JP2004328184A - 管理制御システム、情報伝送方法、通信方法、ネットワークノード、送受信装置、情報共有装置、空調機器及び集中制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】管理制御システム1は、有線ネットワーク群80と、無線ネットワーク70と、無線ゲートウェイ群10とを備える。有線ネットワーク群80は、空調機システム群50に接続された複数のネットワークである。無線ネットワーク70は、有線ネットワーク群80とは通信方式が異なるネットワークである。無線ゲートウェイ群10は、有線ネットワーク群80と無線ネットワーク70とを接続する複数の無線ゲートウェイである。無線ゲートウェイ群10の各無線ゲートウェイは、情報共有装置20a、20b、・・・を有する。情報共有装置20a、20b、・・・は、空調機システム群50の情報を有線ネットワーク群80の複数のネットワークについて共有する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、管理制御システムに関する。特に、複数の空調機器を管理制御するのに好適な管理制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる複数のネットワークを接続する場合、そのネットワークノードにバッファを設けていた(例えば、特許文献1参照。)。これは、通信方式及び通信速度の少なくとも一方の相違をバッファで吸収して、データの伝送を行うためである。
【0003】
すなわち、通信方式が異なる場合において、ネットワークノードに送られてきたデータをそのまま異なる通信方式のデータに変換するには一定の時間を要する。そのため次々にネットワークノードに送られてきたデータをバッファで一時的にストックしておく必要が生じる。
また、通信速度が異なる場合において、通信速度の速いネットワークから通信速度の遅いネットワークにデータを伝送する場合に、ネットワークノードでデータの渋滞が発生する。そのため次々にネットワークノードに送られてきたデータをバッファで一時的にストックしておく必要が生じる。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−16204号公報(第12−29項、図5−図7、図11、図19)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、通信方式及び通信速度の少なくとも一方の相違をバッファで吸収してデータの伝送を行う方法では、バッファの容量が有限であるため、バッファが満杯のときの貯蔵要求とバッファが空のときの取り出し要求とにおいて、無駄な待ち時間が生じてしまい伝送効率が低減することがある。すなわち、バッファが満杯のときの貯蔵要求が来ると、その貯蔵要求の実行が一時中断され、バッファからの別の取り出し要求が来てその実行を完了するまでその貯蔵要求が待たされることがある。また、バッファが空のとき取り出し要求が来ると、その取り出し要求の実行が一時中断され、バッファへの別の貯蔵要求が来てその実行を完了するまでその取り出し要求が待たされることがある。
【0006】
そこで、本発明の課題は、通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる複数のネットワークを接続する場合でも伝送効率が低減することを回避することができる管理制御システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る管理制御システムは、複数の空調機器を管理制御するための管理制御システムであって、第1ネットワーク群と、第2ネットワークと、ネットワークノード群とを備える。第1ネットワーク群は、複数の空調機器に接続された複数のネットワークである。第2ネットワークは、第1ネットワーク群とは通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なるネットワークである。ネットワークノード群は、第1ネットワーク群と第2ネットワークとを接続する複数のネットワークノードである。ネットワークノード群の各ネットワークノードは、情報共有装置を有する。情報共有装置は、複数の空調機器の情報を第1ネットワーク群の複数のネットワークについて共有する。
【0008】
この管理制御システムでは、情報共有装置が、複数の空調機器の情報を第1ネットワーク群の複数のネットワークについて共有する。ネットワークノード群の各ネットワークノードは、第2ネットワークを通じて他のネットワークノードと複数の空調機器の少なくとも一部の情報を送受信する。ネットワークノード群の各ネットワークノードは、第1ネットワークを通じて複数の空調機器の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報を複数の空調機器の少なくとも一部の空調機器と送受信する。第1ネットワーク群と第2ネットワークとは通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる。
【0009】
ここでは、第1ネットワーク群と第2ネットワークとの通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なるため、第1ネットワーク群と第2ネットワークとを接続する部分で伝送効率が低減する可能性が発生するが、複数の空調機器の情報を共有して少なくともその一部を送受信するため、伝送効率が低減することを回避することができる。
【0010】
なお、「通信」とは、ネットワークを通じた情報の受渡を含む。「伝送」とは、ネットワークノード内の情報の受渡を含む。「伝送」は、さらに「通信」を含んでもよい。ネットワークノードが他のネットワークノードと送受信する情報は、第1ネットワーク群及び第2ネットワークの少なくとも一方により接続された全ての空調機器の情報だけでなく、管理制御における特定のグループの情報も含む。ネットワークノードが複数の空調機器の少なくとも一部の空調機器と送受信する情報は、第1ネットワーク群及び第2ネットワークの少なくとも一方により接続された全ての空調機器の情報だけでなく、管理制御における特定のグループの情報も含む。
【0011】
請求項2に係る管理制御システムは、請求項1に記載の管理制御システムであって、ネットワークノード群の各ネットワークノードは、第1送受信装置と、第2送受信装置とを有している。第1送受信装置は、第2ネットワークを経由した送受信を行う。第2送受信装置は、第1ネットワーク群のいずれかのネットワークを経由した送受信を行う。第1送受信装置と第2送受信装置とは、互いに非同期で送受信を行う。情報共有装置は、第1ネットワーク群のいずれかのネットワークのデータと第2ネットワークのデータとを共通のフォーマットに変換する。
【0012】
この管理制御システムでは、第1ネットワーク群のいずれかのネットワークのデータは、第2送受信装置で受信される。そのデータは、第2送受信装置から情報共有装置へ伝送され、情報共有装置で共通のフォーマットに変換される。また、第2ネットワークのデータは、第1送受信装置で受信される。そのデータは、第1送受信装置から情報共有装置へ伝送され、情報共有装置で共通のフォーマットに変換される。第1ネットワーク群のいずれかのネットワークのデータが第2送受信装置で送受信されるタイミングと第2ネットワークのデータが第1送受信装置で送受信されるタイミングとは、互いに非同期である。
【0013】
したがって、通信方式及び通信速度の少なくとも一方の異なるデータの伝送を円滑に行うことができる。
請求項3に係る管理制御システムは、請求項1又は2に記載の管理制御システムであって、情報共有装置は、複数の空調機器のアドレス情報と複数の空調機器の制御情報とを共有している。
【0014】
この管理制御システムでは、情報共有装置が複数の空調機器のアドレス情報及び複数の空調機器の制御情報を共有している。複数の空調機器のアドレス情報及び複数の空調機器の制御情報が、情報共有装置から第2送受信装置へ伝送され、第2送受信装置から複数の空調機器へ第1ネットワーク群のいずれかのネットワークを経由して送信される。また、複数の空調機器のアドレス情報及び複数の空調機器の制御情報が、複数の空調機器から第2送受信装置で第1ネットワーク群のいずれかのネットワークを経由して受信され、第2送受信装置から情報共有装置へ伝送される。
【0015】
このため、複数の空調機器が管理制御される。
請求項4に係る管理制御システムは、請求項2又は3のいずれかに記載の管理制御システムであって、第1ネットワーク群及び第2ネットワークのいずれか一方は無線回線であり、複数の第1送受信装置及び複数の第2送受信装置のいずれか一方は無線送受信装置である。
【0016】
この管理制御システムでは、第1ネットワーク群が無線回線で第2ネットワークが有線回線の場合は、複数の第2送受信装置が無線送受信装置で複数の第1送受信装置が有線送受信装置である。あるいは、第1ネットワーク群が有線回線で第2ネットワークが無線回線の場合は、複数の第2送受信装置が有線送受信装置で複数の第1送受信装置が無線送受信装置である。
【0017】
ここでは、無線回線を用いてネットワークを構成しているため、有線回線のみでネットワークを構成する場合に比べて低コストでネットワークを構成することができる。
請求項5に係る管理制御システムは、請求項2から4のいずれかに記載の管理制御システムであって、複数の第1送受信装置は、単一の親機と、一以上の子機とを有している。親機は、通信制御情報を決める送受信装置である。通信制御情報は、通信間隔から決まる。子機は、親機からの通信に応じて返信を行う送受信装置である。親機が子機に対して同報通信を行うと、返信遅延時間を経過した後に子機は同報通信を行う。返信遅延時間は、通信制御情報から決まり子機ごとに互いに異なる。
【0018】
この管理制御システムでは、親機が通信制御情報を決める。親機は、子機に対して同報通信を行い、複数の空調機器の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報とともに通信制御情報を送信する。子機は、親機から同報通信を受け取ってから返信遅延時間を経過した後に同報通信を行い、複数の空調機器の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報を送信する。返信遅延時間は、子機ごとに互いに異なる。
【0019】
したがって、通信信号の衝突が起こらないため、親機や子機において伝送効率が低減することを回避することができる。
なお、返信遅延時間を子機で算出する場合は、通信制御情報は通信間隔を含む。返信遅延時間を親機で算出する場合は、通信制御情報は返信遅延時間を含む。返信遅延時間は、通信の順番及び通信間隔などから算出される。通信の順番は、親機を有するネットワークノードにおける情報共有装置と子機を有するネットワークノードにおける情報共有装置とに記憶されていてもよく、親機を有するネットワークノードにおける情報共有装置にのみ記憶されていて子機へ同報通信で送信してもよい。親機を有するネットワークノードにおける情報共有装置にのみ記憶されていて子機へ同報通信で送信する場合は、通信制御情報は通信の順番を含む。
【0020】
請求項6に係る管理制御システムは、請求項2から5のいずれかに記載の管理制御システムであって、第1送受信装置は、受信した情報の送信元アドレスを変更せずに他の第1送受信装置へ受信した情報を転送する。
この管理制御システムでは、別の第1送受信装置から第1送受信装置が情報を受信する。第1送受信装置は、別の第1送受信装置から受信した情報をその送信元アドレスを変更せずに他の第1送受信装置へ転送する。その情報は、他の第1送受信装置で受信された際に、別の第1送受信装置から直接送信されたものと認識されることが可能である。
【0021】
したがって、第1送受信装置は送信可能範囲を広げることができる。
なお、第1送受信装置と別の第1送受信装置と他の第1送受信装置とは、いずれも異なる送受信装置である。
請求項7に係る管理制御システムは、請求項1から6のいずれかに記載の管理制御システムであって、集中制御装置をさらに備える。集中制御装置は、1以上の空調機器を集中して管理制御する。集中制御装置は、第1ネットワーク群のいずれかのネットワークを通じて第2送受信装置から1以上の空調機器の情報を受信し、第1ネットワーク群及び第2ネットワークの少なくとも一方のネットワークを通じて、1以上の空調機器に、集中制御情報を送信する。集中制御情報は、1以上の空調機器を集中して制御する情報である。
【0022】
この管理制御システムでは、集中制御装置は、第1ネットワーク群のいずれかのネットワークを通じて第2送受信装置で1以上の空調機器の直前の情報を受信し、第1ネットワーク群及び第2ネットワークの少なくとも一方のネットワークを通じて1以上の空調機器へ集中制御情報を送信する。また、集中制御装置は、第1ネットワーク群のいずれかのネットワークを通じて複数の空調機器から1以上の空調機器の現在の情報を受信し、第1ネットワーク群のいずれかのネットワークを通じて第2送受信装置へ1以上の空調機器の現在の情報を転送する。
【0023】
このため、空調機器の管理制御を効率的に行うことができる。
