JP2004323203A - 荷物集配所 - Google Patents

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哲 横塚
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Abstract

【課題】交通の妨げにならない荷物集配所を提供する。
【解決手段】複数の区域の各々に設置され、第1顧客から依頼された荷物17を集配業者が第2顧客に配送するために使用される。各区域が人口密度の多い市街地であり、その市街地に第2顧客の住所が存在した場合、集配業者の作業員が荷物の積降しを行う際、コンパクトサブセンターの駐車スペース15に駐車するため、交通の妨げにならないにならない。コンパクトサブセンターでは、昇降機10が昇降床9を上昇又は下降するように昇降床9を制御することにより、集配業者の作業員は、荷おろしを行い、荷おろしされた荷物17を第2顧客の住所に台車により配送する。このため、コンパクトサブセンターによれば、車両運用費を削減できる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送り主(第1顧客)から依頼された荷物を届け先(第2顧客)に集配業者が配送するために使用される荷物集配所に関する。
【0002】
【従来の技術】
集配業者は、トラックを運用することにより、送り主(第1顧客)から依頼された荷物を届け先(第2顧客)に運送する。人口密度の多い市街地に第2顧客の住所が存在し、第2顧客の住所近辺の路上に集配業者がトラックを駐車し、路上で集配業者の作業員が荷物の積降しを行うとき、路上に駐車されたトラックは交通の妨げになる場合がある。
路上で集配業者の作業員が荷物の積降しを行うときの作業時間は、作業員の人数に反比例する。作業時間が許容駐車時間を超える場合、路上に駐車されたトラックは駐車違反になる。このため、路上に駐車されたトラックが駐車違反にならないように、集配業者は、路上で荷物の積降しを行うための作業員を多く雇う必要がある。作業員を多く雇う分、人件費が多くかかってしまう。
【0003】
集配、配送に関する従来の技術として、“物流設備”が特開平11−246047号公報(特許文献1)に記載されている。特許文献1に記載された物流設備は、荷捌き場と、待機用バースと、リフターと、トラック積載用の複数の移送台車とを備えたことを特徴としている。荷捌き場は、建物のトラック乗入れ階以外の階に構築されている。待機用バースは、この荷捌き場に対向して構築されている。リフターは、荷捌き場と待機用バースの中間位置にあって、トラック乗入れ階における入出庫バースと荷捌き場階とを昇降可能に移動する。トラック積載用の複数の移送台車は、このリフター上に積載され、荷捌き場階において、荷捌き場と待機用バース間とを往復移動可能にガイドされる。
【0004】
集配、配送に関する従来の技術として、“配送センター”が特開平7−25406号公報(特許文献2)に記載されている。特許文献2に記載された配送センターでは、多数のトラックが後部ドアを並べて駐車するプラットホームのトラック2台の中間位置に、プラットホームから垂直搬送装置用の昇降路を突出させて設けている。この昇降路の上部にチェーンブロック又はホイストを若干横行可能に設置する。このチェーンブロック又はホイストで荷物を所定階の床まで上げ、かつ、若干横行させて床面上に着面上に着床させて使用し、トラックの後部ドアと昇降路の出入口間を最短距離にしている。
【0005】
集配、配送に関する従来の技術として、“宅配ボックス併設式コンビニエンスストア”が特開2001−357453号公報(特許文献3)に記載されている。特許文献3に記載された宅配ボックス併設式コンビニエンスストアでは、それぞれ独立に開閉制御可能な扉を有する多数の収容室を有する宅配ボックスをコンビニエンスストアの敷地内に設置する。運送業者が宅配ボックスの所定の収容室に通信販売による配送商品を入庫する。購入者は、コンビニエンスストアに代金を支払って宅配ボックスから該当する配送商品を取り出す。コンビニエンスストアにおける購入者の支払情報は、コンビニエンスストアの端末から通信回線を通じてコンビニエンスストア用のオンラインコンピュータ決済システムに送信される。オンラインコンピュータ決済システムは、販売業者の口座への送金を実行する。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−246047号公報
【特許文献2】
特開平7−25406号公報
【特許文献3】
特開2001−357453号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、交通の妨げにならない荷物集配所を提供することにある。
本発明の他の目的は、車両運用費を削減できる荷物集配所を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、人件費を削減できる荷物集配所を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、作業時間を短縮することができる荷物集配所を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、作業スペースを有効に利用できる荷物集配所を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、運営するときの損失を低減することができる荷物集配所を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、集配業者の作業員に負担がかからない荷物集配所を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0009】
本発明の荷物集配所であるコンパクトサブセンター(3−j)は、複数の区域(7)の各々に設置され、第1顧客から依頼された荷物(17)を集配業者が第2顧客に配送するために使用される。本発明のコンパクトサブセンター(3−j)は、昇降床(9)と、昇降機(10)とを具備する。昇降床(9)は、コンパクトサブセンター(3−j)の床に設けられている。コンパクトサブセンター(3−j)の床の昇降床(9)以外の床部分には、荷物(17)を積降しするためのトラック(16)が駐車可能な駐車スペース(15)が設けられている。昇降機(10)は、昇降床(9)を上昇又は下降するように昇降床(9)を制御する。
区域(7)が人口密度の多い市街地であり、その市街地に第2顧客の住所が存在した場合、本発明のコンパクトサブセンター(3−j)では、集配業者(のトラック運転手)は、第2顧客の住所近辺の路上にトラック(16)を駐車しないで、コンパクトサブセンター(3−j)の駐車スペース(15)に駐車する。本発明のコンパクトサブセンター(3−j)によれば、集配業者の作業員が荷物の積降しを行う際、コンパクトサブセンター(3−j)の駐車スペース(15)に駐車するため、交通の妨げにならないにならない。
本発明のコンパクトサブセンター(3−j)では、昇降機(10)が昇降床(9)を上昇又は下降するように昇降床(9)を制御することにより、集配業者の作業員は、荷おろしを行い、荷おろしされた荷物(17)を第2顧客の住所に台車により配送する。このため、本発明のコンパクトサブセンター(3−j)によれば、トラック(16)を運用する車両運用費を削減できる。この車両運用費は、トラック(16)の購入費、トラック(16)に使用されるガソリン、トラック運転手の人件費を含む。
路上で集配業者の作業員が荷物の積降しを行うときの作業時間は、作業員の人数に反比例する。従来では、作業時間が許容駐車時間を超える場合、路上に駐車されたトラックは駐車違反になる。本発明のコンパクトサブセンター(3−j)によれば、路上に集配業者がトラック(16)を駐車しないため、駐車違反にならない。
従来では、路上に駐車されたトラックが駐車違反にならないように、集配業者は、路上で荷物の積降しを行うための作業員を多く雇う必要があるが、本発明のコンパクトサブセンター(3−j)によれば、駐車違反にならないため、従来に比べて、集配業者は、荷物(17)の積降しを行うための作業員を多く雇う必要がなく、作業員を雇う人件費を削減できる。
【0010】
本発明のコンパクトサブセンター(3−j)において、昇降機(10)は、以下のときに昇降床(9)を制御することが好ましい。
昇降機(10)は、トラック(16)が駐車スペース(15)に駐車し、駐車スペース(15)に駐車したトラック(16)に積まれた荷物(17)を集配業者の作業員が降ろして昇降床(9)に移動するときに、昇降床(9)を上昇して昇降床(9)の位置がトラック(16)の荷台と同じになるように、昇降床(9)を制御する。本発明のコンパクトサブセンター(3−j)によれば、集配業者の作業員は、トラック(16)に積まれた荷物(17)を水平移動して昇降床(9)に配置するため、従来に比べて、作業時間を短縮することができる。
