JP2004326429A - プリントシステム - Google Patents

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JP2004326429A
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Koji Takemura
幸治 竹村
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Konica Minolta Photo Imaging Inc
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Abstract

【課題】プリンタの消耗度を制御してプリントシステムにおけるメンテナンスを容易にする。
【解決手段】プリントシステム100では、プリントサーバ30のオーダ制御部31により、プリント待ちで消耗度が小さいプリンタから優先してプリント出力するプリンタの順位が決定され、当該決定された順位でプリントオーダが割り振られる。プリント制御部32では、割り振られたプリントオーダに従って、各プリンタ50にプリント出力する画像データが通信部35を介して送信され、プリント出力するようプリンタ制御が行われる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊園地や観光地等において撮影された画像を即時に大量プリントするプリントシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
遊園地や観光地では、例えば観覧車の乗降口でカメラマンが常駐して、乗車する客を撮影し、観覧車が一周して客が降車した際にプリントされた写真を見せて販売するといったように、来場者の記念写真を撮影して販売することが行われている。販売する写真は、観覧車に乗車した客が降車するまでにプリント出力されていなければならないため、従来から短時間で大量のプリント出力を行うプリントシステムが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記プリントシステムの一例を図12に示す。
図12に示すプリントシステムでは、カメラマンのそばに撮影画像を取り込むための入力端末が設置されており、カメラマンは撮影後すぐに入力端末にプリント対象の画像データを入力するとともにプリント枚数、プリントサイズ等のプリント条件を入力する。入力端末に入力された撮影画像の画像データ及びプリント条件の情報は、LAN(Local Area Network)を介してプリントサーバに送信される。プリントサーバには複数のプリンタが接続されており、各プリンタのプリント状況が管理されている。
【0004】
入力端末からプリント対象の画像データ及びプリント条件の情報が受信されると、プリントサーバでは、プリント条件に基づいて各プリンタに割り振るプリント出力指示情報(以下、プリントオーダという。)が生成される。そして、各プリンタのプリント状況に応じてプリントオーダが割り振られ、各プリンタではプリントオーダに応じたプリント出力が行われる。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−331453号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記プリントシステムでは、大量プリントの即時処理を実現するために、プリントオーダの割り振りは、プリント処理の効率化を考慮して行われているが、一度にプリントする量が少ない、或いはプリンタの設置台数が多い場合は、使用頻度が高いプリンタと低いプリンタが出てくることとなる。
【0007】
例えば、図13(a)に示すように、プリントサーバに5つのプリンタA〜Eが接続されており、これらのプリンタに7つのプリントオーダ1〜7を割り振る場合、プリントサーバでは、プリンタAからEに所定の順番でプリントオーダ1〜7が割り振られる。しかしながら、次回のプリント時に、同様に7つのプリントオーダ1〜7を割り振る際には、再度プリンタAから順に割り振られるため、プリンタA、Bの使用頻度が高くなるとともにプリンタC、D、Eの使用頻度が低くなりやすくなり、各プリンタA〜Eの消耗度に差が生じることとなる。
【0008】
そこで、図13(b)に示すように、1回目に割り振られたプリントオーダに続けて2回目のプリントオーダを割り振ることにより、各プリンタに均一にプリントオーダを割り振って消耗度の均一化を図ることが考えられるが、この方法では、プリンタの故障等によりプリンタが交換されると、消耗度が異なるプリンタが混在した状態でプリントオーダが均等に割り振られるので、やはり各プリンタの消耗度に差が生じることとなる。
【0009】
