JP2006161728A - 内燃機関の排気ガス浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気ガス浄化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 自動車用ディーゼルエンジン等の内燃機関の排気ガスに含まれる窒素酸化物、一酸化炭素、炭化水素、微小粉塵粒子等の有害物質を効率よく低減できる排気ガス浄化装置を提供する。
【解決手段】 ディーゼルエンジン1の排気ガス通路2に排ガス反応室3を介装し、この排ガス反応室3に流入する排気ガス中にアンモニア及び水蒸気を注入するアンモニア注入装置5を設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車用ディーゼルエンジン等の内燃機関の排気ガス中に含まれる窒素酸化物(NOX )、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、微小粉塵粒子(PM)等の有害物質を効果的に低減する排気ガス浄化装置に関する。
大気及び環境汚染の大きな要因である自動車の排気ガス対策として、普通乗用車や軽乗用車では触媒機構や燃焼機構によって有害物質を低減する浄化方式が進展している。しかるに、トラックやバス等のディーゼル機関を利用する大型自動車の排気ガスについては、窒素酸化物、炭化水素、一酸化炭素等の有害化学物質に加え、排気を黒煙状にする大量の微小粉塵粒子を含むにも関わらず、充分に有効な浄化方式が見出されておらず、その対策が急務になっている。
そこで、本発明らは先に、内燃機関等の有害排ガス低減装置として、燃料油供給経路に介在させた筒状ケーシング内に、多数の強磁石を軸方向所定間隔置きに配設した構造(特許文献1,2)、遠赤外線セラミック片を充填した構造(特許文献3)、中央部に強磁石を配設して両端部に遠赤外線セラミックを充填した構造(特許文献4,5)とし、燃料油がこれら強磁石や遠赤外線セラミックあるいは両者に接触して通過するようにしたものをそれぞれ提案している。更に、本発明者らは、内燃機関等の排気ガス浄化装置として、排気ガス通路に介在させた筒状ケーシング内に、パンチングプレートからなる筒の外周に金属製ネットを巻回した構造の筒状金属ネットフィルターを設け、この筒状金属ネットフィルターの内側に遠赤外線セラミック球体を充填した構造(特許文献6)、同様の筒状金属ネットフィルターからなる内外筒間に遠赤外線セラミック球体を充填すると共に、この充填層中にヒーターを挿入した構造(特許文献7)とし、排気ガスが筒状金属ネットフィルター及び遠赤外線セラミック球体充填層を通過するようにしたものもそれぞれ提案している。
登録実用新案第3023699号公報 特開平9−209850号公開 登録実用新案第3027705号公報 登録実用新案第3012857号公報 登録実用新案第3025486号公報 特開2003−20927公報 特開2003−20934公報
しかして、前記提案の有害排ガス低減装置では、燃料油が強磁石や遠赤外線セラミックと接触することにより、磁気や遠赤外線の作用で燃料油分子が活性化し、内燃機関における燃焼効率が向上し、もって排気ガス中の有害物質が大幅に低減することが確認されている。一方、前記提案の排気ガス浄化装置では、筒状金属ネットフィルターによって排気ガス中の微小粉塵粒子が効率よく除去されると共に、遠赤外線セラミックから放射される遠赤外線によって有害化学物質の分解が進むことが判明している。
本発明の目的は、前記提案の種々の浄化方式から更に発展して、内燃機関の排気ガス中の有害物質をより大幅に低減でき、近年及び将来的な自動車排ガスの厳しい排出規制にも性能と経済性の両面で充分に対応し得る排気ガス浄化装置を提供することにある。
上記目的を達成するための手段を図面の参照符号を付して示せば、請求項1の発明は、内燃機関(ディーゼルエンジン1)の排気ガス通路2に排ガス反応室3を介装し、この排ガス反応室3に流入する排気ガス中にアンモニア及び水蒸気を注入する注入手段(アンモニア注入装置5)を設けてなる内燃機関の排気ガス浄化装置にある。
