JP2004322657A - 画像形成方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
電子写真複写機やレーザプリンタにおける感光体の感光特性や、高電圧発生装置に関する問題点、インクジェット方式プリンタの画像形成速度や、孔版印刷装置における煩雑さや解像力の問題点の解決。
【解決手段】
画像形成装置において、移動するフィルム状の顕色剤担持体に熱溶融性の顕色剤を供給する顕色剤供給手段と、上記顕色剤担持体の、顕色剤が供給される顕色剤受領部の裏面側から画像信号に応じた熱像を与え、この熱像に対応した顕色剤画像を顕色剤担持体に仮固着する顕色剤画像仮固着手段と、上記顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像を記録材に熱溶着する熱溶着転写手段とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱溶融性の顕色剤を用いる画像形成方法及びその装置に関する。
感光性像担持体を使用する画像形成装置としては、電子写真複写機やレーザプリンタが知られており、感光性像担持体を使用しない画像形成装置としては、インクジェット方式プリンタや孔版印刷装置の他に、耐熱光透過性シートの一方の面にトナーを均一に付着させてトナー層を形成し、このトナー層を介して耐熱光透過性シートに記録紙を重ね、耐熱光透過性シートの他方の面から原稿画像に応じた光ビームを照射してトナーを昇温溶融させて記録紙に熱転写する熱転写画像形成装置(特開昭64−69357号公報)、または周面にトナー層を形成したローラに記録紙を接触させ、この記録紙の裏面から発熱ヘッドにより原稿画像に応じた熱像を与えて記録紙にトナー像を熱転写する熱転写画像形成装置(特開平7−314746号公報)が知られている。
感光性像担持体を使用する画像形成装置には、感光体ドラム、感光体ベルトまたは感光性シート、および帯電、転写、除電手段に必要な高電圧発生装置が用いられている。
特開昭64−69357号公報 特開平7−314746号公報
静電潜像を形成するための感光体を具備する電子写真複写機やレーザプリンタには、感光体の感光特性が経時的に劣化あるいわ変化する問題点やコロナ放電を生ぜしめる高電圧発生装置によるオゾン発生の問題点がある。
インクジェット方式プリンタには、画像形成の高速性に問題点が、そして孔版印刷装置にあっては、マスタを製版しなければならない煩雑さや解像力に問題がある。
前記各公報に開示されたトナー像を記録紙に熱転写する熱転写画像形成装置では、記録紙にトナーを溶融転写させるに十分な高い熱エネルギーを有する光ビームまたは発熱ヘッドを必要とする。
請求項1記載の発明は、画像形成方法において、フィルム状の顕色剤担持体に熱溶融性の顕色剤を供給する顕色剤供給工程と、上記顕色剤担持体の、顕色剤が供給される顕色剤受領部の裏面側から画像信号に応じた熱像を与え、この熱像に対応した顕色剤画像を顕色剤担持体に仮固着する顕色剤画像仮固着工程と、上記顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像を記録材に熱溶着する熱溶着転写工程とを含む。
請求項2記載の発明は、画像形成方法において、フィルム状の顕色剤担持体に熱溶融性の顕色剤を供給する顕色剤供給工程と、上記顕色剤担持体の、顕色剤が供給される顕色剤受領部の裏面側から画像信号に応じた熱像を与え、この熱像に対応した顕色剤画像を顕色剤担持体に仮固着する顕色剤画像仮固着工程と、上記顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像以外の顕色剤を上記顕色剤担持体から除去する顕色剤除去工程と、上記顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像を記録材に転写して熱溶着する熱溶着転写工程とを含む。
