JP2004320708A - Avストリーム伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来は少なくとも暗号鍵や認証鍵及びAVデータの認識はできなくとも、伝送AVストリームを傍受し、それを記憶することも容易に実施できる。
【解決手段】 AVストリーム再生装置10は、記録媒体101から再生したAVストリームを暗号化して、アンテナ109を介して無線送信する。暗号化されたAVストリームの暗号解読用の鍵情報は、AVストリーム再生装置10により着脱可能記憶媒体108に記憶される。リモートコントロール装置20はこの記憶媒体108を再生して赤外線にて暗号解読用の鍵情報をAVコンテンツ再生装置30aへ送信する。AVコンテンツ再生装置30aは、アンテナ301aを介して受信した暗号化されたAVコンテンツを、受光部304aで受信した鍵情報を用いて暗号解読してAVデータを再生する。これにより、暗号化されたAVストリームと暗号解読用の鍵情報とが同時に第三者に漏洩する可能性を少なくできる。
【選択図】 図1




Description

本発明はAVストリーム伝送システムに係り、特に著作権を保護する必要がある音声データ及び画像データからなるAVストリームを送受信するAVストリーム伝送システムに関する。
現在、ディジタル信号の無線伝送技術の開発が無線業界で活発に進められ、世界的に統一した規格化を行っている。例えば、規格の一つである米国電気電子技術者協会(IEEE)が策定したIEEE802.11aでは、最大54Mbpsのデータ伝送が可能であり、この伝送量はMPEG2(Moving Picture Experts Group phase 2)で代表される高音質、高画質のディジタル圧縮信号を伝送するのに十分な値である。また、xDSLで代表される有線系のネットワーク技術においても、高画質、高音質のAVストリームの伝送が可能である。AV機器メーカーでは、これらの有線及び無線伝送技術を利用したAVストリームの無線伝送システムの提案化を進めており、既に市場に出回り始めている。
また、著作権保護などを目的として、AVストリームを暗号化して伝送する方式が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。すなわち、特許文献1には、AVデータを送信するAVデータ送信機器と、AVデータを受信する相手側の送受信機器とから構成され、過去に認証を行った履歴がある相手側の送受信機器が伝送路に接続されると、互いの機器がある規則に基づく機器であることを相互に確認する機器認証作業と、同時に著作物を暗号化及び復号化するための暗号鍵を共有する鍵交換作業とを行う認証手段をAVデータ送信機器が有し、暗号化されたAVデータストリームを伝送する構成が開示されている。
また、特許文献2には、複数の伝送路の電波を受信し、それらの電波を復調し、トランスポートストリームを再生し、それらのトランスポートストリームをデスクランブルし、その中から1個のトランスポートストリームを選択し、選択したトランスポートストリームからスクランブル鍵を含む限定受信情報を抽出し、複数の限定受信システムに対応した複数のマスタ鍵を格納し、抽出された限定受信情報を復号してスクランブル鍵を取り出すディジタル放送受信装置において、所定の方法により限定受信システムを特定することで複数のマスタ鍵から1個のマスタ鍵を選択し、スクランブル鍵を復号して、スクランブル鍵でトランスポートストリームのデスクランブル化を行う構成が開示されている。これら特許文献1及び2のどちらも、AVデータと暗号鍵や認証鍵情報を、同一の伝送路を用いて伝送する方式によるものである。
特開2000−115159 特開2002−125213
しかるに、AVストリームを暗号化して伝送する従来の方式を用いた場合、第三者が不正に伝送路上のAVストリームを傍受し、そのAVストリームのフォーマットを理解するものであれば、暗号鍵や認証情報とAVデータとを分離した上で暗号解読を行うことも不可能ではない。