昇降機(10)は、昇降床(9)に移動された荷物(17)を集配業者の作業員が第2顧客の住所に配達するときに、昇降床(9)を下降して昇降床(9)の位置が駐車スペース(15)と同じになるように、昇降床(9)を制御する。本発明のコンパクトサブセンター(3−j)によれば、集配業者の作業員が荷さばきを行って荷物(17)を第2顧客の住所に配達する際に、駐車スペース(15)と昇降床(9)とを含む作業スペースを有効に利用できる。
本発明のコンパクトサブセンター(3−j)によれば、昇降床(9)と昇降機(10)とにより荷物(17)を昇降することにより、フォークリフト、ゲート付車両で例示される特殊車両を使用する必要がなく、車両運用費を更に削減する。この車両運用費は、更に、特殊車両の購入費、特殊車両に使用されるガソリン、特殊車両を運転する運転手の人件費を含む。
【0011】
本発明のコンパクトサブセンター(3−j)において、昇降機(10)は、以下のときに昇降床(9)を制御することが好ましい。
昇降機(10)は、第1顧客から依頼された荷物(17)が駐車スペース(15)に置かれ、駐車スペース(15)に置かれた荷物(17)を集配業者の作業員が昇降床(9)に移動するときに、昇降床(9)を下降して昇降床(9)の位置が駐車スペース(15)と同じになるように、昇降床(9)を制御する。本発明のコンパクトサブセンター(3−j)によれば、トラック(16)が駐車スペース(15)に駐車する前に集配業者の作業員は予めに荷物(17)を昇降床(9)に移動することができ、駐車スペース(15)と昇降床(9)とを含む作業スペースを有効に利用できる。
昇降機(10)は、トラック(16)が駐車スペース(15)に駐車し、昇降床(9)に移動された荷物(17)を集配業者の作業員が、駐車スペース(15)に駐車したトラック(16)に積み込むときに、昇降床(9)を上昇して昇降床(9)の位置がトラック(16)の荷台と同じになるように、昇降床(9)を制御する。本発明のコンパクトサブセンター(3−j)によれば、集配業者の作業員は、昇降床(9)に置かれた荷物(17)を水平移動してトラック(16)に積み込むため、従来に比べて、作業時間を短縮することができる。
本発明のコンパクトサブセンター(3−j)によれば、昇降床(9)と昇降機(10)とにより荷物(17)を昇降することにより、フォークリフト、ゲート付車両で例示される特殊車両を使用する必要がなく、車両運用費を更に削減する。この車両運用費は、更に、特殊車両の購入費、特殊車両に使用されるガソリン、特殊車両を運転する運転手の人件費を含む。
【0012】
本発明のコンパクトサブセンター(3−j)は、その外壁の形成はプレハブ式で行われ、集配業者の作業員は、昇降床(9)と昇降機(10)とを用意すればよい。このため、本発明のコンパクトサブセンター(3−j)は、解体、再組立が容易であるという利点がある。
【0013】
本発明のコンパクトサブセンター(3−j)が適用される集配システムは、上記のコンパクトサブセンター(3−j)と、集配管理装置(21−i)とを具備する。
集配管理装置(21−i)は、データベース(38)と、収集部(31)と、選択部(32)と、利用数登録部(34)と、解体決定部(35)とを備えている。データベース(38)には、複数の区域(7)の各々に設置されたコンパクトサブセンター(3−j)の設置位置が格納されている。
収集部(31)は、第1顧客から依頼された荷物(17)を第2顧客に配送するための依頼情報を収集する。依頼情報は、第1顧客により荷物(17)の配送が依頼されたコンパクトサブセンター(3−j)の設置場所と、第2顧客の住所とを含む。
選択部(32)は、データベース(38)を参照して、複数の区域(7)の各々に設置されたコンパクトサブセンター(3−j)の中から、第2顧客の住所に最も近いコンパクトサブセンター(3−j)を選択する。
利用数登録部(34)は、第1顧客により荷物(17)の配送が依頼されたコンパクトサブセンター(3−j)の設置場所、第2顧客の住所に最も近いコンパクトサブセンター(3−j)の設置位置に対応付けて、コンパクトサブセンター(3−j)が利用された回数に応じた利用数(40)をデータベース(38)に格納する。
解体決定部(35)は、データベース(38)を参照して、複数の区域(7)の各々に設置されたコンパクトサブセンター(3−j)の中から、解体すべきコンパクトサブセンター(3−j)を利用数(40)に応じて決定する。
本発明のコンパクトサブセンター(3−j)が適用される集配システムでは、コンパクトサブセンター(3−j)の利益は、顧客(第1顧客、第2顧客)が利用する回数に比例する。利用の少ないコンパクトサブセンター(3−j)は、その利益が少ない。利用の少ないコンパクトサブセンター(3−j)を運営していても赤字になる可能性がある。本発明のコンパクトサブセンター(3−j)が適用される集配システムによれば、利用の少ないコンパクトサブセンター(3−j)を決定して解体することにより、コンパクトサブセンター(3−j)を運営するときの損失を低減することができる。
【0014】
本発明のコンパクトサブセンター(3−j)が適用される集配システムにおいて、解体決定部(35)は、設定時間が経過したときに、解体すべきコンパクトサブセンター(3−j)を決定することが好ましい。
【0015】
本発明のコンパクトサブセンター(3−j)が適用される集配システムは、上記のコンパクトサブセンターと、集配管理装置(21−i)とを具備する。
集配管理装置(21−i)は、データベース(38)と、収集部(31)と、選択部(32)と、利用数登録部(34)と、組立決定部(36)とを備えている。データベース(38)には、複数の区域(7)の各々に設置されたコンパクトサブセンター(3−j)の設置位置が格納されている。
収集部(31)は、第1顧客から依頼された荷物(17)を第2顧客に配送するための依頼情報を収集する。依頼情報は、第1顧客により荷物(17)の配送が依頼されたコンパクトサブセンター(3−j)の設置場所と、第2顧客の住所とを含む。
選択部(32)は、データベース(38)を参照して、複数の区域(7)の各々に設置されたコンパクトサブセンター(3−j)の中から、第2顧客の住所に最も近いコンパクトサブセンター(3−j)を選択する。
利用数登録部(34)は、第1顧客により荷物(17)の配送が依頼されたコンパクトサブセンター(3−j)の設置場所、第2顧客の住所に最も近いコンパクトサブセンター(3−j)の設置位置に対応付けて、コンパクトサブセンター(3−j)が利用された回数に応じた利用数(40)をデータベース(38)に格納する。
組立決定部(36)は、データベース(38)を参照して、新たに組立てるべきコンパクトサブセンター(3−j)を利用数(40)に応じて決定する。
本発明のコンパクトサブセンター(3−j)が適用される集配システムでは、コンパクトサブセンター(3−j)の利益は、顧客(第1顧客、第2顧客)が利用する回数に比例する。利用の多いコンパクトサブセンター(3−j)は、その利益が多いが、集配業者の作業員に負担がかかる可能性がある。本発明のコンパクトサブセンター(3−j)が適用される集配システムによれば、新たに組立てるべきコンパクトサブセンター(3−j)を決定して組立てることにより、集配業者の作業員に負担がかからない。
【0016】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照して、本発明の荷物集配所としてコンパクトサブセンターの実施の形態を以下に説明する。
【0017】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンターは、図1に示されるような集配システムにより利用される。この集配システムは、送り主(第1顧客)から依頼された荷物を届け先(第2顧客)に集配業者が配送するために使用される。
この集配システムは、大規模物流センター1、集配センター2、コンパクトサブセンター3を具備する。大規模物流センター1は、集配業者が集配センター2を管理するために使用され、集配センター2は、集配業者がコンパクトサブセンター3を管理するために使用される。集配業者の作業員は、大規模物流センター1で働く作業員(大規模物流センター1の作業員)と、集配センター2で働く作業員(集配センター2の作業員)と、コンパクトサブセンター3で働く作業員(コンパクトサブセンター3の作業員)とに分けられる。
【0018】
