JP2004322292A - 電解加工装置 - Google Patents

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厳貴 小畠
Yasushi Taima
康 當間
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Abstract

【課題】電気化学的加工に際し、必然的に発生するガスの気泡への成長を抑制して、被加工物表面にピットが発生することを極力防止できるようにする。
【解決手段】共に電極径が1mm以下の複数の加工電極76と給電電極78とを電気的に分離して配置した電極部44と、基板Wを保持して電極部44に近接させる基板保持部42と、加工電極76と給電電極78との間に電圧を印加する電源46と、基板保持部42で保持して電極部44に近接させた基板Wと該電極部44との間に流体を供給する流体供給部72と、基板保持部42で保持した基板Wの被加工面上の一の点に対して、複数の加工電極78が通過するように電極部44と基板Wとを相対運動させる駆動部56,62とを備えた。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電解加工装置に係り、特に半導体ウエハ等の基板の表面に形成された導電性材料を加工したり、基板表面に付着した不純物を除去したりするのに使用される電解加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体ウエハ等の基板上に回路を形成するための配線材料として、アルミニウム又はアルミニウム合金に代えて、電気抵抗率が低くエレクトロマイグレーション耐性が高い銅(Cu)を用いる動きが顕著になっている。この種の銅配線は、基板の表面に設けた微細凹みの内部に銅を埋め込むことによって一般に形成される。この銅配線を形成する方法としては、化学気相成長法(CVD:Chemical Vapor Deposition)、スパッタリング及びめっきといった手法があるが、いずれにしても、基板のほぼ全表面に銅を成膜して、化学機械的研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)により不要の銅を除去するようにしている。
【0003】
図1(a)乃至図1(c)は、この種の銅配線基板Wの一製造例を工程順に示すものである。図1(a)に示すように、半導体素子が形成された半導体基材1上の導電層1aの上にSiOからなる酸化膜やLow−k材膜などの絶縁膜2が堆積され、リソグラフィ・エッチング技術によりコンタクトホール3と配線溝4が形成されている。これらの上にTaN等からなるバリア膜5、更にその上に電解めっきの給電層としてのシード層7がスパッタリングやCVD等により形成されている。
【0004】
そして、基板Wの表面に銅めっきを施すことで、図1(b)に示すように、基板Wのコンタクトホール3及び配線溝4内に銅を充填するとともに、絶縁膜2上に銅膜6を堆積する。その後、化学機械的研磨(CMP)により、絶縁膜2上の銅膜6及びシード層7を除去して、コンタクトホール3及び配線溝4に充填させた銅膜6の表面と絶縁膜2の表面とをほぼ同一平面にする。これにより、図1(c)に示すように銅膜6からなる配線が形成される。
【0005】
また、最近ではあらゆる機器の構成要素において微細化かつ高精度化が進み、サブミクロン領域での物作りが一般的となるにつれて、加工法自体が材料の特性に与える影響は益々大きくなっている。このような状況下においては、従来の機械加工のように、工具が被加工物を物理的に破壊しながら除去していく加工方法では、加工によって被加工物に多くの欠陥を生み出してしまうため、被加工物の特性が劣化してしまう。したがって、いかに材料の特性を損なうことなく加工を行うことができるかが問題となってくる。
【0006】
この問題を解決する手段として開発された特殊加工法に、化学研磨や電解加工、電解研磨がある。これらの加工方法は、従来の物理的な加工とは対照的に、化学的溶解反応を起こすことによって、除去加工等を行うものである。したがって、塑性変形による加工変質層や転位等の欠陥は発生せず、上述の材料の特性を損なわずに加工を行うといった課題が達成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
電気化学的加工において、反応種であるイオンは、加工電極及び給電電極と被加工物との間に生じる電界により被加工物表面に移動する。したがって、イオンの移動に対する阻害物が発生した場合に、加工の一様性や均一性に影響を受ける。 ここで、阻害物としては、被加工物表面において加工過程で被加工物とイオンとの電気化学的反応により生じる加工生成物や、イオン交換体と被加工物との相対運動により発生するイオン交換体からの遊離物、被加工物と電極表面において副反応により生成する気泡(ガス)等が挙げられる。これらの阻害物は、電極と被加工物の間に存在することでイオンの移動の妨げになり、加工量の一様化及び均一化を図る上での妨げとなる。特に気泡は、被加工物表面にピットを生成する要因となり、このため、気泡の発生を抑制することが強く求められている。
【0008】
ここで、気泡は、電極表面及び被加工物表面において発生するガスが凝集することで生成される。このため、気泡の発生を抑制する方法の1つとして、ガス凝集を抑制することが考えられる。ガス凝集の程度は、▲1▼ガス分子の水との親和性、▲2▼電極や被加工物表面におけるガスの発生速度及びガス分布の不均一性により決まる。ここで、▲2▼については、電極や被加工物へのイオン(ここではHイオンやOHイオン)の供給量分布の偏りが気泡発生に影響を及ぼすためであり、イオンの供給量分布は、電極及び被加工物近傍の電界分布、並びに電極間の電界分布の影響を受ける。従って、電極及び被加工物近傍、更に電極間の電界の強度分布を考慮した電極の作成が必要となる。
【0009】
本発明は、上述の事情に鑑みなされたもので、電気化学的加工に際し、必然的に発生するガスの気泡への成長を抑制して、被加工物表面にピットが発生することを極力防止できるようにした電解加工装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、共に電極径が1mm以下の複数の加工電極と給電電極とを電気的に分離して配置した電極部と、被加工物を保持して前記電極部に近接させる基板保持部と、前記加工電極と前記給電電極との間に電圧を印加する電源と、前記基板保持部で保持して前記電極部に近接させた被加工物と該電極部との間に流体を供給する流体供給部と、前記基板保持部で保持した被加工物の被加工面上の一の点に対して、複数の前記加工電極が通過するように前記電極部と前記被加工物とを相対運動させる駆動部とを備えたことを特徴とする電解加工装置である。
