JP2019183691A - 送風装置および送風方法 - Google Patents

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悠文 黒川
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正人 柿沼
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俊二 鈴木
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Abstract

【課題】簡単な構成で風向を制御できる送風装置を得ること。【解決手段】送風装置100は、羽根車と電動機とを備え、吹き出される気流の吹き出し方向が電動機の回転軸の軸方向に沿った方向である複数台の送風機器と、複数台の送風機器の風量を個別に制御する制御部5と、を備える。複数台の送風機器のうち隣り合う少なくとも2台の送風機器は、送風機器から吹き出される気流の吹き出し方向が交差している。これにより、送風装置100は、風向を調整するための専用の部品を別部品として設けることなく、組み立てが容易であるとともに組み立て工数が少なく製品の小型化が可能である簡単な構成で、所望の方向に送風することが可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、気流を空間に送り出す送風機器を有する送風装置および送風方法に関する。
従来、送風を行う機器においては、風向板により、気流の風向調整が行われている。特許文献1には、回転ロッドを電動機で回転させることにより、吹出口に設けられて回転ロッドに連動して動くガイドベーンの向きを調整して、吹き出し気流の左右方向の風向を制御する風向調整装置が開示されている。
特開2002−39609号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術によれば、ガイドベーン、電動機、回転ロッドといった風向調整にしか使用されない部品が増えるため、構成が複雑になり組立工程が増える、という課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡単な構成で風向を制御できる送風装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる送風装置は、羽根車と電動機とを備え、吹き出される気流の吹き出し方向が電動機の回転軸の軸方向に沿った方向である複数台の送風機器と、複数台の送風機器の風量を個別に制御する制御部と、を備える。複数台の送風機器のうち隣り合う少なくとも2台の送風機器は、送風機器から吹き出される気流の吹き出し方向が交差している。
本発明によれば、簡単な構成で風向を制御できる送風装置が得られる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる送風装置の概略構成を模式的に示す横断面図 本発明の実施の形態1にかかる送風装置の送風機ユニットの構成を示す横断面図 本発明の実施の形態1にかかる送風装置の内部において隣り合う2台の送風機ユニットの第1の合成気流の例を示す模式図 本発明の実施の形態1にかかる送風装置の内部において隣り合う2台の送風機ユニットの第2の合成気流の例を示す模式図 本発明の実施の形態1にかかる送風装置の内部において隣り合う2台の送風機ユニットの第3の合成気流の例を示す模式図 本発明の実施の形態1にかかる送風装置の制御に関わる主要部分の機能構成図 本発明の実施の形態1にかかる処理回路のハードウェア構成の一例を示す図 本発明の実施の形態2における第1の合成気流の例を示す模式図 本発明の実施の形態2における第2の合成気流の例を示す模式図 本発明の実施の形態3にかかる送風装置の概略構成を模式的に示す斜視図 本発明の実施の形態3にかかる送風装置における送風機ユニットの配置を模式的に示す図であり、送風装置の模式横断面図 本発明の実施の形態1から3にかかる送風装置における送風方法の手順を示すフローチャート
以下に、本発明の実施の形態にかかる送風装置および送風方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる送風装置100の概略構成を模式的に示す横断面図である。図1において、下側が送風装置100の前面側であり、上側が送風装置100の背面側である。図2は、本発明の実施の形態1にかかる送風装置の送風機ユニット2の構成を示す横断面図である。図2において、矢印はそれぞれの送風機ユニット2から吹き出される気流の流れる方向を示している。本実施の形態1にかかる送風装置100は、外郭を構成する筐体1と、筐体1内に配置された複数の送風機器である送風機ユニット2と、制御部5と、操作端末6と、を有する。