請求項8に係る情報伝送方法は、第1ネットワークノードにおける情報伝送方法であって、第1ステップと、第2ステップと、第3ステップと、第4ステップと、第5ステップと、第6ステップとを備える。第1ネットワークノードは、ネットワークノード群のいずれかのネットワークノードである。ネットワークノード群は、第1ネットワーク群と、第2ネットワークとを接続する複数のネットワークノードである。第1ネットワーク群は、複数の空調機器に接続された複数のネットワークである。第2ネットワークは、第1ネットワーク群とは通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なるネットワークである。第1ステップでは、第1送受信装置で、第2ネットワークを通じて、第1情報が受信される。第1送受信装置は、第1ネットワークノードにおいて第2ネットワークを経由した送受信を行う。第1情報は、第2ネットワークノードにおいて第1ネットワーク群の複数のネットワークについて共有されている複数の空調機器の直前の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報である。第2ネットワークノードは、第1ネットワークノードとは異なるネットワークノードである。第2ステップでは、第1送受信装置から、情報共有装置へ第1情報が伝送される。情報共有装置は、第1ネットワークノードにおいて第2情報を第1ネットワーク群の複数のネットワークについて共有する。第2情報は、複数の空調機器の直前の情報である。第3ステップでは、第2情報が第1情報により更新される。第4ステップでは、第2送受信装置で、第3ネットワークを通じて、第3情報が受信される。第2送受信装置は、第1ネットワークノードにおいて第3ネットワークを経由した送受信を行う。第3ネットワークは、第1ネットワーク群のいずれかのネットワークである。第3情報は、複数の空調機器のうち第1ネットワークノードに第3ネットワークで接続された1以上の空調機器の現在の情報である。第5ステップでは、第2送受信装置から情報共有装置へ第3情報が伝送される。第6ステップでは、第2情報が第3情報により更新される。
【0024】
この情報伝送方法では、第2ネットワークノードにおける第1送受信装置から第2ネットワークを通じて送られてきた第1情報が、第1ステップで第1ネットワークノードにおける第1送受信装置に受信される。その第1情報は、第2ステップで第1ネットワークノードにおける第1送受信装置から第1ネットワークノードにおける情報共有装置へ伝送される。第2情報は、第3ステップで第1情報により更新される。第1ネットワークノードにおける第2送受信装置に第3ネットワークを通じて送られてきた第3情報が、第4ステップで第1ネットワークノードにおける第2送受信装置に受信される。その第3情報は、第5ステップで第1ネットワークノードにおける第2送受信装置から情報共有装置へ伝送される。第2情報は、第6ステップで第3情報により更新される。
【0025】
したがって、複数のネットワークノードに接続された空調機器の情報が情報共有装置で共有されて、その情報共有装置の情報の少なくとも一部の情報が送受信されるので、通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる複数のネットワークを接続する場合でも伝送効率が低減することを回避することができる。
なお、上記の「直前の情報」とは、例えば、何回か更新された情報のうち、一番最近に更新された情報のことである。
【0026】
請求項9に係る通信方法は、ネットワークノード群において第2ネットワークを経由した送受信を行う複数の第1送受信装置が行う通信方法であって、親機送信ステップと、子機受信ステップと、子機送信ステップとを備える。ネットワークノード群は、第1ネットワーク群と、第2ネットワークとを接続する複数のネットワークノードである。第1ネットワーク群は、複数の空調機器に接続された複数のネットワークである。第2ネットワークは、第1ネットワーク群とは通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なるネットワークである。親機送信ステップでは、単一の親機から、第1情報と通信制御情報とが、第2ネットワークを通じて同報通信で送信される。親機は、通信制御情報を決める送受信装置である。通信制御情報は、通信間隔から決まる。第1情報は、第1ネットワークノードにおいて第1ネットワーク群の複数のネットワークについて共有されている複数の空調機器の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報である。第1ネットワークノードは、親機を有するネットワークノードである。子機受信ステップでは、一以上の子機において、通信制御情報と第1情報とが、第2ネットワークを通じて受信される。子機は、親機からの通信に応じて返信を行う送受信機である。子機送信ステップでは、返信遅延時間を経過した後に、第2情報が、第2ネットワークを通じて同報通信で子機から送信される。返信遅延時間は、通信制御情報から決まり子機ごとに互いに異なる。第2情報は、第2ネットワークノードにおいて第1ネットワーク群の複数のネットワークについて共有されている複数の空調機器の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報である。第2ネットワークノードは、子機を有するネットワークノードである。
【0027】
この通信方法では、親機が決めた通信制御情報と第1情報とは、親機送信ステップで第2ネットワークを通じて子機へ同報通信で送信される。子機は、子機受信ステップで第2ネットワークを通じて親機から通信制御情報と第1情報とを受信する。子機は、子機送信ステップで返信遅延時間を経過したあと、第2情報を同報通信で送信する。返信遅延時間は、子機ごとに互いに異なる。
【0028】
したがって、通信信号の衝突が起こらないため、通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる複数のネットワークを接続する場合でも伝送効率が低減することを回避することができる。
なお、返信遅延時間を子機で算出する場合は、通信制御情報は通信間隔を含む。返信遅延時間を親機で算出する場合は、通信制御情報は返信遅延時間を含む。返信遅延時間は、通信の順番及び通信間隔などから算出される。通信の順番は、親機を有するネットワークノードにおける情報共有装置と子機を有するネットワークノードにおける情報共有装置とに記憶されていてもよく、親機を有するネットワークノードにおける情報共有装置にのみ記憶されていて子機へ同報通信で送信してもよい。親機を有するネットワークノードにおける情報共有装置にのみ記憶されていて子機へ同報通信で送信する場合は、通信制御情報は通信の順番を含む。
【0029】
請求項10に係るネットワークノードは、ネットワークノード群のいずれかのネットワークノードであって、情報共有装置と、第1送受信装置と、第2送受信装置とを備える。ネットワークノード群は、第1ネットワーク群と、第2ネットワークとを接続する複数のネットワークノードである。第1ネットワーク群は、複数の空調機器に接続された複数のネットワークである。第2ネットワークは、第1ネットワーク群とは通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なるネットワークである。情報共有装置は、複数の空調機器の情報を第1ネットワーク群の複数のネットワークについて共有する。第1送受信装置は、第2ネットワークを経由した送受信を行う。第2送受信装置は、第1ネットワーク群のいずれかのネットワークを経由した送受信を行う。
【0030】
このネットワークノードでは、複数の空調機器の直前の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報が、情報共有装置から第1送受信装置へ伝送され、第1送受信装置で互いに送受信されることが可能である。また、複数の空調機器の現在の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報が、第2送受信装置により受信され、第2送受信装置から情報共有装置へ伝送されることが可能である。
【0031】
したがって、通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる複数のネットワークを接続する場合でも伝送効率が低減することを回避することができる。
請求項11に係る送受信装置は、第1ネットワークノードにおいて第2ネットワークを経由した送受信を行う送受信装置であって、受渡部と、送受信部とを備える。第1ネットワークノードは、ネットワークノード群のいずれかのネットワークノードである。ネットワークノード群は、第1ネットワーク群と、第2ネットワークとを接続する複数のネットワークノードである。第1ネットワーク群は、複数の空調機器に接続された複数のネットワークである。第2ネットワークは、第1ネットワーク群とは通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なるネットワークである。受渡部は、第1情報を受け、第2情報を渡す。第1情報は、第1ネットワークノードにおいて第1ネットワーク群の複数のネットワークについて共有されている複数の空調機器の直前の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報である。第2情報は、第2ネットワークノードにおいて第1ネットワーク群の複数のネットワークについて共有されている複数の空調機器の直前の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報である。第2ネットワークノードは、第1ネットワークノードとは異なるネットワークノードである。送受信部は、他の送受信装置へ第2ネットワーク経由で第1情報を送信し、他の送受信装置から第2ネットワーク経由で第2情報を受信する。他の送受信装置は、第2ネットワークノードにおいて第2ネットワークを経由した送受信を行う。
【0032】
この送受信装置では、第1情報は、第1ネットワークノードにおける情報共有装置から第1ネットワークノードにおける送受信装置の受渡部へ伝送される。第1情報は、第1ネットワークノードにおける送受信装置の送受信部へ伝送される。第1情報は、第1ネットワークノードにおける送受信装置の送受信部において第2ネットワークノードにおける送受信装置へ第2ネットワーク経由で送信される。また、第2情報は、第1ネットワークノードにおける送受信装置の送受信部において第2ネットワークノードにおける送受信装置から第2ネットワーク経由で受信される。第2情報は、第1ネットワークノードにおける送受信装置の送受信部から受渡部へ伝送される。第2情報は、第1ネットワークノードにおける送受信装置の受渡部から第1ネットワークノードにおける情報共有装置へ伝送される。第1ネットワークノードにおける情報共有装置では、第2情報を基に第1情報を更新することができる。
【0033】
したがって、複数の空調機器の情報を共有して少なくともその一部を送受信するため、通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる複数のネットワークを接続する場合でも伝送効率が低減することを回避することができる。
請求項12に係る情報共有装置は、第1ネットワークノードに用いられる情報共有装置であって、共有部と、第1受渡部と、第2受渡部とを備える。第1ネットワークノードは、ネットワークノード群のいずれかのネットワークノードである。ネットワークノード群は、第1ネットワーク群と、第2ネットワークとを接続する複数のネットワークノードである。第1ネットワーク群は、複数の空調機器に接続された複数のネットワークである。第2ネットワークは、第1ネットワーク群とは通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なるネットワークである。共有部は、第1ネットワークノードにおいて第1情報を第1ネットワーク群の複数のネットワークについて共有する。第1情報は、複数の空調機器の直前の情報である。第1受渡部は、第1送受信装置へ第1情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報を渡し、第2情報を第1送受信装置から受ける。第1送受信装置は、第1ネットワークノードにおいて第2ネットワークを経由した送受信を行う。第2ネットワークノードは、第1ネットワークノードとは異なるネットワークノードである。第2情報は、第2ネットワークノードにおいて第1ネットワーク群の複数のネットワークについて共有されている複数の空調機器の直前の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報である。第2受渡部は、第2送受信装置へ第1情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報を渡し、第2送受信装置から第3情報を受ける。第2送受信装置は、第1ネットワークノードにおいて第1ネットワーク群のいずれかのネットワークを経由した送受信を行う。第3情報は、複数の空調機器の現在の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報である。第1情報は、第2情報や第3情報により更新される。
【0034】
この情報共有装置では、共有部で第1情報が共有されている。第1情報は、共有部から第1受渡部に伝送され、第1受渡部から第1送受信装置へ伝送される。また第1情報は、共有部から第2受渡部に伝送され、第2受渡部から第2送受信装置へ伝送される。第3情報は、第1送受信装置から第1受渡部へ伝送される。第2情報は、第2送受信装置から第2受渡部へ伝送される。第2情報や第3情報をもとに第1情報が更新される。
【0035】
このため、複数の空調機器の情報を共有して少なくともその一部を送受信することができるため、通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる複数のネットワークを接続する場合でも伝送効率が低減することを回避することができる。請求項13に係る空調機器は、ネットワークノードにネットワークを介して接続された空調機器であって、情報収集部と、送受信部とを備える。ネットワークノードは、通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる複数のネットワークを接続する。情報収集部は、ネットワークノードに提供するために、第1情報を収集する。第1情報は、現在の情報である。送受信部は、第2送受信装置から、第2情報をネットワーク経由で受信し、第2送受信装置へ第1情報をネットワーク経由で送信する。第2送受信装置は、ネットワークノードにおいてネットワークを経由した送受信を行う。第2情報は、ネットワークとは通信方式及び通信速度が同じである複数のネットワークについて共有されている情報の少なくとも一部の情報である。