【0011】
図2及び図3は、本発明の加工原理を示すものである。図2は、被加工物10の表面に、加工電極14に取付けたイオン交換体12aと、給電電極16に取付けたイオン交換体12bとを接触又は近接させ、加工電極14と給電電極16との間に電源17を介して電圧を印加しつつ、加工電極14及び給電電極16と被加工物10との間に流体供給部19から超純水等の液体18を供給した状態を示している。図3は、被加工物10の表面に、加工電極14に取付けたイオン交換体12aを接触又は近接させ、給電電極16を被加工物10に直接接触させて、加工電極14と給電電極16との間に電源17を介して電圧を印加しつつ、加工電極14と被加工物10との間に流体供給部19から超純水等の液体18を供給した状態を示している。
【0012】
超純水のような液自身の抵抗値が大きい液体を使用する場合には、イオン交換体12aを被加工物10の表面に「接触させる」ことが好ましく、このようにイオン交換体12aを被加工物10の表面に接触させることにより、電気抵抗を低減させることができ、印加電圧も小さくて済み、消費電力も低減できる。従って、本発明に係る加工における「接触」は、例えばCMPのように物理的なエネルギー(応力)を被加工物に与えるために、「押し付ける」ものではない。
【0013】
図2及び図3において、超純水等の液体18中の水分子20をイオン交換体12a,12bで水酸化物イオン22と水素イオン24に解離し、例えば生成された水酸化物イオン22を、被加工物10と加工電極14との間の電界と超純水等の液体18の流れによって、被加工物10の加工電極14と対面する表面に供給して、ここでの被加工物10近傍の水酸化物イオン22の密度を高め、被加工物10の原子10aと水酸化物イオン22を反応させる。反応によって生成された反応物質26は、超純水等の液体18中に溶解し、被加工物10の表面に沿った超純水等の液体18の流れによって被加工物10から除去される。これにより、被加工物10の表面層の除去加工が行われる。
【0014】
このように、本加工法は、純粋に被加工物との電気化学的相互作用のみにより被加工物の除去加工を行うものであり、CMPのような研磨部材と被加工物との物理的な相互作用及び研磨液中の化学種との化学的相互作用の混合による加工とは加工原理が異なるものである。この方法では、被加工物10の加工電極14と対面する部位が加工されるので、加工電極14を移動させることで、被加工物10の表面を所望の表面形状に加工することができる。
【0015】
なお、本発明に係る電解加工方法は、電気化学的相互作用による溶解反応のみにより被加工物の除去加工を行うため、CMPのような研磨部材と被加工物との物理的な相互作用及び研磨液中の化学種との化学的相互作用の混合による加工とは加工原理が異なるものである。したがって、材料の特性を損なわずに除去加工を行うことが可能であり、例えば前述のLow−k材に挙げられる機械的強度の小さい材料に対しても、物理的な相互作用を及ぼすことなく除去加工が可能である。また、通常の電解液を用いる電解加工方法と比較しても、加工液に500μS/cm以下の液体、好ましくは純水、更に好ましくは超純水を用いるため、被加工物表面への汚染も大幅に低減させることが可能であり、また加工後の廃液の処理も容易となる。
【0016】
また、本発明による電解加工装置によれば、共に電極径が1mm以下の複数の加工電極と給電電極とを電気的に分離し配置して電極部を構成し、この電極部と被加工物とを相対的に移動させて加工を行うことで、電極(加工電極及び給電電極)及び被加工物近接の電界分布、並びに加工電極と給電電極との間の電界分布をより一様にして、電極表面及び被加工物表面に発生したガスの気泡への成長を抑制することができる。
【0017】
請求項2に記載の発明は、互いに隣接する前記加工電極と前記給電電極との距離は、前記被加工物と前記加工電極または前記給電電極との距離に対して1倍以上に設定されていることを特徴とする請求項1記載の電解加工装置である。これにより、被加工物と加工電極または給電電極との間の通電を、互いに隣接する加工電極と給電電極との間の通電より優先させて、電流が、被加工物を通過することなく、互いに隣接する加工電極と給電電極との間を流れてしまうことを防止することができる。互いに隣接する加工電極と給電電極との距離は、被加工物と加工電極または給電電極との距離に対して、4.5倍以上であることが好ましく、9倍以上であることが更に好ましい。
【0018】
請求項3に記載の発明は、前記被加工物と前記加工電極または前記給電電極の少なくとも一方との間に、イオン交換体を配置したことを特徴とする請求項1または2記載の電解加工装置である。
請求項4に記載の発明は、前記被加工物と前記加工電極及び前記給電電極との間に、前記加工電極及び前記給電電極を一体に覆うイオン交換体を配置したことを特徴とする請求項1または2記載の電解加工装置である。これにより、電極部やイオン交換体の製作の便を図ることができる。
【0019】
請求項5に記載の発明は、前記イオン交換体は、巻付け軸と巻取り軸との間に掛け渡されて順次巻取られるようになっていることを特徴とする請求項3または4記載の電解加工装置である。これにより、イオン交換体を順次巻取ることによって、イオン交換体の交換を自動で行うことができので、イオン交換体を高速で交換することができる。したがって、イオン交換体の交換による装置のダウンタイムを短くして、スループットを向上させることができる。
請求項6に記載の発明は、前記イオン交換体を再生するイオン交換体再生部を更に有することを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の電解加工装置である。これにより、電解加工に使用されたイオン交換体を自動的に再生することができるので、ランニングコストを低減するとともに、装置のダウンタイムを短くすることが可能となる。
【0020】
請求項7に記載の発明は、前記流体供給部は、前記電極部を貫通する流体供給路を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電解加工装置である。これにより、基板保持部で保持して電極部に近接させた被加工物と該電極部との間に、電極板を通過させた液体を供給することができる。
