JP2004322543A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷に供される正常な印刷ジョブを削除せずに、印刷ジョブに起因するリブートの繰り返しを防止する。
【解決手段】ハードディスク3にスプールされている印刷ジョブであって現在処理されている印刷ジョブに関係付けをした印刷ジョブIDをNVRAM11に記録しておき、印刷装置1000の起動時に、NVRAM11に記録されている印刷ジョブIDに対応する印刷ジョブを、ハードディスク3から削除する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷ジョブを外部記憶装置にスプール可能な印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ホストコンピュータから印刷ジョブを受け取り印刷を行なう印刷装置は、ホストコンピュータを該印刷処理からすばやく解放するため、すべての印刷ジョブを、印刷装置の大容量外部記憶装置にスプールしてから、印刷のためのデータ解析を行なうという機能を有している。大容量外部記憶装置としてハードディスク(HD)を使用することが一般的であり、このような機能はHDスプール機能と呼ばれている。HDスプール機能を使用しているとき、印刷装置はスプールされている印刷ジョブを処理中に、印刷装置に重大な障害が発生しリブート処理が行なわれる場合は、リブート時にスプールされている印刷ジョブの再処理を行なっている(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−286846号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、スプールされている印刷ジョブに問題があり、該印刷ジョブを処理することにより、リブートが引き起こされてしまう場合、該印刷ジョブの処理を再起動の度に行なってしまうため、印刷装置は延々とリブートを繰り返してしまうという問題があった。
【0005】
そこで、このような問題を解決するため、印刷装置の起動時に、スプールされているすべての印刷ジョブを削除することが考えられるが、そうすると、本来なら印刷に供される正常な印刷ジョブまで削除されてしまい、印刷ジョブを再投入しなければならないという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、上記の問題点を解決し、印刷に供される正常な印刷ジョブを削除せずに、印刷ジョブに起因するリブートの繰り返しを防止することができる印刷装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、印刷ジョブを外部記憶装置にスプール可能な印刷装置において、前記外部記憶装置にスプールされている印刷ジョブであって現在処理されている印刷ジョブに関係付けをした印刷ジョブIDを不揮発性記憶装置に記録する印刷ジョブID記録手段と、本印刷装置の起動時に、前記ジョブID記録手段により記録された印刷ジョブIDに対応する印刷ジョブを、前記外部記憶装置から削除する印刷ジョブ削除手段とを有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明の実施の形態を示す。これはレーザビームプリンタ(LBP)の例であり、その構造を図2に示す。
【0009】
図2において、1000はLBP本体であり、外部に接続されているホストコンピュータから供給される印刷情報(文字コード等)やフォーム情報あるいはマクロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの情報に従って対応する文字パターンやフォームパターン等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成するものである。1012は操作パネルであり、操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配してある。1001はプリンタ制御ユニットであり、LBP本体1000全体の制御およびホストコンピュータから供給される文字情報等を解析するものである。プリンタ制御ユニット1001は、主に文字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザドライバ1002に出力する。
【0010】
レーザドライバ1002は半導体レーザ1003を駆動するものであり、プリンタ制御ユニット1001からのビデオ信号に応じて、半導体レーザ1003から出射されるレーザ光1004をオン・オフ切り換えする。レーザ光1004は回転多面鏡1005で左右方向に振らされ、静電ドラム1006上を走査露光する。これにより、静電ドラム1006上には文字パターンの静電潜像が形成されることになる。静電ドラム1006上の潜像は、静電ドラム1006周囲に配設された現像ユニット1007により現像された後、記録紙に転写される。この記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙はLBP1000に装着した用紙カセット1008に収納され、給紙ローラ1009および搬送ローラ1010と搬送ローラ1011とにより、装置内に取り込まれて、静電ドラム1006に供給される。
