JP2004321696A - 光イメージング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】観察中に生体組織と光プローブとの位置関係が変化して画像化位置から観察対象物が移動してしまった場合にも、容易に良好な画像を観察させ続けることが可能な光イメージング装置を実現する。
【解決手段】光イメージング装置1は、水平スキャナ16aと、焦点変更手段として観測光を深部方向に垂直方向走査する垂直スキャナ16bとから構成される3次元スキャナ16を有している。また、光イメージング装置1は、観測用集光光学系17からの被検部までの距離を計測する距離計測光学系を有して構成される。光イメージング装置1は、コンピュータ24の制御により距離計測光学系の距離計測用光路長可変機構40を高速でスキャンニングして距離計測用光検出素子38で検出される光の強度が最大となる距離を検出し、この距離に応じた焦点距離となるように3次元スキャナ16を制御駆動する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光源からの光束を走査して被検部の断層像を得る光イメージング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光イメージング装置は、医療用分野において広く用いられている。光イメージング装置は、被検部の生体組織に光源からの光束を照射し、その被検部からの戻り光の情報から被検部の断層像を構築するものである。
【0003】
このような光イメージング装置は、例えば、低干渉光(低コヒーレンス光)を発生する光源を用いるOCT(Optical Coherence Tomography )と呼ばれるものが知られている。OCTは、光源からの低干渉光を被検部の生体組織に対して走査して対物光学系からその焦点で集光する光走査プローブ(以下、単に光プローブと略記)を備えている。そして、OCTは、光プローブで上記対物光学系を経て得た被検部の生体組織から反射光及び散乱光である戻り光を干渉させて受光手段で受光し生体組織のOCT断層像(光イメージング像)を得るものである。
【0004】
一方、光イメージング装置は、例えば、共焦点光学系を有するものがある。この共焦点光学系を有する光イメージング装置は、光源からのレーザ光(コヒーレンス光)を被検部の生体組織に対して走査して対物光学系からその焦点で集光する光プローブを備えている。そして、共焦点光学系を有する光イメージング装置は、光プローブで上記対物光学系を経て得た被検部の生体組織から反射光及び散乱光である戻り光を上記対物光学系と共焦点の関係になっている受光手段で受光し生体組織の共焦点画像(光イメージング像)を得る。
【0005】
このような光イメージング装置は、例えば、上記OCTに上記共焦点光学系を組み合わせ、光干渉を用いて高分解能で被検部の小領域の断層像を得るものがある。この光イメージング装置は、被検部の水平方向の分解能が共焦点の分解能で限定されて、被検部の深部方向(深さ方向)がOCTの分解能で限定される。このため、上記光イメージング装置は、被検部の小領域を正確に走査して、綺麗な断層像を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、OCTに共焦点光学系を組み合わせた上記光イメージング装置は、OCTのコヒーレンスゲートの位置と、共焦点の焦点面とを正確に合わせないと、画像を得ることができない。
そこで、上記光イメージング装置は、観察前に調整治具等を用いてOCTのコヒーレンスゲートの位置と、共焦点の焦点面とを調整するものが考えられる。この方法により、上記光イメージング装置は、観察前にOCTのコヒーレンスゲートの位置と、共焦点の焦点面とを正確に合わせることが可能である。
【0007】
しかしながら、上記光イメージング装置は、光プローブを装置本体に対して着脱自在に交換する毎に、上記調整を一々行うのが煩雑である。また、上記光イメージング装置は、一旦、冶具等を利用して光学系の観察条件を合わせた場合にも、観察中に光学系の光路長等が温度変化等で変化してしまい、生体組織と光プローブ先端との距離が変化してしまうことが考えられる。
【0008】
そして、上記光イメージング装置は、観察中に、生体組織と光プローブ先端との距離が変化してしまった場合、画像が観察できなくなってしまう。特に、OCT,共焦点光学系を組み合わせた光イメージング装置は、生体組織の位置が画像化範囲を超えてしまった場合、画像が消失してしまい、再度観察可能な位置関係に戻すことが困難になってしまう。
【0009】
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、観察中に生体組織と光プローブとの位置関係が変化して画像化位置から観察対象物が移動してしまった場合にも、容易に良好な画像を観察させ続けることが可能な光イメージング装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、光源からの光束を照射し、被検部からの戻り光の情報からこの被検部の断層像を構築する光イメージング装置において、前記光源からの光束を伝達して被検部に集光照射すると共に、この被検部からの戻り光を受光手段に伝達するための光学系と、前記光学系の焦点位置を変更する焦点変更手段と、前記光学系と前記被検部との距離を計測する距離計測手段と、前記距離計測手段からの出力に基づき、前記焦点変更手段を制御して前記光学系の焦点位置を調整する制御手段と、を具備したことを特徴としている。
この構成により、観察中に生体組織と光プローブとの位置関係が変化して画像化位置から観察対象物が移動してしまった場合にも、容易に良好な画像を観察させ続けることが可能な光イメージング装置を実現する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1ないし図13は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態の光イメージング装置を示す全体構成図、図2は光プローブの先端側の構成を示す断面図、図3は光プローブが挿通される内視鏡を示す説明図、図4は観測用集光光学系の前面に基準となる対象物をおいた際の観測用集光光学系と基準となる対象物間の距離と観測用光検出素子で得られる信号強度との関係を示す説明図であり、図4(A)は被検部までの距離に対する観測用光検出素子の信号強度(信号出力)を示す説明図、図4(B)は低可干渉光のコヒーレンス長が短く、これに対して観測用集光光学系の被写界深度が長い場合における許容される調整精度の説明図、図4(C)は同図(B)と逆に観測用集光光学系の被写界深度が短く、これに対して低可干渉光のコヒーレンス長が長い場合における許容される調整精度の説明図、図5は焦点位置調整制御の処理を示すフローチャート、図6はプローブ先端側の光学系と距離計測用光検出素子で検出される戻り光量との関係を示す説明図であり、図6(A)はプローブ先端側の光学系を示す概略図、図6(B)は同図(A)における距離計測用光検出素子で検出される戻り光量のグラフ、図7は被検部の位置によるプローブ先端側の光学系と距離計測用光検出素子で検出される戻り光量との関係を示す説明図であり、図7(A)はプローブ先端側の光学系を示す概略図、図7(B)は同図(A)における距離計測用光検出素子で検出される戻り光量のグラフ、図7(C)は同図(B)に対して被検部が接近した際の距離計測用光検出素子で検出される戻り光量のグラフ、図8は第1変形例の光イメージング装置を示す全体構成図、図9は図8の光プローブの先端側の構成を示す断面図、図10は第2変形例の光イメージング装置を示す全体構成図、図11は図10の光プローブの先端側の構成を示す断面図、図12は第3変形例の光イメージング装置を示す全体構成図、図13は第4変形例の光イメージング装置を示す全体構成図である。