消耗が激しく進んだプリンタは、突然プリント画質が劣化したり、動作が停止したりする可能性がある。システム稼働中にプリンタが突然使用不能に陥ると、プリントサービス業務に多大な支障をきたすこととなるため、定期的にメンテナンスが必要となるが、消耗度の異なるプリンタが混在してしまうことにより、プリンタ毎にメンテナンスを行う時期がずれるため、効率的なメンテナンス作業を行うことができない。
【0010】
本発明の課題は、プリンタの消耗度を制御してメンテナンスが容易なプリントシステムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、
プリント対象の画像データ及びプリント条件を入力する入力端末と、前記入力された画像データをプリント出力する複数のプリンタと、から構成されるプリントシステムにおいて、
前記複数のプリンタの消耗度を記憶する消耗度記憶手段と、
前記入力されたプリント条件に基づいて、プリント出力の指示情報であるプリントオーダを生成し、前記記憶された各プリンタの消耗度に基づいて各プリンタにプリントオーダを割り振るオーダ制御手段と、
前記割り振られたプリントオーダに従って、各プリンタにプリント対象の画像データをプリント出力させるプリント制御手段と、
を備えることを特徴とするプリントシステム。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプリントシステムにおいて、
前記オーダ制御手段は、消耗度が小さいプリンタから優先して各プリンタにプリントオーダを割り振ることを特徴とする。
【0013】
請求項1、2に記載の発明によれば、各プリンタの消耗度を記憶し、プリン出力時には各プリンタの消耗度の小さいプリンタから順にプリントオーダを割り振るので、各プリンタの消耗度の均一化を図ることができる。すなわち、各プリンタの消耗度を均一化するように消耗度を制御することにより、オペレータは、一度にすべてのプリンタのメンテナンスを実行することができ、メンテナンスの作業効率を向上させることができる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のプリントシステムにおいて、
前記オーダ制御手段は、各プリンタの消耗度に段階的な差がつくようにプリントオーダを割り振ることを特徴とする。
【0015】
請求項3に記載の発明によれば、各プリンタの消耗度に段階的な差がつくようにプリントオーダを割り振るので、同時に複数のプリンタが故障するといったトラブルを回避することができる。また、所定期間ごとに消耗度が最大のプリンタから順にメンテナンスを行えばよいので、メンテナンス作業の効率が良い。
【0016】
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のプリントシステムにおいて、
前記プリント制御手段は、各プリンタのプリント状況の情報を取得し、
前記オーダ制御手段は、前記取得された各プリンタのプリント状況に基づき、プリント待ちのプリンタから優先してプリントオーダを割り振ることを特徴とする。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、プリント待ちのプリンタから順にプリントオーダを割り振るので、プリント効率を考慮したプリント出力を行うことができる。
【0018】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のプリントシステムにおいて、
前記プリント制御手段は、前記プリンタから消耗度の情報を取得し、
前記消耗度記憶手段は、前記取得された消耗度を記憶することを特徴とする。
【0019】
請求項5に記載の発明によれば、プリンタから消耗度の情報を取得することができる。
【0020】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のプリントシステムにおいて、
前記オーダ制御手段は、各プリンタに割り振られたプリントオーダに基づいて、各プリンタの消耗度を判定し、
前記消耗度記憶手段は、前記判定された消耗度を記憶することを特徴とする。
【0021】
請求項6に記載の発明によれば、プリンタから消耗度の情報を取得せずにプリンタの消耗度を管理することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本実施の形態では、各プリンタの消耗度を管理し、各プリンタの消耗度が均一化するようにプリントオーダを割り振ることにより、プリンタの消耗度を制御する例を説明する。
【0023】
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態におけるプリントシステム100のシステム構成を示す。
