JP2004324630A - ディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】クリンーンな排気ガスをEGRガスとしてエンジンに供給し、エンジンを傷めることなしにHCやCO、NOx、PMを減らすことのでき、しかも燃費も改善できるというディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置を提供する。
【解決手段】排気マフラの後方にディーゼルパティキュレートフィルタを有する本体装置AとEGR装置40を取り付けたディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置であって、EGR装置40は、本体装置Aの下流側よりエンジン本体Eの吸気通路42に合流するEGR通路41が設けられるとともにEGR通路41の途中にEGRバルブ43が設けられ、本体装置Aは、本体ケース1の排気ガスの入り口側にアンモニア水を充填した内部タンク10を配設するとともに排気ガスの出口側にフィルタユニット20を配設し、排気ガスにより内部タンク10を加熱してアンモニア水よりアンモニアガスを発生させ、排気ガス中の窒素酸化物と前記アンモニアガスを反応させて窒素と水に分解し、フィルタユニット20により排気ガス中の粒子状物資質を吸着する構成とした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディーゼルエンジン車の排気ガス浄化装置に係り、特に窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(パテキュレートマター)の除去効果に優れたEGR装置(排気ガス再循環装置)を使用したディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トラックやバスに搭載されるディーゼルエンジンにおいて、排気ガスにはHCやCO、NOxなどのほか、パティキュレートマター(以下PMと言う)が多く含まれている。そこで、ディーゼルエンジン車の排気ガス浄化装置としては、PMを除去するために、排気マフラーの後方にDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ=ディーゼル微粒子除去装置)を取り付け、HCやCOを処理するため酸化触媒を取り付け、さらに、NOxを低減するためにEGR装置が取り付けられている。このEGR装置は、排気ガスの一部を排気マニホールドより吸気マニホールドに戻してやり、不活性ガスの増加で燃焼温度を低下させ、NOxを低減させるものである。この種のEGR装置を用いたディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置の従来例として、特開2003−27921号公報に示すものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置においては、EGRガスを排気マニホルドから直接吸気側へ導入するので、吸入空気と一緒に燃焼室へ送られ、ディーゼルエンジンの排気ガスに多量に含まれる黒煙分やPM成分或いは硫黄分により、ピストンやシリンダの耐久性や耐磨耗性の低下や潤滑油の劣化を引き起こすという問題が発生していた。
また、このような汚れたEGRガスをエンジン本体に吸入することにより、従来のこの種のディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置を取り付けると例外なく燃費が悪化するという問題も発生していた。
【0004】
本発明は上述した従来の問題点に鑑みなされたもので、クリンーンな排気ガスをEGRガスとしてエンジンに供給し、エンジンを傷めることなしにHCやCO、NOx、PMを減らすことができ、しかも燃費も改善できるというディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係るディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置は、排気マフラの後方にディーゼルパティキュレートフィルタを有する本体装置とEGR装置を取り付けたディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置であって、前記EGR装置は、前記本体装置の下流側よりエンジン本体の吸気通路に合流するEGR通路を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
また、本発明は、排気マフラの後方にディーゼルパティキュレートフィルタを有する本体装置と、排気ガスの一部をエンジン本体に戻すEGR装置とからなるディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置であって、前記EGR装置は、前記本体装置の下流側よりエンジン本体の吸気通路に合流するEGR通路が設けられるとともにEGR通路の途中にEGRバルブが設けられ、前記本体装置は、本体ケースの排気ガスの入り口側にアンモニア水を充填した内部タンクを配設するとともに排気ガスの出口側にフィルタユニットを配設し、前記排気ガスにより前記内部タンクを加熱してアンモニア水よりアンモニアガスを発生させ、前記排気ガス中の窒素酸化物と前記アンモニアガスを反応させて窒素と水に分解し、前記フィルタユニットにより前記排気ガス中の粒子状物資質を吸着することを特徴としている。
【0007】
