JP2004324232A - 路面切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動部等を基体に対してスライド移動させることなく、路面を異なる径で円形に切断することができる極めて実用性に秀れた画期的な路面切断装置を提供する。
【解決手段】回動軸4に異なる曲率の球面状ブレード5を取り替え自在に構成し、連結部8に設けた複数の連結係合部9の位置は、この異なる曲率の球面状ブレード5の球心位置に合致するように設定し、球面状ブレード5を取り替える際、この球面状ブレード5の球心にあたる部位の連結係合部9を選択し、この連結係合部9と前記係合部10とを連結し、この連結係合部9と前記係合部10との連設部11を支点に駆動部3,回動軸4及び球面状ブレード5を基体2に対して移動させることなく傾動調整し得る傾動機構Aを有する路面切断装置。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マンホール等の周囲を円形に切断し得る路面切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
例えば、道路工事の際に、路面を円形に切断するために使用される路面切断装置として、特許第3371254号に記載の路面切断装置がある。
【0003】
この路面切断装置は、キャスターを設けた基体に駆動機を配設し、この駆動機の回動軸に断面円弧状回転刃(以下、単に回転刃という。)を連結して成るもので、具体的には、基体に前記駆動機を載置するためのフレームを設け、このフレームは、基体の一側部に設けた蝶番にアーム部材を介してスライド移動可能に設けると共に、前記蝶番により傾動自在に設け、このフレーム上に駆動機を載置し、フレーム下方に伝達ベルトにより駆動機と連結された回動軸を配設し、この回動軸の先端に回転刃を連結した構成となっている。
【0004】
また、前記蝶番の配設位置は、回動軸の基端側の軸心線上に設定されている。
【0005】
また、切断部位の中心点となる位置にはアンカーを打ち込み固定し、このアンカーと前記蝶番とを連結して、切断部位の中心点と基体とを連結し、これにより、基体が切断部位の中心点を中心として周回移動できるように構成している。
【0006】
そして、回転刃が路面に接触しないように、予めフレームを所定角度上方に傾斜させた状態から、駆動機により回転刃を回動させつつフレームを徐々に水平方向となるように移動することで回転刃で路面を所定深さ切り込み、この状態でアンカー(切断部位の中心点)を中心に基体を周回移動させることで、路面を円形に切断することができる。
【0007】
ところで、駆動機により回転する回転刃で切断できるのは、この断面円弧状の回転刃が描き得る球状に沿った方向のみとなる。
【0008】
即ち、例えば、回転刃を、この回転刃が描き得る径の球状(円形)とは異なる径の球状(円形)で切断しようとすると、回転刃に無理な力がかかり、これにより、回転刃が湾曲したりしてきれいな円形に路面を切断できず、過度な負荷がかかれば円弧状刃が破損してしまう懸念も有する。
【0009】
そのため、前述の路面切断装置は、アンカーを中心として回転刃の曲率で基体を水平方向に周回移動できるように構成する必要があると共に、アンカー上に設けた蝶番と同じ高さに回動軸を配設し、この蝶番を支点として上下方向に回動軸及び回転刃を起伏回動できる構成となっており、これにより、蝶番を回転刃の球心としてこの回転刃の曲率で周回移動及び起伏移動できるようになっている。
【0010】
ところで、この路面切断装置では、路面を異なる径の円形で切断する場合には、前述の通り、この異なる径の円形(球状)を描き得る曲率の回転刃を回動軸に取り付けて路面を切断する必要がある。
【0011】
ところが、前記基体は、蝶番を支点として周回移動及び起伏回動し得るように構成してあることから、新たに取り付けた回転刃が描き得る球状の球心と蝶番を一致させない限りは、回動軸に単に曲率が異なる円弧状刃を取り付けても、この円弧状刃が描く径で路面を円形に切断することはできない。
【0012】
従って、前述の路面切断装置においては、路面を異なる径で円形に切断したい場合には、異なる曲率の回転刃が描き得る球の球心と蝶番とを一致させる必要がある。
【0013】
そのため、例えば、より大きな径の円形(球状)を描き得る回転刃、即ち、曲率のより小さな回転刃で路面を切断したい場合には、蝶番に対してフレームを、回転刃の球心と蝶番とが合致する位置まで外方へ所定長さスライド移動させる作業が必要となる。
【0014】
しかしながら、フレームには、前述のように、非常に重い駆動機や回動軸、円弧状刃等が配設されている。
【0015】
従って、この非常に重いフレーム自体をスライド移動させることは非常に煩わしく、スムーズな作業を妨げる要因ともなっている。
【0016】
本発明は、上記問題点を解決すべく鋭意検討・試作を繰り返して完成したもので、基体に設けられ路面の中心点に配設される中心位置決め部材に前記基体を連結し得る連結部に、複数の球面状ブレードの各々の球心と合致し得る連結係合部を複数設け、この連結係合部と中心位置決め部材とを連結して成る連設部と側方から見て略合致し得る位置に球面状ブレードを傾動作動し得る傾動機構を設け、この傾動機構は前記連結係合部と中心位置決め部材との連設部位に応じて位置変更し得るように構成することで、駆動部等を基体に対してスライド移動させることなく、路面を異なる径で円形に切断することができる極めて実用性に秀れた画期的な路面切断装置を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0018】
