JP2004328836A - ステッピングモータを備える車両用指示計器 - Google Patents
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Abstract
【課題】帰零時の指針の跳ね返りを微小に留めて指針動作に違和感のない車両用指示計器を提供する
【解決手段】車両用指示計器10は、ステッピングモータ12と、ステッピングモータ12に定格電流が流れるようにパルス信号S4を入力する駆動回路14と、目盛り部11aを指示する指針13と、指針13のゼロ点(起点部位)11bに設けられたストッパ部材11dと、を備えている。そして、電源スイッチ18をオフにしたときに、回転軸12aを、指針13がゼロ点11bに位置する起点角度を超過する角度まで回動させることにより、指針13をストッパ部材11dに当接させて指針13のゼロ点11bへの復帰を行う。更に、前記起点角度を超過する角度では、駆動回路14が、ステッピングモータ12に前記定格電流より小さな抑制電流が流れるようにパルス信号S4を入力する。
【選択図】 図1
【解決手段】車両用指示計器10は、ステッピングモータ12と、ステッピングモータ12に定格電流が流れるようにパルス信号S4を入力する駆動回路14と、目盛り部11aを指示する指針13と、指針13のゼロ点(起点部位)11bに設けられたストッパ部材11dと、を備えている。そして、電源スイッチ18をオフにしたときに、回転軸12aを、指針13がゼロ点11bに位置する起点角度を超過する角度まで回動させることにより、指針13をストッパ部材11dに当接させて指針13のゼロ点11bへの復帰を行う。更に、前記起点角度を超過する角度では、駆動回路14が、ステッピングモータ12に前記定格電流より小さな抑制電流が流れるようにパルス信号S4を入力する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステッピングモータを備える車両用指示計器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ステッピングモータを有し、このステッピングモータの回転軸により指針を回動させる車両用指示計器がある。
【0003】
このような車両用指示計器は、駆動パルス信号のパルス数に応じた角度だけ該回転軸を回動させることができるため、表示すべき検出量や測定量に対応したパルス数を印加することにより、これに応じて指針が回動し所望の表示量を車両用指示計器にアナログ的に指示することができる。
【0004】
この種の車両用指示計器では、入力電圧をチョッピングしてステッピングモータに定格電流が流れるように制御する、いわゆるPWM(Pulse Width Modulation)制御を行うことが多い。
【0005】
そして、このような車両用指示計器は、フィードバック制御等の複雑な制御回路を用いることなく十分な精度を得ることができるため多くの車両に用いられている。
【0006】
しかしながら、ステッピングモータを用いて指針を回動させる車両用指示計器では、指針が指示するべき所定の位置からずれてしまう不具合、いわゆる脱調を起こしてしまう虞がある。
【0007】
これは、ステッピングモータは、計測値に応じた制御信号に対応する角度だけ回転軸を回動させるが、この回転軸が走行時の振動等の外力により指針ごとずれてしまうことがあるからであり、このように一度脱調を起こしてしまうとその角度分だけずれたまま動作し続けてしまう。
【0008】
そして、このような脱調状態で運転が終了すると、次にイグニッションスイッチ(IGN)等により電源をオンにしたときに、指針が起点部位からずれているため、正確な指示表示ができないという問題があった。
【0009】
このため、従来から、図3に示すような車両用指示計器1が提供されている(例えば、特許文献1参照。)
この車両用指示計器1は、円弧状の目盛り部2aを備えた文字盤2と、文字盤2の前面側に文字盤2に沿って設けられた指針3と、を備えている。
【0010】
指針3は、ステッピングモータ4の回転軸4aに固定され、回転軸4aと連動して回動し、センサ(図示せず)の計測値に対応して目盛り部2aの所定位置を指示するようになっている。
【0011】
そして、この車両用指示計器1は、目盛り部2aのゼロ点に相当する位置にストッパ部材5を設け、このストッパ部材5を超過するように指針3を回動させてストッパ部材5に当接させることにより脱調の補正を行っていた。
【0012】
また、このような脱調の補正を行うと、ストッパ部材5に当接した際に指針3が跳ね返り違和感のある動作をしてしまうという問題があったため、車両用指示計器1では、図3(b)に示すような制御を行っていた。
【0013】
すなわち、例えば2ステップ分の脱調が生じ、その脱調位置が本来初期化されるべき起点部位からの振角にして120度プラスした位置に指針が滞留しているとした場合、イグニッションスイッチをオンすることにより電気角にして約πの復帰信号Xを処理回路(図示せず)から出力させる。
【0014】