さらに、本発明のディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置における本体装置には、前記内部タンクにアンモニア水を供給する供給タンクが連結され、前記本体装置の状態を表示するインジケータが接続されたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に係るディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置の実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明のディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置の構成を示す模式図、図2は図1のディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置のシステムを示すブロック図、図3は図1のディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置のフィルタユニットを示す断面図、図4は図1のディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置を車両に取り付けた状態を示すブロック図、図5は、図1のディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置の測定結果を示す一覧表である。
【0009】
本発明に係るディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置は、図1に示すように、排気マフラMの後方にディーゼルパティキュレートフィルタを有する本体装置Aと、排気ガスの一部をエンジン本体に戻すEGR装置40とからなるディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置であって、前記EGR装置40は、前記本体装置Aの下流側よりエンジン本体Eの吸気通路に合流するEGR通路41が設けられるとともにEGR通路41の途中にEGRバルブ43が設けられたものである。
【0010】
このディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置に使用されるEGR装置40は、排気ガス浄化装置Aの排気ガスの出口よりエンジン本体の吸気通路42に連通されたEGR通路41が設けられ、このEGR通路41の途中にEGRバルブ43が取り付けられている。このEGRバルブ43には、EGR制御バルブ44が取り付けられており、このEGR制御バルブ44は図示しないECUに接続され、排気系統に取り付けられた図示しない酸素濃度センサ、排気温度センサなどで検出した結果に応じて、適切なEGRガス量になるようにEGRバルブ43の開度を制御するものである。
【0011】
このように構成されたEGR装置40は、EGR用の排気ガスを排気ガス浄化装置Aの排気ガス出口側より取り入れているので、排気ガス浄化装置Aを通過したクリーンで冷却された排気ガスがエンジン本体Eの吸気通路42に導入されるので、EGR効果を高めてNOxを低減するとともに、黒煙分やPM成分が少なくなり、ピストンやシリンダの耐久性や耐磨耗性の低下、潤滑油の劣化を引き起こすという問題を解消するものである。
【0012】
また、このEGR装置40は、後述するように、排気ガス浄化装置Aで処理されたクリーンな排気ガスがエンジン本体Eの吸気通路42に導入されるものであるが、排気ガス中に含まれるアンモニアガス(NH)と水(HO)と水がエンジン本体Eの燃焼室の中に吸入されるので、このアンモニアと水が燃料ガスと一緒に燃焼室の中で急激に燃焼することより、アンモニアと水に含まれる水素成分(H)が燃焼を助けるので、燃焼効率が向上し、出力の向上と燃費の向上が図れるものである。
【0013】
この排気ガス浄化装置Aは、図2に示すように、本体ケース1の排気ガスの入り口側にアンモニア水を充填した内部タンク10が配置され、本体ケース1の排気ガスの出口側に金属製のフィルタユニット20が配置されている。内部タンク10は、排気ガスにより加熱されて内部のアンモニア水よりアンモニアガスを発生させるので、このアンモニアガスが排気ガス中の窒素酸化物と反応して窒素と水に分解する。そして、フィルタユニット20は、前記排気ガス中の粒子状物資質を吸着するように構成されたものである。
【0014】
また、本体ケース1は、図2に示すように、ステンレスなどの金属から形成された箱体であり、内部に3枚の仕切り板2,3,4が設けられており、マフラM側の前方には排気ガスの入口5が設けられている。仕切り板2は、入口5から流入した排気ガスが内部タンク10の上面に流れるように整流するものである。また、仕切り板3は、内部タンク10の上面に流れた排気ガスがストレートに流れてしまわずに、内部タンク10の上面に留まり、排気ガスのNOと内部タンク10から蒸発したアンモニアガスが反応し易くするものである。仕切り板4は、排気ガスをフィルタユニット21へ導くための整流板である。
【0015】
また、本体ケース1の後方には、排気ガスを排出するための出口が設けられており、この出口には排出管7が取り付けられ、浄化された排気ガスを車外へ排出するようになっている。さらに、本体ケース1の上面には、強制ファン8が取り付けられており、後述する温度センサにより、本体ケース1の温度が所定温度をオーバーすると、自動的に作動し、本体ケース1の温度を適正に保つようになっている。
【0016】
また、内部タンク10は、本体ケース1の入口5側に設置されており、この入口5から入った排気ガスはこの内部タンク10に当たるように構成されている。この内部タンク10にはアンモニア(NH)水溶液が充填されている。このアンモニア水溶液は水にアンモニア(NH)を溶かしたもので、アンモニアの濃度は5%〜20%前後である。このアンモニア水は、排気ガスが内部タンク10に当たることにより、排気ガスの熱で加熱されるので、加水分解されアンモニアが発生する。そして、アンモニアガスとなって、内部タンク10の上面に形成された蒸発孔11より本体ケース1内に充満するように構成されている。このアンモニアガスに排気ガスのNOが反応して、排気ガスのNOを窒素(N)と水(HO)に分解するものである。
