JP2004321619A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】第2の継続状態のサイクル遊技が複数回継続して行われた場合に、第1の継続状態のサイクル遊技が行われるチャンスを与えることにより、興趣の向上を図ることができる遊技機を提供することにある。
【解決手段】サイクル遊技が継続し難い(継続条件が成立し難い)中継続状態(第2の継続状態)のサイクル遊技が複数回(例えば3回)継続して行われると共に、複数回に達するサイクル遊技中に継続条件が成立すると、以降(4回目以降)のサイクル遊技を高継続状態(第1の継続状態)で行うように制御する。そして、3回目のサイクル遊技終了後に行われるインターバル演出では、以降のサイクル遊技が高継続状態で行われることを示す結果(図11(a)では「V」)を導出する再抽選演出を行う。
【選択図】 図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、始動検知手段による遊技球の検知を契機に所定の条件が成立すると、前記開閉部材が開動作して入賞手段を開放する特別遊技が生起される遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機の一種であるパチンコ遊技機として、「羽根モノ」,「ヒコーキタイプ」とも言われる第2種に分類されるパチンコ遊技機が知られている。以下の説明において、「パチンコ遊技機」とは、第2種に分類されるパチンコ遊技機を示すものとする。このパチンコ遊技機は、開閉動作を行う一対の開閉羽根(開閉翼)を有する入賞装置を備えている。そして、遊技球が始動入賞口に入賞すると、開閉羽根が開閉動作する補助遊技が生起されるようになっている。この補助遊技は、例えば、開閉羽根を1回又は2回、開閉動作させ、該開閉羽根が開動作すると入賞装置に遊技球が流入し易くなる。前記補助遊技中に、遊技球が入賞装置に流入し、該遊技球が入賞装置内の特別入賞口(V入賞口)に入賞すると、多数の遊技球を獲得できるチャンスとなる特別遊技が生起されるようになっている。特別遊技では、所定回数(例えば18回)だけ開閉羽根が開閉動作する迄、又は所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞装置に流入する迄を1サイクルとするサイクル遊技が行われるようになっている。前記サイクル遊技中に、所定の継続条件、即ち、特別入賞口に遊技球が入賞すると、予め定めた最高継続回数(例えば15回)の範囲内でサイクル遊技が継続して行われるようになっている。
【0003】
そして、従来のパチンコ遊技機では、入賞装置内に停留装置を設け、当該停留装置によって停留された遊技球を特別入賞口に誘導し、継続条件を成立し易くしている。ところが、サイクル遊技毎に停留装置を作動させて当該停留装置で遊技球を停留させると、サイクル遊技を最高継続回数に達するまで容易に継続させることができてしまうため、遊技にスリルがないという問題が生じる。そこで、このような問題を解決する手段として、特許文献1に記載された発明が提案されている。特許文献1では、継続条件が成立し易い継続状態(第1の継続状態)で行われるサイクル遊技と、継続条件が成立し難い継続状態(第2の継続状態)で行われるサイクル遊技の2種類を設けている。そして、この2種類のサイクル遊技を好適に出現させることにより、サイクル遊技が最高継続回数に達するまで継続するかどうか分からないようにしている。より詳しくは、所定回数目(例えば8回目)のサイクル遊技において停留装置を作動させずにサイクル遊技を行い、当該サイクル遊技中に継続条件が成立した場合には次回以降(例えば9回目以降)のサイクル遊技において再び停留装置を作動させるように構成している。前記停留装置が作動してサイクル遊技が行われると、停留装置が作動せずにサイクル遊技が行われる場合に比してサイクル遊技を容易に継続させることができ、多数の遊技球を獲得できる可能性が高くなる。なお、前記所定回数目のサイクル遊技中に継続条件が成立しなかった場合には、特別遊技が終了するようになっている。この構成によれば、遊技者は、前記所定回数目のサイクル遊技において継続条件が成立するか否か緊張感を持って遊技を行い、スリルを味わうことができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−123265号公報(請求項1,2、段落番号[0029],[0030])
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1では、特別遊技を構成する複数回(最高継続回数に相当する回数)のサイクル遊技のうち、何れか1回のサイクル遊技において停留装置を作動させない構成としている。即ち、停留装置が作動しないサイクル遊技よりも前のサイクル遊技では停留装置が作動し、停留装置が作動しないサイクル遊技中に継続条件が成立すると以降のサイクル遊技では停留装置が作動するようになっている。そのため、遊技者は、停留装置が作動しない1回のサイクル遊技中に継続条件が成立すれば次回以降のサイクル遊技で再び停留装置が作動することを容易に把握できてしまい、遊技の面白みに欠けていた。また、特に第2種に分類されるパチンコ遊技機では、サイクル遊技中に継続条件が成立するか否かによってサイクル遊技が継続する回数が変化し、遊技者の技量に応じて獲得できる遊技球(賞球)の個数が変化するゲーム性に面白みがある。従って、停留装置が作動しないサイクル遊技を1回行っただけでは、偶発的に継続条件が成立する場合もあり、遊技者の技量によってサイクル遊技を継続させたという満足感を与えることができず、遊技の面白みに欠けていた。
【0006】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、第2の継続状態のサイクル遊技が複数回継続して行われた場合に、第1の継続状態のサイクル遊技が行われるチャンスを与えることにより、興趣の向上を図ることができる遊技機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、開閉動作を行う開閉部材を有する入賞手段を備え、始動検知手段による遊技球の検知を契機に所定の条件が成立すると、前記開閉部材が開動作して前記入賞手段を開放する特別遊技が生起され、前記特別遊技は、所定回数のサイクル遊技からなり、当該サイクル遊技中に前記入賞手段に流入した遊技球が特別検知手段で検知された場合には新たなサイクル遊技が継続して行われ、前記遊技球が特別検知手段で検知されなかった場合には前記特別遊技を終了するように構成された遊技機において、前記サイクル遊技を、当該サイクル遊技が継続し易い第1の継続状態、及び当該第1の継続状態よりもサイクル遊技が継続し難い第2の継続状態を含む複数の継続状態のうちいずれかの継続状態で行うように制御する制御手段を備え、前記制御手段は、複数回のサイクル遊技が前記第2の継続状態で継続して行われると共に、前記複数回に達するサイクル遊技中に所定の昇格条件が成立したことを契機に、当該サイクル遊技の終了後に行われる次のサイクル遊技を前記第1の継続状態で行うように制御することを要旨とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、予め定められた最高継続回数に相当する回数分の各サイクル遊技の継続状態を定めた複数のサイクル遊技制御パターンを記憶するパターン記憶手段をさらに備え、前記制御手段は、前記特別遊技が生起される場合には前記複数のサイクル遊技制御パターンの中から1のサイクル遊技制御パターンを決定し、前記特別遊技におけるサイクル遊技の継続状態を前記サイクル遊技制御パターンに基づいて制御することを要旨とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、前記特別遊技では、予め定められた最高継続回数の範囲内で前記サイクル遊技が継続して行われるようになっており、前記制御手段は、前記複数回に達するサイクル遊技中に前記昇格条件が成立したことを契機に、当該サイクル遊技の終了後、前記最高継続回数に達する迄の全てのサイクル遊技を前記第1の継続状態で行うように制御することを要旨とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機において、前記複数回に達するサイクル遊技中に前記昇格条件が成立したことを契機に、当該サイクル遊技の終了後に行われる次のサイクル遊技が前記第1の継続状態で行われることを報知する報知手段をさらに備えたことを要旨とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機において、前記昇格条件は、前記第2の継続状態で行われる前記複数回に達するサイクル遊技中に前記入賞手段に流入した遊技球が特別検知手段で検知されることであることを要旨とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその一種である第2種に分類されるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と示す)に具体化した一実施形態を図1〜図12に基づき説明する。第2種に分類されるパチンコ機は、遊技球が始動入賞口へ入賞すると、開閉羽根(開閉翼)が開動作して入賞装置を開放する補助遊技が生起され、当該補助遊技中に入賞装置に流入した遊技球が特別入賞口へ入賞すると特別遊技が生起されるパチンコ機であり、「羽根モノ」,「ヒコーキタイプ」とも言われている。
【0013】