【0011】
LBP本体1000には、図示しないカードスロットを少なくとも1個以上を備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なる制御カード(エミュレーションカード)を接続できるように構成されている。
【0012】
図1を説明する。プリンタ制御ユニット1001は、CPU1と、RAM4と、NVRAM11と、フォントROM14と、プログラムROM2と、ディスクコントローラ9と、印刷部インタフェース6と、タイマ12と、I/O8と、操作部コントローラ10とがシステムバス5を介して相互に接続してある。
【0013】
CPU1は、プログラムROM2の制御プログラム等に基づいて、又はハードディスク(HD)3に記憶され、起動時にRAM4にロードされる制御プログラム等に基づいて、システムバス5に接続される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御し、印刷部インタフェース6を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)7に出力情報としての画像信号を出力する。CPU1は、I/O7を介して外部ネットワーク2000に接続されている図示されないホストコンピュータ等の外部機器との通信処理が可能である。プログラムROM2には、図4ないし図7の制御プログラム等が記憶してある。フォントROM14には、上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶してある。RAM4はCPU12の主メモリ、ワークエリア等として機能し、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。RAM4は出力情報展開領域、環境データ格納領域等に用いられる。
【0014】
ディスクコントローラ9はHD3へのアクセスを制御するものであり、HD3には、スプールジョブ、スプールイメージ、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等が記憶してある。操作パネル1012は、操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配置してあり、その状態は操作部コントローラ10により管理され制御される。
【0015】
NV(nonvolatile)RAM11は、プリンタ1000の電源オフ時にも、情報が保持され、操作パネル1012からのプリンタモード設定情報や再起動時に参照されるフラグ等が記憶してある。タイマ12は、現在時刻を常に更新し続けるものであり、内部電池により、プリンタ1000の主電源OFF時にも、現在時刻を更新し続ける。
【0016】
プリンタ1000は、操作パネル1012または外部ネットワーク2000上の外部機器から通知された指示に従って、動作モードを、HDスプールモードか否かに設定し、動作モードがNVRAM11上に記録される。
【0017】
この動作モードが、HDスプールモードに設定されているとき、プリンタ1000においては、ネットワーク監視タスクが動作しており、外部ネットワーク2000からI/O7を介して印刷ジョブが通知されると、HD3上に作成されているファイルシステムの/SPOOLディレクトリに印刷ジョブファイルとして印刷ジョブデータが書き込まれる。また、プリンタ1000上では、ネットワーク監視タスクとは独立した印刷ジョブ処理タスクが動作している。
【0018】
図3はHD3上に構築された階層構造のディレクトリを有するファイルシステムの一例を示す。図3において、/はルートディレクトリである。SPOOL、IMAGEはルートディレクトリの直下にあるディレクトリである。SPOOLディレクトリには、HDスプールされた印刷ジョブがファイルとして置かれる。図3には、spooled_job1およびspooled_job2がHDスプールされている印刷ジョブファイルとして示してある。
【0019】
図4は図1のプログラムROM2にストアされる印刷ジョブ処理プログラムの一例を示すフローチャートである。ステップS402にて、HD3の/SPOOLディレクトリを監視し、HDスプールされた印刷ジョブを検知するまで待機する。そして、HDスプールされた印刷ジョブを検知すると、ステップS403にて、この検知した印刷ジョブの印刷ジョブファイル名を印刷ジョブIDとしてNVRAM11に保存し、ステップS404にて、この検知した印刷ジョブに対して、後述する印刷ジョブ解析・実行処理を行ない、ステップS405へ進む。
【0020】
ステップS405にて、ステップS404で処理を終了しHD3上へHDスプールした印刷ジョブを削除し、ステップS406にて、ステップS402でNVRAM11上に保存した印刷ジョブIDを削除し、その後、ステップS402へ戻る。
