JP2004327165A - 発光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発光装置の発光面の中央部付近を明るくする。
【解決手段】発光面2を有する装置本体3と、前記発光面2の背後に配置されて前記発光面2に光を照射する複数の線状光源4と、を備えた発光装置において、前記線状光源4は、発光面2の周辺部に比べて発光面の中央付近において密となるように配置されている。
【選択図】 図1
【解決手段】発光面2を有する装置本体3と、前記発光面2の背後に配置されて前記発光面2に光を照射する複数の線状光源4と、を備えた発光装置において、前記線状光源4は、発光面2の周辺部に比べて発光面の中央付近において密となるように配置されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶テレビ用直下型バックライトなどとして用いられる発光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
15インチを超える大画面の液晶テレビ用バックライトとしては、高輝度を得やすい等の理由から、拡散板からなる発光面の背後に冷陰極管からなる線状光源を配置した、いわゆる直下型バックライトが用いられることが多い(例えば特許文献1参照)。
従来の直下型バックライトでは、直線状の複数の冷陰極管が平行に配置されており、発光面における光の均一性が要求されるのが一般的である。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−169478号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、例えば15インチを超える大画面液晶テレビでは、画面全体の明るさが均一であると画面中央が凹んだように見える錯覚が生じる。この錯覚を防止するには、画面中央を明るくし、画面の端に行くほど暗くなるようにする必要がある。
この問題に対する本発明者の着想は、液晶テレビなどにおいて画面中央を明るくするために液晶パネルの背後にあって光を発するバックライトを利用しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、発光面を有する装置本体と、前記発光面の背後に配置されて前記発光面に光を照射する複数の線状光源と、を備えた発光装置において、前記線状光源は、発光面の周辺部に比べて発光面の中央付近において密となるように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、発光面の中央付近において密となるように線状光源が配置されているため、発光面中央付近の明るさが高まる。したがって、この発光装置を液晶表示装置のバックライトとして用いると液晶パネルに対する特別な工夫を施すことなく、液晶画面の中央部を明るくすることができ、画面の見栄えが自然となる。よって、本発明の発光装置は、特に液晶テレビ用の直下型バックライトとして好適である。
【0006】
前記線状光源は、発光面の中央付近に存在する光源長が大きくなるように湾曲して形成されているのが好ましい。線状光源を湾曲させて発光面中央付近で蛇行させるなどして、発光面中央付近での光源長を大きくすれば、線状光源の数を増やさなくとも発光面中央付近の線状光源を密にでき、比較的少ない本数の線状光源で発光面中央付近での明るさを高めることができる。
【0007】
各線状光源は、略同一長のものが湾曲形成されているのが好ましい。線状光源を湾曲させた場合に、各線状光源の長さが異なると、線状光源の点灯回路として異なるものを使用する必要がある等の問題を生じるが、略同一長の線状光源を用いることで点灯回路の共通化が可能となる。
【0008】
前記複数の線状光源は、発光面の中心付近を通る直線又は中心付近の点に対して対称的に配置されているのが好ましい。線状光源を対称的に配置しておくことで、線状光源を湾曲させても、発光面において光の強さの乱れの少ない綺麗な光の分布が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の第1実施形態を示しており、ここでは、発光装置として、液晶テレビ用の直下型バックライト1を例示している。このバックライト1は、図示しない液晶パネルの背後に配置され、当該液晶パネルの背後から光を照射するためのものである。
【0010】
バックライト1は、開口に拡散板2が取り付けられるフレーム3の内部に線状光源4が配置されて構成されている。拡散板2は、線状光源4からの光を拡散して矩形状の発光面を形成するためのものであり、拡散剤を含有した乳白色の合成樹脂などによって形成されている。なお、拡散板2の上には、拡散シートやレンズシートなどの光学シート5が配置されている。
【0011】
フレーム3は、拡散板2が取り付けられる装置本体として機能するものであり、矩形状の底面3aと、底面3aの4辺から立設された側面3bとを有して上部開口状に形成されている。フレーム3の内側面は、光の反射面とされており、図示しない反射シートをフレーム3の内側面に敷設することなどで反射面が形成されている。なお、フレーム3の底面3aの背面には線状光源を点灯させるためのインバータ6が配置されている。
