JP2004324964A - 空調装置及びエンジン駆動式空調装置 - Google Patents

空調装置及びエンジン駆動式空調装置 Download PDF

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Naoto Kurita
直人 栗田
Michiharu Okazaki
道春 岡崎
Masahiko Nakamura
昌彦 中村
Katsuhiro Yamashita
勝宏 山下
Kazuyuki Shiroi
一幸 城井
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Nichias Corp
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Abstract

【課題】エネルギ消費が少ないにも拘わらず除湿能カ等が高く、耐久性が高い小型の空調装置及びエンジン駆動式空調装置を提供すること。
【解決手段】吸湿材を有する円板形状の回転可能な複数の吸湿手段13であって、各回転軸が給排気方向に向かい、かつ吸排気方向に対して並列に配設されている吸湿手段13を備える。これにより、給気経路及び排気経路の屈曲を回避して圧力損失を減少させることができるので、給気及び排気に用いられる送風手段の動力を低減させることができる。さらに、経路断面積の拡大縮小を減少させることができるので、取り込んだ空気が吸湿手段等を通過する際に湿度や温度が均一になり易く、除湿性能等を向上させることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調すべき空間を換気するとともに除湿や加湿を行うことができる空調装置及びエンジンにより駆動される給気処理機もしくは給排気処理機と接続可能なエンジン駆動式空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
十分な除湿能力を確保した上で高さ方向に小型化して戸建住宅の天井裏等に設置することができる空調装置が提案されている。この空調装置は、室外の空気を室内に給気するように設けられた給気経路と、室内の空気を室外に排気するように設けられた排気経路とが並設され、吸湿材を備える円板形状のデシカントロータが給気経路と排気経路とに跨って配置されている。このような構成の空調装置は、デシカントロータを略水平姿勢に支持した状態で回転駆動し、給気経路を通過する空気からデシカントロータに吸湿すると共に排気経路を通過する空気にデシカントロータから放湿する。
【0003】
このような空調装置は、円板形状のデシカントロータが略水平姿勢に支持された状態で回転駆動される構成であることから、装置の高さ方向の大きさが抑えられる。従って、この空調装置は、デシカントロータ自体を小型化することなく、つまり、十分な除湿能カを確保した上で高さ方向に小型化することができるので、戸建住宅の天井裏等に設置するのに好適なものとなる(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−4255号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の空調装置は、給気経路及び排気経路の入口から入った空気が、ほぼ直角に屈曲した後にデシカントロータ、加熱体、熱交換器を通過し、さらにほぼ直角に屈曲した後に出口から出るように構成されている。このように、装置内に取り込まれた空気が、高さが低く経路断面積が大きく変化する装置内で90度に近い屈曲を少なくとも2回行うには、給気及び排気に用いられるファンの動力が多く必要となり、多大なエネルギを浪費することになる。さらに、装置内にて複雑に流れる空気は、デシカントロータ、加熱体、熱交換器を通過する際、湿度や温度にむらや偏りが生じ易く、除湿性能、加熱性能、熱交換性能が十分に得られないおそれがある。
【0006】
また、装置内を流れる空気が偏流を起こさないように整流部材が配設されているが、その整流部材は経路断面積を縮小させるため圧力損失が増大するので、給気及び排気に用いられるファンの動力が多く必要となり、多大なエネルギを浪費することになる。また、デシカントロータは、高さが低い装置内で略水平姿勢に配設する必要があるため、厚さが薄く径が大きくなる傾向にあるが、回転強度が低下して故障し易くなる。
【0007】
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、エネルギ消費が少ないにも拘わらず除湿能カ等が高く、耐久性が高い小型の空調装置及びエンジン駆動式空調装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、吸湿材を有する円板形状の回転可能な複数の吸湿手段を備え、吸気した空気が前記吸湿手段を通過する際に当該空気から吸湿し、排気する空気が前記吸湿手段を通過する際に当該空気に放湿する空調装置であって、複数の前記吸湿手段は、各回転軸が給排気方向に向かい、かつ吸排気方向に対して並列に配設されていることを特徴としている。これにより、給気経路及び排気経路の屈曲を回避して圧力損失を減少させることができるので、給気及び排気に用いられる送風手段の動力を低減させることができる。さらに、経路断面積の拡大縮小を減少させることができるので、取り込んだ空気が吸湿手段等を通過する際に湿度や温度が均一になり易く、除湿性能等を向上させることができる。