図1に示すように、プリントシステム100は、入力端末10、プリントサーバ30、プリンタ50を備えて構成される。入力端末10とプリントサーバ30とは通信ネットワークNを介して互いに情報の送受信が可能に接続され、プリントサーバ30には複数のプリンタ50が接続されている。なお、図1では、2台の入力端末10と、2台のプリントサーバ30と、2台のプリンタ50を図示したが、各装置の設置台数及び設置場所は特に限定しない。
【0024】
以下、各構成装置について説明する。
入力端末10は、プリント対象の画像データと、プリント枚数、プリントサイズ、画像処理条件等の各種プリント条件を入力するものであり、デジタルカメラCと接続するための接続手段又はデジタルカメラCにより画像データが記録されたメディアMを接続するための接続手段を備えて構成される。また、入力端末10は、ネットワークインターフェイスカード(以下、NIC;Network Interface Card)やモデム等の通信手段を備え、入力された画像データ及びプリント条件の情報を通信ネットワークNを介してプリントサーバ30に送信する。
【0025】
プリントサーバ30は、プリント対象の画像データを管理するとともにプリントサーバ30に接続された複数のプリンタ50を管理するものであり、各プリンタ50にプリントオーダを割り振る。
【0026】
図2に、プリントサーバ30の機能的構成を示す。
図2に示すように、プリントサーバ30は、オーダ制御部31、プリント制御部32、入力部33、表示部34、I/F(InterFace)35、通信部36、プログラムメモリ37、プリントメモリ38、画像メモリ39を備えて構成される。
【0027】
オーダ制御部31は、CPU(Central Processing Unit)等を備えて構成され、プリント対象の画像データ及びプリントオーダの管理を行う。オーダ制御部31は、プリント出力を行うためのプログラムの他、本発明に係るオーダ振り分け処理プログラム(図7参照)等の各種プログラムをプログラムメモリ38から読み出して図示しないRAM(Random Access Memory)に展開し、当該プログラムとの協働により処理動作を統括的に制御する。
【0028】
オーダ制御部31は、入力端末10から送信されたプリント条件の情報に基づいて各プリンタ50に振り分けるプリントオーダを生成し、オーダ振り分け処理において、プリント待ちであり、かつ消耗度が小さいプリンタ50から優先してプリントオーダを振り分ける。すなわち、プリント処理の効率化及び各プリンタ50における消耗度の均一化を図るようにプリントオーダの振り分けが行われる。すなわち、オーダ制御部31によりオーダ制御手段を実現することができる。
【0029】
プリント制御部32は、CPU等を備えて構成され、プリンタ50におけるプリント出力を制御する。プリント制御部32は、プリント出力を行うためのプログラムの他、本発明に係るオーダ振り分け処理プログラム(図7参照)等の各種プログラムをプログラムメモリ38から読み出して図示しないRAM(Random Access Memory)に展開し、当該プログラムとの協働により処理動作を統括的に制御する。
【0030】
プリント制御部32は、オーダ割り振り処理において、各プリンタ50から消耗度の情報を取得して消耗度管理テーブル381に格納する。また、プリント出力時には、オーダ管理テーブル382にプリントオーダが格納されると、当該プリントオーダを読み出してプリントフォルダ393からプリント対象の画像データを取得し、画像処理を施す。次いで、プリントオーダに従って各プリンタに処理済み画像データを送信し、プリント出力させる。すなわち、プリント制御部32によりプリント制御手段を実現することができる。
【0031】
入力部33は、キーボードやマウス等を備えて構成され、操作されたキーに対応する操作信号をオーダ制御部31又はプリント制御部32に出力する。
【0032】
表示部34は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、各種操作画面や、オーダ制御部31、プリント制御部32による処理結果等の各種表示情報を表示する。
【0033】
I/F35は、プリンタ50と接続するためのインターフェイスであり、SCSI(Small Computer System Interface)等の規格を適用可能である。
【0034】
通信部36は、NICやモデム等から構成され、通信ネットワークN上の外部機器と情報の送受信を行う。例えば、入力端末10からプリント対象の画像データとともにプリントオーダを受信する。
【0035】
プログラムメモリ37は、磁気的又は光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成され、プリント出力に係るプログラムの他、オーダ割り振り処理プログラム及び各プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0036】