【0012】
線状光源4は、フレーム3の内部において、拡散板2の背後に位置するように配置されている。線状光源4としては、冷陰極蛍光ランプが用いられている。図2は、底面反射面3a上でのランプ4の配置を示している。ここでは、ランプ4は、2本用いられている。各ランプ4は、ガラス管を湾曲させて形成されている。ランプ4は、その両端内部に電極部(図示省略)を有し、電極部からガラス管外部へリード線(図示省略)が延び、インバータ6に接続される。なお、ランプ4の両端部にはシリコンゴム等により形成されたランプホルダ7が装着されており、ランプ4の保持や、電極部から発する熱の遮熱を行う。
【0013】
対をなすランプ4は、底面反射面3aの中央を通る縦方向の直線(対称軸)Aに対して左右対称に配置されている。各ランプ4は、同じ長さのものを同じ形に湾曲した、同長同形である。各ランプ4,4の両端(ランプホルダ7の位置に相当)は、底面反射面3aの対向する二辺側にそれぞれ配置されている。つまり、図2において左側の第1ランプ4の両端は、それぞれ底面反射面3aの第1辺30側に位置しており、右側の第2ランプ4の両端は、第1辺30と対向する第2辺31側に位置している。
【0014】
ランプ4は、両端から底面反射面3a中央部に向けて互いに平行に延びる直線部11a,11bと、当該直線部11a,11bの先端側(対称軸A付近;中央部付近)で湾曲した湾曲部12a,12b,12c,12d,12eと、を有している。湾曲部は、約180度折り返された複数(3つ)の折返部12a,12c,12eと、複数(2つ)の直線部12b,12dと、を有している。
【0015】
つまり、ランプ4は、一方の端部から延びる第1直線部11aの先端が第1折返部12aによって第1辺30側に折り返されて第2直線部12bが延び、さらに第2折返部12cによって対称軸A側に折り返されて第3直線部12dが延び、この第3直線部12dが第3折返部12eによって折り返されて第4直線部11bが延びて他方の端部に至る。
一つのランプ4内において、折返部を設けることで、直線状のランプを多数設けなくとも、所望の箇所を明るくでき、さらに、図2では複数の折返部が設けられているため、多くのランプを配置したのと同様の明るさを得られる。また、折返部12a,12c,12eを介して対向する直線部(例えば、第1直線部11と第2直線部12b)との間隔は、30mm以下とされており、発光品位の低下が防止されている。
【0016】
湾曲部内の第2直線部12b及び第3直線部12dは、ランプ4の両端から延びる第1及び第4直線部11a,11bよりも短くなっている。このため、底面反射面3aの周辺部に位置するランプ4端部付近よりも底面反射面3aの中央部よりに第2折返部12cが位置している。
ランプ4は、底面反射面3aの周辺部では、主に直線部11a及び直線部11bしか位置しないのに対し、底面反射面3aの中央部付近では湾曲部12a,12b,12c,12d,12eが位置してランプが蛇行しており、中央部付近に位置するランプ長の方が周辺部よりも大きくなってランプが密集している。この結果、拡散板2上では、中央部が周辺部よりも明るい発光面が得られる。なお、底面反射面3aと拡散板2は、ともに矩形状であって、互いに平行であり、中央部と周辺部の位置関係は互いに対応する。
【0017】
図2のランプ4配置によれば、発光面中央部を明るくして、この光が照射される液晶パネルの画面中央部を明るくできる。特に、15インチを超える大型液晶テレビの場合、画面中央部が明るいことで画面の見栄えが自然になる。
ここで、中央部を明るくするには、中央部にランプを数多く配置してもよいが、この場合、ランプ本数の増加を招く。一方、第1の実施形態では、ランプ4の数を増やさなくとも、中央部を明るくすることができる。
また、複数(2つ)のランプが左右対称に配置されているため、周辺部から中央部へ向かって変化する明るさも左右で同じであり、良好な発光品位となる。
各ランプ4は、湾曲に耐え得るように管の外径が3mm程度以上のものが好ましい。また、各ランプ4は、ほぼ同じ長さであるため、インバータ6への負荷が各ランプ4について同等となり、インバータ回路を簡素化し、製造コストを下げることができる。さらに、ランプ4の点灯方式は、片側高圧方式でもよいが、ここでは両端高圧方式とされており、両端高圧方式とすることで、ランプ両端での色度・輝度の差を小さくするとともに湾曲加工ランプへの点灯負荷を小さくすることができる。
【0018】
図3は、第2実施形態に係る直下型バックライト1のランプ4の配置を示している。第2実施形態においても、ランプ4は、2本用いられており、中央部に存在する中心点Bに対して対称的に配置されている。これらのランプ4は、複数(4つ)の折返部15a,15b,15c,15dを持つように湾曲しており、各折返部から延びる直線部16a,16b,16c,16d,16eを備えて、蛇行している。直線部は、対称軸Aと略平行に延びており、対称軸Aに近い直線部ほど長く、遠ざかるほど短くなるように形成されている。このため、底面反射面3aの中央部付近に位置するランプ長が長くランプが密集しており、周辺部に行くにしたがって徐々に短くなってランプ密度が粗となる。この結果、拡散板2上では、中央部が周辺部よりも明るい発光面が得られる。なお、第2実施形態において説明を省略した点は、第1実施形態と同様である。