キャスター1を有する基体2に駆動部3を設け、この駆動部3の回動軸4に球面状ブレード5を連結し、この駆動部3によって前記球面状ブレード5を回転させて路面6を所定深さ切り込みつつ前記基体2を中心点Pを支点にして水平方向に周回移動することで前記路面6を円形に切断し得る路面切断装置であって、前記基体2に、前記路面6の前記円形に切断する部位の前記中心点Pに配設する中心位置決め部材7に連結し得る連結部8を設け、この連結部8には複数の連結係合部9を形成し、この複数の連結係合部9から選択した所定の連結係合部9と前記中心位置決め部材7の係合部10とを連設することで、前記路面6の中心点Pと合致する前記連結係合部9と前記係合部10との連設部11を支点に前記基体2を水平方向に周回移動し得るように構成すると共に、前記基体2には、少なくとも前記駆動部3,前記回動軸4及び前記球面状ブレード5を、前記連設部11を支点に傾動する傾動機構Aを設けて前記球面状ブレード5をこの球面状ブレード5が描く球状に沿う方向に前記連設部11を支点として起伏回動し得るように構成し、前記回動軸4に異なる曲率の球面状ブレード5を取り替え自在に構成し、前記連結部8に設けた複数の連結係合部9の位置は、この異なる曲率の球面状ブレード5の球心位置に合致するように設定し、球面状ブレード5を取り替える際、この球面状ブレード5の球心にあたる部位の前記連結係合部9を選択し、この連結係合部9と前記係合部10とを連結し、この連結係合部9と前記係合部10との連設部11を支点に前記駆動部3,回動軸4及び球面状ブレード5を基体2に対して移動させることなく傾動調整し得るように前記傾動機構Aを構成したことを特徴とする路面切断装置に係るものである。
【0019】
また、少なくとも前記駆動部3,前記回動軸4及び前記球面状ブレード5を設置する設置体13と、この設置体13を基体2に対して傾動自在に連結する連結調整部材14と、前記設置体13と前記連結調整部材14とを基体2に対して傾動させる傾動手段Bとにより前記傾動機構Aを構成し、前記連結調整部材14と基体2との連結部位を、側方から見て前記連結係合部9と前記中心係合部10との連設部11に略合致し得る位置に配設すると共に、前記回動軸4をこの回動軸4の軸心線上に前記連設部11が位置し得る位置に設置することで、前記駆動部3,前記回動軸4及び前記球面状ブレード5を前記連設部11を支点として起伏回動し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載の路面切断装置に係るものである。
【0020】
また、前記連結調整部材14には、前記回動軸4に所定の曲率の球面状ブレード5を連結した際に、この球面状ブレード5が描く球状に沿う方向に前記球面状ブレード5を傾動し得るように前記設置体13を前記基体2に連結する第一連結部位15と、異なる曲率の球面状ブレード5を前記回動軸4に連結した際に、この異なる曲率の球面状ブレード5が描く球状に沿う方向に前記異なる曲率の球面状ブレード5を傾動し得るように前記設置体13を前記基体2に連結する第二連結部位16とを設け、前記回動軸4に連結する球面状ブレード5の曲率に応じて前記第一連結部位15若しくは前記第二連結部位16を選択し、この第一連結部位15若しくは第二連結部位16を介して前記設置体13を前記基体2に連結することで、前記回動軸4に連結した球面状ブレード5が描く球状の球心と前記連設部11を合致させ、この連設部11を支点として球面状ブレード5を起伏回動し得るように構成したことを特徴とする請求項2記載の路面切断装置に係るものである。
【0021】
また、前記第一連結部位15と前記第二連結部位16とは、前記設置体13に対する前記連結調整部材14の取り付け向きを変えることで選択し得るように構成したことを特徴とする請求項3記載の路面切断装置に係るものである。
【0022】
また、前記連結係合部9を連結係合孔9とし、前記係合部10を係合孔10としてこの連結係合孔9と係合孔10とを合致させ、この連結係合孔9と係合孔10に係合杆18を配設することで、前記基体2と前記中心位置決め部材7とを連結したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の路面切断装置に係るものである。
【0023】
また、前記基体2に、この基体2を移動させる際に握持する握持部17を設け、この握持部17の下方に前記連結部8を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の路面切断装置に係るものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0025】
切断しようとする路面6に中心位置決め部材7を配設し中心点Pを設定する。
【0026】
そして、連結部8に複数形成した連結係合部9のうち、回動軸4に連結した球面状ブレード5が描く球状の球心位置に略合致する連結係合部9と、路面6の中心点Pに配設された中心位置決め部材7の係合部10とを連結する。
【0027】
これにより、球面状ブレード5は、連結部8の連結係合部9と中心位置決め部材7の係合部10との連設部11を支点として球面状ブレード5が描き得る球状に沿って水平方向に周回移動できることとなる。
【0028】
この際、傾動機構Aの作動により、連結係合部9と係合部10との連設部11を支点として少なくとも駆動部3,回動軸4と共に球面状ブレード5をこの球面状ブレード5が描き得る球状に沿う上下方向に起伏回動できることとなる。
【0029】
即ち、傾動機構Aにより、球面状ブレード5は、連結係合部9と係合部10との連設部11と略合致する部位を支点として起伏回動するため、球面状ブレード5はこの連設部11を支点としてこの球面状ブレード5が描き得る球状に沿う方向に移動できることとなる。
【0030】
従って、例えば、回動軸4に連結した球面状ブレード5が路面6に接触しないように、予め球面状ブレード5を上方に傾斜させた状態とし、この状態で連結部8の連結係合部9に路面6に、路面6に設置した中心位置決め部材7の係合部10を連結し、駆動部3を駆動させて球面状ブレード5を回動させつつ、傾動機構Aの作動により、回動軸4を水平方向に向けて傾動し、回動する球面状ブレード5により路面6を所定深さ切り込んだ状態で、前記連設部11を支点として基体2を水平方向に周回移動することで、路面6を中心点Pを中心に円形に切断することができる。