そして、車両用指示計器1では、この復帰信号Xによって、指針3を脱調した振角120度の位置から1ステップ分の約半分まで復帰駆動させ、更に、図示しないマグネットロータの復帰回転動作による慣性によって起点側に回転させることにより、振角60度の位置に指針3を滞留させていた。
【0015】
【特許文献1】
特開2000−50695号公報(第5−7頁、図5−6)
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の車両用指示計器1は、1ステップ分(一脱調角分)だけを復帰させるものであるため、2ステップ分の脱調が起こった場合には、完全に補正できない虞がある。従って、2ステップ以上の脱調を補正するためには別途の初期化スイッチを設ける必要が生じてしまう、という問題があった。
【0017】
また、イグニッションスイッチをオフにしたときに脱調を補正する場合、脱調していなければ、指針3が定格電流に対応する大きさのトルクでストッパ部材5に当接するため、その反作用も大きく、指針3が大きく跳ね返ってしまう、という問題があった。
【0018】
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、電源スイッチをオフしたときに指針をストッパ部材に当接させて脱調を補正する車両用指示計器において、指針がストッパ部材に当接する際の反動を微小に留めて指針動作に違和感を感じさせない車両用指示計器の提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1に記載された発明は、回転軸を有するステッピングモータと、前記ステッピングモータに定格電流が流れるようにパルス信号を入力し、前記回転軸を回動させる駆動回路と、前記回転軸と連動して文字盤に沿うように回動し、該文字盤上に設けられた目盛り部を指示する指針と、前記指針の起点部位に設けられたストッパ部材と、を備え、電源スイッチをオフにしたときに、前記回転軸を、前記指針が前記起点部位に位置する起点角度を超過する角度まで回動させることにより、前記指針を前記ストッパ部材に当接させて前記指針の前記起点部位への復帰を行う車両用指示計器であって、前記起点角度を超過する角度では、前記駆動回路が、前記ステッピングモータに前記定格電流より小さな抑制電流が流れるようにパルス信号を入力することを特徴とする車両用指示計器である。
【0020】
このように構成された請求項1記載のものでは、前記起点角度を超過する角度では、前記駆動回路が、前記ステッピングモータに前記定格電流より小さな抑制電流が流れるようにパルス信号を入力するため、前記指針が前記ストッパ部材に当接する際の前記回転軸のトルクが低減される。
【0021】
このため、前記指針が前記ストッパ部材に当接する際の反作用が低減され、該指針の跳ね返りを微小に留めることができる。
【0022】
従って、前記指針が帰零する際の指針動作の違和感が少ない車両用指示計器である。
【0023】
また、請求項2に記載された発明は、前記抑制電流の値は、前記定格電流の略半分の値であることを特徴とする請求項1に記載の車両用指示計器である。
【0024】
このように構成された請求項2記載のものでは、前記抑制電流の値が前記定格電流の略半分の値であるため、前記起点角度を超過する角度において、半減された前記抑制電流に応じてトルクが低減される。
【0025】
このため、前記指針が前記ストッパ部材に当接する際の反作用が低減され、該指針の跳ね返りを微小に留めることができる。
【0026】
従って、前記指針が帰零する際の指針動作の違和感が少ない車両用指示計器である。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図を参照しつつ説明する。
【0028】
まず、本実施形態のメータ10の構成について説明する。
【0029】
図1に示すように、車両用指示計器としてのメータ10は、車両の運転車から視認できる位置に配設される文字盤11と、文字盤11の背面側に設けられたムーブメントとしてのステッピングモータ12と、ステッピングモータ12の回転軸12aに取り付けられた指針13と、ステッピングモータ12に電気的に接続された駆動回路14と、駆動回路14と電気的に接続された制御回路15と、を備えている。
【0030】
文字盤11上には、前面視で下端を省略した円弧状の目盛り部11aが設けられており、本実施形態のメータ10は、左下端部に位置する起点部位としてのゼロ点11bが0km/h、右下端部11cが180km/hを示すいわゆるスピードメータとなっている。
【0031】
また、指針13は、文字盤11と略平行となるように回転軸12aに取り付けられている。
【0032】
そして、指針13は、回転軸12aと連動して文字盤11に沿うように回動し、目盛り部11aを指示することができるようになっている。
【0033】
更に、文字盤11には、指針13のゼロ点11bにストッパ部材11dが設けられている。
【0034】
このストッパ部材11dは、ピン状で文字盤11から前面側に突出しており、文字盤11に沿って回動する指針13と当接可能となっている。
【0035】