【0017】
また、この内部タンク10の内部には、アンモニア水のレベルを検出するための公知のレベルゲージ12が配設されており、アンモニア水の液面を管理している。すなわち、このレベルゲージ12で検知した液面は、後述するインジケータCに表示され、所定の液面レベル(内部タンク10の半分)以下になると、本体装置Aに供給パイプ13で連結されている供給タンクCのポンプPが作動し、自動的に内部タンク10にアンモニア水が供給されるようになっている。
【0018】
また、この本体ケース1の出口側に取り付けられているフィルタユニット20は、図3に示すように、第1フィルタ21、第2フィルタ22及び第3フィルタ23とを備えている。第1フィルタ21は、金属製の不織布を蛇腹状に織り込んだもので、取付支柱24によりフィルタユニット20と一緒に後側板1aに取り付けられる。後側板1aへの固定は取付ナットで行われる。
【0019】
第2フィルタ22は、内部にガラス繊維などの耐熱シートを挟み込み外側をパンチングメタルなどのステンレスなどから形成された孔穿きの金属板で覆い、内側をステンレスなどの不織布で覆い円筒または楕円形状に加工したものである。さらに、第3フィルタ23は、第2フィルタの内部に銅合金などからカール状に加工された金属材料を収蔵したものである。そして、第2フィルタ22の内側の前部に固定された孔あきの固定板25に固定シャフト26を取り付けられ、前側板27に蝶ネジ28で固定される。
【0020】
このように形成されたフィルタユニット20は、取付支柱24により後側板1aへ固定され、後側板1aとともにワンタッチで取付具1bにより簡単に本体ケース1に取り付けられるものである。従って、取り外す場合も取付具1bを外すことにより、簡単に取り外すこどでき、メンテナンスも極めて簡単にできるものである。
【0021】
また、この本体装置Aの作動状態を示すインジケータCは、図1に示すように、運転席のダッシュボードなど見え易い場所に取り付けられており、配線で本体装置Aと接続されている。このインジケータCは、メインスイッチ30と、パワーランプ31、ポンプランプ32、ウォーターランプ33、テンプランプ34が備えられている。パワーランプ31は、強制ファン8に接続されており、強制ファン8の作動状態を示すものである。ポンプランプ32は、ポンプPに接続されており、ポンプPの作動状態を示すものである。ウォーターランプ33は、レベルセンサ12に接続されており、内部タンク10のアンモニア水のレベル状態を示すものである。テンプランプ34は、温度センサ14に接続されており、フィルタユニット20近傍の温度を表示するものである。
【0022】
このように構成されたインジケータCにより、本体装置Aの作動状態やメンテナンス時期を知ることができる。例えば、ウォーターランプ33は内部タンク10のアンモニア水のレベル状態を示し、所定のレベル(内部タンクの半分)以下になると点灯するようになっている。そのため、運転者または使用者はアンモニア水を内部タンク10および供給タンクBにアンモニア水を補充するものである。また、フィルタユニット20に粒子状物質が溜まると、排気ガスの流れが悪くなるのでフィルタユニット20前の温度が高くなり、この状態が温度センサ14で検知され、テンプランプ34を点灯させる。運転者はテンプランプ34の点灯を確認してフィルタユニット20のメンテナンス時期であることを知り、フィルタユニット20を外して清掃することができるものである。
【0023】
上述のように構成された本体装置Aによる排気ガスの浄化作用を図1を参照して説明する。まず、排気マフラMより排出された排気ガスは、本体装置Aに本体ケースに形成された入口5から流入して内部タンク10に当たり、内部タンク10を加熱する。そした内部タンク10のアンモニア水を加熱し、アンモニアガスを発生させる。また、内部タンク10に当たった排気ガスは、内部タンク10に沿って矢印に示すように上方へ流れ、仕切板2により内部タンク10の上面に流れる。この内部タンク10の上面には内部タンク10より発生したアンモニアガスが充満しているので、排気ガスのNOと反応して、排気ガスのNOを窒素と水に分解し、排気ガスのNO成分を低減するものである。
【0024】
次に、NOが低減された排気ガスは、仕切板3と仕切板4により、矢印に示すように、下方に流れフィルタユニット20へ流入する。フィルタユニット20へ流入した排気ガスは、フィルタユニット20内の金属製の不織布22を通過する間に粒子状物質が90%以上補足集され、排気ガスが浄化されて外部へ排出されるものである。このようにして、本発明のディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置により排気ガス中のNOと粒子状物質が浄化されるものである。
【0025】
以上の説明のように、本発明のディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置は、EGR装置40と本体装置Aにより、1個の装置で効果的にディーゼルエンジンの排気ガスを浄化することができるとともに、浄化した排気ガスをEGR通路により、エンジン本体の吸気側に供給することができるので、ディーゼルエンジンを傷めることなくディーゼルエンジンの排気ガスを浄化することが可能となる。
【0026】