また、請求項2の発明は、前記請求項1の排気ガス浄化装置において、前記注入手段が、排ガス反応室3の上流側で排気ガス中にアンモニア水を霧状にして注入するアンモニヤ注入装置5からなるものとしている。
請求項3の発明は、前記請求項2の排気ガス浄化装置において、前記アンモニア水の濃度が8%以上で10%未満である構成としている。
請求項4の発明は、前記請求項1〜3のいずれかの排気ガス浄化装置において、前記排ガス反応室3がベローズ構造の周壁3aを有する横型筒状に構成されてなるものとしている。
請求項5の発明は、前記請求項4の排気ガス浄化装置において、前記ベローズ構造の周壁3aを有する筒状の排ガス反応室3の両側端板3b,3b間に、複数本の曲がり防止用長ボルト4が当該排ガス反応室3を外側から挟むように配設されてなる請求項3記載の内燃機関の排気ガス浄化装置。
請求項6の発明は、前記請求項1〜5のいずれかの排気ガス浄化装置において、前記排ガス反応室3の排ガス導入口31及び排ガス導出口32が、当該排ガス反応室3内に中心線方向に沿って突入する短筒状に形成され、その周壁31a,32aが多孔状をなすと共に、内端31b,32bが閉塞してなる構成としている。
ガス浄化装置。
請求項7の発明は、前記請求項1〜6のいずれかの排気ガス浄化装置において、内燃機関がディーゼルエンジン1であり、前記アンモニア及び水蒸気の注入部よりも上流側の排気ガス通路2にディーゼル微粒子フィルター6が介装されてなる構成としている。
請求項8の発明は、前記請求項7の排気ガス浄化装置において、前記ディーゼル微粒子フィルター6が酸化触媒を担持したハニカムセラミック層からなるものとしている。
請求項9の発明は、前記請求項1〜8のいずれかの排気ガス浄化装置において、燃料タンク12と内燃機関1とを繋ぐ燃料油供給経路13に、筒状ケーシング14a内に複数の強磁石14b…が配置し、燃料油をこれら強磁石14b…に接触して通過させる燃料油活性化装置14を介装してなる構成としている。
請求項1の発明に係る内燃機関の排気ガス浄化装置によれば、排ガス反応室に流入する排気ガス中にアンモニア及び水蒸気が注入されていることから、該排ガス反応室内において、アンモニアの触媒作用によって排気ガス中に含まれる窒素酸化物(NOX )の窒素ガス(N2 )と水(H2 O)への分解が効率よく進み、最終的に放出される排気ガス中の窒素酸化物が著しく低減される。
請求項2の発明によれば、排ガス反応室の上流側で注入された霧状のアンモニア水が高温の排気ガスと均一に混じり合って気化し、アンモニアガスと水蒸気になり、排ガス反応室内で前記の窒素酸化物の分解がより効率よく進行する。
請求項3の発明によれば、前記アンモニア水の濃度が国連、危険物取扱い規則、消防法、劇毒法等の適用対象外となる低濃度であるため、取扱い上の危険性がなく、万一漏れた場合でも健康及び環境面で深刻な事態に至る懸念はない。
請求項4の発明によれば、排ガス反応室内が周壁のベローズ構造による大きな流れ抵抗によって激しい擾乱状態となり、もって窒素酸化物の分解反応がより効率よく進行する上、温度低下時には周壁下部側で該ベローズ構造の溝部が液溜めとなり、凝縮水分及び余剰のアンモニア水の外部への流出が防止される。また、内燃機関の稼働状況による排気ガスの圧力変動に対応してベローズ構造の周壁が拡縮変形すると共に、熱変動に伴う膨張・収縮の寸法変化もベローズ構造の周壁で吸収されるため、排ガス反応室の器壁や取付部の損傷が回避され、更に該周壁による振動の吸収効果も得られ、もって排気ガス浄化装置の耐久性が向上する。
請求項5の発明によれば、前記ベローズ構造の周壁を有する排ガス反応室は、内圧変動や熱変動による拡縮変形を生じても、外周囲に配置した長ボルトによって全体の曲がり変形が阻止されるため、該曲がり変形による破裂や亀裂等の損傷を生じず優れた耐久性が得られる。
請求項6の発明によれば、排ガス反応室の入口側では排気ガスが中心部の筒状の排ガス導入口から該反応室の周辺に向けて放射状に放出される一方、排ガス反応室の出口側では周辺から中心部の筒状の排ガス導出口へ向かう流れとなるため、排ガス反応室内での排気ガスの擾乱度合が激しくなり、それだけ窒素酸化物の分解反応が効率よく進行する。