また、変速装置(図示せず)には、センサ16が設けられており、このセンサ16がA−Dコンバータ17を介して制御回路15と電気的に接続されている。
【0036】
このセンサ16により得られた検出信号S1は、図示しないフィルタ、A−Dコンバータ17等を介してデジタル信号S2に変換され、制御回路15に入力されるようになっている。
【0037】
また、制御回路15は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read−Only Memory)等を有し、A−Dコンバータ17から入力されたデジタル信号S2に応じた指令信号S3を駆動回路14へ入力するようになっている。
【0038】
すなわち、制御回路15は、デジタル信号S2が変化すると、その時点で指針13が表示している角度と、入力された信号値との差を求め、指針13を入力信号値に対応する角度まで動かすのに必要なパルス数と回転方向とを算出し、このパルス数と回転方向とからなる指令信号S3を駆動回路14へ供給するようになっている。
【0039】
また、駆動回路14は、電源スイッチとしてのイグニッションスイッチ18を介してバッテリ電源19と接続されている。
【0040】
制御回路15は、検出ライン20を介してこのイグニッションスイッチ18のオン/オフを判定できるように構成されている。
【0041】
更に、駆動回路14は、MOS−FET等のスイッチング素子を有しており、PWM制御によって、ステッピングモータ12に定格電流が流れるようにパルス信号S4を入力できるようになっている。
【0042】
すなわち、駆動回路14は、入力された指令信号S3にしたがってステッピングモータ12にパルス信号S4を入力することにより定格電流を流し、指針13を指令信号S3に対応する角度まで動かすようになっている。
【0043】
また、メータ10では、駆動回路14が、イグニッションスイッチ18をオフにしたときの指針13の起点部位への復帰(いわゆる帰零)の際に、回転軸12aを、指針13がゼロ点11bに位置する起点角度を2°超過する角度まで回動させるようになっている。
【0044】
更に、メータ10は、前記起点角度を超過する角度では、駆動回路14が、ステッピングモータ12に前記定格電流より小さな抑制電流が流れるようにパルス信号S4を入力するようになっており、特に、本実施形態では、前記抑制電流の値が、前記定格電流の略半分の値となるようになっている。
【0045】
このような帰零処理は、制御回路15が図2に示す処理を行い、この処理に基づく指令信号S3を駆動回路14に入力することにより実現される。
【0046】
すなわち、イグニッションスイッチがオン状態でバッテリ電源と駆動回路14とが接続されている間、制御回路15は、イグニッションスイッチ18がオフされたか否かを繰り返し判定する(ステップ100)。
【0047】
そして、イグニッションスイッチ18がオフされたと判定すると、制御回路15は、回転軸12aの加速度リミット処理、帰零演算等の所定の処理を行い、駆動回路14に指令信号S3として帰零信号Aを入力する(ステップ101)。
【0048】
この帰零信号Aは、指針13がゼロ点11bに位置する起点角度まで回転軸12aを回動させるための指令信号S3であり、駆動回路14がこの帰零信号Aに対応するパルス信号S4をステッピングモータ12に入力する。
【0049】
そして、制御回路15は、回転軸12aが前記起点角度となったか否かを判定する(ステップ102)。
【0050】
制御回路15が回転軸12aが前記起点角度となったと判定すると、制御回路15は、駆動回路14に指令信号S3としてオーバー帰零信号Bを入力する(ステップ103)。
【0051】
このオーバー帰零信号Bは、ステッピングモータ12に前記定格電流の略半分の抑制電流を流して、前記起点角度を超過する角度(本実施形態では、指針13がゼロ点11bから−2°の位置になるような角度)まで回転軸12aを回動させるための指令信号S3である。
【0052】
そして、制御回路15は、回転軸12aが前記起点角度を超過する角度となったか否かを判定し、回転軸12aが前記起点角度を超過する角度となったと判定すると帰零処理を終了するようになっている(ステップ104)。
【0053】
次に、このような構成を有するメータ10の作用について説明する。
【0054】
イグニッションスイッチがオンにされている間は、変速装置に設けられたセンサ16により得られた検出信号S1が、図示しないフィルタ、A−Dコンバータ17等を介してデジタル信号S2に変換され、制御回路15に入力される。
【0055】
そして、制御回路15は、デジタル信号S2に応じた指令信号S3を駆動回路14へ入力する。
【0056】
さらに、駆動回路14は、入力された指令信号S3にしたがってステッピングモータ12にパルス信号S4を入力することにより定格電流を流し、指針13を指令信号S3に対応する角度まで動かすようになっている。
【0057】
この間では、制御回路15が、イグニッションスイッチ18がオフされたか否かを繰り返し判定している(ステップ100)。
【0058】