大規模物流センター1は、複数の区域4の各々に設置されている。区域4としては、例えば、国内で人口密度の多い都道府県、東京都東部、東京都西部、大阪府、…、が挙げられる。本実施例では、各区域4に設置された大規模物流センター1を大規模物流センター1−1、1−2、1−3と称する。大規模物流センター1−1と大規模物流センター1−2間、大規模物流センター1−2と大規模物流センター1−3間、大規模物流センター1−1と大規模物流センター1−3間で輸送される荷物は、トラックを運用することにより行われる。
【0019】
集配センター2は、各区域4内の複数の区域5の各々に設置されている。区域5としては、例えば、区域4内で人口密度の多い地区、東京23区、政令指定都市、…、が挙げられる。本実施例では、各区域5に設置された集配センター2を集配センター2−1、2−2、2−3と称する。大規模物流センター1−i(i=1、2、3)と集配センター2−1、2−2、2−3間で輸送される荷物は、トラックを運用することにより行われる。
【0020】
各区域5内には、複数の区域として複数の配送ルート6が設けられる。
コンパクトサブセンター3は、各配送ルート6内の複数の区域7の各々に設置されている。区域7としては、区域5内で人口密度の多い市街地が挙げられる。本実施例では、各配送ルート6内の複数の区域7の各々に設置されたコンパクトサブセンター3をコンパクトサブセンター3−1、3−2、3−3、…、3−n(nは正数)と称する。集配センター2−i(i=1、2、3)とコンパクトサブセンター3−j(j=1、2、3、…、n)間で輸送される荷物は、トラックを運用することにより行われ、そのトラックは、荷物を積降しするために、例えばコンパクトサブセンター3−1、3−2、3−3、…、3−nの順で配送ルート6を走行する。コンパクトサブセンター3−jの作業員が台車により荷物を配達する配達範囲(台車による配達範囲)は、市街地(区域7)に限られる。配達範囲が円形状で表される場合、配達範囲は、コンパクトサブセンター3−jが設置された位置を中心とする円の半径で200m〜300mである。コンパクトサブセンター3−jの作業員は、送り主である第1顧客が荷物の配達を依頼したときに、届け先である第2顧客の住所が配達範囲内に存在する場合、第1顧客により依頼された荷物の配達を受け付ける。
【0021】
第1顧客が依頼した荷物は、荷物の配送を依頼されたコンパクトサブセンター3−jの作業員によりトラックの後方からトラックの荷台に積まれる。本実施例では、トラックを4トントラックとする。荷物は、台車としてローラーボックスに収納された状態でトラックの荷台に積まれる。荷物には、伝票が添付され、その伝票には、送り主である第1顧客の住所、氏名、電話番号と、届け先である第2顧客の住所、氏名、電話番号とが記載されている。トラック運転手は、トラックを運用して、荷物の配送を依頼されたコンパクトサブセンター3−jから最も近い集配センター2−i(荷物の配送を依頼された集配センター2−i)に、第1顧客が依頼した荷物を運送する。
【0022】
荷物の配送を依頼された集配センター2−iと、荷物に添付された伝票に記載された第2顧客の住所に最も近い集配センター2−iとが同じであり、配送ルート6が同じである場合、1つのトラックを運用することにより、第1顧客が依頼した荷物は、荷物の配送を依頼されたコンパクトサブセンター3−jから、第2顧客の住所に最も近いコンパクトサブセンター3−jに運送される。
荷物の配送を依頼された集配センター2−iと、荷物に添付された伝票に記載された第2顧客の住所に最も近い集配センター2−iとが同じであり、配送ルート6が異なる場合、2つのトラックを運用することにより、第1顧客が依頼した荷物は、荷物の配送を依頼されたコンパクトサブセンター3−jから、第2顧客の住所に最も近いコンパクトサブセンター3−jに運送される。
荷物の配送を依頼された集配センター2−iと、荷物に添付された伝票に記載された第2顧客の住所に最も近い集配センター2−iとで区域4、5が異なる場合、区域4、5毎にトラックを運用することにより、第1顧客が依頼した荷物は、荷物の配送を依頼されたコンパクトサブセンター3−jから、第2顧客の住所に最も近いコンパクトサブセンター3−jに運送される。
トラックの荷台に積まれた荷物は、第2顧客の住所に最も近いコンパクトサブセンター3−jの作業員によりトラックの後方から降ろされる。
【0023】
図2(a)は、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jの構成を示す平面図であり、図2(b)は、図2(a)のX−X’断面図であり、図2(a)、(b)は、その構成のときに荷おろし・積み込み(積降し)が行われる場合を表す。
図3(a)は、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jの構成を示す平面図であり、図3(b)は、図3(a)のX−X’断面図であり、図3(a)、(b)は、その構成のときにラック下降が行われる場合を表す。
図4(a)は、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jの構成を示す平面図であり、図4(b)は、図4(a)のX−X’断面図であり、図4(a)、(b)は、その構成のときに荷さばき・配達が行われる場合を表す。
【0024】
集配システムは、更に、プラットホームユニット、昇降床ユニット、昇降機ユニットを具備する。図2、図3、図4に示されるように、プラットホームユニットは、複数のプラットホーム8を含み、昇降床ユニットは、複数の昇降床9を含む。複数のプラットホーム8の材質と複数の昇降床9の材質としては、コンクリート、木材等が例示され、最大積載用量を超えないことが好ましい。コンパクトサブセンター3−jは、解体、再組立可能であり、複数のプラットホーム8、複数の昇降床9の少なくとも1つは、コンパクトサブセンター3−jを組立てるときに使用される。図3に示されるように、昇降機ユニットは、複数の昇降機10を含む。
【0025】
図2(a)に示されるように、コンパクトサブセンター3−jを個別に土地に建てる場合、コンパクトサブセンター3−jの外壁の形成はプレハブ式により行われる。外壁のうちの側壁は、側壁部分11、12、13により構成され、側壁部分11、12、13と出入口14とによりスペースを形成する。このスペースは、トラックを駐車してコンパクトサブセンター3−jの作業員が荷おろし・積み込み(積降し)、荷さばき・配達を行うために使用される。スペースは、コンパクトサブセンター3−jの敷地面積に対応し、その敷地面積としては30坪程度である。側壁部分12、13の一端は、側壁部分11に直交し、側壁部分12と側壁部分13とは交わらない。出入口14は、側壁部分12の他端から側壁部分13の他端までに側壁部分11に平行して延びる部分を表す。
【0026】
図2(a)に示されるように、コンパクトサブセンター3−jの床には、トラック16が駐車可能な駐車スペース15が設けられている。
コンパクトサブセンター3−jの床の駐車スペース15以外の第1床部分には、プラットホームユニットに含まれる第1プラットホーム8と第2プラットホーム8とが設けられている。
第1プラットホーム8の第1辺と、第2プラットホーム8の第1辺とは隣接し、第1プラットホーム8の第1辺に直交する第2辺と、第2プラットホーム8の第1辺に直交する第2辺とは、側壁部分11に沿って設けられている。第1プラットホーム8の第2辺に平行な第3辺は、駐車スペース15側に露出される。第2プラットホーム8の第1辺に平行な第3辺は、側壁部分12に沿って設けられている。
【0027】
図2(b)に示されるように、第1プラットホーム8、第2プラットホーム8を含む複数のプラットホーム8の高さhは、駐車スペース15からトラック16の荷台までの高さと同じである。
【0028】
図3(b)に示されるように、コンパクトサブセンター3−jの床の駐車スペース15、第1プラットホーム8、第2プラットホーム8以外の第2床部分には、2つの昇降機10が設けられている。2つの昇降機10のうちの1つの昇降機10には、昇降床ユニットに含まれる第1昇降床9が設けられ、2つの昇降機10のうちの他の1つの昇降機10には、昇降床ユニットに含まれる第2昇降床9が設けられている。
第1昇降床9の第1辺と、第2昇降床9の第1辺とは隣接し、第1昇降床9の第1辺に直交する第2辺と、第2昇降床9の第1辺に直交する第2辺とは、側壁部分12に沿って設けられている。第1昇降床9の第1辺に平行な第3辺と第2プラットホーム8の第2辺に平行な第4辺とは隣接している。第1昇降床9の第2辺に平行な第4辺と、第2昇降床9の第2辺に平行な第4辺とは、駐車スペース15側に露出される。
【0029】
集配システムは、更に、図示しないレバーを具備し、レバーは、上記の第1昇降床9、第2昇降床9に接続される。
