JP2004328944A - 磁束制御型発電機 - Google Patents

磁束制御型発電機 Download PDF

Info

Publication number
JP2004328944A
JP2004328944A JP2003123069A JP2003123069A JP2004328944A JP 2004328944 A JP2004328944 A JP 2004328944A JP 2003123069 A JP2003123069 A JP 2003123069A JP 2003123069 A JP2003123069 A JP 2003123069A JP 2004328944 A JP2004328944 A JP 2004328944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic flux
stator
flux control
comb
teeth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003123069A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3737492B2 (ja
Inventor
Hideo Kawamura
英男 河村
Mitsunobu Kamosaka
光伸 加茂坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Cera Tech Co Ltd
Original Assignee
Fuji Cera Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Cera Tech Co Ltd filed Critical Fuji Cera Tech Co Ltd
Priority to JP2003123069A priority Critical patent/JP3737492B2/ja
Priority to CN 200410038422 priority patent/CN1610222A/zh
Publication of JP2004328944A publication Critical patent/JP2004328944A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3737492B2 publication Critical patent/JP3737492B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

【課題】この磁束制御型発電機は,低速時に大きな電圧を発電でき,高速時に大きな減磁を行って磁束制御の効率を向上させる。
【解決手段】ステータ4は,櫛部10,櫛部10を連繋するブリッジ部14及び櫛部10の歯数より少ない歯数の集合部12から成るインナステータコア16と,インナステータコア16に嵌合するアウタステータコア17から構成する。ロータ3とステータ4との間に揺動可能に配設された磁束制御籠7は,集合部12の歯数に対応する磁束制御集合部8と,磁束制御集合部8を連繋する円筒部9から構成されている。この磁束制御型発電機は,集合部12と磁束制御集合部8との整合状態の変更によって永久磁石部材5からステータ4への磁束が制御される。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は,永久磁石を持つロータ,該ロータの外周に配置されたステータ及び両者間に配置された磁束を制御する磁束制御籠を備えた磁束制御型発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,永久磁石式発電機は,ロータに永久磁石を用いるので,構造が簡単で大きな発電電力を得ることができ,近年,それを組み込んだシステムが自動車用発電機,風力発電機等として利用されることが多くなってきた。永久磁石式発電機は,例えば,発電した電力を電動機に送る場合に,電圧が変動してもその機能が十分に発揮できるが,この電力を自動車の全ての装置を駆動しているバッテリ電圧に合わせる場合又は複数個の高電圧モータを持つ装置の駆動では,電圧を一定の電圧に揃える操作をしなければならない。永久磁石式発電機は,発電した電圧を一定にするためには,スイッチングレギュレタ等を用いて電力を切り刻む操作をしなければならないが,大電流をオン・オフするためには大型のパワートランジスタを要し,装置が大型になり,冷却ロスが大きくなり,高価になったり,また,発電電圧を一定にするために,電流を切り刻む時に発生する過大な突入電流によって電波障害を起こしたり,ノイズ対策が極めて大変である。
【0003】
しかしながら,永久磁石式発電機は,磁束密度が大きいので,発電電力が大きく,効率が良いことが知られているが,負荷が小さい時にロータの回転が大きくなると,電圧が上昇し,一定電圧にすることができない。そこで,従来の高出力交流発電・電動機は,回転速度に応じて磁束密度を制御して発電量を適正に制御するものが開発された。該高出力交流発電・電動機は,ロータとステータとの間に制御リングを相対回転可能に配置し,制御リングに接離可能な透磁性体を設けたものである(例えば,特許文献1参照)。
【0004】
