて濾過後の液体を流出させるようにしても良い。
【0075】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載のフィルター装置によれば、フィルター本体を回転させることで、筐体内の液体に水流(旋回流)を発生させて、大きな異物あるいは重い異物はこの旋回流の遠心力を利用して筐体の底部で捕捉し、小さな異物はフィルター本体で捕捉して、効率良く濾過を行なうことができる。また、フィルター本体で小さな異物を捕捉するようにしているので、フィルター本体の交換時期を遅らせてランニングコストを安くすることができると共に、濾過の作業効率を向上させることができる。さらに、かかる構成により、単位時間当たりの水量が少ない場合はもちろん、単位時間当たりの水量が大量であっても、筐体やフィルター本体を大型にして効果的に液体を濾過することができる。
【0076】
請求項2記載のフィルター装置によれば、筐体内の旋回流で大きな異物を沈殿ないし沈下させても、筐体の底部が略平面状となっているので、筐体内の底部での旋回流の勢いが衰えて沈殿ないし沈下した異物が撹拌されにくくなり、旋回流による異物の捕捉を効果的に行なうことができる。
【0077】
請求項3記載のフィルター装置によれば、筐体内の旋回流で大きな異物あるいは重い異物を沈殿ないし沈下させても、筐体の底部が略平面状となっていて、且つ太径となっている膨出部により、筐体内の底部での旋回流の勢いが一層衰えて沈殿ないし沈下した異物が撹拌されにくくなり、旋回流による異物の捕捉を一層効果的に行なうことができる。
【0078】
また、請求項4記載のフィルター装置によれば、フィルター本体の周囲のプリーツ状に形成された部分によりフィルター本体自体を回転させることで、筐体内の液体に水流(旋回流)を興させることができ、旋回流を興させるための別途の手段が不要となり、フィルター装置全体のコストを安価にすることができる。
【0079】
請求項5記載のフィルター装置によれば、フィルター本体の周囲には角部が形成されているので、フィルター本体自体を回転させることで、前記角部により筐体内の液体に水流(旋回流)を興させることができ、旋回流を興させるための別途の手段が不要となり、フィルター装置全体のコストを安価にすることができる。また、フィルター本体自体の構成も簡素化できて、フィルター本体の製造コストも安価にできる。
【0080】
請求項6記載のフィルター装置によれば、フィルター本体を構成している支持体に断面が円形の場合であっても、フィルター本体自体を回転させることで、支持体の外周面に形成したフィンにより筐体内の液体に水流(旋回流)を興させることができ、旋回流を興させるための別途の手段が不要となり、フィルター装置全体のコストを安価にすることができる。また、フィルター本体自体の構成も簡素化できて、フィルター本体の製造コストも安価にできる。
【0081】
請求項7記載のフィルター装置によれば、フィルター本体を回転させることで、筐体内の液体に水流(旋回流)を発生させて、大きな異物あるいは重い異物はこの旋回流の遠心力を利用して筐体の底部で捕捉し、小さな異物はフィルター本体で捕捉して、効率良く濾過を行なうことができる。特に、筐体内の底部には邪魔板を設けているので、筐体内の底部での旋回流の勢いを一層衰えさせることができて、異物を効果的に沈殿ないし沈下させることができ、濾過機能を一層向上させることができる。
また、フィルター本体で小さな異物を捕捉するようにしているので、フィルター本体の交換時期を遅らせてランニングコストを安くすることができると共に、濾過の作業効率を向上させることができる。さらに、かかる構成により、単位時間当たりの水量が少ない場合はもちろん、単位時間当たりの水量が大量であっても、筐体やフィルター本体を大型にして効果的に液体を濾過することができるものである。
【0082】
請求項8記載のフィルター装置によれば、筐体内の旋回流で大きな異物あるいは重い異物を沈殿ないし沈下させても、筐体の底部が略平面状となっていて、且つ筐体内の底部に邪魔板を設けていることで、筐体内の底部での旋回流の勢いが衰えて沈殿ないし沈下した異物が撹拌されにくくなり、旋回流による異物の捕捉を一層効果的に行なうことができる。
【0083】
請求項9記載のフィルター装置によれば、筐体内の旋回流で大きな異物を沈殿ないし沈下させても、筐体の底部が略平面状となっていて、且つ太径となっている膨出部により、しかも筐体内の底部に邪魔板を設けているので、筐体内の底部での旋回流の勢いが一層衰えて沈殿ないし沈下した異物が撹拌されにくくなり、旋回流による異物の捕捉を一層効果的に行なうことができる。
【0084】
請求項10記載のフィルター装置によれば、フィルター本体の周囲のプリーツ状に形成された部分によりフィルター本体自体を回転させることで、筐体内の液体に水流(旋回流)を興させることができ、旋回流を興させるための別途の手段が不要となり、フィルター装置全体のコストを安価にすることができる。
【0085】
請求項11記載のフィルター装置によれば、フィルター本体の周囲には角部が形成されているので、フィルター本体自体を回転させることで、前記角部により筐体内の液体に水流(旋回流)を興させることができ、旋回流を興させるための別途の手段が不要となり、フィルター装置全体のコストを安価にすることができる。また、フィルター本体自体の構成も簡素化できて、フィルター本体の製造コストも安価にできる。