図3(b)に示されるように、コンパクトサブセンター3−jの作業員がレバーを用いて下降指示を行ったとき、昇降機10は、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を、第2床部分に対して垂直下方方向に下降するように、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を制御する。昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を下降したとき、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)の位置は、駐車スペース15と同じである。
コンパクトサブセンター3−jの作業員がレバーを用いて上昇指示を行ったとき、昇降機10は、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を、第2床部分に対して垂直上方方向に上昇するように、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を制御する。昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を上昇したとき、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)の位置は、プラットホーム8(第1プラットホーム8、第2プラットホーム8)の高さhと同じであり、トラック16の荷台と同じである。
【0030】
次に、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jに備えられた昇降機10の動作について説明する。昇降機10は、(1)トラック16により運送された荷物17(台車に収納された荷物17)を、コンパクトサブセンター3−jの作業員が降ろして(荷おろしを行って)荷さばきを行って第2顧客の住所に配達する場合、(2)第1顧客により依頼された荷物17をトラック16に積み込む場合、に使用される。
【0031】
まず、(1)の場合について説明する。
トラック16が駐車スペース15に駐車したときに、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)の位置が駐車スペース15と同じ場合、コンパクトサブセンター3−jの作業員は、レバーを用いて昇降機10に上昇指示を行う。このとき、図2に示されるように、昇降機10は、上昇指示に応じて、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を上昇して昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)の位置がトラック16の荷台と同じになるように{プラットホーム8(第1プラットホーム8、第2プラットホーム8)の高さhと同じになるように}、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を制御する。
図3に示されるように、コンパクトサブセンター3−jの作業員は、駐車スペース15に駐車したトラック16に積まれた荷物17を水平移動しながら、プラットホーム8(第1プラットホーム8、第2プラットホーム8)を介して、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)に移動する。
その後、コンパクトサブセンター3−jの作業員は、レバーを用いて昇降機10に下降指示を行う。このとき、図4に示されるように、昇降機10は、下降指示に応じて、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を下降して昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)の位置が駐車スペース15と同じになるように、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を制御する。コンパクトサブセンター3−jの作業員は、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)に移動された荷物17を駐車スペース15に移動し、荷さばきを行って第2顧客の住所に配達する。
【0032】
次に、(2)の場合について説明する。
昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)の位置がプラットホーム8(第1プラットホーム8、第2プラットホーム8)の高さhと同じ場合、第1顧客から依頼された荷物17は、駐車スペース15に置かれる。この場合、コンパクトサブセンター3−jの作業員は、レバーを用いて昇降機10に下降指示を行う。このとき、図4に示されるように、昇降機10は、下降指示に応じて、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を下降して昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)の位置が駐車スペース15と同じになるように、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を制御する。コンパクトサブセンター3−jの作業員は、駐車スペース15に置かれた荷物17を昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)に移動する。
その後、コンパクトサブセンター3−jの作業員は、レバーを用いて昇降機10に上昇指示を行う。このとき、図3に示されるように、昇降機10は、上昇指示に応じて、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を上昇して昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)の位置がトラック16の荷台と同じになるように{プラットホーム8(第1プラットホーム8、第2プラットホーム8)の高さhと同じになるように}、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を制御する。
コンパクトサブセンター3−jの作業員は、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)に移動された荷物17を水平移動しながら、プラットホーム8(第1プラットホーム8、第2プラットホーム8)を介して、トラック16の荷台に移動して積み込む。
【0033】
本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jでは、区域7が人口密度の多い市街地である。そのため、その市街地に第2顧客の住所が存在した場合、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jでは、集配業者(のトラック運転手)は、第2顧客の住所近辺の路上にトラック16を駐車しないで、コンパクトサブセンター3−jの駐車スペース15に駐車する。本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jによれば、(1)、(2)の場合、集配業者の作業員が荷物の積降しを行う際、コンパクトサブセンター3−jの駐車スペース15に駐車するため、交通の妨げにならないにならない。
【0034】
本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jでは、(1)の場合、集配業者の作業員は、上述のように昇降機10に上昇指示、下降指示を行って昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を上昇、下降させることにより、荷おろしを行い、荷おろしされた荷物17を第2顧客の住所に台車により配送する。このため、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jによれば、トラック16を運用する車両運用費を削減できる。この車両運用費は、トラック16の購入費、トラック16に使用されるガソリン、トラック運転手の人件費を含む。
【0035】
路上で集配業者の作業員が荷物の積降しを行うときの作業時間は、作業員の人数に反比例する。従来では、作業時間が許容駐車時間を超える場合、路上に駐車されたトラックは駐車違反になる。本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jによれば、(1)、(2)の場合、路上に集配業者がトラック16を駐車しないため、駐車違反にならない。
【0036】