特に電波を用いた無線伝送の特徴として、360度の全方位に対して信号を発射することが可能であり、さらに例えば壁や天井のような遮蔽物を透過してデータを伝送することが可能という点から、従来は少なくとも暗号鍵や認証鍵及びAVデータの認識はできなくとも、伝送AVストリームを傍受し、それを記憶することも容易に実施できるという問題がある。
また、着脱可能なメモリに認証のための鍵情報が記録されている場合、不正なメモリ読出し装置を用いれば鍵情報を得ることができ、暗号化されたAVデータ(著作物)を不正に解読することも可能であるという問題もある。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、伝送路中にあるAVストリームを不正に傍受したとしても、容易に解読できないようにするAVストリーム伝送システムを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、鍵認証のための鍵情報を不正に傍受したとしても、容易に解読できないようにするAVストリーム伝送システムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、AVデータを暗号化して得たAVストリームを第1の伝送信号に変換して第1の伝送路へ送信する第1の送信手段と、暗号化されたAVストリームの暗号解読のための鍵情報を着脱可能記憶装置に記憶する記憶手段とを備えたAVストリーム再生装置と、AVストリーム再生装置から取り外された着脱可能記憶装置が装着されることにより、着脱可能記憶装置に記憶されている鍵情報を再生する鍵情報再生手段と、鍵情報再生手段により再生された鍵情報を第2の伝送信号に変換して第2の伝送路へ送信する第2の送信手段とを備えたリモートコントロール装置と、第1の伝送路を介して入来した第1の伝送信号を受信して暗号化されたAVストリームを復号する第1の受信手段と、第2の伝送路を介して入来した第2の伝送信号を受信して暗号解読のための鍵情報を復号する第2の受信手段と、第1の受信手段により得られた暗号化されたAVストリームを、第2の受信手段により得られた暗号解読のための鍵情報を用いて暗号解読する暗号解読手段と、暗号解読手段により暗号解読して得られたAVデータを復号してAVコンテンツを再生する再生手段とを備えたAVコンテンツ再生装置とを有する構成としたものである。
この発明では、暗号化されたAVストリームは第1の伝送路を介してAVストリーム再生装置からAVコンテンツ再生装置へ伝送し、他方、暗号化されたAVストリームの暗号解読用の鍵情報は第2の伝送路を介してリモートコントロール装置からAVコンテンツ再生装置へ伝送するようにしたため、暗号化されたAVストリームと暗号解読用の鍵情報とが同時に第三者に漏洩する可能性を少なくできる。
また、上記の目的を達成するため、本発明は、AVストリーム再生装置の記憶手段を、暗号化されたAVストリームの暗号解読のための鍵情報を、読み出し時に消去される構成の着脱可能記憶装置に記憶する構成とし、リモートコントロール装置の鍵情報再生手段を、AVストリーム再生装置から取り外された読み出し時に消去される構成の着脱可能記憶装置が装着されることにより、着脱可能記憶装置に記憶されている鍵情報を読み出して鍵情報を消去させる構成としたものである。
この発明では、着脱可能記憶装置をリモートコントロール装置に装着したときに、当該着脱記憶装置に記憶されている鍵情報が読み出されることにより、当該着脱可能記憶装置の記憶されている鍵情報が消去されるため、その後に着脱可能記憶装置から鍵情報を読み出そうとしても、読み出せないようにできる。すなわち、本発明では、鍵情報の交換手順の途中段階で不正に鍵情報を取り出した場合は、認証手段を拒絶することができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明は、AVストリーム再生装置は、AVコンテンツに関するAVデータが予め記録されている記録媒体から任意のAVコンテンツのAVデータを読み出す読み出し手段と、読み出し手段から読み出されたAVデータから暗号化されたAVストリームを生成して第1の送信手段に供給すると共に、暗号解読のための鍵情報を生成して出力する暗号化手段とを更に有することを特徴とする。この発明では、記録媒体から任意のAVコンテンツのAVデータを読み出して暗号化されたAVストリームとして伝送することができる。
