JP2004326056A - 色可変発光素子とそれを用いたディスプレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない材料で、発光色の制御が容易である色可変発光素子とそれを用いたディスプレイを提供する。
【解決手段】紫外光発光層11とその紫外光発光層11から発する紫外光が照射されることにより発光する蛍光体層12と蛍光体層12の発光色を変化させる電圧を印加する蛍光体層12の両端に設けられた電極13からなり、蛍光体層12を紫外光発光層11から発する紫外光を照射することにより発光させながら、電極13に電圧を印加することにより発光色を変化させる。
【選択図】 図1
【解決手段】紫外光発光層11とその紫外光発光層11から発する紫外光が照射されることにより発光する蛍光体層12と蛍光体層12の発光色を変化させる電圧を印加する蛍光体層12の両端に設けられた電極13からなり、蛍光体層12を紫外光発光層11から発する紫外光を照射することにより発光させながら、電極13に電圧を印加することにより発光色を変化させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、色可変発光素子とそれを用いたディスプレイに関し、特に、電圧を印加することにより発光色が変化する色可変発光素子とそれを用いたディスプレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、GaN系などを用いた紫外光発光ダイオードやGaAsP系などを用いた可視光発光ダイオードが開発されている。また、RGB3色の発光素子を重ね合わせることにより発光色を可変にする発光素子が開示されている(例えば、特許文献1)。さらに、可視光ダイオードを用いたディスプレイが実際に開発されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−43627号公報
【0004】
従来例に係る色可変発光素子は、特許文献1によると、青色発光素子と緑色発光素子と赤色発光素子を重ね合わせて、それぞれの発光素子に印加する電圧を種々の色に対応させ印加することにより発光色を変化させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術においては、青色発光素子、緑色発光素子、赤色発光素子の3種類の異なる材料を用いてそれぞれの発光素子を作製する必要があり、製造プロセスが容易ではないという問題点がある。また、発光色を変化させるためには、3種類の発光素子それぞれに印加する電圧をそれぞれ制御する必要があり、制御が容易ではないという問題点がある。
【0006】
本発明の目的は、上記問題を解決するため、少ない材料で、発光色の制御が容易である色可変発光素子とそれを用いたディスプレイを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明に係る色可変発光素子とそれを用いたディスプレイは、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
【0008】
第1の色可変発光素子(請求項1に対応)は、紫外光発光層とその紫外光発光層から発する紫外光が照射されることにより発光する蛍光体層と蛍光体層の発光色を変化させる電圧を印加する蛍光体層の両端に設けられた電極からなり、蛍光体層を紫外光発光層から発する紫外光を照射することにより発光させながら、電極に電圧を印加することにより発光色を変化させることで特徴づけられる。
【0009】
第1の色可変発光素子によれば、紫外光発光層とその紫外光発光層から発する紫外光が照射されることにより発光する蛍光体層と蛍光体層の発光色を変化させる電圧を印加する蛍光体層の両端に設けられた電極からなり、蛍光体層を紫外光発光層から発する紫外光を照射することにより発光させながら、電極に電圧を印加することにより発光色を変化させるため、用いる材料として、紫外光発光層用の材料と、1層の蛍光体層用の材料の2つの発光用の材料ですみ、従来の色可変発光素子より少ない材料で作製することができる。また、発光色の制御が蛍光体層に印加する電圧の制御だけですむため、従来のものに比べて発光色の制御が容易である。
【0010】
第2の色可変発光素子(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは蛍光体層に用いる蛍光体は、2種類のそれぞれ異なるエネルギー準位を有するアクセプタ準位と、1種類のドナー準位を有し、発光がドナー−アクセプター対再結合により起こることで特徴づけられる。
