JP2004328379A - 高速撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この発明の高速撮影装置は、被写体の光学像を検出する各フォトダイオード(PD)6aに付設された画像情報記憶用の各CCD型メモリ7aのCCDセルQ1〜Q24のうちPD6aに隣接しないで配置されている非隣接配置CCDセルQ7〜Q18に記憶されていた為に光入射用の開口部5から漏れ込む光のカブリに起因するノイズを含まない画像情報(電荷)だけに基づいて高速撮影画像が編集されるので、光のカブリによるノイズを撮影画像からなくすことができる。また、高速撮影画像に用いられる非隣接配置CCDセルQ7〜Q18に記憶されていた画像情報は連続する電子シャッタリングで得られたものであるので、編集された高速撮影画像では途中で画面が飛ぶ不都合は起こらない。
【選択図】 図2
Description
本発明は、1画面の撮影時間が1μ秒(100万枚/1秒)といった高速度で撮影をおこなう高速撮影装置に係り、特に高速撮影画像から光のカブリに起因するノイズをなくすための技術に関する。
【0001】
【従来の技術】
1画面の撮影時間が1μ秒(100万枚/1秒)というような高速度で被写体を撮影する高速撮影装置(高速ビデオカメラ)が、ロケットなどの高速移動物体、爆発、破壊、乱流、放電現象、顕微鏡下の微生物の運動、脳・神経系の信号伝達などの科学的計測用に用いられている。
従来の高速撮影装置の場合、図8に示すように、機械シャッタリングにより取り込まれる被写体の光学像の光強度に応じた電気信号を発生する二次元配置された複数個のフォトダイオード(光電変換手段)51と、各フォトダイオード51のそれぞれに付設されるかたちで二次元配置されていて、1画面の画像情報を得るための電子シャッタリング毎に各フォトダイオード51から出力される電気信号を画像情報として記憶するCCDセルC1〜C24を各々が有する複数個のCCD型メモリ(CCD型記憶手段)52とが、例えば8万画素分、縦横にマトリックス状に配設されている。
【0002】
各フォトダイオード51で発生するアナログ電気信号は電荷収集井戸セル53に電荷のかたちで画像情報である電気信号として収集され、電子シャッタリング毎にCCD型メモリ52へ次々と送り出される。CCDセルC1〜C24では表面に設けられた転送用電極ライン(図示省略)に電子シャッタリング動作と同期した電荷転送信号が印加されるのに伴って、CCD型メモリ52へ次々と送り込まれる電荷が、以下のように次々とCCDセル間を転送される。電荷がCCDセルC4〜C1と水平に転送されてCCDセルC1〜C4に全て電荷が蓄積されると、CCDセルC1〜C4の各電荷が、一斉に一段下のCCDセルC21〜C24へ垂直に転送される。そして、再びCCDセルC1〜4に全て電荷が蓄積されると、各CCDセルの電荷が一斉に一段下のCCDセルへそれぞれ垂直に転送される転送動作が繰り返される。そして、電子シャッタリングが24回連続で繰り返される間に、各フォトダイオード51からの電荷が、図9に矢印で示す経路でもって転送されながら、全てのCCDセルC1〜C24に電荷が蓄積された状態となる。よって、フォトダイオード51に付設されたCCD型メモリ52に24画面分の画像情報が高速で記憶されることになる。
【0003】
CCD型メモリ52の各CCDセルC1〜C24に蓄積された電荷が得られた電子シャッタリングとCCDセルC1〜C24のナンバーリングとの対応は、ちょうど逆になっている。つまり、CCDセルC1の蓄積電荷が、最古の電子シャッタリングによるものであり、CCDセルC24の蓄積電荷が最新の電子シャッタリングによるものであり、その間は数字が大きくなるほど電子シャッタリングの時点が新しくなるという関係にある。
さらに、全CCDセルC1〜C24に電荷が蓄積された状態において、次の電子シャッタリングで新たな電荷が送り込まれると、CCDセルC1〜C4の電荷が左側へ転送されてCCDセルC1の電荷は吐き出し電極(図示省略)から単に外部へ吐き出されると共に、新たな電荷がCCDセルC4に蓄積される。以後、次の電子シャッタリングで新たな電荷が送り込まれる毎に同じことが繰り返される。つまり、CCD型メモリ52は先入れ先出しの順序で電荷を蓄積しており、画像情報が次々と上書きされるかたちで記憶される。
【0004】
そして、高速撮影の場合は、電子シャッタリングが高速で行われてCCD型メモリ52に画像情報が高速で蓄積される。高速撮影の場合は、画像情報を蓄積しながら読み出すことは難しいので、電子シャッタリングを停止すると共に機械シャッタリングを停止してから電子シャッタリングの停止以前にCCD型メモリ52に蓄積された電気信号を読み出し電極(図示省略)から読み出す。さらに、読み出した電荷は後段でディジタル電気信号に変換してから同一電子シャッタリングで得られた電気信号を1枚の画面に纏め上げたりして高速撮影画像を編集する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成を有する従来の高速ビデオカメラの場合には、高速撮影画像に光のカブリに起因するノイズが入るという問題がある。