筐体1の前面1aには、筐体1の長手方向におけるほぼ全長にわたり吹出口3が形成されている。筐体1の背面1bには、筐体1の長手方向におけるほぼ全長にわたり吸込口4が形成されている。吹出口3は、吸込口4から吹出口3に向かう方向に、筐体1の内部から空気を吹き出す。筐体1は、両端部に取り付けられた不図示の取付板によって天井から吊り下げられるようになっている。なお、送風装置100は、天井ではなく壁面に設置されてもよい。
送風機ユニット2は、送風機ユニット2の外殻を成すフレーム11の内部に、ベルマウス状の風路12が、筐体1の背面1b側から前面1a側に貫通するように形成されている。風路12には、筐体1の背面1b側から羽根車13と、羽根車13を駆動する電動機14と、がこの順で配設されている。羽根車13は、電動機14の回転軸14aに装着されており、電動機14と同軸に配置されている。送風機ユニット2は、吹き出される気流の吹き出し方向、すなわち送風方向が筐体1の吹出口3を向いた状態で、筐体1の長手方向に沿って配置されている。吹き出される気流の吹き出し方向は、電動機14の回転軸14aの軸方向に沿った方向である。送風装置100は、5台の送風機ユニット2である、送風機ユニット2A、送風機ユニット2B、送風機ユニット2C、送風機ユニット2D、送風機ユニット2Eを備える。
送風装置100における送風方向の調整方法について説明する。図3は、本発明の実施の形態1にかかる送風装置100の内部において隣り合う2台の送風機ユニット2である送風機ユニット2Aおよび送風機ユニット2Bの第1の合成気流の例を示す模式図である。図4は、本発明の実施の形態1にかかる送風装置100の内部において隣り合う2台の送風機ユニット2である送風機ユニット2Aおよび送風機ユニット2Bの第2の合成気流の例を示す模式図である。図5は、本発明の実施の形態1にかかる送風装置100の内部において隣り合う2台の送風機ユニット2である送風機ユニット2Aおよび送風機ユニット2Bの第3の合成気流の例を示す模式図である。図3から図5においては、送風機ユニット2Aおよび送風機ユニット2Bを上方から見た状態を示している。また、図3から図5において、矢印は気流の流れる方向を示しており、矢印の大きさは、気流の風量を表している。
送風機ユニット2Aと送風機ユニット2Bとは、送風機ユニット2Aから吹き出される気流21Aの吹き出し方向と、送風機ユニット2Bから吹き出される気流21Bの吹き出し方向とが、筐体1の底面1cの面内方向に平行な方向において交差する状態で、送風機ユニット2Aの正面が向く方向と送風機ユニット2Bの正面が向く方向とに角度をつけて配置されている。送風機ユニット2の向く方向は、送風機ユニット2から気流が吹き出される方向である。気流21Aと気流21Bとは、筐体1の前方側において互いに衝突して合成されて合成気流21ABとなる。合成気流21ABの風向、すなわち進行方向は、気流21Aと気流21Bとの風量の大小関係により変化する。筐体1の前方側は、底面1cの面内方向に平行な方向において、筐体1から見て吹出口3が向けられている側である。
送風装置100では、送風機ユニット2Aの風量である気流21Aの風量と送風機ユニット2Bの風量である気流21Bの風量との大小関係を調整することにより、気流21Aと気流21Bとが合成された合成気流21ABの風向を調整可能である。
また、送風機ユニット2Dと送風機ユニット2Eとは、送風機ユニット2Dから吹き出される気流21Dの吹き出し方向と、送風機ユニット2Eから吹き出される気流21Eの吹き出し方向とが、筐体1の底面1cの面内方向に平行な方向において交差する状態で、送風機ユニット2Dの正面が向く方向と送風機ユニット2Eの正面が向く方向とに角度をつけて配置されている。したがって、送風装置100では、送風機ユニット2Dの風量である気流21Dの風量と送風機ユニット2Eの風量である気流21Eの風量との大小関係を調整することにより、気流21Dと気流21Eとが合成構成された合成気流21DEの風向を調整可能である。なお、送風機ユニット2Cは、気流21Cの吹き出し方向が、筐体1の前方側であって底面1cの面内方向に平行な方向において筐体1の長手方向に垂直な方向とされている。