従来では、路上に駐車されたトラックが駐車違反にならないように、集配業者は、路上で荷物の積降しを行うための作業員を多く雇う必要があるが、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jによれば、(1)、(2)の場合、駐車違反にならないため、従来に比べて、集配業者は、荷物17の積降しを行うための作業員を多く雇う必要がなく、作業員を雇う人件費を削減できる。
【0037】
本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jによれば、(1)の場合、集配業者の作業員は、トラック16に積まれた荷物17を水平移動して昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)に配置するため、従来に比べて、作業時間を短縮することができる。
【0038】
本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jによれば、(1)の場合、集配業者の作業員が荷さばきを行って荷物17を第2顧客の住所に配達する際に、駐車スペース15と昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)とを含む作業スペースを有効に利用できる。
【0039】
本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jによれば、(2)の場合、トラック16が駐車スペース15に駐車する前に集配業者の作業員は予めに荷物17を昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)に移動することができ、駐車スペース15と昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)とを含む作業スペースを有効に利用できる。
【0040】
本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jによれば、(2)の場合、集配業者の作業員は、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)に置かれた荷物17を水平移動してトラック16に積み込むため、従来に比べて、作業時間を短縮することができる。
【0041】
本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jによれば、(1)、(2)の場合、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)と昇降機10とにより荷物17を昇降することにより、フォークリフト、ゲート付車両で例示される特殊車両を使用する必要がなく、車両運用費を更に削減する。この車両運用費は、更に、特殊車両の購入費、特殊車両に使用されるガソリン、特殊車両を運転する運転手の人件費を含む。
【0042】
本発明のコンパクトサブセンター3−jは、その外壁の形成はプレハブ式で行われ、集配業者の作業員は、プラットホーム8(第1プラットホーム8、第2プラットホーム8)と昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)と昇降機10とを用意すればよい。このため、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jは、解体、再組立が容易であるという利点がある。
【0043】
図5に示されるように、集配システムは、更に、工事業者端末20、大規模物流センター端末21を具備する。
大規模物流センター端末21は、後述する制御装置、制御装置に接続された図示しない入力装置、制御装置に接続された図示しない表示装置を備えている。制御装置は、CPU(Central Processing Unit)を備えている。大規模物流センター端末21は、大規模物流センター1−1、1−2、1−3に設けられている。本実施例では、大規模物流センター1−1、1−2、1−3に設けられた大規模物流センター端末21を大規模物流センター端末21−1、21−2、21−3と称する。
工事業者端末20は、コンパクトサブセンター3−jの解体、組立を行う工事業者に属する。大規模物流センター端末21−1、21−2、21−3と工事業者端末20とは、ネットワーク24に接続されている。
【0044】
図6に示されるように、集配システムは、更に、集配センター端末22を具備する。
集配センター端末22は、図示しない制御装置、制御装置に接続された図示しない入力装置、制御装置に接続された図示しない表示装置を備えている。制御装置は、CPUを備えている。
集配センター端末22は、集配センター2−1、2−2、2−3に設けられている。本実施例では、集配センター2−1、2−2、2−3に設けられた集配センター端末22を集配センター端末22−1、22−2、22−3と称する。大規模物流センター端末21−i(i=1、2、3)と集配センター端末22−1、22−2、22−3とは、ネットワーク25に接続されている。
【0045】
図7に示されるように、集配システムは、更に、コンパクトサブセンター端末23を具備する。
コンパクトサブセンター端末23は、図示しない制御装置、制御装置に接続された図示しない入力装置、制御装置に接続された図示しない表示装置を備えている。制御装置は、CPUを備えている。
コンパクトサブセンター端末23は、コンパクトサブセンター3−1、3−2、3−3、…、3−nに設けられている。本実施例では、コンパクトサブセンター3−1、3−2、3−3、…、3−nに設けられたコンパクトサブセンター端末23をコンパクトサブセンター端末23−1、23−2、23−3、…、23−nと称する。集配センター端末22−i(i=1、2、3)とコンパクトサブセンター端末23−1、23−2、23−3、…、23−nとは、ネットワーク26に接続されている。
【0046】
図8は、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンターが適用される集配システムにおける大規模物流センター端末21−iの制御装置27の構成を示す。
大規模物流センター端末21−iの上記の制御装置である制御装置27は、上記のCPUであるCPU28の他に、更に、メモリ29を備えている。このメモリ29には、CPU28が実行するためのコンピュータプログラムである収集部31、選択部32、判定部33、利用数登録部34、解体決定部35、組立決定部36、通知部37が格納されている。各コンピュータプログラムの動作については後述する。
【0047】
メモリ29には、更に、配送データベース38が格納されている。図9は、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンターが適用される集配システムにおける大規模物流センター端末21−iの配送データベース38に格納されるデータを示す。
配送データベース38には、各区域5に設置された集配センター2−1、2−2、2−3の設置位置が格納されている。
配送データベース38には、更に、複数の配送ルート6が集配センター2−1、2−2、2−3の設置位置毎に格納されている。
配送データベース38には、更に、各区域7に設置されたコンパクトサブセンター3−1、3−2、…、3−nの設置位置と、利用数40とが配送ルート6毎に格納されている。利用数40は、顧客(第1顧客、第2顧客)によってコンパクトサブセンター3−1、3−2、…、3−nが利用される回数を表す。
【0048】
メモリ29には、更に、地図データベース39が格納されている。本実施例では、地図データベース39には、日本の住宅地図(図示しない)が地図データとして格納されている。
【0049】
本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンターが適用される集配システムの動作について説明する。この動作としては、利用数処理、解体処理、組立処理が挙げられる。
【0050】
図10は、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンターが適用される集配システムの動作である利用数処理を示すフローチャートである。
【0051】
まず、コンパクトサブセンター選択処理を行う(ステップS1)。
コンパクトサブセンター3−jの作業員は、第1顧客により荷物の配達を依頼されたときに、コンパクトサブセンター端末23−j(j=1、2、3、…、n)を用いて、依頼情報を作成する。依頼情報は、送り主である第1顧客により荷物17の配送が依頼されたコンパクトサブセンター3−jの設置場所と、送り主に関連する送主情報(第1顧客の住所、氏名、電話番号)と、届け先に関連する届先情報(第2顧客の住所、氏名、電話番号)と、第1顧客又は第2顧客による支払いを示す支払情報とを含む。依頼情報に含まれる送主情報、届先情報、支払情報の管理については周知であるため、その説明を省略する。コンパクトサブセンター端末23−jは、コンパクトサブセンター3−jの作業員の操作により、依頼情報を、集配センター端末22−iを介して大規模物流センター端末21−iに送信する。