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。前枠14の前面側及び遊技盤13の遊技領域13aには、点灯(点滅)又は消灯し、発光装飾に基づく発光演出を行う装飾ランプ16が配設されている。外枠11の下部(パチンコ機10の下部)には、各種音声(効果音)を出力し、音声出力に基づく音声演出を行うスピーカ17が配設されている。中枠12の下部には、下球皿18及び発射装置19が装着されている。
【0014】
また、遊技盤13の遊技領域13aの略中央には、入賞手段としての入賞装置20が配設されている。また、入賞装置20の下方には、始動入賞口21,22,23が配設されている。前記各始動入賞口21〜23の奥方には、入賞した遊技球を検知する始動入賞口スイッチSW1,SW2,SW3(図5に示す)が設けられている。そして、前記各始動入賞口21〜23は、入賞した遊技球の検知を契機に入賞装置20を開放する前記補助遊技の始動条件を付与し得る。本実施形態では、始動入賞口21と始動入賞口スイッチSW1、始動入賞口22と始動入賞口スイッチSW2、及び始動入賞口23と始動入賞口スイッチSW3によって夫々始動検知手段を構成している。
【0015】
次に、入賞装置20の構成について図2〜図4に基づき詳しく説明する。
前記入賞装置20は、当該入賞装置20を遊技盤13に取り付けるための取付基板24を備えている。取付基板24には、入賞装置20の入賞空間25を形成する筐体26が取着されている。筐体26には、上球受板27、中球受板28及び下球受板29が設けられている。また、筐体26には、入賞装置20内に配設された各種の可動装置(可動部材)の駆動源となる各種のアクチュエータ(ソレノイドSL1,SL2,SL3、モータMT1,MT2)が装着されている。
【0016】
上球受板27の左右両側には、左右一対の開閉羽根(開閉部材)30,31が取り付けられている。開閉羽根30,31にはソレノイドSL1,SL2(図3、図5に示す)が連結されており、開閉羽根30,31はソレノイドSL1,SL2の励磁及び消磁によって開閉動作(開動作と閉動作)するようになっている。開閉羽根30,31の開動作は、閉状態(図2に二点鎖線で示す)から開状態(図2に実線で示す)を取り得る動作であり、開閉羽根30,31の開動作によって入賞装置20が開放されると、遊技盤13に発射された遊技球Bが入賞装置20に流入可能な状態となる。一方、開閉羽根30,31の閉動作は、開状態から閉状態を取り得る動作であり、開閉羽根30,31の閉動作によって入賞装置20が閉鎖されるようになっている。従って、開閉羽根30,31は、閉状態→開状態→閉状態を取り得るように動作すると、1回の開閉動作を行ったことになる。また、上球受板27には、入賞装置20に流入した遊技球Bを検知するカウントスイッチ(検知手段)SW4,SW5が設けられている。このカウントスイッチSW4,SW5で遊技球Bが検知されると、所定個数(例えば10個)の賞球が払い出されるようになっている。また、上球受板27の上方には、所定の表示演出を行う演出手段としての表示装置32が設けられている。
【0017】
また、中球受板28は、カウントスイッチSW4,SW5で通過検知されて落下した遊技球Bを受け入れ、当該遊技球Bを入賞装置20の後方に向かって案内するようになっている。そして、中球受板28の後方であって、左右両側には、前記中球受板28で案内された遊技球Bを受け入れ、当該遊技球Bを入賞装置20の後方に向かってさらに案内する球通路33,34が設けられている(図3)。また、筐体26には、球通路33,34で案内された遊技球Bを受け入れ、当該遊技球Bを下球受板29の中央に向かって案内する球通路35,36が設けられている(図3、図4)。
【0018】
また、中球受板28の後方であって、球通路33,34の間には、左右一対の翼部材37,38を有するキャラクタ体39が設けられている。翼部材37,38にはソレノイドSL3(図3、図5)が連結されており、翼部材37,38はソレノイドSL3の励磁及び消磁によって開閉動作(開動作と閉動作)するようになっている。翼部材37,38の開動作は、閉状態(図3(b))から開状態(図3(a))を取り得る動作であり、この動作によって翼部材37,38が広げられるようになっている。翼部材37,38が広げられると、翼部材37は中球受板28の後側であって球通路33の右側に位置すると共に翼部材38は中球受板28の後側であって球通路34の左側に位置し、中球受板28を後方に向かって直線的に転動する遊技球Bを球通路33,34側に導くようになっている。即ち、翼部材37,38は、壁の役割を果たし、当該翼部材37,38によって転動方向が変化した遊技球Bが球通路33,34側へ導かれるようになっている。一方、翼部材37,38の閉動作は、開状態から閉状態を取り得る動作であり、この動作によって翼部材37,38が閉じられるようになっている。翼部材37,38が閉じられると、中球受板28を後方に向かって直線的に転動した遊技球Bの転動方向が変化することなく、遊技球Bは中球受板28の後方から下球受板29に向かって落下するようになっている。以下、遊技球Bを中球受板28→球通路33,34→球通路35,36の順に案内する経路を第1経路と示し、遊技球Bが中球受板28から直接下球受板29に落下する経路を第2経路と示す。そして、キャラクタ体39は、翼部材37,38の動作によって、中球受板28で案内された遊技球Bを、第1経路及び第2経路の何れかの経路に振分ける振分部材として機能する。
【0019】
また、下球受板29は、前記第1経路又は第2経路で案内された遊技球Bを受け入れ、当該遊技球Bを入賞装置20の前方に向かって案内するようになっている。下球受板29の前方には、特別入賞口(V入賞口)40と、当該特別入賞口40の両サイドに普通入賞口41が設けられている。特別入賞口40は、入賞した遊技球Bを入賞装置20の後方に案内し得るように通路状をなす揺動部材40aに設けられている。そして、揺動部材40aの奥方には、入賞した遊技球を検知する特別入賞口スイッチSW6が設けられている(図5)。また、揺動部材40aにはモータMT1(図5)が連結されており、当該モータMT1の回転によって、揺動部材40aが左右方向に揺動動作すると、当該動作に連動して特別入賞口40も左右方向に揺動動作するようになっている。本実施形態では、特別入賞口40と特別入賞口スイッチSW6によって特別検知手段を構成している。
【0020】
また、下球受板29には、球通路35,36で案内された遊技球Bを受け入れ可能な凹溝42が設けられている(図4)。また、下球受板29には、凹溝42から受け入れた遊技球Bを入賞装置20の前方(特別入賞口40)に向かって案内する案内部材43が設けられている。案内部材43は、下球受板29に形成された収納溝44内に配置されている。そして、案内部材43にはモータMT2(図5)が連結されており、当該モータMT2の回転によって、案内部材43は案内方向上流側を基点として上下動作(上動作と下動作)するようになっている。案内部材43が上動作すると(図4(a))、当該案内部材43は後傾状態を取り得るように収納溝44の上端部よりも上方に配置され、遊技球Bが前方に向かって転動し難くなるようになっている。一方、案内部材43が下動作すると(図4(b))、当該案内部材43は前傾状態を取り得るように収納溝44の底部側に配置され、遊技球Bが前方に向かって転動し易くなるようになっている。
【0021】
また、凹溝42と案内部材43との間には、凹溝42に入り込んだ遊技球Bを当該凹溝42で停留させるための停留部材45が出没可能に設けられている。停留部材45は突起状に形成されている。停留部材45にはモータMT2(図5に示す)が連結されており、当該モータMT2の回転によって、停留部材45は出没動作(出動作と没動作)するようになっている。停留部材45が出動作すると、凹溝42に入り込んだ遊技球Bの転動が規制され、凹溝42内で停留されるようになっている。なお、凹溝42は、1個の遊技球Bを停留できるように形成されている。一方、停留部材45が没動作すると、凹溝42に入り込んだ遊技球Bは、凹溝42内で停留されることなく、案内部材43側へ転動するようになっている。そのため、案内部材43が下動作(前傾状態)し、当該案内部材43と特別入賞口40(揺動部材40a)が直線状に配列されている場合(例えば図4(b)の状態)には、案内部材43で案内された遊技球Bが特別入賞口40へ入賞し易くなっている。以下、案内部材43に対して特別入賞口40(揺動部材40a)が直線状に配列される場合の特別入賞口40の位置を「基準位置」と示す。
【0022】
このように構成されたパチンコ機10では、始動入賞口21〜23への遊技球の入賞を契機に、開閉羽根30,31が所定の回数だけ開閉動作し、入賞装置20を開放する補助遊技が生起されるようになっている。補助遊技では、入賞装置20を開放し、当該入賞装置20に遊技球Bを流入し易くして特別遊技(大当り)を生起させるチャンスを遊技者に付与するようになっている。本実施形態では、始動入賞口21,22に遊技球Bが入賞すると、開閉羽根30,31を第1の開パターン(1回の開閉動作)に基づいて開閉動作させるようになっている。また、始動入賞口23に遊技球Bが入賞すると、開閉羽根30,31を前記第1の開パターンよりも有利な第2の開パターン(間欠的に2回の開閉動作)に基づいて開閉動作させるようになっている。
【0023】