【0031】
また、路面6を異なる径の円形(例えば、より大きい径の円形)に切断したい場合には、回動軸4に異なる曲率(即ち、小さい曲率)の球面状ブレード5を連結し、この小さい曲率の球面状ブレード5が描く球状の球心に略合致する連結係合部9を選択してこの連結係合部9を係合部10に連結することで、球面状ブレード5は、この球面状ブレード5が描き得る球状に沿う方向に水平回動できることとなる。
【0032】
この際、傾動機構Aは、連結係合部9と係合部10との連設部11と略合致する部位を支点として少なくとも駆動部3,回動軸4と共に球面状ブレード5を傾動し得るように変更調整できるため、これにより、異なる曲率の球面状ブレード5が描き得る球状に沿う方向に球面状ブレード5を起伏回動できることとなる。
【0033】
従って、本発明は、回動軸4に異なる曲率の球面状ブレード5を連結して異なる径で円形に路面6を切断する際には、単に前記回動軸4に取り付ける球面状ブレード5の球心に略合致する連結係合部9を選択し、この選択した連結係合部9に中心位置決め部材7の係合部10を連結し、且つ、傾動機構Aを、前記連設部11を支点に起伏回動し得るように傾動調整することで、従来のように、基体2に対して例えば駆動部3,回動軸4及び球面状ブレード5をスライド移動させるといった煩わし作業を要せずに、路面6を異なる径で円形に簡単に切断することができる。
【0034】
また、例えば、少なくとも前記駆動部3,前記回動軸4及び前記球面状ブレード5を設置する設置体13と、この設置体13を基体2に対して傾動自在に連結する連結調整部材14と、前記設置体13と前記連結調整部材14とを基体2に対して傾動させる傾動手段Bとにより前記傾動機構Aを構成し、前記連結調整部材14と前記基体2との連結部位を、側方から見て前記連結係合部9と前記係合部10との連設部11に略合致し得る位置に配設すると共に、前記回動軸4を、この回動軸4の軸心線上に前記連設部11が位置し得る位置に設置した構成とすれば、連結調整部材14による設置体13と基体2との連結状態を変更調整することで、前記駆動部3,回動軸4及び球面状ブレード5(設置体13)を基体2に対して移動させる事なく、前記連設部11を支点に傾動できることとなるなど、一層実用的となる。
【0035】
また、例えば、前記連結調整部材14には、前記回動軸4に所定の曲率の球面状ブレード5を連結した際に、この球面状ブレード5が描く球状に沿う方向に前記球面状ブレード5を傾動し得るように前記設置体13を前記基体2に連結する第一連結部位15と、異なる曲率の球面状ブレード5を前記回動軸4に連結した際に、この異なる曲率の球面状ブレード5が描く球状に沿う方向に前記異なる曲率の球面状ブレード5を傾動し得るように前記設置体13を前記基体2に連結する第二連結部位16とを設けた構成とすれば、前記回動軸4に連結する球面状ブレード5の曲率に応じて前記第一連結部位15若しくは前記第二連結部位16を選択して基体2に連結するだけで、回動軸4に連結した球面状ブレード5が描き得る球状に沿う方向に、連設部11を支点として球面状ブレード5を起伏回動できることとなるなど、一層実用的となる。
【0036】
また、例えば、前記第一連結部位15と前記第二連結部位16とは、前記設置体13に対する前記連結調整部材14の取り付け向きを変えることで、前記基体2に連結可能に配設し得るように構成すれば、極めて簡単な操作で前記回動軸4に連結した球面状ブレード5が描く球状に沿う方向に球面状ブレード5を起伏回動できることとなるなど、一層実用的となる。
【0037】
また、例えば、前記連結係合部9を連結係合孔9とし、前記係合部10を係合孔10としてこの連結係合孔9と係合孔10とを合致させ、この連結係合孔9と係合孔10に係合杆18を配設することで、前記基体2と前記中心位置決め部材7とを連結した構成とすれば、路面6に配設した中心位置決め部材7の係合孔10まで基体2を移動し、前記中心位置決め部材7の係合孔10と連結部8の連結係合孔9とを合致させて連通状態とし、この連通状態となった連結係合孔9と係合孔10とに係止杆18を挿入配設するだけの簡易な操作により、中心位置決め部材7と基体2とを連結できることとなるなど、一層実用的となる。
【0038】
また、例えば、前記基体2に、この基体2を移動させる際に握持する握持部17を設け、この握持部17の下方に前記連結部8を設ければ、視認し易い足元で中心位置決め部材7と連結部8とを容易且つ確実に連結することができ、また、例えば、足元で中心位置決め部材7と連結部8とを連結若しくは取り外した後、立ち上がれば(体を起こせば)直ぐにまた握持部17を握持して基体2を移動でき、これにより、秀れた作業性を発揮できることとなるなど、一層実用的となる。
【0039】
【実施例】
図面は本発明の一実施例を図示したものであり、以下に説明する。
【0040】
本実施例は、キャスター1を有する基体2に駆動部3を設け、この駆動部3の回動軸4に球面状ブレード5を連結し、この駆動部3によって前記球面状ブレード5を回転させてマンホールの周囲の路面6を所定深さ切り込みつつ前記基体2を前記マンホールの中心点Pを支点にして水平方向に周回移動することで、マンホールの周囲の路面6を円形に切断し得る路面切断装置に係るものである。
【0041】
即ち、基体2は、図1に示すように、平面視方形状の枠体2Aから成り、この基体2の下部四隅部にキャスター1を設けた構成としている。
【0042】
このキャスター1は、基体2に回動自在に設けられ、所定方向を向けた状態で方向規制し得るロック機構12を備えた構成としている。
【0043】
また、基体2には、図6,図9に示すように、駆動部3となる原動機3を配設し、この原動機3の下方に回転軸4を配設し、この原動機3の回転部3Aと回転軸4とを動力伝達ベルト20により連結することで、原動機3の動力により回転軸4を回動し得る構成とし、これにより、回動軸4に連結した球面状ブレード5を回動し得る構成としている。
【0044】