プリントメモリ38は、RAMやROM(Read Only Memory)等を備えて構成される。プリントメモリ38は、プリンタ50の現在のプリント状況を管理するためのステータステーブル381、各プリンタに割り振られたプリントオーダを管理するためのオーダテーブル382、各プリンタ50の消耗度を管理するための消耗度管理テーブル383を内部に格納している。すなわち、プリントメモリ38に各プリンタの消耗度を記憶することにより消耗度記憶手段を実現することができる。
【0037】
ステータス管理テーブル381には、図3に示すように、各プリンタ50を識別するためのプリンタ番号(例えば、“A”)と、そのプリンタ50の現在のプリント状況(例えば、“プリント中”)とが対応付けて格納される。
【0038】
オーダテーブル382には、図4に示すように、各プリンタ50のプリンタ番号と、そのプリンタに振り分けられたプリントオーダとが対応付けて格納される。プリントオーダには、プリント対象の画像ファイル名(例えば、“1234.img”)、プリント枚数(例えば、“1枚”)及びプリント条件(例えば、プリントサイズ“L判”)が含まれる。なお、プリントオーダに、画像処理条件やプリントペーパー条件等を含むこととしてもよい。
【0039】
消耗度管理テーブル383には、図5に示すように、各プリンタ50のプリンタ番号と、そのプリンタにおける消耗度として積算プリント枚数(例えば、“20000”枚)とが対応付けて格納される。本実施の形態では、プリンタの消耗度を示す指標値として積算プリント枚数を適用した例を説明するが、プリンタの消耗度を示すのであればこれに限らず、プリントヘッドの使用頻度を消耗度としてもよいし、ロールペーパーを裁断してプリント出力するプリンタであれば、カッターの使用頻度を消耗度として適用することとしてもよい。
【0040】
画像メモリ39は、画像データを管理するためのメモリであり、RAMやROMから構成される。画像メモリ39は、入力端末10から送信された画像データを一時的に保存するスプールフォルダ391と、バックアップ用に画像データを保存するバックアップフォルダ392と、プリント対象の画像データを保存するプリントフォルダ393とを内部に格納する。
【0041】
次に、プリンタ50について説明する。
プリンタ50は、プリントサーバ30から送信された画像データをプリント出力する手段を備えて構成される。なお、プリンタ50のプリント方式は、写真画質を実現するのであればインクジェット方式、電子写真方式等、どの方式であってもよい。
【0042】
次に、本実施の形態における動作を説明する。
本実施の形態では、プリントサーバ30において、プリント制御部32がプリンタ50の消耗度として積算プリント枚数の情報をプリンタ50から取得し、プリント出力の際には、オーダ制御部31が消耗度が小さいプリンタ50から順にプリントオーダを割り振って各プリンタの消耗度を制御する例を説明する。
【0043】
最初に、図6を参照して、プリントシステム100におけるプリント出力の流れを説明する。
まず、カメラマンがデジタルカメラCにより撮影を行い、入力端末10にデジタルカメラCを接続する、或いは画像データをメディアMに記録して当該メディアMを入力端末10に装着する。そして、入力端末10にプリント枚数、プリントサイズ等のプリント条件を入力する。入力端末10では、接続されたデジタルカメラC又はメディアMから撮影された画像データの読取が行われる(ステップS1)。
【0044】
次いで、入力端末10では、入力された画像データ及びプリント条件の情報がプリントサーバ30に転送され(ステップS2)、プリントサーバ30では、転送された画像データがプリント条件の情報と対応付けられてスプールフォルダ391に一時保存される。このスプールフォルダ391は、プリントサーバ30のオーダ制御部31により常に監視されており(ステップS3)、スプールフォルダ391に画像データ及びプリントオーダが保存されると、オーダ制御部31によりスプールフォルダ391からバックアップフォルダ392に画像データが転送されて保存される(ステップS4)。
【0045】
次いで、オーダ制御部31によりステータス管理テーブル381が参照され、各プリンタ50のプリント状況が確認される(ステップS5)。そして、プリント状況に基づいてプリントの可否が判別され、プリント可能と判別された場合は、バックアップフォルダ392に保存されている画像データのうち、プリント対象の画像データがプリントフォルダ393にコピーされて保存される(ステップS6)。
【0046】
