JP2004325434A - 車両用指示計器 - Google Patents

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Mikifumi Iwasaki
幹史 岩崎
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Abstract

【課題】 部品点数の増大を招くことなく、キャップと表示板との間からの漏れ光を防止し得る指針照明機能付きの車両用指示計器を提供する。
【解決手段】 開口19を有する表示板11と、透光性を有する材料からなり、開口19を経て駆動回転軸16aに結合される基部22および該基部から表示板11の表面上に伸びる指針部23を有し基部22の底面側から光の照射を受ける指針14と、指針14の基部22および表示板11の開口19の縁部を覆って基部22に装着される遮光性のキャップ13とを備える車両用指示器10。表示板11の開口19の縁部には、表示板11の表面とキャップ13の下縁との間からの光の漏れを防止すべく該キャップの下縁へ向けて立ち上がる環状の突起部25が表示板11に一体で形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、指針式の車両用指示計器に関し、特に、指針の内部に照明光を導いて指針自体を輝かせる指針照明機能を有する車両用指示計器に関する。
指針照明機能を有する車両用指示計器では、表示板および該表示板の背面に配置された導光板に整合して形成された開口を貫通する回転軸に指針がその基部で取り付けられている。導光板の開口縁部から、該導光板上の表示板の開口縁部を経て、照明のための光が基部に照射され、この照射光が指針の指針部に案内されると、指針部を輝かせることにより、指針の視認性が高められると共に装飾性が高められる。
回転軸が結合される指針の基部には、照射光の漏れを防止するためのキャップが装着される。このキャップには下縁に開放するスリットが設けられ、このスリット内を指針の指針部が挿通するように、キャップが指針の基部を覆いまた該指針の前記回転軸が挿通する表示板の開口縁部を覆うように、装着される。
しかしながら、このキャップの下縁と表示板との間隙から光が漏れ出ると、この漏れ光が引き起こすハレーションによって装飾効果が損なわれてしまう。
このキャップと表示板との間からの漏れ光を防止するために、カラーのような遮光部材を組み込むことが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−193497号公報(第3、4頁、図1)
しかしながら、遮光部材のような部品を組み込むと、部品点数が増え、そのために組み立て工程が煩雑化すると共にコストアップを招く。
そこで、本発明の目的は、部品点数の増大を招くことなく、キャップと表示板との間からの漏れ光を防止し得る指針照明機能付きの車両用指示計器を提供することにある。
本発明は、基本的には、車両用指示器の表示板自体にキャップへ向けて立ち上がる突起部を設け、この突起部により該突起部が設けられた表示板の表面とキャップの下縁との間からの漏れ光を防止する。
ために、請求項1に記載の発明は、開口を有する表示板と、透光性を有する材料からなり、前記開口に配置され前記開口を経て駆動回転軸に結合される基部および該基部から前記表示板の表面上に伸びる指針部を有し前記基部の底面側から光の照射を受ける指針と、前記指針の基部および前記表示板の開口縁部を覆って前記基部に装着される遮光性のキャップとを備える車両用指示器において、前記表示板の表面と前記キャップの下縁との間からの照射光の漏れを防止すべく前記表示板の前記開口縁部に前記キャップの下縁へ向けて立ち上がる環状の突起部を前記表示板に一体で形成したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、表示板に一体に形成された環状の突起部が前記キャップの下縁へ向けて立ち上がることから、表示板にこれと別体で形成された従来のような遮光部材を組み込むことなく、キャップと表示板との間からの漏れ光を防止することができる。
このような突起部は、例えば表示板に絞り加工を施すことにより、比較的容易に形成することができ、この突起部の形成後に、例えばレーザ光を用いて駆動回転軸のための前記開口を形成することができる。