また,永久磁石式発電機は,永久磁石を通過し,ステータ側に流れる磁束の大きさを減少させるため磁束制御リングを組み込み,永久磁石からステータへの磁束を制御して一定電圧にすることが考えられる。永久磁石式発電機は,永久磁石を配設したロータとステータとの間に,ステータの櫛部と同一ピッチを持った櫛歯状の回転可能な籠材から成る磁束制御リングを配設し,ロータの低速回転時ではステータの歯部即ち櫛部と磁束制御リングの歯部とを整合一致させ,ロータの高速時にはステータの歯部即ち櫛部と磁束制御リングの歯部とをずらして両者間に大きな空隙を発生させ,磁路抵抗を増加させて磁束を制御するように構成されている(例えば,特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−236260号公報(第1頁,図1)
【特許文献2】
特開2002−281695号公報(第1,2頁,図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで,永久磁石型発電機では,回転子即ちロータに用いている永久磁石の磁力を制御できないので,入力側に回転変動がない発電機には適しているが,入力側に回転変動がある場合には,発電機では回転の上昇と共に発電電圧が大きくなり,その電力を利用している負荷側の電圧が安定しないことになる。また,部分負荷の時には,発電機のインピーダンスが小さくなるため,端子電圧の上昇があり,この電圧を一定にすることが大きな課題になる。発電電圧を一定にするには,発電した電力を切り刻み,平準化させ,一定電圧にする方法が一般的であるが,発電力が大きくなると,電流の断続によって発生する突入電流が大きくなり,そのシャープな突入電流は大きなノイズとなり,制御装置を破壊させることになる。そこで,発電機について,永久磁石を組み込んだロータとステータとの間に磁束を制御する磁束制御籠を配設し,磁束制御籠とステータの歯部即ち櫛部との間に空隙を設け,磁路抵抗を大きくし,ステータ側への磁束をちいさくすることにより,発電電圧の上昇現象を抑制し,永久磁石からステータへの磁束に減磁作用を起こさせ,ステータの起電力を減少させて発電電圧を一定に保つことが考えられる。この方法では,発電電流内にリプル等のノイズ発生が全くない。
【0007】
しかしながら,永久磁石式発電機について,ロータとステータとの間に磁束制御リング即ち磁束制御籠を配設し,ステータの櫛部と磁束制御籠の磁束制御集合部とを対応させ,櫛部と磁束制御集合部との重なり状態即ち整合状態を変更し,永久磁石からステータへの磁束を調整して発電電圧を制御する場合に,低速度でロータが回転する時,大きな電圧を得るためにはロータの極数を大きくし,巻線の巻き数を大きくする必要があり,そのためにはステータの櫛部間のスロットの数を大きくしなければ対応できない。一方,ステータの櫛部の歯数が余り多いと,櫛部に対応する磁束制御籠の磁束制御集合部の数を大きくすることになるが,それでは,櫛部に対して磁束制御集合部をずらした時のステータの櫛部と磁束制御籠の磁束制御集合部との間に生じる隙間量即ち空隙量が小さくなってしまい,磁束制御籠による磁束制御の効果を発揮させることができない。磁路抵抗を計算すると,透磁率の最も小さい物質は,空気であり,その値は,4π×10−7H/mと大きい。従って,磁路に空隙を大きく取ることが磁束制御には好ましいことになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の目的は,ロータとステータとの間にステータに対して回転移動する磁束制御籠を組み込み,ステータに櫛部を連繋するブリッジ部を設け,ブリッジ部より半径方向外側の櫛部に巻線を巻き上げ,ブリッジ部より半径方向内側に櫛部より数が少ない櫛部即ち集合部を形成し,ステータの集合部に対向して同数の磁束制御籠に磁束制御集合部を形成し,櫛部の数は大きくして大きな電圧を発電できるように構成し,集合部の数を少なくして集合部と磁束制御集合部との間に発生する空隙量を大きくなるように構成し,磁束制御籠による磁束制御の十分な効果を確保し,低速時には集合部の歯部と磁束制御集合部の歯部とを整合させて透磁性を良くし大きな電圧を発電可能にし,高速時の電圧上昇を抑制して,一定電圧を確保できる磁束制御型発電機を提供することである。
【0009】
この発明は,ハウジングに回転可能に取り付けられた回転軸上に取り付けられた複数の永久磁石片から成る永久磁石部材を備えたロータ,前記ロータの外周側で前記ハウジングに固定され且つスロットによって周方向に隔置して設けられた櫛部に巻き上げられた巻線を備えたステータ,及び前記櫛部に対応する歯部を備えて前記ロータと前記ステータとの間で前記ステータに対して相対移動して磁束を制御する磁束制御籠を有する磁束制御型発電機において,
前記ステータは,前記櫛部の内周側端部をそれぞれ周方向に連繋するブリッジ部と前記ブリッジ部の内周面から内方に延び且つ前記櫛部の歯数より少ない歯数の集合部とを有し,前記磁束制御籠は,前記ステータの前記集合部の歯数に対応する前記歯部である磁束制御集合部と該磁束制御集合部をそれぞれ周方向に連繋する円筒部とを有する薄板の積層体から構成されていることを特徴とする磁束制御型発電機に関する。
【0010】
また,この磁束制御型発電機は,前記永久磁石部材の減磁制御を効果的にするため,前記ステータの前記集合部の歯数は前記櫛部の歯数の半分に形成され,前記集合部の1個が前記櫛部の2個に対応するように形成されている。更に,前記ステータの前記櫛部の歯数を36個形成して前記スロットを周方向に36個形成し,前記磁束制御籠の前記磁束制御集合部の歯数を18個形成し,2個の前記櫛部に1個の前記磁束制御集合部が対応するように形成された薄板の積層体で筒状に構成されている。
【0011】
また,この磁束制御型発電機は,前記ステータの前記集合部と前記磁束制御籠の前記磁束制御集合部には周方向両端にチャンファがそれぞれ施されている。