画像情報の読み出しの為に、機械シャッタリングを停止するのであるが、機械シャッターの閉まる速度が余り早くないので、機械シャッターが完全に閉まる迄の数ミリ秒(mSEC)〜数十ミリ秒の間、フォトダイオード51の前面にある光入射用の開口部54から光が漏れ込む。この開口部54から漏れ込む光によって光のカブリが生じ、フォトダイオード51に隣接するCCDセルC5,C9,C13,C17,C21およびCCDセルC8,C12,C16,C20,C24に電荷が生成されて、蓄積済みの電荷にノイズとして混入するのである。その結果、高速撮影画像に光のカブリに起因するノイズが入り、画質が低下してしまう。
【0006】
CCDセルC5,C9,C13,C17,C21およびCCDセルC8,C12,C16,C20,C24に蓄積されていた電荷は省いて高速撮影画像を編集すれば、光のカブリに起因するノイズはなくなるが、高速撮影画像はCCDセルC5,C9,C13,C17,C21およびCCDセルC8,C12,C16,C20,C24に対応する画面のところは途中で画面が飛んでしまうことになるので、高速撮影画像は不明瞭なものになって用をなさない。
【0007】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、高速撮影画像から光のカブリに起因するノイズを適切なかたちでなくすことができる高速撮影装置を供給することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、被写体の光学像を取り込むための機械シャッタリングを行う機械シャッタリング手段と、1画面の画像情報を得るための電子シャッタリングを行う電子シャッタリング手段と、被写体の光学像の光強度に応じた電気信号を発生する二次元配置された複数個の光電変換手段と、前記複数個の光電変換手段のそれぞれに設けられるかたちで二次元配置されていて、電子シャッタリング毎に各光電変換手段から出力される電気信号を前記画像情報として記憶する複数のCCDセルを各々が有する複数個のCCD型記憶手段と、電子シャッタリングを停止すると共に機械シャッタリングを停止してから電子シャッタリングの停止以前に複数個のCCD型記憶手段に蓄積された電気信号を読み出す信号読み出し手段と、信号読み出し手段から読み出された電気信号に基づいて撮影画像を編集する撮影画像編集手段とを備えており、前記複数個のCCD型記憶手段においては、複数のCCDセルが光電変換手段に隣接しないで配置されている非隣接配置CCDセルと非隣接配置CCDセルの両側に光電変換手段に隣接してそれぞれ配置されている一側隣接配置CCDセルおよび他側隣接配置CCDセルとからなり、光電変換手段から出力される電気信号が一側隣接配置CCDセルから非隣接配置CCDセルを経て他側隣接配置CCDセルへと転送されながら、非隣接配置CCDセルでは常に経時的に連続する電子シャッタリングで得られた電気信号が蓄積されると共に、前記撮影画像編集手段においては、非隣接配置CCDセルに蓄積されていた電気信号だけに基づいて撮影画像が編集されることを特徴とするものである。
【0009】
〔作用・効果〕請求項1の発明の装置による高速撮影の場合、機械シャッタリング手段により機械シャッタリングが行われて被写体の光学像が取り込まれるのに伴って、二次元配置された複数個の光電変換手段において被写体の光学像の光強度に応じた電気信号がそれぞれ発生する。そして、電子シャッタリング手段により1画面の画像情報を得るための電子シャッタリングが高速で行われる毎に、複数個の光電変換手段のそれぞれに設けられるかたちで二次元配置された複数個のCCD型記憶手段のそれぞれが有する複数個のCCDセルに光電変換手段において発生した電気信号が記憶されてゆく。即ち、光電変換手段に隣接しないで配置されている非隣接配置CCDセルと非隣接配置CCDセルの両側に光電変換手段に隣接してそれぞれ配置されている一側隣接配置CCDセルおよび他側隣接配置CCDセルとからなるCCDセルへの電気信号の蓄積は、光電変換手段から出力される電気信号が一側隣接配置CCDセルから非隣接配置CCDセルを経て他側隣接配置CCDセルへと転送されるのに加え、非隣接配置CCDセルでは常に経時的に連続する電子シャッタリングで得られた電気信号が蓄積されるかたちで行われる。
【0010】