【0036】
この空調機器では、情報収集部は、第2情報を収集し、その第2情報を送受信部へ渡す。送受信部は、第2情報を第2送受信装置に送信するとともに、第1情報を受信する。第2情報は、第2送受信装置から情報共有装置に伝送される。情報共有装置では、第2情報にもとづき第1情報を更新することができる。
このため、複数の空調機器の情報を共有して少なくともその一部を送受信することができるため、通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる複数のネットワークを接続する場合でも伝送効率が低減することを回避することができる。
【0037】
請求項14に係る集中制御装置は、第1ネットワークノードに第3ネットワークを介して接続された集中制御装置であって、制御部と、送受信部とを備える。第1ネットワークノードは、ネットワークノード群のいずれかのネットワークノードである。ネットワークノード群は、第1ネットワーク群と、第2ネットワークとを接続する複数のネットワークノードである。第1ネットワーク群は、複数の空調機器に接続された複数のネットワークである。第2ネットワークは、第1ネットワーク群とは通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なるネットワークである。第3ネットワークは、第1ネットワーク群のいずれかのネットワークである。制御部は、第1情報に基づいて、集中制御情報を生成する。第1情報は、第1ネットワークノードにおいて第1ネットワーク群の複数のネットワークについて共有されている複数の空調機器の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報である。集中制御情報は、制御対象空調機器を集中して制御するための情報である。制御対象空調機器は、複数の空調機器のうち1以上の空調機器である。送受信部は、第2送受信装置から第3ネットワーク経由で第1情報を受信し、制御対象空調機器から第3ネットワーク経由で第2情報を受信し、制御対象空調機器へ第1ネットワーク群のいずれかのネットワーク及び第2ネットワーク及び第3ネットワークの少なくとも1つを経由して集中制御情報を送信し、第2送受信装置へ第3ネットワーク経由で第2情報を送信する。第2送受信装置は、第1ネットワークノードにおいて第3ネットワークを経由した送受信を行う。第2情報は、制御対象空調機器の現在の情報の少なくとも一部の空調機器の情報である。
【0038】
この集中制御装置では、第1情報は、情報共有装置から第2送受信装置へ伝送され、第2送受信装置から第3ネットワーク経由で送受信部へ送られ、送受信部から制御部へ伝送される。制御部では、第1情報をもとに集中制御情報が生成される。集中制御情報は、制御部から送受信部へ渡され、送受信部から制御対象空調機器へ第1ネットワーク群のいずれかのネットワーク及び第2ネットワーク及び第3ネットワークの少なくとも1つを経由して送信される。第2情報は、複数の空調機器から送受信部へ第3ネットワーク経由で送信され、そのまま第2送受信装置へ転送され、第2送受信装置で受信され、第2送受信装置から情報共有装置へ伝送される。
【0039】
このため、複数の空調機器の情報を共有して少なくともその一部を送受信することができるため、通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる複数のネットワークを接続する場合でも伝送効率が低減することを回避することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
図1に、本発明の第1実施形態にかかる管理制御システム1の構成図を示す。また、本発明の第1実施形態にかかる管理制御システム1の各構成要素の構成図を図2〜図4に示す。この管理制御システム1は、空調機システム群50(50a,50b,50c,・・・)を管理制御するためのシステムである。
【0041】
<管理制御システム1の全体構成>
図1に示す管理制御システムは、主として無線ゲートウェイ群10(10a,10b,10c,・・・)と集中コントローラ60と空調機システム群50(50a,50b,50c,・・・)と無線ネットワーク70と有線ネットワーク群80(80a,80b,80c,・・・)とを備える。
【0042】
無線ゲートウェイ群10(10a,10b,10c,・・・)は互いに無線ネットワーク70で接続されている。無線ゲートウェイ10aと空調機システム50aとは、有線ネットワーク80aで接続されている。他の無線ゲートウェイ10b,10c,・・・と他の空調機システム50b,50c,・・・との関係も同様である。
【0043】
<無線ゲートウェイ10aの構成>
図2に示すように、無線ゲートウェイ10aは、主として情報共有装置20aと無線機器30aと送受信機40aとを備える。
情報共有装置20aと無線機器30aとは、伝送ケーブル91aで接続されている。情報共有装置20aと送受信機40aとは、伝送ケーブル92aで接続されている。
【0044】
無線機器30aは、無線ネットワーク70に接続されており、他の無線機器30b、30c、・・・と情報の送受信を行う。送受信機40aは、有線ネットワーク80aに接続されており、集中コントローラ60や空調機システム50aと情報の送受信を行う。無線機器30aにおける送受信と送受信機40aにおける送受信とは非同期で行われる。
【0045】
他の無線ゲートウェイ10b,10c,・・・も同様の構成である。
<空調機システム群50(50a,50b,50c,・・・)の構成>
図1及び図3に示すように、空調機システム群50(50a,50b,50c,・・・)は、主として室外機群54(54a,54b,54c,・・・)と室内機群53(53a,53b,53c,・・・)とを備える。
【0046】
室外機群54(54a,54b,54c,・・・)と室内機群53(53a,53b,53c,・・・)とは、有線ネットワーク群80(80a,80b,80c,・・・)で接続されている。
<集中コントローラ60の構成>
図4に示すように、集中コントローラ60は、主として送受信部61と制御部62とを備える。
【0047】
送受信部61と制御部62とは、伝送ケーブル110で接続されている。
送受信部61は、ネットワーク80aに接続されており、無線ゲートウェイ10aや空調機システム50aと情報の送受信を行う。また送受信部61は、ネットワーク80aと無線ネットワーク70とネットワーク80b,80c,・・・とを介して、空調機システム50b、50c、・・・と情報の送受信を行う。
【0048】
<無線ネットワーク70の構成>
図1に示すように、無線ネットワーク70は、無線ゲートウェイ群10(10a,10b,10c,・・・)を互いに接続している。高周波を用いて通信されるネットワークである。
<有線ネットワーク80a>
図1に示すように、有線ネットワーク80aは、無線ゲートウェイ10aと空調機システム50aとを接続している。ネットワークケーブルを介して通信されるネットワークである。
【0049】
他の有線ネットワーク80b,80c,・・・も同様の構成である。
なお、他の有線ネットワーク80b,80c,・・・と異なり、有線ネットワーク80aにのみ集中コントローラ60が接続されている。
<情報共有装置20aの構成>
図2に示すように、情報共有装置20aは、主として共有部23aと第1フォーマット変換部26aと第1伝送処理部22aと第2フォーマット変換部27aと第2伝送処理部21aとを備える。
【0050】
第1伝送処理部22aと第1フォーマット変換部26aとは、伝送ケーブル96aで接続されている。第1フォーマット変換部26aと共有部23aとは、伝送ケーブル95aで接続されている。共有部23aと第2フォーマット変換部27aとは、伝送ケーブル94aで接続されている。第2フォーマット変換部27aと第2伝送処理部21aとは、伝送ケーブル93aで接続されている。
【0051】
共有部23aは、主として空調機データテーブル28aを備える。空調機データテーブル28aには、主としてアドレス情報24aと制御情報25aとが記録されている。このアドレス情報24aと制御情報25aとは、空調機システム群50(50a,50b,50c,・・・)の直前の情報である。「直前の情報」とは、何回か更新された情報のうち、一番最近に更新された情報のことである。
【0052】
他の情報共有装置20b、20c、・・・も同様の構成である。
情報共有装置20a、20b、20c、・・・の集まりが情報共有装置群20である。
<無線機器30aの構成>
図2に示すように、無線機器30aは、主として送受信部32aと伝送処理部31aとを備える。
【0053】
送受信部32aと伝送処理部31aとは、伝送ケーブル97aで接続されている。
他の無線機器30b、30c、・・・も同様の構成である。
無線機器群30(30a、30b、30c、・・・)は、1つの無線機器を親機として残りの全ての無線機器を子機とする。親機が全ての子機に同報通信で送信すると、子機はそれぞれ受信する。子機は、受信してから後述の返信遅延時間210、212、・・・が経過したあとに親機と残りの全ての子機とに対して同報通信で返信する。
【0054】
<送受信機40aの構成>
図2に示すように、送受信機40aは、主として送受信部42aと伝送処理部41aとを備える。
送受信部42aと伝送処理部41aとは、伝送ケーブル98aで接続されている。
【0055】
他の送受信機40b、40c、・・・も同様の構成である。
送受信機40a、40b、40c、・・・の集まりが送受信機群40である。
<室外機54aの構成>
図3に示すように、室外機54aは、主として送受信部51aと情報収集部52aとを備える。
【0056】
送受信部51aと情報収集部52aとは、伝送ケーブル99aで接続されている。
図1に示す他の室外機54b、54c、・・・も同様の構成である。
<空調機データテーブル28aの構成>
図2に示す共有部23aに記憶されている空調機データテーブル28aは、図5に示すように、主として空調機システム50aの情報を記憶する部分と空調機システム50bの情報を記憶する部分と空調機システム50cの情報を記憶する部分と・・・とから構成される。
【0057】
図5に示す空調機システム50aの情報を記憶する部分は、主としてアドレス情報24aaと制御情報25aaとから構成される。空調機システム50bの情報を記憶する部分は、主としてアドレス情報24abと制御情報25abとから構成される。空調機システム50cの情報を記憶する部分は、主としてアドレス情報24acと制御情報25acとから構成される。・・・アドレス情報24aa、24ab、24ac、・・・の集合が図2に示すアドレス情報24aである。制御情報25aa、25ab、25ac、・・・の集合が図2に示す制御情報25aである。
【0058】
図5に示すアドレス情報24aaは、主として空調機アドレス151aaと通信順アドレス152aaとから構成される。アドレス情報24abは、主として空調機アドレス151abと通信順アドレス152abとから構成される。アドレス情報24acは、主として空調機アドレス151acと通信順アドレス152acとから構成される。・・・空調機アドレス151aa、151ab、151ac、・・・は、空調機システムのIDを示すものである。通信順アドレス152aa、152ab、152ac、・・・は、0から始まる整数値であり、親機や子機が同報通信する順番を決めるのに利用される。親機は0であり、子機は1以上の整数値を順番に割り当てられる。空調機アドレス151aa、151ab、151ac、・・・の集合が、空調機アドレス群151aである。通信順アドレス152aa、152ab、152ac、・・・の集合が、通信順アドレス群152aである。
【0059】
他の空調機データテーブル28b、28c、・・・も同様の構成である。なお、通信順アドレス群152bは、通信順アドレス152ba、152bb、152bc、・・・により構成される。通信順アドレス群152cは、通信順アドレス152ca、152cb、152cc、・・・により構成される。・・・
各無線ゲートウェイ10a、10b、10c、・・・において更新が行われたあとは、図2に示す空調機データテーブル群28(28a、28b、28c、・・・)は内容が互いに一致している。ただし、各無線ゲートウェイ10a、10b、10c、・・・において更新が行われるタイミングに時間差があるため、更新途中では空調機データテーブル群28(28a、28b、28c、・・・)は内容が一時的に互いに一致しなくなる。
【0060】
<管理制御システム1が情報を伝送する処理の流れ>
図1に示す管理制御システム1が情報を伝送する処理の流れを、図6及び図7に示すフローチャートを用いて説明する。