【0012】
この磁束制御型発電機において,前記ステータの前記集合部と前記磁束制御籠の前記磁束制御集合部との先端面は同一幅に且つ前記集合部間と前記磁束制御集合部間との凹部の幅は前記先端面の幅より大きくそれぞれ形成され,前記磁束が通り易いようにする場合には前記先端面が互いに整合し,前記磁束を減磁する場合には前記先端面が互いにずれた状態であり,また,前記集合部と前記磁束制御集合部とが前記凹部の中央に位置する状態では前記集合部と前記磁束制御集合部とのそれぞれの両側に同一の空隙が形成されて前記磁束が最大に減磁されるものである。
【0013】
前記永久磁石部材は,三相交流を発電するため,前記回転軸の周方向に6個又は12個の前記永久磁石片が配設され,6極又は12極に構成されている。
【0014】
前記ステータを構成するステータコアは,前記櫛部,前記ブリッジ部及び前記集合部から成る外周側開放型のインナステータコアと,前記櫛部の外端部をそれぞれ嵌合する嵌合溝が内周面に形成された円筒状のアウタステータコアとから構成され,前記ブリッジ部の幅は前記櫛部の幅の1/5以下の寸法に形成されているものである。
【0015】
前記ステータは,前記巻線の占積率をアップさせるため,前記インナステータコアの前記櫛部間の外側開口を通じて前記巻線を前記櫛部に巻き上げ,前記インナステータコアの外周面に前記アウタステータコアを嵌合して構成されている二体構造になっている。
【0016】
前記ロータは,外周面を円弧面に形成した前記永久磁石片が前記回転軸の周方向に環状に固定された継鉄の外周に隣接して配設され,前記永久磁石部材を保持するため前記永久磁石部材の外周面に接して嵌合固定された保持パイプを有している。
【0017】
前記磁束制御籠は,コントローラによって制御されるアクチュエータであるステッピングモータ又は直流モータによってウォームギヤを通じて回転し,前記集合部と前記磁束制御集合部とのクリアランスを明けて前記ステータへの磁束制御がされ,発電電圧が一定にされるものである。
【0018】
この磁束制御型発電機は,風力発電機,或いは冷凍保冷車,油圧駆動機器搭載車,大型医療機器搭載車,電子通信機器搭載車等の自動車用発電機に適用されて好ましいものである。
【0019】
この磁束制御型発電機は,上記のように構成されているので,ステータの櫛部の歯数を大きくして巻線の巻き数を大きくし,それによってロータが低速度で回転する時に大きな電圧を得ることを可能にでき,また,ステータの集合部の歯数を櫛部の歯数より少なくし,磁束制御籠の磁束制御集合部との間い生じる空隙を大きく確保することを可能にし,磁束制御の効果をアップさせることができる。この磁束制御型発電機は,ステータコアにブリッジ部を備えた形状にして櫛部間を外側開放型に形成したので,ブリッジ部を境界にして,多くの巻線を巻き上げるためのステータコアの櫛部の歯数より,磁束を制御するためのステータコアの集合部の歯数を少なく形成することが可能になり,ステータと磁束制御籠のクリアランスを大きくし,磁束制御の領域を大きくすることができ,磁束制御籠の回転運動だけで適正な状態に設定することができる。
【0020】
また,この磁束制御型発電機は,特に,小型発電機に適用して好ましいものである。即ち,小型発電機では,回転子であるロータの直径が小さいので,磁束制御籠の外径も小さくなり,磁束制御籠をステータに対して揺動させた時,ステータの櫛部と集合部とを同一の歯数にすると,集合部と磁束制御籠の磁束制御集合部とをずらした場合に両者間にできるクリアランス即ち空隙が大きくならないが,この磁束制御型発電機を用いれば,ステータの集合部が櫛部より少ない歯数であるので,両者間にできるクリアランス即ち空隙が大きくなり,永久磁石部材からステータへの磁束密度の制御を容易に,確実に且つ高精度に行うことができ,磁束制御効率を向上させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下,図面を参照して,この発明による磁束制御型発電機の実施例を説明する。この磁束制御型発電機は,例えば,自動車等の車両に搭載されたエンジンに設けた発電機,コージェネレーションシステムのエンジンに組み込まれた発電機,ガスエンジン,ハイブリット自動車等のエンジンの出力軸に取り付けられた発電機,風力発電機,車両に搭載された補機,冷凍機,油圧駆動産業機器,大型医療機器,電子通信機器等の種々の機器を駆動する小形の発電機に適用して好ましいものである。
【0022】
この磁束制御型発電機は,ステータ4を構成するステータコア15の櫛部10を流れる磁束を制御するための磁束制御籠7が設けられたものがある。この実施例では,磁束制御型発電機は,図1〜図5に示すように,ステータ4が取り付けられたハウジング1,ハウジング1に一対の軸受37を介して回転可能にそれぞれ支持されている回転軸2,回転軸2に固定されている永久磁石部材5を備えたロータ3,ロータ3の外周側に配置され且つハウジング1に固定されているステータ4,ステータ4の内周側にステータ4に対して相対移動可能に取り付けられた磁束制御籠7,及び磁束制御籠7をロータ3の回転速度に応じてステータ4に対して相対移動させるアクチュエータ25から構成されている。ハウジング1は,例えば,両側の一対のハウジング本体1A,1Bと両ハウジング本体1A,1Bを互いに連結するボルト等から構成されている。図1では,ハウジング本体1A,1B間にステータコア15を構成するアウタステータコア17の両端が挟み込まれている。また,アクチュエータ25は,ハウジング本体1Bに設けた支持ブラケット64に取り付けられている。