【0012】
図1に示すように本発明の第1の実施の形態の光イメージング装置1は、光走査手段を内蔵し、被検部の生体組織に光源からの光束を集光照射すると共に、その戻り光を取り込む光走査プローブ(以下、光プローブと略記)2と、この光プローブ2の後端の光コネクタ4aが着脱自在に接続され、光プローブ2に光束を供給すると共に、光プローブ2からの戻り光を受光して画像化する光イメージング装置本体(以下、装置本体と略記)3とを有する。
【0013】
装置本体3は、内部に超高輝度発光ダイオード(以下、SLDと略記)等の観測用低可干渉光源11が設けてある。この観測用低可干渉光源11は、その波長が例えば1300nmで、その可干渉距離が例えば17μm程度であるような短い距離範囲のみで干渉が起こる低可干渉光の特徴を備えている。つまり、この光は、例えば2つに分岐(分離)した後、再び混合した場合には分岐(分離)した点から混合した点までの2つの光路長の差が17μm程度の短い距離範囲内の場合に干渉した光として検出され、それより光路長差が大きい場合に干渉しない特性を示す。
【0014】
この観測用低可干渉光源11で発生した光は、観測光学系として(第1の)シングルモードファイバ12の一端に入射され、他方の端面(先端面)側に伝送される。
このシングルモードファイバ12は、途中の光カプラ13で(第2の)シングルモードファイバ14と光学的に結合されている。従って、光カプラ13は、光を2つに分岐(分離)すると共に、分岐(分離)されていた光をこの光カプラ13で結合させる機能も持つ。つまり、観測用低可干渉光源11からの光は、光カプラ13部分で観測光と観測用参照光(基準光)との2つに分岐(分離)されると共に、分岐(分離)されていた観測用参照光と被検部からの戻り光とがこの光カプラ13で結合されるようになっている。
【0015】
シングルモードファイバ12は、(光カプラ13より)先端側に光コネクタ受け4bが設けてある。光コネクタ受け4bは、光プローブ2の光コネクタ部4aが着脱自在で接続され、この光プローブ2内に挿通されたシングルモードファイバ15に分離された観測光が伝送(導光)される。
【0016】
そして、伝送された観測光は、プローブ先端部の3次元スキャナ16に設けた観測用集光光学系17を経て被検部側に3次元走査されながら集光照射される。
観測用集光光学系17の前面には、カバーガラス54が設けられており、被検部と観測用集光光学系17とが直接接することを防止している。
【0017】
尚、3次元スキャナ16は、観測用集光光学系17を水平方向に移動させて観測光を走査する水平スキャナ16aと、焦点変更手段として観測用集光光学系17を光軸方向に移動させて観測光を深部方向(深さ方向)に走査する垂直スキャナ16bとから構成される。この3次元スキャナ16の詳細構成は、後述する。
【0018】
光プローブ2は、生体組織側の表面或いは内部で反射・散乱などした観測光の一部を観測用戻り光として取り込む。この取り込まれた観測用戻り光は、上述した逆の光路を経てシングルモードファイバ12側に戻る。
そして、観測用戻り光は、光カプラ13によりその一部がシングルモードファイバ14側に移り、そのシングルモードファイバ14の一端から観測用光検出素子18で受光され、光電変換される。
【0019】
また、シングルモードファイバ14は、(光カプラ13より)先端側に偏光調整器19を介して観測用参照光の光路長を変える観測用光路長可変機構20が設けてある。この観測用光路長可変機構20は、観測用参照光と観測光との光路長が一致するように調整設定して、観測光とのみ干渉して検出できるように観測用参照光の光路長を可変設定するためのものである。
【0020】
この観測用光路長可変機構20は、シングルモードファイバ14の先端にその焦点距離だけ離して対向するコリメータレンズ21と、このコリメータレンズ21により平行光束にされた光に対向して配置された(コヒーレンスゲートとしての)ミラー22と、このミラー22を光軸方向に移動設定する移動ステージ等の移動装置23とから構成される。
【0021】
この観測用光路長可変機構20(の移動装置23)は、コンピュータ24により制御駆動される。コンピュータ24は、この他に光プローブ2の3次元スキャナ16の駆動を制御したり、偏光調整器19の偏光方向を調整制御する等の制御を行う。
【0022】
また、コンピュータ24は、観測用光検出素子18に接続されている。コンピュータ24は、観測用光検出素子18で光電変換して得た信号を画像化する機能を備え、画像化された画像信号を表示装置25に出力し、画像表示させる。また、このコンピュータ24は、インタフェース26が接続され、キーボード等から指示入力等を行うことができる。
【0023】
尚、観測用光路長可変機構20は、挿脱自在にシャッタ27が設けてある。このシャッタ27は、使用時に実線で示すように光路内に挿入され、2点鎖線で示すように光路外に(コンピュータ24の制御で)退避される。尚、図1は、シャッタ27を光路内に入れた状態と外した状態とを分かり易く示している。しかしながら、実際に、シャッタ27は、開閉することにより光路から挿脱したのと同様の機能を持たせることができる。
【0024】
また、本実施の形態では、装置本体3は、観測用集光光学系17又は、カバーガラス54からの被検部までの距離を計測する距離計測手段として、上述した観測用の低可干渉光源とは別に、同様な特性の距離計測用の低干渉光を発生する距離計測用低可干渉光源31を設けてある。
【0025】
この距離計測用低可干渉光源31で発生した光は、距離計測光学系としてのシングルモードファイバ32の一端に入射され、他方の端面(先端面)側に伝送される。このシングルモードファイバ32は、途中の光カプラ33でシングルモードファイバ34と光学的に結合されている。
【0026】
距離計測用低可干渉光源31からの光は、光カプラ33部分で距離計測光と距離計測用参照光(基準光)との2つに分岐(分離)されると共に、分岐(分離)されていた距離計測用参照光と被検部からの距離計測用戻り光とがこの光カプラ33で結合されるようになっている。
【0027】
シングルモードファイバ32は、光コネクタ受け4b及び光プローブ2の光コネクク部4aを介して、この光プローブ2内に挿通されたシングルモードファイバ35に分離された距離計測光が伝送(導光)される。伝送された距離計測光は、光プローブ2の先端部に設けた距離計測用集光光学系37を経て被検部側に集光照射される。本実施例では、カバーガラス54が距離計測用集光光学系37も覆うように配置されている。
【0028】
そして、光プローブ2は、生体組織側の表面或いは内部で反射・散乱などした距離計測光の一部を距離計測用戻り光として取り込む。この取り込まれた距離計測用戻り光は、上述した逆の光路を経てシングルモードファイバ32側に戻る。
そして、距離計測用戻り光は、光カプラ33によりその一部がシングルモードファイバ34側に移り、そのシングルモードファイバ34の一端から距離計測用光検出素子38で受光され、光電変換される。
【0029】
また、シングルモードファイバ34は、(光カプラ33より)先端側に偏光調整器39を介して距離計測用参照光の光路長を変える距離計測用光路長可変機構40が設けてある。