そして、補助遊技中に入賞装置20に流入した遊技球Bが特別入賞口40に入賞して検知されると、特別遊技(大当り)が生起されるようになっている。特別遊技は、所定回数(本実施形態では15回(最高継続回数))のサイクル遊技(ラウンド遊技)からなり、多数の賞球を獲得できるチャンスを遊技者に付与するようになっている。サイクル遊技では、第1,第2の開パターンよりも有利な第3の開パターンに基づいて、所定の回数だけ開閉羽根30,31が開閉動作するまでの間、又は所定個数の遊技球Bが入賞装置20に流入するまでの間、開閉羽根30,31が繰り返し開閉動作するようになっている。本実施形態では、前記所定の回数として18回が設定されており、前記所定個数として10個が設定されている。以下、サイクル遊技において開閉羽根30,31が繰り返しの開閉動作を終了する前述の2つの条件を「サイクル条件」と示す。また、サイクル条件が成立してからの所定時間を有効時間とし、この有効時間が経過するまでを1サイクルとしている。そして、サイクル遊技中に所定の継続条件(特別入賞口40に遊技球Bが入賞)が成立すると、次のサイクル遊技が継続して行われるようになっている。即ち、特別遊技では、サイクル遊技中に継続条件が成立する毎に、予め定めた最高継続回数の範囲内でサイクル遊技が継続し、繰り返し行われるようになっている。なお、サイクル遊技中に前記継続条件が成立しなかった場合には、次のサイクル遊技が開始することなく特別遊技が終了する。また、サイクル遊技中に前記継続条件が成立した場合には、当該サイクル遊技が終了し、次のサイクル遊技が行われるようになっている。従って、特別遊技では、継続して行われるサイクル遊技の回数が多くなる程、遊技者は、多数の賞球を獲得できるチャンスを得ることができる。
【0024】
そして、サイクル遊技は、高継続状態(第1の継続状態)、中継続状態(第2の継続状態)、低継続状態のうちいずれかの継続状態で行われるようになっている。本実施形態では、初回(1回目)のサイクル遊技から最終回(15回目)のサイクル遊技に達するまでのサイクル遊技(14回目)を、高継続状態又は中継続状態のいずれかの継続状態で行うようになっている。また、本実施形態では、最終回(15回目)のサイクル遊技を、低継続状態で行うようになっている。
【0025】
高継続状態のサイクル遊技では、サイクル遊技が継続し易くなるように(継続条件が成立し易くなるように)、入賞装置20に設けられた各種の可動装置(キャラクタ体39の翼部材37,38、特別入賞口40(揺動部材40a)、案内部材43及び停留部材45)を動作させるようになっている。より詳しくは、高継続状態のサイクル遊技では、入賞装置20に流入した遊技球Bを前記第1経路に振分けるようにキャラクタ体39の翼部材37,38を開動作させて、当該翼部材37,38を広げた状態に維持する(図3(a))。また、停留部材45を出動作させて前記第1経路で案内された遊技球Bを凹溝42で停留させると共に、案内部材43を上動作させ、さらに、特別入賞口40(揺動部材40a)を基準位置に停止させる(図4(a))。そして、前記サイクル条件が成立すると、停留部材45を没動作させると共に、案内部材43を下動作させ、凹溝42で停留されていた遊技球Bを特別入賞口40に案内する。このように高継続状態のサイクル遊技では、遊技球Bを停留し、当該遊技球Bを案内部材43で特別入賞口40へ案内することから、高い割合(ほぼ100%)で継続条件を成立させることができるようになっている。なお、高継続状態のサイクル遊技では、遊技球Bが停留されると、以降に第1経路で案内された遊技球Bの転動方向は停留中の遊技球Bに衝突して変化し、下球受板29によって普通入賞口41へ案内される。
【0026】
中継続状態のサイクル遊技では、サイクル遊技が高継続状態よりも継続し難くなるように(継続条件が成立し難くなるように)、前記各種の可動装置(キャラクタ体39の翼部材37,38、特別入賞口40(揺動部材40a)、案内部材43及び停留部材45)を動作させるようになっている。より詳しくは、中継続状態のサイクル遊技では、入賞装置20に流入した遊技球Bを第1経路又は第2経路の何れかに振分けるようにキャラクタ体39の翼部材37,38を繰り返し開閉動作させる。また、停留部材45を没動作させると共に、案内部材43を繰り返し上下動作させ、さらに、特別入賞口40(揺動部材40a)を繰り返し揺動動作させる。中継続状態のサイクル遊技では、前述のように可動装置を動作させることにより、第1,第2経路で夫々案内された遊技球Bは、特別入賞口40(揺動部材40a)の揺動動作と案内部材43の上下動作のタイミングに応じて特別入賞口40又は普通入賞口41に入賞する。このように中継続状態のサイクル遊技では、特別入賞口40へ入賞し難く、普通入賞口41へ入賞し易くなるように可動装置が動作することから、高継続状態のサイクル遊技に比して継続条件が成立する割合(50〜60%程度)が低くなっている。
【0027】
低継続状態のサイクル遊技では、中継続状態のサイクル遊技と同様に前記各種の可動装置(キャラクタ体39の翼部材37,38、特別入賞口40(揺動部材40a)、案内部材43及び停留部材45)を動作させるようになっている。そして、低継続状態のサイクル遊技では、最終回のサイクル遊技であることから、当該サイクル遊技中に特別入賞口40に遊技球Bが入賞しても、当該入賞に基づいて次のサイクル遊技を継続させないように制御されている。
【0028】
また、表示装置32では、様々な表示演出が行われるようになっている。具体的には、前記補助遊技中に特別入賞口40へ遊技球が入賞し、特別遊技が生起されると、サイクル遊技が始まるよりも前(特別遊技が生起された時点)に、オープニング演出が行われるようになっている。オープニング演出では、中継続状態のサイクル遊技が開始する回数(何回目のサイクル遊技から中継続状態のサイクル遊技が行われるかを示すもの)を示す識別情報を表示装置32に導出(表示)し、報知する抽選演出が行われるようになっている。このオープニング演出において行われる前記抽選演出が、特別遊技中に最初に行われる抽選演出(最初の抽選演出)となり、以下、この抽選演出を「初期抽選演出」と示す。本実施形態では、3種類の識別情報[1][7][V]の中から、1の識別情報を導出する抽選演出が行われるようになっている。識別情報[1]は、1回目のサイクル遊技から中継続状態のサイクル遊技が行われることを示している。識別情報[7]は、1回目〜6回目のサイクル遊技が高継続状態で行われ、7回目のサイクル遊技から中継続状態のサイクル遊技が行われることを示している。識別情報[V]は、1回目〜14回目のサイクル遊技が高継続状態で行われ、中継続状態のサイクル遊技が行われないことを示している。
【0029】
また、各サイクル遊技中には、サイクル演出が行われるようになっている。サイクル演出では、現在のサイクル遊技の回数(何回目のサイクル遊技か)を表示装置32に表示して報知する演出が行われるようになっている。また、サイクル遊技の終了後、次のサイクル遊技が開始する迄の間(サイクル遊技間)には、インターバル演出が行われるようになっている。インターバル演出では、抽選演出の結果を表示装置32に表示して報知する演出が行われるようになっている。また、各サイクル遊技の終了時(サイクル条件の成立時)には、エンディング演出が行われるようになっている。
【0030】
そして、本実施形態のパチンコ機10は、中継続状態で行われる所定のサイクル遊技中に所定の昇格条件が成立したことを契機に、当該サイクル遊技の終了後に行われる以降のサイクル遊技を高継続状態で行うように構成されている。より詳しくは、中継続状態のサイクル遊技が複数回(例えば3回)継続して行われると共に、前記複数回目(例えば3回目)のサイクル遊技中に前記継続条件(本実施形態の昇格条件)が成立したことを契機に、当該サイクル遊技の終了後に行われる以降のサイクル遊技を高継続状態で行うように構成されている。この構成によって、中継続状態のサイクル遊技が行われている場合でも、遊技者に多数の賞球の獲得を諦めさせない演出を行うことができる。また、複数回目のサイクル遊技中に前記継続条件が成立すると、次のサイクル遊技が高継続状態で行われるのか、又は引き続き中継続状態で行われるのかを報知する抽選演出を行うように構成されている。この抽選演出は、前記複数回目のサイクル遊技の終了から次のサイクル遊技が開始する迄の前記インターバル演出として行われる。このインターバル演出において行われる前記抽選演出が、特別遊技中に再び行われる抽選演出となり、以下、この抽選演出を「再抽選演出」と示す。この構成によって、中継続状態のサイクル遊技が行われている場合であっても、前記抽選演出(再抽選演出)が行われること及びその演出の結果に遊技者を注目させることができる。
【0031】
以下、本実施形態におけるパチンコ機10の制御構成を図5〜図10に基づき詳しく説明する。
パチンコ機10の機裏側には、遊技機全体を制御する主制御基板(主制御部)50が装着されている。主制御基板50は、遊技機全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて各種の制御コマンドを所定の制御信号として出力する。また、機裏側には、表示装置32を制御する表示制御基板(表示制御部)51、装飾ランプ16を制御するランプ制御基板(ランプ制御部)52、及びスピーカ17を制御する音声制御基板(音声制御部)53が装着されている。前記各制御基板51〜53は、主制御基板50が出力した各種の制御信号を入力し、該制御信号に基づいて所定の制御を実行する。
【0032】
以下、主制御基板50と表示制御基板51の構成及び処理を中心に説明する。
主制御基板50は、メインCPU50aを備えており、該メインCPU50aにはROM50b及びRAM50cが接続されている。ROM50bには、パチンコ機10を制御するための各種制御プログラム、複数種類のサイクル遊技制御パターン(以下、「継続パターン」という)、及び継続パターンに対応付けて複数種類のインターバル演出パターンが記憶されている。また、RAM50cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。