【0023】
この磁束制御型発電機は,ロータ3を構成する回転軸2の両端が軸受37でハウジング1に回転可能に支持されている。ロータ3は,その一端が回転軸2に形成されたねじ(図示せず)に押え板52を介してナット51が螺入して回転軸2に固定されている。ロータ3の他端は,軸受37との間にスペーサ53,54,押え板52等を介して回転軸2に固定されている。また,ハウジング本体1Bには,軸受37によって回転可能に支持された端板60が設けられている。磁束制御籠7は,端板60に固定された支持ブラケット59に取り付けられている。また,この磁束制御型発電機は,ハウジング本体1A,1Bに設けられたフランジ部36を介して他部品に固定されるように構成されている。
【0024】
図1では,回転軸2には,その一端部に増速機35を介して入力となるベルトプーリ34が設けられている。ベルトプーリ34には,エンジンの出力軸に取り付けられたベルトが掛けられている。図1では,回転軸2に平行に延びる入力軸44は,ハウジング1に軸受47によって回転可能に支持され,入力軸44の一端にベルトプーリ34がナット55によって固定されている。増速機35は,図1では,入力軸44に設けられた入力ギヤ46と,回転軸2の一端部に設けられて出力ギヤ45とによって構成されている。また,冷却ファン33は,ロータ3やステータ4で発生する熱を放熱するため,回転軸2の他端部において軸受37との間にスペーサ57を介在させてナット56によって固定されている。ロータ3の透磁性部材である継鉄6には,冷却ファン33で発生する冷却風が流れる通風孔39(図4,図5)形成されている。ハウジング1には,冷却ファン33で発生する冷却風が流れる通風孔38(図1)が形成されている。
【0025】
また,この磁束制御型発電機は,磁束制御籠7とロータ3との間には,可及的に小さい隙間40が形成されている。ステータ4は,周方向に所定間隔のスロット11を形成するように隔置された櫛状円筒部材であるインナステータコア16と,インナステータコア16に嵌合固定された薄板を積層したリング状継鉄部であるアウタステータコア17とから成る薄板積層形のステータコア15,及びステータコア15に巻き上げられた巻線18から構成されている。インナステータコア16は,半径方向外側に設けられた櫛部10,櫛部10の内周側端部をそれぞれ周方向に連繋するブリッジ部14,及び半径方向外側即ちブリッジ部14の内周面から内方に延びる櫛部10の歯数より少ない歯数の集合部12を有している。巻線18は,櫛部10間に形成されたスロット11に位置して櫛部10に巻き上げられ,巻き上げられた巻線18を成形固定するためスロット11内に樹脂等の非磁性材61が充填されている。
【0026】
巻線18は,例えば,ステータ4のステータコア15の櫛部10に巻き上げられた巻数の多い高電圧側巻線と,櫛部10に巻き上げられた巻数の少ない低電圧側巻線とから構成することができる。ステータコア15におけるスロット11と櫛部10との内周側には,磁束制御籠7が接触状態に且つステータ4に対して揺動移動可能に配置されている。磁束制御籠7は,ハウジング1に軸受を介して回転又は揺動自在に取り付けるか,又は軸受を使用することなく,ステータコア15に回転自在に接触状態に嵌合させることによってステータコア15に対して回転可能に取り付けることができる。
【0027】
ロータ3は,回転軸2の外周に取り付けられた冷却用の通風孔39を備えた透磁部材の継鉄6,継鉄6の外周面に配置された永久磁石部材5,及び永久磁石部材5の外周面に固定されて永久磁石部材5を嵌合固定する保持パイプ24を備えている。ロータ3は,具体的には,外面が円弧面41に形成された永久磁石片19が回転軸2の周方向に環状に固定された継鉄6の外周に隣接して配設され,永久磁石部材5を保持するため永久磁石部材5の外面に接して嵌合固定された保持パイプ24を有している。永久磁石部材5は,三相交流を発電するため,例えば,回転軸2上に固定された外周面が6角形(又は,図示していないが,12角形)の継鉄6の周方向に配設された6個(又は,図示していないが,12個)の永久磁石片19と,永久磁石片19間に介在した非磁性材42とから成り,6極又は12極に構成されている。永久磁石片19は,その外面が円弧面41に且つ内面が平ら面に形成され,回転軸2の周方向に環状に固定された継鉄6の角形の外周面に接して配設されている。
【0028】
この磁束制御型発電機は,特に,ステータコア15の形状に特徴を有するものである。ステータ4は,巻線18の占積率をアップさせるため,インナステータコア16における櫛部10の歯数が多くなるように構成されている。インナステータコア16は,巻線18が巻き上げられる櫛部10,櫛部10の内周側端部をそれぞれ周方向に連繋する幅の狭いブリッジ部14,及びブリッジ部14の内周面から内方に延び且つ櫛部10の歯数より少ない歯数の集合部12を有している。磁束制御籠7は,インナステータコア16の集合部12の歯数に対応する外周側の磁束制御集合部8と,磁束制御集合部8をそれぞれ周方向に連繋する内周側の円筒部9とを有する薄板を多数積層した積層体から構成されている。更に,磁束制御籠7の両端には,薄板の積層体を挟むように端部リング部材66とリング状の端部プレート67がそれぞれ設けられている。端部リング部材66と端部プレート67は,周方向に120°隔置して磁束制御集合部8間の凹部43に配設された3本の非磁性材の固定用シャフトでなる支持棒65によって溶接,ねじ等で互いに接合されている。3本の支持棒65は,非磁性材で隔置して設けられており,誘導電流が流れないように構成されている。磁束制御籠7を構成する端部リング部材66は,端板60を介してアクチュエータ25によって揺動駆動される。磁束制御籠7の円筒部9とロータ3の保持パイプ24の外周面との間には,可及的に小さい隙間40が形成されている。磁束制御籠7は,透磁性の珪素鋼板,ニッケル−鉄系合金板の板材を積層して構成され,板材は樹脂材又はセラミックス材の絶縁部材によって接着されている。