図6に示すステップS1では、無線機器30b、30c、・・・から送られてきた図1に示す空調機システム50b、50c、・・・の情報が、図2に示す無線機器30aの送受信部32aで受信される。図6に示すステップS2では、空調機システム50b、50c、・・・の情報が、図2に示す送受信部32aから伝送ケーブル97aを経由して伝送処理部31aへ伝送され、伝送処理部31aから伝送ケーブル91aを経由して情報共有装置20aの第1伝送処理部22aへ伝送され、第1伝送処理部22aから伝送ケーブル96aを経由して第1フォーマット変換部26aへ伝送され、第1フォーマット変換部26aでネットワーク70のフォーマットから空調機データテーブル28aのフォーマットに変換される。図6に示すステップS3では、フォーマット変換後の空調機システム50b、50c、・・・の情報が、図2に示す第1フォーマット変換部26aから伝送ケーブル95aを経由して共有部23aへ伝送され、空調機データテーブル28aにおける空調機システム50b、50c、・・・の情報を記憶する部分に上書きされる。その結果、空調機データテーブル28aが更新される。図6に示すステップS4では、図1に示す空調機システム50aの室外機54aから送られてきた空調機システム50aの情報が、図2に示す送受信機40aの送受信部42aで受信される。図6に示すステップS5では、図1に示す空調機システム50aの情報が、図2に示す送受信部42aから伝送ケーブル98aを経由して伝送処理部41aへ伝送され、伝送処理部41aから伝送ケーブル92aを経由して情報共有装置20aの第2伝送処理部21aへ伝送され、第2伝送処理部21aから伝送ケーブル93aを経由して第2フォーマット変換部27aへ伝送され、第2フォーマット変換部27aでネットワーク80aのフォーマットから空調機データテーブル28aのフォーマットに変換される。図6に示すステップS6では、フォーマット変換後の空調機システム50aの情報が、図2に示す第2フォーマット変換部27aから伝送ケーブル94aを経由して共有部23aへ伝送され、図5に示す空調機データテーブル28aにおける空調機システム50aの情報を記憶する部分に上書きされる。その結果、空調機データテーブル28aが更新される。図6に示すステップS7では、図2に示す共有部23aの空調機データテーブル28aにおける空調機システム50aの情報が、共有部23aから伝送ケーブル95aを経由して第1フォーマット変換部26aへ伝送され、第1フォーマット変換部26aで空調機データテーブル28aのフォーマットからネットワーク70のフォーマットへ変換される。変換後の空調機システム50aの情報が、第1フォーマット変換部26aから伝送ケーブル96aを経由して第1伝送処理部22aへ伝送され、第1伝送処理部22aから伝送ケーブル91aを経由して伝送処理部31aへ伝送され、伝送処理部31aから伝送ケーブル97aを経由して送受信部32aへ伝送される。ステップS8(図6,7で示す▲1▼)では、変換後の空調機システム50aの情報が、図2で示す送受信部32aからネットワーク70を経由して無線ゲートウェイ10b,10c,・・・の無線機器30b、30c、・・・の送受信部32b、32c、・・・へ送信される。図7に示すステップS9では、図2に示す共有部23aの空調機システム50aの情報が、共有部23aから伝送ケーブル94aを経由して第2フォーマット変換部27aへ伝送され、第2フォーマット変換部27aで空調機データテーブル28aのフォーマットからネットワーク80aのフォーマットへ変換される。変換後の空調機システム50aの情報が、第2フォーマット変換部27aから伝送ケーブル93aを経由して第2伝送処理部21aへ伝送され、第2伝送処理部21aから伝送ケーブル92aを経由して送受信機40aの伝送処理部41aへ伝送され、伝送処理部41aから伝送ケーブル98aを経由して送受信部42aへ伝送される。図7に示すステップS10では、変換後の空調機システム50aの情報が、図2に示す送受信部42aから有線ネットワーク80aを経由して図4に示す集中コントローラ60の送受信部61へ送信される。図7に示すステップS11では、変換後の空調機システム50aの情報が、図4に示す集中コントローラ60の送受信部61から伝送ケーブル110を介して制御部62へ伝送される。図7に示すステップS12では、集中制御用の情報が図4に示す制御部62で生成される。図7で示すステップS13では、集中制御用の情報が、図4に示す集中コントローラ60の制御部62から伝送ケーブル110を介して送受信部61へ伝送される。図7に示すステップS14では、集中制御用の情報が、図4に示す集中コントローラ60の送受信部61からネットワーク80aを経由して図3に示す空調機システム50aの室外機54aへ送信される。図7に示すステップS15では、集中制御用の情報が、図3に示す室外機54aの送受信部51aで受信され、室内機53a及び室外機54aが管理制御される。
【0061】
<空調機データテーブル群28(28a、28b、28c、・・・)が更新される処理の流れ>
図6及び図7に示す管理制御システム1が情報を伝送する処理の流れのステップS1〜ステップS3及びステップS8の詳細を、図8に示す概念図を用いて説明する。
【0062】
図8では、無線ゲートウェイ10が無線ゲートウェイ10aと無線ゲートウェイ10bと無線ゲートウェイ10cとから構成され、空調機システム群50が空調機システム50aと空調機システム50bと空調機システム50cとから構成され、有線ネットワーク群80が有線ネットワーク80aと有線ネットワーク80bと有線ネットワーク80cとから構成される場合を説明する。図8に示す空調機データテーブル28aの情報は、空調機システム50aから有線ネットワーク80aを経由して送られた空調機システム50aの情報に基づき、空調機データテーブル28aにおける空調機システム50aの情報を記憶する部分(斜線で示す)が更新される。空調機データテーブル28aにおける空調機システム50aの情報は、無線ゲートウェイ10aからネットワーク70を経由して無線ゲートウェイ10bと無線ゲートウェイ10cとへ送信される。無線ゲートウェイ10bへ送信された情報100aにより空調機データテーブル28bが更新され、無線ゲートウェイ10cへ送信された情報100bにより空調機データテーブル28cが更新される。
【0063】
空調機データテーブル28bの情報は、空調機システム50bから有線ネットワーク80bを経由して送られた空調機システム50bの情報に基づき、空調機データテーブル28bにおける空調機システム50bの情報を記憶する部分(斜線で示す)が更新される。空調機データテーブル28bにおける空調機システム50bの情報は、無線ゲートウェイ10bからネットワーク70を経由して無線ゲートウェイ10aと無線ゲートウェイ10cとへ送信される。無線ゲートウェイ10aへ送信された情報101aにより空調機データテーブル28aが更新され、無線ゲートウェイ10cへ送信された情報101bにより空調機データテーブル28cが更新される。
【0064】
空調機データテーブル28cの情報は、空調機システム50cから有線ネットワーク80cを経由して送られた空調機システム50cの情報に基づき、空調機データテーブル28cにおける空調機システム50cの情報を記憶する部分(斜線で示す)が更新される。空調機データテーブル28cにおける空調機システム50cの情報は、無線ゲートウェイ10cからネットワーク70を経由して無線ゲートウェイ10aと無線ゲートウェイ10bとへ送信される。無線ゲートウェイ10aへ送信された情報102aにより空調機データテーブル28aが更新され、無線ゲートウェイ10bへ送信された情報102bにより空調機データテーブル28bが更新される。
【0065】
<無線機器群30(30a、30b、30c、・・・)が同報通信する処理の流れ>
図1及び図2に示す無線ゲートウェイ群10(10a,10b,10c,・・・)の無線機器群30(30a、30b、30c、・・・)が同報通信する処理の流れを、図9に示すフローチャートを用いて説明する。図1に示す無線ゲートウェイ群10(10a,10b,10c,・・・)の図2に示すような無線機器群30(30a,30b,30c,・・・)うち、無線機器30aが親機で無線機器30b、30c、・・・が子機の場合を説明する。
【0066】
図9に示すステップS30では、親機30aが送信を行う時間間隔である図10に示す送信間隔時間214が算出される。送信間隔時間214の算出方法は後述する。図9に示すステップS31では、親機30aにより、図10に示す通信間隔211の情報及び図5に示す親機30aの空調機データテーブル28aにおける空調機システム50aの情報が、同報通信で全ての子機30b、30c、・・・に送信される。図9に示すステップS32では、親機30aから同報通信された図10に示す通信間隔211の情報及び図5に示す空調機システム50aの情報が、各子機30b、30c、・・・により受信される。図9に示すステップS33では、親機30aの同報通信を子機30b、30c、・・・が受信してから子機30b、30c、・・・が返信を行う時間間隔である図10に示す返信遅延時間210、212、・・・が各子機30b、30c、・・・において算出される。返信遅延時間210、212、・・・の算出方法は後述する。図9に示すステップS34では、親機30aからの同報通信を受信してから自らに割り当てられた返信遅延時間210、212、・・・を経過しているかが、各子機30b、30c、・・・において判断される。返信遅延時間210、212、・・・を経過していないと判断されればステップS34へ進み、返信遅延時間210、212、・・・を経過していると判断されればステップS35へ進む。図9に示すステップS35では、図5に示すような子機30b、30c、・・・の空調機データテーブル28b、28c、・・・における空調機システム50b、50c、・・・の情報が、親機30aと他の全ての子機30b、30c、・・・とへ同報通信で送信される。ステップS36では、親機30aが同報通信を送信してから図10に示す送信間隔時間214を経過しているかが、親機30aにおいて判断される。送信間隔時間214を経過していないと判断されればステップS36へ進み、送信間隔時間214を経過していると判断されればステップS31へ進む。
【0067】
<送信間隔時間214の算出方法>
図10に示す送信間隔時間214は、
送信間隔時間(214)=通信間隔(211)×(通信順アドレス群(152a)の最大値+2)・・・(式1)
の式により算出される。式1において、通信間隔211は、親機が送信してから最初に返信すべき子機が返信し始めるまでの時間であり、図10に示すように待ち時間なしで送受信した場合にかかる時間209に補正時間210である0.2秒を加えたものであり、それまでの通信状況から親機において自動的に計算される。通信順アドレス群152a(152aa、152ab、152ac、・・・)は、図10に示すように0から始まる整数値の集まりであり、親機や子機が同報通信する順番を決めるのに利用される。親機は0であり、子機は1以上の整数値を順番に割り当てられる。例えば無線機器30aの通信順アドレスは、図5に示す空調機データテーブル28aで空調機システム50aのデータとして記憶されている通信順アドレス152aaである。空調機システム50aは無線機器30aに有線ネットワーク80aで接続されているので、空調機システム50aの通信順アドレス152aaが無線機器30aの通信順アドレスとなる。通信順アドレス群152a(152aa、152ab、152ac、・・・)の最大値は、例えば図5に示す空調機データテーブル28aの通信順アドレス群152a(152aa、152ab、152ac、・・・)の欄を参照することにより決定される。
【0068】
<返信遅延時間210、212、・・・の算出方法>
図10に示す返信遅延時間210、212、・・・は、
返信遅延時間=通信間隔(211)×(通信順アドレス−1)+補正時間(210) ・・・(式2)
の式により算出される。例えば、無線ゲートウェイ10bの無線機器30bに通信順アドレス152bbとして1が割り当てられている場合を考える。式2の通信順アドレスに1を代入すると、(通信順アドレス−1)は0になるので、返信遅延時間は補正時間210と等しくなる。すなわち、無線機器30bの返信遅延時間は図10の返信遅延時間210となる。次に、無線ゲートウェイ10cの無線機器30cに通信順アドレス152ccとして2が割り当てられている場合を考える。式2の通信順アドレスに2を代入すると、(通信順アドレス−1)は1になるので、返信遅延時間は通信間隔211と補正時間210との和になる。すなわち、無線機器30bの返信遅延時間は図10の返信遅延時間212となる。
【0069】
<無線機器群30(30a、30b、30c、・・・)が同報通信するタイミング>
図1及び図2に示す無線ゲートウェイ群10の無線機器群30(30a、30b、30c、・・・)が同報通信するタイミングを、図10に示すタイミングチャートを用いて説明する。図10には、無線機器群30が無線機器30aと無線機器30bと無線機器30cとにより構成され、通信順アドレス群152a(152aa、152ab、152ac、・・・)の最大値が2の場合を示している。無線機器30aが親機であり、無線機器30bと無線機器30cとが子機である場合を説明する。このとき、無線機器30aの通信順アドレス152aaが0、無線機器30bの通信順アドレス152abが1、無線機器30cの通信順アドレス152acが2であると仮定する。
【0070】
図10に示すように、タイミング201において、通信順アドレス152aaが0である親機の無線機器30aにより、図10に示す通信間隔211の情報と図5に示す空調機データテーブル28aにおける空調機システム50aの情報とが、同報通信で全ての子機すなわち無線機器30bと無線機器30cとに送信される。タイミング201から時間209だけ経過したタイミング202において、親機の無線機器30aから同報通信された図10に示す通信間隔211の情報と図5に示す空調機データテーブル28aにおける空調機システム50aの情報とが、各子機すなわち無線機器30bと無線機器30cとにより受信される。タイミング202から返信遅延時間210だけ経過したタイミング203において、通信順アドレス152abが1である子機の無線機器30bにより、図5に示すような空調機データテーブル28bにおける空調機システム50bの情報が、親機と他の全ての子機すなわち無線機器30aと無線機器30cとに同報通信で送信される。タイミング202から返信遅延時間212だけ経過したタイミング205において、通信順アドレス152acが2である子機の無線機器30cにより、図5に示すような空調機データテーブル28cにおける空調機システム50cの情報が、親機と他の全ての子機すなわち無線機器30aと無線機器30bとに同報通信で送信される。通信順アドレス152acが2である子機の無線機器30cからの送信はタイミング206において相手方すなわち無線機器30aと無線機器30bとでの受信が完了する。しかし安全のために、補正時間215と通信間隔216とが経過したタイミング208において、図10に示す通信間隔211の情報と図5に示す空調機データテーブル28aにおける空調機システム50aの情報とが、通信順アドレス152aaが0である親機の無線機器30aから再び同報通信で送信される。タイミング201からタイミング208までの時間214が、親機の無線機器30aが送信を行う時間間隔である送信間隔時間214である。なお、補正時間215は補正時間210と等しく、通信間隔216は通信間隔211と等しい。