【0033】
前記各継続パターンには、特別遊技を構成する15回のサイクル遊技の各継続状態が定められている。本実施形態では、5種類の継続パターンP1,P2,P3,P4,P5がROM50bに記憶されている(図6及び図7)。図6及び図7において、「高」は高継続状態を、「中」は中継続状態を、「低」は低継続状態を示している。継続パターンP1には、1回目〜3回目のサイクル遊技を中継続状態で、4回目〜14回目のサイクル遊技を高継続状態で、15回目のサイクル遊技を低継続状態で行うように制御することが定められている(図6(a))。継続パターンP2には、1回目〜9回目のサイクル遊技を中継続状態で、10回目〜14回目のサイクル遊技を高継続状態で、15回目のサイクル遊技を低継続状態で行うように制御することが定められている(図6(b))。継続パターンP3は、1回目〜6回目のサイクル遊技を高継続状態で、7回目〜9回目のサイクル遊技を中継続状態で、10回目〜14回目のサイクル遊技を再び高継続状態で、15回目のサイクル遊技を低継続状態で行うように制御することが定められている(図6(c))。継続パターンP4は、1回目〜6回目のサイクル遊技を高継続状態で、7回目〜14回目のサイクル遊技を中継続状態で、15回目のサイクル遊技を低継続状態で行うように制御することが定められている(図7(a))。継続パターンP5は、1回目〜14回目のサイクル遊技を高継続状態で、15回目のサイクル遊技を低継続状態で行うように制御することが定められている(図7(b))。
【0034】
インターバル演出パターンには、サイクル遊技の終了後、次のサイクル遊技が開始する迄の間(1回目のサイクル遊技の終了後、2回目のサイクル遊技が開始する迄の間など)に行うインターバル演出の種別が定められている。本実施形態では、インターバル演出として、通常演出、昇格演出及び非昇格演出の3種類が用意されている。インターバル演出が通常演出となる場合には、初期抽選演出又は再抽選演出のうち、直前に行われた抽選演出によって導出された識別情報([1][7][V]の何れか)を表示装置32に表示するようになっている。インターバル演出が昇格演出となる場合には、再抽選演出が行われ、当該再抽選演出の結果として、前記初期抽選演出で導出された識別情報とは異なる識別情報を表示装置32に表示するようになっている。より詳しくは、前記初期抽選演出によって導出された識別情報が示す回数よりも多い回数を示す識別情報を表示するようになっている。例えば、初期抽選演出によって導出された識別情報が「1」の場合、昇格演出として行われる再抽選演出では識別情報「V」が導出されるようになっている。昇格演出では、サイクル遊技の継続状態を高継続状態とする結果が導出され、サイクル遊技の継続状態が中継続状態から高継続状態に代わることを報知する。本実施形態では、表示装置32が、報知手段として機能する。
【0035】
また、インターバル演出が非昇格演出となる場合には、再抽選演出が行われ、当該再抽選演出の結果として、前記初期抽選演出で導出された識別情報と同じ識別情報を表示装置32に表示するようになっている。より詳しくは、前記初期抽選演出によって導出された識別情報が示す回数と同数の回数を示す識別情報を再び表示するようになっている。例えば、初期抽選演出によって導出された識別情報が「1」の場合、非昇格演出として行われる再抽選演出では、識別情報「1」が再び導出されるようになっている。非昇格演出では、サイクル遊技の継続状態を中継続状態とする結果が導出され、サイクル遊技の継続状態が引き続き中継続状態になることを報知する。
【0036】
そして、本実施形態では、5種類の継続パターンP1〜P5に対応付けて、5種類のインターバル演出パターンIN1,IN2,IN3,IN4,IN5がROM50bに記憶されている(図6及び図7)。図6及び図7において、「通常」は通常演出を、「昇格」は昇格演出を、「非昇」は非昇格演出を示している。インターバル演出パターンIN1には、1回目、2回目、4回目〜14回目の各サイクル遊技終了後に通常演出を、3回目のサイクル遊技終了後に昇格演出を行うように制御することが定められている(図6(a))。このインターバル演出パターンIN1では、1回目と2回目の各サイクル遊技終了後の通常演出において初期抽選演出の結果が表示され、4回目〜14回目の各サイクル遊技終了後の通常演出において3回目のサイクル遊技終了後に行われる再抽選演出(昇格演出)の結果が表示される。
【0037】
インターバル演出パターンIN2には、1回目、2回目、4回目〜8回目、10回目〜14回目の各サイクル遊技終了後に通常演出を、3回目のサイクル遊技終了後に非昇格演出を、9回目のサイクル遊技終了後に昇格演出を行うように制御することが定められている(図6(b))。このインターバル演出パターンIN2では、1回目、2回目、4回目〜8回目の各サイクル遊技終了後の通常演出において初期抽選演出の結果が表示される。また、インターバル演出パターンIN2では、10回目〜14回目の各サイクル遊技終了後の通常演出において9回目のサイクル遊技終了後に行われる再抽選演出(昇格演出)の結果が表示される。インターバル演出パターンIN3には、1回目〜8回目、10回目〜14回目の各サイクル遊技終了後に通常演出を、9回目のサイクル遊技終了後に昇格演出を行うように制御することが定められている(図6(c))。このインターバル演出パターンIN3では、1回目〜8回目の各サイクル遊技終了後の通常演出において初期抽選演出の結果が表示され、10回目〜14回目の各サイクル遊技終了後の通常演出において9回目のサイクル遊技終了後に行われる再抽選演出(昇格演出)の結果が表示される。
【0038】
インターバル演出パターンIN4には、1回目〜8回目、10回目〜14回目の各サイクル遊技終了後に通常演出を、9回目のサイクル遊技終了後に非昇格演出を行うように制御することが定められている(図7(a))。このインターバル演出パターンIN4では、1回目〜8回目、10回目〜14回目の各サイクル遊技終了後の通常演出において初期抽選演出の結果が表示される。インターバル演出パターンIN5には、1回目〜14回目の各サイクル遊技終了後に通常演出を行うように制御することが定められている(図7(b))。このインターバル演出パターンIN5では、1回目〜14回目の各サイクル遊技終了後の通常演出において初期抽選演出の結果が表示される。本実施形態においてインターバル演出パターンIN1〜IN4には、継続パターンP1〜P4においてサイクル遊技の継続状態が中継続状態から高継続状態に切り換わる回数目のサイクル遊技の開始前には、昇格演出が行われるように定められている。
【0039】
また、主制御基板50(メインCPU50a)には、前記各スイッチSW1〜SW6、各ソレノイドSL1〜SL3、及び各モータMT1,MT2が接続されている。そして、メインCPU50aは、前記各スイッチSW1〜SW6からの検知信号を入力し、補助遊技及び特別遊技(各サイクル遊技)を制御する。また、メインCPU50aは、前記補助遊技中及び特別遊技中に、開閉羽根30,31、キャラクタ体39の翼部材37,38、特別入賞口40(揺動部材40a)、案内部材43、及び停留部材45が所定の動作状態を取り得るように前記各ソレノイドSL1〜SL3及び各モータMT1,MT2を制御する。本実施形態では、主制御基板50のメインCPU50aが、制御手段として機能すると共に、ROM50bがパターン記憶手段として機能するように構成されている。
【0040】
また、表示制御基板51は、サブCPU51aを備えており、該サブCPU51aにはROM51b及びRAM51cが接続されている。ROM51bには、前記各演出パターンに基づく演出を行うための制御データや、主制御基板50と同様に5種類のインターバル演出パターンIN1〜IN5が記憶されている(図6及び図7)。また、RAM51cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。
【0041】
以下、主制御基板50のメインCPU50aが実行する処理について、図8〜図10に示すフローチャートに基づき説明する。図8には補助遊技に関する始動入賞処理が、図9には補助遊技中又は特別遊技中における特別入賞口40への遊技球の入賞に関する特別入賞処理が、図10には特別遊技に関する大当り処理が示されている。これらの処理は、始動入賞処理→特別入賞処理→大当り処理の順に行われる。また、各処理において、主制御基板50のRAM50cには、開閉羽根30,31を開閉動作させる回数を示す動作回数値Ks、及び開閉羽根30,31が開閉動作した回数を示す動作カウント値Kmが設定される。動作カウント値Kmは、開閉羽根30,31が1回開閉動作する毎に1加算(+1)される。また、RAM50cには、サイクル遊技が行われた回数を示す継続回数Rm、及び1回のサイクル遊技中に入賞した遊技球Bの個数を示す入賞個数値Nmが設定される。入賞個数値Nmは、入賞装置20に遊技球Bが流入する毎に(カウントスイッチSW4,SW5が遊技球Bを検知する毎に)、1加算(+1)される。また、RAM50cには、特別遊技中であるか否かを示す大当フラグBF、及び特別遊技中に行っている処理(オープニング処理、インターバル処理、ラウンド処理、エンディング処理)を示す処理フラグが設定される。また、表示制御基板51のRAM51cには、サイクル遊技が行われた回数を示す継続回数Rm’(継続回数Rmと同値である)が設定される。
【0042】
最初に、始動入賞処理について図8に基づき説明する。
