JP2004326291A - カップ式飲料自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】氷加工手段で加工した細氷を容器へ集約させることが可能なカップ式飲料自動販売機を提供すること。
【解決手段】氷と刃を相対的に移動させることにより氷を切削して細氷に加工すると共に、加工された細氷を排出口から順次排出する氷加工装置81を備え、排出口から排出した細氷をカップCに用意された飲料の主原料に供給して飲料を製造するカップ式飲料自動販売機1。氷加工装置81は、排出口から排出された細氷の排出方向を案内する案内部材83を備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、カップ式飲料自動販売機に関し、特に、カップなどの容器に供給したプレミックのコーヒー飲料やシロップ等の主原料と氷とを攪拌してシャーベット状のフローズン飲料を調理するカップ式飲料自動販売機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、カップ式飲料自動販売機として、製氷機で製造した氷を飲料入りのカップに供給して氷入りのコールド飲料を製造するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、最近では、飲料に対する嗜好の多様化により、口当たりが良く清涼感のあるコールド飲料として、例えばシャーベット状のフローズン飲料が好まれるようになってきている。このフローズン飲料を製造するためには、細氷(例えば、略米粒の寸法の氷)と飲料とを混合することが要求される。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−6253号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のカップ式飲料自動販売機では、製氷機で作られた氷をそのままカップに投入し、攪拌羽根で攪拌している。この氷は、コールド飲料をできるだけ長く冷やすことを目的としているため、例えば、略10mm角の大きさとしてある。すなわち、従来のカップ式飲料自動販売機の構成では、上記フローズン飲料を製造するための細氷がなく、フローズン飲料を製造することができない。
【0006】
また、フローズン飲料を製造する細氷(例えば、略米粒の寸法の氷)を得るため、例えば製氷機で作られた氷を細氷に加工する氷加工手段を設けた場合、粉砕された多数の細氷が飛び散ってしまうことから容器へ集約させることが難しいという問題があった。
【0007】
この発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、氷加工手段で加工した細氷を容器へ集約させることが可能なカップ式飲料自動販売機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係るカップ式飲料自動販売機は、氷と刃を相対的に移動させることにより氷を切削して細氷に加工すると共に、加工された細氷を排出口から順次排出する氷加工手段を備え、前記排出口から排出した細氷をカップに用意された飲料の主原料に供給して飲料を製造するカップ式飲料自動販売機において、前記氷加工手段は、前記排出口から排出された細氷の排出方向を案内する案内部材を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項1の発明によれば、氷加工手段の排出口から排出された細氷を案内部材によって案内することで、切削した細氷を容器へ集約させるようにしている。
【0010】
また、請求項2の発明に係るカップ式飲料自動販売機は、上記の発明において、前記氷加工手段は、所定の軸心まわりに氷を回転させると共に、前記刃を径方向に向けて配設したものであり、前記案内部材は、前記排出口において径内方部から排出された細氷に当接することにより、該細氷を径外方部へ強制的に移動させる強制部が設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明によれば、排出口において径内方部から排出された細氷を、径外方部へ強制的に移動させ、径外方部の排出口から排出される排出速度の速い細氷と共に排出するようにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明に係るカップ式飲料自動販売機の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態であるカップ式飲料自動販売機の概略構成図である。
【0013】
図1に示すように、カップ式飲料自動販売機1は、カップ搬送装置10、水リザーバ20、湯タンク40、コーヒー飲料調理装置50、製氷機60、氷振り分け装置70、氷加工供給装置80、シロップタンク90、キャニスタ100、攪拌装置110および排水容器120を備えている。