送風機ユニット2の風量の調整は、筐体1の外面に設けられた制御部5によって行われる。図6は、本発明の実施の形態1にかかる送風装置100の制御に関わる主要部分の機能構成図である。制御部5は、操作端末6と通信して送風装置100の運転に関する各種の情報を授受する。制御部5は、操作端末6から送信される指示情報に従って、送風装置100の運転、停止、風量および風向の制御を行う。
制御部5は、外部電源7から制御部5に供給される電源を、送風機ユニット2A,2B,2C,2D,2Eの電動機14に個別に供給して、送風機ユニット2A,2B,2C,2D,2Eの運転、停止を制御する。また、制御部5は、送風機ユニット2A,2B,2C,2D,2Eの電動機14に対して供給する電源を個別に制御することで、送風機ユニット2A,2B,2C,2D,2Eの風量を個別に制御することが可能である。また、制御部5は、送風機ユニット2Aの風量と、送風機ユニット2Bの風量とを個別に制御することで、合成気流21ABの風向および風量を個別に制御できる。制御部5は、送風機ユニット2Dの風量と、送風機ユニット2Eの風量とを個別に制御することで、合成気流21DEの風向および風量を個別に制御できる。すなわち、制御部5は、送風機ユニット2A,2B,2C,2D,2Eの電動機14を個別に制御するモータドライバの機能を有する。
制御部5は、例えば、図7に示したハードウェア構成の処理回路として実現される。図7は、本発明の実施の形態1にかかる処理回路のハードウェア構成の一例を示す図である。制御部5が図7に示したハードウェア構成の処理回路として実現される場合には、制御部5は、例えば、図7に示すプロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを実行することにより、実現される。また、複数のプロセッサおよび複数のメモリが連携して上記の機能を実現してもよい。また、制御部5の機能のうちの一部を電子回路として実装し、他の部分をプロセッサ101およびメモリ102を用いて実現するようにしてもよい。
図3に示すように、送風機ユニット2Bの風量である気流21Bの風量が送風機ユニット2Aの風量である気流21Aの風量よりも大きい場合には、合成気流21ABの風向は、気流21Aの風向と気流21Bの風向との中間の風向よりも気流21Bの風向に近い風向となる。図3に示す例では、合成気流21ABの風向は、気流21Aの風向と気流21Bの風向との中間の風向よりも気流21Bの風向に近い風向である、図3において左下側に向かう風向となる。
また、送風機ユニット2Dと送風機ユニット2Eとを、送風機ユニット2Aと送風機ユニット2Bと同様に図3に示すように配置した場合も、気流21Dと気流21Eとは、送風機ユニット2Dと送風機ユニット2Eとの前方において互いに衝突して合成されて合成気流21DEとなる。合成気流21DEの風向、すなわち進行方向は、合成気流21ABの場合と同様に、気流21Dと気流21Eとの風量の大小関係により変化する。
図4に示すように、送風機ユニット2Aの風量である気流21Aの風量と送風機ユニット2Bの風量である気流21Bの風量とが等しい場合には、合成気流21ABの風向は、気流21Aの風向と気流21Bの風向との中間の風向となる。図4に示す例では、合成気流21ABの風向は、気流21Aの風向と気流21Bの風向との中間の風向である、図4において下側に向かう風向となる。
図5に示すように、送風機ユニット2Aの風量である気流21Aの風量が送風機ユニット2Bの風量である気流21Bの風量よりも大きい場合には、合成気流21ABの風向は、気流21Aの風向と気流21Bの風向との中間の風向よりも、気流21Aの風向に近い風向となる。図5に示す例では、合成気流21ABの風向は、気流21Aの風向と気流21Bの風向との中間の風向よりも気流21Aの風向に近い風向である、図5において右下側に向かう風向となる。
したがって、送風装置100においては、筐体1において並列された複数の送風機ユニット2において、隣り合う2台の送風機ユニット2における気流の吹き出し方向を、筐体1の底面1cの面内方向に平行な方向において交差させて配置し、隣り合う送風機ユニット2の風量を調整することによって、隣り合う2台の送風機ユニット2の合成気流の風向を調整することができる。これにより、送風装置100は、送風機ユニット2から吹き出される気流の方向を制御するための風向板を備えることなく、送風装置100から吹き出される気流の吹き出し方向を所望の方向に調整することができる。また、送風装置100は、送風装置100の運転時に送風機ユニット2自体の配置角度を変化させて送風方向を変化させることなく、送風装置100から吹き出される気流の吹き出し方向を所望の方向に調整することができる。