請求項8に記載の発明は、前記電極部は、液体の流通が可能なポーラス状の絶縁体からなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の電解加工装置である。これにより、例えば電極板に貫通孔を設けるといった面倒な加工を行うことなく、電極板の内部を液体が通過するようにすることができる。
【0021】
請求項9に記載の発明は、前記流体は、純水、超純水、電気電導率が500μS/cm以下の流体または電解液であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の電解加工装置である。ここで、純水は、例えば電気伝導度(1atm,25℃換算、以下同じ)が10μS/cm以下の水である。超純水は、電気伝導度が0.1μS/cm(比抵抗で10MΩ・cm)以下の水である。このように、純水、より好ましくは超純水を使用して電解加工を行うことで、加工面に不純物を残さない清浄な加工を行うことができ、これによって、電解加工後の洗浄工程を簡素化することができる。具体的には、電解加工後の洗浄工程は1段若しくは2段でよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では、被加工物として基板を使用し、電解加工装置で基板を加工するようにした例を示しているが、本発明を基板以外にも適用できることは言うまでもない。
【0023】
図4は、本発明の実施の形態における電解加工装置を備えた基板処理装置の構成を示す平面図である。図4に示すように、この基板処理装置は、例えば、図1(b)に示すように、表面に導電体膜(被加工物)としての銅膜6を有する基板Wを収納したカセットを搬出入する搬出入部としての一対のロード・アンロード部30と、基板の1次洗浄を行う第1洗浄機31aと、基板の2次洗浄(仕上げ洗浄)を行う第2洗浄機31bと、基板Wを反転させる反転機32と、電解加工装置34とを備えている。これらの機器は、直列に配置されており、これらの機器の間で基板Wを搬送して授受する搬送装置としての搬送ロボット36がこれらの機器と平行に走行自在に配置されている。また、電解加工装置34による電解加工の際に、後述する加工電極76と給電電極78との間に印加する電圧又はこれらの間を流れる電流をモニタするモニタ部38がロード・アンロード部30に隣接して配置されている。
【0024】
図5は、基板処理装置内の電解加工装置34を模式的に示す縦断面図、図6は、図5の平面図である。図5に示すように、電解加工装置34は、上下動可能かつ水平方向に揺動自在なアーム40と、アーム40の自由端に垂設され、表面(被処理面)を下向き(フェイスダウン)にして基板Wを吸着保持する基板保持部42と、基板保持部42の下方に配置される円板状の電極部44と、電極部44に接続される電源46とを備えている。
【0025】
アーム40は、揺動用モータ48に連結された揺動軸50の上端に取付けられており、揺動用モータ48の駆動に伴って水平方向に揺動するようになっている。また、この揺動軸50は、上下方向に延びるボールねじ52に連結されており、ボールねじ52に連結された上下動用モータ54の駆動に伴ってアーム40とともに上下動するようになっている。
【0026】
基板保持部42は、自転用モータ56に連結されており、この自転用モータ56の駆動に伴って回転(自転)するようになっている。また、上述したように、アーム40は、上下動及び水平方向に揺動可能となっており、基板保持部42はアーム40と一体となって上下動及び水平方向に揺動可能となっている。
【0027】
電極部44は、平板状の架台60の上面に取付けられており、この架台60は、中空モータ62に連結されている。これによって、電極部44は、中空モータ62の駆動に伴って、架台60と一体に回転するようになっている。ここで、電極部44の回転中心Oと基板保持部42の回転中心Oとの間には、距離dが設けられて、電極部44は回転中心Oを中心に回転(自転)し、基板保持部42は回転中心Oを中心に回転(自転)するように構成されている。
【0028】
架台60の電極部44を挟んだ両端部には、イオン交換体68を巻付けた巻付け軸64とイオン交換体68を巻取る巻取り軸66が回転自在に配置され、巻付け軸64と巻取り軸66との間に長尺状に延びるイオン交換体68が掛け渡されている。更に、巻取り軸66は、巻取りモータ70に連結されている。これにより、この巻取りモータ70の駆動に伴って巻取り軸66を回転させることで、巻付け軸66に巻付けたイオン交換体68を順次巻取り、これによって、イオン交換体68の交換を自動で行うことができるようになっている。このように、イオン交換体68の交換を自動で行うことで、イオン交換体68を高速で交換し、イオン交換体68の交換による装置のダウンタイムを短くして、スループットを向上させることができる。
【0029】
イオン交換体68は、例えば、アニオン交換能又はカチオン交換能を付与した不織布で構成されている。カチオン交換体は、好ましくは強酸性カチオン交換基(スルホン酸基)を担持したものであるが、弱酸性カチオン交換基(カルボキシル基)を担持したものでもよい。また、アニオン交換体は、好ましくは強塩基性アニオン交換基(4級アンモニウム基)を担持したものであるが、弱塩基性アニオン交換基(3級以下のアミノ基)を担持したものでもよい。
【0030】
ここで、例えば強塩基性アニオン交換能を付与した不織布は、繊維径20〜50μmで空隙率が約90%のポリオレフィン製の不織布に、γ線を照射した後グラフト重合を行ういわゆる放射線グラフト重合法により、グラフト鎖を導入し、次に導入したグラフト鎖をアミノ化して4級アンモニウム基を導入して作製される。導入されるイオン交換基の容量は、導入するグラフト鎖の量により決定される。グラフト重合を行うためには、例えばアクリル酸、スチレン、メタクリル酸グリシジル、更にはスチレンスルホン酸ナトリウム、クロロメチルスチレン等のモノマーを用い、これらのモノマー濃度、反応温度及び反応時間を制御することで、重合するグラフト量を制御することができる。したがって、グラフト重合前の素材の重量に対し、グラフト重合後の重量の比をグラフト率と呼ぶが、このグラフト率は、最大で500%が可能であり、グラフト重合後に導入されるイオン交換基は、最大で5meq/gが可能である。
【0031】