高速で行われた電子シャッタリングによりCCDセルに蓄積された電気信号が読み出される際は、電子シャッタリングが停止されると共に機械シャッタリングが停止されてから、信号読み出し手段により、電子シャッタリングの停止以前に複数個のCCD型記憶手段に蓄積された電気信号が読み出される。そして、信号読み出し手段で読み出された電気信号のうち非隣接配置CCDセルに蓄積されていた電気信号だけに基づいて撮影画像編集手段によって高速撮影画像が編集される。
【0011】
したがって、高速撮影画像は光電変換手段に隣接して配置された一側隣接配置CCDセルや他側隣接配置CCDセルに蓄積される光のカブリに起因するノイズを含む電気信号は全く用いられずに高速撮影画像が編集されるので、光電変換手段の前面に設けられている光入射用の開口部から漏れ込む光のカブリに起因するノイズを高速撮影画像からなくすことができる。
また、高速撮影画像に用いられるい非隣接配置CCDセルに蓄積されていた電気信号は連続する電子シャッタリングで得られた電気信号であるので、編集された高速撮影画像では途中で画面が飛んでしまう不都合は全く生じない。
よって、請求項1の発明の高速撮影装置によれば、高速撮影画像から光のカブリに起因するノイズを適切なかたちでなくすことができる。
【0012】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の高速撮影装置において、被写体側の状況に応じて発信されるトリガ信号を受信するトリガ信号受信手段と、電子シャッタリングのシャッター回数を設定するシャッター回数設定手段と、トリガ信号を受信した時点からシャッター回数設定手段により設定されたシャッター回数だけ電子シャッタリング手段に電子シャッタリングを行わせる電子シャッタリング回数制御手段とを備えているものである。
【0013】
〔作用・効果〕請求項2の発明の装置による高速撮影の場合、予めシャッター回数設定手段により電子シャッタリングのシャッター回数を設定しておくと、トリガ信号受信手段が被写体側の状況に応じて発信されるトリガ信号を受信した際、電子シャッタリング回数制御手段が、シャッター回数設定手段により設定されているシャッター回数だけ電子シャッタリング手段に電子シャッタリングを行わせる。
したがって、請求項2の発明の高速撮影装置によれば、シャッター回数設定手段により被写体側の状況に応じて高速撮影の際の電子シャッタリング回数を予め調整することができるので、最終的に編集される高速撮影画像に被写体側の状況をよく反映させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の高速撮影装置の実施例を説明する。
〔第1実施例〕
図1は第1実施例に係る高速撮影装置の全体構成を示すブロック図、図2は第1実施例の高速撮影装置における被写体の光学像の検出・記憶機構の構成を示す模式図である。
第1実施例の高速撮影装置は、被写体の光学像を撮像して画像情報を得るカメラ部1と、カメラ部1における撮像条件の設定やカメラ部1で得られた画像情報に基づく撮影画像の編集を行うコントローラ2とからなる。
【0015】
カメラ部1は、被写体の光学像を結像させる光学レンズ3の後段に被写体の光学像を取り込むための機械シャッタリングを行う機械シャッタリング機構4と、機械シャッタリングにより取り込まれる被写体の光学像の光強度に応じた電気信号を発生する二次元配置されたフォトダイオード群(複数個の光電変換手段)6とを備えている。具体的には、光学レンズ3による被写体の光学像の結像面に、図2に示すように、フォトダイオード群6の各フォトダイオード(以下、適宜「PD」と略記)6aが縦横に二次元配置されていて、各PD6aの前面にそれぞれ設けられている光入射用の開口部5を通して光学像の光が各PD6aに入射すると共に、各PD6aからの入射光が光強度に応じた電気信号に変換される。即ち、フォトダイオード群6によって被写体の光学像が光電検出される。
【0016】
一方、カメラ部1は、図1に示すように、1画面の画像情報を得るための電子シャッタリングを行う電子シャッタリング機構(電子シャッタリング手段)8と、フォトダイオード群6の各PD6aのそれぞれに設けられるかたちで二次元配置されていて、電子シャッタリング毎に各PD6aから出力される電気信号を画像情報として先入れ先出しの順で記憶する24個のCCDセルQ1〜Q24を各々が有するCCD型メモリ群(複数個のCCD型記憶手段)7とを備えている。なお、PD6aおよびCCD型メモリ7aは例えば8万個の画素分、縦横にマトリックス状に配設されている。
【0017】