また、回動軸4の先端部には、異なる曲率の球面状ブレード5(パラボラ形ブレード)を取り替え自在に構成している。
【0045】
また、基体2の上部を構成する枠体2Aには、図1,図2に示すように、基体2を移動させる際に握持する握持部17を、球面状ブレード5配設側とは逆の方向に突没自在に設けた構成としている。
【0046】
前記基体2には、図2〜図4,図10に示すように、前記路面6の円形に切断する部位の中心点Pに配設する中心位置決め部材7に連結し得る連結部8を設けた構成としている。
【0047】
先ず、中心位置決め部材7について述べれば、中心位置決め部材7は、図3に示すように、円盤状の基板7Aの中央に係合部10を配設した構成としている。
【0048】
この係合部10は、係合孔10で構成している。
【0049】
また、基板7Aには、この基板7Aを所定位置に設置固定するための固定板7Bを外方に向けて複数突設した構成としている。
【0050】
そして、路面6の切断時には、この切断される路面6の中心に、前記係合部10を配設して中心点Pを設定する。
【0051】
具体的には、本実施例では、マンホールの蓋30の中心位置に中心位置決め部材7の係合孔10が位置するように、前記中心位置決め部材7を配設している。
【0052】
次に、連結部8について述べれば、連結部8は、基体2下部を構成する枠体2Aに突片8Aを設けることで構成されている。
【0053】
また、連結部8は、前記握持部17の下方位置にあたる前記枠体2Aに設けた構成としている。これにより、視認し易い足元で中心位置決め部材7と連結部8との連結作業を行うことができる。
【0054】
具体的には、連結部8は、所定長さを有する板状の突片8Aを前記枠体2Aに設けた構成としている。
【0055】
尚、本実施例では、図3に示すように、突片8Aと枠体2Aとの間に、この突片8Aを支持する架設杆8Bを配設し、これにより、中心位置決め部材7に対して基体2を水平回動させた際の突片8Aの耐荷重性を高めている。
【0056】
また、連結部8には、前記中心位置決め部材7の係合部10に連結し得る複数の連結係合部9を形成している。
【0057】
即ち、前記突片8Aの長さ方向に所定間隔を置いて前記連結係合部9を複数形成した構成としている。
【0058】
この突片8Aにおける連結係合部9の形成位置は、図12に示すように、回動軸4に連結し得る種々の球面状ブレード5が描く各々の球状の球心位置に合致する位置としている。
【0059】
連結係合部9は、係合孔9(以下、連結係合孔9という。)により形成した構成としている。
【0060】
また、本実施例では、連結係合孔9を螺子孔としている。
【0061】
本実施例では、連結部8の基端側及び先端側の二カ所に連結係合孔9を設けて、夫々異なる曲率の二種類の球面状ブレード5に対応できるように構成している。
【0062】
前記複数の連結係合孔9のうち所定の連結係合孔9と、マンホールの蓋30の中心点S上に配設した係合孔10とを連結することで、この連結係合孔9と係合孔10との連設部11を支点に基体2を水平方向に周回移動し得るように構成している。
【0063】
連結係合孔9と係合孔10との連結は、連結係合孔9と係合孔10とに係合杆18を配設することで行う構成としている。
【0064】
具体的には、係合杆18として、頭部に操作部18Aを設けた螺子杆18Bを採用し、この螺子杆18Bを連結係合孔9に螺入し、この連結係合孔9に螺入した螺子杆18Bの先端部を係合孔10に挿入係止することで、前記連結係合孔9と係合孔10とを連結した構成としている。
【0065】
また、螺子杆18Bの先端部は、図3に示すように、係合孔10に対する螺子杆18B(基体2)の周回移動をスムーズにするために、球面状に形成すると良い。
【0066】
これにより、基体2と中心位置決め部材7とは、連結係合孔9と係合孔10とに係止杆18を挿入係止するだけで連結することができる。
【0067】
即ち、従来は、中央部に突出部を形成した中心位置決め部材を用い、この中央位置決め部材を切断部の中心部に配設し、前記突出部の近傍に、予め基体を傾斜させた状態の基体を位置させ、基体を水平方向に傾動させることで、基体に設けた係合孔に前記突出部を係合させてようやく中心位置決め部材と基体とを連結していた。
【0068】
具体的に述べれば、従来の路面切断装置の基体には、基体を周回移動させるためのキャスターとは別に、基体を一側部を支点として傾動し得る傾動用キャスターを前記基体の他側部に設け、この傾動用キャスターを基体に対して下方に向けて突出させることで、基体の他側部を持ち上げ、この状態で(即ち、突出部に嵌合し得る係合孔が前記突出部よりも上方に位置した状態で)、基体を突出部近傍まで移動し、そして、傾動用キャスターを基体に対して没動させつつ突出部を係合部に嵌合し、これにより、中心位置決め部材と基体とを連結していた。
【0069】
従って、中心位置決め部材と基体とを連結するために、基体自体を傾動動作させなければならないため手間がかり、しかも、突出部と係合部とを嵌合させる際には多少の位置ずれが生じることが多く、その場合には、再び傾動用キャスターを突出させて基体を傾動させ、うまく嵌合できる位置を探して再び傾動用キャスターを没動操作しなければならなかったり、この繰り返し作業が面倒な場合には、数人がかりで基体を持ち上げ(重量物であるため、一人で持ち上げるのはほとんど不可能と考えられる。)、前記多少の誤差を修正しなければならなかった。
【0070】
この点、本実施例は、単に孔と孔とを合致させ、この合致した孔に杆を差し込むだけで、中心位置決め部材7と連結部8とを連結することができるため、従来に比して非常に作業性に秀れる。
【0071】
螺子杆18Bには、この螺子杆18Bを連結係合孔9に螺入し係合孔10に挿入係止した際に、この連結係合孔9と操作部18Aとの間に螺合され、螺子杆18Bの連結係合孔9に対する戻り回動を阻止し得る螺子杆固定体21が配設されている。
【0072】