強酸性カチオン交換能を付与した不織布は、上記強塩基性アニオン交換能を付与する方法と同様に、繊維径20〜50μmで空隙率が約90%のポリオレフィン製の不織布に、γ線を照射した後グラフト重合を行ういわゆる放射線グラフト重合法により、グラフト鎖を導入し、次に導入したグラフト鎖を、例えば加熱した硫酸で処理してスルホン酸基を導入して作製される。また、加熱したリン酸で処理すればリン酸基が導入できる。ここでグラフト率は、最大で500%が可能であり、グラフト重合後に導入されるイオン交換基は、最大で5meq/gが可能である。
【0032】
イオン交換体68の素材の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系高分子、又はその他有機高分子が挙げられる。また素材形態としては、不織布の他に、織布、シート、多孔質材、短繊維等が挙げられる。
【0033】
ここで、ポリエチレンやポリプロピレンは、放射線(γ線と電子線)を先に素材に照射する(前照射)ことで、素材にラジカルを発生させ、次にモノマーと反応させてグラフト重合することができる。これにより、均一性が高く、不純物が少ないグラフト鎖ができる。一方、その他の有機高分子は、モノマーを含浸させ、そこに放射線(γ線、電子線、紫外線)を照射(同時照射)することで、ラジカル重合することができる。この場合、均一性に欠けるが、ほとんどの素材に適用できる。
【0034】
このように、イオン交換体68をアニオン交換能又はカチオン交換能を付与した不織布で構成することで、純水又は超純水や電解液等の液体が不織布の内部を自由に移動して、不織布内部の水分解触媒作用を有する活性点に容易に到達することが可能となって、多くの水分子が水素イオンと水酸化物イオンに解離される。更に、解離によって生成した水酸化物イオンが純水又は超純水や電解液等の液体の移動に伴って効率良く加工電極76(図8参照)の表面に運ばれるため、低い印加電圧でも高電流が得られる。
【0035】
ここで、イオン交換体68をアニオン交換基又はカチオン交換基の一方を付与したもののみで構成すると、電解加工できる被加工材料が制限されるばかりでなく、極性により不純物が生成しやすくなる。そこで、アニオン交換基を有するアニオン交換体とカチオン交換基を有するカチオン交換体とを重ね合わせたり、イオン交換体68自体にアニオン交換基とカチオン交換基の双方の交換基を付与するようにしたりしてもよく、これにより、被加工材料の範囲を拡げるとともに、不純物を生成しにくくすることができる。
【0036】
更に、長尺状に延びるイオン交換体68の電極部44の上流側に位置して、イオン交換体68の幅方向の全長に跨って延びる、流体供給部としての純水ノズル72が配置されている。この純水ノズル(流体供給部)72は、純水、より好ましくは超純水を電極部44の上面側に供給する複数の噴射口を有している。ここで、純水は、例えば電気伝導度が10μS/cm以下の水であり、超純水は、例えば電気伝導度が0.1μS/cm以下の水である。このように電解質を含まない純水又は超純水を使用して電解加工を行うことで、基板Wの表面に電解質等の余分な不純物が付着したり、残留したりすることをなくすことができる。更に、電解によって溶解した銅イオン等が、イオン交換体68にイオン交換反応で即座に捕捉されるため、溶解した銅イオン等が基板Wの他の部分に再度析出したり、酸化されて微粒子となり基板Wの表面を汚染したりすることがない。
【0037】
また、純水又は超純水の代わりに電気伝導度500μS/cm以下の液体や、任意の電解液、例えば純水又は超純水に電解質を添加した電解液を使用してもよい。電解液を使用することで、電気抵抗を低減して消費電力を削減することができる。この電解液としては、例えば、NaClやNaSO等の中性塩、HClやHSO等の酸、更には、アンモニア等のアルカリなどの溶液を使用することができ、被加工物の特性によって適宜選択して使用することができる。
【0038】
更に、純水又は超純水の代わりに、純水又は超純水に界面活性剤等を添加して、電気伝導度が500μS/cm以下、好ましくは、50μS/cm以下、更に好ましくは、0.1μS/cm以下(比抵抗で10MΩ・cm以上)にした液体を使用してもよい。このように、純水又は超純水に界面活性剤を添加することで、基板Wとイオン交換体68の界面にイオンの移動を防ぐ一様な抑制作用を有する層を形成し、これによって、イオン交換(金属の溶解)の集中を緩和して被加工面の平坦性を向上させることができる。ここで、界面活性剤濃度は、100ppm以下が好ましい。なお、電気伝導度の値が、500μS/cm以下、好ましくは、50μS/cm以下、更に好ましくは、0.1μS/cm以下の液体を使用することで、所望の加工速度を得ることができる。
【0039】
図7は電極部44を示す平面図、図8は図7の部分拡大図である。図7及び図8に示すように、電極部44は、円板状の絶縁体からなる電極板74を備えており、この電極板74の内部に、電極径dが1mm以下の多数の加工電極76と、同じく電極径dが1mm以下の多数の給電電極78が、交互かつ全面に亘って均等に分散した状態で埋設されて配置されている。加工電極76と給電電極78は、絶縁体からなる電極板74で電気的に分離されている。これらの加工電極76及び給電電極78の上面は、上述したイオン交換体68により一体に覆われる。各加工電極76及び給電電極78は同一形状であり、基板Wと電極部44とを相対移動させたときに、基板Wの被加工面上の各点における存在頻度が略均一となるように、電極板74の内部の略全面に配置されている。
【0040】
この例では、加工電極76はスリップリング80(図5参照)を介して電源46の陰極に接続され、給電電極78はスリップリング80を介して電源46の陽極に接続されている。例えば、銅を加工する場合においては、陰極側に電解加工作用が生じるので、陰極に接続した電極が加工電極となり、陽極に接続した電極が給電電極となる。一方、加工材料によっては、給電電極を電源の陰極に接続し、加工電極を電源の陽極に接続してもよい。例えば、被加工材料が例えばアルミニウムやシリコンである場合には、陽極側で電解加工作用が生じるため、電源の陽極に接続した電極が加工電極となり、陰極に接続した電極が給電電極となる。
【0041】