請求項7の発明によれば、ディーゼルエンジンの排気ガスを対象として、前記アンモニア及び水蒸気の注入部よりも上流側に介装されたディーゼル微粒子フィルターにより、排気ガス中の微小粉塵粒子(PM)が除去される。
請求項8の発明によれば、前記のディーゼル微粒子フィルターが酸化触媒を担持したハニカムセラミック層からなるため、フィルター作用に加えて、触媒活性によってカーボンや炭化水素の酸化分解ならびに一酸化炭素(CO)の酸化が行われ、もって排気ガス中の微小粉塵粒子(PM)が更に低減されると共に、炭化水素や一酸化炭素も著しく低減される。
請求項9の発明によれば、内燃機関へ送る燃料油が磁気によって活性化され、該内燃機関での燃焼効率が向上することから、内燃機関から出た段階での排気ガス中の有害物質が減り、それだけ最終的に排出される排気ガスの有害物質量が少なくなる。
以下、本発明の排気ガス浄化装置をトラック用ディーゼルエンジンの排気ガス浄化に適用した実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1及び図2において、EはトラックTのディーゼルエンジン、1は該エンジンEからの排気ガス通路、2は排気ガス通路1の上流側に介装されたディーゼル微粒子フィルター(以下、DPFという)、3は排気ガス通路1の下流側に介装された排ガス反応室、4はDPF2と排ガス反応室3との間に介装された蛇腹管、5はDPF2と蛇腹管4との間において排気ガス通路1内にアンモニア水を霧状にして注入するアンモニヤ注入装置、6は燃料タンク、7は燃料タンク6とディーゼルエンジンEとを繋ぐ燃料油供給経路、8は燃料油供給経路7に介装された燃料油活性化装置である。また、図2中、Aはアクセルペダル、Cはアンモニヤ注入用コントローラー、Pはアンモニヤ注入用ポンプである。
DPF2は、マフラー(消音器)形態の筒状ケーシング20内に、白金(Pt)の如き酸化触媒を担持したハニカムセラミック層21が装填されたものからなる。そのハニカムセラミック層21はハニカムの気孔が交互に逆側を片側遮断された形で配列している。
排ガス反応室3は、ステンレス鋼製であり、図3(A)(B)で詳細に示すように、ベローズ構造の周壁3aを備えた横型円筒状になっている。また、この排ガス反応室3の排気ガス通路1に連通する排ガス導入口31及び排ガス導出口32は、当該排ガス反応室3内に中心線方向に沿って突入する短筒状に構成され、周壁31a,32aがパンチングメタルにて多孔状をなすと共に、先端31b,32bが閉塞している。そして、この排ガス反応室3の両側端板3b,3cには、周方向3箇所に等配して突片30が形成されており、両側端板3b,3cの各々対向する突片30,30間に、排ガス反応室3の外周を三方から挟むように、長ボルト33がナット34…を介して止着されている。
アンモニヤ注入装置5は、タンク51に収容したアンモニア水をポンプPを介してノズル52へ送り、DPF2と蛇腹管4との間の排気ガス管路11内へ該ノズル52より霧状にして注入するようになっている。しかして、アンモニヤ注入用コントローラーCは、ディーゼルエンジンEの回転数に対応してポンプPの吐出量を増減すると共に、アクセルペダルAの踏み込み量がゼロ又は所定値以下になった際にポンプPの吐出を停止又は絞るようになっている。また、タンク51内のアンモニア水量が規定値まで減ったとき、これが液面レベルセンサ53にて検知され、その検知信号によって運転席に設けた報知器54が作動し、ブザーや音声又は発光によって運転者に知らせるようになっている。
上記構成の排気ガス浄化装置によれば、ディーゼルエンジンEから排気ガス通路1に排出される排気ガスは、まずDPF2を通る過程で一次浄化されたのち、アンモニヤ注入装置5から供給されるアンモニア水の気化ガス(アンモニアと水蒸気)を混入し、蛇腹管4を経て排ガス反応室3内に流入し、ここでの反応によって二次浄化された上で、排気口(図示省略)へ続く排気ガス管路12へ流入し、排気口より外部へ放出される。そして、この排気口より放出される段階では、窒素酸化物(NOx)、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)等の有害ガス成分が非常に少なく、且つ微小粉塵粒子(PM)が大幅に低減されて排気煙濃度も薄い状態になっている。
