JP2004321463A - レーザ装置 - Google Patents

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JP2004321463A
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handpiece
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laser
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English (en)
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Eiju Fujita
英寿 藤田
Fumio Sugata
文雄 菅田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】歯科治療分野等、ハンドピースを主体とする把持部の移動可能な範囲が狭く、かつ様々な角度にレーザ照射を行う場合に、安価で簡便に治療目的を達成できるレーザ装置を提供する。
【解決手段】把持可能なハンドピース本体1と、ハンドピース本体に通し、レーザ光を導き先端からレーザ光を放出するファイバ3と、ハンドピース本体の先端部に設け、ファイバの外側に位置する湾曲した管状のハンドピース2と、ハンドピースに沿って移動可能に設けた管状の湾曲したガイド4を備え、ガイド4とファイバ3の先端をハンドピース2の先端より移動することで、ファイバの先端から放出するレーザ光の放射角度を変更可能に構成したものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ等のレーザプローブにレーザ光を導光し、レーザプローブの先端から放射されるレーザ光によって治療等を行うレーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に医療用に利用されるレーザ装置においては、レーザ光を導光するファイバにおいて、治療のために術者が持つ部分にハンドピ−ス本体と呼ばれる把持部が設けられており、このハンドピース本体内に前記ファイバを通し、ハンドピース本体の先端部から突出させたファイバを術野に導くことで様々な治療が行われる。そして、このハンドピース本体の先端部には、例えば特許文献1に記載のように鈍角に曲げたもの、直角に曲げたもの等の数種類のアタッチメントを予め準備しておき、逐一付け替えを行うことによってハンドピース本体における先端部からのファイバの突出角度を変更してレーザ光の放射角を変更できる仕組みになっている。
【0003】
しかしながら、上記構成では例えば、歯科治療の分野を例に挙げると、前歯等の術者正面からレーザ治療を行いやすい場合と、奥歯の裏側等の隠れたところにレーザ治療を行う場合とでは、レーザ照射をしやすくするために逐一、ハンドピース本体の先端部に、ハンドピースであるアタッチメントの付け替えを行わなければならず、治療に余分な時間がかかるという不便さがあった。
【0004】
【特許文献1】
特開昭58−7235号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、レーザ光の放射角を、アタッチメントの付け替えをすることなく容易に変更可能なレーザ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明のレーザ装置は、把持可能なハンドピース本体と、前記ハンドピース本体に通し、レーザ光を導き先端からレーザ光を放出するファイバと、前記ハンドピース本体の先端部に設け、前記ファイバの外側に位置する湾曲した管状のハンドピースと、前記ファイバの外側に位置して前記ハンドピースに、これより前方に突出可能に設け、かつ方向が変えられて前記ファイバの先端からのレーザ光の放射角を変更する管状のガイドを備えたものである。
【0007】
この手段によれば、ハンドピース本体は湾曲したハンドピースと、ハンドピースより突出させ方向を変えられる管状のガイドとにより、ファイバの先端からのレーザ光の放射角を簡単に変更でき、作業効率を向上できる。
【0008】
例えば、ハンドピース本体を把持した術者の正面に遮蔽物が無いとき等で治療のし易い、管状のガイドを必要としないときは、ハンドピース本体における管状のハンドピースの曲げ角度でレーザ光を放射させ、また遮蔽物がある奥歯の裏側にレーザ光を放射するときは、管状のガイドをハンドピース先端より前方に突出して方向を変えてレーザ光を放射させるものである。従って、歯科治療の分野等のように、ハンドピース本体を動かすことができる範囲が狭く、かつ様々な角度にレーザを導きたい場合には治療の途中でアタッチメントの付け替えを行う必要がなくなり、治療効率を向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の目的は各請求項に記載した構成を実施の形態の要部とすることにより達成できるので、以下には各請求項に対応する一実施例についての詳細を、図1〜図3を参照して説明し、本発明の実施の形態についての説明とする。
【0010】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるレーザ装置のハンドピース本体部分を示す断面図で、図2は同レーザ装置のハンドピース本体部分で、レーザ光の放射角を、図1の場合よりも変えたときの断面図で、図3は同じく図2の場合よりも更に、レーザ光の放射角を変えたときの断面図である。
【0011】
1は筒状のハンドピース本体で、治療等を行う術者が実際に把持する部分である。2はハンドピース本体1の先端部に設けた管状のハンドピースで、使用目的であるレーザ光を放射する治療箇所に応じて予め湾曲させてあり、またハンドピース本体1に固定されているか、もしくは単体で着脱可能となっている。3はファイバで、レーザ装置本体(図示せず)から出射されたレーザ光を導き、その先端より術野へレーザ光を放射するためのものである。
【0012】
ファイバ3は、図1、図2、図3のように、使用目的であるレーザ光を放射する治療箇所に応じて湾曲度合いと長さを変えてレーザ光の放射角を変えた場合でも、常にハンドピース本体1内を通してハンドピース2の先端部から一定長さ突出した形で固定されて使用される。
【0013】
4はハンドピース2と同じRで湾曲させた管状のガイドで、ハンドピース2の外側に嵌合して常には図1に示す位置にあって、使用目的であるレーザ光を放射する治療箇所に応じて図1に示すハンドピース2の先端面と同一位置から、図2に示す位置、図3に示す位置までハンドピース2に沿って突出可能に摺動による移動可能に構成されている。
【0014】
そして、このようにレーザ光を放射する治療箇所に応じてガイド4が移動する度に、ハンドピース本体1とハンドピース2により固定されている(固定する構造を図示せず)ファイバ3は、一時的に固定が緩められて移動したガイド4に沿って曲げられ、かつガイド4の先端から所定長さ突き出したところで再びハンドピース本体1とハンドピース2により固定できるように構成してある。
【0015】
上記実施の形態において、レーザ装置より出射されたレーザ光は、ファイバ3に導かれてハンドピース本体1のハンドピース2の先端より突き出しているファイバ3の先端より放射される。そして、このときのレーザ光の放射角度は、ガイド4がハンドピース2の外側に完全に重合して収まっているので、ハンドピース2の湾曲した角度に設定される。また、図2に示すようにガイド4をハンドピース2より前方に移動させ突出させると、ガイド4の湾曲に案内されてファイバ3は、図1の場合より湾曲してレーザ光の放射角度は、ガイド4の突出した長さで決まる湾曲角度に設定される。更に図3に示すようにガイド4をハンドピース2より前方に移動させ更に突出させると、前記したと同様にしてレーザ光の放射角度は、ガイド4の突出した長さで決まる湾曲角度に設定される。
【0016】
すなわち、図1、図2、図3のように、管状のガイド4をハンドピース2の先端より前方に移動させてハンドピース2の先端部との相対位置を変えていったとき、管状のガイド4の先端方向が徐々に変わっていくようになる。例えば、各図に示す通り、ハンドピース2および管状のガイド4の曲げ具合を真円の1/4円弧にしておけば、図1と図3の比較通り、レーザ光の放射角度を最大90度変更することができる。
【0017】
このようにして、レーザ照射を行いたい方向において管状のガイド4をハンドピース2に対して固定し、ファイバ3を突出すれば、ハンドピース本体1の把持方法を変更することなくレーザ光の放射角度の変更ができるようになる。そして、任意にレーザ光の放射角度を変えることができるので、数種類の治療に対してもハンドピース本体1本で対応することができ、従来の技術のように予め必要数のアタッチメントであるハンドピースを準備する手間と例えば、治療箇所に対応して逐一、ハンドピースを着脱する手間が省け作業効率の向上を図ることができるとともに、経済的である等の利点が得られる。
【0018】
以上のように本実施の形態にすることで、安価でかつ簡便に治療を行うことができるレーザ治療装置を提供することができる。
【0019】
なお、上記実施の形態において、ガイド4は管状に形成してハンドピース2の外周に移動可能に設けたが、ハンドピース2の内周面に移動可能に設けても良いものであり、またガイド4を多数の襞を有する蛇腹状のガイドに形成してハンドピース2の外周の途中に一端部を固定し、そして図1〜図3に示すと同じようにガイドの他端部をハンドピース2の前方に向って伸縮と方向を変えられる構成にしても、本実施の形態と同様の作用効果を期待できるものである。
【0020】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ハンドピース本体の湾曲した管状のハンドピースに、これより前方に突出可能で、かつ方向が変えられる管状のガイドを設け、ファイバからのレーザ光の放射角を変更することにより、安価で作業効率の高いレーザ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるレーザ装置のハンドピース本体部分を示す断面図
【図2】同実施の形態1におけるレーザ装置のハンドピース本体部分で、レーザ光の放射角を変えたときの断面図
【図3】同実施の形態1におけるレーザ装置のハンドピース本体部分で、レーザ光の放射角を更に変えたときの断面図
【符号の説明】
1 ハンドピース本体
2 ハンドピース
3 ファイバ
4 ガイド