【0021】
なお、ここでは、HD3上にスプールされた印刷ジョブの印刷ジョブファイル名を、印刷ジョブIDとする例を説明したが、この印刷ジョブファイルを一意に決定できる識別子であれば、印刷ジョブIDとしてどのような値、文字列を使用することができる。
【0022】
図5は図4のステップS404をより詳細に示すフローチャートである。ステップS502にて、印刷ジョブファイルからデータをフェッチし、ステップS503にて、このフェッチしたデータを解析し、ステップS504にて、解析した内容に従い、プリンタ1000の各種デバイスを制御して実行処理を行ない、その後、ステップS505へ進む。
【0023】
ステップS505にて、すべての印刷ジョブデータの解析が終了したか否かを判断し、終了していないと判断した場合は、ステップS502のフェッチ処理へ戻り、他方、すべての印刷ジョブデータの処理を終了していると判断した場合は、本印刷ジョブ解析・実行処理を終了する。
【0024】
図6は図1のプログラムROM2にストアされるプリンタ1000のブート処理プログラムの一例を示すフローチャートである。プリンタ1000の電源が投入されると処理を開始し、並びにリセット時及び機器の異常動作によるリブート時に処理を開始する。ステップS601にて、ブート処理が始まると、ステップS602でハードのチェックプログラムを起動してハードに異常がないかチェックし、ステップS603にて、プリンタ1000上の各種デバイスの初期化を行ない、ステップ604へ進む。
【0025】
ステップS604にて、CPU1で動作する基本OSの各種初期化を行ない起動した後、ステップS605にて、ステップS604で起動した基本OSによって、後述するHDスプール初期化タスクを生成し起動する。その後、ステップS606にて、ステップS604で起動した基本OSによって、プリンタ1000上で動作する、前記のネットワーク監視タスク、印刷ジョブ処理タスク等のアプリケーションタスクを生成し、起動してアプリケーションに処理を移行する。
【0026】
図7は図6のステップS605をより詳細に示すフローチャートである。HDスプール初期化タスクが起動されると、ステップS702でNVRAM11上に印刷ジョブ処理タスクのステップS403(図4)で保存された印刷ジョブIDが登録されているか検索し、印刷ジョブIDが登録されていれば、ステップS703へ進む。ステップS703では、ステップS702で検知されたNVRAM11上に保存されているすべての印刷ジョブIDに該当する、HD3上にスプールされた印刷ジョブファイルを削除し、ステップS704では、ステップS702で検知されたすべてのジョブIDをNVRAM11から削除し、その後、この処理を終了する。
【0027】
他方、ステップS702でNVRAM上に印刷ジョブIDが登録されていなければ、この処理をそのまま終了する。
【0028】
以上説明したように、本実施の形態によれば、印刷ジョブの処理中にプリンタ1000がリブートした場合、前記処理中の印刷ジョブはリブート時に削除されるので、前記処理中の印刷ジョブが引き起こすリブートが繰り返されず、また、HD3上にスプールされている残りの印刷ジョブはリブート後、処理が開始される。
【0029】
本実施の形態では、レーザビームプリンタの例を説明したが、これに限られるものではなく、インクジェットプリンタ等の他のプリント方式のプリンタでも良いことは言うまでもない。また、プリンタとしては、単体でプリンタとして動作するものだけではなく、プリンタ機能の他にコピー機能やFAX機能をあわせ持つ複合機でもよいことは言うまでもない。
【0030】
本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN等のネットワークを介して処理が行われるシステムであっても本発明を適用できることは言うまでもない。
【0031】
本実施の形態では、プリンタ制御ユニット1001が外部機器との通信を外部ネットワーク2000を介して行なう例を説明したが、図示しない直接インタフェースを介して外部機器と接続し、通信を行なっても良いことは言うまでもない。
【0032】
本実施の形態では、HD3を設け、HD3をディスクコントローラ9により制御する例を説明したが、HD3の他に、外部メモリとしてPCカードメモリ等を採用してもよく、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成しても良い。
【0033】
<第2の実施の形態>
本実施の形態は第1の実施の形態との比較でいえば、▲1▼図4のステップS402にてHD3の/SPOOLディレクトリにおいて印刷ジョブを検知したときの処理が異なり、▲2▼ジョブの解析及び実行処理が異なる。
【0034】