【0009】
また、前記吸湿手段は、前記空調装置の前記空気の流れ方向に直交する内側断面の最小幅より小さい径で形成され、かつ複数の前記吸湿手段の断面積の合計が前記吸湿手段を通過する風速が1m/s〜4m/sとなる個数配設されていることを特徴としている。これにより、吸湿手段の径を小さくしても吸湿手段の吸湿面積を十分に確保することができるので、1つの大型の吸湿手段で得られる除湿能力を複数の小型の吸湿手段に置き換えて得ることができる。さらに、吸湿手段の径が小さくなるので、回転強度が低下することはなく、故障し難い小型の装置とすることができる。
【0010】
また、複数の前記吸湿手段への吸気した空気の流れを整流するとともに複数の前記吸湿手段からの排気する空気の流れを整流する整流手段を備えたことを特徴としている。これにより、経路断面積の拡大縮小が発生しても、取り込んだ空気が吸湿手段等を通過する際に、空気の湿度や温度のむらや偏りを無くすことができ、除湿性能等を向上させることができるとともに、空気の圧力損失を減少させることができ、給気及び排気に用いられる送風手段の動力を低減させることができる。
【0011】
また、前記吸気した空気の出口の流れを整流するとともに前記排気する空気の入口の流れを整流する整流手段を備えたことを特徴としている。これにより、空気の湿度や温度のむらや偏りをより一層無くすことができ、さらに除湿性能等を向上させることができるとともに、空気の圧力損失をより一層減少させることができ、さらに給気及び排気に用いられる送風手段の動力を低減させることができる。
【0012】
また、熱交換後の吸気した空気を加熱可能な第1の加熱手段と、熱交換後の排気する空気を加熱可能な第2の加熱手段とを備えたことを特徴としている。これにより、冷房時には予め乾燥された空気を用いた空調を行うことができ、暖房時には予め暖められた空気を用いた空調を行うことができるので、エネルギ消費効率を向上させることができる。また、前記第1の加熱手段と前記第2の加熱手段は、暖房時と冷房時に温水の流通が切り換えられて使用されることを特徴としている。これにより、各加熱手段に廃熱機器の温水を導入することができるので、総合熱効率を向上させることができる。
【0013】
また、上記目的を達成するため、エンジン駆動式空調装置において、エンジンにより駆動されるコンプレッサにより作動される冷媒回路の高圧ラインと低圧ラインの間に設けられた膨張弁の冷媒下流側に設けられた膨張コイルを内蔵し、該膨張コイルにより冷暖房する給気処理機もしくは給排気処理機が上記各空調装置に接続されていることを特徴としている。これにより、冷暖房時に常にエンジンの廃熱を利用することができるので、空調負荷を低減させることができる。また、冷房時には予め乾燥された空気を用いた空調を行うことができ、暖房時には予め暖められた空気を用いた空調を行うことができるので、エネルギ消費効率を向上させることができる。また、加熱手段に廃熱機器の温水を導入することができるので、総合熱効率を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る空調装置を示す斜視図である。この空調装置10は、ケーシング11内の一方の側壁11aから他方の側壁11bにかけて、整流板12、デシカントロータ13、再生コイル14、熱交換器15、暖房コイル16及び整流板17がこの順で内蔵された構成となっている。ケーシング11は、扁平な直方体状の板金で形成されており、対向する側壁には空気の入口及び出口が配設されている。
【0015】
すなわち、ケーシング11の一方の側壁11aには、室外から空気を吸気する給気入口部111が配設され、ケーシング11の他方の側壁11bには、吸気した空気を室内に給気する給気出口部112が配設されている。さらに、ケーシング11の他方の側壁11bには、室内の空気を吸気する排気入口部113が配設され、ケーシング11の一方の側壁11aには、吸気した空気を室外に排気する排気出口部114が配設されている。ケーシング11の上面11c側から見たときの、給気入口部111と給気出口部112の配設位置及び排気入口部113と排気出口部114の配設位置は、対角線の関係になっている。
【0016】
そして、ケーシング11内は、ケーシング11内の空間を上面11c側と底面11d側に2分するように区画されており、給気入口部111から上面11c側を通って底面11d側に降り給気出口部112に至る給気経路と、排気入口部113から上面11c側を通って底面11d側に降り排気出口部114に至る排気経路とが形成されている。すなわち、給気入口部111から給気出口部112に至る給気経路を流れる空気と、排気入口部113から排気出口部114に至る排気経路を流れる空気は、相互に干渉せずに逆方向に流れるようになっている。
【0017】