次に、オーダ制御部31により、プリント条件に基づいてプリントオーダが生成され、プリンタのプリント状況に基づいてプリント待ちのプリンタ50から順にプリントオーダが割り振られる。そして、割り振られたプリントオーダがオーダ管理テーブル382に格納されてオーダ登録が行われる(ステップS7)。このオーダ管理テーブル382は、プリント制御部32により常に監視されており、オーダ管理テーブル382にプリントオーダが格納されると、プリント制御部32により当該プリントオーダが読み出されてプリント対象の画像データ、プリント出力させるプリンタ50、プリント枚数、プリント条件等が確認される(ステップS8)。
【0047】
プリントオーダが確認されると、プリント制御部32では、プリントフォルダ393からプリント対象の画像データが取得され(ステップS9)、取得された画像にフレームを合成する、日付等の文字入れを行う等の各種画像処理が行われる。画像処理が終了すると、処理済みの画像データがプリントオーダに従って各プリンタ50に転送され(ステップS10)、プリンタ50によりプリント出力が行われる(ステップS11)。
【0048】
次に、図7を参照して、本発明に特徴的な動作について説明する。
図7は、プリントサーバ30において実行されるオーダ割り振り処理を説明するフローチャートである。このオーダ割り振り処理は、前述したプリント出力におけるステップS8のオーダ登録の際に行われる処理であり、プリンタ50の消耗度に応じてプリントオーダを割り振る処理である。
【0049】
図7に示すオーダ割り振り処理では、まずプリント制御部32により、通信部36を介して各プリンタ50に消耗度を問い合わせる問い合わせ情報が送信される(ステップT1)。プリンタ50では、プリンタ番号とプリンタの消耗度として積算プリント枚数の情報とを含む応答情報がプリントサーバ30に送信される(ステップT2)。
【0050】
各プリンタ50から消耗度の情報が送信されると、プリントサーバ30では、プリント制御部32により当該送信された消耗度の情報が消耗度管理テーブル383に格納される(ステップT3)。
【0051】
一方、オーダ制御部31では、スプールフォルダ391の監視が行われており、スプールフォルダ391に画像データ及びプリントオーダが保存されたか否かが判別される(ステップT4)。そして、画像データ及びプリントオーダが保存されると(ステップT4;Y)、オーダ制御部31では、ステータス管理テーブル381が参照され、プリンタのプリント状況が確認されるとともに、消耗度管理テーブル383が参照され、各プリンタ50の消耗度が確認される(ステップT5)。
【0052】
次いで、オーダ制御部31では、ステータス管理テーブル381が参照され、各プリンタ50のプリント状況の確認が行われる(ステップT6)。次いで、確認された各プリンタの消耗度及びプリント状況に基づいて、プリント待ちで消耗度の小さいプリンタ50から順にプリントオーダが割り振られる。すなわち、プリント出力の効率化を図りつつ各プリンタ50の消耗度の均一化が図られる。割り振られたプリントオーダはオーダ管理テーブル382に格納されてオーダ登録される(ステップT7)。
【0053】
例えば、図8(a)に示すように、プリントサーバ30にプリンタA(消耗度20000)、プリンタB(消耗度15000)、プリンタC(消耗度800)、プリンタD(消耗度200)、プリンタE(消耗度60)の各プリンタが接続されており、これら各プリンタにプリントオーダ1〜7を割り振る場合、プリントオーダ1はプリンタEに、プリントオーダ2はプリンタDに、プリントオーダ3はプリンタCに、と消耗度が小さいプリンタから順に優先順位が決定されてプリントオーダが割り振られる。そして、全てのプリンタA〜Eにプリントオーダが割り振られると、再度消耗度が小さいプリンタから順に割り振られ、プリントオーダ6はプリンタEに、プリントオーダ7はプリンタDに割り振られる。
【0054】
このように、各プリンタ50から常にプリンタ番号及び消耗度の情報を取得し、管理するので、図8(a)に示した例でプリンタAが故障のためプリンタFに交換され、交換に伴って各プリンタの接続順が入れ替えられた場合であっても、図8(b)に示すように、消耗度の小さいプリンタから順にプリントオーダが割り振られることとなり、プリンタの接続順又はプリンタの新規導入に関わらず、各プリンタの消耗度が均一化されることとなる。
【0055】
以上のように、各プリンタの消耗度を管理し、プリント待ちでかつ消耗度が小さいプリンタから優先してプリントオーダを割り振るので、プリンタを効率良く使用しながらプリンタの消耗度を制御することができる。各プリンタの消耗度を均一化することにより、オペレータは、一度に全てのプリンタのメンテナンスを行うことができ、メンテナンス作業の効率を向上させることができる。また、プリントサービス業務に支障をきたさないように、所定期間毎に遊園地の休園日や夜間等の時期を見計らって一斉メンテナンスを行えばよいので、プリントシステムの運用が容易となる。