上記▲1▼については、第1の実施の形態では、ステップS402にて、HD3の/SPOOLディレクトリを監視し、HDスプールされた印刷ジョブを検知するまで待機する。そして、HDスプールされた印刷ジョブを検知すると、ステップS403にて、この検知した印刷ジョブの印刷ジョブファイル名を印刷ジョブIDとしてNVRAM11に保存し、ステップS404にて、この検知した印刷ジョブに対して、印刷ジョブ解析・実行処理を行ない、ステップS405へ進む。ステップS405にて、ステップS404で処理を終了しHD3上へHDスプールした印刷ジョブを削除し、ステップS406にて、ステップS402でNVRAM11上に保存した印刷ジョブIDを削除し、ステップS402へ戻る、ようにした。
【0035】
これに対して、本実施の形態では、ステップS402でHDスプールされた印刷ジョブを検知すると、ステップS403の処理を行わず、ステップS404にて、ジョブの解析及び実行処理を行い、ステップS405にて、ステップS405にて、ステップS404で処理を終了しHD3上へHDスプールした印刷ジョブを削除し、その後、ステップS406の処理を行わず、ステップS402に戻る、ようにした。
【0036】
上記▲2▼については、第1の実施の形態では、ステップS502にて、印刷ジョブファイルからデータをフェッチし、ステップS503にて、このフェッチしたデータを解析し、ステップS504にて、解析した内容に従い、プリンタ1000の各種デバイスを制御して実行処理を行ない、その後、ステップS505へ進む。ステップS505にて、すべての印刷ジョブデータの解析が終了したか否かを判断し、終了していないと判断した場合は、ステップS502のフェッチ処理へ戻り、他方、すべての印刷ジョブデータの処理を終了していると判断した場合は、本印刷ジョブ解析・実行処理を終了する、ようにした。
【0037】
これに対して、本実施の形態では、図8に示す処理を行う。図8において、ステップS502ないしS504は図5と同一ステップを示す。ステップS502にて、印刷ジョブファイルからデータをフェッチし、ステップS503にて、このフェッチしたデータを解析し、ステップS504にて、解析した内容に従い、プリンタ1000の各種デバイスを制御して実行処理を行なう。
【0038】
ついで、ステップS802にて、ステップS504までの処理を行なったことにより、リブート処理を行なうべきか否かを判断する。そして、リブート処理を行なうと判断した場合には、ステップS803にて、現在処理中である印刷ジョブの印刷ジョブファイル名を印刷ジョブIDとしてNVRAM11に保存し、ステップS804へ進む。ステップS804では、ソフト割り込みを発生しリブート処理を行なう。ステップS804はリブート処理となるため、本タスクの処理が継続されることはない。他方、ステップS802でリブート処理を行なう必要がないと判断した場合は、ステップS805にて、すべての印刷ジョブデータの解析が終了したか否かを判断し、終了していないと判断した場合は、ステップS502のフェッチ処理へ戻り、他方、すべての印刷ジョブデータの処理を終了していると判断した場合は、本印刷ジョブ解析・実行処理を終了する
本実施の形態では、HDスプール初期化タスクにおいて、NVRAM11が検索され、削除される印刷ジョブIDは、ステップS803で登録されたものである。すなわち、ステップS803で印刷ジョブIDが登録され、ステップS804でリブートを引き起こした印刷ジョブの印刷ジョブファイルが、ステップS703(図7)で削除される。
【0039】
本実施の形態によれば、リブートを発生させた印刷ジョブをリブート時に削除するようにしたので、同一印刷ジョブの処理によるリブートが繰り返されず、また、HD3上にスプールされている残りの印刷ジョブの処理がリブート後に開始される。
【0040】
<第3の実施の形態>
本実施の形態は第2の実施の形態との比較でいえば、ステップS802でリブート処理を行なう必要があると判断した場合の処理が異なる。すなわち、第2の実施の形態では、ステップS803において、実行中の印刷ジョブIDを登録し、リブート後にこの印刷ジョブIDに該当する印刷ジョブファイルを削除するようにした。
【0041】
これに対して、本実施の形態では、ステップS802でリブート処理を行なう必要があると判断した場合には、印刷ジョブIDを登録する代りに、この印刷ジョブIDに対応する印刷ジョブファイルをHD3から削除するようにした。
【0042】
したがって、本実施の形態によれば、リブート処理を行なっても同様の効果を奏することができる。
【0043】
<第4の実施の形態>
本実施の形態は第1の実施の形態との比較でいえば、HDスプール初期化タスクの処理が異なり、印刷ジョブ処理タスクの処理が異なる。
【0044】
第1の実施の形態では、HDスプール初期化タスクの処理にあっては、図6に示す処理を行い、印刷ジョブ処理タスクの処理にあっては、図4に示す処理を行うようにした。
【0045】
これに対して、本実施の形態では、HDスプール初期化タスクの処理にあっては、図9に示す処理を行い、印刷ジョブ処理タスクの処理にあっては、図10に示す処理を行うようにした。そして、プリンタ1000は、RAM4上またはNVRAM11上に自動実行モードフラグを持っている。