これにより、操作部18Aを操作して連結係合孔9に螺子杆18Bを螺入し、この連結係合孔9を係合孔10に挿入係止した後、螺子杆固定体21により螺子杆18Bの戻り回動を阻止することで、螺子杆18Bを連結係合孔9の所定位置で固定することができ、よって、螺子杆18Bが連結係合孔9及び係合孔10に係合した状態を維持することができる。
【0073】
基体2には、駆動部3,回動軸4及び球面状ブレード5を前記連設部11を支点に傾動し得る傾動機構Aを設けた構成としている。
【0074】
即ち、駆動機構Aは、駆動部3,回動軸4及び球面状ブレード5を設置する設置体13と、この設置体13を基体2に対して傾動自在に連結する連結調整部材14と、この設置体13と連結調整部材14とを基体2に対して傾動作動させる傾動手段Bとにより構成している。
【0075】
設置体13は、基体2下部の枠体2上に架設状態に配設される平面視方形状の板状体で形成した構成としている。尚、本実施例では、設置体13を板状体で形成した構成としたが、駆動部3,回動軸4及び球面状ブレード5を設置し得るものであれば適宜採用しても良く、例えば、駆動部3,回動軸4及び球面状ブレード5を設置する部位に支承杆を配設して成る枠状体を前記設置体13として採用しても良い。
【0076】
具体的には、図4〜図6に示すように、設置体13上面部に原動機3を載置した構成としている。
【0077】
また、設置体13の下面部には、回動軸4を回動自在に支持する支持部材22を設け、この支持部材22で回動軸4を支持することで、回動軸4を先端部を基体2から所定長さ突出した状態で、設置体13に回動自在に配設した構成としている。
【0078】
具体的には、回動軸4は、図2に示すように、平面から見て前記複数の連結係合部9の形成方向に略合致する位置にあたる設置体13に設置した構成としている。
【0079】
言い替えれば、図6,図9に示すように、回動軸4の軸心線上に連結係部9と係合部10との連設部11が位置し得る設置体13部位に前記回動軸4を設置した構成としている。
【0080】
これにより、回動軸4の先端に連結した球面状ブレード5を前記連設部11を支点として水平回動し得るように構成している。
【0081】
また、図5,図6に示すように、設置体13の上面部所定位置には、設置体13の上面から原動機3の回動部3Aまでを被覆するカバー体23を設けた構成としている。
【0082】
そして、このカバー体23を設けた設置体13の上面部に貫通部(図示省略)を設けて、この貫通部を介して原動機3の回動部3Aと回動軸4とを動力伝達ベルト20によって連結した構成としている。
【0083】
設置体13は、連結調整部材14により基体2に対して傾動可能に連結した構成としている。
【0084】
即ち、連結調整部材14は、基体2の連結部8形成側と、この連結部8形成側と同じ側の設置体13の一側部とを連結することで、側面から見て基体2の一側部を支点として前記基体2に対して設置体13を傾動し得るように構成している。
【0085】
また、連結調整部材14は、連結調整部材14と基体2との連結部位が、側方から見て前記連結係合部9と前記係合部10との連設部11に略合致し得る位置に配されるように、前記設置体13と基体2とを連結した構成としている。
【0086】
これにより、設置体13は、側方から見て、回動軸4に連結した球面状ブレード5が描く球状の球心にあたる連結係合部9と係合部10との連設部11を支点として傾動することになり、よって、球面状ブレード5は、前記球心を支点に起伏回動することができる。
【0087】
連結調整部材14には、前記回動軸4に所定の曲率の球面状ブレード5を連結した際に、この球面状ブレード5が描く球状に沿う方向に前記球面状ブレード5を傾動し得るように前記設置体13を前記基体2に連結する第一連結部位15と、異なる曲率の球面状ブレード5を前記回動軸4に連結した際に、この異なる曲率の球面状ブレード5が描く球状に沿う方向に前記異なる曲率の球面状ブレード5を傾動し得るように前記設置体13を前記基体2に連結する第二連結部位16とを設け、前記回動軸4に連結する球面状ブレード5の曲率に応じて前記第一連結部位15若しくは前記第二連結部位16を選択し、この第一連結部位15若しくは第二連結部位16を介して前記設置体13を前記基体2に連結することで、前記回動軸4に連結した球面状ブレード5が描く球状の球心と前記連設部11を合致させ、この連設部11を支点として球面状ブレード5を起伏回動し得るように構成している。
【0088】
具体的には、連結調整部材14は、図4〜図6に示すように、側方から見て、設置体13に対して垂下方向に突出した第一連結板14Aを設けてこの第一連結板14Aの端部を前記第一連結部位15に設定し、また、設置体13に対して斜め上方に向けて突出する第二連結板14Bを設けてこの第二連結板14Bの端部を前記第二連結部位16に設定した構成としている。
【0089】
また、連結調整部材14は、設置体13の前記一側部に付設される付設板14Cの両端部に前記第一連結板14Aと前記第二連結板14Bとを夫々設けて形成した構成としている。
【0090】
また、第一連結板14Aの先端部には、連結ボルト26を挿通するための挿通孔27Aを形成して前記第一連結部位15とし、第二連結板14Bの先端部には、後述する連結ボルト26を挿通するための挿通孔27Bを形成して前記第二連結部位16としている。
【0091】
更に具体的には、本実施例では、平面視コ字状に連結調整部材14を形成し、この平面視コ字状に形成した連結調整部材14の開放部を外方に向けた状態で前記設置体13にボルトなどの固定手段により固定し、この連結調整部材14の両端部を、側方から見て垂下方向に突出する第一連結板14Aと水平方向よりもやや上方に且つ第一連結板14Aよりも長く突出する第二連結板14Bとにより形成した構成としている。
【0092】
一方、基体2の下部を構成する枠体2Aには、連結調整部材14を連結するための連結突出体25を設けた構成としている。
【0093】