【0011】
第2の色可変発光素子によれば、蛍光体層に用いる蛍光体は、2種類のそれぞれ異なるエネルギー準位を有するアクセプタ準位と、1種類のドナー準位を有し、発光がドナー−アクセプター対再結合により起こるため、1対のドナー−アクセプタ対再結合で、1つの発光帯を形成し、他の1対のドナー−アクセプタ対再結合で、他の発光帯を形成するため、その蛍光体から発光する発光色は、それらの2つの発光帯の混合された発光色となる。この蛍光体に電圧を印加することにより、蛍光体に電流が流れ、そのジュール熱により蛍光体の温度が変化し、2種類のアクセプタ準位に捕獲された正孔の濃度が変化し、ドナー−アクセプタ対再結合も2種類の再結合間で遷移し、結果として、電圧の印加を変化させることにより、2つの発光帯の強度がそれぞれ変化し、それら発光帯の混合による発光色も変化させることができる。
【0012】
第3の色可変発光素子(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくは蛍光体層に用いる蛍光体は、2種類のそれぞれ異なるエネルギー準位を有するドナー準位と、1種類のアクセプタ準位を有し、発光がドナー−アクセプタ対結再合により起こることで特徴づけられる。
【0013】
第3の色可変発光素子によれば、蛍光体層に用いる蛍光体は、2種類のそれぞれ異なるエネルギー準位を有するドナー準位と、1種類のアクセプタ準位を有し、発光がドナー−アクセプタ対再結合により起こるため、1対のドナー−アクセプタ対再結合で、1つの発光帯を形成し、他の1対のドナー−アクセプタ対再結合で、他の発光帯を形成するため、その蛍光体から発光する発光色は、それらの2つの発光帯の混合された発光色となる。この蛍光体に電圧を印加することにより、蛍光体に電流が流れ、そのジュール熱により蛍光体の温度が変化し、2種類のドナー準位に捕獲された電子の濃度が変化し、ドナー−アクセプタ対再結合も2種類の再結合間で遷移し、結果として、電圧の印加を変化させることにより、2つの発光帯の強度がそれぞれ変化し、それら発光帯の混合による発光色も変化させることができる。
【0014】
第4の色可変発光素子(請求項4に対応)は、上記の構成において、好ましくは蛍光体がタンタル酸カリウム(KTaO3)であることで特徴づけられる。
【0015】
第4の色可変発光素子によれば、蛍光体がタンタル酸カリウムであるため、このタンタル酸カリウムのバンドギャップが約3.5eVであるので、紫外光により価電子帯から伝導帯に電子が励起され、1種類のドナーに電子が捕獲され、2種類のアクセプタに正孔が捕獲されることにより、ドナー−アクセプタ対再結合による発光が効率良く起こる。また、このタンタル酸カリウムは、紫外光により光伝導が起こる性質を持っているので、電流が流れ、ジュール熱の発生により温度も容易に変化させることができ、それにより、発光色も容易に制御することができる。
【0016】
第1の色可変発光素子を用いたディスプレイ(請求項5に対応)は、上記色可変発光素子を単位画素として面内に単位画素を複数配列し、単位画素毎の紫外光発光層の発光強度を制御する輝度制御部と、単位画素毎の蛍光体層に印加する電圧を制御することにより発光色を変化させることを制御する色調制御部を有することで特徴づけられる。
【0017】
第1の色可変発光素子を用いたディスプレイによれば、色可変発光素子を単位画素として面内に単位画素を複数配列し、単位画素毎の紫外光発光層の発光強度を制御する輝度制御部と、単位画素毎の蛍光体層に印加する電圧を制御することにより発光色を変化させることを制御する色調制御部を有するため、少ない種類の材料で作製することができ、また、それぞれの単位画素の輝度と発光色の制御を容易に行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0019】
図1は、本実施形態に係る色可変発光素子の断面図である。色可変発光素子10は、紫外光発光層11と蛍光体層12と電極部13から形成される。紫外光発光層11は、基板14上に形成され、例えば、GaN系の、蛍光体層12のバンドギャップよりもエネルギーの高い光を発する発光ダイオードで形成されている。そして、この紫外光発光層の発光強度は、発光ダイオードの電極15と透明電極16に印加する電圧により変化させることができる。
【0020】