大規模物流センター端末21−iの収集部31は、依頼情報を収集する。
大規模物流センター端末21−iの選択部32は、配送データベース38を参照して、各区域5の各配送ルート6の各区域7に設置されたコンパクトサブセンター3−1、3−2、…、3−nの中から、依頼情報に含まれる第1顧客の住所に最も近いコンパクトサブセンター3−jと、依頼情報に含まれる第2顧客の住所に最も近いコンパクトサブセンター3−jとを選択する。
【0052】
次に、配達範囲判定処理を行う(ステップS2)。
大規模物流センター端末21−iの判定部33は、地図データベース39を参照して、依頼情報に含まれる第2顧客の住所と、第2顧客の住所に最も近いコンパクトサブセンター3−jの設置位置との距離を算出する。判定部33は、算出された距離が、配達範囲を超えるか否か(第2顧客の住所に最も近いコンパクトサブセンター3−jから配達範囲までの距離を超えるか否か)を判定する。
【0053】
配達範囲判定処理(ステップS2)にて算出された距離が配達範囲を超えない場合、利用数登録処理を行う(ステップS3)。
大規模物流センター端末21−iの利用数登録部34は、依頼情報に含まれるコンパクトサブセンター3−jの設置位置、第2顧客の住所に最も近いコンパクトサブセンター3−jの設置位置に対応付けて、利用数40を配送データベース38に格納する。すなわち、利用数登録部34は、配送データベース38を参照して、依頼情報に含まれるコンパクトサブセンター3−jの設置位置(第1顧客により荷物17の配送が依頼されたコンパクトサブセンター3−jの設置位置)に対応付けられた利用数40に1をインクリメントする。同時に、利用数登録部34は、配送データベース38を参照して、第2顧客の住所に最も近いコンパクトサブセンター3−jの設置位置に対応付けられた利用数40に1をインクリメントする。
【0054】
次に、手配要求処理を行う(ステップS4)。
大規模物流センター端末21−iの通知部37は、第2顧客の住所に最も近い集配センター2−iに手配要求情報を送信して、第2顧客の住所に最も近い集配センター2−iの作業員に通知する。手配要求情報は、依頼情報と、第2顧客の住所に最も近いコンパクトサブセンター3−jの設置位置とを含む。この手配要求情報は、第2顧客の住所に最も近いコンパクトサブセンター3−jが設置された区域7に含まれる配送ルート6を走行するトラック16を、第2顧客の住所に最も近い集配センター2−iの作業員が手配するための情報である。
【0055】
一方、配達範囲判定処理(ステップS2)にて算出された距離が配達範囲を超える場合、大規模物流センター端末21−iの通知部37は、依頼情報を他の大規模物流センター端末21−iに送信し、他の大規模物流センター端末21−iは、上記のステップS1〜S4を実行する。大規模物流センター端末21−iが大規模物流センター端末21−1、21−2、21−3である場合、他の大規模物流センター端末21−iは大規模物流センター端末21−2、21−3、21−1である。
【0056】
図11は、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンターが適用される集配システムの動作である解体処理を示すフローチャートである。
【0057】
まず、設定時間が経過したときに(ステップS11−YES)、コンパクトサブセンター解体決定処理を行う(ステップS12)。
大規模物流センター端末21−iの解体決定部35は、配送データベース38を参照して、各区域5の各配送ルート6の各区域7に設置されたコンパクトサブセンター3−1、3−2、…、3−nの中から、解体すべきコンパクトサブセンター3−jを利用数40に応じて決定する。解体決定部35は、配送データベース38を参照して、解体すべきコンパクトサブセンター3−jの設置位置を含む解体要求情報を生成する。大規模物流センター端末21−iの通知部37は、解体要求情報を上記の工事業者端末20に送信する。
【0058】
次に、コンパクトサブセンター解体通知処理を行う(ステップS13)。
工事業者が、工事業者端末20を用いて、解体すべきコンパクトサブセンター3−jの解体を承諾したことを表す解体承諾情報を、解体要求情報の返答として、大規模物流センター端末21−iに送信する。大規模物流センター端末21−iの収集部31が解体承諾情報を収集(受信)したとき、解体決定部35は、解体すべきコンパクトサブセンター3−jの設置位置と、その設置位置に対応付けられた利用数40とを配送データベース38から消去する。大規模物流センター端末21−iの通知部37は、各大規模物流センター端末21−i(他の大規模物流センター端末21−i)、各集配センター端末22−i、各コンパクトサブセンター端末23−jに、解体すべきコンパクトサブセンター3−jが解体されることを作業員に通知するためのコンパクトサブセンター解体通知を送信する。
【0059】
本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jが適用される集配システムでは、コンパクトサブセンター3−jの利益は、顧客(第1顧客、第2顧客)が利用する回数に比例する。利用の少ないコンパクトサブセンター3−jは、その利益が少ない。利用の少ないコンパクトサブセンター3−jを運営していても赤字になる可能性がある。本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jが適用される集配システムによれば、利用の少ないコンパクトサブセンター3−j(解体すべきコンパクトサブセンター3−j)を決定して解体することにより、コンパクトサブセンター3−jを運営するときの損失を低減することができる。
【0060】
図12は、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンターが適用される集配システムの動作である組立処理を示すフローチャートである。
【0061】
まず、コンパクトサブセンター組立決定処理を行う(ステップS21)。
大規模物流センター端末21−iの組立決定部36は、定期的に、配送データベース38を参照して、新たに組立てるべきコンパクトサブセンター3−jを利用数40に応じて決定する。例えば、配送データベース38に格納されたコンパクトサブセンターのうちの1つのコンパクトサブセンター3−nに対応付けられた利用数40が最も高い場合、組立決定部36は、そのコンパクトサブセンター3−nの他に、新たに組立てるべきコンパクトサブセンター3−jとしてコンパクトサブセンター3−(n+1)を決定する。
組立決定部36は、配送データベース38を参照して、コンパクトサブセンター3−(n+1)を組立てるための組立要求情報を生成する。大規模物流センター端末21−iの通知部37は、組立要求情報を上記の工事業者端末20に送信する。
【0062】
次に、コンパクトサブセンター組立通知処理を行う(ステップS22)。
工事業者が、工事業者端末20を用いて、コンパクトサブセンター3−(n+1)の組立てを承諾したことを表す組立承諾情報を、組立要求情報の返答として、大規模物流センター端末21−iに送信する。その後、工事業者がコンパクトサブセンター3−(n+1)を組立てた後、コンパクトサブセンター3−(n+1)の組立てを完了したことを表す組立完了情報を大規模物流センター端末21−iに送信する。組立完了情報には、コンパクトサブセンター3−(n+1)の設置位置が含まれる。大規模物流センター端末21−iの収集部31が組立完了情報を収集(受信)したとき、組立決定部36は、コンパクトサブセンター3−(n+1)の設置位置と利用数40(この場合、利用数40は“0”を表す)とを対応付けて配送データベース38に格納する。大規模物流センター端末21−iの通知部37は、各大規模物流センター端末21−i(他の大規模物流センター端末21−i)、各集配センター端末22−i、各コンパクトサブセンター端末23−jに、新たに組立てたコンパクトサブセンター3−(n+1)の設置位置を作業員に通知するためのコンパクトサブセンター組立通知を送信する。
【0063】
本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jが適用される集配システムでは、コンパクトサブセンター3−jの利益は、上述のように、顧客(第1顧客、第2顧客)が利用する回数に比例する。利用の多いコンパクトサブセンター3−jは、その利益が多いが、集配業者の作業員に負担がかかる可能性がある。本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jが適用される集配システムによれば、新たに組立てるべきコンパクトサブセンター3−j{コンパクトサブセンター3−(n+1)}を決定して組立てることにより、集配業者の作業員に負担がかからない。