【0046】
図9はHDスプール初期化タスクの処理の一例を示すフローチャートである。HDスプール初期化タスクが起動されると、ステップS902でHD3の/SPOOLディレクトリ上の印刷ジョブファイルの有無を判断し、印刷ジョブファイルが存在すると判断した場合には、ステップS903にて、自動実行モードフラグをOFFにし、その後、この処理を終了する。他方、ステップS902でHD3上に印刷ジョブファイルがないと判断した場合には、ステップS904にて、自動実行モードフラグをONにし、その後、この処理を終了する。
【0047】
図10は印刷ジョブ処理タスクの処理の一例を示すフローチャートである。図10において、ステップS402、S405、S406は図4と同一のステップを示す。ステップS402にて、HD3の/SPOOLディレクトリを監視し、HDスプールされた印刷ジョブを検知するまで待機する。そして、HDスプールされた印刷ジョブを検知すると、ステップS1002にて、自動実行モードフラグがON・OFFのいずれであるかを判断し、自動実行モードがOFFであると判断した場合は、ステップS402へ戻り、ONであると判断した場合には、ステップS405へ進む。ステップS405にて、ステップS404で処理を終了しHD3上へHDスプールした印刷ジョブを削除し、ステップS406にて、ステップS402でNVRAM11上に保存した印刷ジョブIDを削除し、その後、ステップS402へ戻る。
【0048】
本実施の形態では、プリンタ1000を操作するユーザは操作パネル1012上での操作により、又は外部ネットワーク2000上に接続されているホストコンピュータからの操作により、HD3上にスプールされている印刷ジョブファイルの情報の取得、削除及び印刷指示を行なうことができる。また、同様の操作で自動実行モードフラグの設定を行なうことができる。
【0049】
プリンタ1000上では印刷ジョブ処理タスクは常に実行されており、前記のユーザによる操作により、自動実行モードフラグがONに設定され、HD3上に印刷ジョブファイルが存在すれば、直ちに印刷ジョブ解析・実行処理が行なわれる。
【0050】
以上説明したように、本実施の形態によれば、リブートを発生させた印刷ジョブがユーザ操作により選択的に削除可能であり、スプールされた印刷ジョブが引き起こすリブートの繰り返しを防止することができる。
【0051】
<第5の実施の形態>
本実施の形態は第4の実施の形態との比較でいえば、HDスプール初期化処理が異なる。すなわち、第4の実施の形態では、図9に示すように、HDスプール初期化処理を行うようにしたのに対して、本実施の形態では、図11に示すように、HDスプール初期化処理を行うようにした。
【0052】
図11はHDスプール初期化処理の一例を示すフローチャートである。図11において、ステップS902、S903、S904は図9と同一ステップを示す。HDスプール初期化タスクが起動されると、ステップS1102では、タイマ12から現在時刻を取得し、NVRAM11上に格納してある前回ブート時刻との差分をとる。そして、この差分が所定の時間T1(例えば30秒)より小さいか否かを判断する。その差分が時間T1より小さいと判断した場合には、ステップS902でHD3の/SPOOLディレクトリ上の印刷ジョブファイルの有無を判断し、印刷ジョブファイルが存在すると判断した場合には、ステップS903にて、自動実行モードフラグをOFFにし、ステップS1003ではタイマ11から現在時刻を取得し、NVRAM11上に格納し、その後、この処理を終了する。他方、ステップS902でHD3上に印刷ジョブファイルがないと判断した場合には、ステップS904にて、自動実行モードフラグをONにし、ステップS1003へ進む。
【0053】
他方、その差分が時間T1より小さくないと判断した場合には、ステップS904へ進む。
【0054】
以下に本発明の実施態様の例を列挙する。
【0055】
〔実施態様1〕 印刷ジョブを外部記憶装置にスプール可能な印刷装置において、
前記外部記憶装置にスプールされている印刷ジョブであって現在処理されている印刷ジョブに関係付けをした印刷ジョブIDを不揮発性記憶装置に記録する印刷ジョブID記録手段と、
本印刷装置の起動時に、前記ジョブID記録手段により記録された印刷ジョブIDに対応する印刷ジョブを、前記外部記憶装置から削除する印刷ジョブ削除手段と
を有することを特徴とする印刷装置。
【0056】
〔実施態様2〕 印刷ジョブを外部記憶装置にスプール可能な印刷装置において、
前記外部記憶装置にスプールされている印刷ジョブであって本印刷装置のリブートを起こす原因となった印刷ジョブに関係付けをした印刷ジョブIDを不揮発性記憶装置に記録するリブート印刷ジョブID記録手段と、
本印刷装置の起動時に、前記リブートジョブID記録手段により記録された印刷ジョブIDに対応する印刷ジョブを、前記外部記憶装置から削除するリブート印刷ジョブ削除手段と
を有することを特徴とする印刷装置。
【0057】