すなわち、送風装置100は、風向を調整するための専用の部品を別部品として設けることなく、所望の方向に送風することができる。これにより、送風装置100は、構成が簡単であり、組み立てが容易であるとともに組み立て工数が少なく、製品の小型化が可能であるとともに所望の方向に送風が可能である。
また、送風装置100は、送風機ユニット2単体を設置現場で筐体1内に設置する際に、合成気流を発生させるための隣り合う2台の送風機ユニット2の気流の吹き出し方向の微妙な調整が不要であるため、さらに施工性が向上する。
なお、上記の2台の送風機ユニット2において気流を発生させる構成部に相当する部品を有する送風機器を、隣り合う2台の送風機器における気流の吹き出し方向が筐体1の底面1cの面内方向に平行な方向において交差する状態で筐体1に収容して配置した場合でも、上記と同様の効果を得ることができる。
送風機ユニット2において気流を発生させる構成部に相当する部品は、羽根車13と電動機14が相当する。そして、送風機ユニット2において気流を発生させる構成部に相当する部品を有する送風機器は、吹き出される気流の吹き出し方向が電動機14の回転軸14aの軸方向に沿った方向である送風機器である。すなわち、送風機ユニット2において気流を発生させる構成部に相当する部品を有する送風機器は、吹き出される主たる気流の風向が特定の方向とされた、すなわち吹き出される主たる気流の風向が特定の方向に指向性を有する送風機器である。すなわち、羽根車13と電動機14とを備え、吹き出される気流の吹き出し方向が電動機14の回転軸14aの軸方向に沿った方向である送風機器であれば、筐体の有無を問わず送風装置100に使用可能である。すなわち、上述したように2台の送風機ユニット2の気流を合成して所望の風向に送風する技術を用いることで、任意の送風機器の組み合わせによって所望の風向に送風する構成を実現できるため、送風装置の設計の自由度が増す。
なお、送風装置100においては、送風機ユニット2Aと送風機ユニット2Bと、および送風機ユニット2Dと送風機ユニット2Eと、について気流の吹き出し方向を交差させて配置しているが、複数の送風機ユニット2のうち少なくとも隣り合う2台の送風機ユニット2の気流の吹き出し方向を筐体1の底面1cの面内方向に平行な方向において交差させて配置して、隣り合う送風機ユニット2の風量を調整することで、上述した効果が得られる。また、このように構成される送風装置100においては、送風機ユニット2Cのように、隣接する送風機ユニット2と気流の吹き出し方向が交差しない送風機ユニット2があってもよい。
上述したように、本実施の形態1にかかる送風装置100は、風向を調整するための専用の部品を別部品として設けることなく、組み立てが容易であるとともに組み立て工数が少なく製品の小型化が可能である簡単な構成で、所望の方向に送風することが可能である。
実施の形態2.
本実施の形態2では、上述した実施の形態1にかかる送風装置100の変形例について説明する。図8は、本発明の実施の形態2における第1の合成気流の例を示す模式図である。図8においては、上述した送風装置100における3台の送風機ユニット2である送風機ユニット2A、送風機ユニット2Bおよび送風機ユニット2Cが、各送風機ユニット2から吹き出される気流の吹き出し方向が、底面1cの面内方向に平行な方向において交差する状態で配置されている。図9は、本発明の実施の形態2における第2の合成気流の例を示す模式図である。図9に示す第2の合成気流の例では、図8における3台の送風機ユニット2の配置において、各送風機ユニット2の風量を図8の例から変化させている。
図8に示す第1の合成気流の例の場合および図9に示す第2の合成気流の例の場合も、実施の形態1において図3から図5に示した例と同様に、各送風機ユニット2から吹き出される気流は互いに衝突して合成気流となる。送風機ユニット2Bは、送風機ユニット2Bから吹き出される気流21Bの吹き出し方向が送風装置100の筐体1の前面側を向いて配置されている。送風機ユニット2Aと送風機ユニット2Cとは、送風機ユニット2Aから吹き出される気流21Aの吹き出し方向と、送風機ユニット2Cから吹き出される気流21Cの吹き出し方向とが、気流21Bの吹き出し方向と、底面1cの面内方向に平行な方向において交差する状態で、すなわち、気流21Aの吹き出し方向と、気流21Cの吹き出し方向と、気流21Bの吹き出し方向とが交差する状態で送風機ユニット2Aの正面が向く方向と送風機ユニット2Cの正面が向く方向とに角度をつけて配置されている。