また、突起部は、たとえ透光性を有しても、該突起部を透過する光が該突起部での部分的な吸収によって弱められることから、漏れ光による視覚的な影響を実質的に排除することができる。一層確実に漏れ光を防止するために、突起部に例えば印刷または塗装等によって遮光膜を形成することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、環状の前記突起部の内縁を、照射光の前記基部に沿っての光の通過を許すように前記基部の周面との間に間隔をおくことを特徴とする。この突起部の内縁と指針の前記基部との間隙を照射光が通過することから、前記間隙の寸法を考慮することにより、前記指針に案内される光の強さを所望の値に設定することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記突起部は前記開口を取り巻く凸状段部により形成されていることを特徴とする。
この凸状段部は、前記した絞り加工等により容易に形成することができるので、本発明に係る突起部を容易に形成することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記突起部の内縁を前記キャップ内で該キャップの下縁よりも該キャップの頂部側に位置させたことを特徴とする。
前記突起部の内縁の高さ位置がキャップの下縁よりも該キャップの頂部側に位置することから、キャップの下縁と突起部の頂部とが重複して配置されるので、より確実に漏れ光を防止することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記突起部は前記開口を取り巻く環状の折返し部により形成されている。このような折返し部により形成された突起部は、表示板の開口縁部の補強部として機能することから、補強効果をも期待することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記突起部は環状の平坦面部分を有することを特徴とする。この平坦面には、透過光を低減するための調光処理を施すことができ、この調光処理によって前記指針部に案内される光の強さを所望の値に設定することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記突起部に該突起部での透過光を低減するための調光処理が施されていることを特徴とする。この調光処理のために、例えば前記突起部の表面に網目印刷を施すことができる。この網目の精粗の度合いに応じて、前記突起部を経て前記指針を照射する光の強さを変化させることができるので、網目印刷の目の粗さによって、前記指針部に案内される光の強さを所望の値に設定することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記開口縁部の突起部を含む内縁に、乱反射を抑制するための乱反射防止処理を施したことを特徴とする。この乱反射防止処理により、前記突起部を含む内縁での照射光による乱反射を抑制することができる。従って、乱反射光による前記表示板上への漏れを効果的に抑制することができるので、乱反射によるハレーションを防止し、これによりハレーションによる装飾効果の低減を確実に防止することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記乱反射防止処理を前記内縁に施された黒色印刷で行うことを特徴とする。この黒色印刷により、前記内縁には黒色印刷層が形成される。この黒色印刷によれば、従来の表示板への印刷工程を利用して乱反射防止のための黒色印刷層を形成することができるので、作業工程に格別な付加工程を追加することなく、容易に乱反射防止効果を得ることができる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記黒色印刷層は前記表示板の表面に形成されていることを特徴とし、この表示板の表面に形成された黒色印刷層により、この表示板とこれに形成された黒色印刷層を覆う前記キャップの下縁との間へ向けての乱反射を有効に低減させることができる。
本発明によれば、表示板に一体に形成された環状の突起部がキャップの下縁へ向けて立ち上がることから、表示板にこれと別体で形成された従来のような遮光部材を組み込むことなく、キャップと表示板との間からの漏れ光を防止することができる。
以下、本発明の特徴を図示の実施の形態に沿って、詳細に説明する。
〈実施の形態1〉