請求項3記載の発明は、画像形成方法において、フィルム状の顕色剤担持体に熱溶融性の顕色剤を供給する顕色剤供給工程と、上記顕色剤担持体の、顕色剤が供給される顕色剤受領部の裏面側から画像信号に応じた熱像を与え、この熱像に対応した顕色剤画像を顕色剤担持体に仮固着する顕色剤画像仮固着工程と、上記顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像を該顕色剤担持体に熱溶着する熱溶着転写工程とを含む。
請求項4記載の発明は、画像形成方法において、フィルム状の顕色剤担持体に熱溶融性の顕色剤を供給する顕色剤供給工程と、上記顕色剤担持体の、顕色剤が供給される顕色剤受領部の裏面側から画像信号に応じた熱像を与え、この熱像に対応した顕色剤画像を顕色剤担持体に仮固着する顕色剤画像仮固着工程と、上記顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像以外の顕色剤を上記顕色剤担持体から除去する顕色剤除去工程と、上記顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像を該顕色剤担持体に熱溶着する熱溶着転写工程とを含む。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一つに記載の画像形成方法において、上記顕色剤画像仮固着工程が上記顕色剤担持体を走査するレーザー光走査手段を含む。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一つに記載の画像形成方法において、上記顕色剤画像仮固着工程が上記顕色剤担持体を走査するサーマルヘッドを含む。
請求項7記載の発明は、請求項3又は4記載の画像形成方法において、上記顕色剤担持体は記録材である。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7の何れか一つに記載の画像形成方法において、上記顕色剤が、加熱されることにより表面が粘性を帯びる熱帯粘性剤である。
請求項9記載の発明は、画像形成装置において、移動可能なフィルム状の顕色剤担持体と、上記顕色剤担持体に熱溶融性の顕色剤を供給する顕色剤供給手段と、上記顕色剤担持体の、顕色剤が供給される顕色剤受領部の裏面側から画像信号に応じた熱像を与え、この熱像に対応した顕色剤画像を顕色剤担持体に仮固着する顕色剤画像仮固着手段と、上記顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像を記録材に熱溶着する熱溶着転写手段とを具備する。
請求項10記載の発明は、画像形成装置において、移動可能なフィルム状の顕色剤担持体と、上記顕色剤担持体に熱溶融性の顕色剤を供給する顕色剤供給手段と、上記顕色剤担持体の、顕色剤が供給される顕色剤受領部の裏面側から画像信号に応じた熱像を与え、この熱像に対応した顕色剤画像を顕色剤担持体に仮固着する顕色剤画像仮固着手段と、上記顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像以外の顕色剤を上記顕色剤担持体から除去する顕色剤除去手段と、上記顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像を記録材に熱溶着する熱溶着転写手段とを具備する。
請求項11記載の発明は、画像形成装置において、移動可能なシート状の顕色剤担持体と、上記顕色剤担持体に熱溶融性の顕色剤を供給する顕色剤供給手段と、上記顕色剤担持体の、顕色剤が供給される顕色剤受領部の裏面側から画像信号に応じた熱像を与え、この熱像に対応した顕色剤画像を顕色剤担持体に仮固着する顕色剤画像仮固着手段と、上記顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像を該顕色剤担持体に熱溶着する熱溶着転写手段とを具備する。