蛍光体層12は、紫外光発光層11が発する光のエネルギーよりも小さいエネルギーのバンドギャップを持つ蛍光体からなり、例えば、バンドギャップ3.5eVのタンタル酸カリウムで形成される。なお、この物質を用いたときは液体ヘリウムや液体窒素などの温度まで冷却するとより発光強度が増加する。そして、この蛍光体には、1種類のドナー準位と2種類のアクセプタ準位を有している。例えば、文献(山市英治他著、ジャーナル・オブ・フィジカル・ソサエティ・オブ・ジャパン、第57巻、第6号、1988年、2201−2206頁)で記載されるように、タンタル酸カリウムは、1種類のドナーと2種類のアクセプタを有していると言われている。また、他の蛍光体を用いるときは、その蛍光体層を蒸着などで形成するときに1種類のN型の不純物と2種類のP型の不純物を添加することにより、1種類のドナー準位と2種類のアクセプタ準位を形成するように作製すれば良い。
【0021】
そして、蛍光体12は、2種類のそれぞれ異なるエネルギー準位を有するアクセプタ準位と、1種類のドナー準位を有し、紫外光発光層から発する光により可視光領域で発光し、発光がドナー−アクセプタ対再結合により起こるため、1対のドナー−アクセプタ対再結合で、1つの発光帯を形成し、他の1対のドナー−アクセプタ対再結合で、他の発光帯を形成するため、その蛍光体から発光する発光色は、それらの2つの発光帯の混合された発光色となる。この蛍光体に電圧を印加することにより、蛍光体に電流が流れ、そのジュール熱により蛍光体の温度が変化し、2種類のアクセプタ準位に捕獲された正孔の濃度が変化し、ドナー−アクセプタ対再結合も2種類の再結合間で遷移し、結果として、電圧の印加を変化させることにより、2つの発光帯の強度がそれぞれ変化し、それら発光帯の混合による発光色も変化させることができる。
【0022】
また、蛍光体がタンタル酸カリウムのとき、このタンタル酸カリウムのバンドギャップが約3.5eVであるので、紫外光により価電子帯から伝導帯に電子が励起され、1種類のドナーに電子が捕獲され、2種類のアクセプタに正孔が捕獲されることにより、ドナー−アクセプタ対再結合による発光が効率良く起こる。また、このタンタル酸カリウムは、紫外光により光伝導が起こる性質を持っているので、電流が流れ、ジュール熱の発生により温度も容易に変化させることができ、それにより、発光色も容易に制御することができる。
【0023】
電極部13は、蛍光体層12に電圧を印加することにより、蛍光体層12に電流を流し、ジュール熱で蛍光体の温度を変え、それにより発光色も変えるためのものである。
【0024】
次に、本実施形態に係る色可変発光素子10の動作を図2のバンド図を用いて説明する。紫外光発光層11に電圧を印加する。また、蛍光体層12には電圧を印加しない状態にしておく。それにより、紫外光発光層11は紫外光を発する。その紫外光を照射された蛍光体層12は、2種類のそれぞれ異なるエネルギー準位を有するアクセプタ準位と、1種類のドナー準位を有しているので、紫外光発光層11から発する光により可視光領域で発光し、発光がドナー−アクセプター対結合により起こるため、1対のドナー−アクセプタ対再結合で、1つの発光帯を形成し、他の1対のドナー−アクセプタ対再結合で、他の発光帯を形成するため、その蛍光体から発光する発光色は、それらの2つの発光帯の混合された発光色となる。
【0025】
このときの蛍光体の発する光の発光スペクトルは、例えば、図3の曲線C10で表される。図3では、横軸はフォトンエネルギーを示し、縦軸は、発光強度を示す。
【0026】
次に、蛍光体層12に適当な電圧を印加する。それにより、蛍光体層12に電流が流れ、そのジュール熱により蛍光体層12の温度が変化し、2種類のアクセプタ準位に捕獲された正孔の濃度が変化し、ドナー−アクセプタ対再結合も2種類の再結合間で遷移する。そのときの蛍光体の発光スペクトルは曲線C11で示す。この発光スペクトルは、電圧を印加しないときとは異なるエネルギーに発光ピークを有している。すなわち、発光色が変化していることを示す。結果として、電圧の印加量を変化させることにより、2つの発光帯の強度がそれぞれ変化し、それら発光帯の混合による発光色も変化させることができる。
【0027】
また、蛍光体がタンタル酸カリウムのとき、このタンタル酸カリウムのバンドギャップが約3.5eVであるので、紫外光により価電子帯から伝導帯に電子が励起され、2種類のアクセプタに正孔が捕獲され、1種類のドナーに電子が捕獲されることにより、ドナー−アクセプタ対再結合による発光が効率良く起こる。また、このタンタル酸カリウムは、紫外光により光伝導が起こる性質を持っているので、電流が流れ、ジュール熱の発生により温度も容易に変化させることができ(例えば、山市英治他著、ジャパニーズ・ジャーナル・オブ・アプライド・フィジックス、第27巻、第4号、1988年、583−586頁参照)、それにより、発光色も容易に制御することができる。