図1は本発明の要部を拡大して示すが、図1に沿っての説明に先立ち、図2および図3に沿って本発明に係る指針式車両用指示計の全体を概略的に説明する。
本発明に係る車両用指示計10は、図2に示す例では、速度計である。車両用指示計10は透明な合成樹脂板からなる表示板11を備える。表示板11には、速度を示す文字、速度値を示す数字およびその目盛等の表示部12が従来よく知られた印刷の多色刷りにより、背景色上の透光部分で形成されている。また、表示板11上には、遮光性を有するキャップ13を装着した指針14が配置されている。
また、車両用指示計10は、図3に示すように、例えば、それぞれが合成樹脂材料から成る下方ハウジング部材15aおよび上方ハウジング部材15bで構成されたハウジング15を備える。下方ハウジング部材15a上には、図示しないが従来よく知られた回路基板が設けられ、該回路基板上には、例えばステッピングモータからなるムーブメント16および白熱電球あるいはハロゲンランプのような光源17がその一部をハウジング15から露出させて設けられている。ムーブメント16は、その回転軸16aを上方ハウジング部材15bに形成された開口領域18へ向けて配置されている。
上方ハウジング部材15bの開口領域18を覆って前記表示板11が配置されている。表示板11には、ムーブメント16の回転軸16aと、指針14との結合を許す開口19が設けられている。また、表示板11の背面すなわちハウジング15側に位置する面には、透明な樹脂材料から成る従来よく知られた導光板20が配置されている。導光板20には、表示板11の開口19に整合する開口21が形成されている。
指針14は、透光性を有し着色された例えばポリカーボネイトあるいはアクリルのような合成樹脂材料からなる。指針14は、ボス部分22aが形成された基部22と、該基部の一側から該基部の径方向へ突出する指針部23とを有する。ボス部分22aは、表示板11の開口19および導光板20の開口21を貫通して配置され、ムーブメント16の回転軸16aを受け入れることにより、この回転軸16aと一体的に回転するように該回転軸に結合されている。
指針14の基部22には、一端開放のキャップ13がその下縁に開放するスリット13a内で指針部23の挿通を許すように、装着されている。これにより、キャップ13は、指針14の基部22および表示板11の開口19の縁部を覆う。また、指針部23は、基部22の一側からスリット13aを経て、その下面23aが表示板11と平行になるように、表示板11上に伸長する。
指針14は、ムーブメント16の動作に応じて、表示板11上の表示部12を指示すべく回転軸16aと一体に回動される。
光源17は、表示板11上の透光部分からなる表示部12を背景から浮き上がらせるように、導光板20を経て、表示板11をその背面から照明する。また光源17からの光は、図3に符号24で指し示す破線で示すとおり、指針14を光らせるために導光板20を経て指針14の基部22に案内される。
図1に拡大して示すように、導光板20の開口21の縁部には、指針14の指針部23の回動範囲に対応する領域に、導光板20内を案内された光源17からの光を指針14の基部22に向けるための反射面20aが形成されている。また、指針14の基部22には、該基部に案内された光24を指針部23の先端へ向けて反射させるための反射面22bが形成されている。
表示板11は、図1に示すように、例えば無着色の透明なアクリル合成樹脂板からなり、その表面には前記した表示部12およびその背景のための多色刷りによる印刷層が形成されている。この印刷層により、表示板11の開口19の縁部は遮光性を示す。表示板11の遮光性を示す縁部には、例えば絞り加工によりキャップ13に向けて立ち上がる突起部25が形成されている。
突起部25は、表示板11から直角に立ち上がる円形の周壁部25aと、該周壁部の上縁に連なりこれと直角に内方に張り出す平坦面を有する頂部25bとを有する。平坦な頂部25bの中央部には、該頂部に同心的に前記開口19が例えばレーザ光を用いた切断により形成されている。これにより、突起部25は開口19を取り巻いて形成される。
突起部25の頂部25bの高さ寸法は、その上縁に設けられた頂部25bがキャップ13の下縁よりも上方、すなわちキャップ頂部側に位置するに充分な大きさを有する。また、突起部25の内縁となる開口19の縁部は、指針14のボス部分22aとの間に間隔をおく。従って、導光板20から表示板11の反射面22bへ向けての光が表示板11の突起部25により阻止されることはなく、またキャップ13の下縁と突起部25とは、照明光24の進路方向すなわちボス部分22aの軸線方向で見て充分な重なり領域を有する。