本発明によれば、暗号化されたAVストリームは第1の伝送路を介してAVストリーム再生装置からAVコンテンツ再生装置へ伝送し、他方、暗号化されたAVストリームの暗号解読用の鍵情報は第2の伝送路を介してリモートコントロール装置からAVコンテンツ再生装置へ伝送することにより、暗号化されたAVストリームと暗号解読用の鍵情報とが同時に第三者に漏洩する可能性を少なくしたため、高品質のAVストリームが第三者に漏洩した場合においても、暗号解読鍵情報は同時に漏洩する可能性は少なく、AVストリームを正常に再生することは困難であり、著作権の保護性能を強化できる。
また、本発明によれば、着脱可能記憶装置として記憶鍵情報の読み出し時に記憶鍵情報が消去される構成とすることにより、鍵情報の交換手順の途中段階で不正に鍵情報を取り出した場合は、認証手段を拒絶することができ、その結果、従来以上に著作権保護機能を強化することができる。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になるAVストリーム伝送システムの一実施の形態のシステム構成図を示す。同図に示すように、AVストリーム伝送システムは、AVストリーム再生装置10と、リモートコントロール装置20と、AVコンテンツ再生装置30a及び30bから構成されている。
AVストリーム再生装置10は、著作権を保護する必要がある音声データ及び画像データからなるAVストリームが予め記録されているDVD(Digital Versatile Disc)やHDDや記録済みの磁気テープなどの記録媒体101が搭載されており、この記録媒体101から高画質かつ高音質のAVデータを記録したり再生することができる機器であり、また、記録媒体101から再生したAVデータを暗号鍵で暗号化して得た暗号化されたAVストリームはAVストリーム送信用無線アンテナ109から無線電波で送信し、かつ、暗号解読に必要な鍵情報は着脱可能記憶装置108に格納する機能を備えている。AVストリーム送信用無線アンテナ109が例えば無指向性であれば、送信される暗号化されたAVストリームは広い範囲で受信可能である。
リモートコントロール装置20は、暗号解読に必要な鍵情報が記憶された着脱可能記憶装置108がメモリスロット201に挿入されると、着脱可能記憶装置108から暗号解読に必要な鍵情報を再生して所定フォーマットに変換して、その鍵情報送信用発光部204から赤外線で送信する、狭指向性の伝送回路を有する。
AVコンテンツ再生装置30a及び30bは、リモートコントロール装置20で操作可能なPDPやプロジェクタであり、いずれもAVストリーム受信用無線アンテナ301a及び301bと、鍵情報受信用受光部304a及び304bとを有しているが、ここではAVコンテンツ再生装置30aはリモートコントロール装置20から赤外線で送信された鍵情報を受光したAVコンテンツ再生装置であり、AVコンテンツ再生装置30bはリモートコントロール装置20から赤外線で送信された鍵情報を受光していないAVコンテンツ再生装置であるものとしている。
AVコンテンツ再生装置30a及び30bは、いずれもAVストリーム受信用無線アンテナ301a及び301bで受信した暗号化されたAVストリームを復号化して、その復号AVデータを鍵情報受信用受光部304a及び304bで受光した鍵情報を復号して得た暗号鍵で暗号解読を行ってAVコンテンツを再生する構成であるが、ここではAVコンテンツ再生装置30aは鍵情報を受光できたので、正常に暗号解読ができてAVコンテンツの再生ができているのに対し、AVコンテンツ再生装置30bは鍵情報を受光できないので、暗号解読ができず、AVコンテンツの再生は行われない。
次に、本実施の形態の構成及び動作について更に詳細に説明する。図2は本発明になるAVストリーム伝送システムを構成する各部の一実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。ただし、図1のAVコンテンツ再生装置30a及び30bは構成が同一であるので、図示の便宜上、図2ではAVコンテンツ再生装置30として一つのみ図示している。