したがって、従来のような給気経路及び排気経路のほぼ直角となる屈曲を回避して圧力損失を減少させることができる。このため、図示しない給気ファン及び排気ファンの動力を低減させることができる。さらに、経路断面積の拡大縮小を減少させることができる。このため、取り込んだ空気がデシカントロータ13、再生コイル14、熱交換器15、暖房コイル16を通過する際に湿度や温度が均一になり易く、除湿性能、加熱性能、熱交換性能を向上させることができる。なお、ケーシング11は、扁平であれば直方体状に限定されるものではなく、また、板金の代わりにプラスチック等で形成しても良い。
【0018】
整流板12は、室外から給気入口部111を介して吸気する空気を後述する3つのデシカントロータ131、132、133にほぼ均一に分散させて流すとともに、3つのデシカントロータ131、132、133からそれぞれ流れてきた空気を一括して排気出口部114から室外に排気することが可能な形状に形成されている。また、整流板17は、室内から排気入口部113を介して吸気する空気を後述する熱交換器15の全面にほぼ均一に分散させて流すとともに、熱交換器15の全面から流れてきた空気を一括して給気出口部112から室内に給気することが可能な形状に形成されている。整流板12と整流板17は、機能的には同一であって点対称の形状に形成されている。ここで、図2を参照して上記整流板12の詳細構造について説明する。
【0019】
図2(A)、(B)は、上記整流板12の詳細を前方及び後方から見た斜視図である。この整流板12は、ケーシング11内を上面11c側の空間と底面11d側の空間に区画するための平坦な形状の区画壁121と、ケーシング11内を給気入口部111側の空間と排気出口部114側の空間に仕切るための捻れた形状の仕切壁122が、1枚の矩形状の板金を折り曲げ加工することにより形成されている。
【0020】
給気入口部111を介して吸気する空気は、図示実線で示すように、仕切壁122の傾斜面122aに案内され、一部がケーシング11の上面11c側の空間の一端側に配設されているデシカントロータ131に導かれる。さらに、仕切壁122の傾斜面122aに案内された空気の一部は、仕切壁122の傾斜面122bに案内され、ケーシング11の上面11c側の空間の中央に配設されているデシカントロータ132に導かれる。さらに、仕切壁122の傾斜面122a及び122bに案内された空気の残部は、仕切壁122の傾斜面122cに案内され、ケーシング11の上面11c側の空間の他端側に配設されているデシカントロータ133に導かれる。
【0021】
一方、ケーシング11の底面11d側の空間の一端側に配設されているデシカントロータ131を通過した空気は、図示一点鎖線で示すように、仕切壁122の傾斜面122a、122b、122cに案内されて排気出口部114に導かれる。さらに、ケーシング11の底面11d側の空間の中央に配設されているデシカントロータ132を通過した空気は、図示一点鎖線で示すように、仕切壁122の傾斜面122b、122cに案内されて排気出口部114に導かれる。さらに、ケーシング11の底面11d側の空間の他端側に配設されているデシカントロータ133を通過した空気は、図示一点鎖線で示すように、仕切壁122の傾斜面122cに案内されて排気出口部114に導かれる。そして、各デシカントロータ131,132、133を通過した空気は、最終的に排気出口部114直前で1つに纏められて排気出口部114から排気される。
【0022】
したがって、経路断面積の拡大縮小が発生しても、取り込んだ空気がデシカントロータ131、132、133、再生コイル14、熱交換器15、暖房コイル16を通過する際に、空気の湿度や温度のむらや偏りを無くすことができる。このため、除湿性能、加熱性能、熱交換性能を向上させることができるとともに、空気の圧力損失を減少させることができ、給気ファン及び排気ファンの動力を低減させることができる。なお、整流板12は、上記形態に限定されるものではなく、整流作用を有すればどのような形態であっても良い。
【0023】
デシカントロータ131、132、133は、表面に吸湿材が分散接着された紙材等により通気可能なハニカム状であって回転可能な円板状に形成されており、回転軸が吸排気方向に向かい、かつ吸排気方向に対して並列に配設されている。そして、デシカントロータ131、132、133は、給気経路と排気経路に跨って、すなわち上半円部分はケーシング11内の上面11c側の空間に、下半円部分はケーシング11内の底面11d側の空間に配設されている。デシカントロータ131、132、133は、例えば図示しないモータと、ベルト及びプーリもしくはギア列により、例えば1時間に数回転程度の低速で回転駆動され、吸湿材に吸湿したり吸湿材から放湿したりできるようになっている。
【0024】
したがって、従来のような給気経路及び排気経路のほぼ直角となる屈曲を回避して圧力損失を減少させることができる。このため、給気ファン及び排気ファンの動力を低減させることができる。さらに、経路断面積の拡大縮小を減少させることができる。このため、取り込んだ空気がデシカントロータ131、132、133、再生コイル14、熱交換器15、暖房コイル16を通過する際に湿度や温度が均一になり易く、除湿性能、加熱性能、熱交換性能を向上させることができる。