【0019】
図4は、第3実施形態に係る直下型バックライト1のランプ4の配置を示している。第3実施形態では、ランプ4は、4本用いられており、中央部を縦方向に通る対称軸A1に対して対称的に配置されている。また、中央部を横方向に通る対称軸A2に対しても対称的に配置されている。これらのランプ4は、一方の端部から延びる第1直線部18aと、第1直線部の先端から直角に屈曲して延びる第2の直線部18bと、第2の直線部から他方の端子に向けて湾曲する湾曲部19と、を備えている。この湾曲部19では、複数(3つ)の折返部19a,19b,19cを備え、各折返部19a,19b,19cからそれぞれ延びる対称軸A1と平行な直線部18b,19d,19e,19fは、対称軸A1側ほど長く、周辺部である辺30,31に近づくほど短くなっている。このため、底面反射面3aの中央部付近に位置するランプ長が長くランプが密集しており、周辺部に行くにしたがって徐々に短くなってランプ密度が粗となる。この結果、拡散板2上では、中央部が周辺部よりも明るい発光面が得られる。また、ランプ4の本数が第1及び第2実施形態に比べて多いため、より大きな画面用のバックライトとして好適である。なお、第3実施形態において説明を省略した点は、第1実施形態と同様である。
【0020】
図5は、第4実施形態に係る直下型バックライト1のランプ4の配置を示している。第4実施形態では、ランプ4は、6本用いられており、中央部を縦方向に通る対称軸Aに対して対称的に配置されている。各ランプ4は、両端部から延びる直線部21a,21bと、直線部21a,21bの先端において湾曲した湾曲部22を備えている。この湾曲部22は、略円形であるが、楕円形その他の形状であってもよい。底面反射面3aの中央部(対称軸A)付近に湾曲部22があることで、直線部21a,21bに比べて、中央部付近に位置するランプ長が長くランプが密集している。この結果、拡散板2上では、中央部が周辺部よりも明るい発光面が得られる。また、ランプ4の本数が第3実施形態に比べて多いため、より大きな画面用のバックライトとして好適である。なお、第4実施形態において説明を省略した点は、第1実施形態と同様である。
【0021】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、中央部付近を明るくするには、中央部付近において複数のランプを交差させてもよい。また、ランプを湾曲させる場合、平面的な湾曲だけでなく、らせん形状などの立体的な湾曲が含まれていても良い。
また、本発明の発光装置は、液晶テレビ用バックライトだけでなく、中央部付近が明るいことを要求されるその他の発光装置として用いることもできる。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、発光面の中央付近において密となるように線状光源が配置されているため、発光面中央付近の明るさを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る発光装置の断面図である。
【図2】第1実施形態に係る発光装置の平面図である。
【図3】第2実施形態に係る発光装置の平面図である。
【図4】第3実施形態に係る発光装置の平面図である。
【図5】第4実施形態に係る発光装置の平面図である。
【符号の説明】
1 バックライト(発光装置)
2 拡散板(発光面)
3 フレーム(装置本体
4 線状光源
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶テレビ用直下型バックライトなどとして用いられる発光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
15インチを超える大画面の液晶テレビ用バックライトとしては、高輝度を得やすい等の理由から、拡散板からなる発光面の背後に冷陰極管からなる線状光源を配置した、いわゆる直下型バックライトが用いられることが多い(例えば特許文献1参照)。
従来の直下型バックライトでは、直線状の複数の冷陰極管が平行に配置されており、発光面における光の均一性が要求されるのが一般的である。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−169478号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、例えば15インチを超える大画面液晶テレビでは、画面全体の明るさが均一であると画面中央が凹んだように見える錯覚が生じる。この錯覚を防止するには、画面中央を明るくし、画面の端に行くほど暗くなるようにする必要がある。