【0029】
この磁束制御型発電機は,図4及び図5に示すように,例えば,永久磁石部材5の減磁制御を効果的にするため,ステータ4の集合部12の歯数を,ステータ4の櫛部10の歯数の半分に形成され,集合部12の1個が櫛部10の2個に対応するように形成されている。この磁束制御型発電機は,全体的に見れば,例えば,ステータ4の櫛部10の歯数を36個形成し,スロット11を周方向に36個形成し,また,磁束制御籠7の磁束制御集合部8の歯数を18個形成し,2個の櫛部10に1個の磁束制御集合部8が対応するように構成されている。また,この磁束制御型発電機では,例えば,6極,36スロットの発電機の場合,1つの永久磁石片19の円弧面41が対応するインナステータコア16の櫛部10が6個対応して位置している。更に,少なくとも磁束制御集合部8,場合によっては,インナステータコア16の集合部12の歯の周方向両端にも,例えば,30°〜45°のチャンファ21が施され,磁束制御籠7が移動した時,最大のクリアランス即ち空隙Sを明け,空隙Sの寸法調節を高精度に且つ確実に行うことができるようになっている。
【0030】
この磁束制御型発電機では,ステータ4の集合部12の先端面である内周側の内面31と磁束制御籠7の磁束制御集合部8の先端面である外周側の外面32とは,同一幅にそれぞれ形成され,図4に示すように,整合状態になる。また,集合部12間の凹部13と磁束制御集合部8間の凹部43との幅は,磁束飽和がないように上記先端面の幅より大きくそれぞれ形成されている。永久磁石部材5からステータ4への磁束を減磁しない状態では,図4に示すように,先端面が互いに重なって整合している状態である。永久磁石部材5からステータ4への磁束を減磁する場合には,集合部12の先端面と磁束制御集合部8の先端面とをずらすことによって達成される。また,図5に示すように,集合部12と磁束制御集合部8とが凹部13,43の中央に位置する状態では,集合部12と磁束制御集合部8とのそれぞれの両側に同一の空隙Sが形成され,永久磁石部材5からステータ4への磁束が最大に減磁される状態になる。この磁束制御型発電機では,例えば,空隙Sが1mmでは15%程度の磁束の減磁効果を達成でき,また,空隙Sが3mmでは60%以上の磁束の減磁効果を達成できることが,試験結果で確認された。従って,永久磁石部材5からステータコア15への磁束の減磁効果は,集合部12と磁束制御集合部8との間に形成される空隙Sを如何に大きく確保するかによって左右されることが確認された。
【0031】
この磁束制御型発電機は,三相交流を発電するため,例えば,図4及び図5に示すように,永久磁石部材5が回転軸2の周方向に6個,又は図示していないが,12個の永久磁石片19が配設され,6極又は12極に構成されている。また,ステータ4を構成するステータコア15は,櫛部10,ブリッジ部14及び集合部12から成る外周側開放型のインナステータコア16と,櫛部10の外周側端部62をそれぞれ嵌合する嵌合溝22が内周面63に形成された円筒状のアウタステータコア17とから構成されている。ステータ4は,巻線18の占積率をアップさせるように巻線18を櫛部10に巻き上げるため,インナステータコア16の櫛部10間の外側開口23を通じて櫛部10に巻線18を巻き上げた後に,インナステータコア16の外周面にアウタステータコア17を嵌合して構成されている。インナステータコア16へのアウタステータコア17の嵌合は,櫛部10の端部62をアウタステータコア17の嵌合溝22に挿入嵌合することによって達成される。
【0032】
この磁束制御型発電機では,磁束制御籠7はポテンショメータ50によってステータ4に対する位置が容易に検出され,その位置情報はコントローラに入力され,その情報に応答してコントローラによってアクチュエータ25であるステッピングモータ30が作動し,一種のウォームギヤ26を通じて磁束制御籠7が回転させられ,永久磁石部材5からステータ4への磁束密度が制御がされ,発電電圧が一定にされる。アクチュエータ25は,例えば,ステッピングモータ30の出力軸が歯車伝達装置48を介してウォーム軸29を回転し,ウォーム軸29に設けられたスクリューギヤであるウォーム27が回転する。ウォーム軸29は,ハウジング1の支持ブラケット64に軸受49を介して回転自在に支持されている。磁束制御籠7は,支持ブラケット58,59及び端板60によってハウジング1に回転可能に支持されている。支持ブラケット58には,ウォーム27に噛み合うウォーム噛合部28(ウォームホイールの一部)が設けられている。ウォーム27が回転することによってウォーム噛合部28が揺動即ち回転すると,ウォーム噛合部28の回転に追従して磁束制御籠7がステータ4に対して回転即ち揺動することになる。
【0033】
インナステータコア16は,例えば,図示していないが,板材をブリッジ部14と集合部12となる部分を残して両側を打ち抜き,打ち抜かれた板材を円形に曲げて両端を接合して櫛状円板部材に成形し,上記櫛状円形板部材を多数積層して形成されている。ステータ4を構成するインナステータコア16と外筒部材でなるアウタステータコア17との嵌合面には,インナステータコア16の櫛部10と櫛部10に対応する部分に嵌合溝22を設けたアウタステータコア17との嵌合面には,磁路抵抗を低減するためペースト状の鉄粉が流入埋設することによって良好な磁路を形成することができる。