【0025】
このようなデシカントロータ131、132、133は、吸湿手段として機能するための最小限度となる径で形成され、所定量吸湿するのに必要な断面積となる個数配設されている。すなわち、デシカントロータ131、132、133は、空調装置10の空気の流れ方向に直交する内側断面の最小幅より小さい径で形成されている。実施の形態の場合、デシカントロータ131、132、133の径は、空調装置10の高さより小さく、空調装置10の高さの上限は屋根裏の高さ方向寸法より小さい方が望ましい。これにより、空調装置10を屋根裏に設置することができ、住宅のスペースを効率的に活用できる。一般的な日本の住宅において、空調装置10が設置できる屋根裏の高さ寸法は、450mm〜500mmである。
【0026】
複数のデシカントロータ131、132、133の断面積の合計、すなわち総断面積は、デシカントロータ131、132、133を通過する風速によって設定される。風速は、1m/秒〜4m/秒が望ましい、より望ましくは、1m/秒〜2m/秒が良い。風速が大きいと空気からの吸湿量を確保することが困難となる。一方、風速が小さいと空気への放湿量を確保することが困難となる。総断面積は、上記した風速が確保できる値に設定される。
【0027】
本例では、径が400mmで形成され、個数は3個配設されている。したがって、デシカントロータ131、132、133のそれぞれの径を小さくしてもデシカントロータ131、132、133の全体の吸湿面積を十分に確保することができるので、1つの大型のデシカントロータで得られる除湿能力を得ることができる。このため、十分な除湿能力を確保した上で高さ方向に小型化して戸建住宅の天井裏等に設置することができる。さらに、デシカントロータ131、132、133の径が小さくなるので、回転強度が低下することはなく、故障し難い装置とすることができる。
【0028】
熱交換器15は、直方体状の静止型の熱交換器であり、給気経路と排気経路に跨って、すなわち上半円部分はケーシング11内の上面11c側の空間に、下半円部分はケーシング11内の底面11d側の空間に配設されている。この熱交換器15は、熱交換する空気が対向する面に向かって、すなわち交差して流れるようになっている。したがって、ここで給気経路はケーシング11内の上面11c側の空間から底面11d側の空間へ移り、排気経路はケーシング11内の上面11c側の空間から底面11d側の空間へ移ることになる。
【0029】
再生コイル14は、波状に折り曲げられたパイプ14aを内蔵しており、デシカントロータ13と熱交換器15の間であって、ケーシング11内の底面11d側の空間、すなわち排気経路に配設されている。暖房コイル16も、波状に折り曲げられたパイプ16aを内蔵しており、熱交換器15とケーシング11の他方の側壁11bの間であって、ケーシング11内の底面11d側の空間、すなわち給気経路に配設されている。
【0030】
そして、再生コイル14のパイプ14aと暖房コイル16のパイプ14aには、図示しないガスエンジンヒートポンプやガスエンジンコジェネの温水が切り換えて循環されるようになっている。再生コイル14は、デシカントロータ13の吸湿材を再生させるために排気する空気を加熱する機能を有し、暖房コイル16は、給気する空気をさらに加熱する機能を有している。このようにガスエンジンヒートポンプやガスエンジンコジェネのエンジンの廃熱を利用することができるので、廃熱機器の総合熱効率を向上させることができる。なお、温水の切換手段としては、例えば自動もしくは手動の三方コックや三方弁等が使用可能である。
【0031】
このような構成の空調装置10の動作を図3を参照して説明する。なお、図3において、(A)は断面平面図、(B)は断面側面図であり、白抜きの矢印は給気経路を示し、斜線の矢印は排気経路を示す。先ず、この空調装置10で夏季等に除湿冷房する場合、給気経路側では、給気入口部111から吸気された室外の高温多湿の空気は、整流板12により3分割されてデシカントロータ131、132、133にそれぞれ達する。そして、高温多湿の吸気された空気が、デシカントロータ131、132、133をそれぞれ通過する際に、吸湿材により吸着除湿される。このとき、高温多湿の吸気された空気は、吸湿材の反応熱によりさらに温度が上昇するが、湿度は低下する。
【0032】
この高温低湿の吸気された空気は、さらに流れて熱交換器15に達する。そして、高温低湿の吸気された空気が、熱交換器15を通過する際に、後述する排気経路を流通する室内の空気と交差して熱交換する。このとき、高温低湿の吸気された空気は、温度が低下して室内の温度と同等になる。その後、低温低湿の吸気された空気は、作動していない暖房コイル16は素通りし、整流板17により一括されて給気出口部112から室内へ給気される。
【0033】
一方、排気経路側では、排気入口部113から吸気された室内の空気は、整流板17により3分割されて熱交換器15に達する。そして、吸気された空気が、熱交換器15を通過する際に、上述した給気経路を流通する高温低湿の空気と交差して熱交換する。このとき、吸気された空気は、温度が上昇する。さらに、高温低湿の吸気された空気は、温水が循環している再生コイル14に達する。このとき、高温低湿の吸気された空気は、さらに温度が上昇する。