【0056】
なお、本実施の形態における記述内容は、本発明を適用したプリントシステム100の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上述した説明では、プリント制御部32において各プリンタ50に消耗度を問い合わせることとしていたが、オーダ制御部31においてプリントオーダを割り振った際に、各プリンタ50に割り振られたプリントオーダに基づいてプリンタ50の消耗度を判定し、消耗度管理テーブル383に記憶させることとしてもよい。例えば、各プリンタ50に割り振られたプリントオーダに含まれるプリント枚数の情報を消耗度の指標値とし、当該プリント枚数をプリントする毎に積算して消耗度管理テーブル383に記憶させる。
【0057】
また、上述した説明では、各プリンタの消耗度の均一化を図って、同時に全プリンタのメンテナンスを可能としたが、例えば各プリンタの消耗度に段階的な差がつくようにプリントオーダを割り振り、同時に複数のプリンタが故障しないようにプリンタの消耗度を制御することとしてもよい。
【0058】
例えば、図9(a)に示すように、プリンタA(消耗度15000)、プリンタB(消耗度200)、プリンタC(消耗度1500)、プリンタD(消耗度800)、プリンタE(消耗度0)の各プリンタがプリントサーバに接続されており、これら各プリンタにプリントオーダ1〜7を割り振る場合、オーダ制御部により各プリンタの消耗度の差が5000になるようにプリントオーダを割り振る。この結果、図9(b)に示すように、プリンタAの消耗度30000、プリンタBの消耗度25000、プリンタCの消耗度20000、プリンタDの消耗度15000、プリンタEの消耗度1000、と各プリンタの消耗度に段階的な差がつく。
【0059】
このようにしてプリンタの消耗度を制御することにより、1台づつプリンタが老朽化するので、所定期間毎に1台づつメンテナンスを行うことにより、同時に複数のプリンタが故障するといったトラブルを回避することができる。
【0060】
また、上述した説明では、プリントサーバにスプールフォルダ、バックアップフォルダ、プリントフォルダを備える構成としたが、これら各フォルダの格納場所は特に限定しない。例えば、入力端末に上記各フォルダを格納することとしてもよいし、別に画像保存用の画像プリントサーバを通信ネットワークN上に設け、当該画像プリントサーバに各フォルダを格納することとしてもよい。
【0061】
また、本実施の形態では、プリントサーバにオーダ制御部及びプリント制御部を備えて、入力端末、プリントサーバ、プリンタからなるシステム構成を説明したが、これに限らず、例えば図10に示すように、オーダ制御部とプリント制御部とを別体構成とし、入力端末、オーダ制御部を備えるオーダ制御装置、プリント制御部を備えるプリント制御装置、プリンタからなるシステム構成としてもよい。このシステム構成の場合、オーダ制御装置にプリントメモリが備えられてプリンタのステータス管理、プリントオーダの管理、プリンタの消耗度の管理が行われる。そして、プリント制御装置に複数のプリンタが接続され、オーダ制御装置により割り振られたプリントオーダがプリント制御装置に送信されてプリンタによりプリント出力される。
【0062】
また、図11に示すように、入力端末にオーダ制御部及びプリント制御部を備え、入力端末とプリンタとからなるシステム構成としてもよい。この場合、入力端末において、オーダ制御部によりプリントオーダが割り振られ、プリント制御部によりプリント出力が制御される。
【0063】
その他、本実施の形態におけるプリントシステム100の細部構成及び細部動作に関しても、本発明に趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0064】
【発明の効果】
請求項1、2に記載の発明によれば、各プリンタの消耗度を記憶し、プリン出力時には各プリンタの消耗度の小さいプリンタから順にプリントオーダを割り振るので、各プリンタの消耗度の均一化を図ることができる。すなわち、各プリンタの消耗度を均一化するように消耗度を制御することにより、オペレータは、一度にすべてのプリンタのメンテナンスを実行することができ、メンテナンスの作業効率を向上させることができる。
【0065】
請求項3に記載の発明によれば、各プリンタの消耗度に段階的な差がつくようにプリントオーダを割り振るので、同時に複数のプリンタが故障するといったトラブルを回避することができる。また、所定期間ごとに消耗度が最大のプリンタから順にメンテナンスを行えばよいので、メンテナンス作業の効率が良い。
【0066】