開口19の縁部と指針14のボス部分22aとの間隔は、後述するにように、導光板20の反射面20aから指針14の基部22に設けられた反射面22bへ案内される光の経路となることから、導光板20から指針14内に適正量の光が案内されるように、光量開口21の縁部と指針14のボス部分22aとの間隔が適正に設定される。図1に示す例では、表示板11の開口19の口径は導光板20の開口21よりも大きい。前者の口径を後者のそれにほぼ等しくすることができる。
本発明に係る車両用指示計10では、表示板11上の表示部12は、ハウジング15内の光源17の照明効果により、表示板11の背景から浮き上がるように明瞭に表示される。また、ムーブメント16の動作に伴う指針14の回動範囲では光源17から導光板20を経て案内される光24が導光板20の反射面20aから表示板11の開口19を経て指針14の基部22に案内される。この基部22に案内された光24は、基部22に設けられた反射面22bから指針部23の先端へ向けて案内される。従って、従来よく知られているように、指針14内部での光の散乱により、指針部23を含む指針14の全体が輝くことから、指針部23の視認性が高められ、また車両用指示計10の装飾性が高められる。
また、車両用指示計10では、導光板20の反射面20aにより表示板11の開口19を経て指針14の基部22に向けられる光24の一部が、従来におけると同様に、例えば基部22の下面22cで乱反射する。この乱反射光の一部は、キャップ13の下縁と表示板11の表面との間、あるいはスリット13aの指針部23下の間隙へ向けられるが、表示板11の開口19の縁部でキャップ13内に立ち上がる環状の突起部25は、これら乱反射光がキャップ13と表示板11との間隙に達することを阻止する。
従って、従来のような別部材を表示板11に組み込むことなく、乱反射光を確実に遮断し、この乱反射光がキャップ13と表示板11との間隙から漏れ出ることを防止することができる。
突起部25は、遮光性を示す例について説明したが、この突起部を構成する周壁部25aおよび頂部25bに印刷を施すことなく、これにより透明または半透明な樹脂材料部分で突起部25を構成することができる。この場合、前記した乱反射光は、突起部25を透過するが、この透過によってそのエネルギーの一部が周壁部25aで吸収されることから、従来のような強い漏れ光の発生が防止できる。より確実に漏れ光を阻止する上では、少なくとも周壁部25aあるいは前記したように周壁部25aおよび頂部25bに、印刷あるいは塗装等によって遮光性を与えることが望ましい。
また、図1に示すように、開口19の縁部に形成された突起部25を含む内縁、すなわち、図1に示す実施の形態1では周壁部25a及び頂部25bを含む環状領域Rに、乱反射の防止のための黒色印刷層を形成することができる。
この黒色印刷層は、表示板11の表示部12を得るための印刷工程で同時的に形成することができる。前記した黒色印刷層は、表示板11のキャップ13に対向する表面に形成することができ、当該黒色印刷層を形成する反射防止処理により、突起部25を含む前記内縁25a、25bでの照射光による乱反射を抑制することができる。従って、乱反射光による表示板11上への漏れを効果的に抑制することができるので、乱反射によるハレーションを防止し、これによりハレーションによる装飾効果の低減を確実に防止することができる。
乱反射防止処理として、前記した印刷手段に代えて、化学的処理あるいはレーザ照射等の種々の処理方法を採用することができる。また、前記黒色印刷層を表示板11の背面に形成することができる。
しかしながら、前記したように、表示板11の前記表面の前記内縁25a、25bへの印刷によって乱反射防止用黒色印刷層を形成することにより、表示板11への従来の印刷工程を利用して乱反射防止のための黒色印刷層を形成することができるので、作業工程に格別な付加工程を追加することなく、容易に乱反射防止効果を得ることができる。また、表示板11の前記表面に形成された黒色印刷層により、この表示板11とこれに形成された黒色印刷層を覆うキャップ13の下縁との間へ向けての乱反射を有効に低減させることができるので、この乱反射による漏れ光を効果的に低減させることができる。
〈実施の形態2〉