そして、イグニッションスイッチ18がオフされると、制御回路15は、イグニッションスイッチ18がオフされたと判定すると、回転軸12aの加速度リミット処理、帰零演算等の所定の処理を行い、駆動回路14に指令信号S3として帰零信号Aを入力する(ステップ101)。
【0059】
帰零信号Aが駆動回路14に入力されると、駆動回路14は、この帰零信号Aに対応するパルス信号S4をステッピングモータ12に入力する。
【0060】
このパルス信号S4が入力されたステッピングモータ12は、回転軸12aをゼロ点11b方向に回動させる。
【0061】
そして、制御回路15が回転軸12aが前記起点角度となったと判定すると(ステップ102)、制御回路15は、駆動回路14に指令信号S3としてオーバー帰零信号Bを入力する(ステップ103)。
【0062】
オーバー帰零信号Bが駆動回路14に入力されると、駆動回路14は、このオーバー帰零信号Bに対応するパルス信号S4をステッピングモータ12に入力する。
【0063】
このパルス信号S4が入力されたステッピングモータ12には前記定格電流の略半分の抑制電流が流れ、回転軸12aは、指針13がゼロ点11bから−2°の位置になるような角度まで回動する。
【0064】
このように前記起点角度を超過する角度において、ステッピングモータ12に前記定格電流より小さな抑制電流が流れるようにすれば、指針13がストッパ部材11dに当接する際の回転軸12aのトルクが低減される。
【0065】
このため、指針13がストッパ部材11dに当接する際の反作用が低減され、指針13の跳ね返りを微小に留めることができる。
【0066】
特に、本実施形態のメータ10では、前記抑制電流の値が前記定格電流の略半分の値であるため、前記起点角度を超過する角度において、半減された前記抑制電流に応じてトルクが低減され、指針13の跳ね返りを微小に留めることができる。
【0067】
従って、メータ10は、指針13が帰零する際の違和感が少なく、外観品質が良好な車両用指示計器である。
【0068】
以上、この発明の実施の形態を説明してきたが、具体的な構成はこの実施例に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更があってもこの発明に含まれる。
【0069】
例えば、前記実施の形態では、前記抑制電流の値が前記定格電流の略半分の値となるようにしているが、該抑制電流の値は、前記定格電流より小さな値であれば良い。
【0070】
このようにしても、前記指針が前記ストッパ部材に当接する際の前記回転軸のトルクが低減されるため、前記指針が前記ストッパ部材に当接する際の反作用が低減され、帰零時の該指針の跳ね返りを微小に留めることができる。
【0071】
また、起点部位がゼロ点11bとなっているがこれに限られるものではなく、指針13の起点として機能する部位であれば良い。
【0072】
例えば、ゼロ点11bより下方の目盛り部の範囲外を起点部位として、該起点部位にストッパ部材を設けてもよい。
【0073】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1に記載された発明によれば、前記起点角度を超過する角度では、前記駆動回路が、前記ステッピングモータに前記定格電流より小さな抑制電流が流れるようにパルス信号を入力するため、前記指針が前記ストッパ部材に当接する際の前記回転軸のトルクが低減される。
【0074】
このため、前記指針が前記ストッパ部材に当接する際の反作用が低減され、該指針の跳ね返りを微小に留めることができる。
【0075】
従って、前記指針が帰零する際の指針動作の違和感が少ない車両用指示計器である。
【0076】
また、請求項2に記載された発明によれば、前記抑制電流の値が前記定格電流の略半分の値であるため、前記起点角度を超過する角度において、半減された前記抑制電流に応じてトルクが低減される。
【0077】
このため、前記指針が前記ストッパ部材に当接する際の反作用が低減され、該指針の跳ね返りを微小に留めることができる。
【0078】
従って、前記指針が帰零する際の指針動作の違和感が少ない車両用指示計器である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用指示計器のブロック構成図である。
【図2】本発明に係る車両用指示計器の帰零時における制御回路の処理フロー図である。
【図3】従来の車両用指示計器を示したものであり、(a)は正面図であり、(b)はブロック構成図である。
【符号の説明】
10 メータ(車両用指示計器)
11 文字板
11a 目盛り部
11b ゼロ点(起点部位)
11d ストッパ部材
12 ステッピングモータ
12a 回転軸
13 指針
14 駆動回路
S4 パルス信号
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステッピングモータを備える車両用指示計器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ステッピングモータを有し、このステッピングモータの回転軸により指針を回動させる車両用指示計器がある。