【0071】
<無線ゲートウェイ10bのリピート機能>
図1に示す無線ゲートウェイ10bのリピート機能を、図11の概念図を用いて説明する。
図11において、無線ゲートウェイ10aが直接通信できる範囲301の中に無線ゲートウェイ10cが入らないので、無線ゲートウェイ10aから無線ゲートウェイ10cへは直接通信することはできない。しかし、無線ゲートウェイ10aが直接通信できる範囲301と無線ゲートウェイ10cが直接通信できる範囲303とは重なり合う部分があるため、その部分に無線ゲートウェイ10bを置くと、無線ゲートウェイ10bが直接通信できる範囲302には無線ゲートウェイ10aと無線ゲートウェイ10cとが両方とも入ることになる。ここで、無線ゲートウェイ10bにリピート機能を持たせることにより、仮想的に無線ゲートウェイ10aから無線ゲートウェイ10cへ直接通信できるようになる。
【0072】
すなわち、無線ゲートウェイ10bは、無線ゲートウェイ10aから無線ネットワーク70を経由して空調機システム50aの情報を受信する。その情報の送信元アドレスは図5に示す無線ゲートウェイ10aの通信順アドレス152aaである。図11において、無線ゲートウェイ10bは、無線ゲートウェイ10aから送られた空調機システム50aの情報を無線ゲートウェイ10cへ転送する。その際に送信元アドレスを、無線ゲートウェイ10bの通信順アドレス152bbではなく無線ゲートウェイ10aの通信順アドレス152aaのままとする。無線ゲートウェイ10cは、空調機システム50aの情報を受信した際に、仮想的に、無線ゲートウェイ10bからでなく無線ゲートウェイ10aから送信されたものと認識する。
【0073】
<管理制御システム1に関する特徴>
(1)
ここでは、図2に示す無線ゲートウェイ10aの情報共有装置20aの共有部23aに記憶された空調機データテーブル28aおいて空調機システム群50(50a,50b,50c,・・・)の情報が共有されている。無線機器30aは情報共有装置20aから空調機システム50aの情報を受け取る。無線機器30aが無線ネットワーク70を通じて他の無線機器30b、30c、・・・へ空調機システム50aの情報を送信する。送受信機40aが有線ネットワーク80aを通じて空調機システム50aの情報を空調機システム50aへ送信し、空調機システム50aの現在の情報を空調機システム50aから受信する。無線ネットワーク70と有線ネットワーク80aとは通信方式が異なる。
【0074】
そのため、無線ネットワーク70と有線ネットワーク80aとを接続する部分で伝送効率が低減する可能性が発生するが、空調機システム群50(50a,50b,50c,・・・)の情報を共有して更新部分である空調機システム50aの情報を送受信するため、伝送効率が低減することが回避される。
(2)
ここでは、無線ネットワーク70のデータは、図2に示す無線機器30aで受信される。そのデータは、無線機器30aから情報共有装置20aへ伝送され、情報共有装置20aの第1フォーマット変換部26aにより共通のフォーマットである空調機データテーブル28aのフォーマットに変換される。また、有線ネットワーク80aのデータは、送受信機40aで受信される。そのデータは、送受信機40aから情報共有装置20aへ伝送され、情報共有装置20aの第2フォーマット変換部27aにより共通のフォーマットである空調機データテーブル28aのフォーマットに変換される。無線ネットワーク70のデータが無線機器30aで送受信されるタイミングと有線ネットワーク80aのデータが送受信機40aで送受信されるタイミングとは、互いに非同期である。
【0075】
したがって、通信方式の異なるデータの伝送が円滑に行われる。
(3)
ここでは、図2に示す情報共有装置20aが空調機システム群50(50a,50b,50c,・・・)のアドレス情報24aと空調機システム群50(50a,50b,50c,・・・)の制御情報25aとを共有している。空調機システム群50(50a,50b,50c,・・・)のうち空調機システム50aのアドレス情報24aaと空調機システム群50(50a,50b,50c,・・・)のうち空調機システム50aの制御情報25aaとが、情報共有装置20aから送受信機40aへ伝送され、送受信機40aから空調機システム50aへ有線ネットワーク80aを経由して送信される。また、空調機システム50aのアドレス情報24aa及び空調機システム50a制御情報25aaが、空調機システム50aから送受信機40aで有線ネットワーク80aを経由して受信され、送受信機40aから情報共有装置20aへ伝送される。
【0076】
このため、空調機システム50aが管理制御される。
(4)
ここでは、図1に示すように無線ネットワーク70が無線回線で有線ネットワーク80aが有線回線であり、図2に示すように無線機器30aが無線送受信装置で送受信機40aが有線送受信装置である。
【0077】
すわなち、無線回線を用いてネットワークを構成しているため、有線回線のみでネットワークを構成する場合に比べて低コストでネットワークが構成される。
(5)
ここでは、親機の無線機器30aが図10に示す通信間隔211を決める。親機の無線機器30aにより、図5に示すような親機の無線機器30aの空調機データテーブル28aにおける空調機システム50aの情報と図10に示す通信間隔211の情報とが、同報通信で全ての子機の無線機器50b,50c,・・・に送信される。親機の無線機器30aから同報通信を受け取ってから図10に示す返信遅延時間210、212、・・・を経過した後に各子機の無線機器50b,50c,・・・が同報通信を行い、図5に示すような子機の無線機器30b,30c,・・・の空調機データテーブル28b,28c,・・・における空調機システム50b,50c,・・・の情報が、親機の無線機器30aと他の全ての子機の無線機器30b,30c,・・・とへ同報通信で送信される。返信遅延時間210、212、・・・は、子機ごとに互いに異なる。
【0078】
したがって、通信信号の衝突が起こらないため、親機30aや子機30b,30c,・・・において伝送効率が低減することが回避される。
(6)
ここでは、図11に示すように無線ゲートウェイ10aから無線ゲートウェイ10bが情報を受信する。無線ゲートウェイ10bは、無線ゲートウェイ10aから受信した情報をその送信元アドレスを変更せずに無線ゲートウェイ10cへ転送する。その情報は、無線ゲートウェイ10cで受信された際に、無線ゲートウェイ10aから直接送信されたものと認識される。
【0079】
したがって、無線ゲートウェイ10aの送信可能範囲が広げられる。
(7)
ここでは、図1及び図4に示す集中コントローラ60は、有線ネットワーク80aを通じて図2に示す送受信機40aから空調機システム50aの情報を受信し、有線ネットワーク80aを通じて空調機システム50aへ集中制御用の情報を送信する。図1及び図4に示す集中コントローラ60は、有線ネットワーク80aを通じて図2に示す送受信機40aから空調機システム50b、50c、・・・の情報を受信し、ネットワーク80aと無線ネットワーク70とネットワーク80b,80c,・・・とを介して空調機システム50b、50c、・・・へ集中制御用の情報を送信する。また、図1及び図4に示す集中コントローラ60は、有線ネットワーク80aを通じて空調機システム50aから現在の空調機システム50aの情報を受信し、有線ネットワーク80aを通じて図2に示す送受信機40aへ現在の空調機システム50aの情報を送信する。
【0080】
このため、空調機システム群50(50a,50b,50c,・・・)の管理制御が効率的に行われる。
<第1実施形態の変形例>
(A)図9及び図10に示す返信遅延時間210、212、・・・は親機で算出してもよい。この場合、図9に示す無線機器群30(30a、30b、30c、・・・)が同報通信する処理の流れにおいて、ステップS33が省略され、ステップS30において、親機の同報通信を子機が受信してから子機が返信を行う時間間隔である図10に示す返信遅延時間210、212、・・・が親機で算出される。この場合、子機での処理が簡略化されるので、子機の構造が簡略化される。図5に示すような通信順アドレス152aa,152ab,15ac,・・・は、親機を有する無線ゲートウェイ10a,10b,10c,・・・の情報共有装置20a,20b,20c,・・・にのみ記憶されており、親機から子機に同報通信されるようにしてもよい。この場合は、子機における情報共有装置の記憶容量が節約される。図10に示す送信間隔時間214を計算する式1において、通信順アドレス群152aの代わりに通信順アドレス群152b、152c、・・・を用いてもよい。通信順アドレス群152b、152c、・・・は、空調機データテーブル28b、28c、・・・を参照することにより決定される。
(B)図1及び図4に示す集中コントローラ60は無線ゲートウェイ群10(10a,10b,10c,・・・)のいずれかの無線ゲートウェイに組み込まれていてもよい。あるいは、集中コントローラ60は室外機群54(54a、54b、54c、・・・)のいずれかの室外機に組み込まれていてもよい。あるいは、集中コントローラ60は室内機群53(53a、53b、53c、・・・)のいずれかの室内機に組み込まれていてもよい。集中コントローラ60は複数あってもよい。例えば、有線ネットワーク80a上に集中コントローラ60aと有線ネットワーク80b上に集中コントローラ60bと有線ネットワーク80c上に集中コントローラ60cとが備えられていてもよい。この場合は、複数の場所から集中的な管理制御がなされる。
(C)図1に示す室内機群53(53a、53b、53c、・・・)の各室内機はリモコンを備えていてもよい。リモコンは、室外機群54(54a、54b、54c、・・・)の各室外機に接続された複数の室内機53a,53b,53c,・・・の1つに備えられていてもよく、複数台に備えられていてもよい。集中コントローラ60はなくてもよい。その場合には、無線ゲートウェイ群10(10a,10b,10c,・・・)や室外機群54(54a、54b、54c、・・・)に組み込まれた各コントローラにより自動的に管理制御するようにしてもよいし、各室内機に備えられたリモコンにより管理制御するようにしてもよい。図1に示す室外機群54(54a、54b、54c、・・・)の各室外機に接続されている室内機53a、53b、53c、・・・の台数は3台でなくてもよい。1台でも、2台でも、4台以上でもよい。
(D)図8に示すように、無線ゲートウェイ10aは、無線ゲートウェイ10aに有線ネットワーク80aを介して接続された空調機システム50aの情報のみでなく空調機データテーブル28aの全ての情報を、他の無線ゲートウェイ10b,10c,・・・へ送信してもよい。この場合は、無線ゲートウェイ10aに有線ネットワーク80aを介して接続された空調機システム50aの情報を空調機データテーブル28aから呼び出す処理が不要になるため、処理がより高速に行われる。他の無線ゲートウェイ10b,10c,・・・も同様にしてもよい。(E)図1に示す管理制御システム1において、無線ゲートウェイ群10(10a,10b,10c,・・・)の各無線ゲートウェイには有線ネットワーク群80(80a、80b、80c、・・・)のいずれかの有線ネットワークにより複数の空調機システムが接続されていてもよい。図2に示す伝送ケーブル97aと伝送ケーブル91aと伝送ケーブル96aと伝送ケーブル95aと伝送ケーブル94aと伝送ケーブル93aと伝送ケーブル92aと伝送ケーブル98aと図3に示す伝送ケーブル99aと図4に示す伝送ケーブル110とは、少なくともその一部がケーブルではなくシステムボードの配線やICの配線のようなものでもよい。
(F)図6に示すフローチャートにおいて、ステップS4・ステップS5・ステップS6のあとにステップS1・ステップS2・ステップS3・ステップS7・・・・を行ってもよい。
【0081】
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態にかかる管理制御システム400を図12に示す。この管理制御システム400は、空調機システム群450(450a、450b、450c、・・・)を管理制御するためのシステムである。
この管理制御システム400は、各構成要素の基本的な構造は図2〜図4に示す第1実施形態と同様であり、空調機システム群450(450a、450b、450c、・・・)が室外機群454(454a,454b,454c,・・・)と室内機群453(453a,453b,453c,・・・)とから構成される点も第1実施形態と同様であるが、無線ネットワーク70の代わりに有線ネットワーク470が用いられ、有線ネットワーク群80(80a、80b、80c、・・・)の代わりに無線ネットワーク群480(480a、480b、480c、・・・)が用いられている点で構成が異なる。すなわち、無線ゲートウェイ410aは、集中コントローラ460及び室外機454aと無線ネットワーク480aを介して情報の送受信を行う。無線ゲートウェイ群410(410a、410b、410c、・・・)は、互いに有線ネットワーク470を介して情報を送受信する。無線ゲートウェイ群410(410a、410b、410c、・・・)は、通信方式の異なる有線ネットワーク470と無線ネットワーク群480(480a、480b、480c、・・・)のうちいずれかの無線ネットワークとを接続している。
【0082】