即ち、この連結突出体25に第一連結板14A若しくは第二連結板14Bを連結することで基体2と連結調整部材14とを連結した構成としている。
【0094】
具体的には、この連結突出体25は、図4〜図6に示すように、基体2の下部を構成する枠体2Aに連結部8を介して左右二カ所に設けた構成としている。
【0095】
更に具体的には、連結突出体25は、平面視コ字状の板状体で形成し、この板状体の開口部が外方へ向く状態で前記枠体2Aに付設した構成としている。
【0096】
また、連結突出体25の基端側及び先端側には、第一連結板14A若しくは第二連結板14Bを前記連結突出体25に連結するための連結ボルト26を挿通するための挿通孔28を連通状態で設けた構成としている。
【0097】
この挿通孔28の形成位置は、側方から見て連結係合孔9と係合孔10との連設部11に略合致し得る位置に設定している。
【0098】
即ち、連結部8における連結係合部9の形成間隔と同じ間隔で、前記連結突出体25に前記挿通孔28を設けた構成としている。尚、本実施例では、連結突出体25の基端側と先端側との二カ所に挿通孔28を設けた構成としたが、この挿通孔28の数は必要に応じて適宜設計変更しても良い。
【0099】
これにより、例えば、曲率の大きい(即ち、径が小さい円形に切断し得る)球面状ブレード5を回動軸4に連結した際には、連結部8の基端側に設けた連結係合孔9と中心位置決め部材7の係合孔10とを係合杆18で連結すると共に、この連結係合孔9と係合孔10との連設部11に側方から見て略合致する位置に形成された連結突出体25の挿通孔28と第一連結板14Aの端部に設けた第一連結部位15となる挿通孔27とを連結することで、球面状ブレード5は、この球面状ブレード5が描く球状に沿う方向に水平回動及び起伏回動することができる(図11,図12参照)。
【0100】
第一連結部位15と第二連結部位16とは、設置体13に対する連結調整部材14の取り付け向きを変えることで、基体2(連結突出体25)に連結可能に配設し得るように構成している。
【0101】
即ち、本実施例では、設置体13に対する連結調整部材14の取り付け向きを180度逆さまに設定する度に、第一連結部位15若しくは第二連結部位16とを基体2に連結可能に配設し得るよいうに、前記連結調整部材14に第一連結部材15と第二連結部材16とを形成した構成としている。
【0102】
具体的には、設置体13を水平状態とした際に第一連結板14Aが垂下方向に向く状態で連結調整部材14を設置体13に付設した場合には、図4〜図6に示すように、連結部8の基端側に形成した連結係合孔9と中心位置決め部材7の係合孔10との連設部11に、側方から見て略合致し得る位置で第一連結部位15(挿通孔27A)と連結突出体25の基端部に形成した挿通孔28Aとを連結できるように構成している。
【0103】
一方、設置体13を水平状態とした際に連結調整部材14を設置体13に対して180度回転させて前記設置体13に連結し、第一連結板14Aが真上方向に向いた状態とした場合には、図7〜図9に示すように、第二連結板14Bは設置体13に対して斜め下方に突出し、連結部8の先端側に形成した連結係合孔9と中心位置決め部材7の係合孔10との連設部11に、側方から見て略合致し得る位置で第二連結部位16(挿通孔28B)と連結突出体25の先端部に形成した挿通孔28Bとを連結できるように構成している。
【0104】
設置体13は、傾動手段Bを所定操作することにより、基体2に対して傾動する構成としている。
【0105】
傾動手段Bとしては、操作部31を回動操作することにより全体長が伸縮可変する伸縮機構を採用している。
【0106】
具体的には、傾動手段Bは、図1,図5に示すように、内部に螺子溝を形成した螺子筒体32と、この螺子筒体32に螺入し頭部に操作部31を形成した螺子杆33とで構成し、螺子筒体32に螺子杆33を螺入した状態で、螺子筒体32の先端部(即ち、螺子杆33挿入側とは逆側)を設置体13に固定し、螺子杆33の上部(即ち、操作部31形成側)を基体2の上部所定位置に連結した構成としている。
【0107】
そして、操作部31を一方向に回動させることで螺子杆33を螺子筒体32内に螺入し、これにより、設置体13を引き上げてこの設置体13を上方に向けて傾動できるように構成している。
【0108】
一方、操作部31を他方向に回動させることで螺子杆33を螺子筒体32から突出させ、これにより、上方に向けて所定角度傾斜した設置体13を水平方向に向けて傾動できるように構成している。
【0109】
基体2の球面状ブレード5配設側には、この球面状ブレード5を被覆するカバー体34を設けた構成としている。
【0110】
具体的には、本実施例では、図1,図5,図6に示すように、球面状ブレード5を全体的に被覆し得る形状,大きさに形成した構成としている。
【0111】
更に具体的には、このカバー体34は、球面状ブレード5が路面6に対して最大限上方に傾斜した状態から、路面6を切り込む状態までを十分に覆い得る形状,大きさに形成した構成としている。
【0112】
尚、図中符号35は、切削により生じる切削粉などが外部に飛び散ることを防止ゴム体である。
【0113】
回動軸4と球面状ブレード5との連結部近傍には、図5,図6に示すように、路面6を切断する際に摩擦により加熱する球面状ブレード5を冷却するための冷却水を放出する放出ノズル37を設けた構成としている。
【0114】
これにより、球面状ブレード5で路面6を切断しても、摩擦により球面状ブレード5が過熱状態となることを防止することができる。
【0115】
尚、図中符号38は、冷却水を貯める貯水タンクである。
【0116】
また、基体2には、図1に示すように、前記握持部17と交差し、この基体2の側部に突没自在に配設された握持部36を設けた構成としている。この握持部36を設けることで、中心点Pに対する基体2の周回移動を従来に比してよりスムーズに行うことができる。
【0117】