請求項12記載の発明は、画像形成装置において、移動可能なシート状の顕色剤担持体と、上記顕色剤担持体に熱溶融性の顕色剤を供給する顕色剤供給手段と、上記顕色剤担持体の、顕色剤が供給される顕色剤受領部の裏面側から画像信号に応じた熱像を与え、この熱像に対応した顕色剤画像を顕色剤担持体に仮固着する顕色剤画像仮固着手段と、上記顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像以外の顕色剤を上記顕色剤担持体から除去する顕色剤除去手段と、上記顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像を該顕色剤担持体に熱溶着する熱溶着転写手段とを具備する。
請求項13記載の発明は、請求項9ないし12の何れか一つに記載の画像形成装置において、顕色剤担持体が、少なくとも長波長域の光を通す光透過性を有する。
請求項14記載の発明は、請求項9または12記載の画像形成装置において、顕色剤担持体が少なくとも厚さ方向に高熱伝導性を有する。
請求項15記載の発明は、請求項9ないし12の何れか一つに記載の画像形成装置において、上記顕色剤担持体が、加熱されることにより表面が粘性を帯びる熱帯粘性シートである。
請求項16記載の発明は、請求項9ないし15の何れか一つに記載の画像形成装置において、顕色剤画像仮固着手段が、顕色剤担持体を走査するレーザー光走査手段である。
請求項17記載の発明は、請求項9ないし15の何れか一つに記載の画像形成装置において、顕色剤画像仮固着手段が、顕色剤担持体を走査するサーマルヘッドである。
請求項18記載の発明は、請求項9又は10、又は請求項13ないし16の何れか一つに記載の画像形成装置において、熱溶着転写手段が記録材を介して顕色剤担持体に当接する熱ローラであることを特徴とする。
請求項19記載の発明は、請求項9又は10、又は請求項13ないし16の何れか一つに記載の画像形成装置において、上記熱溶着転写手段が上記記録材を介して上記顕色剤担持体に当接するベルトと、このベルトの背後に配置された熱源を含むことを特徴とする。
請求項20記載の発明は、請求項9又は10、又は請求項13ないし16の何れか一つに記載の画像形成装置において、上記熱溶着転写手段が上記記録材を介して上記顕色剤担持体に当接するベルトと、このベルトが掛け渡たされた熱ローラを含むことを特徴とする。
請求項21記載の発明は、請求項11ないし16の何れか一つに記載の画像形成装置において、熱溶着転写手段が顕色剤担持体に当接する熱ローラである。
請求項22記載の発明は、請求項9ないし18の何れか一つに記載の画像形成装置において、熱溶融性の顕色剤が磁性を有し、顕色剤除去手段が磁石を有する。
請求項23記載の発明は、請求項11又は12記載の画像形成装置において、顕色剤担持体が記録材である。
顕色剤担持体の裏面側から画像信号に応じた熱像を与えて顕色剤担持体に顕色剤画像を仮固着するという独特の顕色剤画像仮固着手段を有する本発明によれば、電子写真複写機やレーザプリンタにおける感光体の感光特性や、高電圧発生装置に関する問題点、インクジェット方式プリンタの画像形成速度や、孔版印刷装置における煩雑さや解像力の問題点、トナー像を記録紙に熱転写する熱転写画像形成装置における高い熱エネルギーを有する光ビームや発熱ヘッドを必要とする問題点が解決される。
本発明の画像形成方法は、フィルム状の顕色剤担持体に熱溶融性の顕色剤を供給する顕色剤供給工程と、上記顕色剤担持体の、顕色剤が供給される顕色剤受領部の裏面側から画像信号に応じた熱像を与え、この熱像に対応した顕色剤画像を顕色剤担持体に暫定的に固着、すなわち仮固着する顕色剤画像仮固着工程と、上記顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像を記録材または紙などの転写材に熱溶着する熱溶着転写工程とを含んでいる。
顕色剤画像の顕色剤担持体への仮固着は、顕色剤の弱溶融あるいは顕色剤担持体の受熱による粘性により達成される。
顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像以外の余分な顕色剤を上記顕色剤担持体から除去する顕色剤除去工程を上記顕色剤画像仮固着工程の後に行なうことにより、コピーの地肌汚れを防止することができる。