【0014】
カップ搬送装置10は、カップ供給装置(図示せず)により供給されたカップCを搬送する。カップCを搬送する位置としては、飲料を調理するための調理位置(図1に例示するカップCの位置)、および販売口(図示せず)に通じる販売位置がある。その他、カップ搬送装置10がカップCを搬送する位置には、各種原料などを受け取る受取位置がある。なお、調理位置には、排水のための排水口11が設けてある。
【0015】
水リザーバ20は、給水弁21を介して上水道から供給された水を貯留する。水リザーバ20には、送水配管22と製氷用水配管23とが接続されている。
【0016】
送水配管22は、水リザーバ20から延在する先端に三方弁24が設けられている。三方弁24は、一方に水配管25が接続され、他方には湯タンク用水配管26が接続されている。このように、送水配管22は、水配管25と湯タンク用水配管26とに分岐接続されている。
【0017】
三方弁24は、水配管25あるいは湯タンク用水配管26に対して個別に開閉可能であり、通常時はそれぞれに対して閉状態に保持されている。三方弁24は、送水配管22を水配管25あるいは湯タンク用水配管26に切替接続する。水配管25は、先端が調理位置にあるカップCに臨むように配設され、三方弁24によって送水配管22と接続されると、水リザーバ20内の水が調理位置にあるカップCに供給される。また、湯タンク用水配管26は、湯タンク40に接続され、三方弁24によって送水配管22と接続されると、水リザーバ20内の水が湯タンク40に供給される。
【0018】
また、製氷用水配管23は、製氷機60と接続され、水リザーバ20内の水を製氷機60に供給する。
【0019】
湯タンク40は、ヒータ40aを内蔵し、湯タンク用水配管26により供給された水を加熱して貯留する。湯タンク40は、ヒータ40aによって、湯(加熱した水あるいは温水)の温度を例えば93〜97℃に保持している。湯タンク40には、湯配管41、コーヒー調理用湯配管42及び滑落湯配管43が接続されている。
【0020】
湯配管41は、先端が調理位置にあるカップCに臨むように配設されている。湯配管41は、途中に湯弁41aが設けられている。湯配管41は、湯弁41aが開状態にあると湯タンク40内の湯が調理位置にあるカップCに供給され、湯弁41aが閉状態にあると湯配管41による湯の供給が停止される。また、コーヒー調理用湯配管42は、コーヒー飲料調理装置50に接続されている。コーヒー調理用湯配管42は、途中に湯弁42aが設けられ、湯弁42aが開状態にあると湯タンク40内の湯がコーヒー飲料調理装置50に供給され、湯弁42aが閉状態にあるとコーヒー調理用湯配管42による湯の供給が停止される。滑落湯配管43は、氷加工供給装置80の後述するシュータ82に湯を供給するもので、湯弁43が途中に設けられている。
【0021】
コーヒー飲料調理装置50は、挽いたコーヒー豆と、コーヒー調理用湯配管42により供給された湯とを用いてコーヒー飲料を抽出する。コーヒー飲料調理装置50には、コーヒー配管51が接続されている。コーヒー配管51は、先端が調理位置にあるカップCに臨むように配設され、コーヒー飲料調理装置50により抽出したコーヒー飲料を調理位置にあるカップCに供給する。
【0022】
製氷機60は、製氷用水配管23を通じて水リザーバ20内から供給された水を用いて氷を製造して貯蔵する。この氷は、予め設定された大きさ、例えば略10mm角に製造され、以下、製氷機60で製造した氷を角氷という。製氷機60は、開閉可能に構成された氷排出口61を有している。氷排出口61は、氷振り分け装置70に接続され、開状態にあると角氷が氷振り分け装置70に供給され、閉状態にあると角氷の供給が停止される。
【0023】
氷振り分け装置70は、氷配管用位置(図1中破線で例示)と、氷加工供給装置用位置(図1中、実線で例示)との2通りの位置に可動する氷振り分け機構71を内蔵している。氷振り分け装置70は、氷振り分け機構71の各位置に応じて一方あるいは他方の通路をなす。一方の通路は氷配管72に接続され、他方の通路は氷加工供給装置80に接続されている。氷配管72は、先端が調理位置にあるカップCに臨むように配設されている。そして、氷振り分け装置70は、氷振り分け機構71が氷配管用位置のときに一方の通路が開通し、氷配管72を介して製氷機60からの角氷が調理位置にあるカップCに供給される。また、氷振り分け装置70は、氷振り分け機構71が氷加工供給装置用位置のときに他方の通路が開通し、製氷機60からの角氷が氷加工供給装置80に供給される。このように、氷振り分け装置70は、製氷機60が製造した氷を氷配管72(調理位置にあるカップC)あるいは氷加工供給装置80に択一的に振り分けて供給する。
【0024】