無線ゲートウェイ群410(410a、410b、410c、・・・)が通信方式の異なる2つのネットワークを接続している点も第1実施形態と同様であり、情報共有装置20aの共有部23aに記憶された空調機データテーブル28aおいて空調機システム群450(450a、450b、450c、・・・)の情報が共有されている点も第1実施形態と同様である。したがって、このような管理制御システム400によっても、有線ネットワーク470と無線ネットワーク480aとを接続する部分で伝送効率が低減する可能性が発生するが、空調機システム群450(450a、450b、450c、・・・)の情報を共有して更新部分である空調機システム50aの情報を送受信するため、伝送効率が低減することが回避される。また、無線回線である無線ネットワーク群480(480a、480b、480c、・・・)を用いてネットワークを構成しているため、有線回線のみでネットワークを構成する場合に比べて低コストでネットワークが構成される。
【0083】
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態にかかる管理制御システム500を図13に示す。この管理制御システム500は、空調機システム群50(50a,50b,50c,・・・)を管理制御するためのシステムである。図13において、図1の管理制御システム1の構成要素と同様の構成要素は同じ番号で示してある。
【0084】
この管理制御システム500は、基本的な構造は第1実施形態と同様であり、空調機システム群50(50a,50b,50c,・・・)が室外機群54(54a,54b,54c,・・・)と室内機群53(53a,53b,53c,・・・)とから構成される点も第1実施形態と同様であり、各構成要素は図2〜図4と同様であるが、無線ネットワーク70の代わりに有線ネットワーク570が用いられ、無線ゲートウェイ群10(10a,10b,10c,・・・)の代わりに有線ゲートウェイ群510(510a,510b,510c,・・・)が用いられている点で構成が異なる。すわなち、有線ゲートウェイ群510(510a,510b,510c,・・・)の各有線ゲートウェイは、有線ネットワーク570を介して互いに情報を送受信する。有線ネットワーク570は、有線ネットワーク群80(80a、80b、80c、・・・)とは通信速度が異なるネットワークである。
【0085】
情報共有装置20aの共有部23aに記憶された空調機データテーブル28aおいて空調機システム群50(50a,50b,50c,・・・)の情報が共有されている点も第1実施形態と同様である。したがって、このような管理制御システム500によっても、有線ネットワーク570と有線ネットワーク群80(80a、80b、80c、・・・)との通信速度が異なることにより両者のネットワークを接続する部分で伝送効率が低減する可能性が発生するが、空調機システム群50(50a,50b,50c,・・・)の情報を共有して更新部分である空調機システム50aの情報を送受信するため、伝送効率が低減することが回避される。
【0086】
<第3実施形態の変形例>
(A)図13において、有線ネットワーク570を無線ネットワーク570とし、有線ネットワーク群80(80a、80b、80c、・・・)を無線ネットワーク群80(80a、80b、80c、・・・)とし、有線ゲートウェイ群510(510a,510b,510c,・・・)を無線ゲートウェイ群510(510a,510b,510c,・・・)としてもよい。ここで、無線ネットワーク570と無線ネットワーク群80(80a、80b、80c、・・・)とは通信速度が異なる。したがって、このような管理制御システム500によっても、無線ネットワーク570と無線ネットワーク群80(80a、80b、80c、・・・)との通信速度が異なることにより両者のネットワークを接続する部分で伝送効率が低減する可能性が発生するが、空調機システム群50(50a,50b,50c,・・・)の情報を共有して更新部分である空調機システム50aの情報を送受信するため、伝送効率が低減することが回避される。
【0087】
【発明の効果】
請求項1に係る管理制御システムでは、情報共有装置が、複数の空調機器の情報を第1ネットワーク群の複数のネットワークについて共有する。ネットワークノード群の各ネットワークノードは、第2ネットワークを通じて他のネットワークノードと複数の空調機器の少なくとも一部の情報を送受信する。ネットワークノード群の各ネットワークノードは、第1ネットワークを通じて複数の空調機器の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報を複数の空調機器の少なくとも一部の空調機器と送受信する。第1ネットワーク群と第2ネットワークとは通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる。ここでは、第1ネットワーク群と第2ネットワークとの通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なるため、第1ネットワーク群と第2ネットワークとを接続する部分で伝送効率が低減する可能性が発生するが、複数の空調機器の情報を共有して少なくともその一部を送受信するため、伝送効率が低減することを回避することができる。
【0088】
請求項2に係る管理制御システムでは、第1ネットワーク群のいずれかのネットワークのデータは、第2送受信装置で受信される。そのデータは、第2送受信装置から情報共有装置へ伝送され、情報共有装置で共通のフォーマットに変換される。また、第2ネットワークのデータは、第1送受信装置で受信される。そのデータは、第1送受信装置から情報共有装置へ伝送され、情報共有装置で共通のフォーマットに変換される。第1ネットワーク群のいずれかのネットワークのデータが第2送受信装置で送受信されるタイミングと第2ネットワークのデータが第1送受信装置で送受信されるタイミングとは、互いに非同期である。したがって、通信方式及び通信速度の少なくとも一方の異なるデータの伝送を円滑に行うことができる。
【0089】
請求項3に係る管理制御システムでは、情報共有装置が複数の空調機器のアドレス情報及び複数の空調機器の制御情報を共有している。複数の空調機器のアドレス情報及び複数の空調機器の制御情報が、情報共有装置から第2送受信装置へ伝送され、第2送受信装置から複数の空調機器へ第1ネットワーク群のいずれかのネットワークを経由して送信される。また、複数の空調機器のアドレス情報及び複数の空調機器の制御情報が、複数の空調機器から第2送受信装置で第1ネットワーク群のいずれかのネットワークを経由して受信され、第2送受信装置から情報共有装置へ伝送される。このため、複数の空調機器が管理制御される。
【0090】
請求項4に係る管理制御システムでは、第1ネットワーク群が無線回線で第2ネットワークが有線回線の場合は、複数の第2送受信装置が無線送受信装置で複数の第1送受信装置が有線送受信装置である。あるいは、第1ネットワーク群が有線回線で第2ネットワークが無線回線の場合は、複数の第2送受信装置が有線送受信装置で複数の第1送受信装置が無線送受信装置である。ここでは、無線回線を用いてネットワークを構成しているため、有線回線のみでネットワークを構成する場合に比べて低コストでネットワークを構成することができる。
【0091】
請求項5に係る管理制御システムでは、親機が通信制御情報を決める。親機は、子機に対して同報通信を行い、複数の空調機器の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報とともに通信制御情報を送信する。子機は、親機から同報通信を受け取ってから返信遅延時間を経過した後に同報通信を行い、複数の空調機器の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報を送信する。返信遅延時間は、子機ごとに互いに異なる。したがって、通信信号の衝突が起こらないため、親機や子機において伝送効率が低減することを回避することができる。
【0092】
請求項6に係る管理制御システムでは、別の第1送受信装置から第1送受信装置が情報を受信する。第1送受信装置は、別の第1送受信装置から受信した情報をその送信元アドレスを変更せずに他の第1送受信装置へ転送する。その情報は、他の第1送受信装置で受信された際に、別の第1送受信装置から直接送信されたものと認識されることが可能である。したがって、第1送受信装置は送信可能範囲を広げることができる。
【0093】
請求項7に係る管理制御システムでは、集中制御装置は、第1ネットワーク群のいずれかのネットワークを通じて第2送受信装置で1以上の空調機器の直前の情報を受信し、第1ネットワーク群及び第2ネットワークの少なくとも一方のネットワークを通じて1以上の空調機器へ集中制御情報を送信する。また、集中制御装置は、第1ネットワーク群のいずれかのネットワークを通じて複数の空調機器から1以上の空調機器の現在の情報を受信し、第1ネットワーク群のいずれかのネットワークを通じて第2送受信装置へ1以上の空調機器の現在の情報を転送する。このため、空調機器の管理制御を効率的に行うことができる。
【0094】
請求項8に係る情報伝送方法では、第2ネットワークを通じて第2ネットワークノードにおける第1送受信装置から送られてきた第1情報が、第1ステップで第1ネットワークノードにおける第1送受信装置に受信される。その第1情報は、第2ステップで第1ネットワークノードにおける第1送受信装置から第1ネットワークノードにおける情報共有装置へ伝送される。第2情報は、第3ステップで第1情報により更新される。第3ネットワークを通じて第1ネットワークノードにおける第2送受信装置に送られてきた第3情報が、第4ステップで第1ネットワークノードにおける第2送受信装置に受信される。その第3情報は、第5ステップで第1ネットワークノードにおける第2送受信装置から情報共有装置へ伝送される。第2情報は、第6ステップで第3情報により更新される。したがって、複数のネットワークノードに接続された空調機器の情報が情報共有装置で共有されて、その情報共有装置の情報の少なくとも一部の情報が送受信されるので、通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる複数のネットワークを接続する場合でも伝送効率が低減することを回避することができる。
【0095】
請求項9に係る通信方法では、親機が決めた通信制御情報と第1情報とは、親機送信ステップで第2ネットワークを通じて子機へ同報通信で送信される。子機は、子機受信ステップで第2ネットワークを通じて親機から通信制御情報と第1情報とを受信する。子機は、子機送信ステップで返信遅延時間を経過したあと、第2情報を同報通信で送信する。返信遅延時間は、子機ごとに互いに異なる。 したがって、通信信号の衝突が起こらないため、通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる複数のネットワークを接続する場合でも伝送効率が低減することを回避することができる。
【0096】
請求項10に係るネットワークノードでは、複数の空調機器の直前の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報が、情報共有装置から第1送受信装置へ伝送され、第1送受信装置で互いに送受信されることが可能である。また、複数の空調機器の現在の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報が、第2送受信装置により受信され、第2送受信装置から情報共有装置へ伝送されることが可能である。したがって、通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる複数のネットワークを接続する場合でも伝送効率が低減することを回避することができる。
【0097】
請求項11に係る送受信装置では、第1情報は、第1ネットワークノードにおける情報共有装置から第1ネットワークノードにおける送受信装置の受渡部へ伝送される。第1情報は、第1ネットワークノードにおける送受信装置の送受信部へ伝送される。第1情報は、第1ネットワークノードにおける送受信装置の送受信部において第2ネットワークノードにおける送受信装置へ第2ネットワーク経由で送信される。また、第2情報は、第1ネットワークノードにおける送受信装置の送受信部において第2ネットワークノードにおける送受信装置から第2ネットワーク経由で受信される。第2情報は、第1ネットワークノードにおける送受信装置の送受信部から受渡部へ伝送される。第2情報は、第1ネットワークノードにおける送受信装置の受渡部から第1ネットワークノードにおける情報共有装置へ伝送される。第1ネットワークノードにおける情報共有装置では、第2情報を基に第1情報を更新することができる。したがって、複数の空調機器の情報を共有して少なくともその一部を送受信するため、通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる複数のネットワークを接続する場合でも伝送効率が低減することを回避することができる。
【0098】
請求項12に係る情報共有装置では、共有部で第1情報が共有されている。第1情報は、共有部から第1受渡部に伝送され、第1受渡部から第1送受信装置へ伝送される。また第1情報は、共有部から第2受渡部に伝送され、第2受渡部から第2送受信装置へ伝送される。第3情報は、第1送受信装置から第1受渡部へ伝送される。第2情報は、第2送受信装置から第2受渡部へ伝送される。第2情報や第3情報をもとに第1情報が更新される。このため、複数の空調機器の情報を共有して少なくともその一部を送受信することができるため、通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる複数のネットワークを接続する場合でも伝送効率が低減することを回避することができる。
【0099】