上記のDPF2での一次浄化では、フィルター作用によるPMや煤等の固形粒子の濾過除去と、触媒活性によるPM構成成分のカーボン(C)や炭化水素(HC)の酸化分解ならびに一酸化炭素の酸化が行われる。その酸化反応を次に示す。なお、本来の微小粉塵粒子は3μm以下であるため、一般的に8μm程度までの固形粒子を除去対象とする通常のエアクリーナーでは除去できない。
(1)カーボン … C + O2 → CO2 (炭酸ガス)
(2)炭化水素 … HC + O2 → H2 O(水蒸気),CO2
(3)一酸化炭素 … 2CO + O2 → 2CO2
排ガス反応室3での二次浄化は、排気ガス中に含まれていた窒素酸化物(NOx)のアンモニアとの反応による窒素ガスと水への分解である。すなわち、アンモニアには還元作用があり、次のような反応によって排気ガス中の一酸化窒素(NO)及び二酸化窒素(NO2 )から酸素を奪って窒素ガス(N2 )と水蒸気(H2 O)を生成する。
(4) 2NO + 2NH4 OH → 2N2 + 4H2 O + H2
(5) 4NO2 + 4NH4 OH → 4N2 + 10H2 O + O2
(6) 2H2 + O2 → 2H2
使用するアンモニア水としては、濃度が8%以上で10%未満のものが好適である。これは、10%未満という低濃度の場合、国連、危険物取扱い規則、消防法、劇毒法等の適用対象外であるように、取扱い上の危険性がなく、万一漏れた場合でも健康及び環境面で深刻な事態に至る懸念がないことによる。ただし、アンモニア水の濃度が8%未満になると後述するNOX 分解作用を充分に発揮できなくなるため、該濃度を8%以上とするが、±0.5%程度の誤差を見越して設定濃度を9%にすることが推奨される。
しかして、排ガス反応室3にあっては、ベローズ構造の周壁3aによって大きな流れ抵抗を生じることに加え、短筒状をなして突入した排ガス導入口31及び排ガス導出口32の内端が閉塞し、多孔状の周壁31a,32aよりガスが出入するから、入口側では中心から周辺に向けて放射状に排気ガスが放出され、出口側では周辺から中心部に向かう流れになり、導入口31から導出口32への直線的な流れを生じず、もって内部は激しい擾乱状態となって前記の窒素酸化物の分解反応が促進される。従って、排ガス反応室3の全長が短くとも高いNOx削減効果が得られる。
また、この排ガス反応室3はベローズ構造の周壁3aを備えた横円筒状であるため、温度低下時には内面下部のベローズ溝部が液溜めとなり、凝縮水分及び余剰のアンモニア水は外部へ流出することなく貯留される。そして、この貯留分は次の温度上昇に伴って気化し、アンモニアは反応消費されると共に、凝縮水分は水蒸気として排気ガスに付随して排出される。
排気ガスの排出量はエンジン回転数に略比例して増減するが、このエンジン回転数を回転数センサー(図示省略)で検出し、その検出信号に基づいてアンモニヤ注入用コントローラーCがアンモニア水の注入量をエンジン回転数に応じて段階的又は連続的に増減するから、該排出量の変動によるアンモニア水の注入量の過不足を生じず、高いNOx効率が安定的に維持される。因みに、トラック用ディーゼルエンジンEのエンジン回転数と9%アンモニア水の好適注入量との関係を例示すれば、エンジン排気量毎の目安は次の表1のようになる。
Figure 2006161728
しかして、例えば坂道での下り走行状態とか、信号待ちや渋滞中のアイドリング状態のようにエンジンEにかかる負荷が小さい状況下では、排気ガス中に含まれるNOx量も少なくなるが、かかる状況においては運転者がアクセルペダルAから足を離すか踏み込みを弛めることを利用し、該アクセルペダルAの踏み込み量がゼロ又は所定値以下になった際にアクセルスイッチ(図示省略)で検知し、その検知信号に基づいてコントローラーCがアンモニア水の注入を停止又は減少させる。従って、エンジンEにかかる負荷の小さい状況下で、アンモニア水が注入過多になって未反応状態で排気ガスに混じって放出される懸念はない。