【0028】
次に、本発明に係る色可変発光素子を用いたディスプレイを図4に示す。ディスプレイ20は、色可変発光素子21を単位画素22として面23内に単位画素22を複数配列し、単位画素22毎の紫外光発光層24の発光強度を制御する輝度制御部25と、単位画素22毎の蛍光体層26に印加する電圧を制御することにより発光色を変化させることを制御する色調制御部27を有している。
【0029】
このディスプレイ20では、輝度制御部25により、各単位画素22の紫外光発光層24の発する発光強度を制御する。それにより、種々の強度で各単位画素22の蛍光体層26に光を照射する。そして、紫外光が照射された各蛍光体層26は、種々の輝度で発光する。また、色調制御部27により、各単位画素22の蛍光体層26に種々の電圧を印加することにより、各蛍光体層26を種々の温度にし、図2で示したメカニズムにより発光色を各単位画素毎に変化させる。このような制御により、面内にカラーで像を形成することができる。このように、このディスプレイは、少ない種類の材料で作製することができ、また、それぞれの単位画素の輝度と発光色の制御を容易に行うことができる。
【0030】
なお、本実施形態においては、蛍光体としてタンタル酸カリウムを用いて説明したが、蛍光体としてタンタル酸カリウムに限らず、他の蛍光する物質、例えば、チタン酸ストロンチウムやチタン酸バリウム、あるいは硫化亜鉛などの物質を用いることができる。また、本実施形態においては、蛍光体内に2種類のアクセプタ準位と1種類のドナー準位を有する例で説明したが、蛍光体内に数種の不純物を添加して2種類のドナー準位と1種類のアクセプタ準位を形成したものを用いても良い。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、次の効果を奏する。
【0032】
紫外光発光層とその紫外光発光層から発する紫外光が照射されることにより発光する蛍光体層と蛍光体層の発光色を変化させる電圧を印加する蛍光体層の両端に設けられた電極からなり、蛍光体層を紫外光発光層から発する紫外光を照射することにより発光させながら、電極に電圧を印加することにより発光色を変化させるため、用いる材料として、紫外光発光層用の材料と、1層の蛍光体層用の材料の2つの発光用の材料ですみ、従来の色可変発光素子より少ない材料で作製することができる。また、発光色の制御が蛍光体層に印加する電圧の制御だけですむため、従来のものに比べて発光色の制御が容易である。
【0033】
また、色可変発光素子を用いたディスプレイによれば、色可変発光素子を単位画素として面内に単位画素を複数配列し、単位画素毎の紫外光発光層の発光強度を制御する輝度制御部と、単位画素毎の蛍光体層に印加する電圧を制御することにより発光色を変化させることを制御する色調制御部を有するため、少ない種類の材料で作製することができ、また、それぞれの単位画素の輝度と発光色の制御を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る色可変発光素子の断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る色可変発光素子の動作を説明するバンド図である。
【図3】電圧を印加したときと電圧を印加しないときの蛍光体の発する光の発光スペクトルである。
【図4】本発明の実施形態に係る色可変発光素子を用いたディスプレイの斜視図である。
【符号の説明】
10 色可変発光素子
11 紫外光発光層
12 蛍光体層
13 電極部
14 基板
15 電極
16 透明電極
20 ディスプレイ
21 色可変発光素子
22 単位画素
23 面
24 紫外光発光層
25 輝度制御部
26 蛍光体層
27 色調制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は、色可変発光素子とそれを用いたディスプレイに関し、特に、電圧を印加することにより発光色が変化する色可変発光素子とそれを用いたディスプレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、GaN系などを用いた紫外光発光ダイオードやGaAsP系などを用いた可視光発光ダイオードが開発されている。また、RGB3色の発光素子を重ね合わせることにより発光色を可変にする発光素子が開示されている(例えば、特許文献1)。さらに、可視光ダイオードを用いたディスプレイが実際に開発されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−43627号公報