【0086】
請求項12記載のフィルター装置によれば、フィルター本体を構成している支持体に断面が円形の場合であっても、フィルター本体自体を回転させることで、支持体の外周面に形成したフィンにより筐体内の液体に水流(旋回流)を興させることができ、旋回流を興させるための別途の手段が不要となり、フィルター装置全体のコストを安価にすることができる。また、フィルター本体自体の構成も簡素化できて、フィルター本体の製造コストも安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるフィルター装置の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるフィルター装置の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるフィルター装置の断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるフィルター本体の分解斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるフィルター装置の断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態におけるフィルター装置の断面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態におけるフィルター装置の斜視図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態におけるフィルター装置の断面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態におけるフィルター装置の断面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態におけるフィルター装置の断面図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態における支持体の斜視図である。
【図12】本発明の第5の実施の形態における支持体の平面図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態におけるフィルター本体の断面図である。
【図14】本発明の第6の実施の形態における支持体の正面図である。
【図15】本発明の第6の実施の形態におけるフィルター本体の正面図である。
【図16】本発明の第6の実施の形態におけるフィルター本体の断面図である。
【図17】本発明の第7の実施の形態における断面を六角形状とした場合のフィルター本体の断面図である。
【図18】本発明の第7の実施の形態における断面を五角形状とした場合のフィルター本体の断面図である。
【図19】本発明の第7の実施の形態における断面を四角形状とした場合のフィルター本体の断面図である。
【図20】本発明の第7の実施の形態における断面を三角形状とした場合のフィルター本体の断面図である。
【符号の説明】
1 フィルター装置
2 筐体
3 フィルター本体
6 異物
10 歯車
13 チェーン
23 膨出部
30 支持体
31 流通孔
32 フィルターエレメント
33 上板
35 底板
37 軸受部
41 軸受部
42 流出パイプ
46 フィン
50 邪魔板

Claims (12)

  1. 濾過すべき液体が流入され底部が通常は閉塞されている筒状の筐体(2)と、この筐体(2)内に回転自在に配置されているフィルター本体(3)と、このフィルター本体(3)を回転させる回転駆動手段とでフィルター装置(1)を構成し、前記フィルター本体(3)の回転と共に、フィルター本体(3)を通過した液体を外部へ流出させるようにしていることを特徴とするフィルター装置。
  2. 前記フィルター装置(1)の筐体(2)は略円筒状に形成され、該筐体(2)の底面は略平面状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のフィルター装置。
  3. 前記フィルター装置(1)の筐体(2)は略円筒状に形成され、該筐体(2)の底面は略平面状に形成され、筐体(2)の下部は上部より太径とした膨出部(23)を形成していることを特徴とする請求項1記載のフィルター装置。
  4. 前記フィルター本体(3)は、
    周囲が略プリーツ状に折曲形成されて略円筒状で剛性を有し、略全面にわたって液体を通過させる流通孔(31)を多数穿孔した支持体(30)と、この支持体(30)の上面開口面を閉塞する上板(33)と、前記支持体(30)の下面開口面を閉塞する底板(35)と、前記支持体(30)の外周面に沿って着脱自在に装着され、周囲が略プリーツ状に折曲形成されて略円筒状のフィルターエレメント(32)とで構成され、
    前記上板(33)または底板(35)に挿通孔(34)を介して連結されたパイプ状部材を介して濾過した液体を外部へ流出させるようにしていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のフィルター装置。