この距離計測用光路長可変機構40は、シングルモードファイバ34の先端にその焦点距離だけ離して対向するコリメータレンズ41と、このコリメータレンズ41により平行光束にされた光に対向して配置されたミラー42と、このミラー42を光軸方向に移動設定する移動ステージ等の移動装置43とから構成される。この距離計測用光路長可変機構40(の移動装置43)は、コンピュータ24により制御駆動される。
【0030】
本実施の形態では、光イメージング装置1は、後述するように観察時に距離計測用光路長可変機構40(の移動装置43)を高速でスキャンニングして距離計測用光検出素子38で検出される光の強度が最大又は極大となる距離を検出し、この距離に応じた焦点距離となるように3次元スキャナ16を制御駆動すると共に、この3次元スキャナ16での観測光の光路長が観測用参照光の光路長に対して可干渉距離内で一致するように観測用光路長可変機構20を制御駆動するようになっている。
【0031】
次に、図2を用いて、プローブ先端側の詳細構成を説明する。
図2に示すように光プローブ2は、細長で可撓性を有するシース50で覆われており、後述する内視鏡のチャンネル内に挿入可能である。シース50は、観測光学系が配置される観測部50aと、距離計測光学系が配置される距離計測部50bとを有している。
【0032】
観測部50aは、観測側シース51の内側にシングルモードファイバ15が挿通されている。観測側シース51は、この先端に硬質のベース部材52により円筒状で硬質の先端カバー53と連結されている。先端カバー53は、この先端面における観測用集光光学系17に対向して形成した開口部分に保護用のカバーガラス54で覆って構成している。
【0033】
ベース部材52は、シングルモードファイバ15や後述の駆動ケーブル57,65を挿通するために中空に形成されている。このベース部材52は、3次元スキャナ16を構成している圧電素子55が取り付けられている。圧電素子55は、第2のベース部材52bを介して3次元スキャナ16を構成している水平スキャナ16aの後端に取り付けられ、この水平スキャナ16aを観測用集光光学系17の光軸方向に移動させる垂直スキャナ16bを構成している。
【0034】
第2のベース部材52bは、第2の先端カバー53bを取り付けている。第2の先端カバー53bは、この前端の開口に第2のカバーガラス54bを取り付けている。この第2の先端カバー53bで覆われた部分は、可動部56となっている。尚、この第2の先端カバー53bは、必ずしも必要なものではない。
【0035】
圧電素子55は、この(観測用集光光学系17の光軸方向で対向する)両面の電極に駆動ケーブル57の端部が接続されている。圧電素子55は、駆動ケーブル57を介して例えばコンピュータ24から交流の駆動信号が印加されるようになっている。そして、圧電素子55は、印加される駆動信号のレベルに応じて観測用集光光学系17の光軸方向に収縮し、その収縮によりホルダ58と共に、観測用集光光学系17の焦点位置を後方(図2中、右方向)に移動させるようになっている。即ち、圧電素子55及び第2のベース部材52bは、垂直スキャナ16bを構成している。つまり、光プローブ2は、観測用集光光学系17により出射される光を被検部の深部方向(深さ方向)に走査できるようになっている。
【0036】
また、第2のベース部材52bは、水平スキャナ16aを構成する変形可能な第1の薄板61aが取り付けられている。この第1の薄板61aは、途中に中継部材62を介して変形自在の第2の薄板61bの後端が直交するようにして取り付けられている。この第2の薄板61bは、この先端に集光光学系である観測用集光光学系17を取り付けたホルダ58が連結部材63を介して保持されている。
【0037】
また、第1の薄板61aは、この板面に板状の第2の圧電素子が取り付けられている。また、第2の薄板61bは、この板面に板状の第3の圧電素子64bが取り付けられている。これら第2の庄電素子及び第3の圧電素子64b(の板面にそれぞれ取り付けた電極)は、駆動ケーブル65を介して装置本体3に接続されている。そして、これら第2の圧電素子及び第3の圧電素子64b(の板面にそれぞれ取り付けた電極)は、装置本体3(のコンピュータ24)の制御により交流の駆動信号を印加されることで駆動され、観測用集光光学系17を直交する方向に移動させるようになっている。
【0038】
例えば、光プローブ2は、第3の圧電素子64bを駆動した場合、ホルダ58と共に、観測用集光光学系17を上下方向に移動させる。また、光プローブ2は、第2の圧電素子を駆動した場合、中継部材62を図2の紙面に垂直な方向に駆動し、この駆動により観測用集光光学系17も紙面に垂直な方向に移動させる。つまり、光プローブ2は、観測用集光光学系17により出射される観測光を水平スキャナ16aにより水平方向に走査できるようになっている。
【0039】
従って、光プローブ2は、被検部に対して水平スキャナ16aを駆動(スキャン)することにより水平方向走査ができ、更に垂直スキャナ16bを駆動(スキャン)することで深部方向(深さ方向)にも垂直方向走査でき、観測用集光光学系17を3次元走査することが可能である。尚、光プローブ2は、水平スキャナ16aの構成が図2に示すものに限らず、例えば特開2001−174744号公報で図示された各種の構成のものを使用できる。
【0040】
一方、距離計測部50bは、この内側にシングルモードファイバ35が挿通され、この先端側でシングルモードファイバ35を固定部66により固定配置している。距離計測部50bは、この先端面に距離計測用集光光学系37が配設されている。
そして、距離計測部50bは、シングルモードファイバ35から距離計測用集光光学系37を介して距離計測光を被検部側に集光照射し、生体組織側の表面或いは内部で反射・散乱などした距離計測光の一部を距離計測用戻り光として取り込むようになっている。
【0041】
このように構成される光イメージング装置1は、図3に示すように光プローブ2が内視鏡70のチャンネル内に挿入されて用いられる。内視鏡70は、細長の挿入部71と、この挿入部71の後端に設けられた操作部72とを有している。内視鏡70は、操作部72の前端付近に処置具挿入口73が形成されている。内視鏡70は、処置具挿入口73に連通し、挿入部71に挿通配設される処置具挿通用チャンネル74を設けている。
【0042】
ユーザは、内視鏡70による観察下で、病変組織か否かを調べたいような場合、図1に示すように光プローブ2を装置本体3に接続する。そして、ユーザは、チャンネル先端から光プローブ2の先端側を突出し、調べたい被検体の生体組織表面近くに先端面を設定して光プローブ2を駆動させ、被検部の断層画像を得ることができるようにしている。
【0043】
光イメージング装置1は、光プローブ2の3次元スキャナ16により、光源からの観測光を被検部に対して3次元で走査されて集光照射し、その観測用戻り光の情報から被検部の3次元断層画像を構築する。
【0044】
ここで、光イメージング装置1は、垂直スキャナ16bによる深部方向(深さ方向)の垂直方向走査において、観測用光路長可変機構20(の移動装置23)を制御駆動され、観測用参照光と観測光との光路長が一致するように(コヒーレンスゲートとしての)ミラー22を調整される。
【0045】