氷加工供給装置80は、氷振り分け装置70により供給された氷を切削して、例えば、略米粒の寸法となる小さい氷(以下、「細氷」という)を製造し、さらにこの氷を調理位置にあるカップCに供給する。氷加工供給装置80は、図2に示すように、氷加工手段81および案内路としてのシュータ82を備えている。
【0025】
氷加工手段81は、略すり鉢形状の容器81aの上面に氷投入口81bを有している。容器81aは、内部に回転羽根81cが設けられている。回転羽根81cは、容器81aのすり鉢状の底部に設けた回転軸に対して略放射状に複数(本実施の形態では3個)設けられ、当該回転軸を中心として容器81aのすり鉢状の内周面に沿って回転可能としてある。回転羽根81cは、容器81aの外部に設けたモータ81dによって前記回転軸を中心として回転される。また、容器81aのすり鉢状の周面の一部には、細氷排出口81eが設けられている。細氷排出口81eの開口縁には削り刃81fが設けられ、容器81aのすり鉢状の底部には、排水口81gが設けられている。氷加工手段81は、製氷機60で製造された角氷が氷振り分け機構71を介して氷投入口81bから容器81a内に投入される。このとき、角氷は、図2に示すように、氷加工手段81の直上に配置された導入部材85を介して氷投入口81bに供給される。その後、モータ81dの駆動によって回転羽根81cが回転すると、角氷が回転羽根81cによって容器81aのすり鉢状の内周面に押し付けられる。この結果、細氷排出口81eの位置で角氷が削り刃81fで切削されて細氷となり、細氷排出口81eから容器81aの外部に排出される。
【0026】
シュータ82は、容器81a外部の細氷排出口81eに通じて設けられている。シュータ82は、断面略矩形状の筒体をなし、細氷排出口81eに向く搬入口82aと、容器81aの外部に向く搬出口82bとを有している。搬出口82bの下側縁には、さらに外部に延在する舌片82cが延設されている。舌片82cの先端は、調理位置にあるカップCの開口部分に臨んでいる。シュータ82は、搬入口82aよりも搬出口82bのほうが大きくなるように形成され、搬出口82bを下方(カップC)に向けて設けられている。また、シュータ82は、搬入口82aの近傍に導水口82dが設けられている。導水口82dには、滑落湯配管43の先端が接続され、湯弁43aが開状態にあると湯タンク40内の湯がシュータ82に供給され、湯弁43aが閉状態にあるとシュータ82への湯の供給が停止される。
【0027】
ここで、氷加工手段81は、図3に示すように、細氷排出口81eの近傍に、細氷をシュータ82に沿って排出させる案内板83が設けられている。案内板83は、取付部83a、ガイド部83b及び強制部83cを有し、取付部83aが2本のねじ83dによって容器81aに取り付けられている。ガイド部83bは、取付部83aに対して略垂直に屈曲されている。強制部83cは、細氷排出口81eにおいて径内方部から排出された細氷に当接することにより、この細氷を径外方部へ強制的に移動させる部分で、外方に向かって上昇し、すり鉢状の容器81aの外面と並行となるようにガイド部83bの下部に連設された傾斜面に形成されている。また、シュータ82は、図3において、容器81aの外周に形成した2箇所の突部81hを利用して氷加工手段81に取り付けられる。
【0028】
このとき、容器81aは、すり鉢状に形成され、回転羽根81cが回転していることから、供給された角氷の多くは遠心力によって、すり鉢状の容器81aの上部側へと移動してしまう。そして、削り刃81fで切削された細氷は、回転の周速度が速い上部側では早い速度で、回転の周速度が遅い下部側では上部側よりも遅い速度で、細氷排出口81eから容器81aの外部に排出される。
【0029】
このため、回転の周速度が速い細氷排出口81eの上部から排出された細氷は、細氷排出口81eから案内板83のガイド部83bに案内されて速い速度でシュータ82に沿って排出されてゆくので、カップCに搬送される細氷の量が安定している。一方、回転の周速度が遅い細氷排出口81eの下部から排出された細氷は、量的には僅かであるが、ガイド部83bに案内されて上部側に比べて遅い速度で排出される。しかし、この遅い速度で排出された細氷は、傾斜面を形成している強制部83cに次々と当接することにより、強制部83cに沿って上方へ強制的に移動させられる。
【0030】
このため、案内板83を設けた氷加工手段81においては、細氷排出口81eから遅い速度で排出された細氷であっても、強制部83cの上方へ強制的に移動させられる。この結果、強制部83cの上方へ移動された細氷は、早い速度で排出されてくる細氷が衝突することによって、この早い速度で排出された細氷と共にシュータ82に沿って排出されることから、ガイド部83bのみの場合に比べ、カップCに搬送される細氷の量がより一層安定する。
【0031】