  5. 前記フィルター本体(3)は、
    断面形状が三角形状、四角形状、五角形状、六角形状のいずれかであり、略円筒状で剛性を有し、略全面にわたって液体を通過させる流通孔(31)を多数穿孔した支持体(30)と、この支持体(30)の上面開口面を閉塞する上板(33)と、前記支持体(30)の下面開口面を閉塞する底板(35)と、前記支持体(30)の外周面に沿って着脱自在に装着されているフィルターエレメント(32)とで構成され、
    前記上板(33)または底板(35)に挿通孔(34)を介して連結されたパイプ状部材を介して濾過した液体を外部へ流出させるようにしていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のフィルター装置。
  6. 前記フィルター本体(3)は、
    断面形状が略円形であって略円筒状で剛性を有し略全面にわたって液体を通過させる流通孔(31)を多数穿孔した支持体(30)と、この支持体(30)の外周面に配設されて液体に水流を興させるためのフィン(46)と、前記支持体(30)の上面開口面を閉塞する上板(33)と、前記支持体(30)の下面開口面を閉塞する底板(35)と、前記支持体(30)の外周面に沿って着脱自在に装着されているフィルターエレメント(32)とで構成され、
    前記上板(33)または底板(35)に挿通孔(34)を介して連結されたパイプ状部材を介して濾過した液体を外部へ流出させるようにしていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のフィルター装置。
  7. 濾過すべき液体が流入され底部が通常は閉塞されている筒状の筐体(2)と、この筐体(2)内に回転自在に配置されているフィルター本体(3)と、このフィルター本体(3)を回転させる回転駆動手段と、前記筐体(2)内の底部に配設した邪魔板(50)とでフィルター装置(1)を構成し、前記フィルター本体(3)の回転と共に、フィルター本体(3)を通過した液体を外部へ流出させるようにしていることを特徴とするフィルター装置。
  8. 前記フィルター装置(1)の筐体(2)は略円筒状に形成され、該筐体(2)の底面は略平面状に形成されていることを特徴とする請求項7記載のフィルター装置。
  9. 前記フィルター装置(1)の筐体(2)は略円筒状に形成され、該筐体(2)の底面は略平面状に形成され、筐体(2)の下部は上部より太径とした膨出部(23)を形成していることを特徴とする請求項7記載のフィルター装置。
  10. 前記フィルター本体(3)は、
    周囲が略プリーツ状に折曲形成されて略円筒状で剛性を有し、略全面にわたって液体を通過させる流通孔(31)を多数穿孔した支持体(30)と、この支持体(30)の上面開口面を閉塞する上板(33)と、前記支持体(30)の下面開口面を閉塞する底板(35)と、前記支持体(30)の外周面に沿って着脱自在に装着され、周囲が略プリーツ状に折曲形成されて略円筒状のフィルターエレメント(32)とで構成され、
    前記上板(33)または底板(35)に挿通孔(34)を介して連結されたパイプ状部材を介して濾過した液体を外部へ流出させるようにしていることを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれかに記載のフィルター装置。
  11. 前記フィルター本体(3)は、
    断面形状が三角形状、四角形状、五角形状、六角形状のいずれかであり、略円筒状で剛性を有し、略全面にわたって液体を通過させる流通孔(31)を多数穿孔した支持体(30)と、この支持体(30)の上面開口面を閉塞する上板(33)と、前記支持体(30)の下面開口面を閉塞する底板(35)と、前記支持体(30)の外周面に沿って着脱自在に装着されているフィルターエレメント(32)とで構成され、
    前記上板(33)または底板(35)に挿通孔(34)を介して連結されたパイプ状部材を介して濾過した液体を外部へ流出させるようにしていることを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれかに記載のフィルター装置。
  12. 前記フィルター本体(3)は、
    断面形状が略円形であって略円筒状で剛性を有し略全面にわたって液体を通過させる流通孔(31)を多数穿孔した支持体(30)と、この支持体(30)の外周面に配設されて液体に水流を興させるためのフィン(46)と、前記支持体(30)の上面開口面を閉塞する上板(33)と、前記支持体(30)の下面開口面を閉塞する底板(35)と、前記支持体(30)の外周面に沿って着脱自在に装着されているフィルターエレメント(32)とで構成され、
    前記上板(33)または底板(35)に挿通孔(34)を介して連結されたパイプ状部材を介して濾過した液体を外部へ流出させるようにしていることを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれかに記載のフィルター装置。
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