【0034】
永久磁石部材5は,周方向に隔置して極性が交互に異なる状態に配置され且つ軸方向に延びる永久磁石片19と,隣接する永久磁石片19間に介在された非磁性材42とから構成されている。永久磁石片19は,外面が円弧面41且つ内面が平ら面に形成され,周方向に複数個配設されている。また,樹脂等の非磁性材は,巻線18の発熱によって溶損しない耐熱性材料で構成されている。また,透磁性部材の継鉄6は,例えば,透磁材と非磁性材が周方向に交互に配置して軸方向に延びて円筒状に形成されている。
【0035】
この磁束制御型発電機は,ロータ3の回転速度に応答して,コントローラ(図示せず)の指令によってアクチュエータ25を作動して磁束制御籠7をステータ4に対して揺動させ,永久磁石部材5からステータ4への磁束を制御し,例えば,一定電圧を発電させる。即ち,この磁束制御型発電機は,コントローラの指令によって磁束制御籠7をステータ4に対して揺動させ,磁束制御集合部8の先端面の外面32と,櫛部10の先端面の内面31との対向面積即ち接触面積を制御する。コントローラの指令によってアクチュエータ25を作動して磁束制御籠7に設けたウォーム噛合部28の支持ブラケット58が揺動し,磁束制御籠7がステータ4に対して相対揺動すると,磁束制御集合部8の外面32と集合部12の内面31との密接状態は調整され,磁束制御籠7の磁束制御集合部8からステータコア15の集合部12へ流れる磁束が制御されることになる。
【0036】
例えば,コントローラは,ロータ3の低速時には,図4に示すように,アクチュエータ25を作動して磁束制御集合部8と集合部12との合口が整合状態になる制御を行い,また,ロータ3の高速時には,図5に示すように,アクチュエータ25を作動して磁束制御籠7を回転させ,磁束制御集合部8と集合部12とが互いにずれて凹部13,43に対向するように移動させ,磁束を減磁させる制御を行い,一定電圧を発電させることができる。即ち,コントローラは,ロータ3のステータ4に対する回転速度である周波数fとステータ4の櫛部10を流れる磁束φとの積(=f×φ)が一定になるように,アクチュエータ25によって磁束制御籠7を揺動させて予め決められた所定の一定の電圧を発電させる制御を行う。従って,コントローラの制御によって磁束制御籠7が移動して磁束制御籠7の磁束制御集合部8がステータコア15の櫛部10間の凹部13に位置した状態では,図5に示すように,集合部12のチャンファ21と磁束制御集合部8のチャンファ20との間には,高精度に隙間Sが形成されことになり,ロータ3からステータ4へ流れる磁束は最も抑制される状態になる。
【0037】
【発明の効果】
この発明による磁束制御型発電機は,上記のように,ステータコアを櫛部を連繋するブリッジ部を設けた形状に構成したので,櫛部と集合部との歯数を容易に異ならせることができ,即ち,ステータを櫛部を連繋するブリッジ部と該ブリッジ部から内方に延びる少ない歯数の集合部とから構成し,磁束制御籠を前記集合部の歯数に対応する磁束制御集合部と該磁束制御集合部を連繋する円筒部とから構成したので,櫛部を多く設けて低速時に大きな電圧を発電できると共に,集合部と磁束制御集合部とを大きく形成して大きな空隙を形成でき,磁束制御籠による永久磁石部材からステータへの磁束減磁を適正に容易に制御でき,例えば,発電電圧を一定電圧に容易に確実に制御することができる。それ故に,この磁束制御型発電機を用いれば,磁束制御によって電圧を一定にすることができるので,電流の断続が無く,従来の発電機のようにスイッチングレギュレータに大型のトランジスタを使用する必要がなくなり,極めて低コストで電流断続によるノイズ発生を抑制でき,発電電圧の制御装置を提供できる。従って,この磁束制御型発電機は,自動車用のエンジン,風力等の駆動系の回転数が刻々変化する自動車用発電機,風力発電機に適用して適正な電圧を発電させ,極めて低コストに製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による磁束制御型発電機の一実施例を概略的に示す断面図である。
【図2】図1の磁束制御型発電機であってファンを取り外した側面図である。
【図3】図1の磁束制御型発電機におけるアクチュエータの付近を拡大して示す側面図である。
【図4】図1の磁束制御型発電機における磁束制御籠の作動状態を示し,ステータの集合部と磁束制御籠の磁束制御集合部との整合状態の磁束を抑制しない状態を示す拡大説明図である。
【図5】図1の磁束制御型発電機における磁束制御籠の作動状態を示し,ステータの集合部と磁束制御籠の磁束制御集合部との非整合状態の磁束を減磁した状態を示す拡大説明図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
2 回転軸
3 ロータ
4 ステータ
5 永久磁石部材
6 継鉄
7 磁束制御籠
8 磁束制御集合部
9 円筒部
10 櫛部
11 スロット
12 集合部
13,43 凹部
14 ブリッジ部
15 ステータコア
16 インナステータコア
17 アウタステータコア
18 巻線
19 永久磁石片
20,21 チャンファ
22 嵌合溝
23 外側開口
24 保持パイプ
25 アクチュエータ
26 ウォームギヤ
30 ステッピングモータ
31 内面
32 外面
40 隙間
41 円弧面
50 ポテンショメータ
62 端部
63 内周面