メインCPU50aは、大当フラグBFがOFFであるか否か(設定されていないか否か)を判定する(ステップS10)。この判定結果が否定(ON)の場合、特別遊技中であることから、メインCPU50aは、始動入賞処理を終了する。ステップS10の判定結果が肯定(OFF)の場合、特別遊技中でないことから、メインCPU50aは、始動入賞口スイッチSW1又は始動入賞口スイッチSW2の検知信号を入力したか(ON)否か(OFF)を判定する(ステップS11)。ステップS11においてメインCPU50aは、始動入賞口21又は始動入賞口22に遊技球Bが入賞したか否かを判定する。この判定結果が肯定(ON)の場合、メインCPU50aは、動作回数値Ksとして「1」をRAM50cに設定し(ステップS12)、ステップS13に移行する。動作回数値「1」は、開閉羽根30,31を第1の開パターンに基づいて1回開閉動作させることを示している。
【0043】
また、ステップS11の判定結果が否定(OFF)の場合、メインCPU50aは、始動入賞口スイッチSW3の検知信号を入力したか(ON)否か(OFF)を判定する(ステップS14)。ステップS14においてメインCPU50aは、始動入賞口23に遊技球Bが入賞したか否かを判定する。この判定結果が肯定(ON)の場合、メインCPU50aは、動作回数値Ksとして「2」をRAM50cに設定し(ステップS15)、ステップS13に移行する。動作回数値「2」は、開閉羽根30,31を第2の開パターンに基づいて2回開閉動作させることを示している。また、ステップS14の判定結果が否定(OFF)の場合、メインCPU50aは、始動入賞処理を終了する。
【0044】
そして、ステップS13に移行したメインCPU50aは、補助遊技を生起させるための制御を開始する。具体的には、ステップS12又はステップS15で設定した動作回数値Ksに応じて、ソレノイドSL1を励磁及び消磁し、開閉羽根30,31を開閉動作させる処理を行う。また、メインCPU50aは、開閉羽根30,31の動作に応じて、各種の可動装置(キャラクタ体39の翼部材37,38、特別入賞口40(揺動部材40a)、案内部材43など)の動作処理を行う。その後、メインCPU50aは、始動入賞処理を終了する。
【0045】
次に、特別入賞処理について図9に基づき説明する。
メインCPU50aは、特別入賞口スイッチSW6の検知信号を入力したか(ON)否か(OFF)を判定する(ステップS20)。ステップS20においてメインCPU50aは、特別入賞口40に遊技球Bが入賞したか否かを判定する。なお、特別入賞口40は、遊技球Bを一旦検知すると、所定時間の間、遊技球Bの入賞を無効とするように構成されている。ステップS20の判定結果が否定(OFF)の場合、メインCPU50aは、特別入賞処理を終了する。また、ステップS20の判定結果が肯定(ON)の場合、メインCPU50aは、継続回数Rmの値が「0」であるか否かを判定する(ステップS21)。この判定結果が肯定(Rm=0)の場合、メインCPU50aは、補助遊技中に遊技球Bが特別入賞口40へ入賞したことから、特別遊技の制御に移行する。即ち、メインCPU50aは、最初に、5種類の継続パターンP1〜P5の中から1の継続パターンを乱数抽選によって決定する(ステップS22)。続いて、メインCPU50aは、決定した継続パターンに基づき、オープニング演出の演出時間TをRAM50cに設定し、演出時間Tの計測を開始する(ステップS23)。
【0046】
続いて、メインCPU50aは、オープニング処理を実行する(ステップS24)。具体的には、メインCPU50aは、決定した継続パターンに基づき、表示制御基板51、ランプ制御基板52及び音声制御基板53に対して、オープニング演出の開始を指示するオープニングコマンドを出力する。また、メインCPU50aは、オープニング演出中、開閉羽根30,31を閉状態にするようにソレノイドSL1,SL2を消磁する。また、メインCPU50aは、オープニング処理中を示す処理フラグを設定する。続いて、メインCPU50aは、大当フラグBFをONに設定する(ステップS25)と共に、継続回数Rmを1加算(+1)する(ステップS26)。その後、メインCPU50aは、特別入賞処理を終了する。
【0047】
前記オープニングコマンドを入力した表示制御基板51のサブCPU51aは、当該コマンドに基づいて初期抽選演出を行うように表示装置32の表示内容を制御する。例えば、継続パターンP1が決定されている場合、サブCPU51aは、識別情報「1」を導出する初期抽選演出を行うように表示装置32の表示内容を制御する。また、オープニングコマンドを入力したランプ制御基板52及び音声制御基板53の各サブCPUは、当該コマンドに基づき、所定の発光演出及び音声演出を行うように装飾ランプ16及びスピーカ17を制御する。
【0048】
また、ステップS21の判定結果が否定(Rm>0)の場合、メインCPU50aは、継続回数Rmが「1」以上で、かつ、「14」以下であるか否かを判定する(ステップS27)。この判定結果が肯定(1≦Rm≦14)の場合、メインCPU50aは、1回目〜14回目のサイクル遊技中に継続条件が成立したことから、次のサイクル遊技を行うための制御に移行する。なお、メインCPU50aは、特別入賞口スイッチSW6からの検知信号を入賞した時点でステップS27の判定結果が否定の場合(継続回数Rmが「14」に達している場合)、最終回(15回目)のサイクル遊技であることから、特別入賞処理を終了する。
【0049】
そして、次のサイクル遊技を行うための制御に移行したメインCPU50aは、最初に、インターバル演出の演出時間TをRAM50cに設定すると共に、演出時間Tの計測を開始する(ステップS28)。続いて、メインCPU50aは、インターバル処理を実行する(ステップS29)。具体的には、メインCPU50aは、表示制御基板51、ランプ制御基板52及び音声制御基板53に対して、インターバル演出の開始を指示するインターバルコマンドを出力する。このとき、メインCPU50aは、ランプ制御基板52及び音声制御基板53に対して、決定した継続パターンに対応付けられたインターバル演出パターンと継続回数Rmに基づき、通常演出、昇格演出及び非昇格演出のいずれを行うか決定し、当該決定した演出の開始を指示するインターバルコマンドを出力する。例えば、継続パターンP1が決定されており、1回目のサイクル遊技で継続条件が成立した場合(このときの継続回数Rmは「1」である)、通常演出を示すインターバルコマンドを出力する。また、メインCPU50aは、表示制御基板51のサブCPU51aに対して、決定された継続パターンを示すインターバルコマンドを出力する。また、メインCPU50aは、インターバル演出中、開閉羽根30,31を閉状態にするようにソレノイドSL1,SL2を消磁する。また、メインCPU50aは、インターバル処理中を示す処理フラグを設定する。また、メインCPU50aは、次のサイクル遊技を制御することから、動作カウント値Km、入賞個数値Nmをリセット(0(零)クリア)する。その後、メインCPU50aは、ステップS26に移行して、継続回数Rmを1加算し、特別入賞処理を終了する。
【0050】
前記インターバルコマンドを入力したランプ制御基板52及び音声制御基板53の各サブCPUは、当該コマンドに基づき、所定の発光演出及び音声演出を行うように装飾ランプ16及びスピーカ17を制御する。また、インターバルコマンドを入力した表示制御基板51のサブCPU51aは、継続パターンに対応付けられたインターバル演出パターンと継続回数Rm’に基づき、通常演出、昇格演出及び非昇格演出のいずれを行うか決定し、当該決定した演出を行うように表示装置32の表示内容を制御する。例えば、継続パターンP1が決定されており、1回目のサイクル遊技で継続条件が成立した場合(このときの継続回数Rm’は「1」である)、通常演出を決定し、当該通常演出を行うように表示装置32の表示内容を制御する。
【0051】
なお、昇格演出や非昇格演出は、当該演出が行われるタイミング(何れの継続パターンにおいて、何れのサイクル遊技終了後に行われるか)に応じて演出の内容が異なる。そのため、メインCPU50aが、サブCPU51aに対して通常演出、昇格演出又は非昇格演出を指示するインターバルコマンドを出力しただけでは、サブCPU51aはどのタイミングの演出であるか判断できず演出を制御することができない。従って、本実施形態では、メインCPU50aに継続パターンのみを示すインターバルコマンドを出力させて、インターバル処理にかかる負担を軽減し、サブCPU51aにインターバル演出パターンIN1〜IN5と継続回数Rm’に基づきどのタイミングでどの演出を行うか決定させている。
【0052】
次に、大当り処理について図10に基づき説明する。
メインCPU50aは、大当フラグBFがONであるか否か(設定されているか否か)を判定する(ステップS30)。この判定結果が肯定(ON)の場合、メインCPU50aは、サイクル遊技を制御するためのサイクル処理を実行しているか否かを判定する(ステップS31)。この判定は、処理フラグを確認して行われる。前記判定結果が肯定(サイクル処理中)の場合、メインCPU50aは、動作カウント値Kmが「18」に達したか否かを判定する(ステップS32)。この判定結果が否定(Km<18)の場合、メインCPU50aは、入賞個数値Nmが「10」に達したか否かを判定する(ステップS33)。この判定結果が否定(Nm<10)の場合、メインCPU50aは、前記サイクル条件が成立していないことから、大当り処理を終了する。
【0053】