【0003】
このような車両用指示計器は、駆動パルス信号のパルス数に応じた角度だけ該回転軸を回動させることができるため、表示すべき検出量や測定量に対応したパルス数を印加することにより、これに応じて指針が回動し所望の表示量を車両用指示計器にアナログ的に指示することができる。
【0004】
この種の車両用指示計器では、入力電圧をチョッピングしてステッピングモータに定格電流が流れるように制御する、いわゆるPWM(Pulse Width Modulation)制御を行うことが多い。
【0005】
そして、このような車両用指示計器は、フィードバック制御等の複雑な制御回路を用いることなく十分な精度を得ることができるため多くの車両に用いられている。
【0006】
しかしながら、ステッピングモータを用いて指針を回動させる車両用指示計器では、指針が指示するべき所定の位置からずれてしまう不具合、いわゆる脱調を起こしてしまう虞がある。
【0007】
これは、ステッピングモータは、計測値に応じた制御信号に対応する角度だけ回転軸を回動させるが、この回転軸が走行時の振動等の外力により指針ごとずれてしまうことがあるからであり、このように一度脱調を起こしてしまうとその角度分だけずれたまま動作し続けてしまう。
【0008】
そして、このような脱調状態で運転が終了すると、次にイグニッションスイッチ(IGN)等により電源をオンにしたときに、指針が起点部位からずれているため、正確な指示表示ができないという問題があった。
【0009】
このため、従来から、図3に示すような車両用指示計器1が提供されている(例えば、特許文献1参照。)
この車両用指示計器1は、円弧状の目盛り部2aを備えた文字盤2と、文字盤2の前面側に文字盤2に沿って設けられた指針3と、を備えている。
【0010】
指針3は、ステッピングモータ4の回転軸4aに固定され、回転軸4aと連動して回動し、センサ(図示せず)の計測値に対応して目盛り部2aの所定位置を指示するようになっている。
【0011】
そして、この車両用指示計器1は、目盛り部2aのゼロ点に相当する位置にストッパ部材5を設け、このストッパ部材5を超過するように指針3を回動させてストッパ部材5に当接させることにより脱調の補正を行っていた。
【0012】
また、このような脱調の補正を行うと、ストッパ部材5に当接した際に指針3が跳ね返り違和感のある動作をしてしまうという問題があったため、車両用指示計器1では、図3(b)に示すような制御を行っていた。
【0013】
すなわち、例えば2ステップ分の脱調が生じ、その脱調位置が本来初期化されるべき起点部位からの振角にして120度プラスした位置に指針が滞留しているとした場合、イグニッションスイッチをオンすることにより電気角にして約πの復帰信号Xを処理回路(図示せず)から出力させる。
【0014】
そして、車両用指示計器1では、この復帰信号Xによって、指針3を脱調した振角120度の位置から1ステップ分の約半分まで復帰駆動させ、更に、図示しないマグネットロータの復帰回転動作による慣性によって起点側に回転させることにより、振角60度の位置に指針3を滞留させていた。
【0015】
【特許文献1】
特開2000−50695号公報(第5−7頁、図5−6)
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の車両用指示計器1は、1ステップ分(一脱調角分)だけを復帰させるものであるため、2ステップ分の脱調が起こった場合には、完全に補正できない虞がある。従って、2ステップ以上の脱調を補正するためには別途の初期化スイッチを設ける必要が生じてしまう、という問題があった。
【0017】
また、イグニッションスイッチをオフにしたときに脱調を補正する場合、脱調していなければ、指針3が定格電流に対応する大きさのトルクでストッパ部材5に当接するため、その反作用も大きく、指針3が大きく跳ね返ってしまう、という問題があった。
【0018】
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、電源スイッチをオフしたときに指針をストッパ部材に当接させて脱調を補正する車両用指示計器において、指針がストッパ部材に当接する際の反動を微小に留めて指針動作に違和感を感じさせない車両用指示計器の提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1に記載された発明は、回転軸を有するステッピングモータと、前記ステッピングモータに定格電流が流れるようにパルス信号を入力し、前記回転軸を回動させる駆動回路と、前記回転軸と連動して文字盤に沿うように回動し、該文字盤上に設けられた目盛り部を指示する指針と、前記指針の起点部位に設けられたストッパ部材と、を備え、電源スイッチをオフにしたときに、前記回転軸を、前記指針が前記起点部位に位置する起点角度を超過する角度まで回動させることにより、前記指針を前記ストッパ部材に当接させて前記指針の前記起点部位への復帰を行う車両用指示計器であって、前記起点角度を超過する角度では、前記駆動回路が、前記ステッピングモータに前記定格電流より小さな抑制電流が流れるようにパルス信号を入力することを特徴とする車両用指示計器である。