各PD6aで発生するアナログ電気信号は、電荷収集井戸セル6Aに電荷のかたちで画像情報である電気信号が収集され、電子シャッタリング毎にCCD型メモリ7aへ次々と送り出される。CCDセルQ1〜Q24では表面に設けられた転送用電極ライン(図示省略)に電子シャッタリング動作と同期した電荷転送信号が印加されるのに伴って、CCD型メモリ7aへ次々と送り込まれる電荷が、以下のように転送される。図3に示すように、電荷はCCDセルQ24からCCDセルQ1までCCDセルのナンバリングの大きいものから小さいものへ順番に電子シャッタリング毎にひとセルずつ一斉に前送りされて転送されてゆく。電子シャッタリングが24回繰り返されるとCCDセルQ1〜24に全て電荷が蓄積される。この状態では、CCD型メモリ7aの全CCDセルQ1〜Q24に蓄積された電荷が得られた電子シャッタリングとCCDセルQ1〜Q24のナンバーリングとの対応は、ちょうど逆になる。換言すれば、CCDセルQ1の蓄積された電荷が、最古の電子シャッタリングによるものであり、CCDセルQ24の電荷が最新の電子シャッタリングによるものであり、その間のCCDセルについては数字が大きくなるほど電子シャッタリングの時点が新しくなる。
【0018】
したがって、第1実施例の場合、最大でCCD型メモリ群7に画面24枚分の画像情報が記憶される。
このようにして全CCDセルQ1〜Q24に電荷が蓄積された状態において、電子シャッタリングが停止されずに継続されると、次の電子シャッタリングで新たな電荷が送り込まれるので、CCDセルQ1の電荷は吐き出し電極(図示省略)から外部へ吐き出されると同時に、CCDセルQ2〜Q24の電荷が一斉にひとセルずつ前に転送される一方、新たに送り込まれた電荷がCCDセルQ24に蓄積される。以後、次の電子シャッタリングで新たな電荷が送り込まれる毎に同じことが繰り返される。つまり、CCD型メモリ7aは先入れ先出しの順序で電荷を蓄積しており、画像情報が次々と上書きされるかたちで記憶される。
【0019】
さらに、カメラ部1は、電子シャッタリングを停止すると共に機械シャッタリングを停止して上書きをストップしてから電子シャッタリングの停止以前にCCD型メモリ群7に蓄積された電気信号を読み出す信号読み出し部9を備えており、信号読み出し部9は、CCD型メモリ群7に蓄積された(通常は画面24枚分の)画像情報を読み出してディジタル電気信号に変換してから、コントローラ2へ出力する。
なお、カメラ部1のカメラ制御部10は、カメラ部1がコントローラ2の側で設定された撮像条件等にしたがって機械シャッタリング機構4や電子シャッタリング機構8、CCD型メモリ群7、信号読み出し部9が連携を保って適切に動作するように制御をおこなう。
【0020】
一方、コントローラ2は、図1に示すように、カメラ部1から送られてくる画像情報(ディジタル電気信号)を保管する画像情報保管部11と、画像情報保管部11に記憶された画像情報に基づき、同一電子シャッタリングで得られた電気信号を1枚の画面に纏め上げたりして撮影画像を編集する撮影画像編集部12を備えているのに加え、撮影画像編集部12で編集された撮影画像や撮像条件設定メニュー等を表示したりする画像表示モニタ13や撮像条件の設定等に必要なデータの入力や撮影実行に必要な操作をおこなう操作部14を備えている。
【0021】
さらに、第1実施例の装置のコントローラ2は、被写体側の状況に応じて発信されるトリガ信号を受信するトリガ信号受信部15と、電子シャッタリングのシャッター回数を設定するシャッター回数設定部16とを備えていて、トリガ信号受信部15で受信したトリガ信号やシャッター回数設定部16で設定されたシャッター回数はコントローラ2の撮影制御部17経由でカメラ部1のカメラ制御部10に送られ、カメラ制御部10によってトリガ信号を受信した時点からシャッター回数設定部16により設定されたシャッター回数だけ電子シャッタリング機構8に電子シャッタリングを行わせる。つまりカメラ制御部10はトリガ信号を受信した時点からシャッター回数設定部16により設定されたシャッター回数だけ電子シャッタリングを行わせる電子シャッタリング回数制御手段を兼ねている。
なお、コントローラ2の撮影制御部17は、画像情報保管部11や撮影画像編集部12や画像表示モニタ13等が連携を保って適切に動作するように制御をおこなう。このコントローラ2はパーソナルコンピュータを用いて構築することができるものである。
【0022】
この第1実施例の装置では、1画面の撮影時間が1μ秒(100万枚/1秒)という高速撮影ができる。電子シャッタリング機構8により1μ秒間隔の電子シャッタリングを行って得た画像情報に基づき撮影画像編集部12により高速撮影画像を編集することができるのである。そして、第1実施例の高速撮影装置は、高速撮影画像から光のカブリに起因するノイズを適切なかたちでなくすことができる構成を備えていることが特徴となっているので、この点について以下に詳述する。
【0023】