また、ステップS32又はステップS33の判定結果が肯定(Km=18又はNm=10)の場合、メインCPU50aは、サイクル条件が成立したことから、有効時間Yの計測を開始する(ステップS34)。前記有効時間Yは、サイクル条件の成立後、特別入賞口40への遊技球Bの入賞を有効とする時間である。続いて、メインCPU50aは、エンディング処理を実行する(ステップS35)。具体的には、メインCPU50aは、表示制御基板51、ランプ制御基板52及び音声制御基板53に対して、エンディング演出の開始を指示するエンディングコマンドを出力する。また、メインCPU50aは、エンディング演出中、開閉羽根30,31を閉状態にするようにソレノイドSL1,SL2を消磁する。また、メインCPU50aは、エンディング処理中を示す処理フラグを設定する。その後、メインCPU50aは、大当り処理を終了する。
【0054】
前記エンディングコマンドを入力した表示制御基板51のサブCPU51aは、当該コマンドに基づいてエンディング演出を行うように表示装置32の表示内容を制御する。また、エンディングコマンドを入力したランプ制御基板52及び音声制御基板53の各サブCPUは、当該コマンドに基づき、所定の発光演出及び音声演出を行うように装飾ランプ16及びスピーカ17を制御する。
【0055】
また、ステップS31の判定結果が否定の場合、メインCPU50aは、エンディング処理を実行しているか否かを判定する(ステップS37)。この判定は、処理フラグを確認して行われる。前記判定結果が肯定(エンディング処理中)の場合、メインCPU50aは、ステップS34で計測を開始した有効時間Yが経過したか否かを判定する(ステップS38)。この判定結果が肯定の場合、メインCPU50aは、サイクル遊技中に継続条件が成立しなかったことから、特別遊技を終了させ、大当フラグBFにOFFを設定する(ステップS39)。また、メインCPU50aは、継続回数Rm、動作回数値Ks、入賞個数値Nmをリセット(0(零)クリア)する。また、この時点において、表示制御基板51のサブCPU51aは、継続回数Rm’をリセット(0(零)クリア)する。その後、メインCPU50aは、大当り処理を終了する。なお、ステップS38の判定結果が否定の場合、メインCPU50aは、有効時間Yが経過していないことから、大当り処理を終了する。
【0056】
また、ステップS37の判定結果が否定の場合、メインCPU50aは、オープニング処理又はインターバル処理の何れかの処理が実行されていることから、ステップS23又はステップS28で設定された演出時間Tが経過したか否かを判定する(ステップS40)。この判定結果が肯定の場合、メインCPU50aは、決定した継続パターンと継続回数Rmに基づき、サイクル遊技の継続状態をRAM50cに設定する(ステップS41)。続いて、メインCPU50aは、動作回数値Ksとして「18」をRAM50cに設定する(ステップS42)。動作回数値「18」は、開閉羽根30,31を第3の開パターンに基づいて18回開閉動作させることを示している。
【0057】
続いて、メインCPU50aは、サイクル処理を実行する(ステップS43)。具体的には、表示制御基板51、ランプ制御基板52及び音声制御基板53に対して、サイクル演出の開始を指示するサイクルコマンドを出力する。このとき、メインCPU50aは、ランプ制御基板52及び音声制御基板53に対して、ステップS41でRAM50cに設定したサイクル遊技の継続状態を確認し、当該継続状態を示すサイクルコマンドを出力する。また、メインCPU50aは、表示制御基板51に対して、継続回数Rmに基づき、サイクル遊技の回数を示すサイクルコマンドを出力する。また、メインCPU50aは、ステップS42で設定した動作回数値Ksに応じて、ソレノイドSL1,SL2を励磁又は消磁し、開閉羽根30,31を開閉動作させる処理を行う。また、メインCPU50aは、サイクル遊技の継続状態に応じて、各種の可動装置(キャラクタ体39の翼部材37,38、特別入賞口40(揺動部材40a)、案内部材43、停留部材45)の動作処理を行う。
【0058】
前記サイクルコマンドを入力した表示制御基板51のサブCPU51aは、当該コマンドに示されたサイクル遊技の回数に基づき、継続回数Rm’を設定する。また、サブCPU51aは、設定後の継続回数Rm’に応じたサイクル演出を行うように表示装置32の表示内容を制御する。また、サイクルコマンドを入力したランプ制御基板52及び音声制御基板53の各サブCPUは、当該コマンドに示されたサイクル遊技の継続状態に応じて、所定の発光演出及び音声演出を行うように装飾ランプ16及びスピーカ17を制御する。
【0059】
次に、継続パターンP1〜P4、及びインターバル演出パターンIN1〜IN4に基づき、サイクル遊技の継続状態が制御される態様、及び表示装置32において表示演出が行われる態様を図11及び図12に基づき説明する。なお、以下の説明では、表示演出として、オープニング演出とインターバル演出が行われる態様を中心に説明する。また、図11及び図12は、15回のサイクル遊技が継続して行われた場合を示しており、1回目〜14回目の各サイクル遊技において継続条件が成立しなかった場合には、当該継続条件が成立しなかったサイクル遊技の終了によって特別遊技も終了する。また、図11及び図12において、1,2,3,・・,14,15の各数字は、サイクル遊技の回数(何回目のサイクル遊技か)を示している。
【0060】
図11(a)には、継続パターンP1が決定された場合の態様が示されている。この場合、オープニング演出として行われる初期抽選演出では、当該初期抽選演出の結果として表示装置32に識別情報[1]が表示される。その後、サイクル遊技は、継続パターンP1に基づき1回目のサイクル遊技から中継続状態で行われる。そして、1回目のサイクル遊技中に継続条件が成立すると、2回目のサイクル遊技が中継続状態で行われ、さらに、2回目のサイクル遊技中に継続条件が成立すると、3回目のサイクル遊技も中継続状態で行われる。この時点で、3回のサイクル遊技が中継続状態で継続して行われたことになる。そして、3回目のサイクル遊技中に継続条件が成立すると、3回目のサイクル遊技の終了後に行われるインターバル演出では、インターバル演出パターンIN1に基づき再抽選演出が行われる。継続パターンP1の場合には、インターバル演出パターンIN1に定められるように、3回目のサイクル遊技と4回目のサイクル遊技との間のインターバル演出が昇格演出であることから、再抽選演出の結果として表示装置32に識別情報[V]が表示される。そして、4回目のサイクル遊技からは、継続パターンP1に基づきサイクル遊技が高継続状態で行われる。
【0061】
継続パターンP1は、1回目〜3回目迄の3回のサイクル遊技が中継続状態で継続して行われ、かつ、3回目のサイクル遊技中に継続条件が成立したことを契機に、次のサイクル遊技(4回目のサイクル遊技)から高継続状態でサイクル遊技が行われるパターンとなっている。即ち、遊技者は、中継続状態で行われる3回の各サイクル遊技中に継続条件を成立させれば、4回目以降のサイクル遊技を高継続状態で行うことができるようになっている。なお、1回目〜3回目の各サイクル遊技において継続条件が成立しなかった場合には、特別遊技が終了する。
【0062】
図11(b)には、継続パターンP2が決定された場合の態様が示されている。この場合、オープニング演出として行われる初期抽選演出では、継続パターンP1と同様に、初期抽選演出の結果として表示装置32に識別情報[1]が表示される。その後、サイクル遊技は、継続パターンP2に基づき1回目のサイクル遊技から中継続状態で行われる。そして、前述同様に、1回目〜3回目のサイクル遊技が中継続状態で継続して行われると共に、3回目のサイクル遊技中に継続条件が成立すると、当該3回目のサイクル遊技の終了後に行われるインターバル演出では、インターバル演出パターンIN2に基づき再抽選演出が行われる。継続パターンP2の場合には、インターバル演出パターンIN2に定められるように、3回目のサイクル遊技と4回目のサイクル遊技との間のインターバル演出が非昇格演出であることから、再抽選演出の結果として表示装置32に識別情報[1]が表示される。そのため、4回目のサイクル遊技からも、継続パターンP2に基づきサイクル遊技が中継続状態で行われる。
【0063】
そして、4回目〜8回目のサイクル遊技が中継続状態で継続して行われると共に、8回目のサイクル遊技中に継続条件が成立すると、8回目のサイクル遊技の終了後に行われるインターバル演出では、インターバル演出パターンIN2に基づき再抽選演出が再び行われる。継続パターンP2の場合には、インターバル演出パターンIN2に定められるように、8回目のサイクル遊技と9回目のサイクル遊技との間のインターバル演出が昇格演出であることから、再抽選演出の結果として表示装置32に識別情報[V]が表示される。そして、9回目のサイクル遊技からは、継続パターンP2に基づきサイクル遊技が高継続状態で行われる。
【0064】
継続パターンP2は、1回目〜8回目迄の8回のサイクル遊技が中継続状態で継続して行われ、かつ、8回目のサイクル遊技中に継続条件が成立したことを契機に、次のサイクル遊技(9回目のサイクル遊技)から高継続状態でサイクル遊技が行われるパターンとなっている。即ち、遊技者は、中継続状態で行われる8回の各サイクル遊技中に継続条件を成立させれば、9回目以降のサイクル遊技を高継続状態で行うことができるようになっている。そして、継続パターンP2の場合、インターバル演出パターンIN2に基づき、3回目と4回目のサイクル遊技の間で再抽選演出(非昇格演出)を行った後、8回目と9回目のサイクル遊技の間で再び再抽選演出(昇格演出)を行うようになっている。従って、3回目のサイクル遊技終了後に行われる再抽選演出で高継続状態に昇格しなかった場合でも、さらに、サイクル遊技を継続させれば、高継続状態に昇格するチャンスを遊技者に与えることができる。なお、1回目〜8回目のサイクル遊技において継続条件が成立しなかった場合には、特別遊技が終了する。