顕色剤担持体には、少なくとも長波長域の光を通す光透過性または少なくとも厚さ方向に高熱伝導性を有する材料からなるフィルム状のものが採用され、顕色剤画像の顕色剤担持体への顕色剤画像仮固着は、顕色剤担持体を走査するレーザー光走査手段またはサーマルヘッドにより行なう。
本発明の画像形成装置は、移動可能なフィルム状の顕色剤担持体と、この顕色剤担持体に熱溶融性の顕色剤を供給する顕色剤供給手段と、上記顕色剤担持体の、顕色剤が供給される顕色剤受領部の裏面側から画像信号に応じた熱像を与えて、この熱像に対応した顕色剤画像を顕色剤担持体に暫定的に固着、すなわち仮固着する顕色剤画像仮固着手段と、上記顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像を記録材に転写して熱溶着する熱溶着転写手段とを具備している。
顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像以外の余分な顕色剤は、顕色剤担持体上に顕色剤画像が仮固着された後に顕色剤除去手段により取り除いて、コピーの地肌汚れを防止する。
顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像の記録材への定着は、記録材の裏面から顕色剤に熱を加える熱ローラにより行われる。
顕色剤担持体がシート状の記録材である場合の記録材への定着も、該記録材の裏面から顕色剤に熱を加える熱ローラにより行われる。
熱溶融性の顕色剤に磁性顕色剤を採用することにより、顕色剤除去手段に磁石を用いることができる。
図1において、符号1はフィルム状の無端の顕色剤担持体を示す。顕色剤担持体1は、ローラ2と3との間に掛け渡わたされており、ローラ2がモータなどの駆動手段により矢印の向きに回転駆動されることにより、矢印aの向きに移動する。
顕色剤担持体1は、少なくとも長波長域の光を通す光透過性樹脂フィルムであり、この実施例では、厚さ0.02〜0.2mmのポリカーボネイトが採用されている。顕色剤担持体1には、上記光透過性フィルムの代わりに、少なくとも厚さ方向に高熱伝導性を有するフィルムを用いることができる。
顕色剤担持体1の下面1aには、顕色剤供給装置5により熱溶融性の顕色剤4が供給される。
顕色剤供給装置5は、顕色剤4を収容するケース6、顕色剤担持体1に顕色剤4を供給する顕色剤供給ローラ7、顕色剤供給ローラ7にケース6内の顕色剤を補給する補給ローラ8、顕色剤供給ローラ7上の顕色剤の層厚を均一化するブレード9から主に構成される。各ローラ7、8は、それぞれ矢印の向きに回転駆動される。顕色剤供給装置5内には、周面にクリーニングブレード11の先端縁を当接させた顕色剤除去手段としての顕色剤除去ローラ12が配置されている。
顕色剤4は、黒色顕色剤の場合、カーボン粒子と熱溶融性の樹脂からなるトナーであって、顕色剤供給ローラ7の周面に静電気力及び/又はファンデンワールス力で付着する。ローラ7の周面とローラ8の周面とに速度を与えることにより、顕色剤を顕色剤供給ローラ7に静電的に吸着させるために、顕色剤を帯電させることができる。顕色剤として電子写真複写機の分野で周知の磁性キャリアとトナーとからなる二成分現像剤を用いるときは、顕色剤供給ローラに磁石を内臓したスリーブを使用して、磁気ブラシを形成する。
顕色剤除去ローラ12には、正の電圧が、そしてブレード9には負の電圧がそれぞれ印加されている。顕色剤除去ローラ12とブレード9への印加電圧の極性は、互いに反対であればよい。
顕色剤担持体1の、顕色剤供給ローラ7により顕色剤が供給される顕色剤受領部の裏面側には、顕色剤画像を顕色剤担持体1に仮固着する熱像が、顕色剤画像仮固着手段としてのレーザー光走査装置13により照射される。
レーザー光走査装置13は、レーザ光源、コリメータレンズ(共に図示されず)ポリゴンミラー14、fθレンズ15、顕色剤担持体1の幅と略同じ長さの短冊形反射鏡16で主に構成されており、顕色剤担持体1を介して顕色剤供給ローラ7上の顕色剤に画像信号に応じた熱像をレーザ光Lで与える。