図4に示すように、実施の形態2の車両用指示計110では、表示板11の開口19を取り巻いて形成される突起部が、キャップ13へ向けて立ち上がる環状の折返し部26で形成されている。環状折返し部26の内縁には平坦面27が形成され、この平坦面27に前記開口19が形成される。
折返し部26は、図4に示す例では、その頂部がキャップ13の下縁よりも下方に位置する。しかしながら、折返し部26はその内縁である平坦面27によって開口19から径方向外方へ隔たって配置され、その結果、キャップ13の周壁に近接して配置されているので、この折返し部26により、キャップ13の下縁と表示板11の表面との間からの前記した乱反射の放出を確実に防止することができる。
また、折返し部26は、その2重壁部分が表示板11の開口19の補強作用をなすことから、補強リブとして機能し、これにより表示板11の開口19の縁部での強度が高められる。
実施の形態2では、図4に示すように、折返し部26及び平坦面27で構成される環状領域Rに実施の形態1で説明したと同様な黒色印刷層を形成することができ、これにより乱反射光の放出を効果的に抑制することができる。
〈実施の形態3〉
図5に示す実施の形態3の車両用指示計120では、表示板11の開口19を取り巻いて形成される突起部28が、実施の形態1に示したと同様な周壁部28aおよび該周壁部に直角な頂部28bからなる。この周壁部28aの高さ寸法は、表示板11の表面からキャップ13の下縁までの距離よりも小さな値を有する。そのため、頂部28bは、キャップ13の下縁より下方に位置することとなる。しかしながら、この平坦な環状の頂部28bは外径寸法は、周壁部28aがキャップ13の周壁に近接するに充分な大きさを与えられている。そのため、実施の形態2で述べたとおり、突起部28により、キャップ13の下縁と表示板11の表面との間からの前記した乱反射の放出が確実に防止される。
平坦な頂部28bに例えば網目印刷のような調光処理を施すことができる。導光板20の反射面20aから突起部28の頂部28bを透過して指針14の基部22に設けられた反射面22bに向かう光の量は、印刷された網目模様の目の粗さに応じて増減する。従って、前記網目印刷により適正な網目模様を形成することにより、突起部28の頂部28bを透過して指針14内に案内される光量を適正に設定することができる。
実施の形態3では、図5に示すように、前記した調光処理の有無の如何に拘わらず、周壁部28a及び頂部28bを有する突起部28で構成される環状領域Rに実施の形態1で説明したと同様な黒色印刷層を形成することができ、これにより乱反射光の放出をより効果的に抑制することができる。
〈実施の形態4〉
実施の形態3では、頂部28bが周壁部28aに直角な突起部28を示したが、図6に示す車両用指示計130では、突起部29の周壁部29aに連なって形成される平坦な頂部29bはその外方から開口19の内方へ向けてキャップ13から離れる方向へ傾斜して形成されている。この傾斜する平坦な頂部29bは、該頂部が対向する下面22cからの乱反射光22cを反射面22bに向ける。これにより、導光板20からの照射光を効果的に指針14内に導くことができる。
この平坦な頂部29bにも、車両用指示計120の頂部28bにおけると同様な調光手段を設けることができる。
表示板11の開口19を取り巻いて形成される環状の突起部は、前記した例に拘わらず、適宜、所望の断面形状で形成することができる。
また、実施の形態4では、図6に示すように、前記した調光処理の有無の如何に拘わらず、周壁部29a及び頂部29bを有する突起部29で構成される環状領域Rに実施の形態1で説明したと同様な黒色印刷層を形成することができ、これにより乱反射光の放出を効果的に抑制することができる。
請求項1に記載の発明によれば、指針に装着されるキャップの下縁を向けて立ち上がる環状の突起部が表示板に一体に形成されていることから、表示板にこれと別体で形成された従来のような遮光部材を組み込むことなく、キャップと表示板との間からの漏れ光を防止することができる。従って、従来のような部品点数の増大および組み立て工程の煩雑化を招くことなく、またコストアップを抑制して、漏れ光を防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、表示板に形成される環状の突起部の内縁と指針の基部との間隙の寸法を考慮することにより、指針に案内される光の強さを所望の値に設定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、表示板の開口を取り巻く環状の突起部を凸状段部とすることにより、この凸状段部を絞り加工等により容易に形成することができるので、本発明に係る突起部を容易に形成することができる。