シロップタンク90は、シロップを貯蔵する。シロップタンク90には、シロップ配管91が接続してある。シロップ配管91は、その先端が調理位置にあるカップCに臨むように配設してある。シロップ配管91は、途中にシロップ弁91aが設けられ、シロップ弁91aが開状態にあるとシロップタンク90内のシロップが調理位置にあるカップCに供給され、シロップ弁91aが閉状態にあるとシロップ配管91によるシロップの供給が停止される。なお、本実施の形態におけるシロップタンク90は、図1において3個示してあり、各々に貯蔵されたシロップがそれぞれのシロップ配管91によってカップCに供給される。
【0032】
キャニスタ100は、粉末原料として、例えば砂糖、クリーム、インスタントコーヒーおよびココアなどを貯蔵している。キャニスタ100は、貯蔵してある粉末原料を受取位置にあるカップCに定量供給する。なお、本実施の形態でのキャニスタ100は、図1において3個示してあり、各々貯蔵した粉末原料をカップCに定量供給する。
【0033】
攪拌装置110は、調理位置にあるカップCに対して進退可能、かつ軸心回りに回転可能に構成された攪拌羽根111を有している。攪拌装置110は、飲料を調理するときには攪拌羽根111を下降させてカップC内に配置する一方、それ以外のときには攪拌羽根111を上昇させてカップCから出た位置で待機させている。
【0034】
排水容器120は、氷加工排水配管121と調理排水配管122とが接続され、排水を貯留する。氷加工排水配管121は、氷加工手段81の排水口81gに接続され、容器81a内の水を排水容器120に送出する。調理排水配管122は、上述したカップCの搬送系路(例えば調理位置など)に設けた排水口11に接続され、当該搬送系路上の水を排水容器120に送出する。
【0035】
上述したように構成したカップ式飲料自動販売機1において、口当たりが良く清涼感のあるコールド飲料として、例えばシャーベット状のフローズン飲料を製造するための動作について以下に詳述する。
【0036】
例えば、購入者により販売ボタン(図示せず)が操作されて、フローズン飲料、例えば、フローズンコーヒー飲料の販売指令が送出されると、カップ搬送装置10は、カップ供給手段(図示せず)により供給されたカップCを調理位置に搬送する。
【0037】
カップ搬送装置10がカップCを調理位置に搬送すると、攪拌装置110の攪拌羽根111が下降してカップCの下部に配置される。そして、湯タンク40からコーヒー調理用湯配管42を通って湯がコーヒー飲料調理装置50に供給される。これにより、抽出されたエスプレッソコーヒー飲料がコーヒー配管51からカップCへ供給され、これと並行してキャニスタ100から所定量の砂糖やクリーム等の粉末原料がカップCへ投入される。このとき、攪拌羽根111は、粉末原料が入ったコーヒー飲料中に浸漬されて前記コーヒー飲料を攪拌し、砂糖やクリーム等の粉末原料が溶けたプレミックスのコーヒー飲料(以下、「主原料」という)とする。
【0038】
そして、主原料を調理している間に、製氷機60の氷排出口61を一時的に開いて、氷排出口61を通じて所定量の角氷を氷振り分け装置70に供給する。このとき、氷振り分け装置70は、氷振り分け機構71を氷加工供給装置用姿勢に保持して、製氷機60からの角氷を氷加工手段81に供給する。
【0039】
氷振り分け装置70によって製氷機60からの角氷が氷加工手段81に供給されると、氷加工供給装置80は、氷加工手段81のモータ81dを駆動して回転羽根81cを作動させ、角氷を切削して細氷にしつつ、シュータ82を通じて主原料が調理されたカップCに供給する。
【0040】
このとき、攪拌装置110は、攪拌羽根111の回転数を減じると共に、細氷の供給に伴って攪拌羽根111が、常に主原料内の細氷との境界近傍に位置するように上昇させる。この結果、カップC内で主原料と細氷とが混合攪拌されて、口当たりが良く清涼感のあるフローズンコーヒー飲料を製造することができる。
【0041】
こうして主原料と細氷とが均一に分散されたフローズン飲料の製造が終了すると、攪拌装置110は、攪拌羽根111を上昇してカップCから出た位置で保持する。その後、カップ搬送装置10によりカップCを販売位置に搬送する。そして、フローズンコーヒー飲料が調理されたカップCが販売口(図示せず)から購入者に受け渡される。
【0042】
このように、本実施の形態であるカップ式飲料自動販売機1によれば、氷加工手段81は、細氷排出口81eの近傍に、細氷をシュータ82に沿って排出させる案内板83を設けたので、カップCに搬送される細氷の量が安定し、口当たりの良く清涼感のあるフローズンコーヒー飲料を確実、かつ、再現性よく製造することができる。
【0043】
なお、上述したカップ式飲料自動販売機1において製造可能なフローズン飲料は、プレミックスのコーヒー飲料を用いたものに限定されない。例えばシロップを用いたものや、キャニスタ100の粉末原料と湯タンク40の湯との混合液を用いたものからフローズン飲料を製造することができる。
【0044】