ローラ2には、顕色剤担持体1を介して熱溶着転写手段としての熱ローラ17が接離自在に対向して配置されており、この熱ローラ17は、これとローラ2との間に記録材18がレジストローラ対19によって送り込まれたときに、顕色剤担持体1を介してローラ2に圧接するようになっている。
ローラ3の近傍には、クリーニングローラ21を、ローラ3に顕色剤担持体1を介して当接させたクリーニング装置22が配置されている。クリーニングローラ21にはブレード23が当接している。
記録すべき原稿の画像信号に応じた熱像がレーザー光走査装置13からのレーザー光により、顕色剤担持体1を介して顕色剤供給ローラ7上の顕色剤に照射される。顕色剤供給ローラ7上の顕色剤は、ブレード9で与えられた電荷により顕色剤供給ローラ7に静電気力で付着している。
顕色剤供給ローラ7上の顕色剤に与えられる熱像の熱エネルギーは、顕色剤担持体1の表面に顕色剤が弱い粘着力で付着する程度に、顕色剤の顕色剤担持体1との接触部を溶融する強さであり、熱像を受けた顕色剤は、その顕色剤担持体1に接した部分が昇温して溶融し、顕色剤担持体1に顕色剤画像25として仮固着する。
この仮固着による顕色剤画像の顕色剤担持体1への付着力は、顕色剤と顕色剤供給ローラ7との静電気力による付着力よりも強く、後述の顕色剤画像の記録材への熱定着による付着力よりも常に弱く、かつ、定着後に行われる顕色剤担持体1のクリーニングによって顕色剤担持体1上の残留顕色剤が容易に除去される値に定められる。
この場合の熱エネルギーは、比較的低く顕色剤の顕色剤担持体1との接触部は摂氏40〜70度まで昇温して顕色剤画像の1への仮固着が行われる。熱エネルギーによる発熱量は、レーザー光の光軸からの距離が1.02×10−6m、顕色剤担持体の深さが1×10−4mで、レーザー光の出力が1wの場合、約1×1014J/sm、レーザー光の出力が2wの場合は約2×1014J/sm、レーザー光の出力が4wの場合は約4×1014J/smである。
仮固着によって顕色剤担持体1に顕色剤画像を形成する顕色剤画像仮固着工程後における顕色剤担持体1の非画像部の顕色剤は、ブレード9の印加電圧とは逆極性の電圧を印加された顕色剤除去ローラ12の吸引作用で取り除かれる。
顕色剤除去ローラ12の、顕色剤画像を形成する顕色剤に対する吸引力は、顕色剤の顕色剤担持体1に対する仮固着力よりも弱く定められる。
顕色剤担持体1の非画像部をクリーニングする顕色剤除去工程後の顕色剤担持体1に顕色剤画像は、熱ローラ17により記録材18に熱溶着により転写され定着される。記録材18は、給紙装置(図示されず)から給紙されレジストローラ対19によって顕色剤担持体1の画像部と同期的に熱ローラ17に送り込まれ、その裏側から加熱されることにより顕色剤画像を転写定着される。
顕色剤画像を転写定着された熱溶着転写工程後の顕色剤担持体1は、クリーニングローラ21によりクリーニングされ一連の記録工程を終え、顕色剤画像仮固着工程から始まる次の記録工程に備える。クリーニングローラ21上の顕色剤を含む塵埃はブレード23で掻き落とされる。
図2は、顕色剤担持体としての記録材に顕色剤画像を仮固着し、同記録材にその顕色剤画像を転写定着する実施例を示す。同図において、符号31は紙等のシート状の記録材、32は記録材31を介して熱ローラ17に圧接する加圧ローラを示す。
記録すべき原稿の画像信号に応じた熱像がレーザー光Lにより、記録材31を介して顕色剤供給ローラ7上の顕色剤に照射される。熱像を受けた顕色剤は、その記録材31に接した部分が昇温して溶融し、記録材31に顕色剤画像25として仮固着する。記録材31上に仮固着した顕色剤画像は、熱ローラ17により記録材31に熱溶着により定着される。
この実施例における仮固着による顕色剤画像の記録材31への付着力は、顕色剤の記録材31への熱定着による付着力の強さとは関係なく、顕色剤の顕色剤供給ローラ7に対する付着力よりも強くありさえすればよい。