観測用集光光学系17の前面に基準となる対象物をおいた際の観測用集光光学系17と基準となる対象物間の距離と観測用光検出素子18で得られる信号強度との関係は、図4に示すようになる。図4(A)は被検部までの距離に対する観測用光検出素子18の信号強度(信号出力)を示し、図4(B)は低可干渉光のコヒーレンス長が短く、これに対して観測用集光光学系17の被写界深度が長い場合における許容される調整精度を示し、図4(C)は同図(B)と逆に観測用集光光学系17の被写界深度が短く、これに対して低干渉光のコヒーレンス長が長い場合における許容される調整精度を示す。尚、図4において、横軸は観測用集光光学系17からの被検部までの距離Lを示し、縦軸は信号強度(信号出力)を示す。
【0046】
図4(A)に示すように観測用集光光学系17の焦点位置Pf付近は、観測用集光光学系17からの被検部までの距離Lに設定されたとき、観測用光検出素子18で受光される光が最大となる。つまり、光イメージング装置1は、観測用集光光学系17の焦点位置Pf付近が観測用集光光学系17からの被検部までの距離Lに一致しないと、観測用光検出素子18が観測用集光光学系17と共焦点の関係とならず、共焦点画像を得ることができない。
【0047】
また、図4(B)に示すようにコヒーレンス長が短く、これに対して観測用集光光学系17の被写界深度が長い場合、観測用光検出素子18で得られる信号は、可干渉領域(図4(B)でコヒーレンス長と示した領域)からの信号のみが検出される。よって、観測用集光光学系17の被写界深度程度の精度で、ミラー22の位置を調節し、可干渉範囲と観測用集光光学系17の被写界深度範囲とを合わせこめば信号が得られる。また、この調節は、垂直スキャナ16bを動作させ被写界深度範囲を動かすこともできる。
【0048】
また、図4(C)は、図4(B)と反対の場合であり、コヒーレンス長が長く、これに対して観測用集光光学系17の被写界深度が短い場合、可干渉範囲(図4(C)にコヒーレンス長として図示)の内にコヒーレンス長の程度で観測用集光光学系17の被写界深度を設定したとき、観測用光検出素子18で対象物からの信号を得ることができる。
【0049】
つまり、光イメージング装置1は、観測用集光光学系17の被写界深度と可干渉範囲とが互いの距離範囲内の程度で一致しないと、対象物からの信号を観測用光検出素子18で受光することができず、被検部の低干渉画像を得ることができない。
【0050】
本実施の形態では、光イメージング装置1は、上述のように観測用集光光学系17の焦点位置Pf付近と被検部までの距離Lと、観測用集光光学系17の被写界深度とコヒーレンス長と、が互いの距離範囲内の程度で精度良く一致するようにコンピュータ24により制御駆動される。
【0051】
次に、図5のフローチャートを用いてコンピュータ24の制御による光イメージング装置1の動作を説明する。図5は、焦点位置調整制御のフローチャートにである。
コンピュータ24は、先ず、シャッタ27を観測用光路長可変機構20の光路内に挿入し、このシャッタ27を閉じたまま焦点位置調整制御を行う。コンピュータ24は、距離計測用低可干渉光源31からの低干渉光を距離計測光学系で伝達させ、光プローブ2の距離計測用集光光学系37を経て被検部側に集光照射させる。
【0052】
同時に、コンピュータ24は、距離計測用光路長可変機構40(の移動装置43)を高速でスキャンニングし、距離計測用光検出素子38で距離計測用戻り光量を検出し(ステップSI)、この距離計測用戻り光の強度が最大となる被検部の位置を推定する(ステップS2)。
【0053】
ここで、図6はプローブ先端側の光学系と距離計測用光検出素子で検出される戻り光量との関係を示し、図6(A)はプローブ先端側の光学系を示し、図6(B)は同図(A)における距離計測用光検出素子で検出される戻り光量のグラフを示す。尚、図6(A),(B)は、カバーガラス54を設けた場合を示す。
【0054】
図6(A),(B)に示すように距離計測用光検出素子38は、距離計測用戻り光量として、プローブ先端のカバーガラス54での反射戻り光の後、被検部正面での強い反射を検出し、次に被検部の散乱・反射光による戻り光を検出する。この被検部表面の反射は、図6(B)に示すように急激に変化が起こる。
このため、コンピュータ24は、この位置を被検部の位置として検出する。コンピュータ24は、検出した被検部の位置と観測用集光光学系17の焦点位置との差分を算出する。
【0055】
次に、コンピュータ24は、算出した距離に応じた焦点距離となるように観測用集光光学系17の焦点位置を設定し、位置指令信号として駆動信号を生成する(ステップS3)。そして、コンピュータ24は、駆動信号を垂直スキャナ16bの圧電素子55に出力して駆動させる(ステップS4)。
すると、垂直スキャナ16bの圧電素子55は、駆動して観測用集光光学系17の焦点位置をその光軸上で観測用集光光学系17側に移動させる。
【0056】
この状態で、コンピュータ24は、シャッタ27を開け観測光の光路長が観測用参照光の光路長に対して可干渉距離内で一致するようにコヒーレンスゲートであるミラー22の位置を設定する。そして、コンピュータ24は、設定したミラー22の位置となるように観測用光路長可変機構20(の移動装置23)に駆動信号を送り、ミラー22の位置の調整(設定)を行って観測用参照光の光路長を可変設定する。
【0057】
ここで、観測用光路長可変機構20側の光路長を変化させると、光イメージング装置1は、光プローブ2側による観測光の往路及び復路の光路長と、光路長変機構20側でミラー22で反射されて戻る観測用参照光の往路及び復路の光路長とが低可干渉性の光で干渉する距離(コヒーレンス長)の範囲内になると干渉光となり、この干渉光が観測用光検出素子18で受光されるようになる。
【0058】
つまり、コンピュータ24は、観測用光路長可変機構20側による観測用参照光の光路長を、光プローブ2の観測用集光光学系17が焦点位置Pfの状態での光路長と一致して干渉光として受光できるように観測用参照光の光路長を決定するミラー位置の設定を行う(光プローブ2側の光路長と一致させる)。
【0059】
そして、光イメージング装置1は、観測用集光光学系17の焦点位置で反射された光のみがその焦点位置と共焦点関係の位置に設定されたシングルモードファイバ15の先端面に入射され、その光が観測用光検出素子18により観測用光路長可変機構20側の観測用参照光と干渉した干渉光の信号として受光される。
この信号は、コンピュータ24のメモリ等に走査の情報と関連付けられて格納される。そして、走査された各部に対応した干渉光の信号は、コンピュータ24で画像化され、表示装置25に画像として表示される。
【0060】
つまり、光プローブ2は、その観測用集光光学系17の焦点位置Pfの状態での往復の光路長(観測光側の光路長)と、観測用参照光側の往復の光路長とをその光のコヒーレンス長の範囲内で一致させるように簡単かつ円滑に設定することができる。
従って、光イメージング装置1は、良好な光学性能の状態、つまり焦点位置Pfで高い分解能の状態で観察像を得ることができる。
【0061】
また、観察中、被検部の生体組織又は光プローブ2の先端は、動いてしまう場合がある。すると、光イメージング装置1は、生体組織と光プローブ2先端との位置関係が変化して画像化位置から観察対象物が移動してしまい、画像が消失してしまう。
しかしながら、木実施の形態の光イメージング装置1は、上述した焦点位置調整制御S1〜S4をコンピュータ24がサーボ動作として繰り返してエンドレスで行われる。この際は、被検部の位置は、ステップS1の方法の常に検出することができる。被検部に対する観測用集光光学系17の被写界深度の範囲は、前述の通り一旦一致させてある。このため、推定された被検部の位置より位置変化量を算出し、この算出された位置変化量に対応する分、観測用集光光学系17の被写界深度の範囲を移動させればよく、シャッタ27を開けたままで操作可能である。