【0034】
この高温低湿の吸気された空気は、さらに流れてデシカントロータ131、132、133にそれぞれ達する。そして、高温低湿の空気が、デシカントロータ131、132、133をそれぞれ通過する際に、吸湿している吸湿材の水分を蒸発させて吸湿材を再度吸着除湿が可能となるように再生させる。その後、これらの高温多湿の空気は、さらに流れて整流板12により一括されて排気出口部114から室外へ排気される。
【0035】
次に、この空調装置10で冬季等に暖房する場合、給気経路側では、給気入口部111から吸気された室外の低温の空気は、整流板12により3分割されてデシカントロータ131、132、133にそれぞれ達する。ここで、暖房時は温水の循環が再生コイル14から暖房コイル16に切り換えられているので、再生コイル14を通過する空気は加熱されない。したがって、デシカントロータ131、132、133の吸湿材を再生させないので、デシカントロータ131、132、133は作動しない。
【0036】
これらの低温の吸気された空気は、デシカントロータ131、132、133をそれぞれ素通りし、熱交換器15に達する。そして、低温の吸気された空気が、熱交換器15を通過する際に、後述する排気経路を流通する室内の空気と交差して熱交換する。このとき、低温の吸気された空気は、温度が上昇する。そして、高温の吸気された空気は、温水が循環している暖房コイル16に達する。このとき、高温の吸気された空気は、さらに温度が上昇して室内の温度と同等になる。その後、これらの高温の吸気された空気は、整流板17により一括されて給気出口部112から室内へ給気される。
【0037】
一方、排気経路側では、排気入口部113から吸気された室内の空気は、整流板17により3分割されて熱交換器15に達する。そして、吸気された空気が、熱交換器15を通過する際に、上述した給気経路を流通する低温の空気と交差して熱交換する。このとき、吸気された空気は、温度が低下する。さらに、低温の吸気された空気は、作動していない再生コイル14及びデシカントロータ131、132、133をそれぞれ素通りする。その後、これらの低温の空気は、さらに流れて整流板12により一括されて排気出口部114から室外へ排気される。
【0038】
以上のように、この空調装置10によれば、給気経路及び排気経路のほぼ直角となる屈曲が無く、給気経路及び排気経路の経路断面積の拡大縮小が少ないので、流れる空気の圧力損失を低減させることができる。このため、給気ファン及び排気ファンの動力を低減させて省エネルギ化を図ることができる。また、ガスエンジンヒートポンプやガスエンジンコジェネと組み合わせることにより、デシカントロータ13の再生及び暖房のための熱源を別途設ける必要が無く、部品点数が低減できコストダウンさせることができる。さらに、ガスエンジンヒートポンプやガスエンジンコジェネのエンジンの廃熱を利用することにより、総合熱効率を向上させることができる。
【0039】
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る空調装置を図3に対応させて示す。この空調装置20は、図1に示す空調装置10と基本的に同一構成であるが、静止型の熱交換器15の代わりに回転型の熱交換器25が配設されており、このため給気経路と排気経路が熱交換器25で交差せずに真直ぐとなる点、暖房コイル16がケーシング11の上面11c側に配設されている点及び整流板12が整流板17の代わりに配設されている点で異なる構成となっている。
【0040】
この熱交換器25は、デシカントロータ131、132、133と同様に、3つの熱交換器251、252、253を有し、回転可能な円板状に形成されており、回転軸が吸排気方向に向かい、かつ吸排気方向に対して並列に配設されている。そして、熱交換器251、252、253は、給気経路と排気経路に跨って、すなわち上半円部分はケーシング11内の上面11c側の空間に、下半円部分はケーシング11内の底面11d側の空間に配設されている。熱交換器251、252、253は、例えば図示しないモータと、ベルト及びプーリもしくはギア列により、例えば1分間に数回転程度の速度で回転駆動され、上下に流れる空気間で熱交換できるようになっている。
【0041】
このような構成の空調装置20の動作を図4を参照して説明する。なお、図4において、(A)は断面平面図、(B)は断面側面図であり、白抜きの矢印は給気経路を示し、斜線の矢印は排気経路を示す。先ず、この空調装置20で夏季等に除湿冷房する場合、給気経路側では、給気入口部111から吸気された室外の高温多湿の空気は、整流板12により3分割されてデシカントロータ131、132、133にそれぞれ達する。そして、高温多湿の吸気された空気が、デシカントロータ131、132、133をそれぞれ通過する際に、吸湿材により吸着除湿される。このとき、高温多湿の吸気された空気は、吸湿材の反応熱によりさらに温度が上昇するが、湿度は低下する。