この問題に対する本発明者の着想は、液晶テレビなどにおいて画面中央を明るくするために液晶パネルの背後にあって光を発するバックライトを利用しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、発光面を有する装置本体と、前記発光面の背後に配置されて前記発光面に光を照射する複数の線状光源と、を備えた発光装置において、前記線状光源は、発光面の周辺部に比べて発光面の中央付近において密となるように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、発光面の中央付近において密となるように線状光源が配置されているため、発光面中央付近の明るさが高まる。したがって、この発光装置を液晶表示装置のバックライトとして用いると液晶パネルに対する特別な工夫を施すことなく、液晶画面の中央部を明るくすることができ、画面の見栄えが自然となる。よって、本発明の発光装置は、特に液晶テレビ用の直下型バックライトとして好適である。
【0006】
前記線状光源は、発光面の中央付近に存在する光源長が大きくなるように湾曲して形成されているのが好ましい。線状光源を湾曲させて発光面中央付近で蛇行させるなどして、発光面中央付近での光源長を大きくすれば、線状光源の数を増やさなくとも発光面中央付近の線状光源を密にでき、比較的少ない本数の線状光源で発光面中央付近での明るさを高めることができる。
【0007】
各線状光源は、略同一長のものが湾曲形成されているのが好ましい。線状光源を湾曲させた場合に、各線状光源の長さが異なると、線状光源の点灯回路として異なるものを使用する必要がある等の問題を生じるが、略同一長の線状光源を用いることで点灯回路の共通化が可能となる。
【0008】
前記複数の線状光源は、発光面の中心付近を通る直線又は中心付近の点に対して対称的に配置されているのが好ましい。線状光源を対称的に配置しておくことで、線状光源を湾曲させても、発光面において光の強さの乱れの少ない綺麗な光の分布が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の第1実施形態を示しており、ここでは、発光装置として、液晶テレビ用の直下型バックライト1を例示している。このバックライト1は、図示しない液晶パネルの背後に配置され、当該液晶パネルの背後から光を照射するためのものである。
【0010】
バックライト1は、開口に拡散板2が取り付けられるフレーム3の内部に線状光源4が配置されて構成されている。拡散板2は、線状光源4からの光を拡散して矩形状の発光面を形成するためのものであり、拡散剤を含有した乳白色の合成樹脂などによって形成されている。なお、拡散板2の上には、拡散シートやレンズシートなどの光学シート5が配置されている。
【0011】
フレーム3は、拡散板2が取り付けられる装置本体として機能するものであり、矩形状の底面3aと、底面3aの4辺から立設された側面3bとを有して上部開口状に形成されている。フレーム3の内側面は、光の反射面とされており、図示しない反射シートをフレーム3の内側面に敷設することなどで反射面が形成されている。なお、フレーム3の底面3aの背面には線状光源を点灯させるためのインバータ6が配置されている。
【0012】
線状光源4は、フレーム3の内部において、拡散板2の背後に位置するように配置されている。線状光源4としては、冷陰極蛍光ランプが用いられている。図2は、底面反射面3a上でのランプ4の配置を示している。ここでは、ランプ4は、2本用いられている。各ランプ4は、ガラス管を湾曲させて形成されている。ランプ4は、その両端内部に電極部(図示省略)を有し、電極部からガラス管外部へリード線(図示省略)が延び、インバータ6に接続される。なお、ランプ4の両端部にはシリコンゴム等により形成されたランプホルダ7が装着されており、ランプ4の保持や、電極部から発する熱の遮熱を行う。
【0013】
対をなすランプ4は、底面反射面3aの中央を通る縦方向の直線(対称軸)Aに対して左右対称に配置されている。各ランプ4は、同じ長さのものを同じ形に湾曲した、同長同形である。各ランプ4,4の両端(ランプホルダ7の位置に相当)は、底面反射面3aの対向する二辺側にそれぞれ配置されている。つまり、図2において左側の第1ランプ4の両端は、それぞれ底面反射面3aの第1辺30側に位置しており、右側の第2ランプ4の両端は、第1辺30と対向する第2辺31側に位置している。
【0014】
ランプ4は、両端から底面反射面3a中央部に向けて互いに平行に延びる直線部11a,11bと、当該直線部11a,11bの先端側(対称軸A付近;中央部付近)で湾曲した湾曲部12a,12b,12c,12d,12eと、を有している。湾曲部は、約180度折り返された複数(3つ)の折返部12a,12c,12eと、複数(2つ)の直線部12b,12dと、を有している。
【0015】
つまり、ランプ4は、一方の端部から延びる第1直線部11aの先端が第1折返部12aによって第1辺30側に折り返されて第2直線部12bが延び、さらに第2折返部12cによって対称軸A側に折り返されて第3直線部12dが延び、この第3直線部12dが第3折返部12eによって折り返されて第4直線部11bが延びて他方の端部に至る。