【0062】
これにより、画像を観察しながら焦点位置調整制御を行うことができ、常に解像度の高い画像を提供することができるようになる。この場合は、観測用集光光学系17の被写界深度と、観測用低可干渉光源11のコヒーレンス長との関係が図4(C)の条件に適した操作となる。
【0063】
また、図5では、観測用集光光学系17の被写界深度の範囲(焦点位置)を移動させる制御例について示したが、ステフプS3で、可干渉範囲を被検部の位置と一致するように、観測用光路長可変機構20の移動装置23に出力する位置指令信号を生成し、S4でミラー22を移動させるとしても良い。この場合は、観測用集光光学系17の被写界深度と、観測用低可干渉光源11のコヒーレンス長との関係が図4(B)の条件に適した操作となる。
【0064】
また、S3で、垂直スキャナ位置指令信号と、観測用光路長可変機構20の移動装置23に出力する位置指令信号を生成し、S4で、垂直スキャナを駆動と、ミラー22の移動を同時に行うとしても良い。この場合は、被検部の移動量が、観測用集光光学系17の被写界深度、観測用低可干渉光源11のコヒーレンス長に対して大きい場合に有効になる。
【0065】
従って、光イメージング装置1は、観察中に生体組織と光プローブ2との位置関係が変化して画像化位置から観察対象物が移動してしまった場合にも、容易に良好な画像を観察させ続けることが可能である。
【0066】
尚、光イメージング装置1は、カバーガラス54に被検部が接触してしまった場合には、カバーガラス54による反射光と被検部の表面との反射とが重なってしまい、カバーガラス54と被検部表面との距離の計測がしにくい状況が存在する。また、被検部表面ではなく、被検部内部の像を観察したい場合は、被検部表面とカバーガラス54との距離を計測し制御するよりも、観察したい被検部内部から信号をもとに制御する方がより正確な制御を実現できる。
【0067】
ここで、距離計測光学系の距離計測用光検出素子38は、図7に示すように受光される検出光量の波形として被検部の位置を反映した信号を出力する。
図7は被検部の位置によるプローブ先端側の光学系と距離計測用光検出素子で検出される戻り光量との関係を示し、図7(A)はプローブ先端側の光学系を示し、図7(B)は同図(A)における距離計測用光検出素子で検出される戻り光量のグラフを示し、図7(C)は同図(B)に対して被検部が接近した際の距離計測用光検出素子で検出される戻り光量のグラフを示す。尚、図7(A)〜(C)は、カバーガラス54のみ設けた場合を示す。
【0068】
被検部がプローブ先端に対して近接した場合、距離計測用光検出素子38からの出力信号は、プローブ本体からの反射信号位置が変化せず、被検部からの信号のみ変化することになる。それぞれの信号は、被検部からの信号であるから略一致した信号となる。
【0069】
また、距離計測用集光光学系37は、被検部の深部方向(深さ)への信号強度の変化を記憶し、前のタイミングで測定した信号強度の変化との部分相関を行うことにより距離変化を求めるようにしても良い。
これにより、光イメージング装置1は、距離計測用光検出素子38で検出する被検部表面からの反射信号が微弱な場合であっても、被検部内部の反射散乱情報を元に、観測用集光光学系17の焦点位置調整が可能である。
【0070】
尚、本実施の形態では、光プローブ2に用いられるファイバは、シングルモードファイバと説明したが、これに限らず、マルチモードファイバでも良い。
また、本実施の形態では、光プローブ2は、内視鏡70のチャンネル内に挿通可能として説明したが、内視鏡70に光プローブ2を設けるようにしても良い。
【0071】
また、カバーガラス54がない場合であっても、距離計測用集光光学系37からの反射光が存在(図示せず)する。この反射光を利用することにより本実施例と同様の動作が可能である。
【0072】
また、同様に本実施の形態で、観測用光路長可変機構20のミラー22の位置を設定する方法としては、3次元スキャナ16で観測光を走査し、被検部の画像を取得しその画像のコントラストが最大(極大)となる状態の位置にミラー22を設定するようにしても良い。
【0073】
尚、光イメージング装置は、図8に示すように構成しても良い。
図8は、第1変形例の光イメージング装置1Bを示す。この光イメージング装置1Bは、光プローブ2Bと装置本体3Bとから構成される。
【0074】
光プローブ2Bは、圧電素子55の代わりにZ駆動カム81を設けて垂直スキャナ16bを構成し、集光光学系17を含む先端側を移動自在としている。光ブローブ2Bは、その手元側に設けたモータ82でZ駆動カム81を駆動するようになっている。
【0075】
また、モータ82は、この回転軸にエンコーダ83と接続されている。モータ82及びエンコーダ83は、モータドライバ84を介してコンピュータ24に接続されている。モータ82は、コンピュータ24の制御によりモータドライバ84を介して駆動される。且つ、その回転位置を検出するエンコーダ83は、この出力信号がモータドライバ84を介してコンピュータ24に入力されるようになっている。
【0076】
図9は、光プローブ2Bの先端側の構成を示す。
図2で説明した可動部56は、プローブ先端側に設けられ、可動部56の後端面から後方側にピン86が突出するように設けてある。
【0077】
また、観測部50aは、この内部にモータ82の回転軸に連結され、回転駆動されるフレキシブルシャフト87が挿通されている。フレキシブルシャフト87は、この先端に回転部材88が取り付けられている。この回転部材88は、先端面を斜めに切り欠いた斜面部88aを形成している。そして、この回転部材88は、ベース部材52で回転自在に支持されている。
【0078】
光プローブ2は、モータ82によりフレキシブルシャフト87を介して回転部材88を回転される。すると、光プローブ2は、ピン86が回転部材88の斜面部88aで抑圧される。そして、光プローブ2は、可動部56が観測用集光光学系17の光軸方向、つまり、被検部に対する深部方向(深さ方向)に進退移動が可能である。即ち、光プローブ2は、観測用集光光学系17により出射される光を被検部の深部方向(深さ方向)に垂直方向走査できるようになっている。
【0079】
光プローブ2は、可動部56が観測用集光光学系17の光軸方向に進退移動を繰り返すことで、観測用集光光学系17の焦点位置もその可動部56の進退移動量だけ光軸方向に移動する。その移動の際に観測用集光光学系17の焦点位置は、第2のカバーガラス54bの先端表面より後方側にまで移動できるように設定してある。
【0080】
このように構成される光イメージング装置1Bは、上記第1の実施の形態で説明したのと同様に、焦点位置調整制御が行われる。
このとき、コンピュータ24は、距離計測光学系により検出した被検部までの距離に応じた焦点距離となるように垂直スキャナ16bのZ駆動カム81を駆動して観測用集光光学系17の焦点位置をその光軸上で観測用集光光学系17側に移動させる。
【0081】
ここで、コンピュータ24は、モータドライバ84を介してモータ82を駆動し、このモータ82の回転位置がエンコーダ83で検出されてフィードバックされる。
これにより、本第1変形例の光イメージング装置1Bは、上記第1の実施の形態と同様な効果を得ることができ、3次元スキャナの光軸方向(深さ方向)への垂直方向走査を行うことが可能である。
【0082】
更に、光イメージング装置は、図10に示すように距離計測手段として、距離計測光学系の代わりに、超音波パルスを送受波する超音波手段を設けて構成しても良い。