一方、ディーゼルエンジンEの稼働状況によって排気ガスの排出量が変化するため、排ガス反応室3内の圧力が大きく変動するが、本実施形態では該圧力変動に対応してベローズ構造の周壁3aが拡縮変形する。また、エンジン停止時と運転時とで排ガス反応室3内に大きな温度差を生じるが、この温度変動に伴う膨張・収縮の寸法変化もベローズ構造の周壁3aによって吸収される。しかも、このように前記圧力や温度の変動に伴って周壁3aが拡縮変形しても、外周囲に配置した長ボルト33によって排ガス反応室3全体の曲がり変形が阻止される。従って、本実施形態では、前記圧力や温度の変動による排ガス反応室3の器壁の破裂や亀裂ならびに取付部の損傷が回避され、優れた耐久性が得られる。
なお、排ガス反応室3の上流側に介在させた蛇腹管4は、排ガス反応室3と同様のベローズ構造の周壁の伸縮性を利用し、エンジン稼働や走行に伴う振動の吸収と、圧力及び温度の変動による排気ガス通路1全体の伸縮の吸収を担い、もって管路全体の耐久性を高めるように機能している。無論、排ガス反応室3においても、ベローズ構造の周壁3aによる振動吸収作用はある。
ところで、上記の一次浄化と二次浄化の作用自体は処理順序が前後逆であっても支障なく発揮されるが、アンモニア水の注入によって排気ガス温度はある程度低下する一方、DPF2での触媒活性による酸化反応には高温が望ましいことから、本実施形態のようにアンモニア水の注入をDPF2の下流側で行う構成が推奨される。また、エンジンEからDPF2の出口までの排気ガス通路1は、ガラスウール等の断熱材で包み込み、その外周をアルミ箔等で被覆して保温することが好ましい。しかして、排気ガス温度は、例えばディーゼルエンジンEを出た段階で480℃程度である場合、上記保温により、DPF2の出口で350〜400℃程度、排ガス反応室3の出口で230℃程度となる。
燃料油供給経路7に介装された燃料油活性化装置8は、図4に示すように、円筒状ケース81に中心線に沿う固定軸82が貫設され、この固定軸82に異方性フェライト等よりなる多数枚の強磁石板83…が一定間隔置きに止着された構造を有している。そして、これら強磁石板83…は、各々が略正方形の角部を円弧状に切除した形状を備えており、その周方向の向きが順次少しずつ変わるようにして固定軸82に止着され、もって正方形の四辺とケース81の内周面との間に構成される流通間隙の位置がケース軸方向で順次変化するように設定している。84はケース24内の要所で固定軸25を保持する保持板で、円形の一部が流通間隙として切除された形状を備え、ケース81に一体化されている。
しかして、この燃料油活性化装置8では、燃料タンク6より供給される軽油が、円筒状ケース81の一端に設けた入口8aより流入し、各強磁石板83とケース81の内周面との間を順次通過して出口8bに至る過程で、強磁石板83…による強い磁力作用を受けて活性化する。従って、ディーゼルエンジンEでの燃焼効率が向上し、燃費が低減すると共に、該エンジンEから出た段階での排気ガス中の有害物質が減り、それだけ最終的に排出される排気ガスの有害物質量が少なくなる。
本発明の排気ガス浄化装置は、実施形態で用いたような燃料油活性化装置及びDPFの一方又は両方を省略した構成を包含するが、特に微小粉塵粒子(PM)を効果的に低減する上でDPFの使用が推奨される。しかして、DPFとしては、種々の構造の市販品を使用でき、その中でも前記実施形態で用いたような触媒活性を有するものが望ましいが、フィルター機能のみでもPM削減能力が高いものであれば好適に使用できる。なお、前記実施形態で用いたDPF2のように酸化触媒をセラミックに担持させた構成では、セラミックより放射される遠赤外線効果によって触媒活性が高められるため、例えば道路の渋滞によってエンジン回転数が落ちている場合等、排気ガス温度が低下している状態でも高いPM削減率を達成できる。