【0020】
このように構成された請求項1記載のものでは、前記起点角度を超過する角度では、前記駆動回路が、前記ステッピングモータに前記定格電流より小さな抑制電流が流れるようにパルス信号を入力するため、前記指針が前記ストッパ部材に当接する際の前記回転軸のトルクが低減される。
【0021】
このため、前記指針が前記ストッパ部材に当接する際の反作用が低減され、該指針の跳ね返りを微小に留めることができる。
【0022】
従って、前記指針が帰零する際の指針動作の違和感が少ない車両用指示計器である。
【0023】
また、請求項2に記載された発明は、前記抑制電流の値は、前記定格電流の略半分の値であることを特徴とする請求項1に記載の車両用指示計器である。
【0024】
このように構成された請求項2記載のものでは、前記抑制電流の値が前記定格電流の略半分の値であるため、前記起点角度を超過する角度において、半減された前記抑制電流に応じてトルクが低減される。
【0025】
このため、前記指針が前記ストッパ部材に当接する際の反作用が低減され、該指針の跳ね返りを微小に留めることができる。
【0026】
従って、前記指針が帰零する際の指針動作の違和感が少ない車両用指示計器である。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図を参照しつつ説明する。
【0028】
まず、本実施形態のメータ10の構成について説明する。
【0029】
図1に示すように、車両用指示計器としてのメータ10は、車両の運転車から視認できる位置に配設される文字盤11と、文字盤11の背面側に設けられたムーブメントとしてのステッピングモータ12と、ステッピングモータ12の回転軸12aに取り付けられた指針13と、ステッピングモータ12に電気的に接続された駆動回路14と、駆動回路14と電気的に接続された制御回路15と、を備えている。
【0030】
文字盤11上には、前面視で下端を省略した円弧状の目盛り部11aが設けられており、本実施形態のメータ10は、左下端部に位置する起点部位としてのゼロ点11bが0km/h、右下端部11cが180km/hを示すいわゆるスピードメータとなっている。
【0031】
また、指針13は、文字盤11と略平行となるように回転軸12aに取り付けられている。
【0032】
そして、指針13は、回転軸12aと連動して文字盤11に沿うように回動し、目盛り部11aを指示することができるようになっている。
【0033】
更に、文字盤11には、指針13のゼロ点11bにストッパ部材11dが設けられている。
【0034】
このストッパ部材11dは、ピン状で文字盤11から前面側に突出しており、文字盤11に沿って回動する指針13と当接可能となっている。
【0035】
また、変速装置(図示せず)には、センサ16が設けられており、このセンサ16がA−Dコンバータ17を介して制御回路15と電気的に接続されている。
【0036】
このセンサ16により得られた検出信号S1は、図示しないフィルタ、A−Dコンバータ17等を介してデジタル信号S2に変換され、制御回路15に入力されるようになっている。
【0037】
また、制御回路15は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read−Only Memory)等を有し、A−Dコンバータ17から入力されたデジタル信号S2に応じた指令信号S3を駆動回路14へ入力するようになっている。
【0038】
すなわち、制御回路15は、デジタル信号S2が変化すると、その時点で指針13が表示している角度と、入力された信号値との差を求め、指針13を入力信号値に対応する角度まで動かすのに必要なパルス数と回転方向とを算出し、このパルス数と回転方向とからなる指令信号S3を駆動回路14へ供給するようになっている。
【0039】
また、駆動回路14は、電源スイッチとしてのイグニッションスイッチ18を介してバッテリ電源19と接続されている。
【0040】
制御回路15は、検出ライン20を介してこのイグニッションスイッチ18のオン/オフを判定できるように構成されている。
【0041】
更に、駆動回路14は、MOS−FET等のスイッチング素子を有しており、PWM制御によって、ステッピングモータ12に定格電流が流れるようにパルス信号S4を入力できるようになっている。
【0042】
すなわち、駆動回路14は、入力された指令信号S3にしたがってステッピングモータ12にパルス信号S4を入力することにより定格電流を流し、指針13を指令信号S3に対応する角度まで動かすようになっている。
【0043】
また、メータ10では、駆動回路14が、イグニッションスイッチ18をオフにしたときの指針13の起点部位への復帰(いわゆる帰零)の際に、回転軸12aを、指針13がゼロ点11bに位置する起点角度を2°超過する角度まで回動させるようになっている。
【0044】