請求項4に記載の発明によれば、指針に装着されるキャップの下縁と表示板に形成される突起部の頂部とが重複して配置されるので、キャップ下縁と前記突起部の頂部との間からの漏れ光をより確実に防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、表示板の開口を取り巻く環状の突起部を折返し部で形成することにより、この突起部を補強部として機能させることができ、これにより表示板の開口縁部を補強することができる。
請求項6および7に記載の発明によれば、前記突起部に環状の平坦面部分を設け、この平坦面に透過光を低減するための調光処理を施すことができ、この調光処理によって前記指針部に案内される光の強さを所望の値に設定することができる。
請求項8に記載の発明によれば、乱反射光による表示板上への漏れを効果的に抑制することができるので、乱反射によるハレーションを防止し、これによりハレーションによる装飾効果の低減を確実に防止することができる。
請求項9に記載の発明によれば、従来の表示板への印刷工程を利用して乱反射防止のための黒色印刷層を形成することができるので、作業工程に格別な付加工程を追加することなく、容易に乱反射防止効果を得ることができる。
請求項10に記載の発明によれば、表示板と、この表示板に形成された黒色印刷層を覆うキャップの下縁との間へ向けての乱反射を有効に低減させることができる。
本発明に係る車両用指示計器の実施の形態1の要部を示す断面図である。 本発明に係る車両用指示計器の実施の形態1の外観を部分的に示す斜視図である。 本発明に係る車両用指示計器の実施の形態1を概略的に示す断面図である。 本発明に係る車両用指示器の実施の形態2を示す図1と同様な図面である。 本発明に係る車両用指示器の実施の形態3を示す図1と同様な図面である。 本発明に係る車両用指示器の実施の形態4を示す図1と同様な図面である。
符号の説明
10 車両用指示計
11 表示板
13 キャップ
14 指針
16a 回転軸
17 光源
19 表示板の開口
20 導光板
22 指針の基部
23 指針の指針部
25、26、28、29 突起部
28b、29b (平坦面部分)頂部

Claims (10)

  1. 開口を有する表示板と、透光性を有する材料からなり、前記開口に配置され前記開口を経て駆動回転軸に結合される基部および該基部から前記表示板の表面上に伸びる指針部を有し前記基部の底面側から光の照射を受ける指針と、前記指針の基部および前記表示板の開口縁部を覆って前記基部に装着される遮光性のキャップとを備え、前記表示板の前記開口縁部には、前記表示板の表面と前記キャップの下縁との間からの照射光の漏れを防止すべく該キャップの下縁へ向けて立ち上がる環状の突起部が前記表示板に一体に形成されていることを特徴とする車両用指示計器。
  2. 環状の前記突起部の内縁は、前記照射光の前記基部に沿っての光の通過を許すように前記基部の周面との間に間隔をおくことを特徴とする請求項1記載の車両用指示計器。
  3. 前記突起部は前記開口を取り巻く凸状段部により形成されている請求項1または2記載の車両用指示器。
  4. 前記突起部の内縁は、前記キャップ内で該キャップの下縁よりも該キャップの頂部側に位置する請求項1または2記載の車両用指示器。
  5. 前記突起部は前記開口を取り巻く環状の折返し部により形成されている請求項1または2に記載の車両用指示器。
  6. 前記突起部は環状の平坦面部分を有する請求項1または2記載の車両用指示計器。
  7. 前記突起部には、該突起部での透過光の低減を図るための調光処理が施されている請求項6記載の車両用指示器。
  8. 前記開口縁部の突起部を含む内縁には、乱反射を抑制するための乱反射防止処理が施されている請求項1に記載の車両用指示計器。
  9. 前記乱反射防止処理は、前記内縁に施された黒色印刷であり、この黒色印刷により前記内縁には黒色印刷層が形成されている請求項8に記載の車両用指示計器。
  10. 前記黒色印刷層は前記表示板の表面に形成されている請求項9に記載の車両用指示計器。
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