なお、排ガス反応室については、前記実施形態のような周壁及び排ガス導出入口の構造が推奨されるが、内部で排気ガスの擾乱状態を現出可能であれば、他の構造であっても差し支えない。ただし、ベローズ構造の周壁の採用は、既述のように圧力及び温度の変動に対応できる点で有利である。また、前記実施形態では排ガス反応室3の上流側に伸縮及び振動吸収用の蛇腹管4を配しているが、DPF2や排ガス反応室3の据え付け状態によっては、このような蛇腹管4は省略可能である。その他、本発明の排気ガス浄化装置の細部構成については実施形態以外に種々設計変更可能である。また、前記実施形態では内燃機関として燃料に軽油を用いるディーゼルエンジンを例示したが、本発明の排気ガス浄化装置はディーゼルエンジン以外の種々の内燃機関にも同様に適用可能である。
次に、本発明の排気ガス浄化装置による自動車ディーゼルエンジンの排気ガス浄化の実施例について、該排気ガス浄化装置を用いない比較例と対比して説明する。
比較例1・実施例1
下記の自動車Aを用い、比較例1では排気ガス浄化装置を搭載せずに表2に示す13運転モードで、実施例1では図2に示す装置構成の排気ガス浄化装置を搭載して表4に示す13運転モードで、それぞれ試験を行って希釈排出ガス成分濃度(CO,HC,NOX ,CO2 )、希釈率、希釈排出ガス量、時間当たりのガス排出量、PM総排出量を測定した。その結果を比較例1は表3に、実施例1は表5に示す。なお、試験内容と浄化装置構成の詳細は次のとおりである。
〔自動車A〕
車名・型式 : 日野ディーゼルトラック U−FD3HLAK
走行距離数 : 490379km(比較例1)、490311km(実施例1) 車両総重量 : 5530kg
エンジン型式 : H07D(4サイクル−6気筒)
総排気量 : 7.412L
〔試験内容〕
試験機関 : 財団法人 日本車両検査協会 自動車試験所
試験期日 ; 平成15年12月2日
試験項目 :
(1)シャシダイナモメータによるディーゼル自動車13モード排出ガス試験
(2)ディーゼル排気煙濃度試験(フリーアクセルモード)
使用燃料 : 低硫黄軽油
〔浄化装置構成〕
DPF : Dinax A/S社製SOOTEX−RN41(白金担持ハニカムセ ラミック型DPF)
アンモニア注入装置 : タンク…SUS304製−容量50L、ポンプ…最大吐出 量450ml/min、使用アンモニア水濃度9%、注入量…表1を基準
排ガス反応室 : 牧田運送社製MB0001(図3の構造で全てSUS304製) 反応室…全長500mm,外径200mm
導出入口…内径77mm、反応室内突入長さ200mm、周壁に径5mmの 孔が150個(周方向15列、径方向10列)
燃料油活性化装置 : 牧田運送社製Futures
比較例2・実施例2
下記の自動車Bを用い、比較例2では排気ガス浄化装置を搭載せずに表6に示す13運転モードで、実施例2では図2に示す装置構成の排気ガス浄化装置を搭載して表8に示す13運転モードで、それぞれ試験を行って希釈排出ガス成分濃度、希釈率、希釈排出ガス量、時間当たりのガス排出量、PM総排出量を測定した。その結果を比較例2は表7に、実施例2は表9に示す。なお、浄化装置構成の詳細は実施例1と同じである。
〔自動車B〕
車名・型式 : ニッサンディーゼルトラック KC−MK211HH
走行距離数 : 166275km(比較例2)、166132km(実施例2) 車両総重量 : 7990kg
エンジン型式 : FE6(4サイクル−6気筒)
総排気量 : 6.925L
〔試験内容〕
試験機関 : 財団法人 日本車両検査協会 自動車試験所
試験期日 ; 平成15年10月16日
試験項目 :
(1)シャシダイナモメータによるディーゼル自動車13モード排出ガス試験
(2)ディーゼル排気煙濃度試験(フリーアクセルモード)
使用燃料 : 低硫黄軽油
実施例3