【0004】
従来例に係る色可変発光素子は、特許文献1によると、青色発光素子と緑色発光素子と赤色発光素子を重ね合わせて、それぞれの発光素子に印加する電圧を種々の色に対応させ印加することにより発光色を変化させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術においては、青色発光素子、緑色発光素子、赤色発光素子の3種類の異なる材料を用いてそれぞれの発光素子を作製する必要があり、製造プロセスが容易ではないという問題点がある。また、発光色を変化させるためには、3種類の発光素子それぞれに印加する電圧をそれぞれ制御する必要があり、制御が容易ではないという問題点がある。
【0006】
本発明の目的は、上記問題を解決するため、少ない材料で、発光色の制御が容易である色可変発光素子とそれを用いたディスプレイを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明に係る色可変発光素子とそれを用いたディスプレイは、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
【0008】
第1の色可変発光素子(請求項1に対応)は、紫外光発光層とその紫外光発光層から発する紫外光が照射されることにより発光する蛍光体層と蛍光体層の発光色を変化させる電圧を印加する蛍光体層の両端に設けられた電極からなり、蛍光体層を紫外光発光層から発する紫外光を照射することにより発光させながら、電極に電圧を印加することにより発光色を変化させることで特徴づけられる。
【0009】
第1の色可変発光素子によれば、紫外光発光層とその紫外光発光層から発する紫外光が照射されることにより発光する蛍光体層と蛍光体層の発光色を変化させる電圧を印加する蛍光体層の両端に設けられた電極からなり、蛍光体層を紫外光発光層から発する紫外光を照射することにより発光させながら、電極に電圧を印加することにより発光色を変化させるため、用いる材料として、紫外光発光層用の材料と、1層の蛍光体層用の材料の2つの発光用の材料ですみ、従来の色可変発光素子より少ない材料で作製することができる。また、発光色の制御が蛍光体層に印加する電圧の制御だけですむため、従来のものに比べて発光色の制御が容易である。
【0010】
第2の色可変発光素子(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは蛍光体層に用いる蛍光体は、2種類のそれぞれ異なるエネルギー準位を有するアクセプタ準位と、1種類のドナー準位を有し、発光がドナー−アクセプター対再結合により起こることで特徴づけられる。
【0011】
第2の色可変発光素子によれば、蛍光体層に用いる蛍光体は、2種類のそれぞれ異なるエネルギー準位を有するアクセプタ準位と、1種類のドナー準位を有し、発光がドナー−アクセプター対再結合により起こるため、1対のドナー−アクセプタ対再結合で、1つの発光帯を形成し、他の1対のドナー−アクセプタ対再結合で、他の発光帯を形成するため、その蛍光体から発光する発光色は、それらの2つの発光帯の混合された発光色となる。この蛍光体に電圧を印加することにより、蛍光体に電流が流れ、そのジュール熱により蛍光体の温度が変化し、2種類のアクセプタ準位に捕獲された正孔の濃度が変化し、ドナー−アクセプタ対再結合も2種類の再結合間で遷移し、結果として、電圧の印加を変化させることにより、2つの発光帯の強度がそれぞれ変化し、それら発光帯の混合による発光色も変化させることができる。
【0012】
第3の色可変発光素子(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくは蛍光体層に用いる蛍光体は、2種類のそれぞれ異なるエネルギー準位を有するドナー準位と、1種類のアクセプタ準位を有し、発光がドナー−アクセプタ対結再合により起こることで特徴づけられる。
【0013】
第3の色可変発光素子によれば、蛍光体層に用いる蛍光体は、2種類のそれぞれ異なるエネルギー準位を有するドナー準位と、1種類のアクセプタ準位を有し、発光がドナー−アクセプタ対再結合により起こるため、1対のドナー−アクセプタ対再結合で、1つの発光帯を形成し、他の1対のドナー−アクセプタ対再結合で、他の発光帯を形成するため、その蛍光体から発光する発光色は、それらの2つの発光帯の混合された発光色となる。この蛍光体に電圧を印加することにより、蛍光体に電流が流れ、そのジュール熱により蛍光体の温度が変化し、2種類のドナー準位に捕獲された電子の濃度が変化し、ドナー−アクセプタ対再結合も2種類の再結合間で遷移し、結果として、電圧の印加を変化させることにより、2つの発光帯の強度がそれぞれ変化し、それら発光帯の混合による発光色も変化させることができる。