即ち、基体2を周回移動させる際に、図2に示すように、握持部17を握持して中心点Pを中心として基体2を周回移動させることもできるが、この握持部17と、この握持部17に交差し基体2の側部に配設した握持部36とを握持することで、基体2を周回方向により押動(若しくは引動)し易くなり、よって、従来に比して非常にスムーズに基体2を水平回動させて路面6を円形に切断できることとなる。例えば、図2に示す、基体2の側部に配設された握持部36近傍の握持部17aを枠体2A内に没入させ、残る握持部17・36を押動すると、基体2を非常にスムーズに周方向に動かすことができる。
【0118】
次に、本実施例の作用について述べる。
【0119】
先ず、マンホールの蓋30の周囲を小さい径の円形に切断する場合について述べる。
【0120】
設置体13に連結調整部材14を、第一連結板14Aが垂下方向へ向く状態で付設し、この第一連結板14Aの第一連結部位15となる挿通孔27Aと、連結突出体25の基端側に形成した挿通孔28Aとを連結ボルト26により連結する。
【0121】
そして、回動軸4に曲率の大きい球面状ブレード5を連結する。
【0122】
この際、回動軸4に連結した球面状ブレード5が接地してしまわないように、予め回動軸4(即ち、設置体13)を傾動手段Bにより、上方に向けて傾斜させておく。
【0123】
マンホール上に中心位置決め部材7を敷設し、中心点Sを設定する。
【0124】
球面状ブレード5が描く球状の球心に位置する連結係合孔9と、中心位置決め部材7の係合孔10とを合致させ、操作部18Aを回動操作して螺子杆18Bを連結係合孔9に螺入して先端部を係合孔10内に挿入係止し、中心位置決め部材7と突片8A(連結部8)とを連結する。
【0125】
原動機3を可動して球面状ブレード5を回動させ、傾動手段Bの操作部31を操作して球面状ブレード5を水平方向に傾動して路面6に接地し、更に所定深さ切り込む。
【0126】
この際、回動軸4と球面状ブレード5との連結部近傍の放出ノズルからは冷却水が放出され、摩擦熱によって球面状ブレード5か過熱状態となることを防止する。
【0127】
中心位置決め部材7の係合孔10と突片8Aの連結係合孔9との連設部11を中心に、基体2を周回移動し、マンホールの蓋30の周囲の路面6を円形に切断する。
【0128】
この際、基体2のキャスター1は、四輪ともフリーな状態となっている。
【0129】
切断後は、傾動手段Bの操作部31を操作して球面状ブレード5を路面6から離脱させ、連結係合孔9と係合孔10との連結を解除して路面6の切断部位から基体2を移動する。
【0130】
次に、マンホールの蓋30の周囲を大きい径の円形に切断する場合について述べる。
【0131】
設置体13に連結調整部材14を、第一連結板14Aが真上方向に向く状態で付設し、第二連結板14Bの第二連結部位16となる挿通孔27Bと、連結突出体25の先端側に形成した挿通孔28Bとを連結ボルト26により連結する。
【0132】
その余は、径の小さい円形に切断する場合と同じである。
【0133】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【0134】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、基体に設けられ路面の中心点に配設される中心位置決め部材に前記基体を連結し得る連結部に、複数の球面状ブレードの各々の球心と合致し得る連結係合部を複数設け、この連結係合部と中心位置決め部材とを連結して成る連設部と側方から見て略合致し得る位置に球面状ブレードを傾動作動し得る傾動機構を設け、この傾動機構は前記連結係合部と中心位置決め部材との連設部位に応じて位置変更し得るように構成することで、駆動部等を基体に対してスライド移動させることなく、路面を異なる径で円形に切断することができる極めて実用性に秀れた画期的な路面切断装置となる。
【0135】
即ち、回動軸に異なる曲率の球面状ブレードを連結して異なる径で円形に路面を切断する際には、単に前記回動軸に取り付ける球面状ブレードの球心に略合致する連結係合部を選択し、この選択した連結係合部に中心位置決め部材の係合部を連結し、且つ、傾動機構を、前記連設部を支点に起伏回動し得るように傾動調整することで、従来のように、基体に対して例えば駆動部,回動軸及び球面状ブレードをスライド移動させるといった煩わし作業を要せずに、路面を異なる径で円形に簡単に切断することができる極めて実用性,作業性に秀れた画期的な路面切断装置となる。
【0136】
また、請求項2記載の発明においては、連結調整部材による設置体と基体との連結状態を変更調整することで、前記駆動部,回動軸及び球面状ブレード(設置体)を基体に対して移動させる事なく、前記連設部を支点に傾動することができる極めて実用性,作業性に秀れた画期的な路面切断装置となる。
【0137】
また、請求項3記載の発明においては、前記回動軸に連結する球面状ブレードの曲率に応じて前記第一連結部位若しくは前記第二連結部位を選択して基体に連結するだけで、回動軸に連結した球面状ブレードが描き得る球状に沿う方向に、連設部を支点として球面状ブレードを起伏回動することができる極めて実用性に秀れた画期的な路面切断装置となる。
【0138】
また、請求項4記載の発明においては、極めて簡単な操作で前記回動軸に連結した球面状ブレードが描く球状に沿う方向に球面状ブレードを起伏回動することができる極めて作業性に秀れた画期的な路面切断装置となる。
【0139】
また、請求項5記載の発明においては、路面に配設した中心位置決め部材の係合孔まで基体を移動し、前記中心位置決め部材の係合孔と連結部の連結係合孔とを合致させて連通状態とし、この連通状態となった連結係合孔と係合孔とに係止杆を挿入配設するだけの簡易な操作により、中心位置決め部材と基体とを連結することができる極めて作業性に秀れた画期的な路面切断装置となる。
【0140】