ここで、加工電極76及び給電電極78は、電解反応により、酸化又は溶出が一般に問題となる。このため、電極の素材として、電極に広く使用されている金属や金属化合物よりも、炭素、比較的不活性な貴金属、導電性酸化物又は導電性セラミックスを使用することが好ましい。この貴金属を素材とした電極としては、例えば、下地の電極素材にチタンを用い、その表面にめっきやコーティングで白金又はイリジウムを付着させ、高温で焼結して安定化と強度を保つ処理を行ったものが挙げられる。セラミックス製品は、一般に無機物質を原料として熱処理によって得られ、各種の非金属・金属の酸化物・炭化物・窒化物などを原料として、様々な特性を持つ製品が作られている。この中に導電性を持つセラミックスもある。電極が酸化すると電極の電気抵抗値が増加し、印加電圧の上昇を招くが、このように、白金などの酸化しにくい材料やイリジウムなどの導電性酸化物で電極表面を保護することで、電極素材の酸化による導電性の低下を防止することができる。
【0042】
次に、この実施の形態における電解加工装置34を用いた基板処理(電解加工)について説明する。まず、例えば、図1(b)に示すように、表面に導電体膜(被加工部)として銅膜6を形成した基板Wを収納したカセットをロード・アンロード部30にセットし、このカセットから1枚の基板Wを搬送ロボット36で取り出す。搬送ロボット36は、取り出した基板Wを必要に応じて反転機32に搬送し、基板Wの導電体膜(銅膜6)を形成した表面が下を向くように反転させる。
【0043】
搬送ロボット36は、反転させた基板Wを受取り、これを電解加工装置34に搬送し、基板保持部42により吸着保持させる。そして、アーム40を移動させて基板Wを保持した基板保持部42を電極部44の直上方の加工位置まで移動させる。次に、上下動用モータ54を駆動して基板保持部42を下降させ、この基板保持部42で保持した基板Wを電極部44の上面を覆うイオン交換体68の表面に接触又は近接させる。この状態で、中空モータ62を駆動して電極部44を回転させるとともに、自転用モータ56を駆動して基板保持部42及び基板Wを回転させて基板Wと電極部44とを相対運動させる。このとき、純水ノズル72の噴射口から基板Wと電極部44との間に純水、より好ましくは超純水を噴射する。そして、電源46により加工電極76と給電電極78との間に所定の電圧を印加し、イオン交換体68により生成された水素イオン又は水酸化物イオンによって、加工電極(陰極)76において基板Wの表面の導電体膜(銅膜6)の電解加工を行う。
【0044】
この実施の形態のように、電極径が1mm以下の複数の加工電極76と、電極径が1mm以下の複数の給電電極78とを電気的に分離し、均一に分散させて配置して電極部44を構成し、この電極部44と基板Wとを相対的に移動させて加工を行うことで、加工電極76、給電電極78及び基板W近接の電界分布、並びに加工電極76と給電電極78との間の電界分布をより一様にして、加工電極76、給電電極78及び基板Wの表面に発生したガスの気泡への成長を抑制することができる。
【0045】
また、加工電極76を多数設け、電解加工に際して、基板保持部42で保持した基板Wの被加工面上の一の点に対して、複数の加工電極76が通過するようにすることで、各加工電極76間で加工速度のバラツキがあっても、この加工速度のバラツキを平均化させて、基板Wの全面においてnm/minオーダでの加工速度の均一化を図ることが可能となる。
【0046】
なお、各加工電極76及び各給電電極78は、その表面(上面)が電極板74の表面と同一乃至一定の間隔を有するように電極板74の内部に均一高さで埋設されていることが望ましい。これにより、各電極の表面と基板との距離に差が出て、各電極の表面と基板との間の抵抗が変化し、電流にバラツキが生じてしまうことを防止することができる。
【0047】
ここで、互いに隣接する加工電極76と給電電極78との距離を、基板Wと加工電極76または給電電極78との距離に対して1倍以上、好ましくは4.5倍以上、更に好ましくは9倍以上に設定することで、基板Wと加工電極76または給電電極78との間の通電を、互いに隣接する加工電極76と給電電極78との間の通電より優先させて、電流が、基板Wを通過することなく、互いに隣接する加工電極76と給電電極78との間を流れてしまうことを防止することができる。
また、個々の加工電極76と給電電極78、若しくは複数の加工電極76と給電電極78をグループ化して、一定の領域毎に印加する電圧または流れる電流を独立に制御するようにしてもよい。
【0048】
電解加工中には、加工電極76と給電電極78との間に印加する電圧、又はこの間を流れる電流をモニタ部38でモニタして、エンドポイント(加工終点)を検知する。すなわち、同じ電圧(電流)を印加した状態で電解加工を行うと、材料によって流れる電流(印加される電圧)に違いが生じる。例えば、図9(a)に示すように、表面に材料Bと材料Aとを順次成膜した基板Wの該表面に電解加工を施したときに流れる電流をモニタすると、材料Aを電解加工している間は一定の電流が流れるが、異なる材料Bの加工に移行する時点で流れる電流が変化する。同様に、加工電極と給電電極との間に印加される電圧にあっても、図9(b)に示すように、材料Aを電解加工している間は一定の電圧が印加されるが、異なる材料Bの加工に移行する時点で印加される電圧が変化する。なお、図9(a)は、材料Bを電解加工するときの方が、材料Aを電解加工するときよりも電流が流れにくくなる場合を、図9(b)は、材料Bを電解加工するときの方が、材料Aを電解加工するときよりも電圧が高くなる場合の例を示している。これにより、この電流又は電圧の変化をモニタすることでエンドポイントを確実に検知することができる。
【0049】
なお、モニタ部38で加工電極と給電電極との間に印加する電圧、又はこの間を流れる電流をモニタして加工終点を検知するようにした例を説明したが、このモニタ部38で、加工中の基板の状態の変化をモニタして、任意に設定した加工終点を検知するようにしてもよい。この場合、加工終点は、被加工面の指定した部位について、所望の加工量に達した時点、もしくは加工量と相関関係を有するパラメータが所望の加工量に相当する量に達した時点を指す。このように、加工の途中においても、加工終点を任意に設定して検知できるようにすることで、多段プロセスでの電解加工が可能となる。
【0050】