請求項13に係る空調機器では、情報収集部は、第2情報を収集し、その第2情報を送受信部へ渡す。送受信部は、第2情報を第2送受信装置に送信するとともに、第1情報を受信する。第2情報は、第2送受信装置から情報共有装置に伝送される。情報共有装置では、第2情報にもとづき第1情報を更新することができる。このため、複数の空調機器の情報を共有して少なくともその一部を送受信することができるため、通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる複数のネットワークを接続する場合でも伝送効率が低減することを回避することができる。
【0100】
請求項14に係る集中制御装置では、第1情報は、情報共有装置から第2送受信装置へ伝送され、第2送受信装置から第3ネットワーク経由で送受信部へ送られ、送受信部から制御部へ伝送される。制御部では、第1情報をもとに集中制御情報が生成される。集中制御情報は、制御部から送受信部へ渡され、送受信部から制御対象空調機器へ第1ネットワーク群のいずれかのネットワーク及び第2ネットワーク及び第3ネットワークの少なくとも1つを経由して送信される。第2情報は、複数の空調機器から送受信部へ第3ネットワーク経由で送信され、そのまま第2送受信装置へ転送され、第2送受信装置で受信され、第2送受信装置から情報共有装置へ伝送される。このため、複数の空調機器の情報を共有して少なくともその一部を送受信することができるため、通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる複数のネットワークを接続する場合でも伝送効率が低減することを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による管理制御システム1の構成図。
【図2】本発明の第1実施形態による無線ゲートウェイ10aの構成図。
【図3】本発明の第1実施形態による空調機システム50aの構成図。
【図4】本発明の第1実施形態による集中コントローラ60の構成図。
【図5】本発明の第1実施形態による空調機データテーブル28aの構成図。
【図6】本発明の第1実施形態による管理制御システム1が情報を伝送する処理の流れを示すフローチャート。
【図7】本発明の第1実施形態による管理制御システム1が情報を伝送する処理の流れを示すフローチャート。
【図8】本発明の第1実施形態による空調機データテーブル群28(28a、28b、28c、・・・)が更新される処理の流れを示す概念図。
【図9】本発明の第1実施形態による無線機器群30(30a、30b、30c、・・・)が同報通信する処理の流れを示すフローチャート。
【図10】本発明の第1実施形態による無線機器群30(30a、30b、30c、・・・)が同報通信するタイミングを示すタイミングチャート。
【図11】本発明の第1実施形態による無線ゲートウェイ10bのリピート機能を示す概念図。
【図12】本発明の第2実施形態による管理制御システム400の構成図。
【図13】本発明の第3実施形態による管理制御システム500の構成図。
【符号の説明】
1,400,500 管理制御システム
10、410 無線ゲートウェイ群
50,450 空調機システム群
60、460 集中コントローラ
70 無線ネットワーク
80 有線ネットワーク群
470、570 有線ネットワーク
480 無線ネットワーク群
510 有線ゲートウェイ群
Claims (14)
- 複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)を管理制御するための管理制御システム(1,400,500)であって、
複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)に接続された複数のネットワークである第1ネットワーク群(80,480)と、
第1ネットワーク群(80,480)とは通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なるネットワークである第2ネットワーク(70,470,570)と、
前記第1ネットワーク群(80,480)と前記第2ネットワーク(70,470,570)とを接続する複数のネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)であるネットワークノード群(10,410,510)と、
を備え、
前記ネットワークノード群(10,410,510)の各ネットワークノードは、前記複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)の情報を前記第1ネットワーク群(80,480)の複数のネットワークについて共有する情報共有装置(20a,20b,20c,・・・)を有する、
管理制御システム(1,400,500)。 - 前記ネットワークノード群(10,410,510)の各ネットワークノードは、
前記第2ネットワーク(70,470,570)を経由した送受信を行う第1送受信装置(30a,30b,30c,・・・)と、
前記第1ネットワーク群(80,480)のいずれかのネットワークを経由した送受信を行う第2送受信装置(40a,40b,40c,・・・)と、
を有しており、
前記第1送受信装置(30a,30b,30c,・・・)と前記第2送受信装置(40a,40b,40c,・・・)とは、互いに非同期で送受信を行い、
前記情報共有装置(20a,20b,20c,・・・)は、前記第1ネットワーク群(80,480)のいずれかのネットワークのデータと前記第2ネットワーク(70,470,570)のデータとを共通のフォーマットに変換する、
請求項1に記載の管理制御システム(1,400,500)。 - 前記情報共有装置(20a,20b,20c,・・・)は、前記複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)のアドレス情報(24a,24b,24c,・・・)と前記複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)の制御情報(25a,25b,25c,・・・)とを共有している、
請求項1又は2に記載の管理制御システム(1,400,500)。 - 前記第1ネットワーク群(80,480)及び前記第2ネットワーク(70,470,570)のいずれか一方は無線回線であり、
複数の前記第1送受信装置(30)及び複数の前記第2送受信装置(40)のいずれか一方は無線送受信装置である、
請求項2又は3のいずれかに記載の管理制御システム(1,400,500)。 - 複数の前記第1送受信装置(30)は、
通信間隔(211,216)から決まる通信制御情報(211,216,210,212,)を決める送受信装置である単一の親機(30a,30b,30c,・・・)と、
前記親機(30a,30b,30c,・・・)からの通信に応じて返信を行う送受信装置である一以上の子機(30a,30b,30c,・・・)と、
を有しており、
前記親機(30a,30b,30c,・・・)が前記子機(30a,30b,30c,・・・)に対して同報通信を行うと、前記通信制御情報(211,216,210,212,)から決まり子機(30a,30b,30c,・・・)ごとに互いに異なる返信遅延時間(210,212,)を経過した後に前記子機(30a,30b,30c,・・・)は同報通信を行う、
請求項2から4のいずれかに記載の管理制御システム(1,400,500)。 - 前記第1送受信装置(30a,30b,30c,・・・)は、受信した情報の送信元アドレスを変更せずに他の第1送受信装置(30a,30b,30c,・・・)へ前記受信した情報を転送する、
請求項2から5のいずれかに記載の管理制御システム(1,400,500)。 - 1以上の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)を集中して管理制御する集中制御装置(60)をさらに備え、
前記集中制御装置(60)は、前記第1ネットワーク群(80,480)のいずれかのネットワークを通じて前記第2送受信装置(40)から前記1以上の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)の情報を受信し、前記第1ネットワーク群(80,480)及び前記第2ネットワーク(70,470,570)の少なくとも一方のネットワークを通じて、前記1以上の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)に、前記1以上の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)を集中して制御する情報である集中制御情報を送信する、
請求項1から6のいずれかに記載の管理制御システム(1,400,500)。 - 複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)に接続された複数のネットワーク(80a,80b,80c,・・・,480a,480b,480c,・・・)である第1ネットワーク群(80,480)と、前記第1ネットワーク群(80,480)とは通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なるネットワークである第2ネットワーク(70,470,570)とを接続する複数のネットワークノードであるネットワークノード群(10,410,510)のいずれかのネットワークノードである第1ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)における情報伝送方法であって、
前記第1ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)において前記第2ネットワーク(70,470,570)を経由した送受信を行う第1送受信装置(30a,30b,30c,・・・)で、前記第2ネットワーク(70,470,570)を通じて、前記第1ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)とは異なるネットワークノードである第2ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)において第1ネットワーク群(80,480)の複数のネットワークについて共有されている複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)の直前の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報である第1情報が受信される第1ステップと、
前記第1送受信装置(30a,30b,30c,・・・)から、前記第1ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)において前記複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)の直前の情報である第2情報を前記第1ネットワーク群(80,480)の複数のネットワークについて共有する情報共有装置(20a,20b,20c,・・・)へ前記第1情報が伝送される第2ステップと、
前記第2情報が前記第1情報により更新される第3ステップと、
前記第1ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)において前記第1ネットワーク群(80,480)のいずれかのネットワークである第3ネットワーク(80a,80b,80c,・・・,480a,480b,480c,・・・)を経由した送受信を行う第2送受信装置(40a,40b,40c,・・・)で、前記第3ネットワーク(80a,80b,80c,・・・,480a,480b,480c,・・・)を通じて、前記複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)のうち前記第1ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)に前記第3ネットワーク(80a,80b,80c,・・・,480a,480b,480c,・・・)で接続された1以上の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)の現在の情報である第3情報が受信される第4ステップと、
前記第2送受信装置(40a,40b,40c,・・・)から前記情報共有装置(20a,20b,20c,・・・)へ前記第3情報が伝送される第5ステップと、
前記第2情報が前記第3情報により更新される第6ステップと、
を備えた情報伝送方法。 - 複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)に接続された複数のネットワークである第1ネットワーク群(80,480)と、前記第1ネットワーク群(80,480)とは通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なるネットワークである第2ネットワーク(70,470,570)とを接続する複数のネットワークノードであるネットワークノード群(10,410,510)において前記第2ネットワーク(70,470,570)を経由した送受信を行う複数の第1送受信装置(30a,30b,30c,・・・)が行う通信方法であって、
通信間隔(211,216)から決まる通信制御情報(211,216,210,212,)を決める送受信装置である単一の親機(30a,30b,30c,・・・)から、前記親機(30a,30b,30c,・・・)を有するネットワークノードである第1ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)において第1ネットワーク群(80,480)の複数のネットワークについて共有されている前記複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報である第1情報と前記通信制御情報(211,216,210,212,)とが、前記第2ネットワーク(70,470,570)を通じて同報通信で送信される親機送信ステップと、