【0014】
第4の色可変発光素子(請求項4に対応)は、上記の構成において、好ましくは蛍光体がタンタル酸カリウム(KTaO3)であることで特徴づけられる。
【0015】
第4の色可変発光素子によれば、蛍光体がタンタル酸カリウムであるため、このタンタル酸カリウムのバンドギャップが約3.5eVであるので、紫外光により価電子帯から伝導帯に電子が励起され、1種類のドナーに電子が捕獲され、2種類のアクセプタに正孔が捕獲されることにより、ドナー−アクセプタ対再結合による発光が効率良く起こる。また、このタンタル酸カリウムは、紫外光により光伝導が起こる性質を持っているので、電流が流れ、ジュール熱の発生により温度も容易に変化させることができ、それにより、発光色も容易に制御することができる。
【0016】
第1の色可変発光素子を用いたディスプレイ(請求項5に対応)は、上記色可変発光素子を単位画素として面内に単位画素を複数配列し、単位画素毎の紫外光発光層の発光強度を制御する輝度制御部と、単位画素毎の蛍光体層に印加する電圧を制御することにより発光色を変化させることを制御する色調制御部を有することで特徴づけられる。
【0017】
第1の色可変発光素子を用いたディスプレイによれば、色可変発光素子を単位画素として面内に単位画素を複数配列し、単位画素毎の紫外光発光層の発光強度を制御する輝度制御部と、単位画素毎の蛍光体層に印加する電圧を制御することにより発光色を変化させることを制御する色調制御部を有するため、少ない種類の材料で作製することができ、また、それぞれの単位画素の輝度と発光色の制御を容易に行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0019】
図1は、本実施形態に係る色可変発光素子の断面図である。色可変発光素子10は、紫外光発光層11と蛍光体層12と電極部13から形成される。紫外光発光層11は、基板14上に形成され、例えば、GaN系の、蛍光体層12のバンドギャップよりもエネルギーの高い光を発する発光ダイオードで形成されている。そして、この紫外光発光層の発光強度は、発光ダイオードの電極15と透明電極16に印加する電圧により変化させることができる。
【0020】
蛍光体層12は、紫外光発光層11が発する光のエネルギーよりも小さいエネルギーのバンドギャップを持つ蛍光体からなり、例えば、バンドギャップ3.5eVのタンタル酸カリウムで形成される。なお、この物質を用いたときは液体ヘリウムや液体窒素などの温度まで冷却するとより発光強度が増加する。そして、この蛍光体には、1種類のドナー準位と2種類のアクセプタ準位を有している。例えば、文献(山市英治他著、ジャーナル・オブ・フィジカル・ソサエティ・オブ・ジャパン、第57巻、第6号、1988年、2201−2206頁)で記載されるように、タンタル酸カリウムは、1種類のドナーと2種類のアクセプタを有していると言われている。また、他の蛍光体を用いるときは、その蛍光体層を蒸着などで形成するときに1種類のN型の不純物と2種類のP型の不純物を添加することにより、1種類のドナー準位と2種類のアクセプタ準位を形成するように作製すれば良い。
【0021】
そして、蛍光体12は、2種類のそれぞれ異なるエネルギー準位を有するアクセプタ準位と、1種類のドナー準位を有し、紫外光発光層から発する光により可視光領域で発光し、発光がドナー−アクセプタ対再結合により起こるため、1対のドナー−アクセプタ対再結合で、1つの発光帯を形成し、他の1対のドナー−アクセプタ対再結合で、他の発光帯を形成するため、その蛍光体から発光する発光色は、それらの2つの発光帯の混合された発光色となる。この蛍光体に電圧を印加することにより、蛍光体に電流が流れ、そのジュール熱により蛍光体の温度が変化し、2種類のアクセプタ準位に捕獲された正孔の濃度が変化し、ドナー−アクセプタ対再結合も2種類の再結合間で遷移し、結果として、電圧の印加を変化させることにより、2つの発光帯の強度がそれぞれ変化し、それら発光帯の混合による発光色も変化させることができる。
【0022】