一つのランプ4内において、折返部を設けることで、直線状のランプを多数設けなくとも、所望の箇所を明るくでき、さらに、図2では複数の折返部が設けられているため、多くのランプを配置したのと同様の明るさを得られる。また、折返部12a,12c,12eを介して対向する直線部(例えば、第1直線部11と第2直線部12b)との間隔は、30mm以下とされており、発光品位の低下が防止されている。
【0016】
湾曲部内の第2直線部12b及び第3直線部12dは、ランプ4の両端から延びる第1及び第4直線部11a,11bよりも短くなっている。このため、底面反射面3aの周辺部に位置するランプ4端部付近よりも底面反射面3aの中央部よりに第2折返部12cが位置している。
ランプ4は、底面反射面3aの周辺部では、主に直線部11a及び直線部11bしか位置しないのに対し、底面反射面3aの中央部付近では湾曲部12a,12b,12c,12d,12eが位置してランプが蛇行しており、中央部付近に位置するランプ長の方が周辺部よりも大きくなってランプが密集している。この結果、拡散板2上では、中央部が周辺部よりも明るい発光面が得られる。なお、底面反射面3aと拡散板2は、ともに矩形状であって、互いに平行であり、中央部と周辺部の位置関係は互いに対応する。
【0017】
図2のランプ4配置によれば、発光面中央部を明るくして、この光が照射される液晶パネルの画面中央部を明るくできる。特に、15インチを超える大型液晶テレビの場合、画面中央部が明るいことで画面の見栄えが自然になる。
ここで、中央部を明るくするには、中央部にランプを数多く配置してもよいが、この場合、ランプ本数の増加を招く。一方、第1の実施形態では、ランプ4の数を増やさなくとも、中央部を明るくすることができる。
また、複数(2つ)のランプが左右対称に配置されているため、周辺部から中央部へ向かって変化する明るさも左右で同じであり、良好な発光品位となる。
各ランプ4は、湾曲に耐え得るように管の外径が3mm程度以上のものが好ましい。また、各ランプ4は、ほぼ同じ長さであるため、インバータ6への負荷が各ランプ4について同等となり、インバータ回路を簡素化し、製造コストを下げることができる。さらに、ランプ4の点灯方式は、片側高圧方式でもよいが、ここでは両端高圧方式とされており、両端高圧方式とすることで、ランプ両端での色度・輝度の差を小さくするとともに湾曲加工ランプへの点灯負荷を小さくすることができる。
【0018】
図3は、第2実施形態に係る直下型バックライト1のランプ4の配置を示している。第2実施形態においても、ランプ4は、2本用いられており、中央部に存在する中心点Bに対して対称的に配置されている。これらのランプ4は、複数(4つ)の折返部15a,15b,15c,15dを持つように湾曲しており、各折返部から延びる直線部16a,16b,16c,16d,16eを備えて、蛇行している。直線部は、対称軸Aと略平行に延びており、対称軸Aに近い直線部ほど長く、遠ざかるほど短くなるように形成されている。このため、底面反射面3aの中央部付近に位置するランプ長が長くランプが密集しており、周辺部に行くにしたがって徐々に短くなってランプ密度が粗となる。この結果、拡散板2上では、中央部が周辺部よりも明るい発光面が得られる。なお、第2実施形態において説明を省略した点は、第1実施形態と同様である。
【0019】
図4は、第3実施形態に係る直下型バックライト1のランプ4の配置を示している。第3実施形態では、ランプ4は、4本用いられており、中央部を縦方向に通る対称軸A1に対して対称的に配置されている。また、中央部を横方向に通る対称軸A2に対しても対称的に配置されている。これらのランプ4は、一方の端部から延びる第1直線部18aと、第1直線部の先端から直角に屈曲して延びる第2の直線部18bと、第2の直線部から他方の端子に向けて湾曲する湾曲部19と、を備えている。この湾曲部19では、複数(3つ)の折返部19a,19b,19cを備え、各折返部19a,19b,19cからそれぞれ延びる対称軸A1と平行な直線部18b,19d,19e,19fは、対称軸A1側ほど長く、周辺部である辺30,31に近づくほど短くなっている。このため、底面反射面3aの中央部付近に位置するランプ長が長くランプが密集しており、周辺部に行くにしたがって徐々に短くなってランプ密度が粗となる。この結果、拡散板2上では、中央部が周辺部よりも明るい発光面が得られる。また、ランプ4の本数が第1及び第2実施形態に比べて多いため、より大きな画面用のバックライトとして好適である。なお、第3実施形態において説明を省略した点は、第1実施形態と同様である。
【0020】