前記親機(30a,30b,30c,・・・)からの通信に応じて返信を行う送受信機である一以上の子機(30a,30b,30c,・・・)において、前記通信制御情報(211,216,210,212,)と前記第1情報とが、前記第2ネットワーク(70,470,570)を通じて受信される子機受信ステップと、
前記通信制御情報(211,216,210,212,)から決まり子機(30a,30b,30c,・・・)ごとに互いに異なる返信遅延時間(210,212,)を経過した後に、前記子機(30a,30b,30c,・・・)を有するネットワークノードである第2ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)において第1ネットワーク群(80,480)の複数のネットワークについて共有されている前記複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報である第2情報が、前記第2ネットワーク(70,470,570)を通じて同報通信で前記子機(30a,30b,30c,・・・)から送信される子機送信ステップと、
を備えた通信方法。 - 複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)に接続された複数のネットワークである第1ネットワーク群(80,480)と、前記第1ネットワーク群(80,480)とは通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なるネットワークである第2ネットワーク(70,470,570)とを接続する複数のネットワークノードであるネットワークノード群(10,410,510)のいずれかのネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)であって、
複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)の情報を第1ネットワーク群(80,480)の複数のネットワークについて共有する情報共有装置(20a,20b,20c,・・・)と、前記第2ネットワーク(70,470,570)を経由した送受信を行う第1送受信装置(30a,30b,30c,・・・)と、
前記第1ネットワーク群(80,480)のいずれかのネットワークを経由した送受信を行う第2送受信装置(40a,40b,40c,・・・)と、
を備えたネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)。 - 複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)に接続された複数のネットワークである第1ネットワーク群(80,480)と、前記第1ネットワーク群(80,480)とは通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なるネットワークである第2ネットワーク(70,470,570)とを接続する複数のネットワークノードであるネットワークノード群(10,410,510)のいずれかのネットワークノードである第1ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)において前記第2ネットワーク(70,470,570)を経由した送受信を行う送受信装置(30a,30b,30c,・・・)であって、
前記第1ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)において第1ネットワーク群(80,480)の複数のネットワークについて共有されている複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)の直前の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報である第1情報を受け、前記第1ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)とは異なるネットワークノードである第2ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)において第1ネットワーク群(80,480)の複数のネットワークについて共有されている複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)の直前の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報である第2情報を渡す受渡部(31a,31b,31c,・・・)と、
前記第2ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)において前記第2ネットワーク(70,470,570)を経由した送受信を行う他の送受信装置(30a,30b,30c,・・・)へ前記第2ネットワーク(70,470,570)経由で前記第1情報を送信し、前記他の送受信装置(30a,30b,30c,・・・)から前記第2ネットワーク(70,470,570)経由で前記第2情報を受信する送受信部(32a,32b,32c,・・・)と、
を備えた送受信装置(30a,30b,30c,・・・)。 - 複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)に接続された複数のネットワークである第1ネットワーク群(80,480)と、前記第1ネットワーク群(80,480)とは通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なるネットワークである第2ネットワーク(70,470,570)とを接続する複数のネットワークノードであるネットワークノード群(10,410,510)のいずれかのネットワークノードである第1ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)に用いられる情報共有装置(20a,20b,20c,・・・)であって、
前記第1ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)において複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)の直前の情報である第1情報を第1ネットワーク群(80,480)の複数のネットワークについて共有する共有部(23a,23b,23c,・・・)と、
前記第1ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)において前記第2ネットワーク(70,470,570)を経由した送受信を行う第1送受信装置(30a,30b,30c,・・・)へ前記第1情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報を渡し、前記第1ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)とは異なるネットワークノードである第2ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)において第1ネットワーク群(80,480)の複数のネットワークについて共有されている複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)の直前の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報である第2情報を前記第1送受信装置(30a,30b,30c,・・・)から受ける第1受渡部(21a,21b,21c,・・・)と、
前記第1ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)において前記第1ネットワーク群(80,480)のいずれかのネットワークを経由した送受信を行う第2送受信装置(40a,40b,40c,・・・)へ前記第1情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報を渡し、前記第2送受信装置(40a,40b,40c,・・・)から前記複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)の現在の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報である第3情報を受ける第2受渡部(22a,22b,22c,・・・)と、
を備え、
前記第1情報は、前記第2情報や前記第3情報により更新される、
情報共有装置(20a,20b,20c,・・・)。 - 通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なる複数のネットワーク(80,480,70,470,570)を接続するネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)にネットワーク(80a,80b,80c,・・・,480a,480b,480c,・・・)を介して接続された空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)であって、
前記ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)に提供するために、現在の情報である第1情報を収集する情報収集部(52a,52b,52c,・・・)と、
前記ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)において前記ネットワーク(80a,80b,80c,・・・,480a,480b,480c,・・・)を経由した送受信を行う第2送受信装置(40a,40b,40c,・・・)から、前記ネットワーク(80a,80b,80c,・・・)とは通信方式及び通信速度が同じである複数のネットワーク(80a,80b,80c,・・・,480a,480b,480c,・・・)について共有されている情報の少なくとも一部の情報である第2情報を前記ネットワーク(80a,80b,80c,・・・,480a,480b,480c,・・・)経由で受信し、前記第2送受信装置(40a,40b,40c,・・・)へ前記第1情報を前記ネットワーク(80a,80b,80c,・・・,480a,480b,480c,・・・)経由で送信する送受信部(51a,51b,51c,・・・)と、を備えた空調機器(50a,50b,50c,・・・)。 - 複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)に接続された複数のネットワークである第1ネットワーク群(80,480)と、前記第1ネットワーク群(80,480)とは通信方式及び通信速度の少なくとも一方が異なるネットワークである第2ネットワーク(70,470,570)とを接続する複数のネットワークノードであるネットワークノード群(10,410,510)のいずれかのネットワークノードである第1ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)に前記第1ネットワーク群(80,480)のいずれかのネットワークである第3ネットワーク(80a,80b,80c,・・・,480a,480b,480c,・・・)を介して接続された集中制御装置(60,460)であって、
前記第1ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)において第1ネットワーク群(80,480)の複数のネットワークについて共有されている複数の空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報である第1情報に基づいて、前記複数の空調機器のうち1以上の空調機器である制御対象空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)を集中して制御するための情報である集中制御情報を生成する制御部(62)と、
前記第1ネットワークノード(10a,10b,10c,・・・,410a,410b,410c,・・・,510a,510b,510c,・・・)において前記第3ネットワーク(80a,80b,80c,・・・,480a,480b,480c,・・・)を経由した送受信を行う第2送受信装置(40a,40b,40c,・・・)から前記第3ネットワーク(80a,80b,80c,・・・,480a,480b,480c,・・・)経由で前記第1情報を受信し、前記制御対象空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)から前記第3ネットワーク(80a,80b,80c,・・・,480a,480b,480c,・・・)経由で前記制御対象空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)の現在の情報のうち少なくとも一部の空調機器の情報である第2情報を受信し、前記制御対象空調機器(50a,50b,50c,・・・,450a,450b,450c,・・・)へ前記第1ネットワーク群(80,480)のいずれかのネットワーク及び前記第2ネットワーク(70,470,570)及び前記第3ネットワーク(80a,80b,80c,・・・,480a,480b,480c,・・・)の少なくとも1つを経由して前記集中制御情報を送信し、前記第2送受信装置(40a,40b,40c,・・・)へ前記第3ネットワーク(80a,80b,80c,・・・,480a,480b,480c,・・・)経由で前記第2情報を送信する送受信部(61)と、
を備えた集中制御装置(60,460)。
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