例えば、基板が異材料に達したときに生じる摩擦係数の違いによる摩擦力の変化や、基板の表面の凹凸を平坦化する際、凹凸を除去したことにより生じる摩擦力の変化等を検出することで加工量を判断し、加工終点を検出することとしてもよい。また、被加工面の電気抵抗による発熱や、加工面と被加工面との間に液体(純水)の中を移動するイオンと水分子の衝突による発熱が生じ、例えば基板の表面に堆積した銅膜を定電圧制御で電解研磨する際には、電解加工が進み、バリア層や絶縁膜が露出するのに伴って、電気抵抗が大きくなり電流値が小さくなって発熱量が順に減少する。したがって、この発熱量の変化を検出することで加工量を判断し、加工終点を検出することとしてもよい。あるいは、異材料に達した時に生じる反射率の違いによる反射光の強度の変化を検出して、基板上の被加工膜の膜厚を検知し、これにより加工終点を検出してもよい。また、銅膜等の導電性膜の内部に渦電流を発生させ、基板の内部を流れる渦電流をモニタし、例えば渦電流をモニタするセンサのインピダンスや周波数の変化を検出して、基板上の被加工膜の膜厚を検知し、これにより加工終点を検出してもよい。更に、電解加工にあっては、加工電極と給電電極との間を流れる電流値で加工レートが決まり、加工量は、この電流値と加工時間の積で求められる電気量に比例する。したがって、電流値と加工時間の積で求められる電気量を積算し、この積算値が所定の値に達したことを検出することで加工量を判断し、加工終点を検出してもよい。
【0051】
電解加工完了後、電源46の接続を切り、電極部44及び基板保持部42の回転を停止させ、しかる後、基板保持部42を上昇させ、アーム40を移動させて基板Wを搬送ロボット36に受け渡す。基板Wを受け取った搬送ロボット36は、必要に応じて反転機32に搬送して基板Wを反転させた後、1次洗浄用の第1洗浄機31aに搬送する。そして、この第1洗浄機31aで、例えばスポンジロールによる1次洗浄や、純水または薬液によるリンス(1次洗浄)を行った後、この1次洗浄後の基板Wを搬送ロボット36で2次洗浄用の第2洗浄機31bに搬送する。次に、この第2洗浄機31bで、例えば純水による基板の2次洗浄(仕上げ洗浄)を行い、基板を高速回転させてスピン乾燥させた後、ロード・アンロード部30のカセットに戻す。
【0052】
ここで、上述のように電解加工を継続し、イオン交換体のイオン交換容量が使用限界まで達すると、イオン交換体を交換する必要が生じる。この実施の形態における電解加工装置によれば、巻取りモータ70を駆動することで、イオン交換体68の交換を自動で行うことができるので、高速でイオン交換体68を交換することができる。したがって、イオン交換体68の交換による装置のダウンタイムを短くしてスループットを向上することができる。このイオン交換体68の交換は、電解加工後、もしくは1回の加工と次の加工との間のインターバルに行うことが好ましい。
【0053】
ここで、超純水のような液自身の抵抗値が大きい液体を使用する場合には、イオン交換体68を基板Wに接触させることにより、電気抵抗を低減させることができ、印加電圧も小さくて済み、消費電力も低減できる。この「接触」は、例えばCMPのように物理的なエネルギー(応力)を被加工物に与えるために、「押し付ける」ことを意味するものではない。したがって、この実施の形態における電解加工装置では、基板Wの電極部44への接触又は近接には上下動用モータ54を用いており、例えばCMP装置において基板と研磨部材を積極的に押し付ける押圧機構は具備していない。すなわち、CMPにおいては、一般に20〜50kPa程度の押圧力で基板を研磨面に押し付けているが、この実施の形態の電解加工装置では、例えば、20kPa以下の圧力でイオン交換体68を基板Wに接触させればよく、10kPa以下の圧力でも十分除去加工効果が得られる。
【0054】
この実施の形態では、電極部44と基板Wをともに回転させ、基板Wと電極部44とを偏心回転運動させた例を説明したが、これに限られるものではない。すなわち、被加工物の被加工面上の一の点に対して複数の加工電極が通過するように加工電極と被加工物とを相対運動させればよく、そのような相対運動は、回転運動、往復運動、偏心回転運動、及びスクロール運動の少なくとも1つ、あるいは、回転運動、往復運動、偏心回転運動、及びスクロール運動の任意の組み合わせとすることができる。
【0055】
また、上述の実施の形態においては、縦方向に並ぶ各列の一つ置きの列に位置する電極(加工電極)76をスリップリング80(図5参照)を介して電源46の陰極に、他の列に位置する電極(給電電極)78をスリップリング80を介して電源46の陽極にそれぞれ接続して加工電極76と給電電極78とを交互に配置し、電極部44と基板Wとを相対移動させたとき、基板Wの被加工面上の各点におけるこれらの加工電極76と給電電極78の存在頻度が略均一となるようにしている。すなわち、この例では、各加工電極76と各給電電極78が、これらを結んだ時に正三角形の各頂点に位置して、加工電極76と給電電極78、並びに加工電極76及び給電電極78同士の間隔が全て等しくなるようになっている。
【0056】
なお、この例では、加工電極76と給電電極78の数がほぼ同じになるようにしているが、加工速度を上げるため、加工電極の数を増やす等、加工条件等に応じて、加工電極76と給電電極78の数を任意に変更するようにしても良い。また、電極板74の全面をイオン交換体68で覆うことで、超純水を用いた電解加工を行うことができるようにしているが、電解液を用いる場合には、各種スクラブ部材(多孔質材料など通液性を持たせたもの)で電極板の全体を覆うようにしてもよい。
【0057】
また、図10に示すように、格子状に縦横方向に並ぶ各列の一つ置きの列を加工電極76、他の列を給電電極78として、互いに隣接する加工電極76と給電電極78、並びに加工電極76及び給電電極78同士の間隔が全て等間隔となるようにしてもよい。
【0058】
図11は、本発明の他の実施の形態の電解加工装置におけるイオン交換体、及びその循環システムを示す。つまり、この例では、イオン交換体68として、無端状のものを使用している。そして、このイオン交換体68は、所定間隔離間した一対のリール91,92と、リール91,92の下方に互いに対峙して配置された各一対のローラ97a,97b、97c,97dの間に架け渡されて、これらの間を循環するようになっている。更に、ローラ97a,97bとローラ97c,97dとの間に位置して、イオン交換体68を再生する再生装置100が配置されている。例えば、イオン交換体68としてカチオン交換基を付与したものを使用して銅の電解加工を行うと、加工終了後に銅がイオン交換体(カチオン交換体)68のイオン交換基の多くを占有しており、次の加工を行う時の加工効率が悪くなる。また、イオン交換体68としてアニオン交換基を付与したものを使用して銅の電解加工を行うと、イオン交換体(アニオン交換体)68の表面に銅の酸化物の微粒子が生成されて付着し、次の処理基板の表面を汚染するおそれがある。再生装置100は、このような場合に、イオン交換体68を再生して、これらの弊害を除去するものである。