請求項4に記載の発明によれば、プリント待ちのプリンタから順にプリントオーダを割り振るので、プリント効率を考慮したプリント出力を行うことができる。
【0067】
請求項5に記載の発明によれば、プリンタから消耗度の情報を取得することができる。
【0068】
請求項6に記載の発明によれば、プリンタから消耗度の情報を取得せずにプリンタの消耗度を管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態のプリントシステム100のシステム構成を示す図である。
【図2】プリントサーバ30の機能的構成を示す図である。
【図3】ステータス管理テーブル381のデータ構成を示す図である。
【図4】オーダ管理テーブル382のデータ構成を示す図である。
【図5】消耗度管理テーブル383のデータ構成を示す図である。
【図6】プリントシステム100におけるプリント出力の流れを説明する図である。
【図7】第1の実施の形態におけるプリントサーバ30のオーダ制御部31及びプリント制御部32により実行されるオーダ割り振り処理を説明するフローチャートである。
【図8】(a)プリントオーダが割り振られた例を示す図であり、(b)はプリンタの入れ替え及び新規導入した際にプリントオーダが割り振られた例を示す図である。
【図9】(a)は各プリンタの消耗度に段階的な差がつくようにプリントオーダが割り振られた例を示す図であり、(b)はプリントオーダが割り振られた結果、各プリンタの消耗度に段階的な差がついた例を示す図である。
【図10】他のシステム構成のプリントシステム200を示す図である。
【図11】他のシステム構成のプリントシステム300を示す図である。
【図12】従来のプリントシステムのシステム構成を示す図である。
【図13】従来のプリントシステムにおけるプリントオーダの割り振り方法を説明する図であり、(a)は予め設定された順番でプリントオーダを割り振り、プリント毎に順番をリセットする例を示す図であり、(b)はプリント毎に連続してプリントオーダを割り振る例を示す図である。
【符号の説明】
100 プリントシステム
10 入力端末
30 プリントサーバ
31 オーダ制御部
32 プリント制御部
33 入力部
34 表示部
35 I/F
36 通信部
37 プログラムメモリ
38 プリントメモリ
381 ステータス管理テーブル
382 オーダ管理テーブル
383 消耗度管理テーブル
39 画像メモリ
391 スプールフォルダ
392 バックアップフォルダ
393 プリントフォルダ
50 プリンタ

Claims (6)

  1. プリント対象の画像データ及びプリント条件を入力する入力端末と、前記入力された画像データをプリント出力する複数のプリンタと、から構成されるプリントシステムにおいて、
    前記複数のプリンタの消耗度を記憶する消耗度記憶手段と、
    前記入力されたプリント条件に基づいて、プリント出力の指示情報であるプリントオーダを生成し、前記記憶された各プリンタの消耗度に基づいて各プリンタにプリントオーダを割り振るオーダ制御手段と、
    前記割り振られたプリントオーダに従って、各プリンタにプリント対象の画像データをプリント出力させるプリント制御手段と、
    を備えることを特徴とするプリントシステム。
  2. 前記オーダ制御手段は、消耗度が小さいプリンタから優先して各プリンタにプリントオーダを割り振ることを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。
  3. 前記オーダ制御手段は、各プリンタの消耗度に段階的な差がつくようにプリントオーダを割り振ることを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。
  4. 前記プリント制御手段は、各プリンタのプリント状況の情報を取得し、
    前記オーダ制御手段は、前記取得された各プリンタのプリント状況に基づき、プリント待ちのプリンタから優先してプリントオーダを割り振ることを特徴とする請求項2又は3に記載のプリントシステム。
  5. 前記プリント制御手段は、前記プリンタから消耗度の情報を取得し、
    前記消耗度記憶手段は、前記取得された消耗度を記憶することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のプリントシステム。
  6. 前記オーダ制御手段は、各プリンタに割り振られたプリントオーダに基づいて、各プリンタの消耗度を判定し、
    前記消耗度記憶手段は、前記判定された消耗度を記憶することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のプリントシステム。
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