カメラ部1の各CCD型メモリ7aにおいては、図2に示すように、CCDセルQ1〜Q24が、PD6aに隣接しないで配置されている非隣接配置CCDセルQ7〜Q18と非隣接配置CCDセルQ7〜Q18の両側にPD6aに隣接して配置されている一側隣接配置CCDセルQ19〜Q24と隣のPD6aに隣接して配置されている他側隣接配置CCDセルQ1〜Q6とからなる。そして、CCDセルQ1〜Q24が1列数珠つなぎ配置で高速で行われる電子シャッタリング毎に蓄積電荷がひとセルずつ一斉に番号の少ない側へ前送りされるので、PD6aから出力される電荷が一側隣接配置CCDセルQ19〜Q24から非隣接配置CCDセルQ7〜Q18を経て他側隣接配置CCDセルQ1〜Q6へと転送されながら、非隣接配置CCDセルQ7〜Q18では常に経時的に連続する電子シャッタリングで得られた電気信号が蓄積される。
一方、コントローラ2の撮影画像編集部12においては、画像情報保管部11に保管されている画像情報のうち非隣接配置CCDセルQ7〜Q18に蓄積されていた画像情報(電気信号)だけに基づいて高速撮影画像が編集される。
【0024】
したがって、第1実施例の装置の場合、PD6aに隣接して配置された一側隣接配置CCDセルQ19〜Q24及び他側隣接配置CCDセルQ1〜Q6に蓄積される光のカブリに起因するノイズを含む電気信号は全く用いられずに高速撮影画像が編集されるので、PD6aの前面に設けられている光入射用の開口部5から漏れ込む光のカブリに起因するノイズを高速撮影画像からなくすことができる。また、高速撮影画像に用いられる非隣接配置CCDセルQ7〜Q18に蓄積されていた電気信号は連続する電子シャッタリングで得られた電気信号であるので、編集された高速撮影画像では途中で画面が飛ぶという不都合は起こらない。
よって、第1実施例の高速撮影装置によれば、高速撮影画像から光のカブリに起因するノイズを適切なかたちでなくすことができる。
【0025】
さらに、第1実施例の装置の場合、予めシャッター回数設定部16により電子シャッタリングのシャッター回数を設定しておくと、トリガ信号受信部15が被写体側の状況に応じて発信されるトリガ信号を受信した際、電子シャッタリング回数制御手段であるカメラ制御部10が、シャッター回数設定部16により設定されているシャッター回数だけ電子シャッタリング機構8に電子シャッタリングを行わせる。即ち、第1実施例の装置によれば、、シャッター回数設定部16により被写体側の状況に応じて高速撮影の電子シャッタリング回数を予め調整することができるので、最終的に編集される高速撮影画像に被写体側の状況をよく反映させられる。
【0026】
続いて、以上に詳述した構成を有する第1実施例の高速撮影装置による高速撮影の具体例に即して説明する。図4は第1実施例の装置による高速撮影プロセスを示すフローチャートである。以下の場合、不定期に起こる爆発現象を高速撮影することとし、爆発現象が生起する迄は、低速撮影を行っており、爆発生起に伴う閃光が出た瞬間にトリガ信号がコントローラ2に入力されるものとする。また、シャッター回数設定部16により予め18回の電子シャッタリングのシャッター回数が設定されているものとする。
【0027】
〔ステップS1〕第1実施例の高速撮影装置のカメラ部1の光学レンズ3を爆発物が置かれた場所(被写体)に向け、低速撮影を実行する。
【0028】
〔ステップS2〕コントローラ2にトリガ信号が入力されたか否かをチェックし、トリガ信号の入力が有れば、次のステップS3へ進み、トリガ信号の入力が無ければ、ステップS1に戻る。
【0029】
〔ステップS3〕高速撮影に転換し、カメラ制御部10の制御により電子シャッタリング機構8が1画面の撮影時間が1μ秒(100万枚/1秒)という高速の電子シャッタリングを1回おこなう。つまり高速撮影を実行する。
【0030】
〔ステップS4〕電子シャッタリングが行われるのに伴って電荷収集井戸セル6AからCCD型メモリ7aに新たな電荷が取り込まれると共に、CCDセルQ1〜Q24に蓄積された電荷がひとセルずつ先に一斉に転送される。なお、CCDセルQ1に蓄積されていた電荷は吐き出される。
【0031】
〔ステップS5〕トリガ信号の受信以降に行われる高速の電子シャッタリングのシャッター回数が18回に達したか否かがチェックされる。高速の電子シャッタリングのシャッター回数が18回に達していなければ、ステップS3に戻る。高速の電子シャッタリングのシャッター回数が18回に達していれば、ステップS6へ進む。
【0032】
〔ステップS6〕電子シャッタリングおよび機械シャッタリングを停止する。即ち、高速撮影動作は停止する。電子シャッタリングが停止された時点では、トリガ信号を受信してから最初の高速の電子シャッタリングで得られた電荷がCCDセルQ7まで転送されて蓄積されており、続く11回の高速の連続電子シャッタリングで得られた電荷がCCDセルQ8〜18に蓄積されている。
【0033】