Claims (11)

  1. ハウジングに回転可能に取り付けられた回転軸上に取り付けられた複数の永久磁石片から成る永久磁石部材を備えたロータ,前記ロータの外周側で前記ハウジングに固定され且つスロットによって周方向に隔置して設けられた櫛部に巻き上げられた巻線を備えたステータ,及び前記櫛部に対応する歯部を備えて前記ロータと前記ステータとの間で前記ステータに対して相対移動して磁束を制御する磁束制御籠を有する磁束制御型発電機において,
    前記ステータは,前記櫛部の内周側端部をそれぞれ周方向に連繋するブリッジ部と前記ブリッジ部の内周面から内方に延び且つ前記櫛部の歯数より少ない歯数の集合部とを有し,前記磁束制御籠は,前記ステータの前記集合部の歯数に対応する前記歯部である磁束制御集合部と該磁束制御集合部をそれぞれ周方向に連繋する円筒部とを有する薄板の積層体から構成されていることを特徴とする磁束制御型発電機。
  2. 前記永久磁石部材の減磁制御を効果的にするため,前記ステータの前記集合部の歯数は前記櫛部の歯数の半分に形成され,前記集合部の1個が前記櫛部の2個に対応するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁束制御型発電機。
  3. 前記ステータの前記櫛部の歯数を36個形成して前記スロットを周方向に36個形成し,前記磁束制御籠の前記磁束制御集合部の歯数を18個形成し,2個の前記櫛部に1個の前記磁束制御集合部が対応するように形成された薄板の積層体で筒状に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の磁束制御型発電機。
  4. 前記ステータの前記集合部と前記磁束制御籠の前記磁束制御集合部には周方向両端にチャンファがそれぞれ施されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の磁束制御型発電機。
  5. 前記ステータの前記集合部と前記磁束制御籠の前記磁束制御集合部との先端面は同一幅に且つ前記集合部間と前記磁束制御集合部間との凹部の幅は前記先端面の幅より大きくそれぞれ形成され,前記磁束が通り易いようにする場合には前記先端面が互いに整合し,前記磁束を減磁する場合には前記先端面が互いにずれた状態であり,また,前記集合部と前記磁束制御集合部とが前記凹部の中央に位置する状態では前記集合部と前記磁束制御集合部とのそれぞれの両側に同一の空隙が形成されて前記磁束が最大に減磁されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の磁束制御型発電機。
  6. 前記永久磁石部材は,三相交流を発電するため,前記回転軸の周方向に6個又は12個の前記永久磁石片が配設され,6極又は12極に構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の磁束制御型発電機。
  7. 前記ステータを構成するステータコアは,前記櫛部,前記ブリッジ部及び前記集合部から成る外周側開放型のインナステータコアと,前記櫛部の外端部をそれぞれ嵌合する嵌合溝が内周面に形成された円筒状のアウタステータコアとから構成され,前記ブリッジ部の幅は前記櫛部の幅の1/5以下の寸法に形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の磁束制御型発電機。
  8. 前記ステータは,前記巻線の占積率をアップさせるため,前記インナステータコアの前記櫛部間の外側開口を通じて前記巻線を前記櫛部に巻き上げ,前記インナステータコアの外周面に前記アウタステータコアを嵌合して構成されている二体構造になっていることを特徴とする請求項7に記載の磁束制御型発電機。
  9. 前記ロータは,外周面を円弧面に形成した前記永久磁石片が前記回転軸の周方向に環状に固定された継鉄の外周に隣接して配設され,前記永久磁石部材を保持するため前記永久磁石部材の外周面に接して嵌合固定された保持パイプを有していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の磁束制御型発電機。
  10. 前記磁束制御籠は,コントローラによって制御されるアクチュエータであるステッピングモータ又は直流モータによってウォームギヤを通じて回転し,前記集合部と前記磁束制御集合部とのクリアランスを明けて前記ステータへの磁束制御がされ,発電電圧が一定にされることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の磁束制御型発電機。
  11. 風力発電機,或いは冷凍保冷車,油圧駆動機器搭載車,大型医療機器搭載車,電子通信機器搭載車等の自動車用発電機に適用されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の磁束制御型発電機。
JP2003123069A 2003-04-28 2003-04-28 磁束制御型発電機 Expired - Fee Related JP3737492B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003123069A JP3737492B2 (ja) 2003-04-28 2003-04-28 磁束制御型発電機
CN 200410038422 CN1610222A (zh) 2003-04-28 2004-04-26 永磁发电机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003123069A JP3737492B2 (ja) 2003-04-28 2003-04-28 磁束制御型発電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004328944A true JP2004328944A (ja) 2004-11-18
JP3737492B2 JP3737492B2 (ja) 2006-01-18