【0065】
図12(a)には、継続パターンP3が決定された場合の態様が示されている。この場合、オープニング演出として行われる初期抽選演出では、当該初期抽選演出の結果として表示装置32に識別情報[7]が表示される。その後、サイクル遊技は、継続パターンP3に基づき1回目のサイクル遊技から高継続状態で行われる。また、1回目〜6回目の各サイクル遊技において継続条件が成立すると、7回目のサイクル遊技からは、継続パターンP3に基づきサイクル遊技が中継続状態で行われる。そして、7回目〜9回目のサイクル遊技が中継続状態で継続して行われると共に、9回目のサイクル遊技中に継続条件が成立すると、9回目のサイクル遊技の終了後に行われるインターバル演出では、インターバル演出パターンIN3に基づき再抽選演出が行われる。継続パターンP3の場合には、インターバル演出パターンIN3に定められるように、9回目のサイクル遊技と10回目のサイクル遊技との間のインターバル演出が昇格演出であることから、再抽選演出の結果として表示装置32に識別情報[V]が表示される。そのため、10回目のサイクル遊技からは、継続パターンP3に基づきサイクル遊技が高継続状態で行われる。
【0066】
継続パターンP3は、7回目〜9回目迄の3回のサイクル遊技が中継続状態で継続して行われ、かつ、9回目のサイクル遊技中に継続条件が成立したことを契機に、次のサイクル遊技(10回目のサイクル遊技)から再び高継続状態でサイクル遊技が行われるパターンとなっている。即ち、遊技者は、高継続状態から中継続状態に代わった後、中継続状態で行われる3回のサイクル遊技中に継続条件を成立させれば、10回目以降のサイクル遊技を再び高継続状態で行うことができるようになっている。なお、7回目〜9回目のサイクル遊技において継続条件が成立しなかった場合には、特別遊技が終了する。
【0067】
図12(b)には、継続パターンP4が決定された場合の態様が示されている。この場合、オープニング演出として行われる初期抽選演出では、継続パターンP3と同様に、初期抽選演出の結果として表示装置32に識別情報[7]が表示される。その後、サイクル遊技は、継続パターンP4に基づき1回目のサイクル遊技から高継続状態で行われる。また、1回目〜6回目の各サイクル遊技において継続条件が成立すると、7回目のサイクル遊技からは、継続パターンP4に基づきサイクル遊技が中継続状態で行われる。そして、7回目〜9回目のサイクル遊技が中継続状態で継続して行われると共に、9回目のサイクル遊技中に継続条件が成立すると、9回目のサイクル遊技の終了後に行われるインターバル演出では、インターバル演出パターンIN4に基づき再抽選演出が行われる。継続パターンP4の場合には、インターバル演出パターンIN4に定められるように、9回目のサイクル遊技と10回目のサイクル遊技との間のインターバル演出が非昇格演出であることから、再抽選演出の結果として表示装置32に識別情報[7]が表示される。そのため、4回目のサイクル遊技からも、継続パターンP4に基づきサイクル遊技が中継続状態で行われる。
【0068】
従って、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)複数回のサイクル遊技が中継続状態で行われ、複数回に達するサイクル遊技中に継続条件が成立すると、次のサイクル遊技を高継続状態で行うようにした。そのため、サイクル遊技の継続状態が中継続状態から高継続状態に昇格し、多数の遊技球を獲得できるチャンスを得るためには中継続状態のサイクル遊技を複数回継続させる必要があり、遊技者はサイクル遊技を継続させることにより一層注目することになる。従って、中継続状態のサイクル遊技が複数回継続して行われた場合に、高継続状態のサイクル遊技が行われるチャンスを与えることにより、興趣の向上を図ることができる。
【0069】
(2)また、サイクル遊技を継続させて多数の遊技球を獲得するというパチンコ機10(本実施形態では第2種に分類されるパチンコ機10)のゲーム性をより一層際立たせることができる。また、前記チャンスを与えることにより、サイクル遊技が中継続状態で行われている場合であっても遊技者に多数の遊技球の獲得を諦めさせることなく、興趣の向上を図ることができる。
【0070】
(3)各サイクル遊技の継続状態を、予め定めた複数種類の継続パターンP1〜P5に基づいて制御するようにした。そのため、メインCPU50aは、サイクル遊技中に継続条件が成立する度に、次のサイクル遊技の継続状態を決定する必要がないので、制御負担の軽減に貢献することができる。
【0071】
(4)サイクル遊技の継続状態が中継続状態から高継続状態に昇格した場合には、以降に行われる全てのサイクル遊技を高継続状態で行うようにした。そのため、中継続状態から一変して高継続状態のサイクル遊技が行われるため、多数の遊技球を獲得できるチャンスが付与されたことによる遊技者の喜びをより一層喚起させることができる。
【0072】
(5)サイクル遊技の継続状態が中継続状態から高継続状態に昇格する場合には、次のサイクル遊技が高継続状態で行われることを報知するようにした。本実施形態では、表示装置32において再抽選演出を行い、当該再抽選演出の結果として次のサイクル遊技が高継続状態で行われることを報知するようにした。そのため、遊技者は、中継続状態のサイクル遊技中に継続条件が成立する度に、表示装置32に注目し、当該表示装置32で行われるインターバル演出の演出内容にも興味を持つことで、より一層興趣の向上を図ることができる。
【0073】
(6)サイクル遊技の継続状態を中継続状態から高継続状態に昇格させるための昇格条件をサイクル遊技の継続条件とした。そのため、サイクル遊技が中継続状態で行われている場合に、どのような条件によりサイクル遊技が高継続状態で行われるようになるのかが明確となり、遊技者に分かり易い演出を実現できる。
【0074】
(7)表示装置32において再抽選演出を行い、当該再抽選演出の結果としてサイクル遊技の継続状態を高継続状態とする結果が導出されると、次のサイクル遊技を高継続状態で行うようにした。そのため、サイクル遊技が中継続状態で行われている場合であっても、再抽選演出が行われること及びその導出結果に遊技者を注目させることができる。従って、サイクル遊技が中継続状態で行われている場合であっても遊技者に多数の遊技球の獲得を諦めさせることなく、興趣の向上を図ることができる。また、再抽選演出によってサイクル遊技を高継続状態とする結果が導出された場合には、サイクル遊技の継続状態が、中継続状態から一変して、サイクル遊技を容易に継続させることができ、遊技者にさらに有利となる高継続状態に代わるため、遊技者の喜びをより一層喚起させることができる。
【0075】
(8)初期抽選演出によって導出された結果に基づいて、中継続状態のサイクル遊技が開始した後、所定のサイクル遊技中に継続条件が成立したことを契機に再抽選演出を行うようにした。そのため、表示装置32において抽選演出を複数回行うことで、高継続状態のサイクル遊技が行われる期待感を遊技者に何度も持たせることができ、より一層興趣の向上を図ることができる。
【0076】
(9)再抽選演出によって導出された結果に基づき、次のサイクル遊技の継続状態を高継続状態又は中継続状態のいずれかで制御するようにした。そのため、再抽選演出が行われた場合であっても、次のサイクル遊技が高継続状態で行われる場合と中継続状態で行われる場合を作り出すことができる。従って、遊技者を表示装置32で行われる演出(再抽選演出)により一層注目させることができると共に、再抽選演出に対して遊技者が抱く期待感を高めさせることができる。
【0077】
(10)再抽選演出によって中継続状態とする結果が導出された場合であっても、その後に行われる所定のサイクル遊技中に継続条件が成立すると、再び再抽選演出を行うようにした。そのため、遊技者に、サイクル遊技の継続状態が高継続状態になるチャンスをさらに与えることができる。従って、引き続きサイクル遊技が中継続状態で行われた場合であっても遊技者に多数の遊技球の獲得を諦めさせることなく、より一層興趣の向上を図ることができる。
【0078】
なお、前記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、複数回のサイクル遊技が中継続状態で継続して行われると共に、複数回のサイクル遊技中に継続条件が成立したことを契機にサイクル遊技の継続状態を高継続状態に代えているが、その条件は任意に変更しても良い。例えば、中継続状態のサイクル遊技が継続して行われる回数は、2回、4回、5回などに変更しても良い。即ち、サイクル遊技の継続状態を中継続状態から高継続状態に代えるタイミングは、継続パターンP1〜P5の設定に応じて任意に変更することができる。そして、再抽選演出が行われるタイミングも、継続パターンP1〜P5の設定に応じて任意に変更することができる。また、昇格条件としては、継続条件に代えて、例えば、中継続状態で行われるサイクル遊技中に入賞装置20に流入した入賞個数値Nmが所定個数に達した場合や、所定時間内に所定個数の遊技球が入賞装置20に流入した場合などに変更しても良い。
【0079】
・前記実施形態では、高継続状態、中継続状態及び低継続状態の3種類の継続状態でサイクル遊技が行われているが、サイクル遊技の継続状態の種類は任意に変更しても良い。例えば、2種類、4種類の継続状態でサイクル遊技を行うようにしても良い。
【0080】
・前記実施形態では、インターバル演出の種別を通常演出、昇格演出及び非昇格演出の3種類としているが、通常演出と昇格演出の2種類としても良い。