〔ステップS7〕全CCD型メモリ7aに蓄積された電荷を読み出してディジタル電気信号に変換し、コントローラ2の画像情報保管部11に納める。
【0034】
〔ステップS8〕撮影画像編集部12によって、画像情報保管部11に納められている画像情報としての電気信号のうち非隣接配置CCDセルQ7〜Q18に蓄積されていた電気信号だけに基づいて、光のカブリに起因するノイズのない高速撮影画像が編集される。
CCDセルQ7に蓄積されていた電荷(電気信号)に基づき得られた撮影画像は、トリガ信号を受信してから最初の高速の電子シャッタリングで撮影された画像であるから、撮影画像編集部12により編集された高速撮影画像は、爆発が起こった瞬間から100万枚/1秒の高速で12枚の画面を途中で画面が飛んでいない状態で連続撮影したものであり、爆発直後の状況が漏れなく十分に反映された画像となる。
【0035】
また、第1実施例の装置による高速撮影の態様は上の具体例に限らない。シャッター回数設定部16で予め12回の電子シャッタリングのシャッター回数を設定しておき、爆発現象が生起する前も高速撮影を行う他は、上の具体例と同様に高速撮影を行ってもよい。この場合、シャッター回数設定部16で予め設定された12回の電子シャッタリングが終了した時点でCCDセルQ12にトリガ信号受信直前の電子シャッタリングで得られた電荷が蓄積され、CCDセルQ13にトリガ信号受信直後の電子シャッタリングで得られた電荷が蓄積される。したがって、非隣接配置CCDセルQ7〜Q18にはトリガ信号を受信した瞬間、即ち爆発生起に伴う閃光が出た瞬間の直前の6枚の画面と直後の6枚の画面が途中で画面が飛んでいない状態で連続撮影された画像情報が記憶されることになる。その結果、非隣接配置CCDセルQ7〜Q18に記憶された画像情報のみに基づいて編集された高速撮影画像は、爆発直前と直後の状況が漏れなく十分に反映された画像となる。
【0036】
〔第2実施例〕
次に、第2実施例に係る高速撮影装置を説明する。図5は第2実施例の高速撮影装置における被写体の光学像の検出・記憶機構の構成を示す模式図である。
第2実施例の装置は、図5に示すように、各CCD型メモリ7aにおけるCCDセルQ1〜Q24の配列と蓄積電荷の転送形態が異なる他は、第1実施例の装置と実質的に同じものであるので、第1実施例の装置と相違する点のみを説明し、第1実施例の装置と共通する点の説明は省略する。
【0037】
即ち、第2実施例の装置の各CCD型メモリ7aの場合、図5に示すように、CCDセルQ1〜Q6の列とCCDセルQ13〜Q18の列で順序が第1実施例の場合と上下逆の配列となっている。そして、電子シャッタリング毎に送り込まれる電荷は、図6に示すように、CCDセルQ24〜Q19まで垂直方向に転送され、その後は水平方向に転送される。また、信号読み出し部9は、CCDセルQ1〜Q6に蓄積された電荷をパラレルに読み出しディジタル電気信号に変換して、コントローラ2へ出力する。
【0038】
第2実施例の装置の各CCD型メモリ7aにおいても、図5に示すように、CCDセルQ1〜Q24は、PD6aに隣接しないで配置されている非隣接配置CCDセルQ7〜Q18と非隣接配置CCDセルQ7〜Q18の両側にPD6aに隣接して配置されている一側隣接配置CCDセルQ19〜Q24と隣のPD6aに隣接して配置されている他側隣接配置CCDセルQ1〜Q6とからなる。そして、高速で行われる電子シャッタリング毎に送り込まれる電荷が、一側隣接配置CCDセルQ19〜Q24から非隣接配置CCDセルQ7〜Q18を経て他側隣接配置CCDセルQ1〜Q6へと転送されながら、非隣接配置CCDセルQ7〜Q18では常に経時的に連続する電子シャッタリングで得られた電気信号が蓄積される。また、コントローラ2の撮影画像編集部12においては、非隣接配置CCDセルQ7〜Q18に蓄積されていた電気信号だけに基づいて高速撮影画像が編集される。
【0039】
したがって、第2実施例の装置の場合、PD6aに隣接して配置された一側隣接配置CCDセルQ19〜Q24及び他側隣接配置CCDセルQ1〜Q6に蓄積される光のカブリに起因するノイズを含む電気信号は全く用いられずに高速撮影画像が編集されるので、PD6aの前面に設けられている光入射用の開口部5から漏れ込む光のカブリに起因するノイズを高速撮影画像からなくすことができる。加えて、また、高速撮影画像に用いられる非隣接配置CCDセルQ7〜Q18に蓄積されていた電気信号は連続する電子シャッタリングで得られた電気信号であるので、編集された高速撮影画像では途中で画面が飛んでしまう不都合は起こらない。
よって、第2実施例の高速撮影装置によれば、高速撮影画像から光のカブリに起因するノイズを適切なかたちでなくすことができる。
【0040】
〔第3実施例〕