比較例2及び実施例2で用いた自動車Bについて、実施例2と同じ排気ガス浄化装置を搭載して稼働させながら、九州地区で高速道路及び一般道路を含む30,000kmの実走行耐久テストを行ったところ、走行期間中に該浄化装置の異常や取付部位の損傷は全く認められなかった。そして、この実走行耐久テスト後に、(財)日本車両検査協会 自動車試験所で比較例2及び実施例2と同様の試験を行った(試験期日…平成15年11月28日)。その13運転モードを表10に、試験結果を表11にそれぞれ示す。
Figure 2006161728
Figure 2006161728
Figure 2006161728
Figure 2006161728
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Figure 2006161728
Figure 2006161728
Figure 2006161728
Figure 2006161728
Figure 2006161728
表12に、上記比較例1,2及び実施例1〜3の試験による排ガス成分とPMの平均排出量と本発明による削減率(%)ならびに黒煙排出量を示す。なお、平均排出量は各成分の排出量合計を仕事量の合計で割った値である。
Figure 2006161728
この表12に示すように、本発明の排気ガス浄化装置を用いた場合は、3万kmの実走行耐久性テスト後(実施例3)を含めて、浄化装置のない場合(比較例1,2)に比べ、排気ガス中の窒素酸化物(NOX )では80%以上、微小粉塵粒子(PM)も85%以上といった極めて高い削減率が得られており、更に一酸化炭素(CO)や黒煙では略100%、炭化水素(HC)についても50%前後と大幅に低減している。従って、本発明の排気ガス浄化装置によれば、排気ガス中の有害成分を効果的に低減できることが判る。
実施例4
下記の自動車Cを用い、図2に示す装置構成の排気ガス浄化装置を搭載して表13に示す13運転モードで試験を行って希釈排出ガス成分濃度(CO,HC,NOX ,CO2 )、希釈率、希釈排出ガス量、時間当たりのガス排出量を測定した。その結果を表14示す。試験内容と浄化装置構成の詳細は次のとおりである。
〔自動車C〕
車名・型式 : 三菱ディーゼルトラック P−FU415N改
走行距離数 : 813284km
車両総重量 : 19715kg
エンジン型式 : 8DC9(4サイクル−8V気筒)
総排気量 : 16.0L
〔試験内容〕
試験機関 : 財団法人 日本自動車研究所
試験期日 ; 平成16年7月5日
試験項目 : シャシダイナモメータによるディーゼル自動車13モード排出ガス 試験
使用燃料 : 低硫黄軽油
〔浄化装置構成〕
DPF : Dinax A/S社製SOOTEX−RN43(白金担持ハニカムセ ラミック型DPF)
アンモニア注入装置 : タンク…SUS304製−容量98L、ポンプ…最大吐出 量450ml/min、使用アンモニア水濃度9%、注入量…表1を基準
排ガス反応室 : 牧田運送社製MB0004(図3の構造で全てSUS304製) 反応室…全長500mm,外径300mm
導出入口…内径77mm、反応室内突入長さ200mm、周壁に径5mmの 孔が150個(周方向15列、径方向10列)
燃料油活性化装置 : 牧田運送社製Futures
実施例5
下記の自動車Dを用い、図2に示す装置構成の排気ガス浄化装置を搭載して表15に示す13運転モードで試験を行って希釈排出ガス成分濃度(CO,HC,NOX ,CO2 )、希釈率、希釈排出ガス量、時間当たりのガス排出量を測定した。その結果を表16に示す。なお、期日を含む試験内容と浄化装置構成の詳細は実施例4と同じである。
〔自動車D〕
車名・型式 : いすずディーゼルトラック P−CXM19P改
走行距離数 : 152115km
車両総重量 : 19975kg
エンジン型式 : 10PC1(4サイクル−10V気筒)
総排気量 : 15.0L
Figure 2006161728
Figure 2006161728
Figure 2006161728
Figure 2006161728
次の表17は上記実施例4,5の試験による排ガス成分の平均排出量を示す。この表17より、車両総重量が20トン近い大型ディーゼルトラックにおいても、本発明の排気ガス浄化装置を用いることにより、排気ガス中のNOxやPMを始めとする有害成分を非常に少なくできることが判る。