図10は、第2変形例の光イメージング装置1Cを示す。この光イメージング装置1Cは、光プローブ2Cと装置本体3Cとから構成される。
【0083】
光イメージング装置1Cは、距離計測手段として光プローブ2Cの先端側に超音波パルスを送受波する超音波送受信部91を設けると共に、この超音波送受信部91を駆動するパルサーレシーバー92を装置本体3Cに設けて構成される。
【0084】
パルサーレシーバー92は、超音波送受信部91を駆動するための駆動信号を発生するものである。この駆動信号は、信号ケーブル93aにより光コネクタ受け4bの末端まで伝送される。そして、駆動信号は、光プローブ2の光コネクタ部4aを介してこの光プローブ2内に配設された信号ケーブル93bにより超音波送受信部91へ伝達されるようになっている。
【0085】
信号ケーブル93bは、図11に示すように距離計測部50bの内側に挿通配設され、プローブ先端面に設けられた超音波送受信部91に接続されている。 そして、超音波送受信部91は、伝達された駆動信号に基づき、超音波パルスを発生する。この超音波パルスは、光プローブ2Cの先端から被検部へ送波される。そして、光プローブ2Cは、生体組織側の表面或いは内部で反射・散乱などした超音波パルスの一部を戻り波として超音波送受信部91で受波される。
【0086】
超音波送受信部91は、受波された戻り波に応じた信号を出力する。超音波送受信部91からの出力は、信号ケーブル93b,93aを介してパルサーレシーバー92に出力される。このパルサーレシーバー92は、入力された信号にデジタル処理等の信号処理を施し、コンピュータ24に出力する。
【0087】
コンピュータ24は、入力されたパルサーレシーバー92からの信号に基づき、被検部の位置を推定する。そして、コンピュータ24は、推定した被検部の位置と観測用集光光学系17の焦点位置との差分を算出する。
【0088】
これにより、本第2変形例の光イメージング装置ICは、超音波パルスを検出するのみなので、上記距離計測光学系を用いた場合に比べ、距離計測用光路長可変機構40(の移動装置43)をスキャンニングする必要がなく、短時間で被検部までの距離を検出できる。
【0089】
尚、光イメージング装置は、図12に示すように分岐(分離)された参照光の光路に変調手段を設けて構成しても良い。
図12は、第3変形例の光イメージング装置1Dを示す。この光イメージング装置1Dは、光プローブ2Dと装置本体3Dとから構成される。
【0090】
光イメージング装置1Dは、観測光学系のシングルモードファイバ14の先端と観測用光路長可変機構20との間に観測用参照光の変調を行う変調部94aを設けると共に、距離計測光学系のシングルモードファイバ34の先端と距離計測用光路長可変機構40との間に距離計測用参照光の変調を行う変調部94bを装置本体3Dに設けて構成される。これら変調部94a,94bは、コンピュータ24により変調動作を行うように制御される構成にしている。
【0091】
これにより、本第3変形例の光イメージング装置IDは、変調部94a、94bにより参照光側を変調するようにしているので、その変調された参照光と干渉する光成分をよりS/Nの良い状態で参照光の光路長の設定や、干渉光の受光ができる。
【0092】
尚、光イメージング装置は、図13に示すように共焦点光学系のみを備えたものに本発明を適用して構成しても良い。
図13は、第4変形例の光イメージング装置1Eを示す。この光イメージング装置1Eは、光プローブ2Eと装置本体3Eとから構成される。
【0093】
光イメージング装置1Eは、共焦点光学系のみを備えて構成される。観測光学系は、共焦点条件に近い波長−ピンホール径の関係を持ち、被検部の深さ情報の一部を切り出すことのできる光学系を構成している。
【0094】
更に、具体的に説明すると、光イメージング装置1Eは、観測光学系として観測用低可干渉光源11で発生した光をシングルモードファイバ12の一端に入射され、他方の端面(先端面)側に伝送される。そして、シングルモードファイバ12は、光コネクタ受け4b及び光プローブ2Eの光コネクタ部4aを介して、この光プローブ2E内に挿通されたシングルモードファイバ15に観測光が伝送(導光)される。そして、伝送された観測光は、光プローブ2Eの先端部の3次元スキャナ16に設けた観測用集光光学系17を経て被検部側に3次元走査されながら集光照射される。
【0095】
そして、光プローブ2Eは、生体組織側の表面或いは内部で反射・散乱などした観測光の一部を観測用戻り光として取り込む。この取り込まれた観測用戻り光は、上述した逆の光路を経てシングルモードファイバ12側に戻る。そして、観測用戻り光は、その一部がシングルモードファイバ14側に移り、そのシングルモードファイバ14の一端から観測用光検出素子18で受光され、光電変換される。
【0096】
観測用光検出素子18で光電変換して得た信号は、コンピュータ24により画像化され、画像化された画像信号を表示装置25に出力し、その表示面に被検部18の共焦点画像(光イメージング像)として表示される。それ以外の構成は、上記第1の実施の形態と同様である。
【0097】
このように構成される光イメージング装置IEは、上記第1の実施の形態で説明した焦点位置調整制御の処理が行われ、被検部の位置に観測光学系の焦点位置を移動させることができ常に良好な共焦点画像(光イメージング像)を得ることができる。
【0098】
(第2の実施の形態)
図14ないし図17は本発明の第2の実施の形態に係り、図14は本発明の第2の実施の形態の光イメージング装置を示す全体構成図、図15は変形例の光イメージング装置を示す全体構成図、図16は図15の光プローブの先端側の構成を示す断面図、図17は画像表示の説明図であり、図17(A)は被検部の深部方向(深さ方向)にスキャンして得た画像表示例、図17(B)は同図(A)の状態から拡大範囲を拡大表示した画像表示例である。
【0099】
本第2の実施の形態は、距離計測用低可干渉光源と観測用低可干渉光源とを1つの低可干渉光源で兼ねるように構成する。それ以外の構成は、上記第1の実施の形態と同様なので説明を省略し、同じ構成には同じ符号を付して説明する。
【0100】
即ち、図14に示すように第2の実施の形態の光イメージング装置101は、光プローブ102が低可干渉光を供給する装置本体103内に距離計測用低可干渉光源と観測用低可干渉光源とを兼ねる1つの低可干渉光源111を設けている。
【0101】
この低可干渉光源111で発生した光は、観測光学系としてのシングルモードファイバ112の一端に入射され、他方の端面(先端面)側に伝送される。このシングルモードファイバ112は、途中の光カプラ113でシングルモードファイバ114と光学的に結合されている。
【0102】
低可干渉光源111からの光は、光カプラ113部分で観測光と観測用参照光(基準光)との2つに分岐(分離)されると共に、分岐(分離)されていた観測用参照光と被検部からの戻り光とがこの光カプラ113で結合されるようになっている。
【0103】
また、シングルモードファイバ112は、(光カプラ113より)先端側の途中の光カプラ115で距離計測光学系への分岐路としてシングルモードファイバ116と光学的に結合されている。光カプラ115は、後述するように被検部からの戻り光を観測用戻り光と距離計測用戻り光として分岐(分離)するようになっている。
【0104】