気流21Aと気流21Bと気流21Cとは、送風機ユニット2Aと送風機ユニット2Bと送風機ユニット2Cとの前方において互いに衝突して合成されて合成気流21ABCとなる。合成気流21ABCの風向、すなわち進行方向は、気流21Aと気流21Bと気流21Cとの風量の大小関係により変化する。したがって、合成気流21ABCの風向は、気流21Aと気流21Bと気流21Cの風量により変わる。
図8に示すように、気流21Cの風量が、気流21Aの風量および気流21Bの風量よりも大きい場合には、合成気流21ABCの風向は、気流21Aの風向と気流21Bの風向と気流21Cの風向との中間の風向よりも気流21Cの風向に近い風向となる。図8に示す例では、合成気流21ABCの風向は、気流21Aの風向と気流21Bの風向と気流21Cの風向との中間の風向よりも気流21Cの風向に近い風向である、図8において左下側に向かう風向となる。
図9に示すように、気流21Aの風量と気流21Bの風量と気流21Cの風量とが等しい場合には、合成気流21ABCの風向は、気流21Aの風向と気流21Bの風向と気流21Cの風向との中間の風向となる。図9に示す例では、合成気流21ABCの風向は、気流21Aの風向と気流21Bの風向と気流21Cの風向との中間の風向である、図9において下側に向かう風向となる。
なお、図8に示す第1の合成気流の例の場合および図9に示す第2の合成気流の例の場合、合成気流21ABCは、3台の送風機ユニット2の風量が合成されるので、各送風機ユニット2の風量にもよるが、図3、図4および図5に示した例の場合よりも大きな合成風量を得ることができる。
上述したように、本実施の形態2における送風機ユニット2の配置においても、送風装置100は、風向を調整するための専用の部品を別部品として設けることなく、組み立てが容易であるとともに組み立て工数が少なく製品の小型化が可能である簡単な構成で、所望の方向に送風することが可能である。
実施の形態3.
図10は、本発明の実施の形態3にかかる送風装置200の概略構成を模式的に示す斜視図である。図10においては、筐体31の天面を透視して内部の送風機ユニット2を見た状態を示し、送風機ユニット2における羽根車13および電動機14を省略している。図10において、下側が送風装置200の前面側に対応し、上側が送風装置200の背面側に対応する。図11は、本発明の実施の形態3にかかる送風装置200における送風機ユニット2の配置を模式的に示す図であり、送風装置200の模式横断面図である。
本実施の形態3にかかる送風装置200は、送風機ユニット2を収容する筐体31において吹出口3が形成されている前面1aが、筐体31の底面1cの面内方向に平行な方向において前方側に凸の円弧状、すなわち外側に凸の円弧状に構成されていることが、上述した実施の形態1にかかる送風装置100と異なる。これにより、本実施の形態3にかかる送風装置200は、吹出口3が前方側に凸の円弧状、すなわち外側に凸の円弧状に構成されており、吹出口3の端部が筐体31の斜め前方方向を向く位置にまで広げられている。したがって、送風装置200の筐体31は、天面および底面1cが扇形形状とされている。なお、送風装置200において実施の形態1にかかる送風装置100と同様の構成については送風装置100と同じ符号を用いる。本実施の形態3にかかる送風装置200は、外郭を構成する筐体31と、筐体31内に配置された複数の送風機ユニット2と、制御部5と、操作端末6と、を有する。
筐体31の前面1aには、前面1aの長手方向におけるほぼ全長にわたり吹出口3が形成されている。筐体31の背面1bには、筐体31の長手方向におけるほぼ全長にわたり吸込口4が形成されている。吹出口3は、吸込口4から吹出口3に向かう方向に、筐体31の内部から空気を吹き出す。筐体31は、両端部に取り付けられた不図示の取付板によって天井から吊り下げられるようになっている。なお、送風装置200は、天井ではなく壁面に設置されてもよい。
送風装置200においては、実施の形態1にかかる送風装置100と同様に、送風機ユニット2Aと送風機ユニット2Bとは、送風機ユニット2Aから吹き出される気流21Aの吹き出し方向と、送風機ユニット2Bから吹き出される気流21Bの吹き出し方向とが交差する状態で、送風機ユニット2Aの正面が向く方向と送風機ユニット2Bの正面が向く方向とに角度をつけて配置されている。また、送風装置200においては、実施の形態1にかかる送風装置100と同様に、送風機ユニット2Dと送風機ユニット2Eとは、送風機ユニット2Dから吹き出される気流21Dの吹き出し方向と、送風機ユニット2Eから吹き出される気流21Eの吹き出し方向とが交差する状態で、送風機ユニット2Dの正面が向く方向と送風機ユニット2Eの正面が向く方向とに角度をつけて配置されている。