また、蛍光体がタンタル酸カリウムのとき、このタンタル酸カリウムのバンドギャップが約3.5eVであるので、紫外光により価電子帯から伝導帯に電子が励起され、1種類のドナーに電子が捕獲され、2種類のアクセプタに正孔が捕獲されることにより、ドナー−アクセプタ対再結合による発光が効率良く起こる。また、このタンタル酸カリウムは、紫外光により光伝導が起こる性質を持っているので、電流が流れ、ジュール熱の発生により温度も容易に変化させることができ、それにより、発光色も容易に制御することができる。
【0023】
電極部13は、蛍光体層12に電圧を印加することにより、蛍光体層12に電流を流し、ジュール熱で蛍光体の温度を変え、それにより発光色も変えるためのものである。
【0024】
次に、本実施形態に係る色可変発光素子10の動作を図2のバンド図を用いて説明する。紫外光発光層11に電圧を印加する。また、蛍光体層12には電圧を印加しない状態にしておく。それにより、紫外光発光層11は紫外光を発する。その紫外光を照射された蛍光体層12は、2種類のそれぞれ異なるエネルギー準位を有するアクセプタ準位と、1種類のドナー準位を有しているので、紫外光発光層11から発する光により可視光領域で発光し、発光がドナー−アクセプター対結合により起こるため、1対のドナー−アクセプタ対再結合で、1つの発光帯を形成し、他の1対のドナー−アクセプタ対再結合で、他の発光帯を形成するため、その蛍光体から発光する発光色は、それらの2つの発光帯の混合された発光色となる。
【0025】
このときの蛍光体の発する光の発光スペクトルは、例えば、図3の曲線C10で表される。図3では、横軸はフォトンエネルギーを示し、縦軸は、発光強度を示す。
【0026】
次に、蛍光体層12に適当な電圧を印加する。それにより、蛍光体層12に電流が流れ、そのジュール熱により蛍光体層12の温度が変化し、2種類のアクセプタ準位に捕獲された正孔の濃度が変化し、ドナー−アクセプタ対再結合も2種類の再結合間で遷移する。そのときの蛍光体の発光スペクトルは曲線C11で示す。この発光スペクトルは、電圧を印加しないときとは異なるエネルギーに発光ピークを有している。すなわち、発光色が変化していることを示す。結果として、電圧の印加量を変化させることにより、2つの発光帯の強度がそれぞれ変化し、それら発光帯の混合による発光色も変化させることができる。
【0027】
また、蛍光体がタンタル酸カリウムのとき、このタンタル酸カリウムのバンドギャップが約3.5eVであるので、紫外光により価電子帯から伝導帯に電子が励起され、2種類のアクセプタに正孔が捕獲され、1種類のドナーに電子が捕獲されることにより、ドナー−アクセプタ対再結合による発光が効率良く起こる。また、このタンタル酸カリウムは、紫外光により光伝導が起こる性質を持っているので、電流が流れ、ジュール熱の発生により温度も容易に変化させることができ(例えば、山市英治他著、ジャパニーズ・ジャーナル・オブ・アプライド・フィジックス、第27巻、第4号、1988年、583−586頁参照)、それにより、発光色も容易に制御することができる。
【0028】
次に、本発明に係る色可変発光素子を用いたディスプレイを図4に示す。ディスプレイ20は、色可変発光素子21を単位画素22として面23内に単位画素22を複数配列し、単位画素22毎の紫外光発光層24の発光強度を制御する輝度制御部25と、単位画素22毎の蛍光体層26に印加する電圧を制御することにより発光色を変化させることを制御する色調制御部27を有している。
【0029】
このディスプレイ20では、輝度制御部25により、各単位画素22の紫外光発光層24の発する発光強度を制御する。それにより、種々の強度で各単位画素22の蛍光体層26に光を照射する。そして、紫外光が照射された各蛍光体層26は、種々の輝度で発光する。また、色調制御部27により、各単位画素22の蛍光体層26に種々の電圧を印加することにより、各蛍光体層26を種々の温度にし、図2で示したメカニズムにより発光色を各単位画素毎に変化させる。このような制御により、面内にカラーで像を形成することができる。このように、このディスプレイは、少ない種類の材料で作製することができ、また、それぞれの単位画素の輝度と発光色の制御を容易に行うことができる。
【0030】
なお、本実施形態においては、蛍光体としてタンタル酸カリウムを用いて説明したが、蛍光体としてタンタル酸カリウムに限らず、他の蛍光する物質、例えば、チタン酸ストロンチウムやチタン酸バリウム、あるいは硫化亜鉛などの物質を用いることができる。また、本実施形態においては、蛍光体内に2種類のアクセプタ準位と1種類のドナー準位を有する例で説明したが、蛍光体内に数種の不純物を添加して2種類のドナー準位と1種類のアクセプタ準位を形成したものを用いても良い。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、次の効果を奏する。