また、請求項6記載の発明においては、視認し易い足元で中心位置決め部材と連結部とを容易且つ確実に連結することができ、また、例えば、足元で中心位置決め部材と連結部とを連結若しくは取り外した後、立ち上がれば(体を起こせば)直ぐにまた握持部を握持して基体を移動でき、これにより、秀れた作業性を発揮することができる極めて実用的な路面切断装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の全体斜視図である。
【図2】本実施例の使用状態を示す説明平面図である。
【図3】本実施例の基体と中心位置決め部材との連設部を示す拡大説明斜視図である。
【図4】本実施例の回動軸に曲率の大きい球面状ブレードを取り付けた際の設置体と基体との連結状態を示す説明斜視図である。
【図5】本実施例の曲率の大きい球面状ブレードを上方に傾斜した状態を示す説明側断面図である。
【図6】本実施例の曲率の大きい球面状ブレードで路面を所定深さ切り込んだ状態を示す説明側断面図である。
【図7】本実施例の回動軸に曲率の小さい球面状ブレードを取り付けた際の設置体と基体との連結状態を示す説明斜視図である。
【図8】本実施例の曲率の小さい球面状ブレードを上方に傾斜した状態を示す説明側断面図である。
【図9】本実施例の曲率の小さい球面状ブレードで路面を所定深さ切り込んだ状態を示す説明側断面図である。
【図10】本実施例の連設部を中心とする基体の周回移動を示す説明平面図である。
【図11】本実施例の異なる曲率の球面状ブレードが描く球状を示す説明平面図である。
【図12】本実施例の異なる曲率の球面状ブレードが描く球状を示す説明側断面図である。
【符号の説明】
1 キャスター
2 基体
3 駆動部
4 回動軸
5 球面状ブレード
6 路面
7 中心位置決め部材
8 連結部
9 連結係合部
10 係合部
11 連設部
13 設置体
14 連結調整部材
15 第一連結部位
16 第二連結部位
17 握持部
18 係合杆
A 傾動機構
B 傾動手段
P 中心点

Claims (6)

  1. キャスターを有する基体に駆動部を設け、この駆動部の回動軸に球面状ブレードを連結し、この駆動部によって前記球面状ブレードを回転させて路面を所定深さ切り込みつつ前記基体を中心点を支点にして水平方向に周回移動することで前記路面を円形に切断し得る路面切断装置であって、前記基体に、前記路面の前記円形に切断する部位の前記中心点に配設する中心位置決め部材に連結し得る連結部を設け、この連結部には複数の連結係合部を形成し、この複数の連結係合部から選択した所定の連結係合部と前記中心位置決め部材の係合部とを連設することで、前記路面の中心点と合致する前記連結係合部と前記係合部との連設部を支点に前記基体を水平方向に周回移動し得るように構成すると共に、前記基体には、少なくとも前記駆動部,前記回動軸及び前記球面状ブレードを、前記連設部を支点に傾動する傾動機構を設けて前記球面状ブレードをこの球面状ブレードが描く球状に沿う方向に前記連設部を支点として起伏回動し得るように構成し、前記回動軸に異なる曲率の球面状ブレードを取り替え自在に構成し、前記連結部に設けた複数の連結係合部の位置は、この異なる曲率の球面状ブレードの球心位置に合致するように設定し、球面状ブレードを取り替える際、この球面状ブレードの球心にあたる部位の前記連結係合部を選択し、この連結係合部と前記係合部とを連結し、この連結係合部と前記係合部との連設部を支点に前記駆動部,回動軸及び球面状ブレードを基体に対して移動させることなく傾動調整し得るように前記傾動機構を構成したことを特徴とする路面切断装置。
  2. 少なくとも前記駆動部,前記回動軸及び前記球面状ブレードを設置する設置体と、この設置体を基体に対して傾動自在に連結する連結調整部材と、前記設置体と前記連結調整部材とを基体に対して傾動させる傾動手段とにより前記傾動機構を構成し、前記連結調整部材と基体との連結部位を、側方から見て前記連結係合部と前記中心係合部との連設部に略合致し得る位置に配設すると共に、前記回動軸をこの回動軸の軸心線上に前記連設部が位置し得る位置に設置することで、前記駆動部,前記回動軸及び前記球面状ブレードを前記連設部を支点として起伏回動し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載の路面切断装置。
  3. 前記連結調整部材には、前記回動軸に所定の曲率の球面状ブレードを連結した際に、この球面状ブレードが描く球状に沿う方向に前記球面状ブレードを傾動し得るように前記設置体を前記基体に連結する第一連結部位と、異なる曲率の球面状ブレードを前記回動軸に連結した際に、この異なる曲率の球面状ブレードが描く球状に沿う方向に前記異なる曲率の球面状ブレードを傾動し得るように前記設置体を前記基体に連結する第二連結部位とを設け、前記回動軸に連結する球面状ブレードの曲率に応じて前記第一連結部位若しくは前記第二連結部位を選択し、この第一連結部位若しくは第二連結部位を介して前記設置体を前記基体に連結することで、前記回動軸に連結した球面状ブレードが描く球状の球心と前記連設部を合致させ、この連設部を支点として球面状ブレードを起伏回動し得るように構成したことを特徴とする請求項2記載の路面切断装置。
  4. 前記第一連結部位と前記第二連結部位とは、前記設置体に対する前記連結調整部材の取り付け向きを変えることで選択し得るように構成したことを特徴とする請求項3記載の路面切断装置。
  5. 前記連結係合部を連結係合孔とし、前記係合部を係合孔としてこの連結係合孔と係合孔とを合致させ、この連結係合孔と係合孔に係合杆を配設することで、前記基体と前記中心位置決め部材とを連結したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の路面切断装置。
  6. 前記基体に、この基体を移動させる際に握持する握持部を設け、この握持部の下方に前記連結部を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の路面切断装置。
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