また、本実施の形態におけるカップ式飲料自動販売機1では、製氷機60からの氷を氷加工供給装置80および氷配管72に択一的に供給可能な氷振り分け装置70を備えているので、従来のものと同様に角氷入りのコールド飲料を製造することもできる。この場合、氷振り分け装置70により製氷機60からの氷を氷配管72に振り分けて供給すれば、製氷機60からの氷が氷配管72を通じてそのままカップCに供給される。
【0045】
更に、シュータ82や案内板83は、低摩擦性の潤滑鋼板等によって成形したり、細氷と接する内面やガイド部83b,強制部83cの表面に、例えばフッ素樹脂の一つであるポリテトラフルオロエチレン等の低摩擦性の皮膜を設けて低摩擦面としたりすることで、細氷の付着を抑制するようにしてもよい。
【0046】
また、氷加工手段81は、容器81aを略すり鉢形状とし、削り刃81fを回転軸に対して斜めに配設した。しかし、削り刃81fは、必ずしも回転軸に対して斜めに配設する必要はない。例えば、氷加工手段81は、容器81aを円筒状に成形し、容器81aの底面に形成した細氷排出口81eから細氷を排出する構造とした場合には、削り刃81fを径方向に沿って水平に配設してもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、氷加工手段は、前記排出口から排出された細氷の排出方向を案内する案内部材を備えるので、氷加工手段で加工した細氷を案内部材によって容器へ集約させることができる。このため、請求項1の発明によれば、カップに搬送される細氷の量が安定し、口当たりが良く清涼感のあるフローズン飲料を確実、かつ、再現性よく製造することが可能なカップ式飲料自動販売機を提供することができるという効果を奏する。
【0048】
また、請求項2の発明によれば、前記氷加工手段は、所定の軸心まわりに氷を回転させると共に、前記刃を径方向に向けて配設したものであり、前記案内部材は、前記排出口において径内方部から排出された細氷に当接することにより、該細氷を径外方部へ強制的に移動させる強制部を設けたので、排出口において径内方部から排出された細氷を、径外方部へ強制的に移動させ、径外方部の排出口から排出される排出速度の速い細氷と共に排出することができ、カップに搬送される細氷の量をより一層安定させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカップ式飲料自動販売機の概略構成図である。
【図2】氷加工供給装置を示す斜視図である。
【図3】図2に示す氷加工供給装置の氷加工手段と、氷加工手段が備える案内部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 カップ式飲料自動販売機
10 カップ搬送装置
11 排水口
20 水リザーバ
21 給水弁
22 送水配管
23 製氷用水配管
24 三方弁
25 水配管
26 湯タンク用水配管
27 滑落水配管
27a 水弁
40 湯タンク
40a ヒータ
41 湯配管
41a 湯弁
42 コーヒー調理用湯配管
42a 湯弁
43 滑落湯配管
43a 湯弁
45 弁駆動部
50 コーヒー飲料調理装置
51 コーヒー配管
60 製氷機
61 氷排出口
62 氷排出駆動部
70 氷振り分け装置
71 氷振り分け機構
72 氷配管
73 氷振り分け駆動部
80 氷加工供給装置
81 氷加工手段
81a 容器
81b 氷投入口
81c 回転羽根
81d モータ
81e 細氷排出口
81f 削り刃
81g 排水口
82 シュータ
82a 搬入口
82b 搬出口
82c 舌片
82d 導水口
83 案内板
83a 取付部
83b ガイド部
83c 強制部
83d ねじ
85 導入部材
90 シロップタンク
91 シロップ配管
91a シロップ弁
100 キャニスタ
110 攪拌装置
111 攪拌羽根
112 攪拌駆動部
120 排水容器
121 氷加工排水配管
122 調理排水配管

Claims (2)

  1. 氷と刃を相対的に移動させることにより氷を切削して細氷に加工すると共に、加工された細氷を排出口から順次排出する氷加工手段を備え、前記排出口から排出した細氷をカップに用意された飲料の主原料に供給して飲料を製造するカップ式飲料自動販売機において、
    前記氷加工手段は、前記排出口から排出された細氷の排出方向を案内する案内部材を備えることを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  2. 前記氷加工手段は、所定の軸心まわりに氷を回転させると共に、前記刃を径方向に向けて配設したものであり、
    前記案内部材は、前記排出口において径内方部から排出された細氷に当接することにより、該細氷を径外方部へ強制的に移動させる強制部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のカップ式飲料自動販売機。
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