図5は、第4実施形態に係る直下型バックライト1のランプ4の配置を示している。第4実施形態では、ランプ4は、6本用いられており、中央部を縦方向に通る対称軸Aに対して対称的に配置されている。各ランプ4は、両端部から延びる直線部21a,21bと、直線部21a,21bの先端において湾曲した湾曲部22を備えている。この湾曲部22は、略円形であるが、楕円形その他の形状であってもよい。底面反射面3aの中央部(対称軸A)付近に湾曲部22があることで、直線部21a,21bに比べて、中央部付近に位置するランプ長が長くランプが密集している。この結果、拡散板2上では、中央部が周辺部よりも明るい発光面が得られる。また、ランプ4の本数が第3実施形態に比べて多いため、より大きな画面用のバックライトとして好適である。なお、第4実施形態において説明を省略した点は、第1実施形態と同様である。
【0021】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、中央部付近を明るくするには、中央部付近において複数のランプを交差させてもよい。また、ランプを湾曲させる場合、平面的な湾曲だけでなく、らせん形状などの立体的な湾曲が含まれていても良い。
また、本発明の発光装置は、液晶テレビ用バックライトだけでなく、中央部付近が明るいことを要求されるその他の発光装置として用いることもできる。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、発光面の中央付近において密となるように線状光源が配置されているため、発光面中央付近の明るさを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る発光装置の断面図である。
【図2】第1実施形態に係る発光装置の平面図である。
【図3】第2実施形態に係る発光装置の平面図である。
【図4】第3実施形態に係る発光装置の平面図である。
【図5】第4実施形態に係る発光装置の平面図である。
【符号の説明】
1 バックライト(発光装置)
2 拡散板(発光面)
3 フレーム(装置本体
4 線状光源
Claims (5)
- 発光面を有する装置本体と、
前記発光面の背後に配置されて前記発光面に光を照射する複数の線状光源と、を備えた発光装置において、
前記線状光源は、発光面の周辺部に比べて発光面の中央付近において密となるように配置されていることを特徴とする発光装置。 - 前記線状光源は、発光面の中央付近に存在する光源長が大きくなるように湾曲して形成されていることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
- 各線状光源は、略同一長のものが湾曲形成されていることを特徴とする請求項2記載の発光装置。
- 前記複数の線状光源は、発光面の中心付近を通る直線又は中心付近の点に対して対称的に配置されていることを特徴とする請求項2〜3のいずれかに記載の発光装置。
- 液晶テレビ用直下型バックライトであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の発光装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003118414A JP2004327165A (ja) | 2003-04-23 | 2003-04-23 | 発光装置 |
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JP2003118414A JP2004327165A (ja) | 2003-04-23 | 2003-04-23 | 発光装置 |
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ID=33497961
Family Applications (1)
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Country | Link |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008192372A (ja) * | 2007-02-01 | 2008-08-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 面光源装置、透過型表示装置 |
JP2009175377A (ja) * | 2008-01-24 | 2009-08-06 | Funai Electric Co Ltd | 液晶モジュール |
US8059214B2 (en) | 2006-03-27 | 2011-11-15 | Funai Electric Co., Ltd. | Direct-type backlight device and liquid crystal television apparatus |
JP2012185983A (ja) * | 2011-03-04 | 2012-09-27 | Optrom Inc | 照明装置 |
-
2003
- 2003-04-23 JP JP2003118414A patent/JP2004327165A/ja active Pending
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