Figure 2006161728
実施例6
実施例2で用いた自動車B及び実施例4で用いた自動車Dについて、実施例2及び実施例4と同じ排気ガス浄化装置を各々搭載して稼働させながら、国道2号線の芦屋−宝塚間57kmの実走行を行い、この走行全区間中を通して荷台に載った作業者が半導体製造ガス検知器(新コスモ電機社製XD303アンモニア)により、排気口から放出される排気ガス中のアンモニア濃度を継続的に測定した。しかして、この区間は標高約600mの有馬温泉を経る上り下りとカーブの多いコースであり、しかも途中での信号による停止が芦屋側で46回、宝塚側で21回もあったが、排気ガス中のアンモニア濃度はエンジンの負荷状態に関わらず、自動車Bでは終始0.1ppm以下、自動車Dでは終始0ppm(測定限度外)であった。この結果から、本発明の排気ガス浄化装置は、処理剤にアンモニア水を利用するが、エンジンEにかかる負荷の変動が大きく且つ頻繁に起こる状況下でも、アンモニア水が排気ガスに混じって放出される懸念がないことが判る。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の排気ガス浄化装置を取り付けたトラックの概略側面図である。 同排気ガス浄化装置の概略構成図である。 同排気ガス浄化装置の排ガス反応室を示し、(A)は正面図、(B)は(A)のB−B線の断面矢視図である。 同排気ガス浄化装置に用いる燃料油活性化装置の縦断側面図である。
符号の説明
1 排気ガス通路
2 ディーゼル微粒子フィルター
3 排ガス反応室
3a 周壁部
31 排ガス導入口
31a 周壁
31b 内端
32 排ガス導出口
32a 周壁
32b 内端
33 長ボルト
5 アンモニア注入装置
51 アンモニア水タンク
6 燃料タンク
7 燃料油供給経路
8 燃料油活性化装置
81 筒状ケーシング
83 強磁石
A アクセルペダル
C アンモニヤ注入用コントローラー
E ディーゼルエンジン
P アンモニヤ注入用ポンプ

Claims (9)

  1. 内燃機関の排気ガス通路に排ガス反応室を介装し、この排ガス反応室に流入する排気ガス中にアンモニア及び水蒸気を注入する注入手段を設けてなる内燃機関の排気ガス浄化装置。
  2. 前記注入手段が、排ガス反応室の上流側で排気ガス中にアンモニア水を霧状にして注入するアンモニヤ注入装置からなる請求項1記載の内燃機関の排気ガス浄化装置。
  3. 前記アンモニア水の濃度が8%以上で10%未満である請求項2に記載の内燃機関の排気ガス浄化装置。
  4. 前記排ガス反応室がベローズ構造の周壁を有する横型筒状に構成されてなる請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の排気ガス浄化装置。
  5. 前記ベローズ構造の周壁を有する筒状の排ガス反応室の両側端板間に、複数本の曲がり防止用長ボルトが当該排ガス反応室を外側から挟むように配設されてなる請求項4記載の内燃機関の排気ガス浄化装置。
  6. 前記排ガス反応室の排ガス導入口及び排ガス導出口が、当該排ガス反応室内に中心線方向に沿って突入する短筒状に形成され、その周壁が多孔状をなすと共に、内端が閉塞してなる請求項1〜5のいずれかに記載の内燃機関の排気ガス浄化装置。
  7. 内燃機関がディーゼルエンジンであり、前記アンモニア及び水蒸気の注入部よりも上流側の排気ガス通路にディーゼル微粒子フィルターが介装されてなる1〜6のいずれかに記載の内燃機関の排気ガス浄化装置。
  8. 前記ディーゼル微粒子フィルターが酸化触媒を担持したハニカムセラミック層からなる請求項7記載の内燃機関の排気ガス浄化装置。
  9. 燃料タンクと内燃機関とを繋ぐ燃料油供給経路に、筒状ケーシング内に複数の強磁石が配置し、燃料油をこれら強磁石に接触して通過させる燃料油活性化装置を介装してなる請求項1〜8のいずれかに記載の内燃機関の排気ガス浄化装置。
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