【0059】
この再生装置100は、下方に開口する凹部102aを有する再生電極保持部102と、この凹部102aに配置された再生電極104と、凹部102aの下方開口端を閉塞する隔壁106と、隔壁106の下方に配置される再生電極板112が備えられ、この再生電極板112の上面に対電極108が埋設されている。隔壁106と対電極108との間には、再生に付するイオン交換体68が配置されている。再生電極保持部102の内部には、隔壁106により区画される排出部110が形成されている。また、再生電極保持部102には、この排出部110に連通する液体入口102bと液体出口102cとがそれぞれ形成されている。これにより、液体入口102bから排出部110内に液体が供給され、この排出部110内に供給された液体は、排出部110の内部を満たして該液体内に再生電極104を浸漬させながら、排出部110を一方向に流れて液体出口102cから順次外部に排出されるようになっている。
【0060】
更に、再生電極板112のほぼ中央に位置して、上下に貫通する貫通孔112aが設けられ、この貫通孔112aの下端に、純水または超純水を供給する純水供給管114が接続されている。これにより、純水供給管114から供給された純水または超純水は、貫通孔112aを通過して再生電極板112の上面側に達する。このように、イオン交換体68の再生中に、再生電極板112とイオン交換体68との間に純水または超純水を供給することで、イオン交換体68の再生によって発生するガスや発熱を除去することができる。
【0061】
隔壁106は、再生に付するイオン交換体68から除去される不純物イオンの移動の妨げとなることなく、しかも排出部110の内部の隔壁106と再生電極104との間を流れる液体(液体中のイオンも含む)のイオン交換体68側への透過を防止できることが好ましい。具体例としては、イオン交換体は、カチオン又はアニオンの一方を選択的に透過することができ、しかも、膜状のイオン交換体を用いることで、隔壁106と再生電極104との間を流れる液体がイオン交換体68側に浸入することを防止することができ、上述した要求を満たすことができる。
【0062】
この実施の形態では、隔壁106として、再生に付するイオン交換体68と同じイオン交換基を有しているイオン交換体を使用している。すなわち、イオン交換体68としてカチオン交換基を有するカチオン交換体を使用していれば、隔壁(イオン交換体)106としてカチオン交換体を使用し、イオン交換体68としてアニオン交換基を有するアニオン交換体を使用していれば、隔壁(イオン交換体)106としてアニオン交換体を使用する。
【0063】
また、排出部110内に供給する液体は、例えば、電解液で、導電率が高くかつ被処理イオン交換体から除去されるイオンとの反応により難溶性又は不溶性の化合物を生成しない液体であることが好ましい。つまり、この液体は、再生に付するイオン交換体68から移動し隔壁106を通過したイオンを該液体の流れで系外に排出するためのもので、このように、誘電率が高くかつイオン交換体から除去されるイオンとの反応により不溶性の化合物を生じない液体を供給することで、この液体の電気抵抗を下げて再生装置100の消費電力を少なく抑え、しかも、不純物イオンとの反応で不溶性の化合物(2次生成物)が生成されて隔壁106に付着することを防止することができる。この液体は、排出する不純物イオンの種類によって選択されるが、例えば、銅の電解研磨に使用したイオン交換体を再生する時に使用するものとして、濃度が1wt%以上の硫酸を挙げることができる。
【0064】
再生電極104は電源の一方の電極(例えば陰極)に接続され、対電極108は電源の他方の電極(例えば陽極)に接続される。例えば、イオン交換体68としてカチオン交換体を使用した場合には、再生電極104が陰極となり、イオン交換体68としてアニオン交換体を使用した場合には、再生電極104が陽極となるように制御する。
【0065】
このように、再生電極104に電源の一方の電極(例えば陰極)を接続し、対電極108に他方の電極(例えば陽極)を接続して、再生電極104と対電極108との間に電圧を印加する。このとき、再生電極保持部102の内部に設けた排出部110内に液体を供給し、排出部110内に液体を満たして該液体中に再生電極104を浸漬させ、この液体が排出部110内を一方向に流れて液体出口102cから外部に流出するようにする。同時に、再生電極板112の上面側のイオン交換体68との間に純水または超純水を供給する。
【0066】
このとき、再生電極104がイオン交換体68(及び隔壁106)の極性と逆になるように制御する。すなわち、イオン交換体68(及び隔壁106)としてカチオン交換体を使用した場合には、再生電極104が陰極で対電極108が陽極となり、イオン交換体68(及び隔壁106)としてアニオン交換体を使用した場合には、再生電極104が陽極で対電極108が陰極となるようにする。このようにして、イオン交換体68のイオンを再生電極104に向けて移動させ、隔壁106を通過させて排出部110に導き、この排出部110に移動したイオンをこの排出部110内に供給される液体の流れで系外に排出して、イオン交換体68の再生を行い、同時に再生電極板112とイオン交換体68との間に純水または超純水を供給することで、イオン交換体68の再生によって発生するガスや発熱を除去する。このとき、イオン交換体68として、カチオン交換体を使用した場合には、イオン交換体68に取り込まれたカチオンが隔壁106を通過して排出部110の内部に移動し、アニオン交換体を使用した場合には、イオン交換体68に取り込まれたアニオンが隔壁106を通過して排出部110の内部に移動して、イオン交換体68が再生される。
【0067】