Claims (2)

  1. 把持可能なハンドピース本体と、前記ハンドピース本体内に通し、レーザ光を導き先端からレーザ光を放出するファイバと、前記ハンドピース本体の先端部に設け、前記ファイバの外側に位置する湾曲した管状のハンドピースと、前記ファイバの外側に位置して前記ハンドピースに、これより前方に突出可能に設け、かつ方向が変えられて、前記ファイバの先端からのレーザ光の放射角を変更する管状のガイドを備えたレーザ装置。
  2. 把持可能なハンドピース本体と、前記ハンドピース本体内に通し、レーザ光を導き先端からレーザ光を放出するファイバと、前記ハンドピース本体の先端部に設け、前記ファイバの外側に位置する湾曲した管状のハンドピースと、前記ファイバの外側に位置して前記ハンドピースに沿って移動可能に設けた湾曲した管状のガイドを備え、前記ガイドと前記ファイバの先端を前記ハンドピースの先端より移動することで、前記ファイバの先端から放出するレーザ光の放射角度を変更可能に構成してなるレーザ装置。
JP2003120001A 2003-04-24 2003-04-24 レーザ装置 Pending JP2004321463A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3400897A1 (en) 2017-05-10 2018-11-14 J. Morita Manufacturing Corporation Laser tip, laser treatment tool, laser treatment device, and laser treatment system
CN110559091A (zh) * 2019-09-29 2019-12-13 中国人民解放军陆军军医大学第一附属医院 具有辅助测距定深功能的牙科手机
WO2023078168A1 (zh) * 2021-11-05 2023-05-11 杭州佳量医疗科技有限公司 一种医用光纤导向结构及导向方法

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