・前記実施形態では、5種類の継続パターンP1〜P5が用意されているが、継続パターンの種類は、例えば、2種類、3種類、4種類など任意に変更しても良い。また、継続パターンに定められる各サイクル遊技の継続状態は任意に変更しても良い。
【0081】
・前記実施形態では、初期抽選演出と再抽選演出を同一の表示装置32で行っているが、異なる表示装置を用いて行っても良い。また、表示装置32は、液晶式、ドットマトリクス式、7セグメントLED式、機械式(ドラム式、ベルト式)など、いずれの構造としても良い。
【0082】
・前記実施形態では、サイクル遊技の継続状態が中継続状態から高継続状態に昇格すると、以降に行われる全てのサイクル遊技を高継続状態で行うようにしているが、少なくとも次のサイクル遊技を高継続状態で行うようにすれば良く、高継続状態で行うサイクル遊技の回数は任意に変更しても良い。例えば、次のサイクル遊技のみを高継続状態で行うようにしても良いし、2回、3回などのサイクル遊技を高継続状態で行うようにしても良い。
【0083】
・前記実施形態では、初期抽選演出を行っているが、当該初期抽選演出を省略しても良い。例えば、特別遊技が生起されると、必ず中継続状態のサイクル遊技から始まるようにパチンコ機10を構成した場合に、所定のサイクル遊技(例えば、複数回目のサイクル遊技)において継続条件(昇格条件)が成立したことを契機に次のサイクル遊技を高継続状態で行うようにしても良い。この場合、所定のサイクル遊技において継続条件(昇格条件)が成立したことを契機に抽選演出(前記実施形態における再抽選演出)を行うようにしても良い。
【0084】
・前記実施形態では、中継続状態のサイクル遊技が開始する回数が3種類に設定されているが、前記回数は、2種類、4種類など任意に変更しても良い。
・前記実施形態において、キャラクタ体39、特別入賞口40(揺動部材40a)、案内部材43、停留部材45などの各種の可動装置の構成は任意に変更しても良い。即ち、入賞装置20の構成は前記実施形態の構成に限定されない。
【0085】
・前記実施形態において、サイクル遊技の最高継続回数は、例えば、14回、16回など、任意に変更しても良い。
・前記実施形態において、オープニング演出、インターバル演出、エンディング演出、サイクル演出の各演出の具体的な演出内容(演出の態様)は、任意に変更しても良い。
【0086】
・前記実施形態は、第2種に分類されるパチンコ機に代えて、第1種に分類されるパチンコ機に具体化しても良い。第1種に分類されるパチンコ機は、始動入賞口に遊技球が入賞すると、可変表示器において図柄組み合わせゲームが行われ、当該ゲームによって導出された図柄組み合わせが大当りの組み合わせになったことに関連して大当り(特別遊技)となるパチンコ機である。そして、大当りとなった場合には、大入賞口が開放される大当り遊技が行われる。大当り遊技は、所定回数のラウンド遊技(サイクル遊技)からなり、1回のラウンド遊技中に所定の継続条件が成立すると次のラウンド遊技が行われるようになっている。
【0087】
次に、前記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記入賞手段には、当該入賞手段に流入した遊技球を一時的に停留可能とする停留部材を含む可動部材が設けられ、当該停留部材で停留された遊技球は前記特別検知手段に導かれ易くなっており、前記制御手段は、前記サイクル遊技を前記第1の継続状態で行う場合には前記入賞装置に流入した遊技球が前記停留部材で停留され易くするように前記可動部材の動作を制御し、前記サイクル遊技を前記第2の継続状態で行う場合には前記入賞装置に流入した遊技球が前記停留部材で停留され難くするように前記可動部材の動作を制御する請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の遊技機。
【0088】
(ロ)開閉動作を行う開閉部材を有する入賞装置を備え、始動検知手段による遊技球の検知を契機に前記開閉部材が開動作して前記入賞手段を開放する補助遊技が生起され、当該補助遊技中に前記入賞装置に流入した遊技球が特別検知手段で検知された場合には前記補助遊技よりも遊技者に有利な態様で前記開閉部材が開動作して前記入賞手段を開放する特別遊技が生起され、前記特別遊技は、所定回数のサイクル遊技からなり、当該サイクル遊技中に前記入賞手段に流入した遊技球が特別検知手段で検知された場合には新たなサイクル遊技が継続して行われ、前記遊技球が特別検知手段で検知されなかった場合には前記特別遊技を終了するように構成された遊技機において、前記サイクル遊技を、当該サイクル遊技が継続し易い第1の継続状態、及び当該第1の継続状態よりもサイクル遊技が継続し難い第2の継続状態を含む複数の継続状態のうちいずれかの継続状態で行うように制御する制御手段を備え、前記制御手段は、複数回のサイクル遊技が前記第2の継続状態で継続して行われると共に、前記複数回に達するサイクル遊技中に所定の昇格条件が成立したことを契機に、当該サイクル遊技の終了後に行われる次のサイクル遊技を前記第1の継続状態で行うように制御する遊技機。
【0089】
【発明の効果】
本発明によれば、第2の継続状態のサイクル遊技が複数回継続して行われた場合に、第1の継続状態のサイクル遊技が行われるチャンスを与えることにより、興趣の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の機表側を示す正面図。
【図2】入賞装置を示す正面図。
【図3】(a),(b)は、入賞装置を示す斜視図。
【図4】(a),(b)は、入賞装置の下球受板の構成を示す斜視図。
【図5】制御構成を示すブロック図。
【図6】(a)〜(c)は、継続パターンとインターバル演出パターンを説明する説明図。
【図7】(a),(b)は、継続パターンとインターバル演出パターンを説明する説明図。
【図8】始動入賞処理を説明するフローチャート。
【図9】特別入賞処理を説明するフローチャート。
【図10】大当り処理を説明するフローチャート。
【図11】(a),(b)は、サイクル遊技及び表示演出が制御される態様を説明する説明図。
【図12】(a),(b)は、サイクル遊技及び表示演出が制御される態様を説明する説明図。
【符号の説明】
B…遊技球、SW1〜SW3…始動入賞口スイッチ(始動入賞手段)、SW6…特別入賞口スイッチ(特別検知手段)、21〜23…始動入賞口(始動入賞手段)、10…パチンコ遊技機(遊技機)、20…入賞装置(入賞手段)、30,31…開閉羽根(開閉部材)、40…特別入賞口(特別検知手段)、50a…メインCPU(制御手段)、50b…ROM(パターン記憶手段)、32…表示装置(報知手段)。

Claims (5)

  1. 開閉動作を行う開閉部材を有する入賞手段を備え、始動検知手段による遊技球の検知を契機に所定の条件が成立すると、前記開閉部材が開動作して前記入賞手段を開放する特別遊技が生起され、前記特別遊技は、所定回数のサイクル遊技からなり、当該サイクル遊技中に前記入賞手段に流入した遊技球が特別検知手段で検知された場合には新たなサイクル遊技が継続して行われ、前記遊技球が特別検知手段で検知されなかった場合には前記特別遊技を終了するように構成された遊技機において、
    前記サイクル遊技を、当該サイクル遊技が継続し易い第1の継続状態、及び当該第1の継続状態よりもサイクル遊技が継続し難い第2の継続状態を含む複数の継続状態のうちいずれかの継続状態で行うように制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、複数回のサイクル遊技が前記第2の継続状態で継続して行われると共に、前記複数回に達するサイクル遊技中に所定の昇格条件が成立したことを契機に、当該サイクル遊技の終了後に行われる次のサイクル遊技を前記第1の継続状態で行うように制御する遊技機。
  2. 予め定められた最高継続回数に相当する回数分の各サイクル遊技の継続状態を定めた複数のサイクル遊技制御パターンを記憶するパターン記憶手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記特別遊技が生起される場合には前記複数のサイクル遊技制御パターンの中から1のサイクル遊技制御パターンを決定し、前記特別遊技におけるサイクル遊技の継続状態を前記サイクル遊技制御パターンに基づいて制御する請求項1に遊技機。
  3. 前記特別遊技では、予め定められた最高継続回数の範囲内で前記サイクル遊技が継続して行われるようになっており、
    前記制御手段は、前記複数回に達するサイクル遊技中に前記昇格条件が成立したことを契機に、当該サイクル遊技の終了後、前記最高継続回数に達する迄の全てのサイクル遊技を前記第1の継続状態で行うように制御する請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記複数回に達するサイクル遊技中に前記昇格条件が成立したことを契機に、当該サイクル遊技の終了後に行われる次のサイクル遊技が前記第1の継続状態で行われることを報知する報知手段をさらに備えた請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機。
  5. 前記昇格条件は、前記第2の継続状態で行われる前記複数回に達するサイクル遊技中に前記入賞手段に流入した遊技球が特別検知手段で検知されることである請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。
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