上述したように、隔壁106として、再生に付するイオン交換体68と同じイオン交換基を有しているイオン交換体を使用することで、イオン交換体68中の不純物イオンの隔壁(イオン交換体)106の内部の移動が隔壁(イオン交換体)106によって妨げられることを防止して、消費電力が増加することを防止し、しかも隔壁106と再生電極104との間を流れる液体(液体中のイオンも含む)のイオン交換体68側への透過を阻止して、再生後のイオン交換体68の再汚染を防止することができる。更に、隔壁106と再生電極104との間に、導電率が50μS/cm以上でかつイオン交換体68から除去されるイオンとの反応により難溶性又は不溶性の化合物を生成しない液体を供給することで、この液体の電気抵抗を下げて再生部の消費電力を少なく抑え、しかも不純物イオンとの反応で生成された不溶性の化合物(2次生成物)が隔壁106に付着して再生電極104と対電極108との間の電気抵抗が変化し、制御が困難となることを防止することができる。なお、この純水又は超純水の代わりに、電気伝導度が500μS/cm以下の液体や電解液を使用してもよい。
【0068】
このように、この実施の形態の電解加工装置によれば、電解加工に使用されたイオン交換体を自動的に再生することができるので、ランニングコストを低減することができると同時に、ダウンタイムを短くすることが可能となる。
【0069】
なお、上記の例では、純水ノズル72をイオン交換体68の上方に配置し、この純水ノズル72から純水、より好ましくは超純水を電極部44の上面側に供給するようにした例を示している。図示しないが、電極板に上下に貫通する貫通孔(流体供給路)を設けるとともに、中空モータの内部に、純水供給源から延びて前記貫通孔に連通する純水配管を挿通することで、電極板の下方からこの上面に純水、より好ましくは超純水を供給するようにしてもよい。この場合、電極板を、液体の流通が可能なポーラス状の絶縁体で構成することで、この内部に貫通孔等を設ける必要をなくすることができる。
【0070】
これまで本発明の一実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
【0071】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、電極(加工電極及び給電電極)及び被加工物近接の電界分布、並びに加工電極と給電電極との間の電界分布をより一様にして、電極表面及び被加工物表面に発生したガスの気泡への成長を抑制することができ、これによって被加工物表面にピットが発生することを極力防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】銅配線基板の一製造例を工程順に示す図である。
【図2】加工電極及び給電電極を基板(被加工物)に近接させ、加工電極及び給電電極と基板(被加工物)との間に純水又は電気伝導度が500μS/cm以下の流体を供給するようにしたときの本発明による電解加工の原理の説明に付する図である。
【図3】加工電極のみにイオン交換体を取付けて、加工電極と基板(被加工物)との間に流体を供給するようにしたときの本発明による電解加工の原理の説明に付する図である。
【図4】本発明の実施の形態における電解加工装置を備えた基板処理装置を示す平面図である。
【図5】図4に示す基板処理装置の電解加工装置を模式的に示す縦断面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図5の電解加工装置における電極部を示す平面図である。
【図8】図7の部分拡大図である。
【図9】図9(a)は、異なる材料を成膜した基板の表面に電解加工を施したときに流れる電流と時間の関係を、図9(b)は、同じく印加される電圧と時間の関係をそれぞれ示すグラフである。
【図10】電極部の変形例を示す図8相当図である。
【図11】本発明の他の実施の形態の電解加工装置におけるイオン交換体、及びその循環システムを示す図である。
【符号の説明】
34 電解加工装置
38 モニタ部
40 アーム
42 基板保持部
44 電極部
46 電源
50 揺動軸
52 ボールねじ
56 自転用モータ
60 架台
62 中空モータ
64 巻付け軸
66 巻取り軸
68 イオン交換体
70 巻取りモータ
72 純水ノズル(流体供給部)
74 電極板
76 加工電極
78 給電電極
100 再生装置
102 再生電極保持部
104 再生電極
106 隔壁
108 対電極
110 排出部

Claims (9)

  1. 共に電極径が1mm以下の複数の加工電極と給電電極とを電気的に分離して配置した電極部と、
    被加工物を保持して前記電極部に近接させる基板保持部と、
    前記加工電極と前記給電電極との間に電圧を印加する電源と、
    前記基板保持部で保持して前記電極部に近接させた被加工物と該電極部との間に流体を供給する流体供給部と、
    前記基板保持部で保持した被加工物の被加工面上の一の点に対して、複数の前記加工電極が通過するように前記電極部と前記被加工物とを相対運動させる駆動部とを備えたことを特徴とする電解加工装置。
  2. 互いに隣接する前記加工電極と前記給電電極との距離は、前記被加工物と前記加工電極または前記給電電極との距離に対して1倍以上に設定されていることを特徴とする請求項1記載の電解加工装置。
  3. 前記被加工物と前記加工電極または前記給電電極の少なくとも一方との間に、イオン交換体を配置したことを特徴とする請求項1または2記載の電解加工装置。
  4. 前記被加工物と前記加工電極及び前記給電電極との間に、前記加工電極及び前記給電電極を一体に覆うイオン交換体を配置したことを特徴とする請求項1または2記載の電解加工装置。
  5. 前記イオン交換体は、巻付け軸と巻取り軸との間に掛け渡されて順次巻取られるようになっていることを特徴とする請求項3または4記載の電解加工装置。
  6. 前記イオン交換体を再生するイオン交換体再生部を更に有することを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の電解加工装置。
  7. 前記流体供給部は、前記電極部を貫通する流体供給路を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電解加工装置。
  8. 前記電極部は、液体の流通が可能なポーラス状の絶縁体からなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の電解加工装置。
  9. 前記流体は、純水、超純水、電気電導率が500μS/cm以下の流体または電解液であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の電解加工装置。
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