【0032】
紫外光発光層とその紫外光発光層から発する紫外光が照射されることにより発光する蛍光体層と蛍光体層の発光色を変化させる電圧を印加する蛍光体層の両端に設けられた電極からなり、蛍光体層を紫外光発光層から発する紫外光を照射することにより発光させながら、電極に電圧を印加することにより発光色を変化させるため、用いる材料として、紫外光発光層用の材料と、1層の蛍光体層用の材料の2つの発光用の材料ですみ、従来の色可変発光素子より少ない材料で作製することができる。また、発光色の制御が蛍光体層に印加する電圧の制御だけですむため、従来のものに比べて発光色の制御が容易である。
【0033】
また、色可変発光素子を用いたディスプレイによれば、色可変発光素子を単位画素として面内に単位画素を複数配列し、単位画素毎の紫外光発光層の発光強度を制御する輝度制御部と、単位画素毎の蛍光体層に印加する電圧を制御することにより発光色を変化させることを制御する色調制御部を有するため、少ない種類の材料で作製することができ、また、それぞれの単位画素の輝度と発光色の制御を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る色可変発光素子の断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る色可変発光素子の動作を説明するバンド図である。
【図3】電圧を印加したときと電圧を印加しないときの蛍光体の発する光の発光スペクトルである。
【図4】本発明の実施形態に係る色可変発光素子を用いたディスプレイの斜視図である。
【符号の説明】
10 色可変発光素子
11 紫外光発光層
12 蛍光体層
13 電極部
14 基板
15 電極
16 透明電極
20 ディスプレイ
21 色可変発光素子
22 単位画素
23 面
24 紫外光発光層
25 輝度制御部
26 蛍光体層
27 色調制御部
Claims (5)
- 紫外光発光層とその紫外光発光層から発する紫外光が照射されることにより発光する蛍光体層と前記蛍光体層の発光色を変化させる電圧を印加する前記蛍光体層の両端に設けられた電極からなり、
前記蛍光体層を前記紫外光発光層から発する紫外光を照射することにより発光させながら、前記電極に電圧を印加することにより発光色を変化させることを特徴とする色可変発光素子。 - 前記蛍光体層に用いる蛍光体は、2種類のそれぞれ異なるエネルギー準位を有するアクセプタ準位と、1種類のドナー準位を有し、発光がドナー−アクセプター対再結合により起こることを特徴とする請求項1記載の色可変発光素子。
- 前記蛍光体層に用いる蛍光体は、2種類のそれぞれ異なるエネルギー準位を有するドナー準位と、1種類のアクセプタ準位を有し、発光がドナー−アクセプター対再結合により起こることを特徴とする請求項1記載の色可変発光素子。
- 前記蛍光体がタンタル酸カリウム(KTaO3)であることを特徴とする請求項1または2記載の色可変発光素子。
- 請求項1〜4のいずれか1項の前記色可変発光素子を単位画素として面内に前記単位画素を複数配列し、前記単位画素毎の前記紫外光発光層の発光強度を制御する輝度制御部と、前記単位画素毎の蛍光体層に印加する電圧を制御することにより発光色を変化させることを制御する色調制御部を有することを特徴とする色可変発光素子を用いたディスプレイ。
Priority Applications (1)
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JP2003148368A JP2004326056A (ja) | 2003-04-21 | 2003-04-21 | 色可変発光素子とそれを用いたディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP (1) | JP2004326056A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011228538A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 発光装置及びそれを用いる照明装置 |
-
2003
- 2003-04-21 JP JP2003148368A patent/JP2004326056A/ja active Pending
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