【0042】
この高温低湿の吸気された空気は、さらに流れて熱交換器25に達する。そして、高温低湿の吸気された空気が、回転している熱交換器25を通過する際に、後述する排気経路を流通する室内の空気と熱交換する。このとき、高温低湿の吸気された空気は、温度が低下して室内の温度と同等になる。その後、低温低湿の吸気された空気は、作動していない暖房コイル16は素通りし、整流板12により一括されて給気出口部112から室内へ給気される。
【0043】
一方、排気経路側では、排気入口部113から吸気された室内の空気は、整流板12により3分割されて熱交換器25に達する。そして、吸気された空気が、回転している熱交換器25を通過する際に、上述した給気経路を流通する高温低湿の空気と熱交換する。このとき、吸気された空気は、温度が上昇する。さらに、高温低湿の吸気された空気は、温水が循環している再生コイル14に達する。このとき、高温低湿の吸気された空気は、さらに温度が上昇する。
【0044】
この高温低湿の吸気された空気は、さらに流れてデシカントロータ131、132、133にそれぞれ達する。そして、高温低湿の空気が、デシカントロータ131、132、133をそれぞれ通過する際に、吸湿している吸湿材の水分を蒸発させて吸湿材を再度吸着除湿が可能となるように再生させる。その後、これらの高温多湿の空気は、さらに流れて整流板12により一括されて排気出口部114から室外へ排気される。
【0045】
次に、この空調装置10で冬季等に暖房する場合、給気経路側では、給気入口部111から吸気された室外の低温の空気は、整流板12により3分割されてデシカントロータ131、132、133にそれぞれ達する。ここで、暖房時は温水の循環が再生コイル14から暖房コイル16に切り換えられているので、再生コイル14を通過する空気は加熱されない。したがって、デシカントロータ131、132、133の吸湿材を再生させないので、デシカントロータ131、132、133は作動しない。
【0046】
これらの低温の吸気された空気は、デシカントロータ131、132、133をそれぞれ素通りし、熱交換器25に達する。そして、低温の吸気された空気が、回転している熱交換器25を通過する際に、後述する排気経路を流通する室内の空気と熱交換する。このとき、低温の吸気された空気は、温度が上昇する。そして、高温の吸気された空気は、温水が循環している暖房コイル16に達する。このとき、高温の吸気された空気は、さらに温度が上昇して室内の温度以上になる。その後、これらの高温の吸気された空気は、整流板12により一括されて給気出口部112から室内へ給気される。
【0047】
一方、排気経路側では、排気入口部113から吸気された室内の空気は、整流板12により3分割されて熱交換器25に達する。そして、吸気された空気が、回転している熱交換器25を通過する際に、上述した給気経路を流通する低温の空気と熱交換する。このとき、吸気された空気は、温度が低下する。さらに、低温の吸気された空気は、作動していない再生コイル14及びデシカントロータ131、132、133をそれぞれ素通りする。その後、これらの低温の空気は、さらに流れて整流板12により一括されて排気出口部114から室外へ排気される。
【0048】
以上のように、この空調装置20によれば、回転型の熱交換器25を用いているので、静止型の熱交換器15に比べて熱交換効率をさらに向上させることができる。また、給気経路及び排気経路のほぼ直角となる屈曲のみならず鋭角の屈曲も無く、給気経路及び排気経路の経路断面積の拡大縮小が少ないので、流れる空気の圧力損失をさらに低減させることができる。このため、給気ファン及び排気ファンの動力をさらに低減させて省エネルギ化をより一層図ることができる。また、ガスエンジンヒートポンプやガスエンジンコジェネと組み合わせることにより、デシカントロータ13の再生及び暖房のための熱源を別途設ける必要が無く、部品点数が低減できコストダウンさせることができる。さらに、ガスエンジンヒートポンプやガスエンジンコジェネのエンジンの廃熱を利用することにより、総合熱効率を向上させることができる。
【0049】
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る空調装置を図4に対応させて示す。この空調装置30は、図4に示す空調装置20と基本的に同一構成であるが、熱交換器25を取り除いた点及び暖房コイル16と再生コイル14を上下に並設した点で異なる構成となっている。そして、この空調装置30は、ガスエンジンにより駆動される給気処理機もしくは外気処理機(給排気処理機)50と接続して稼動させるようになっている。
【0050】
この給気処理機(外気処理機)50は、空調装置30と同様にケーシング51内が上面51c側と底面側51dに区画されており、ケーシング51内の一方の側壁51aから他方の側壁51bにかけて、排気ファン52、熱交換器53、給気ファン54及び直膨コイル55がこの順で内蔵された構成となっている。ケーシング51は、扁平な直方体状の板金で形成されており、対向する側壁には空気の入口及び出口が配設されている。
【0051】