図3は、仮固着によって記録材31に顕色剤画像を形成する顕色剤画像仮固着工程と、仮固着顕色剤画像を記録材31に熱溶着する定着工程との間で記録材31の非画像部の顕色剤を顕色剤除去ローラ12により除去する例を示す。顕色剤除去ローラ12には、ブレード9の印加電圧とは逆極性の電圧が印加されている。 顕色剤除去ローラ12の、顕色剤画像を形成する顕色剤に対する吸引力は、顕色剤の記録材31に対する仮固着力よりも弱く定められる。
図4は、熱溶融性の顕色剤が磁性を有し、顕色剤除去手段が磁石を有する実施例を示す。
同図において、符号41は長波長域の光を通す光透過性樹脂フィルムからなる顕色剤担持体を示す。顕色剤担持体41は、ローラ42、43、44の間に掛け渡わたされており、ローラ42がモータなどの駆動手段により矢印の向きに回転駆動されることにより、矢印aの向きに移動する。
顕色剤担持体41の上面41aには、顕色剤供給装置45の顕色剤供給ローラ47により熱溶融性の顕色剤が供給される。顕色剤供給ローラ47は、矢印の向きに回転駆動され、この顕色剤供給ローラ47には、顕色剤収容ケース46の顕色剤がブレード49でその層厚を均一化された状態で供給される。
顕色剤は、電子写真複写機の分野で周知の熱溶融性の磁性トナーとからなり、顕色剤供給ローラ47の周面に静電気力及び/又はファンデンワールス力で付着する。
顕色剤供給装置45の後方には、周面にクリーニングブレード51の先端縁を当接させた顕色剤除去手段としての顕色剤除去ローラ52が配置されている。顕色剤除去ローラ52は、着磁された磁性ローラである。
顕色剤担持体41の、顕色剤供給ローラ47との近接部の裏面側には、顕色剤画像を顕色剤担持体41に仮固着する画像信号に応じた熱像が、レーザー光走査装置53からのレーザ光Lにより照射される。
ローラ44には、顕色剤担持体41を介して熱ローラ57が接離自在に対向して配置されており、この熱ローラ57は、これとローラ44との間に記録材18がレジストローラ対59によって送り込まれたときに、顕色剤担持体41を介してローラ44に圧接するようになっている。
ローラ43の近傍には、クリーニングローラ61を、ローラ43に顕色剤担持体41を介して当接させたクリーニング装置62が配置されている。
記録すべき原稿の画像信号に応じた熱像が、レーザー光走査装置53からのレーザー光Lにより、顕色剤担持体41を介して顕色剤供給ローラ47上の顕色剤に照射される。
顕色剤供給ローラ7上の顕色剤に与えられる熱像の熱エネルギーは、顕色剤担持体41の表面に顕色剤が弱い粘着力で付着する程度に、顕色剤の顕色剤担持体41との接触部を溶融する強さであり、熱像を受けた顕色剤は、その顕色剤担持体41に接した部分が昇温して溶融し、顕色剤担持体41に顕色剤画像25として仮固着する。
この仮固着による顕色剤画像の顕色剤担持体41への付着力は、顕色剤と顕色剤供給ローラ47との静電気力による付着力よりも強く、後述の顕色剤画像の記録材への熱定着による付着力よりも常に弱く、かつ、定着後に行われる顕色剤担持体41のクリーニングによって顕色剤担持体41上の残留顕色剤が容易に除去される値に定められる。
レーザー光による顕色剤画像仮固着工程後における顕色剤担持体41の非画像部の磁性顕色剤は、磁性ローラである顕色剤除去ローラ52で取り除かれる。
顕色剤除去ローラ52の、顕色剤画像を形成する顕色剤に対する吸引力は、顕色剤の顕色剤担持体41に対する仮固着力よりも弱く定められる。
顕色剤担持体41の非画像部をクリーニングされた顕色剤担持体41上の顕色剤画像は、熱ローラ57により記録材18に熱溶着により転写され定着される。記録材18は、給紙装置(図示されず)から給紙されレジストローラ対59によって顕色剤担持体41の画像部と同期的に熱ローラ57に送り込まれ、その裏側から加熱されることにより顕色剤画像を転写定着される。
顕色剤画像を転写定着された熱溶着転写工程後の顕色剤担持体41は、クリーニングローラ61によりクリーニングされ一連の記録工程を終え、顕色剤画像仮固着工程から始まる次の記録工程に備える。