また、シングルモードファイバ114は、(光カプラ113より)先端側の途中の光カプラ117で距離計測光学系への分岐路としてシングルモードファイバ118と光学的に結合されている。光カプラ117は、後述するように光カプラ113で分岐(分離)された参照光を観測用参照光と距離計測用参照光として分岐(分離)するようになっている。
【0105】
シングルモードファイバ112は、光コネクタ受け4b及び光プローブ102の光コネクタ部4aを介して、この光プローブ102内に挿通されたシングルモードファイバ15に分離された観測光が伝送(導光)される。そして、伝送された観測光は、光プローブ102の先端部の3次元スキャナ16に設けた観測用集光光学系17を経て被検部側に3次元走査されながら集光照射される。
【0106】
そして、光プローブ102は、生体組織側の表面或いは内部で反射・散乱などした観測光の一部を戻り光として取り込む。この取り込まれた戻り光は、上述した逆の光路を経てシングルモードファイバ112側に戻る。
【0107】
そして、戻り光は、シングルモードファイバ112の途中の光カプラ115で被検部からの戻り光を観測用戻り光と距離計測用戻り光として分岐(分離)される。分岐(分離)された観測用戻り光は、光カプラ113によりその一部がシングルモードファイバ114側に移り、そのシングルモードファイバ114の一端から観測用光検出素子18で受光され、光電変換される。
【0108】
一方、分岐(分離)された距離計測用戻り光は、光カプラ115によりその一部がシングルモードファイバ116側に移り、光カプラ119で光結合されている距離計測光学系としてのシングルモードファイバ120の一端から距離計測用光検出素子38で受光され、光電変換される。
【0109】
シングルモードファイバ112は、(光カプラ117より)先端側に偏光調整器19を介して上記第1の実施の形態で説明したのと同様な観測用光路長可変機構20が設けてある。
【0110】
シングルモードファイバ112の光カプラ117で分岐(分離)された観測用参照光に、観測用光路長可変機構20で観測光との光路長が一致するように光路長を調整設定され、光カプラ113へ戻る。そして、観測用参照光は、光カプラ113以降の光路で観測用戻り光と干渉し、この干渉光は観測用光検出素子18で受光され、光電変換される。
【0111】
一方、シングルモードファイバ120は、(光カプラ119より)先端側の光カプラ121でシングルモードファイバ118と光学的に結合されている。そして、シングルモードファイバ120は、光カプラ119でシングルモードファイバ118からの分岐(分離)された距離計測用参照光を導光される。
【0112】
シングルモードファイバ120は、(光カプラ119より)先端側に偏光調整器39を介して上記第1の実施の形態で説明したのと同様な距離計測用光路長可変機構40が設けてある。
【0113】
シングルモードファイバ120の光カプラ121で導光された距離計測用参照光は、距離計測用光路長可変機構40で計測光との光路長が一致するように光路長を調整設定され、光カプラ119に戻る。そして、距離計測用参照光は、光カプラ119以降の光路で距離計測用戻り光と干渉し、この干渉光は距離計測用光検出素子38で受光され、光電変換される。
【0114】
このように構成される光イメージング装置101は、上記第1の実施の形態で説明したのと同様に光プローブ102が内視鏡70の処置具挿通用チャンネル内に挿入されて用いられる。そして、光イメージング装置101は、上記第1の実施の形態で説明したのと同様にコンピュータ24の制御による焦点位置調整制御が行われる。
【0115】
コンピュータ24は、距離計測用参照光の光路長が変化するように距離計測用光路長可変機構40(の移動装置43)を常に駆動させておく。そして、コンピュータ24は、距離計測用光路長可変機構40からの距離計測用参照光と被検部からの距離計測用戻り光との干渉光を距離計測用光検出素子38で受光して検出し、観測用集光光学系17の焦点位置と距離計測用光路長可変機構40のコヒーレンスゲートであるミラー42の位置とが一致する距離計測用光路長可変機構40(の移動装置43)の位置(光路長)を検出する。
【0116】
そして、コンピュータ24は、距離計測用光検出素子38の出力信号に基づき、光路長変機構20を駆動して観測用参照光の光路長を調整する。即ち、コンピュータ24は、観測用光路長可変機構20側による距離計測用参照光の光路長を、光プローブ102の観測用集光光学系17が焦点位置Pfの状態での光路長と一致して干渉光として受光できるように距離計測用参照光の光路長を決定するミラー位置の設定を行う(光プローブ102側の光路長と一致させる)。
【0117】
このことにより、光イメージング装置101は、観測光の往路及び復路の光路長と、光路長変機構20側でミラー22で反射されて戻る観測用参照光の往路及び復路の光路長とが低可干渉性の光で干渉する距離(コヒーレンス長)の範囲内に入るようになる。
【0118】
この結果、本第2の実施の形態の光イメージング装置101は、上記第1の実施の形態と同様な効果を得ることに加え、観察条件が変化した場合でも、常に焦点位置とコヒーレンスゲート位置を一致させることが可能である。
【0119】
尚、光イメージング装置101は、図15に示すように低干渉光学系のみを備えたものに本発明を適用して構成しても良い。
図15は、変形例の光イメージング装置101Bを示す。この光イメージング装置101Bは、光プローブ102Bと装置本体103Bとから構成される。
【0120】
光イメージング装置101Bは、低干渉光学系のみを備えて構成される。即ち、光イメージング装置101Bは、(第1の)シングルモードファイバ112の(光カプラ115より)先端側が、装置本体103B内で非回転部と回転部とで光を伝送可能な結合を行う光ロータリジョイント131内を介してシングルモードファイバ132と接続されている。
【0121】
このシングルモードファイバ132は、先端側に光プローブ102Bの後端の光コネクタ4aが着脱自在で接続され、この光プローブ102B内に挿通されるシングルモードファイバ15に低干渉性光源2の光が伝送(導光)される。そして、伝送された観測光は、光プローブ102Bの先端のプリズム133で反射されて被検部側に走査されながら照射されるようになっている。
【0122】
光プローブ102Bは、装置本体103B内部のモータ134により内部光学系であるシングルモードファイバ15、コリメータレンズ21及びプリズム133が回動自在に駆動されラジアルにスキャンニングされるようになっている。
【0123】
また、光イメージング装置101Bは、観測光学系のシングルモードファイバ114の先端と観測用光路長可変機構20との間に変調部94aを設けると共に、距離計測光学系のシングルモードファイバ120の先端と距離計測用光路長可変機構40との間に変調部94bを設け、コンピュータ24により変調動作を行うように制御する構成にしている。
【0124】
更に、観測用光路長可変機構20(の移動装置23)は、粗動装置135上に配置されている。粗動装置135は、この可動量が距離計測用光路長可変機構40(の移動装置43)とほぼ同じ走査範囲となるようにコンピュータ24により制御駆動されるようになっている。
それ以外の構成は、上記第2の実施の形態と同様である。
【0125】
このように構成される光イメージング装置101Bは、装置本体103B内のモータ134により図16に示すように光プローブ102Bの内部光学系であるシングルモードファイバ15、コリメータレンズ21及びプリズム133を回動駆動されラジアルにスキャンニングされる。
【0126】