Family

ID=33501054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003123069A Expired - Fee Related JP3737492B2 (ja) 2003-04-28 2003-04-28 磁束制御型発電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3737492B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007068388A (ja) * 2005-08-05 2007-03-15 Yamaha Motor Co Ltd 回転電機を搭載する鞍乗型車両
WO2009013934A1 (ja) 2007-07-26 2009-01-29 Kura Laboratory Corporation 磁束分流制御回転電機システム
WO2009025110A1 (ja) 2007-08-17 2009-02-26 Kura Laboratory Corporation 磁束分流制御回転電機システム
US7541705B2 (en) 2007-03-28 2009-06-02 General Electric Company Fault-tolerant permanent magnet machine with reconfigurable flux paths in stator back iron
US7567006B2 (en) 2007-07-26 2009-07-28 Kura Laboratory Corporation Field controllable rotating electric machine system with flux shunt control
US7605503B2 (en) 2007-03-28 2009-10-20 General Electric Company Fault-tolerant permanent magnet machine with reconfigurable stator core slot opening and back iron flux paths
US7605504B2 (en) 2007-03-28 2009-10-20 General Electric Company Fault-tolerant permanent magnet machine with reconfigurable stator core slot flux paths
US7999432B2 (en) 2007-08-17 2011-08-16 Kura Laboratory Corporation Field controllable rotating electric machine system with magnetic excitation part
CN102412682A (zh) * 2004-12-09 2012-04-11 雅马哈发动机株式会社 旋转电机
JP2013538540A (ja) * 2010-07-09 2013-10-10 スマートモーター アーエス 水中用電気機械とエネルギ変換システム
JP2020174497A (ja) * 2019-04-12 2020-10-22 株式会社kaisei 三相交流発電機
WO2021019703A1 (ja) * 2019-07-30 2021-02-04 株式会社kaisei 三相交流発電機
WO2021095065A1 (en) * 2019-11-12 2021-05-20 Mavel edt S.p.A. Process for making a continuous winding for a stator of an electric machine and winding made with such process
WO2021095064A1 (en) * 2019-11-12 2021-05-20 Mavel edt S.p.A. Stator with closed slots with continuous winding for an electric machine and process for making such stator

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5418651B1 (ja) 2012-09-26 2014-02-19 ダイキン工業株式会社 ラジアルギャップ型回転電機、送風機、圧縮機、空気調和機

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102412682A (zh) * 2004-12-09 2012-04-11 雅马哈发动机株式会社 旋转电机
JP2007068388A (ja) * 2005-08-05 2007-03-15 Yamaha Motor Co Ltd 回転電機を搭載する鞍乗型車両
US7605504B2 (en) 2007-03-28 2009-10-20 General Electric Company Fault-tolerant permanent magnet machine with reconfigurable stator core slot flux paths
US7541705B2 (en) 2007-03-28 2009-06-02 General Electric Company Fault-tolerant permanent magnet machine with reconfigurable flux paths in stator back iron
US7605503B2 (en) 2007-03-28 2009-10-20 General Electric Company Fault-tolerant permanent magnet machine with reconfigurable stator core slot opening and back iron flux paths
US7567006B2 (en) 2007-07-26 2009-07-28 Kura Laboratory Corporation Field controllable rotating electric machine system with flux shunt control
WO2009013934A1 (ja) 2007-07-26 2009-01-29 Kura Laboratory Corporation 磁束分流制御回転電機システム
WO2009025110A1 (ja) 2007-08-17 2009-02-26 Kura Laboratory Corporation 磁束分流制御回転電機システム
US7999432B2 (en) 2007-08-17 2011-08-16 Kura Laboratory Corporation Field controllable rotating electric machine system with magnetic excitation part
JP2013538540A (ja) * 2010-07-09 2013-10-10 スマートモーター アーエス 水中用電気機械とエネルギ変換システム
JP2020174497A (ja) * 2019-04-12 2020-10-22 株式会社kaisei 三相交流発電機
JP7288337B2 (ja) 2019-04-12 2023-06-07 株式会社kaisei 三相交流発電機
WO2021019703A1 (ja) * 2019-07-30 2021-02-04 株式会社kaisei 三相交流発電機
WO2021095065A1 (en) * 2019-11-12 2021-05-20 Mavel edt S.p.A. Process for making a continuous winding for a stator of an electric machine and winding made with such process
WO2021095064A1 (en) * 2019-11-12 2021-05-20 Mavel edt S.p.A. Stator with closed slots with continuous winding for an electric machine and process for making such stator

Also Published As

Publication number Publication date
JP3737492B2 (ja) 2006-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4707696B2 (ja) アキシャルギャップ型モータ
JP4784726B2 (ja) 直流モータ
US7595575B2 (en) Motor/generator to reduce cogging torque
US7999432B2 (en) Field controllable rotating electric machine system with magnetic excitation part
US8040008B2 (en) Axial gap motor
JP5589506B2 (ja) 永久磁石モータ
JP3737492B2 (ja) 磁束制御型発電機
WO2010150492A1 (ja) アキシャル型モータ
US20090045691A1 (en) Field controllable rotating electric machine system with magnetic excitation part
US8330319B2 (en) Substantially parallel flux uncluttered rotor machines
EP2690754B1 (en) Electric motor
JP2006345591A (ja) 永久磁石式発電機における磁束制御装置
US9515524B2 (en) Electric motor
CN102651597B (zh) 永久磁铁式旋转电机
JP2015019496A (ja) 横方向磁束型回転電機及び車輌
US11996739B2 (en) Curved magnets for a variable-flux memory motor
JP2005073444A (ja) 永久磁石回転電機
JP2014027834A (ja) 回転機
JP6823318B2 (ja) 回転電気機械装置
JP3825002B2 (ja) 永久磁石式発電機
JP3907987B2 (ja) 磁束制御装置を備えた永久磁石式発電・電動機
JP3691769B2 (ja) 磁束制御装置を備えた永久磁石式発電・電動機
JP2010093929A (ja) アキシャルギャップ型モータ
JP5114135B2 (ja) アキシャルギャップ型モータ
JP3529746B2 (ja) 外開き型櫛部のステータを備えた永久磁石式発電・電動機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081104

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081104

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081104

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081104

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081104

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091104

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101104

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees