JP2004328512A - 同期処理装置及び同期処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】特定の通信相手の遅延プロファイルを作成することができない状態を防ぐことにより、各通信相手の受信タイミングを確実に検出すること。
【解決手段】送信オフ期間検出部103は、コンプレストモードパラメータより移動機の送信オフ期間を検出する。遅延プロファイル生成制御部104は、送信オフ期間と遅延プロファイルの作成期間とが重なるか否かを判定し、送信オフ期間と遅延プロファイルの作成期間とが重なる場合には、遅延プロファイルを作成するチャネルの順番を変更することを遅延プロファイル生成部105に指示する。遅延プロファイル生成部105は、遅延プロファイル生成制御部104に指示されたチャネルの順番にて遅延プロファイルを作成する。パスサーチ部105は、遅延プロファイルがピークとなる受信パスタイミングを検出する。
【選択図】 図1
【解決手段】送信オフ期間検出部103は、コンプレストモードパラメータより移動機の送信オフ期間を検出する。遅延プロファイル生成制御部104は、送信オフ期間と遅延プロファイルの作成期間とが重なるか否かを判定し、送信オフ期間と遅延プロファイルの作成期間とが重なる場合には、遅延プロファイルを作成するチャネルの順番を変更することを遅延プロファイル生成部105に指示する。遅延プロファイル生成部105は、遅延プロファイル生成制御部104に指示されたチャネルの順番にて遅延プロファイルを作成する。パスサーチ部105は、遅延プロファイルがピークとなる受信パスタイミングを検出する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同期処理装置及び同期処理方法に関し、特に遅延プロファイルを作成して受信タイミングを検出する同期処理装置及び同期処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
CDMA基地局装置における受信処理において、受信ベースバンド信号と拡散コードの相関値から遅延プロファイルを作成し、作成した遅延プロファイルのピークを検出することにより受信パスのタイミングを特定する方法が一般的である。また、基地局装置は、複数チャネルの同時受信が不可欠である。また、セルラシステムにおいては、1つの基地局装置がカバーするエリアを複数のセクタに分割し、各々のセクタに対して送受信アンテナを設置して構成するのが一般的である。同一の基地局装置内の隣接するセクタ間では、セクタ間HO(ハンドオーバ)を行う。また、隣接する基地局装置間では、セル間HOを行う。
【0003】
また、移動機は、必要に応じて上位局装置からの指示により、通常モードとコンプレストモードとを切り換えて基地局装置と通信を行っている。このコンプレストモードでは、情報データのフレームに対する拡散率を一時的に下げることにより、フレーム内に一定の送信オフ区間の時間をつくってフレームを送信し、移動機がこの空いた時間を用いて、自局の属するセル及び隣接セルの基地局装置からの他の周波数の信号を受信する。したがって、ある基地局装置と移動機が通常モードにおいて通信を行っている時にコンプレストモードに入ると、今まで通信していた基地局装置は、コンプレストモードに入った移動機からの受信信号をコンプレストモードパラメータによる所定の期間、受信できない状態(移動機の送信オフの状態)になる(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
従来は、遅延プロファイル生成において、複数チャネルを時分割処理し、ハードウェア規模の削減を図っている。即ち、チャネル毎の遅延プロファイル生成タイミング、言い換えるとチャネル毎の処理対象受信ベースバンド信号は、基地局装置基準フレームあるいは基準スロットに対して、固定タイミングのものとなる。
【0005】
図11は、従来の固定タイミングにおける各チャネルの遅延プロファイル生成タイミングを示した図である。図11(a)は、基地局装置の基準フレームを示したものであり、1フレームが10msになっている。図11(b)は、遅延プロファイルの生成タイミングを示したものである。図11(c)は、チャネル#0にて通信を行っている移動機がコンプレストモードにより送信オフとなるタイミングを示したものであり、「1」が送信オフ状態、「0」が送信オン状態である。なお、図11において、時間の経過とともに右方向へ進むものとする。
【0006】
遅延プロファイルは、フレーム毎にチャネル#0から順番に全チャネルについて作成される。また、送信オフタイミングは、コンプレストモードパラメータを用いた演算により求まり、所定の周期にて生じる。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−169330号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の同期処理装置及び同期処理方法においては、例えば図11の場合には、チャネル#0における遅延プロファイルの作成タイミングが、チャネル#0を用いて通信を行っている移動機の送信オフタイミングと重なる場合が生じ、この場合にはタイミングが重なった移動機の遅延プロファイルが生成できないので、受信タイミングを検出することができないという問題がある。
【0009】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、特定の通信相手の遅延プロファイルを作成することができない状態を防ぐことにより、各通信相手の受信タイミングを確実に検出することができる同期処理装置及び同期処理方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の同期処理装置は、受信信号より通信相手の遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル生成手段と、一時的な通信停止期間を前記通信相手に指示するパラメータより前記通信停止期間を求める通信停止期間検出手段と、通信停止期間検出手段により求めた通信相手の前記通信停止期間と前記遅延プロファイル生成手段にて作成する前記通信相手の前記遅延プロファイルの作成期間とが重ならないように、前記通信相手の前記遅延プロファイルの作成タイミングを設定するタイミング制御手段と、前記遅延プロファイルがピークとなる受信タイミングを検出するパスサーチ手段と、を具備する構成を採る。
【0011】
この構成によれば、通信停止期間と遅延プロファイルの作成期間とが重ならないようにするので、遅延プロファイルを作成するタイミングの時に信号を受信できない状態を防ぐことができることにより、特定の通信相手の遅延プロファイルを作成することができない状態を防いで、各通信相手の受信タイミングを確実に検出することができる。
【0012】
本発明の同期処理装置は、前記構成において、前記遅延プロファイル生成手段は、複数のチャネル毎に時分割して前記遅延プロファイルを作成し、前記タイミング制御手段は、前記チャネル毎に前記作成タイミングを設定する構成を採る。
【0013】
この構成によれば、前記効果に加えて、複数のチャネルを用いて通信を行う場合において、各チャネルの遅延プロファイルの作成期間と各チャネルの通信停止期間が重ならないようにするので、複数のチャネルについて遅延プロファイルを作成することができない状態を防いで、複数のチャネルの受信タイミングを確実に検出することができる。
【0014】
本発明の同期処理装置は、前記構成において、前記遅延プロファイル生成手段は、複数のセクタ毎に時分割して前記遅延プロファイルを作成し、前記タイミング制御手段は、前記セクタ毎に前記作成タイミングを設定する構成を採る。
【0015】
この構成によれば、前記効果に加えて、セクタ毎に時分割して各チャネルの遅延プロファイルを作成する場合において、例えば、移動機が基地局装置と通信しているセクタのその移動機の遅延プロファイルを作成する期間とその移動機の送信オフ期間とが重なることがないように、その移動機が基地局装置と通信しているセクタの遅延プロファイルを作成するタイミングを設定するので、大きいレベルのパスを検出することができる遅延プロファイルを確実に作成することができる。
【0016】
本発明の同期処理装置は、前記構成において、複数の前記セクタ毎に設けられる受信手段を具備し、前記タイミング制御手段は、前記複数の受信手段をスイッチにより切り換えて前記作成タイミングを設定する構成を採る。
【0017】
この構成によれば、前記効果に加えて、スイッチを切り替えるだけの簡単な操作で遅延プロファイルの作成タイミングを変えることができるので、受信信号の処理時間を長くすることなく受信タイミングを確実に検出することができる。
【0018】
本発明の同期処理装置は、前記構成において、前記通信停止期間は、前記通信相手がハンドオーバ先の基地局装置を探す際に、前記基地局装置と通信を行うために送信を停止する期間である構成を採る。
【0019】
この構成によれば、前記効果に加えて、セル毎に異なる周波数にて通信を行うシステムを用いてソフトハンドオーバする場合において、通信中にハンドオーバ先の基地局装置と一時的に通信を行うための通信停止期間と遅延プロファイルの作成期間とが重ならないようにするので、CDMAのソフトハンドオーバを行う場合においても確実に受信タイミングを検出することができる。
【0020】
本発明の受信装置は、上記のいずれかに記載の同期処理装置を具備する構成を採る。
【0021】
この構成によれば、通信停止期間と遅延プロファイルの作成期間とが重ならないようにするので、遅延プロファイルを作成するタイミングの時に信号を受信できない状態を防ぐことができることにより、特定の通信相手の遅延プロファイルを作成することができない状態を防いで、各通信相手の受信タイミングを確実に検出することができ、同期がとれないために受信信号が復調できない状態を防ぐことができる。
【0022】
本発明の同期処理方法は、受信信号より通信相手の遅延プロファイルを作成するステップと、一時的な通信停止期間を前記通信相手に指示するパラメータより前記通信停止期間を求めるステップと、通信相手の前記通信停止期間と前記通信相手の前記遅延プロファイルの作成期間とが重ならないように、前記通信相手の前記遅延プロファイルの作成タイミングを設定するステップと、前記遅延プロファイルがピークとなる受信タイミングを検出するステップと、を具備するようにした。
【0023】
この方法によれば、通信停止期間と遅延プロファイルの作成期間とが重ならないようにするので、遅延プロファイルを作成するタイミングの時に信号を受信できない状態を防ぐことができることにより、特定の通信相手の遅延プロファイルを作成することができない状態を防いで、各通信相手の受信タイミングを確実に検出することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、コンプレストモードにおける送信オフ期間を移動機に設定させるためのコンプレストモードパラメータより送信オフ期間を求め、移動機毎に遅延プロファイルを作成する期間と送信オフ期間とが重ならないように、各移動機の遅延プロファイルを作成するタイミングを設定することである。
【0025】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1に係る同期処理装置110を備えた受信装置100の構成を示す図である。
【0027】
同期処理装置110は、送信オフ期間検出部103、遅延プロファイル生成制御部104、遅延プロファイル生成部105及びパスサーチ部106とから構成される。
【0028】
受信手段である無線部102は、アンテナ101にて受信した受信信号を無線周波数からベースバンド周波数へダウンコンバート等の処理をして遅延プロファイル生成部105へ出力する。
【0029】
通信停止期間検出手段である送信オフ期間検出部103は、図示しないベースバンド制御部から入力したコンプレストモードパラメータより、送信オフ期間を求めて遅延プロファイル生成制御部104へ出力する。ここで、コンプレストモードとは、移動機が上位局装置よりコンプレストモードパラメータで指定されたタイミングにおいて通信を停止するものであり、コンプレストモードパラメータは、この通信を停止する期間である送信オフ期間の長さ及び送信オフ期間の間隔等を決めるものである。
【0030】
タイミング制御手段である遅延プロファイル生成制御部104は、ベースバンド制御部から入力したチャネル使用状態情報と送信オフ期間検出部103から入力した送信オフ期間情報より、遅延プロファイルを作成する期間とコンプレストモードにおける送信オフ期間とが重なるか否かをチャネル毎に判定する。そして、遅延プロファイル生成制御部104は、判定した結果、遅延プロファイルを作成する期間とコンプレストモードにおける送信オフ期間とが重なる場合には、遅延プロファイルを作成する期間とコンプレストモードにおける送信オフ期間とが重ならないように、遅延プロファイルを作成するチャネルの順番を変えることを遅延プロファイル生成部105に指示する。ここで、チャネル使用状態情報とは、現在使用中であるか否かのチャネル毎の情報である。また、送信オフ期間においては、移動機がハンドオーバ先の基地局装置を探すために、隣接セル等の基地局装置と通信を行うため、移動機がハンドオーバ元となる現在存在しているセルの基地局装置との通信を一時的に停止する。
【0031】
遅延プロファイル生成部105は、遅延プロファイル生成制御部104にて指示されたチャネルの順番にて、チャネル毎に遅延プロファイルを作成する。そして、遅延プロファイル生成部105は、作成した遅延プロファイルの情報をパスサーチ部106へ出力する。
【0032】
パスサーチ部106は、遅延プロファイル生成部105から入力した遅延プロファイルの情報より、電力値がピークとなる時間を受信パスタイミングとして検出して、検出したチャネル毎の受信パスタイミング情報を図示しない復調部へ出力し、復調部では受信パスタイミングに基づいて受信信号を復調する。
【0033】
次に、同期処理装置110の動作について、図2を用いて説明する。
【0034】
最初に、送信オフ期間検出部103は、コンプレストモードパラメータよりコンプレストモードにおける送信オフ期間を検出する(ステップST201)。
【0035】
次に、遅延プロファイル生成制御部104は、チャネル使用状態情報よりチャネル毎に使用中であるか否かを判定する(ステップST202)。
【0036】
次に、遅延プロファイル生成制御部104は、使用中のチャネルについて送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが重なるか否かを判定する(ステップST203)。
【0037】
送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが重なるチャネルが存在する場合には、遅延プロファイル生成部105は、遅延プロファイル生成制御部104の指示により、遅延プロファイルを作成するチャネルの順番をチャネル単位で入れ替えることにより、送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが重ならないようにする(ステップST204)。
【0038】
一方、ステップST203において、送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが全てのチャネルにおいて重ならない場合には、並び替えは行わない。
【0039】
次に、遅延プロファイル生成制御部104において、遅延プロファイルを作成するチャネルの順番を変える方法について、図3及び図4を用いて説明する。なお、図3及び図4においては、受信装置100を基地局装置に適用した場合について説明する。
【0040】
図3(a)は、基地局装置の基準フレームを示すものであり、図3(b)は、時分割して各チャネルの遅延プロファイルを作成することを示したものであり、図3(c)は、チャネル#0について、各フレームの先頭に送信オフ期間が生じることを示したものである。なお、図3において、時間の経過とともに右方向へ進むものとする。
【0041】
図3において、通信相手である移動機はチャネル#0にて基地局装置と通信を行っている。遅延プロファイル生成制御部104は、チャネル#0の遅延プロファイルの作成期間とチャネル#0の送信オフ期間とが重なることがないように、チャネル#1、チャネル#2、チャネル#0、チャネル#3、チャネル#4、チャネル#5、チャネル#6、チャネル#7の順番にて遅延プロファイルを作成するように遅延プロファイル生成部105を制御する。これにより、図3に示すようにチャネル#0の遅延プロファイルの作成期間とチャネル#0の送信オフ期間とは重なることがなくなる。チャネル#0の送信オフ期間は、本実施の形態1においては、一定の周期で1フレーム(10ms)に1回の頻度で繰り返し生じる。したがって、図3に示すチャネルの順番にて遅延プロファイルを作成することにより、チャネル#0を用いて通信を行う移動機は、各フレームにおいて送信オフ期間と遅延プロファイルの作成期間とが重なることはない。送信オフ期間のタイミングはチャネル毎に異なるが、各チャネルについて送信オフ期間と遅延プロファイル作成期間とが重ならないように、遅延プロファイルを作成するチャネルの順番を変えることにより、各チャネルについて確実に遅延プロファイルを作成することができる。
【0042】
ところで、図3に示すように、全てのフレームにおいて同一のチャネルの順番にて遅延プロファイルを作成する場合には、一部のチャネルについては送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間が重ならなくなるものの、他の特定のチャネルについて送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが全てのフレームにおいて重なる可能性がある。これは、特に使用中のチャネル数が多くなるほど確率が高くなる。このような事態が起こることを防ぐ方法として、図4に示すように、フレーム毎に遅延プロファイルを作成するチャネルの順番を変える方法が有効である。
【0043】
図4(a)は、基地局装置の基準フレームを示すものであり、図4(b)は、時分割して各チャネルの遅延プロファイルを作成することを示したものであり、図4(c)は、チャネル#0の送信オフ期間が1フレーム毎に各フレームの先頭に生じることを示したものである。なお、図4において、時間の経過とともに右方向へ進むものである。
【0044】
図4は、遅延プロファイルを作成するチャネルの順番をフレーム毎に異ならせる場合について示したものである。遅延プロファイル生成制御部104は、最初のフレームにおいてチャネル#0、チャネル#1、チャネル#2、チャネル#3、チャネル#4、チャネル#5、チャネル#6、チャネル#7の順番にて遅延プロファイルを作成し、次のフレームにおいてチャネル#6、チャネル#7、チャネル#0、チャネル#1、チャネル#2、チャネル#3、チャネル#4、チャネル#5の順番にて遅延プロファイルを作成し、さらに次のフレームにおいてチャネル#4、チャネル#5、チャネル#6、チャネル#7、チャネル#0、チャネル#1、チャネル#2、チャネル#3の順番にて遅延プロファイルを作成する。
【0045】
このようにすることにより、特定のチャネルについて送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間が重なるフレームが存在する場合であっても、他のフレームにおいては送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが重ならないので、例えば特定のチャネルについて、複数フレーム分を平均して遅延プロファイルを作成するようにすれば、各チャネルについて確実に遅延プロファイルを作成することができる。
【0046】
このように、本実施の形態1によれば、遅延プロファイル生成制御部104は、コンプレストモードの送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが重ならないように、遅延プロファイルを作成するチャネルの順番を変えるので、特定の移動機の遅延プロファイルを作成することができない状態を防ぐことができ、全ての移動機の受信タイミングを確実に検出することができる。
【0047】
(実施の形態2)
図5は、本実施の形態2に係る同期処理装置510を備えた受信装置500の構成を示す図である。受信装置500は、図1に示す本発明の実施の形態1に係る受信装置100において、受信ベースバンド信号切替部504を追加し、且つ、アンテナ101の代わりにアンテナ501−1〜501−nを有し、無線部102の代わりに無線部502−1〜502−nを有している。なお、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0048】
同期処理装置510は、受信ベースバンド信号切替部504、送信オフ期間検出部103、遅延プロファイル生成制御部104、遅延プロファイル生成部105及びパスサーチ部106とから構成される。
【0049】
無線部502−1〜502−nは、アンテナ501−1〜501−nにて受信した受信信号を無線周波数からベースバンド周波数へダウンコンバート等の処理をして受信ベースバンド信号切替部504へ出力する。
【0050】
受信ベースバンド信号切替部504は、無線部502−1〜502−nから入力した全セクタの受信ベースバンド信号を、スイッチを切り替えることにより遅延プロファイル生成制御部104から1セクタ当たりの処理毎に、いずれのセクタの受信ベースバンド信号を遅延プロファイル生成部105へ出力するかを制御する。なお、受信ベースバンド信号切替部504の詳細については、後述する。
【0051】
遅延プロファイル生成制御部104は、ベースバンド制御部から入力したチャネル使用状態情報と送信オフ期間検出部103から入力した送信オフ期間情報より、遅延プロファイルを作成する期間とコンプレストモードにおける送信オフ期間とが重なるか否かをセクタ毎に判定する。そして、遅延プロファイル生成制御部104は、判定した結果、遅延プロファイルを作成する期間とコンプレストモードにおける送信オフ期間とが重なる場合には、遅延プロファイルを作成する期間とコンプレストモードにおける送信オフ期間とが重ならないように、遅延プロファイルを作成するセクタの順番を変えることを遅延プロファイル生成部105に指示する。
【0052】
図6は、受信ベースバンド信号切替部504の構成を示す図である。
【0053】
受信ベースバンド信号切替部504は、無線部502−1〜502−nと同じ数のスイッチ601−1〜601−nを有しており、遅延プロファイル生成制御部104の指示により、いずれか1つのスイッチ601−1〜601−nを選択してオンとし、残りのスイッチ601−1〜601−nをオフとする。受信ベースバンド信号切替部504は、いずれか1つのスイッチ601−1〜601−nがオンになる毎に無線部502−1〜502−nから入力した受信信号を遅延プロファイル生成部105へ出力する。受信ベースバンド信号切替部504は、このような処理を全てのスイッチ601−1〜601−nについて行う。
【0054】
次に、遅延プロファイル生成制御部104において遅延プロファイルの作成のタイミングを並び替える方法について、図7〜図10を用いて説明する。なお、図7〜図10においては、受信装置500を基地局装置に適用した場合について説明する。
【0055】
図7は、基地局装置701のセル#702を6つのセクタS1〜S6に分割した状態を示したものである。図7において、移動機703は、セクタS1のエリア内にて基地局装置701と通信しているが、基地局装置701は全てのセクタS1〜S6について移動機703の遅延プロファイルを作成する。この場合において、通常、移動機703の遅延プロファイルのレベルは、セクタS1のタイミングにて作成したものが最も大きくなる。なお、通常は、複数の移動機がセクタS1において基地局装置701と通信を行うものであるが、説明の都合上移動機703以外の移動機の記載は省略する。
【0056】
図8(a)は、基地局装置の基準フレームを示すものであり、図8(b)は、時分割して各セクタの遅延プロファイルを作成することを示したものであり、図8(c)は、移動機703が使用しているチャネル#0の送信オフ期間が1フレーム毎に各フレームの先頭に生じることを示したものである。なお、図8において、時間の経過とともに右方向へ進むものとする。
【0057】
また、図9は、図8の1フレーム分を詳細に記載したものであり、時間の経過とともに右方向へ進むものとする。
【0058】
図9より、各セクタにはチャネル#0〜#7が割り当てられているので、遅延プロファイルの作成期間においては、セクタ毎にチャネル#0〜#7の遅延プロアフィルが作成される。なお、図9において、全てのセクタはセクタ1と同様にチャネルが割り当てられているので、その記載は省略する。
【0059】
このような場合において、遅延プロファイル生成制御部104は、移動機703が基地局装置701と通信を行っているセクタS1におけるチャネル#0の遅延プロファイル作成の期間とチャネル#0の送信オフ期間とが重ならないように、セクタS2、セクタS3、セクタS1、セクタS4、セクタS5、セクタS6の順番にて遅延プロファイルを作成するように遅延プロファイル生成部105を制御する。これにより、図8に示すように、セクタ1のチャネル#0の遅延プロファイルを作成する期間とチャネル#0の送信オフ期間とは重なることがなくなる。
【0060】
このように、遅延プロファイルを作成するセクタの順番を1つのフレームについて設定すれば、後は全てのフレームにて同一の順番にすれば良いので、簡単な処理を行うだけで、レベルが高いピークを検出することができる遅延プロファイルを確実に作成することができ、受信タイミングを確実に検出することができる。
【0061】
ところで、図8に示すように、全てのフレームにおいて同一のセクタの順番にて遅延プロファイルを作成する場合には、特定のセクタにて通信中のチャネルについては送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間が重ならなくなるものの、他のセクタにて通信中のチャネルについて送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが全てのフレームにおいて重なる可能性がある。これは、特に使用中のチャネル数が多くなるほど確率が高くなる。このような事態が起こることを防ぐ方法として、図10に示すように、フレーム毎に遅延プロファイルを作成するセクタの順番を変える方法が有効である。
【0062】
図10(a)は、基地局装置の基準フレームを示すものであり、図10(b)は、時分割して各セクタの遅延プロファイルを作成することを示したものであり、図10(c)は、チャネル#0の送信オフ期間が1フレーム毎に各フレームの先頭に生じることを示したものである。なお、図10において、時間の経過とともに右方向へ進むものとする。
【0063】
図10は、遅延プロファイルを作成するセクタの順番をフレーム毎に異ならせる場合について示したものである。遅延プロファイル生成制御部104は、最初のフレームにおいてセクタ1、セクタ2、セクタ3、セクタ4、セクタ5、セクタ6の順番にて遅延プロファイルを作成し、次のフレームにおいてセクタ5、セクタ6、セクタ1、セクタ2、セクタ3、セクタ4の順番にて遅延プロファイルを作成し、さらに次のフレームにおいてセクタ3、セクタ4、セクタ5、セクタ6、セクタ1、セクタ2の順番にて遅延プロファイルを作成する。
【0064】
このようにすることにより、特定のセクタのチャネルについて送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間が重なるフレームが存在する場合であっても、他のフレームにおいては送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが重ならないので、例えば特定のチャネルについて、複数フレーム分を平均して遅延プロファイルを作成するようにすれば、各チャネルについて確実に遅延プロファイルを作成することができる。
【0065】
このように、本実施の形態2によれば、遅延プロファイル生成制御部104は、コンプレストモードの送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが重ならないように、遅延プロファイルを作成するセクタの順番を変えるので、移動機の遅延プロファイルを作成することができない状態を防ぐことができ、全ての移動機の受信タイミングを確実に検出することができる。
【0066】
なお、本実施の形態2においては、セクタの数を6つにする場合について説明したが、これに限らず、任意の数にすることができる。また、本実施の形態2の受信装置は、上記実施の形態1の受信装置に適用することが可能である。
【0067】
上記実施の形態1及び実施の形態2においては、チャネル#0〜#7を割り当てる場合について説明したが、これに限らず、チャネル数は任意の数にすることができる。また、上記実施の形態1及び実施の形態2においては、コンプレストモードにおける送信オフ期間と遅延プロファイルの作成期間とが重ならないようにしたが、これに限らず、移動機が何らかの理由により一時的に送信を停止するような場合において、送信停止期間と遅延プロファイルの作成期間とが重ならないようにすることができる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、特定の通信相手の遅延プロファイルを作成することができない状態を防ぐことにより、各通信相手の受信タイミングを確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る受信装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る受信装置の動作を示すフロー図
【図3】送信オフ期間のタイミングと遅延プロファイルを作成するタイミングを示した図
【図4】送信オフ期間のタイミングと遅延プロファイルを作成するタイミングを示した図
【図5】本発明の実施の形態2に係る受信装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態2に係る受信ベースバンド信号切替部の構成を示すブロック図
【図7】セクタS1において基地局装置と通信を行う移動機を示す模式図
【図8】送信オフ期間のタイミングと遅延プロファイルを作成するタイミングを示した図
【図9】1フレームの各セクタにおけるチャネルの割り当てを示した図
【図10】送信オフ期間のタイミングと遅延プロファイルを作成するタイミングを示した図
【図11】送信オフ期間のタイミングと遅延プロファイルを作成するタイミングを示した図
【符号の説明】
102 無線部
103 送信オフ期間検出部
104 遅延プロファイル生成制御部
105 遅延プロファイル生成部
106 パスサーチ部
【発明の属する技術分野】
本発明は、同期処理装置及び同期処理方法に関し、特に遅延プロファイルを作成して受信タイミングを検出する同期処理装置及び同期処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
CDMA基地局装置における受信処理において、受信ベースバンド信号と拡散コードの相関値から遅延プロファイルを作成し、作成した遅延プロファイルのピークを検出することにより受信パスのタイミングを特定する方法が一般的である。また、基地局装置は、複数チャネルの同時受信が不可欠である。また、セルラシステムにおいては、1つの基地局装置がカバーするエリアを複数のセクタに分割し、各々のセクタに対して送受信アンテナを設置して構成するのが一般的である。同一の基地局装置内の隣接するセクタ間では、セクタ間HO(ハンドオーバ)を行う。また、隣接する基地局装置間では、セル間HOを行う。
【0003】
また、移動機は、必要に応じて上位局装置からの指示により、通常モードとコンプレストモードとを切り換えて基地局装置と通信を行っている。このコンプレストモードでは、情報データのフレームに対する拡散率を一時的に下げることにより、フレーム内に一定の送信オフ区間の時間をつくってフレームを送信し、移動機がこの空いた時間を用いて、自局の属するセル及び隣接セルの基地局装置からの他の周波数の信号を受信する。したがって、ある基地局装置と移動機が通常モードにおいて通信を行っている時にコンプレストモードに入ると、今まで通信していた基地局装置は、コンプレストモードに入った移動機からの受信信号をコンプレストモードパラメータによる所定の期間、受信できない状態(移動機の送信オフの状態)になる(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
従来は、遅延プロファイル生成において、複数チャネルを時分割処理し、ハードウェア規模の削減を図っている。即ち、チャネル毎の遅延プロファイル生成タイミング、言い換えるとチャネル毎の処理対象受信ベースバンド信号は、基地局装置基準フレームあるいは基準スロットに対して、固定タイミングのものとなる。
【0005】
図11は、従来の固定タイミングにおける各チャネルの遅延プロファイル生成タイミングを示した図である。図11(a)は、基地局装置の基準フレームを示したものであり、1フレームが10msになっている。図11(b)は、遅延プロファイルの生成タイミングを示したものである。図11(c)は、チャネル#0にて通信を行っている移動機がコンプレストモードにより送信オフとなるタイミングを示したものであり、「1」が送信オフ状態、「0」が送信オン状態である。なお、図11において、時間の経過とともに右方向へ進むものとする。
【0006】
遅延プロファイルは、フレーム毎にチャネル#0から順番に全チャネルについて作成される。また、送信オフタイミングは、コンプレストモードパラメータを用いた演算により求まり、所定の周期にて生じる。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−169330号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の同期処理装置及び同期処理方法においては、例えば図11の場合には、チャネル#0における遅延プロファイルの作成タイミングが、チャネル#0を用いて通信を行っている移動機の送信オフタイミングと重なる場合が生じ、この場合にはタイミングが重なった移動機の遅延プロファイルが生成できないので、受信タイミングを検出することができないという問題がある。
【0009】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、特定の通信相手の遅延プロファイルを作成することができない状態を防ぐことにより、各通信相手の受信タイミングを確実に検出することができる同期処理装置及び同期処理方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の同期処理装置は、受信信号より通信相手の遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル生成手段と、一時的な通信停止期間を前記通信相手に指示するパラメータより前記通信停止期間を求める通信停止期間検出手段と、通信停止期間検出手段により求めた通信相手の前記通信停止期間と前記遅延プロファイル生成手段にて作成する前記通信相手の前記遅延プロファイルの作成期間とが重ならないように、前記通信相手の前記遅延プロファイルの作成タイミングを設定するタイミング制御手段と、前記遅延プロファイルがピークとなる受信タイミングを検出するパスサーチ手段と、を具備する構成を採る。
【0011】
この構成によれば、通信停止期間と遅延プロファイルの作成期間とが重ならないようにするので、遅延プロファイルを作成するタイミングの時に信号を受信できない状態を防ぐことができることにより、特定の通信相手の遅延プロファイルを作成することができない状態を防いで、各通信相手の受信タイミングを確実に検出することができる。
【0012】
本発明の同期処理装置は、前記構成において、前記遅延プロファイル生成手段は、複数のチャネル毎に時分割して前記遅延プロファイルを作成し、前記タイミング制御手段は、前記チャネル毎に前記作成タイミングを設定する構成を採る。
【0013】
この構成によれば、前記効果に加えて、複数のチャネルを用いて通信を行う場合において、各チャネルの遅延プロファイルの作成期間と各チャネルの通信停止期間が重ならないようにするので、複数のチャネルについて遅延プロファイルを作成することができない状態を防いで、複数のチャネルの受信タイミングを確実に検出することができる。
【0014】
本発明の同期処理装置は、前記構成において、前記遅延プロファイル生成手段は、複数のセクタ毎に時分割して前記遅延プロファイルを作成し、前記タイミング制御手段は、前記セクタ毎に前記作成タイミングを設定する構成を採る。
【0015】
この構成によれば、前記効果に加えて、セクタ毎に時分割して各チャネルの遅延プロファイルを作成する場合において、例えば、移動機が基地局装置と通信しているセクタのその移動機の遅延プロファイルを作成する期間とその移動機の送信オフ期間とが重なることがないように、その移動機が基地局装置と通信しているセクタの遅延プロファイルを作成するタイミングを設定するので、大きいレベルのパスを検出することができる遅延プロファイルを確実に作成することができる。
【0016】
本発明の同期処理装置は、前記構成において、複数の前記セクタ毎に設けられる受信手段を具備し、前記タイミング制御手段は、前記複数の受信手段をスイッチにより切り換えて前記作成タイミングを設定する構成を採る。
【0017】
この構成によれば、前記効果に加えて、スイッチを切り替えるだけの簡単な操作で遅延プロファイルの作成タイミングを変えることができるので、受信信号の処理時間を長くすることなく受信タイミングを確実に検出することができる。
【0018】
本発明の同期処理装置は、前記構成において、前記通信停止期間は、前記通信相手がハンドオーバ先の基地局装置を探す際に、前記基地局装置と通信を行うために送信を停止する期間である構成を採る。
【0019】
この構成によれば、前記効果に加えて、セル毎に異なる周波数にて通信を行うシステムを用いてソフトハンドオーバする場合において、通信中にハンドオーバ先の基地局装置と一時的に通信を行うための通信停止期間と遅延プロファイルの作成期間とが重ならないようにするので、CDMAのソフトハンドオーバを行う場合においても確実に受信タイミングを検出することができる。
【0020】
本発明の受信装置は、上記のいずれかに記載の同期処理装置を具備する構成を採る。
【0021】
この構成によれば、通信停止期間と遅延プロファイルの作成期間とが重ならないようにするので、遅延プロファイルを作成するタイミングの時に信号を受信できない状態を防ぐことができることにより、特定の通信相手の遅延プロファイルを作成することができない状態を防いで、各通信相手の受信タイミングを確実に検出することができ、同期がとれないために受信信号が復調できない状態を防ぐことができる。
【0022】
本発明の同期処理方法は、受信信号より通信相手の遅延プロファイルを作成するステップと、一時的な通信停止期間を前記通信相手に指示するパラメータより前記通信停止期間を求めるステップと、通信相手の前記通信停止期間と前記通信相手の前記遅延プロファイルの作成期間とが重ならないように、前記通信相手の前記遅延プロファイルの作成タイミングを設定するステップと、前記遅延プロファイルがピークとなる受信タイミングを検出するステップと、を具備するようにした。
【0023】
この方法によれば、通信停止期間と遅延プロファイルの作成期間とが重ならないようにするので、遅延プロファイルを作成するタイミングの時に信号を受信できない状態を防ぐことができることにより、特定の通信相手の遅延プロファイルを作成することができない状態を防いで、各通信相手の受信タイミングを確実に検出することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、コンプレストモードにおける送信オフ期間を移動機に設定させるためのコンプレストモードパラメータより送信オフ期間を求め、移動機毎に遅延プロファイルを作成する期間と送信オフ期間とが重ならないように、各移動機の遅延プロファイルを作成するタイミングを設定することである。
【0025】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1に係る同期処理装置110を備えた受信装置100の構成を示す図である。
【0027】
同期処理装置110は、送信オフ期間検出部103、遅延プロファイル生成制御部104、遅延プロファイル生成部105及びパスサーチ部106とから構成される。
【0028】
受信手段である無線部102は、アンテナ101にて受信した受信信号を無線周波数からベースバンド周波数へダウンコンバート等の処理をして遅延プロファイル生成部105へ出力する。
【0029】
通信停止期間検出手段である送信オフ期間検出部103は、図示しないベースバンド制御部から入力したコンプレストモードパラメータより、送信オフ期間を求めて遅延プロファイル生成制御部104へ出力する。ここで、コンプレストモードとは、移動機が上位局装置よりコンプレストモードパラメータで指定されたタイミングにおいて通信を停止するものであり、コンプレストモードパラメータは、この通信を停止する期間である送信オフ期間の長さ及び送信オフ期間の間隔等を決めるものである。
【0030】
タイミング制御手段である遅延プロファイル生成制御部104は、ベースバンド制御部から入力したチャネル使用状態情報と送信オフ期間検出部103から入力した送信オフ期間情報より、遅延プロファイルを作成する期間とコンプレストモードにおける送信オフ期間とが重なるか否かをチャネル毎に判定する。そして、遅延プロファイル生成制御部104は、判定した結果、遅延プロファイルを作成する期間とコンプレストモードにおける送信オフ期間とが重なる場合には、遅延プロファイルを作成する期間とコンプレストモードにおける送信オフ期間とが重ならないように、遅延プロファイルを作成するチャネルの順番を変えることを遅延プロファイル生成部105に指示する。ここで、チャネル使用状態情報とは、現在使用中であるか否かのチャネル毎の情報である。また、送信オフ期間においては、移動機がハンドオーバ先の基地局装置を探すために、隣接セル等の基地局装置と通信を行うため、移動機がハンドオーバ元となる現在存在しているセルの基地局装置との通信を一時的に停止する。
【0031】
遅延プロファイル生成部105は、遅延プロファイル生成制御部104にて指示されたチャネルの順番にて、チャネル毎に遅延プロファイルを作成する。そして、遅延プロファイル生成部105は、作成した遅延プロファイルの情報をパスサーチ部106へ出力する。
【0032】
パスサーチ部106は、遅延プロファイル生成部105から入力した遅延プロファイルの情報より、電力値がピークとなる時間を受信パスタイミングとして検出して、検出したチャネル毎の受信パスタイミング情報を図示しない復調部へ出力し、復調部では受信パスタイミングに基づいて受信信号を復調する。
【0033】
次に、同期処理装置110の動作について、図2を用いて説明する。
【0034】
最初に、送信オフ期間検出部103は、コンプレストモードパラメータよりコンプレストモードにおける送信オフ期間を検出する(ステップST201)。
【0035】
次に、遅延プロファイル生成制御部104は、チャネル使用状態情報よりチャネル毎に使用中であるか否かを判定する(ステップST202)。
【0036】
次に、遅延プロファイル生成制御部104は、使用中のチャネルについて送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが重なるか否かを判定する(ステップST203)。
【0037】
送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが重なるチャネルが存在する場合には、遅延プロファイル生成部105は、遅延プロファイル生成制御部104の指示により、遅延プロファイルを作成するチャネルの順番をチャネル単位で入れ替えることにより、送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが重ならないようにする(ステップST204)。
【0038】
一方、ステップST203において、送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが全てのチャネルにおいて重ならない場合には、並び替えは行わない。
【0039】
次に、遅延プロファイル生成制御部104において、遅延プロファイルを作成するチャネルの順番を変える方法について、図3及び図4を用いて説明する。なお、図3及び図4においては、受信装置100を基地局装置に適用した場合について説明する。
【0040】
図3(a)は、基地局装置の基準フレームを示すものであり、図3(b)は、時分割して各チャネルの遅延プロファイルを作成することを示したものであり、図3(c)は、チャネル#0について、各フレームの先頭に送信オフ期間が生じることを示したものである。なお、図3において、時間の経過とともに右方向へ進むものとする。
【0041】
図3において、通信相手である移動機はチャネル#0にて基地局装置と通信を行っている。遅延プロファイル生成制御部104は、チャネル#0の遅延プロファイルの作成期間とチャネル#0の送信オフ期間とが重なることがないように、チャネル#1、チャネル#2、チャネル#0、チャネル#3、チャネル#4、チャネル#5、チャネル#6、チャネル#7の順番にて遅延プロファイルを作成するように遅延プロファイル生成部105を制御する。これにより、図3に示すようにチャネル#0の遅延プロファイルの作成期間とチャネル#0の送信オフ期間とは重なることがなくなる。チャネル#0の送信オフ期間は、本実施の形態1においては、一定の周期で1フレーム(10ms)に1回の頻度で繰り返し生じる。したがって、図3に示すチャネルの順番にて遅延プロファイルを作成することにより、チャネル#0を用いて通信を行う移動機は、各フレームにおいて送信オフ期間と遅延プロファイルの作成期間とが重なることはない。送信オフ期間のタイミングはチャネル毎に異なるが、各チャネルについて送信オフ期間と遅延プロファイル作成期間とが重ならないように、遅延プロファイルを作成するチャネルの順番を変えることにより、各チャネルについて確実に遅延プロファイルを作成することができる。
【0042】
ところで、図3に示すように、全てのフレームにおいて同一のチャネルの順番にて遅延プロファイルを作成する場合には、一部のチャネルについては送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間が重ならなくなるものの、他の特定のチャネルについて送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが全てのフレームにおいて重なる可能性がある。これは、特に使用中のチャネル数が多くなるほど確率が高くなる。このような事態が起こることを防ぐ方法として、図4に示すように、フレーム毎に遅延プロファイルを作成するチャネルの順番を変える方法が有効である。
【0043】
図4(a)は、基地局装置の基準フレームを示すものであり、図4(b)は、時分割して各チャネルの遅延プロファイルを作成することを示したものであり、図4(c)は、チャネル#0の送信オフ期間が1フレーム毎に各フレームの先頭に生じることを示したものである。なお、図4において、時間の経過とともに右方向へ進むものである。
【0044】
図4は、遅延プロファイルを作成するチャネルの順番をフレーム毎に異ならせる場合について示したものである。遅延プロファイル生成制御部104は、最初のフレームにおいてチャネル#0、チャネル#1、チャネル#2、チャネル#3、チャネル#4、チャネル#5、チャネル#6、チャネル#7の順番にて遅延プロファイルを作成し、次のフレームにおいてチャネル#6、チャネル#7、チャネル#0、チャネル#1、チャネル#2、チャネル#3、チャネル#4、チャネル#5の順番にて遅延プロファイルを作成し、さらに次のフレームにおいてチャネル#4、チャネル#5、チャネル#6、チャネル#7、チャネル#0、チャネル#1、チャネル#2、チャネル#3の順番にて遅延プロファイルを作成する。
【0045】
このようにすることにより、特定のチャネルについて送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間が重なるフレームが存在する場合であっても、他のフレームにおいては送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが重ならないので、例えば特定のチャネルについて、複数フレーム分を平均して遅延プロファイルを作成するようにすれば、各チャネルについて確実に遅延プロファイルを作成することができる。
【0046】
このように、本実施の形態1によれば、遅延プロファイル生成制御部104は、コンプレストモードの送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが重ならないように、遅延プロファイルを作成するチャネルの順番を変えるので、特定の移動機の遅延プロファイルを作成することができない状態を防ぐことができ、全ての移動機の受信タイミングを確実に検出することができる。
【0047】
(実施の形態2)
図5は、本実施の形態2に係る同期処理装置510を備えた受信装置500の構成を示す図である。受信装置500は、図1に示す本発明の実施の形態1に係る受信装置100において、受信ベースバンド信号切替部504を追加し、且つ、アンテナ101の代わりにアンテナ501−1〜501−nを有し、無線部102の代わりに無線部502−1〜502−nを有している。なお、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0048】
同期処理装置510は、受信ベースバンド信号切替部504、送信オフ期間検出部103、遅延プロファイル生成制御部104、遅延プロファイル生成部105及びパスサーチ部106とから構成される。
【0049】
無線部502−1〜502−nは、アンテナ501−1〜501−nにて受信した受信信号を無線周波数からベースバンド周波数へダウンコンバート等の処理をして受信ベースバンド信号切替部504へ出力する。
【0050】
受信ベースバンド信号切替部504は、無線部502−1〜502−nから入力した全セクタの受信ベースバンド信号を、スイッチを切り替えることにより遅延プロファイル生成制御部104から1セクタ当たりの処理毎に、いずれのセクタの受信ベースバンド信号を遅延プロファイル生成部105へ出力するかを制御する。なお、受信ベースバンド信号切替部504の詳細については、後述する。
【0051】
遅延プロファイル生成制御部104は、ベースバンド制御部から入力したチャネル使用状態情報と送信オフ期間検出部103から入力した送信オフ期間情報より、遅延プロファイルを作成する期間とコンプレストモードにおける送信オフ期間とが重なるか否かをセクタ毎に判定する。そして、遅延プロファイル生成制御部104は、判定した結果、遅延プロファイルを作成する期間とコンプレストモードにおける送信オフ期間とが重なる場合には、遅延プロファイルを作成する期間とコンプレストモードにおける送信オフ期間とが重ならないように、遅延プロファイルを作成するセクタの順番を変えることを遅延プロファイル生成部105に指示する。
【0052】
図6は、受信ベースバンド信号切替部504の構成を示す図である。
【0053】
受信ベースバンド信号切替部504は、無線部502−1〜502−nと同じ数のスイッチ601−1〜601−nを有しており、遅延プロファイル生成制御部104の指示により、いずれか1つのスイッチ601−1〜601−nを選択してオンとし、残りのスイッチ601−1〜601−nをオフとする。受信ベースバンド信号切替部504は、いずれか1つのスイッチ601−1〜601−nがオンになる毎に無線部502−1〜502−nから入力した受信信号を遅延プロファイル生成部105へ出力する。受信ベースバンド信号切替部504は、このような処理を全てのスイッチ601−1〜601−nについて行う。
【0054】
次に、遅延プロファイル生成制御部104において遅延プロファイルの作成のタイミングを並び替える方法について、図7〜図10を用いて説明する。なお、図7〜図10においては、受信装置500を基地局装置に適用した場合について説明する。
【0055】
図7は、基地局装置701のセル#702を6つのセクタS1〜S6に分割した状態を示したものである。図7において、移動機703は、セクタS1のエリア内にて基地局装置701と通信しているが、基地局装置701は全てのセクタS1〜S6について移動機703の遅延プロファイルを作成する。この場合において、通常、移動機703の遅延プロファイルのレベルは、セクタS1のタイミングにて作成したものが最も大きくなる。なお、通常は、複数の移動機がセクタS1において基地局装置701と通信を行うものであるが、説明の都合上移動機703以外の移動機の記載は省略する。
【0056】
図8(a)は、基地局装置の基準フレームを示すものであり、図8(b)は、時分割して各セクタの遅延プロファイルを作成することを示したものであり、図8(c)は、移動機703が使用しているチャネル#0の送信オフ期間が1フレーム毎に各フレームの先頭に生じることを示したものである。なお、図8において、時間の経過とともに右方向へ進むものとする。
【0057】
また、図9は、図8の1フレーム分を詳細に記載したものであり、時間の経過とともに右方向へ進むものとする。
【0058】
図9より、各セクタにはチャネル#0〜#7が割り当てられているので、遅延プロファイルの作成期間においては、セクタ毎にチャネル#0〜#7の遅延プロアフィルが作成される。なお、図9において、全てのセクタはセクタ1と同様にチャネルが割り当てられているので、その記載は省略する。
【0059】
このような場合において、遅延プロファイル生成制御部104は、移動機703が基地局装置701と通信を行っているセクタS1におけるチャネル#0の遅延プロファイル作成の期間とチャネル#0の送信オフ期間とが重ならないように、セクタS2、セクタS3、セクタS1、セクタS4、セクタS5、セクタS6の順番にて遅延プロファイルを作成するように遅延プロファイル生成部105を制御する。これにより、図8に示すように、セクタ1のチャネル#0の遅延プロファイルを作成する期間とチャネル#0の送信オフ期間とは重なることがなくなる。
【0060】
このように、遅延プロファイルを作成するセクタの順番を1つのフレームについて設定すれば、後は全てのフレームにて同一の順番にすれば良いので、簡単な処理を行うだけで、レベルが高いピークを検出することができる遅延プロファイルを確実に作成することができ、受信タイミングを確実に検出することができる。
【0061】
ところで、図8に示すように、全てのフレームにおいて同一のセクタの順番にて遅延プロファイルを作成する場合には、特定のセクタにて通信中のチャネルについては送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間が重ならなくなるものの、他のセクタにて通信中のチャネルについて送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが全てのフレームにおいて重なる可能性がある。これは、特に使用中のチャネル数が多くなるほど確率が高くなる。このような事態が起こることを防ぐ方法として、図10に示すように、フレーム毎に遅延プロファイルを作成するセクタの順番を変える方法が有効である。
【0062】
図10(a)は、基地局装置の基準フレームを示すものであり、図10(b)は、時分割して各セクタの遅延プロファイルを作成することを示したものであり、図10(c)は、チャネル#0の送信オフ期間が1フレーム毎に各フレームの先頭に生じることを示したものである。なお、図10において、時間の経過とともに右方向へ進むものとする。
【0063】
図10は、遅延プロファイルを作成するセクタの順番をフレーム毎に異ならせる場合について示したものである。遅延プロファイル生成制御部104は、最初のフレームにおいてセクタ1、セクタ2、セクタ3、セクタ4、セクタ5、セクタ6の順番にて遅延プロファイルを作成し、次のフレームにおいてセクタ5、セクタ6、セクタ1、セクタ2、セクタ3、セクタ4の順番にて遅延プロファイルを作成し、さらに次のフレームにおいてセクタ3、セクタ4、セクタ5、セクタ6、セクタ1、セクタ2の順番にて遅延プロファイルを作成する。
【0064】
このようにすることにより、特定のセクタのチャネルについて送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間が重なるフレームが存在する場合であっても、他のフレームにおいては送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが重ならないので、例えば特定のチャネルについて、複数フレーム分を平均して遅延プロファイルを作成するようにすれば、各チャネルについて確実に遅延プロファイルを作成することができる。
【0065】
このように、本実施の形態2によれば、遅延プロファイル生成制御部104は、コンプレストモードの送信オフ期間と遅延プロファイルを作成する期間とが重ならないように、遅延プロファイルを作成するセクタの順番を変えるので、移動機の遅延プロファイルを作成することができない状態を防ぐことができ、全ての移動機の受信タイミングを確実に検出することができる。
【0066】
なお、本実施の形態2においては、セクタの数を6つにする場合について説明したが、これに限らず、任意の数にすることができる。また、本実施の形態2の受信装置は、上記実施の形態1の受信装置に適用することが可能である。
【0067】
上記実施の形態1及び実施の形態2においては、チャネル#0〜#7を割り当てる場合について説明したが、これに限らず、チャネル数は任意の数にすることができる。また、上記実施の形態1及び実施の形態2においては、コンプレストモードにおける送信オフ期間と遅延プロファイルの作成期間とが重ならないようにしたが、これに限らず、移動機が何らかの理由により一時的に送信を停止するような場合において、送信停止期間と遅延プロファイルの作成期間とが重ならないようにすることができる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、特定の通信相手の遅延プロファイルを作成することができない状態を防ぐことにより、各通信相手の受信タイミングを確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る受信装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る受信装置の動作を示すフロー図
【図3】送信オフ期間のタイミングと遅延プロファイルを作成するタイミングを示した図
【図4】送信オフ期間のタイミングと遅延プロファイルを作成するタイミングを示した図
【図5】本発明の実施の形態2に係る受信装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態2に係る受信ベースバンド信号切替部の構成を示すブロック図
【図7】セクタS1において基地局装置と通信を行う移動機を示す模式図
【図8】送信オフ期間のタイミングと遅延プロファイルを作成するタイミングを示した図
【図9】1フレームの各セクタにおけるチャネルの割り当てを示した図
【図10】送信オフ期間のタイミングと遅延プロファイルを作成するタイミングを示した図
【図11】送信オフ期間のタイミングと遅延プロファイルを作成するタイミングを示した図
【符号の説明】
102 無線部
103 送信オフ期間検出部
104 遅延プロファイル生成制御部
105 遅延プロファイル生成部
106 パスサーチ部
Claims (7)
- 受信信号より通信相手の遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル生成手段と、一時的な通信停止期間を前記通信相手に指示するパラメータより前記通信停止期間を求める通信停止期間検出手段と、通信停止期間検出手段により求めた通信相手の前記通信停止期間と前記遅延プロファイル生成手段にて作成する前記通信相手の前記遅延プロファイルの作成期間とが重ならないように、前記通信相手の前記遅延プロファイルの作成タイミングを設定するタイミング制御手段と、前記遅延プロファイルがピークとなる受信タイミングを検出するパスサーチ手段と、を具備することを特徴とする同期処理装置。
- 前記遅延プロファイル生成手段は、複数のチャネル毎に時分割して前記遅延プロファイルを作成し、前記タイミング制御手段は、前記チャネル毎に前記作成タイミングを設定することを特徴とする請求項1記載の同期処理装置。
- 前記遅延プロファイル生成手段は、複数のセクタ毎に時分割して前記遅延プロファイルを作成し、前記タイミング制御手段は、前記セクタ毎に前記作成タイミングを設定することを特徴とする請求項1記載の同期処理装置。
- 複数の前記セクタ毎に設けられる受信手段を具備し、前記タイミング制御手段は、前記複数の受信手段をスイッチにより切り換えて前記作成タイミングを設定することを特徴とする請求項3記載の同期処理装置。
- 前記通信停止期間は、前記通信相手がハンドオーバ先の基地局装置を探す際に、前記基地局装置と通信を行うために送信を停止する期間であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の同期処理装置。
- 請求項1から請求項5のいずれかに記載の同期処理装置を具備することを特徴とする受信装置。
- 受信信号より通信相手の遅延プロファイルを作成するステップと、一時的な通信停止期間を前記通信相手に指示するパラメータより前記通信停止期間を求めるステップと、通信相手の前記通信停止期間と前記通信相手の前記遅延プロファイルの作成期間とが重ならないように、前記通信相手の前記遅延プロファイルの作成タイミングを設定するステップと、前記遅延プロファイルがピークとなる受信タイミングを検出するステップと、を具備することを特徴とする同期処理方法。
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