次に、第3実施例に係る高速撮影装置を説明する。図7は第3実施例の高速撮影装置における被写体の光学像の検出・記憶機構の構成を示す模式図である。なお、図7では、便宜上、各CCDセルの符号についはアルファベットの「Q」は省略し数字のみを付している。
第3実施例の装置は、図7に示すように、各CCD型メモリ7aにおけるCCDセルQ1〜Q24の配列と蓄積電荷の転送形態が異なる他は、第1実施例の装置と実質的に同じものであるので、第1実施例の装置と相違する点のみを説明し、第1実施例の装置と共通する点の説明は省略する。
【0041】
即ち、第3実施例の装置の各CCD型メモリ7aでは、図7に示すように、CCDセルQ1〜Q24が斜め直線の配列となっている。そして、電子シャッタリング毎に送り込まれる電荷は、CCDセルQ24から〜CCDセルQ1へ向かって、ひとセルずつ直線的に転送されてゆく。つまり第3実施例の装置の各CCD型メモリ7aの場合、電荷を常に直線的に転送することができる。
CCD型メモリ7aでは、CCDセルQ1に蓄積された電荷が、次の電子シャッタリングで吐き出し電極(図示省略)から外部へ吐き出される。つまり、CCD型メモリ7aは先入れ先出しの順序で電荷を転送蓄積することで、画像情報を次々と上書きしながら記憶する。
【0042】
また、信号読み出しの際は、各PD6aの右側に配置されている各CCDセルQ1〜Q6が次々と上下に続く直列経路が読み出し経路に転用され、信号読み出し部9は、電荷を6セル分ずつ順送りに転送しながら、空いた6個のCCDセルへ次の6セル分の電荷を次々と後詰めする動作を繰り返しながら読み出し、コントローラ2へ出力する。具体的には、最初は全CCD型メモリ7aの各CCDセルQ1〜Q6の6セル分の電荷がまず読み出され、次に全CCD型メモリ7aの各CCDセルQ7〜Q12の6セル分の電荷が読み出され、さらに全CCD型メモリ7aの各CCDセルQ13〜Q18の6セル分の電荷が読み出され、最後に全CCD型メモリ7aの各CCDセルQ19〜Q24の6セル分の電荷が読み出される。
【0043】
そして、第3実施例の装置の各CCD型メモリ7aにおいても、図7に示すように、CCDセルQ1〜Q24は、PD6aに隣接しないで配置されている非隣接配置CCDセルQ7〜Q18と非隣接配置CCDセルQ7〜Q18の両側にPD6aに隣接して配置されている一側隣接配置CCDセルQ19〜Q24と隣のPD6aに隣接して配置されている他側隣接配置CCDセルQ1〜Q6とからなる。そして、高速で行われる電子シャッタリング毎に送り込まれる電荷が、一側隣接配置CCDセルQ19〜Q24から非隣接配置CCDセルQ7〜Q18を経て他側隣接配置CCDセルQ1〜Q6へと転送されながら、非隣接配置CCDセルQ7〜Q18では常に経時的に連続する電子シャッタリングで得られた電気信号が蓄積される。また、コントローラ2の撮影画像編集部12においては、非隣接配置CCDセルQ7〜Q18に蓄積されていた電気信号だけに基づいて高速撮影画像が編集される。
【0044】
したがって、第3実施例の装置の場合も、第1,第2実施例の場合と同様にPD6aの前面に設けられている光入射用の開口部5から漏れ込む光のカブリに起因するノイズを高速撮影画像からなくすことができるのに加えて、編集された高速撮影画像では途中で画面が飛んだりする不都合は全く生じない。
よって、第3実施例の高速撮影装置によれば、高速撮影画像から光のカブリに起因するノイズを適切なかたちでなくすことができる。
【0045】
この発明は、上記実施の形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
【0046】
(1)第1〜第3実施例ではカメラ部1とコントローラ2が別体の構成であったが、カメラ部1とコントローラ2が一体化されている他は、各実施例と同一の構成の装置を、それぞれ変形例として挙げることができる。
【0047】
(2)第1〜第3実施例では各CCD型メモリ7aにおけるCCDセルの数が24個であったが、CCDセルの数は24個に限られるものではなく、例えば、100個であってもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1の発明の高速撮影装置によれば、機械シャッタリングで取り込まれる被写体の光学像の光強度に応じた電気信号が画像情報として2次元配置された各光電変換手段において発生すると共に、電子シャッタリング手段により1画面の画像情報を得るための電子シャッタリングが高速で行われる毎に、複数個の光電変換手段のそれぞれに設けられるかたちで二次元配置された複数個のCCD型記憶手段では、光電変換手段に隣接しないで配置されている非隣接配置CCDセルと非隣接配置CCDセルの両側に光電変換手段に隣接してそれぞれ配置されている一側隣接配置CCDセルおよび他側隣接配置CCDセルとからなるCCDセルにおいて、光電変換手段から出力される電気信号が一側隣接配置CCDセルから非隣接配置CCDセルを経て他側隣接配置CCDセルへと転送されながら、非隣接配置CCDセルでは常に経時的に連続する電子シャッタリングで得られた電気信号が蓄積される一方、撮影画像編集手段により非隣接配置CCDセルに蓄積されていた電気信号(画像情報)だけに基づき高速撮影画像が編集される。