仮固着によって顕色剤担持体に顕色剤画像を形成するための図1または図4に示した顕色剤画像仮固着手段としては、レーザー光走査装置の代わりに、図5に示すように、顕色剤担持体を走査するサーマルヘッド63を用いることができる。
サーマルヘッド63は、図1または図4に示した転写を必要とする顕色剤担持体、または図2または図3に示した顕色剤担持体としての記録材にその発熱素子列を接触させて顕色剤供給ローラ上の顕色剤に記録すべき原稿の画像信号に応じた熱像を加える。
熱像を受けた顕色剤は、顕色剤担持体に接した部分が昇温して溶融し、顕色剤担持体に顕色剤画像25として仮固着する。サーマルヘッド63を用いることにより画像形成装置が格段に小型化される。
顕色剤画像の仮固着が行われる顕色剤担持体としては、図1または図4に示した転写を必要とする顕色剤担持体または図2または図3に示した記録材の他に、表面に熱を加えることにより、その表面が粘性を帯びる熱帯粘性のシートを採用することができる。この熱帯粘性シートに顕色剤画像仮固着手段によって記録すべき原稿の画像信号に応じた熱像を加え、その熱像に対応する部分を粘性化してその粘性像に顕色剤画像を仮固着する。仮固着した顕色剤画像は、熱帯粘性シートから紙などの記録材に転写されて定着され、あるいは熱帯粘性シート自体に定着される。熱帯粘性シートの受熱により粘性化した部分は、熱帯粘性シートが常温に戻ることによりその粘性を失う。
熱帯粘性シートは、感熱性粘着組成物として例えば特開平3−91586号公報に記載されたものが知られている。この感熱性粘着組成物は、加熱により一旦粘着性を帯びると結晶化しにくく粘着性維持時間が長いので、このような熱帯粘性シートを用いると、画像信号に応じた同一の粘性熱像を繰り返し使用することにより、記録すべき一つの原稿から複数枚の記録物を恰も印刷機のごとく迅速に得ることができる。
熱帯粘性シート上に形成された粘性熱像に仮固着した顕色剤画像を、記録材に転写、定着したのち、粘性熱像を速やかに非粘性化する場合は、定着工程後に熱帯粘性シートを冷却する。
顕色剤画像の仮固着が行われる顕色剤担持体として、その厚さ方向に高熱伝導性を有するシート状物を用いることにより、顕色剤担持体の熱像を受けた領域における熱の拡散が少なくなり顕色剤画像のにじみを抑えることができる。
顕色剤としては、カーボン粒子と熱溶融性の樹脂からなるトナーだけだなく、加熱されることにより粘性を帯びる熱帯粘性材料を表面にコートした顕色剤を用いることができる。熱帯粘性材料は、感熱性粘着組成物として例えば特開平3−91586号公報に記載されたものが知られている。
熱溶着転写手段としては、熱ローラに代えてベルトを採用することができる。
図6において、ローラ72に掛け渡たされた顕色剤担持体71には、矢印aの向きに駆動される駆動ローラ73、従動ローラ74およびテンションローラ75に掛け渡された無端ベルトからなる定着ベルト77の一部が、テンションローラ75を付勢している引っ張りばね76の弾力により圧接している。定着ベルト77のローラ72との圧接部の背後には、ローラ72と平行な棒状熱源78aと反射板78bとからなる加熱手段78が配置されている。
定着ベルト77には、熱伝導性の高い材料からなるベルトあるいは赤外線を透過する透光性材料からなるベルトが用いられる。高熱伝導性ベルトとしては、金属繊維を含む耐熱性ベルトが望ましい。また、熱溶着効率を高めるために、従動ローラ74内に定着ベルト77を予備加熱する熱源を設けることもできる。
記録材18は、給紙装置(図示されず)から給紙されレジストローラ対79によって顕色剤担持体71の画像部と同期的に案内板90に沿って定着ベルト77に送り込まれ、その裏側から加熱手段78で加熱されることにより顕色剤画像25を転写定着される。