〔実施態様3〕 印刷ジョブを外部記憶装置にスプール可能な印刷装置において、前記外部記憶装置にスプールされている印刷ジョブであって本印刷装置のリブートを起こす原因となった印刷ジョブを、リブート前に削除するリブート前印刷ジョブ削除手段を有することを特徴とする印刷装置。
【0058】
〔実施態様4〕 印刷ジョブを外部記憶装置にスプール可能な印刷装置において、
ブート時に、外部記憶装置にスプールされている印刷ジョブの有無を判断するスプールジョブ判断手段と、
該スプールジョブ判断手段の判断に従って、スプールされた印刷ジョブの自動実行を制御するスプールジョブ実行制御手段と
を有することを特徴とする印刷装置。
【0059】
〔実施態様5〕 今回のブートが予め定めた時間間隔内で連続してブートされたか否かを判断する連続ブート判断手段と、
該連続ブート判断手段により連続ブートと判断された場合に、外部記憶装置にスプールされている印刷ジョブの有無を判断するスプールジョブ判断手段と、
該スプールジョブ判断手段の判断に従って、スプールされた印刷ジョブの自動実行を制御するスプールジョブ実行制御手段と
を有することを特徴とする印刷装置。
【0060】
〔実施態様6〕 実施態様5において、前記連続ブート判断手段は、
ブートごとにブート時の時刻を取得するブート時時刻取得手段と、
該ブート時時刻取得手段により取得されたブート時刻を不揮発性メモリに記憶するブート時刻記憶手段と、
前記ブート時時刻取得手段により取得された今回ブート時のブート時刻と、前記ブート時間記憶手段により記憶されている前回ブート時のブート時刻との差分を取得する差分取得手段と、
該差分取得手段により取得された差分が前記予め定めた時間間隔内か否かを判断する判断手段と
を備え、
前記判断手段により差分が前記予め定めた時間間隔内であると判断された場合に今回のブートを連続ブートと判断する
ことを特徴とする印刷装置。
【0061】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、リブートを引き起こす原因となった印刷ジョブのみを削除することによって、印刷ジョブデータが原因となるリブートの繰り返しを防ぎ、かつスプールされている正常な印刷ジョブはリブート後に印刷可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1のレーザビームプリンタ1000の構造を示す断面図である。
【図3】HD3上に構築された階層構造のディレクトリを有するファイルシステムの一例を示す図である。
【図4】図1のプログラムROM2にストアされる印刷ジョブ処理プログラムの一例を示すフローチャートである。
【図5】図4のステップS404をより詳細に示すフローチャートである。
【図6】図1のプログラムROM2にストアされるプリンタ1000のブート処理プログラムの一例を示すフローチャートである。
【図7】図6のステップS605をより詳細に示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態における、HDスプールされた印刷ジョブを検知したときの処理の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第4の実施の形態における、印刷装置のHDスプール初期化タスクの処理の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第4の実施の形態における印刷ジョブ処理タスクの処理の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第5の実施の形態におけるHDスプール初期化タスクの処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU
2 プログラムROM
3 HD
4 RAM
5 システムバス
6 印刷部インタフェース
7 印刷部
8 I/O
9 ディスクコントローラ
10 操作部コントローラ
11 NVRAM
12 タイマ
14 フォントROM
1000 プリンタ
1001 プリンタ制御部
1012 操作部
2000 外部ネットワーク

Claims (1)

  1. 印刷ジョブを外部記憶装置にスプール可能な印刷装置において、
    前記外部記憶装置にスプールされている印刷ジョブであって現在処理されている印刷ジョブに関係付けをした印刷ジョブIDを不揮発性記憶装置に記録する印刷ジョブID記録手段と、
    本印刷装置の起動時に、前記ジョブID記録手段により記録された印刷ジョブIDに対応する印刷ジョブを、前記外部記憶装置から削除する印刷ジョブ削除手段と
    を有することを特徴とする印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018034411A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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