【0064】
(第2実施形態)
本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jでは、その床の第1床部分に第1プラットホーム8と第2プラットホーム8とが設けられているが、これに限定されない。本発明の第2実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jとして、第1プラットホーム8と第2プラットホーム8とに代えて、その床の第1床部分に第1昇降床9と第2昇降床9とを設けることもできる。本発明の第2実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jとして、第1プラットホーム8と第2プラットホーム8とを設けず、第1床部分に第1昇降床9と第2昇降床9とを設ける場合について以下に説明する。この場合、集配業者の作業員は、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)と昇降機10とを用意すればよい。このため、本発明の第2実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jは、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jに比べて、解体、再組立が更に容易である。なお、本発明の第2実施形態に係るコンパクトサブセンター3−j、そのコンパクトサブセンター3−jが適用された集配システムにおいて、第1実施形態と同じ構成要素、第1実施形態と同じ動作についての説明を省略する。
【0065】
図13(a)は、本発明の第2実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jの構成を示す平面図であり、図13(b)は、図13(a)のX−X’断面図であり、図13(a)、(b)は、その他の構成のときに荷おろし・積み込み(積降し)が行われる場合を表す。
図14(a)は、本発明の第2実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jの構成を示す平面図であり、図14(b)は、図14(a)のX−X’断面図であり、図14(a)、(b)は、その他の構成のときにラック下降が行われる場合を表す。
図15(a)は、本発明の第2実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jの構成を示す平面図であり、図15(b)は、図15(a)のX−X’断面図であり、図15(a)、(b)は、その他の構成のときに荷さばき・配達が行われる場合を表す。
【0066】
図13(a)に示されるように、コンパクトサブセンター3−jの床の駐車スペース15以外の第1床部分には、2つの昇降機10が設けられている。2つの昇降機10のうちの1つの昇降機10には、昇降床ユニットに含まれる第1昇降床9が設けられ、2つの昇降機10のうちの他の1つの昇降機10には、昇降床ユニットに含まれる第2昇降床9が設けられている。
第1昇降床9の第1辺と、第2昇降床9の第1辺とは隣接し、第1昇降床9の第1辺に直交する第2辺と、第2昇降床9の第1辺に直交する第2辺とは、側壁部分11に沿って設けられている。第2昇降床9の第1辺に平行な第3辺は、側壁部分12に沿って設けられている。第1昇降床9の第2辺に平行な第3辺と、第2昇降床9の第2辺に平行な第4辺は、駐車スペース15側に露出される。
【0067】
図14(b)に示されるように、集配業者の作業員がレバーを用いて下降指示を行ったとき、昇降機10は、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を、第1床部分に対して垂直下方方向に下降するように、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を制御する。昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を下降したとき、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)の位置は、駐車スペース15と同じである。
集配業者の作業員がレバーを用いて上昇指示を行ったとき、昇降機10は、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を、第1床部分に対して垂直上方方向に上昇するように、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を制御する。昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)を上昇したとき、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)の位置は、トラック16の荷台と同じである。
【0068】
以上の説明により、本発明の第2実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jによれば、集配業者の作業員は、昇降床9(第1昇降床9、第2昇降床9)と昇降機10とを用意すればよい。このため、本発明の第2実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jは、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jに比べて、解体、再組立が更に容易である。
【0069】
【発明の効果】
本発明のコンパクトサブセンター3−jによれば、(1)、(2)の場合、集配業者の作業員が荷物の積降しを行う際、コンパクトサブセンター3−jの駐車スペース15に駐車するため、交通の妨げにならないにならない。本発明のコンパクトサブセンター3−jによれば、(1)、(2)の場合、路上に集配業者がトラック16を駐車しないため、駐車違反にならない。
【0070】
本発明のコンパクトサブセンター3−jによれば、(1)の場合、集配業者の作業員は、荷おろしを行い、荷おろしされた荷物17を第2顧客の住所に台車により配送するため、トラック16を運用する車両運用費(トラック16の購入費、トラック16に使用されるガソリン、トラック運転手の人件費を含む)を削減できる。本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンター3−jによれば、(1)、(2)の場合、昇降床9と昇降機10とにより荷物17を昇降することにより、フォークリフト、ゲート付車両で例示される特殊車両を使用する必要がなく、車両運用費(更に、特殊車両の購入費、特殊車両に使用されるガソリン、特殊車両を運転する運転手の人件費を含む)を更に削減する。
【0071】
本発明のコンパクトサブセンター3−jによれば、(1)、(2)の場合、駐車違反にならないため、従来に比べて、集配業者は、荷物17の積降しを行うための作業員を多く雇う必要がなく、作業員を雇う人件費を削減できる。
【0072】
本発明のコンパクトサブセンター3−jによれば、(1)の場合、集配業者の作業員は、トラック16に積まれた荷物17を水平移動して昇降床9に配置するため、従来に比べて、作業時間を短縮することができる。本発明のコンパクトサブセンター3−jによれば、(2)の場合、集配業者の作業員は、昇降床9に置かれた荷物17を水平移動してトラック16に積み込むため、従来に比べて、作業時間を短縮することができる。
【0073】
本発明のコンパクトサブセンター3−jによれば、(1)の場合、集配業者の作業員が荷さばきを行って荷物17を第2顧客の住所に配達する際に、駐車スペース15と昇降床9とを含む作業スペースを有効に利用できる。本発明のコンパクトサブセンター3−jによれば、(2)の場合、トラック16が駐車スペース15に駐車する前に集配業者の作業員は予めに荷物17を昇降床9に移動することができ、駐車スペース15と昇降床9とを含む作業スペースを有効に利用できる。
【0074】
本発明のコンパクトサブセンター3−jが適用される集配システムによれば、利用の少ないコンパクトサブセンター3−j(解体すべきコンパクトサブセンター3−j)を決定して解体することにより、コンパクトサブセンター3−jを運営するときの損失を低減することができる。
【0075】