このとき、光イメージング装置101Bは、観測用光路長可変機構20(の移動装置23)が干渉位置を被検部の深部方向(深さ方向)にスキャンし、図17(A)に示すような円形の部分視野を得ることができる。
【0127】
ここで、光イメージング装置101Bは、距離計測用光路長可変機構40(の移動装置43)を設けており、更にこの走査範囲は観測用光路長可変機構20(の移動装置23)より広く設定されている。
【0128】
このため、光イメージング装置101Bは、上記第1の実施の形態で説明した図6と同様に被検部の位置を干渉信号が急激に強くなる位置として検出できる。
このため、光イメージング装置101Bは、距離計測用光路長可変機構40(の移動装置43)による走査信号で、被検部と光プローブ先端との距離を検出できる。更に、光イメージング装置101Bは、高解像の画像を得るために、観測用光路長可変機構20(の移動装置23)のスキャンニング範囲を細かくサンプリングする。
【0129】
すると、光イメージング装置101Bは、検出した位置で図17(A)の矢印のように観察範囲を変化させて観測用光路長可変機構20(の移動装置23)の走査範囲を合わせることで、常に被検部を高解像度で得ることができる。
【0130】
従って、光イメージング装置101Bは、観測用光路長可変機構20(の移動装置23)のスキャンニング速度を上げることによる広範囲のスキャンニングを行う必要がなく、画像のS/Nを悪化させてしまうことがない。
【0131】
更に、光イメージング装置101Bは、図17(B)に示すように、拡大範囲を拡大して表示する場合、観察範囲と同様に拡大範囲位置も変化させることで、常に観察対象部位を拡大した状態で被検部の断層像を高解像で得ることが可能である。
【0132】
尚、本発明は、以上述べた実施の形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【0133】
[付記]
(付記項1) 光源からの光束を照射し、被検部からの戻り光の情報からこの被検部の断層像を構築する光イメージング装置において、
前記光源からの光束を伝速して被検部に集光照射すると共に、この被検部からの戻り光を受光手段に伝達するための光学系と、
前記光学系の焦点位置を変更する焦点変更手段と、
前記光学系と前記被検部との距離を計測する距離計測手段と、
前記距離計測手段からの出力に基づき、前記焦点変更手段を制御して前記光学系の焦点位置を調整する制御手段と、
を具備したことを特徴とする光イメージング装置。
【0134】
(付記項2) 前記距離計測手段は、光干渉位置を走査することで前記光学系と前記被検部との距離を計測する光干渉光学系で構成されることを特徴とする付記項1に記載の光イメージング装置。
【0135】
(付記項3) 前記距離計測手段は、超音波を送受波することで前記光学系と前記被検部との距離を計測する超音波装置で構成されることを特徴とする付記項1に記載の光イメージング装置。
【0136】
(付記項4) 前記制御手段は、前記距離計測手段の制御により前記光学系の焦点位置を調整すると同時に、前記光学系の被写界深度とコヒーレンス長とが互いの距離範囲内の程度で一致するように前記光学系を調整することを特徴とする付記項1に記載の光イメージング装置。
【0137】
(付記項5) 前記光干渉光学系が前記光学系と独立に設けていることを特徴とする付記項2に記載の光イメージング装置。
【0138】
(付記項6) 前記光干渉光学系が前記光学系の少なくとも一部を共用していることを特徴とする付記項2に記載の光イメージング装置。
【0139】
(付記項7) 前記光学系は、前記被検部からの戻り光を干渉させるための参照光光学系及び、この参照光の光路長を可変設定する光路長可変機構を有し、
前記制御手段は、前記光路長可変機構を制御して前記光学系の調整を行うことを特徴とする付記項5に記載の光イメージング装置。
【0140】
(付記項8) 前記距離計測手段は、前記光学系と前記被検部表面との距離を検出することを特徴とする付記項1〜6に記載の光イメージング装置。
【0141】
(付記項9) 前記距離計測手段は、前記光学系と前記被検部内部との所定深部までの距離を検出することを特徴とする付記項1〜6の光イメージング装置。
(付記項10) 前記制御手段は、前記距離計測手段からの出力に基づき、被検部の深さ方向に対するパターンを認識するパターン認識手段と、このパターン認識手段で認識したパターンに応じて、前記焦点変更手段を制御して前記光学系の焦点位置を調整することを特徴とする付記項8又は9に記載の光イメージング装置。
【0142】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、観察中に生体組織と光プローブとの位置関係が変化して画像化位置から観察対象物が移動してしまった場合にも、容易に良好な画像を観察させ続けることが可能な光イメージング装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の光イメージング装置を示す全体構成図
【図2】光プローブの先端側の構成を示す断面図
【図3】光プローブが挿通される内視鏡を示す説明図
【図4】観測用集光光学系の前面に基準となる対象物をおいた際の観測用集光光学系と基準となる対象物間の距離と観測用光検出素子で得られる信号強度との関係を示す説明図
【図5】焦点位置調整制御の処理を示すフローチャート
【図6】プローブ先端側の光学系と距離計測用光検出素子で検出される戻り光量との関係を示す説明図
【図7】被検部の位置によるプローブ先端側の光学系と距離計測用光検出素子で検出される戻り光量との関係を示す説明図
【図8】第1変形例の光イメージング装置を示す全体構成図
【図9】図8の光プローブの先端側の構成を示す断面図
【図10】第2変形例の光イメージング装置を示す全体構成図
【図11】図10の光プローブの先端側の構成を示す断面図
【図12】第3変形例の光イメージング装置を示す全体構成図
【図13】第4変形例の光イメージング装置を示す全体構成図
【図14】本発明の第2の実施の形態の光イメージング装置を示す全体構成図
【図15】変形例の光イメージング装置を示す全体構成図
【図16】図15の光プローブの先端側の構成を示す断面図
【図17】画像表示の説明図
【符号の説明】
1…光イメージング装置
2…光プローブ(光走査プローブ)
3…装置本体(光イメージング装置本体)
11…観測用低可干渉光源
16…3次元スキャナ
16a…水平スキャナ
16b…垂直スキャナ
17…観測用集光光学系
18…観測用光検出素子
20…観測用光路長可変機構
22…ミラー(コヒーレンスゲート)
23…移動装置
24…コンピュータ
31…距離計測用低可干渉光源
37…距離計測用集光光学系
38…距離計測用光検出素子
40…距離計測用光路長可変機構

Claims (1)

  1. 光源からの光束を照射し、被検部からの戻り光の情報からこの被検部の断層像を構築する光イメージング装置において、
    前記光源からの光束を伝達して被検部に集光照射すると共に、この被検部からの戻り光を受光手段に伝達するための光学系と、
    前記光学系の焦点位置を変更する焦点変更手段と、
    前記光学系と前記被検部との距離を計測する距離計測手段と、
    前記距離計測手段からの出力に基づき、前記焦点変更手段を制御して前記光学系の焦点位置を調整する制御手段と、
    を具備したことを特徴とする光イメージング装置。
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