更に、メータ10は、前記起点角度を超過する角度では、駆動回路14が、ステッピングモータ12に前記定格電流より小さな抑制電流が流れるようにパルス信号S4を入力するようになっており、特に、本実施形態では、前記抑制電流の値が、前記定格電流の略半分の値となるようになっている。
【0045】
このような帰零処理は、制御回路15が図2に示す処理を行い、この処理に基づく指令信号S3を駆動回路14に入力することにより実現される。
【0046】
すなわち、イグニッションスイッチがオン状態でバッテリ電源と駆動回路14とが接続されている間、制御回路15は、イグニッションスイッチ18がオフされたか否かを繰り返し判定する(ステップ100)。
【0047】
そして、イグニッションスイッチ18がオフされたと判定すると、制御回路15は、回転軸12aの加速度リミット処理、帰零演算等の所定の処理を行い、駆動回路14に指令信号S3として帰零信号Aを入力する(ステップ101)。
【0048】
この帰零信号Aは、指針13がゼロ点11bに位置する起点角度まで回転軸12aを回動させるための指令信号S3であり、駆動回路14がこの帰零信号Aに対応するパルス信号S4をステッピングモータ12に入力する。
【0049】
そして、制御回路15は、回転軸12aが前記起点角度となったか否かを判定する(ステップ102)。
【0050】
制御回路15が回転軸12aが前記起点角度となったと判定すると、制御回路15は、駆動回路14に指令信号S3としてオーバー帰零信号Bを入力する(ステップ103)。
【0051】
このオーバー帰零信号Bは、ステッピングモータ12に前記定格電流の略半分の抑制電流を流して、前記起点角度を超過する角度(本実施形態では、指針13がゼロ点11bから−2°の位置になるような角度)まで回転軸12aを回動させるための指令信号S3である。
【0052】
そして、制御回路15は、回転軸12aが前記起点角度を超過する角度となったか否かを判定し、回転軸12aが前記起点角度を超過する角度となったと判定すると帰零処理を終了するようになっている(ステップ104)。
【0053】
次に、このような構成を有するメータ10の作用について説明する。
【0054】
イグニッションスイッチがオンにされている間は、変速装置に設けられたセンサ16により得られた検出信号S1が、図示しないフィルタ、A−Dコンバータ17等を介してデジタル信号S2に変換され、制御回路15に入力される。
【0055】
そして、制御回路15は、デジタル信号S2に応じた指令信号S3を駆動回路14へ入力する。
【0056】
さらに、駆動回路14は、入力された指令信号S3にしたがってステッピングモータ12にパルス信号S4を入力することにより定格電流を流し、指針13を指令信号S3に対応する角度まで動かすようになっている。
【0057】
この間では、制御回路15が、イグニッションスイッチ18がオフされたか否かを繰り返し判定している(ステップ100)。
【0058】
そして、イグニッションスイッチ18がオフされると、制御回路15は、イグニッションスイッチ18がオフされたと判定すると、回転軸12aの加速度リミット処理、帰零演算等の所定の処理を行い、駆動回路14に指令信号S3として帰零信号Aを入力する(ステップ101)。
【0059】
帰零信号Aが駆動回路14に入力されると、駆動回路14は、この帰零信号Aに対応するパルス信号S4をステッピングモータ12に入力する。
【0060】
このパルス信号S4が入力されたステッピングモータ12は、回転軸12aをゼロ点11b方向に回動させる。
【0061】
そして、制御回路15が回転軸12aが前記起点角度となったと判定すると(ステップ102)、制御回路15は、駆動回路14に指令信号S3としてオーバー帰零信号Bを入力する(ステップ103)。
【0062】
オーバー帰零信号Bが駆動回路14に入力されると、駆動回路14は、このオーバー帰零信号Bに対応するパルス信号S4をステッピングモータ12に入力する。
【0063】
このパルス信号S4が入力されたステッピングモータ12には前記定格電流の略半分の抑制電流が流れ、回転軸12aは、指針13がゼロ点11bから−2°の位置になるような角度まで回動する。
【0064】
このように前記起点角度を超過する角度において、ステッピングモータ12に前記定格電流より小さな抑制電流が流れるようにすれば、指針13がストッパ部材11dに当接する際の回転軸12aのトルクが低減される。
【0065】
このため、指針13がストッパ部材11dに当接する際の反作用が低減され、指針13の跳ね返りを微小に留めることができる。
【0066】
特に、本実施形態のメータ10では、前記抑制電流の値が前記定格電流の略半分の値であるため、前記起点角度を超過する角度において、半減された前記抑制電流に応じてトルクが低減され、指針13の跳ね返りを微小に留めることができる。
【0067】
従って、メータ10は、指針13が帰零する際の違和感が少なく、外観品質が良好な車両用指示計器である。
【0068】
以上、この発明の実施の形態を説明してきたが、具体的な構成はこの実施例に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更があってもこの発明に含まれる。