【0049】
したがって、高速撮影画像は光電変換手段に隣接して配置された一側隣接配置CCDセル及び他側隣接配置CCDセルに蓄積される光のカブリに起因するノイズを含む電気信号は全く用いられずに高速撮影画像が編集されるので、光電変換手段の前面に設けられている光入射用の開口部から漏れ込む光のカブリに起因するノイズを高速撮影画像からなくすことができる。
また、高速撮影画像に用いられる非隣接配置CCDセルに蓄積されていた電気信号は連続する電子シャッタリングで得られた電気信号であるので、編集された高速撮影画像では途中で画面が飛ぶという不都合は起こらない。
よって、請求項1の発明の高速撮影装置によれば、高速撮影画像から光のカブリに起因するノイズを適切なかたちでなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の高速撮影装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例の装置の被写体の光学像の検出・記憶機構の構成を示す模式図である。
【図3】第1実施例の装置のCCD型メモリでの電荷転送状況を示す模式図である。
【図4】第1実施例の装置による高速撮影プロセスを示すフローチャートである。
【図5】第2実施例の装置の被写体の光学像の検出・記憶機構の構成を示す模式図である。
【図6】第2実施例の装置のCCD型メモリでの電荷転送状況を示す模式図である。
【図7】第3実施例の装置の被写体の光学像の検出・記憶機構の構成を示す模式図である。
【図8】従来の高速撮影置の被写体の光学像の検出・記憶機構の構成を示す模式図である。
【図9】従来の高速撮影置のCCD型メモリでの電荷転送状況を示す模式図である。
【符号の説明】
1 …カメラ部
2 …コントローラ
4 …機械シャッタリング機構
6 …フォトダイオード群
6a …フォトダイオード(PD)
7 …CCD型メモリ群
7a …CCD型メモリ
8 …電子シャッタリング機構
9 …信号読み出し部
10 …カメラ制御部(電子シャッタリング回数制御手段)
12 …撮影画像編集部
15 …トリガ信号受信部
16 …シャッター回数設定部
Q1〜Q24 …CCDセル
Claims (2)
- 被写体の光学像を取り込むための機械シャッタリングを行う機械シャッタリング手段と、1画面の画像情報を得るための電子シャッタリングを行う電子シャッタリング手段と、被写体の光学像の光強度に応じた電気信号を発生する二次元配置された複数個の光電変換手段と、前記複数個の光電変換手段のそれぞれに設けられるかたちで二次元配置されていて、電子シャッタリング毎に各光電変換手段から出力される電気信号を前記画像情報として記憶する複数のCCDセルを各々が有する複数個のCCD型記憶手段と、電子シャッタリングを停止すると共に機械シャッタリングを停止してから電子シャッタリングの停止以前に複数個のCCD型記憶手段に蓄積された電気信号を読み出す信号読み出し手段と、信号読み出し手段から読み出された電気信号に基づいて撮影画像を編集する撮影画像編集手段とを備えており、前記複数個のCCD型記憶手段においては、複数のCCDセルが光電変換手段に隣接しないで配置されている非隣接配置CCDセルと非隣接配置CCDセルの両側に光電変換手段に隣接してそれぞれ配置されている一側隣接配置CCDセルおよび他側隣接配置CCDセルとからなり、光電変換手段から出力される電気信号が一側隣接配置CCDセルから非隣接配置CCDセルを経て他側隣接配置CCDセルへと転送されながら、非隣接配置CCDセルでは常に経時的に連続する電子シャッタリングで得られた電気信号が蓄積されると共に、前記撮影画像編集手段においては、非隣接配置CCDセルに蓄積されていた電気信号だけに基づいて撮影画像が編集されることを特徴とする高速撮影装置。
- 請求項1に記載の高速撮影装置において、被写体側の状況に応じて発信されるトリガ信号を受信するトリガ信号受信手段と、電子シャッタリングのシャッター回数を設定するシャッター回数設定手段と、トリガ信号を受信した時点からシャッター回数設定手段により設定されたシャッター回数だけ電子シャッタリング手段に電子シャッタリングを行わせる電子シャッタリング回数制御手段とを備えている高速撮影装置。
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