すなわち、ケーシング51の一方の側壁51aには、空調装置30の給気出口部112と接続される給気入口部511が配設され、ケーシング51の他方の側壁51bには、空調装置30からの空気を室内に給気する給気出口部512が配設されている。そして、ケーシング51の他方の側壁51bには、室内の空気を吸気する排気入口部513が配設され、ケーシング51の一方の側壁51aには、空調装置30の排気入口部113と接続される排気出口部514が配設されている。
【0052】
このような構成の空調装置30及び給気処理機(外気処理機)50の動作を図5を参照して説明する。なお、図5において、(A)は断面平面図、(B)は断面側面図であり、白抜きの矢印は給気経路を示し、斜線の矢印は排気経路を示す。先ず、この空調装置30及び給気処理機(外気処理機)50で夏季等に除湿冷房する場合、給気経路側では、給気入口部111から吸気された室外の高温多湿の空気は、整流板12により3分割されてデシカントロータ131、132、133にそれぞれ達する。そして、高温多湿の吸気された空気が、デシカントロータ131、132、133をそれぞれ通過する際に、吸湿材により吸着除湿される。このとき、高温多湿の吸気された空気は、吸湿材の反応熱によりさらに温度が上昇するが、湿度は低下する。
【0053】
この高温低湿の吸気された空気は、作動していない暖房コイル16は素通りし、整流板12により一括されて給気出口部112から給気入口部511を通って熱交換器53に達する。そして、高温低湿の吸気された空気が、熱交換器53を通過する際に、後述する排気経路を流通する室内の空気と交差して熱交換する。このとき、高温低湿の吸気された空気は、温度が低下する。その後、低温低湿の吸気された空気は、給気ファン54で加速され直膨コイル55でさらに温度が下げられて室内の温度以下になり、給気出口部512から室内へ給気される。
【0054】
一方、排気経路側では、排気入口部513から吸気された室内の空気は、熱交換器53に達する。そして、吸気された空気が、熱交換器53を通過する際に、上述した給気経路を流通する高温低湿の空気と交差して熱交換する。このとき、吸気された空気は、温度が上昇する。さらに、高温低湿の吸気された空気は、排気ファン52で加速され排気出口部514から排気入口部113を通って温水が循環している再生コイル14に達する。このとき、高温低湿の吸気された空気は、さらに温度が上昇する。
【0055】
この高温低湿の吸気された空気は、さらに流れてデシカントロータ131、132、133にそれぞれ達する。そして、高温低湿の空気が、デシカントロータ131、132、133をそれぞれ通過する際に、吸湿している吸湿材の水分を蒸発させて吸湿材を再度吸着除湿が可能となるように再生させる。その後、これらの高温多湿の空気は、さらに流れて整流板12により一括されて排気出口部114から室外へ排気される。
【0056】
次に、この空調装置30及び給気処理機(外気処理機)50で冬季等に暖房する場合、給気経路側では、給気入口部111から吸気された室外の低温の空気は、整流板12により3分割されてデシカントロータ131、132、133にそれぞれ達する。ここで、暖房時は温水の循環が再生コイル14から暖房コイル16に切り換えられているので、再生コイル14を通過する空気は加熱されない。したがって、デシカントロータ131、132、133の吸湿材を再生させないので、デシカントロータ131、132、133は作動しない。
【0057】
これらの低温の吸気された空気は、デシカントロータ131、132、133をそれぞれ素通りし、温水が循環している暖房コイル16に達する。このとき、低温の吸気された空気は、温度が上昇する。この高温の吸気された空気は、整流板12により一括されて給気出口部112から給気入口部511を通って熱交換器53に達する。そして、高温の吸気された空気が、熱交換器53を通過する際に、後述する排気経路を流通する室内の空気と交差して熱交換する。このとき、高温の吸気された空気は、さらに温度が上昇する。その後、高温の吸気された空気は、給気ファン54で加速され直膨コイル55でさらに温度が高められて室内の温度以上になり、給気出口部512から室内へ給気される。
【0058】
一方、排気経路側では、排気入口部513から吸気された室内の空気は、熱交換器53に達する。そして、吸気された空気が、熱交換器53を通過する際に、上述した給気経路を流通する高温の空気と熱交換する。このとき、吸気された空気は、温度が低下する。さらに、低温の吸気された空気は、排気ファン52で加速され排気出口部514から排気入口部113を通って作動していない再生コイル14及びデシカントロータ131、132、133をそれぞれ素通りする。その後、これらの低温の空気は、さらに流れて整流板12により一括されて排気出口部114から室外へ排気される。
【0059】