【0069】
例えば、前記実施の形態では、前記抑制電流の値が前記定格電流の略半分の値となるようにしているが、該抑制電流の値は、前記定格電流より小さな値であれば良い。
【0070】
このようにしても、前記指針が前記ストッパ部材に当接する際の前記回転軸のトルクが低減されるため、前記指針が前記ストッパ部材に当接する際の反作用が低減され、帰零時の該指針の跳ね返りを微小に留めることができる。
【0071】
また、起点部位がゼロ点11bとなっているがこれに限られるものではなく、指針13の起点として機能する部位であれば良い。
【0072】
例えば、ゼロ点11bより下方の目盛り部の範囲外を起点部位として、該起点部位にストッパ部材を設けてもよい。
【0073】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1に記載された発明によれば、前記起点角度を超過する角度では、前記駆動回路が、前記ステッピングモータに前記定格電流より小さな抑制電流が流れるようにパルス信号を入力するため、前記指針が前記ストッパ部材に当接する際の前記回転軸のトルクが低減される。
【0074】
このため、前記指針が前記ストッパ部材に当接する際の反作用が低減され、該指針の跳ね返りを微小に留めることができる。
【0075】
従って、前記指針が帰零する際の指針動作の違和感が少ない車両用指示計器である。
【0076】
また、請求項2に記載された発明によれば、前記抑制電流の値が前記定格電流の略半分の値であるため、前記起点角度を超過する角度において、半減された前記抑制電流に応じてトルクが低減される。
【0077】
このため、前記指針が前記ストッパ部材に当接する際の反作用が低減され、該指針の跳ね返りを微小に留めることができる。
【0078】
従って、前記指針が帰零する際の指針動作の違和感が少ない車両用指示計器である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用指示計器のブロック構成図である。
【図2】本発明に係る車両用指示計器の帰零時における制御回路の処理フロー図である。
【図3】従来の車両用指示計器を示したものであり、(a)は正面図であり、(b)はブロック構成図である。
【符号の説明】
10 メータ(車両用指示計器)
11 文字板
11a 目盛り部
11b ゼロ点(起点部位)
11d ストッパ部材
12 ステッピングモータ
12a 回転軸
13 指針
14 駆動回路
S4 パルス信号
Claims (2)
- 回転軸を有するステッピングモータと、
前記ステッピングモータに定格電流が流れるようにパルス信号を入力し、前記回転軸を回動させる駆動回路と、
前記回転軸と連動して文字盤に沿うように回動し、該文字盤上に設けられた目盛り部を指示する指針と、
前記指針の起点部位に設けられたストッパ部材と、を備え、
電源スイッチをオフにしたときに、前記回転軸を、前記指針が前記起点部位に位置する起点角度を超過する角度まで回動させることにより、前記指針を前記ストッパ部材に当接させて前記指針の前記起点部位への復帰を行う車両用指示計器であって、
前記起点角度を超過する角度では、前記駆動回路が、前記ステッピングモータに前記定格電流より小さな抑制電流が流れるようにパルス信号を入力することを特徴とする車両用指示計器。 - 前記抑制電流の値は、前記定格電流の略半分の値であることを特徴とする請求項1に記載の車両用指示計器。
Priority Applications (1)
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JP2003116885A JP2004328836A (ja) | 2003-04-22 | 2003-04-22 | ステッピングモータを備える車両用指示計器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011027540A (ja) * | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Yazaki Corp | 車両用メータの初期化駆動装置 |
US9766452B2 (en) | 2013-09-05 | 2017-09-19 | Denso Corporation | Vehicle headup display device |
WO2019240213A1 (ja) * | 2018-06-15 | 2019-12-19 | 株式会社デンソー | モータ制御装置、統合弁装置及び熱交換器 |
CN112762978A (zh) * | 2020-12-25 | 2021-05-07 | 惠州市德赛西威汽车电子股份有限公司 | 一种车载仪表指针的校准方法 |
-
2003
- 2003-04-22 JP JP2003116885A patent/JP2004328836A/ja active Pending
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