本発明のコンパクトサブセンター3−jが適用される集配システムによれば、新たに組立てるべきコンパクトサブセンター3−j{コンパクトサブセンター3−(n+1)}を決定して組立てることにより、集配業者の作業員に負担がかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンターが適用される集配システムの概念を示す。
【図2】図2(a)は、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンターの構成を示す平面図であり、図2(b)は、図2(a)のX−X’断面図であり、図2(a)、(b)は、その構成のときに荷おろし・積み込み(積降し)が行われる場合を表す。
【図3】図3(a)は、本発明のコンパクトサブセンターの構成を示す平面図であり、図3(b)は、図3(a)のX−X’断面図であり、図3(a)、(b)は、その構成のときにラック下降が行われる場合を表す。
【図4】図4(a)は、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンターの構成を示す平面図であり、図4(b)は、図4(a)のX−X’断面図であり、図4(a)、(b)は、その構成のときに荷さばき・配達が行われる場合を表す。
【図5】図5は、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンターが適用される集配システムの概念を示す。
【図6】図6は、本発明のコンパクトサブセンターが適用される集配システムの概念を示す。
【図7】図7は、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンターが適用される集配システムの概念を示す。
【図8】図8は、本発明のコンパクトサブセンターが適用される集配システムにおける大規模物流センター端末の制御装置の構成を示す。
【図9】図9は、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンターが適用される集配システムにおける大規模物流センター端末の配送データベースに格納されるデータを示す。
【図10】図10は、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンターが適用される集配システムの動作である利用数処理を示すフローチャートである。
【図11】図11は、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンターが適用される集配システムの動作である解体処理を示すフローチャートである。
【図12】図12は、本発明の第1実施形態に係るコンパクトサブセンターが適用される集配システムの動作である組立処理を示すフローチャートである。
【図13】図13(a)は、本発明の第2実施形態に係るコンパクトサブセンターの他の構成を示す平面図であり、図13(b)は、図13(a)のX−X’断面図であり、図13(a)、(b)は、その他の構成のときに荷おろし・積み込み(積降し)が行われる場合を表す。
【図14】図14(a)は、本発明の第2実施形態に係るコンパクトサブセンターの他の構成を示す平面図であり、図14(b)は、図14(a)のX−X’断面図であり、図14(a)、(b)は、その他の構成のときにラック下降が行われる場合を表す。
【図15】図15(a)は、本発明の第2実施形態に係るコンパクトサブセンターの他の構成を示す平面図であり、図15(b)は、図15(a)のX−X’断面図であり、図15(a)、(b)は、その他の構成のときに荷さばき・配達が行われる場合を表す。
【符号の説明】
1、1−1、1−2、1−3 大規模物流センター
2、2−1、2−2、2−3 集配センター
3、3−1、3−2、3−3、…、3−n コンパクトサブセンター
4、5、7 区域
6 配送ルート
8 プラットホーム
9 昇降床
10 昇降機
11、12、13 側壁部分
14 出入口
15 駐車スペース
16 トラック
17 荷物
20 工事業者端末
21、21−1、21−2、21−3 大規模物流センター端末
22、22−1、22−2、22−3 集配センター端末
23、23−1、23−2、23−3、…、23−n コンパクトサブセンター端末
24、25、26 ネットワーク
27 制御装置
28 CPU
29 メモリ
31 収集部
32 選択部
33 判定部
34 利用数登録部
35 解体決定部
36 組立決定部
37 通知部
38 配送データベース
39 地図データベース
40 利用数

Claims (7)

  1. 複数の区域の各々に設置され、第1顧客から依頼された荷物を集配業者が第2顧客に配送するために使用される荷物集配所であって、
    前記荷物集配所の床に設けられた昇降床と、前記荷物集配所の床の前記昇降床以外の床部分には、前記荷物を積降しするためのトラックが駐車可能な駐車スペースが設けられ、
    前記昇降床を上昇又は下降するように前記昇降床を制御する昇降機と
    を具備する荷物集配所。
  2. 請求項1に記載された荷物集配所において、
    前記昇降機は、
    前記トラックが前記駐車スペースに駐車し、前記駐車したトラックに積まれた前記荷物を前記集配業者の作業員が前記昇降床に移動するときに、前記昇降床を上昇するように前記昇降床を制御し、
    前記昇降床に移動された前記荷物を前記集配業者の作業員が前記第2顧客の住所に配達するときに、前記昇降床を下降するように前記昇降床を制御する
    荷物集配所。
  3. 請求項1に記載された荷物集配所において、
    前記昇降機は、
    前記第1顧客から依頼された前記荷物が前記駐車スペースに置かれ、前記駐車スペースに置かれた前記荷物を前記集配業者の作業員が前記昇降床に移動するときに、前記昇降床を下降するように前記昇降床を制御し、
    前記トラックが前記駐車スペースに駐車し、前記昇降床に移動された前記荷物を前記集配業者の作業員が前記駐車したトラックに積み込むときに、前記昇降床を上昇するように前記昇降床を制御する
    荷物集配所。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載された荷物集配所は、解体、再組立可能である
    荷物集配所。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載された荷物集配所と、
    集配管理装置とを具備し、
    前記集配管理装置は、
    前記複数の区域の各々に設置された前記荷物集配所の設置位置が格納されたデータベースと、
    前記第1顧客から依頼された前記荷物を前記第2顧客に配送するための依頼情報を収集する収集部と、前記依頼情報は前記第1顧客により前記荷物の配送が依頼された前記荷物集配所の設置場所と第2顧客の住所とを含み、
    前記データベースを参照して、前記複数の区域の各々に設置された前記荷物集配所の中から、前記第2顧客の住所に最も近い荷物集配所を選択する選択部と、
    前記依頼された荷物集配所の設置場所、前記第2顧客の住所に最も近い荷物集配所の設置位置に対応付けて、前記荷物集配所が利用された回数に応じた利用数をデータベースに格納する利用数登録部と、
    前記データベースを参照して、前記複数の区域の各々に設置された前記荷物集配所の中から、解体すべき荷物集配所を前記利用数に応じて決定する解体決定部とを備えた
    集配システム。
  6. 請求項5に記載された集配システムにおいて、
    前記解体決定部は、設定時間が経過したときに、前記解体すべき荷物集配所を決定する
    集配システム。
  7. 請求項1〜4のいずれか一項に記載された荷物集配所と、
    集配管理装置とを具備し、
    前記集配管理装置は、
    前記複数の区域の各々に設置された前記荷物集配所の設置位置が格納されたデータベースと、
    前記第1顧客から依頼された前記荷物を前記第2顧客に配送するための依頼情報を収集する収集部と、前記依頼情報は前記第1顧客により前記荷物の配送が依頼された前記荷物集配所の設置場所と第2顧客の住所とを含み、
    前記データベースを参照して、前記複数の区域の各々に設置された前記荷物集配所の中から、前記第2顧客の住所に最も近い荷物集配所を選択する選択部と、
    前記依頼された荷物集配所の設置場所、前記第2顧客の住所に最も近い荷物集配所の設置位置に対応付けて、前記荷物集配所が利用された回数に応じた利用数をデータベースに格納する利用数登録部と、
    前記データベースを参照して、新たに組立てるべき前記荷物集配所を前記利用数に応じて決定する組立決定部とを備えた
    集配システム。
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