以上のように、この空調装置30及び給気処理機(外気処理機)50によれば、冷房時には、再生コイル14に温水を流し、直膨コイル55に乾燥した空気を流通させることができるため、従来直膨コイル上で発生していた水分凝縮が無くなり、直膨コイル55を通過する空気の温度をさらに低下させることができるとともに熱交換効率を向上させることができる。また、暖房時には、暖房コイル16に温水を流し、直膨コイル55に温められた空気を流通させることができるため、従来直膨コイル上で行われていた加熱が少なくて済み、直膨コイル55の発生熱量を低下させることができる。すなわち、年間を通して冷暖房時にエンジンの廃熱を利用することができるとともに、冷暖房機器の空調負荷を低減させることができる。また、空調装置30と給気処理機(外気処理機)50を容易に接続することができるため、施工性を高めることができる。
【0060】
また、給気経路及び排気経路のほぼ直角となる屈曲のみならず鋭角の屈曲も無く、給気経路及び排気経路の経路断面積の拡大縮小が少ないので、流れる空気の圧力損失をさらに低減させることができる。このため、給気ファン54及び排気ファン52の動力をさらに低減させて省エネルギ化をより一層図ることができる。また、ガスエンジンヒートポンプやガスエンジンコジェネと組み合わせることにより、デシカントロータ13の再生及び暖房のための熱源を別途設ける必要が無く、部品点数が低減できコストダウンさせることができる。さらに、ガスエンジンヒートポンプやガスエンジンコジェネのエンジンの廃熱を利用することにより、総合熱効率を向上させることができる。なお、ガスを使用したエンジン駆動式空調装置のみならず、灯油を使用したエンジン駆動式空調装置にも適用可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、給気経路及び排気経路の屈曲を回避して圧力損失を減少させることができるので、給気及び排気に用いられる送風手段の動力を低減させることができる。さらに、経路断面積の拡大縮小を減少させることができるので、取り込んだ空気が吸湿手段等を通過する際に湿度や温度が均一になり易く、除湿性能等を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る空調装置を示す斜視図である。
【図2】図1の空調装置の整流板の詳細を前方及び後方から見た斜視図である。
【図3】図1の空調装置の動作を説明するための図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る空調装置の動作を説明するための図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る空調装置の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
10、20、30 空調装置
11、51 ケーシング
12 整流板
13、131、132、133 デシカントロータ
14 再生コイル
15、25、53 熱交換器
16 暖房コイル
17 整流板
50 給気処理機(外気処理機)
52 排気ファン
54 給気ファン
55 直膨コイル
111、511 給気入口部
112、512 給気出口部
113、513 排気入口部
114、514 排気出口部

Claims (7)

  1. 吸湿材を有する円板形状の回転可能な複数の吸湿手段を備え、吸気した空気が前記吸湿手段を通過する際に当該空気から吸湿し、排気する空気が前記吸湿手段を通過する際に当該空気に放湿する空調装置であって、
    複数の前記吸湿手段は、各回転軸が吸排気方向に向かい、かつ吸排気方向に対して並列に配設されていることを特徴とする空調装置。
  2. 前記吸湿手段は、前記空調装置の前記空気の流れ方向に直交する内側断面の最小幅より小さい径で形成され、かつ複数の前記吸湿手段の断面積の合計が前記吸湿手段を通過する風速が1m/s〜4m/sとなる個数配設されていることを特徴とする請求項1に記載の空調装置。
  3. 複数の前記吸湿手段への吸気した空気の流れを整流するとともに複数の前記吸湿手段からの排気する空気の流れを整流する整流手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の空調装置。
  4. 前記吸気した空気の出口の流れを整流するとともに前記排気する空気の入口の流れを整流する整流手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の空調装置。
  5. 熱交換後の吸気した空気を加熱可能な第1の加熱手段と、熱交換後の排気する空気を加熱可能な第2の加熱手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の空調装置。
  6. 前記第1の加熱手段と前記第2の加熱手段は、暖房時と冷房時に温水の流通が切り換えられて使用されることを特徴とする請求項5に記載の空調装置。
  7. エンジンにより駆動されるコンプレッサにより作動される冷媒回路の高圧ラインと低圧ラインの間に設けられた膨張弁の冷媒下流側に設けられた膨張コイルを内蔵し、該膨張コイルにより冷暖房する給気処理機もしくは給排気処理機が請求項1〜6の何れか一項に記載の空調装置に接続されていることを特徴とするエンジン駆動式空調装置。
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