JP2004324640A

JP2004324640A - 扇風機

Info

Publication number: JP2004324640A
Application number: JP2004033361A
Authority: JP
Inventors: Chung-Yin Cheng; 宗殷鄭
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2003-04-28
Filing date: 2004-02-10
Publication date: 2004-11-18
Also published as: BRMU8400809U; TW570230U; US20040213687A1; AU2004201749A1

Abstract

【課題】適当な速度で左右に回動し、広範囲に順番に送風することができる扇風機を提供することにある。
【解決手段】左右に回動可能な台座３に互いに他の一つを背にした一対の羽根車装置６，６が設置されていることを特徴とする扇風機を提供する。
【選択図】図２

Description

本発明は、扇風機に関し、特に、適当な速度で左右に回動し、広範囲内に順番に送出することができる扇風機に関する。

一般に、軸流式ファンは、構成が簡単で風量が大であるので、さまざまな分野によく利用されている。図３に示すのは、２セットの羽根車装置１１，１２を、前後一対で互いに直列に配置したモータ（２１１、２２１）付きハウジング２１，２２からなっている枠台２で、それらの送風が同方向になるように保持してなっている扇風機である。このような構成の扇風機は、強大な空気流を発生させることができるが、空気流の発生範囲が同一の方向に限られるので、その先方に風向偏向板を付け加えても、せいぜい左右１８０°の範囲内に過ぎず、広範囲に空気流を順番に送風することができない。また、図４のようなよく見られているスタンド式扇風機１０は、所定の範囲において左右に回動することが可能であるが、通常は左右１８０°位だけに回動するので、広範囲に空気流を順番に送風することができない。もちろん左右３６０°近く回動するものもあるが、そのような扇風機は、回動速度を上げなければ、所定方向に対する送風の頻度が通常より半分位低くなるという欠点がある。

本発明は上記に鑑みてなされたもので、適当な速度で左右に回動し、広範囲に順番に送風することができる扇風機を提供することを目的とする。

前記目的を達成するために、本発明は、左右に回動可能な台座に互いに他の一つを背にした一対の羽根車装置が設置されていることを特徴とする扇風機を提供する。

前記構成による扇風機は、互いに他の一つを背にした一対の羽根車装置が設置されているため、反対の方向へ同時に空気流を送風することができる。そのため、通常の速度及び通常の範囲で前記一対の羽根車装置を回動させれば、適当な速度で左右に回動し、３６０°位の広範囲な送風をすることができる。

以下、本発明の好ましい実施形態を詳しく説明する。

まず、図１と図２を参照しながら本発明の扇風機の好ましい実施形態を説明する。この扇風機は、図１のように、左右に回動可能な台座３に互いに他の一つを背にした一対の羽根車装置６，６が設置されているものである。言い換えれば、左右に回動可能な台座３には、互いの背面が向かい合うように背中合わせにした一対の羽根車装置６，６が設置されている。前記台座３は、台座本体３１から上方へポスト３２が突出していて、該ポスト３２の上端に首振り回動具３３及びケース４を介してモータ５が左右に回動可能に設けられているように構成されている（図２に参照）。もっと詳しく説明すると、前記ケース４は、前記ポスト３２の上端に首振り回動具３３を介して左右に回動可能に設けられており、前記モータ５は、複数の固定部材４１，４１によって該ケース４内に格納固定されている。該モータ５は、また、出力軸５１が一本だけあり、該出力軸５１の反対側に位置する一対の端部５１０，５１０が、それぞれ該モータ５の前後両側から出てから更に前記ケース４外に突出している。前記一対の羽根車装置６，６は、それぞれ前記出力軸５１の一対の端部５１０，５１０の１つに取付けられており、且つ、それらの羽根車６１，６１の扇風設計、即ち、送風方向がまったく反対であって、前記同一の出力軸５１の反対側に位置する端部５１０，５１０に駆動されると、両方とも外側へ送風をすることができる。そして、前記各羽根車装置６は、前記羽根車６１の他にまた該羽根車６１を囲んでいるワイヤカバー６２を備えている。

また、前記ケース４は更に前記一対の羽根車装置６，６の間にあって、該ケース４を囲んでいる隔板４０を備えている。それにより、運転時に、前記一対の羽根車装置６，６の吸入空気流を隔離分流させることができる。

前記実施形態から分かるように、本発明の扇風機は、互いに他の一つを背にし、吸入側を向かい合わせた一対の羽根車装置が設置されており、且つ、１つのモータ５だけで一対の羽根車装置６，６を駆動することができるため、図３に示す従来の扇風機より構成を簡素化できるとともに、省電力化を達成できるばかりでなく、適当な速度で左右に回動して同時に反対方向へ順番に送風することができるので、一定時間内の送風効果を大いに向上することができる。

なお、以上に説明した実施の形態は、あくまでも本発明の技術的内容を明らかにする意図のものにおいてなされたものであり、本発明はそうした具体例に限定して狭義に解釈されるものではなく、本発明の精神とクレームに述べられた範囲で、いろいろと変更して実施できるものである。

本発明の扇風機の好ましい実施形態の斜視図前記実施形態の要部拡大断面図従来の軸流式扇風機の一例の分解斜視構成図従来の軸流式扇風機の他の一例の斜視図

符号の説明

３台座
３１台座本体
３２ポスト
３３首振り回動具
４ケース
４０隔板
４１固定部材
５モータ
５１出力軸
５１０端部
６羽根車装置
６１羽根車
６２ワイヤカバー

Claims

左右に回動可能な台座に互いに他の一つを背にした一対の羽根車装置が設置されていることを特徴とする扇風機。
前記台座は、台座本体と、該台座本体から上方へ突出しているポストと、出力軸が一本だけあり、該出力軸の反対側に位置する一対の端部がそれぞれその前後両側から出ていて前記ポストの上端に配設した首振り回動具を介して左右に回動可能に設けられているモータとからなっており、
また、前記一対の羽根車装置はそれぞれ前記出力軸の一対の端部の１つに取付けられており、且つ、それらの羽根車の扇風設計が反対であって前記同一の出力軸の反対側の端部に駆動されて両方とも外側へ送風をすることができることを特徴とする請求項１に記載の扇風機。
前記モータはそれを格納しているケースを備え、該ケースは更に前記一対の羽根車装置の間にあって該ケースを囲んでいて前記一対の羽根車装置の吸入空気流を隔離分流させる隔板を備えていることを特徴とする請求項２に記載の扇風機。
前記各羽根車装置は、前記羽根車の他にまた該羽根車を囲んでいるワイヤカバーを備えていることを特徴とする請求項３に記載の扇風機。