すなわち、送風装置200は、実施の形態1にかかる送風装置100と同様に、送風機ユニット2Aの風量である気流21Aの風量と送風機ユニット2Bの風量である気流21Bの風量との大小関係を調整することにより、気流21Aと気流21Bとが合成された合成気流21ABの風向を調整可能である。また、送風装置200は、実施の形態1にかかる送風装置100と同様に、送風機ユニット2Dの風量である気流21Dの風量と送風機ユニット2Eの風量である気流21Eの風量との大小関係を調整することにより、気流21Dと気流21Eとが合成された合成気流21DEの風向を調整可能である。
したがって、本実施の形態3にかかる送風装置200は、実施の形態1にかかる送風装置100と同様の効果を有する。
また、本実施の形態3にかかる送風装置200は、吹出口3が形成されている前面1aが、筐体31の底面1cの面内方向に平行な方向において前方側に凸の円弧状に構成されて、吹出口3が円弧状に広げられているので、底面1cの面内方向に平行な方向においてより広い範囲の方向に送風できるという効果が得られる。
したがって、上述した実施の形態にかかる送風装置は、特定の方向に気流を送風可能な複数台の送風機器である送風機ユニット2と、複数台の送風機ユニット2の風量を個別に制御する制御部5と、を備え、複数台の送風機ユニット2のうち隣り合う少なくとも2台の送風機ユニット2は、送風機ユニット2から吹き出される気流の吹き出し方向が交差している。
図12は、本発明の実施の形態1から3にかかる送風装置における送風方法の手順を示すフローチャートである。上述した実施の形態1から3にかかる送風装置における送風方法は、ステップS10において、特定の方向に気流を送風可能であり隣り合う少なくとも2台の複数台の送風機ユニット2を、送風機ユニット2から吹き出される気流の吹き出し方向が交差する位置に配置する配置工程を実施する。その後、ステップS20において、気流の吹き出し方向が交差して隣り合う送風機ユニット2の風量を個別に制御して複数台の送風機ユニット2を運転する制御工程と、を含む。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,31 筐体、1a 前面、1b 背面、1c 底面、2,2A,2B,2C,2D,2E 送風機ユニット、3 吹出口、4 吸込口、5 制御部、6 操作端末、7 外部電源、11 フレーム、12 風路、13 羽根車、14 電動機、14a 回転軸、21A,21B,21C,21D,21E 気流、21AB,21DE,21ABC 合成気流、100,200 送風装置、101 プロセッサ、102 メモリ。

Claims (6)

  1. 羽根車と電動機とを備え、吹き出される気流の吹き出し方向が前記電動機の回転軸の軸方向に沿った方向である複数台の送風機器と、
    前記複数台の送風機器の風量を個別に制御する制御部と、
    を備え、
    前記複数台の送風機器のうち隣り合う少なくとも2台の前記送風機器は、前記送風機器から吹き出される気流の吹き出し方向が交差していること、
    を特徴とする送風装置。
  2. 前記制御部は、前記吹き出し方向が交差しており隣り合う前記送風機器の風量を個別に制御すること、
    を特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記複数台の送風機器は、吸込口と吹出口とを有する筐体内に並べて収容されていること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の送風装置。
  4. 前記複数台の送風機器のうち隣り合う3台以上の前記送風機器は、前記送風機器から吹き出される気流の吹き出し方向が交差していること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の送風装置。
  5. 前記筐体は、前記吹出口が外側に凸の円弧状であること、
    を特徴とする請求項3に記載の送風装置。
  6. 特定の方向に気流を送風可能なであり隣り合う少なくとも2台の複数台の送風機器を、前記送風機器から吹き出される気流の吹き出し方向が交差する位置に配置する配置工程と、
    前記気流の吹き出し方向が交差して隣り合う送風機器の風量を個別に制御して前記複数台の送風機器を運転する制御工程と、
    を含むこと、
    を特徴とする送風方法。
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