本発明のディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置を、図4に示すように、実際に市販されているディーゼルエンジン搭載の中古トラック(排気量4334cc、車両総重量4435Kg、走行キロ数200412Km)である車両Dに取り付けて、公的試験所で排気ガスの測定を行ったところ、図5の測定結果に示すように、平成14年度NO、PM規制を十分クリアーする優れた結果を得たものである。この値は、NOにおいて装置の取り付け前に比べ30%改善され、PMにおいては実に48%も改善された値である。さらに、この車両Dで実際の走行テストを行った結果、燃費において装置の取り付け前に比べ5%の改善ができたものである。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、排気マフラの後方にディーゼルパティキュレートフィルタを有する本体装置とEGR装置を取り付けたディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置であって、前記EGR装置は、前記本体装置の下流側よりエンジン本体の吸気通路に合流するEGR通路が設けられるとともにEGR通路の途中にEGRバルブが設けられ、前記本体装置は、本体ケースの排気ガスの入り口側にアンモニア水を充填した内部タンクを配設するとともに排気ガスの出口側にフィルタユニットを配設し、前記排気ガスにより前記内部タンクを加熱してアンモニア水よりアンモニアガスを発生させ、前記排気ガス中の窒素酸化物と前記アンモニアガスを反応させて窒素と水に分解し、前記フィルタユニットにより前記排気ガス中の粒子状物資質を吸着する本体装置と、前記本体装置に接続したアンモニア水の供給タンクと、前記本体装置の状態を表示するインジケータとからなることにより、排気ガス中の窒素酸化を低減し粒子状物資質を吸着するので、1個の装置で効果的にディーゼルエンジンの排気ガスを浄化することができるとともに、浄化した排気ガスをEGR通路により、エンジン本体の吸気側に供給することができるので、ディーゼルエンジンを傷めることなくディーゼルエンジンの排気ガスを浄化することができるという、極めて優れた効果を奏するものである。
【0028】
さらに、前記EGR装置は、前記本体装置の下流側よりエンジン本体の吸気通路に合流するEGR通路が設けられているので、クリーンな排気ガスの中に含まれているアンモニアと水がエンジン本体Eの燃焼室の中に吸入され、燃料ガスと一緒に燃焼室の中で急激に燃焼することより、アンモニアと水に含まれる水素成分が燃焼を助けるので、燃焼効率が向上し、出力の向上と燃費の向上が図れるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置の構成を示す模式図である。
【図2】図1のディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置の本体装置を示すブロック図である。
【図3】図1のディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置のフィルタユニットを示す断面図である。
【図4】図1のディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置を車両に取り付けた状態を示すブロック図である。
【図5】図1のディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置の測定結果を示す一覧表である。
【符号の説明】
A 本体装置
B 供給タンク
C インジケータ
E エンジン本体
D 車両
M 排気マフラ
P ポンプ
1 本体ケース
2 仕切板
3 仕切板
4 仕切板
5 入口ダ
7 排出管
8 ファン
10 内部タンク
11 蒸発孔
12 レベルゲージ
13 供給パイプ
14 温度センサ
20 フィルタユニット
21 第1フィルタ
22 第2フィルタ
22 第3フィルタ
24 取付支柱
25 固定板
26 固定シャフト
27 前側板
28 蝶ねじ
30 メインスイッチ
31 パワーランプ
32 ポンプランプ
33 ウォーターランプ
34 テンプランプ34
40 EGR装置
41 EGR通路
42 吸入通路
43 EGRバルブ
44 EGR制御バルブ

Claims (3)

  1. 排気マフラの後方にディーゼルパティキュレートフィルタを有する本体装置と、EGR装置とからなるディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置であって、
    前記EGR装置は、前記本体装置の下流側よりエンジン本体の吸気通路に合流するEGR通路を設けたことを特徴とするディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置。
  2. 排気マフラの後方にディーゼルパティキュレートフィルタを有する本体装置と、排気ガスの一部をエンジン本体に戻すEGR装置とからなるディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置であって、
    前記EGR装置は、前記本体装置の下流側よりエンジン本体の吸気通路に合流するEGR通路が設けられるとともにEGR通路の途中にEGRバルブが設けられ、
    前記本体装置は、本体ケースの排気ガスの入り口側にアンモニア水を充填した内部タンクを配設するとともに排気ガスの出口側にフィルタユニットを配設し、前記排気ガスにより前記内部タンクを加熱してアンモニア水よりアンモニアガスを発生させ、前記排気ガス中の窒素酸化物と前記アンモニアガスを反応させて窒素と水に分解し、前記フィルタユニットにより前記排気ガス中の粒子状物資質を吸着することを特徴とするディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置。
  3. 前記本体装置には、前記内部タンクにアンモニア水を供給する供給タンクが連結され、前記本体装置の状態を表示するインジケータが接続されていることを特徴とする請求項2に記載のディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置。
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