図7は、定着ベルトを用いた別の熱溶着転写手段を示す。同図において、ローラ82に掛け渡たされた顕色剤担持体81には、一対の加熱ローラ83、84に掛け渡された無端ベルトからなる定着ベルト85の一部が圧接している。各加熱ローラ83、84は熱源83aと84aをそれぞれ内臓しており定着ベルト85を所定の温度に加熱する。定着ベルト77には、熱伝導性の高い材料すなわち高熱伝導性材料からなるベルトが用いられる。熱溶着効率を高めるために、定着ベルト77のループ内の加熱ローラ83と84との間に、図6に示した加熱手段78に相当する加熱手段を配置することができる。
記録材18は、給紙装置(図示されず)から給紙されレジストローラ対89によって顕色剤担持体81の画像部と同期的に案内板90に沿って定着ベルト85と顕色剤担持体81との間に送り込まれ、その裏側から定着ベルト85で加熱されることにより顕色剤画像25を転写定着される。
本発明の一実施例を示す画像形成装置の側面図である。 本発明の別の実施例を示す画像形成装置の側面図である。 本発明の更に別の実施例を示す要部の側面図である。 本発明の更に別の実施例を示す要部の側面図である。 サーマルヘッドによる顕色剤画像仮固着装置を示す側面図である。 定着ベルトを用いた熱溶着転写装置の一例を示す側面図である。 定着ベルトを用いた熱溶着転写装置の別の例を示す側面図である。
符号の説明
1、41、71、81 顕色剤担持体
5、45 顕色剤供給装置
7、47 顕色剤供給ローラ
12、52 顕色剤除去ローラ
13、53 レーザー光走査装置
17、57 熱ローラ
18 記録材
21、61 クリーニングローラ
25 顕色剤画像
31 顕色剤担持体としての記録材
63 サーマルヘッド

Claims (7)

  1. 熱溶融性の顕色剤を吸着させつつ平滑な顕色剤担持体に供給する顕色剤供給工程と、
    供給された上記顕色剤に対して、画像信号に応じた熱像をレーザー光によって与え、選択的に顕色剤を熱溶融させる熱像形成工程と、
    上記熱像に対応した顕色剤画像を上記顕色剤担持体に仮固着する顕色剤画像仮固着工程と、
    上記顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像を記録材に転写して熱溶着する熱溶着転写工程と、
    を含む画像形成方法。
  2. 上記顕色剤画像仮固着工程における顕色剤と上記顕色剤担持体との仮固着は、顕色剤が上記顕色剤供給工程で加えられる吸着力よりも大きく、
    上記熱溶着転写工程における顕色剤と上記記録材の付着力は、顕色剤と上記顕色剤担持体との仮固着力よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  3. 顕色剤は、加熱されることにより表面が粘性を帯びる熱帯粘性剤であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成方法。
  4. 移動可能な平滑な顕色剤担持体と、
    熱溶融性の顕色剤を吸着させつつ顕色剤担持体に供給する顕色剤供給手段と、
    上記顕色剤供給手段に吸着されている顕色剤に対して、上記顕色剤供給手段の外側から画像信号に応じた熱像をレーザー光によって与え、選択的に顕色剤を熱溶融させる熱像形成手段と、
    上記熱像に対応した顕色剤画像を上記顕色剤供給手段への吸着力よりも大きい力で上記顕色剤担持体に仮固着させる顕色剤画像仮固着部と、
    上記顕色剤担持体上の仮固着顕色剤画像を顕色剤と上記顕色剤担持体の仮固着力よりも大きい力で記録材に熱溶融させる熱溶融転写手段と、
    を具備する画像形成装置。
  5. 上記熱溶着転写手段が、上記記録材を介して上記顕色剤担持体に当接するベルトと、このベルトの背後に配置された熱源を含む請求項4記載の画像形成装置。
  6. 上記熱溶着転写手段が、上記記録材を介して上記顕色剤担持体に当接するベルトと、このベルトが掛け渡たされた熱ローラを含む請求項4記載の画像形成装置。
  7. 上記熱溶着転写手段が、上記顕色剤担持体に当接する熱ローラである請求項4記載の画像形成装置。
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