図2において、AVストリーム再生装置10は、AVデータが予め記録されているDVDやHDD等の記録媒体101からAVデータ読み出し手段103によりAVデータを読み出して暗号化手段104に供給し、ここで暗号鍵(暗号化鍵)を使用して暗号化を行う。暗号化手段104により暗号化されたAVデータは、第一の伝送信号生成手段105に供給され、ここで例えばIEEE802.11aのような無線フォーマットに変換された後、暗号化AVデータ送信手段107に供給されて送信AVストリームとされて図1に示したAVストリーム送信用無線アンテナ109を介して無線送信される。
一方、暗号化手段104は、暗号化されたAVデータとは別に、暗号化されたAVデータを復号化するための暗号解読に必要な鍵情報を暗号鍵情報記憶手段106に供給し、これにより例えばスマートメディアやSDカードのような着脱可能記憶装置108に記憶させる。
暗号解読に必要な鍵情報が記憶された着脱可能記憶装置108は、ユーザによりAVストリーム再生装置10から取り出されて、リモートコントロール装置20のメモリスロット201に挿入される。すると、リモートコントロール装置20は、暗号解読に必要な鍵情報をリモートコントロール装置20からAVコンテンツ再生装置30に伝送するために、暗号鍵情報再生手段202によって着脱可能記憶装置108から暗号解読に必要な鍵情報を読み出して第二の伝送信号生成手段203に供給する。
第二の伝送信号生成手段203は、入力された暗号解読に必要な鍵情報を、赤外線により送信可能な信号フォーマットに変換した後に、鍵情報送信用発光部204から再生したいAVコンテンツ再生装置30に対して鍵情報を赤外線で送信する。
AVコンテンツ再生装置30は、AVストリーム再生装置10から無線送信されて空間の伝送路40を伝搬して入来した暗号化されたAVストリームを、AVストリーム受信用無線アンテナ(図1の301a、301b)を介して暗号化AVデータ受信手段302にて受信し、その受信信号を伝送信号復号手段303に供給して、送信信号生成の際に使用した無線フォーマットに準拠して復号を行う。これにより、伝送信号復号手段303からは第一の伝送信号生成手段105の入力信号に対応した暗号化されたAVデータが取り出される。
一方、AVコンテンツ再生装置30は、リモートコントロール装置20から赤外線で送信された所定のフォーマットの暗号解読用の鍵情報を、鍵情報受信用受光部304で受光すると、その受光信号(受信信号)を暗号鍵情報復号手段305に供給して復号する。暗号解読手段306は、上記の暗号鍵情報復号手段305で復号して得られた暗号解読用の鍵情報を使用して、伝送信号復号手段303から供給される受信暗号化AVデータの暗号解読を行い、AVデータを出力する。
このAVデータは、AVデータ復号手段307に供給され、例えばMPEG2デコード等を行われた後にD/A変換され、ディスプレイ及びスピーカーシステム308により画像表示及び音声出力され、前記記録媒体101から読み出された所望のAVコンテンツの再生が行われる。
なお、鍵情報受信用受光部304にて、暗号解読用の鍵情報が受信されていないAVコンテンツ再生装置30では、当然であるが、暗号鍵情報復号手段305により暗号解読用の鍵情報がされないので、暗号化されたAVデータは暗号解読手段306により暗号解読されず、AVストリームは再生することができない。 このように、本実施の形態によれば、AVストリームは広指向性、かつ、高レートの伝送が可能な無線伝送路40を利用し、他方、AVストリーム用の無線伝送路40とは異なる伝送路にて暗号解読用の鍵情報を狭指向性の赤外線光伝送路を用いて伝送するようにしたため、AVストリームと暗号解読用の鍵情報とが同時に、第三者に漏洩する可能性を少なくでき、よって、暗号の解読を従来に比べて困難にすることができる。
また、本実施の形態によれば、暗号解読用の鍵情報を従来からユーザが使い慣れているリモートコントロール装置20を用い、なおかつ、既に普及している着脱可能なメモリカード等の着脱可能記憶装置108により鍵情報を受け渡す方法とを組み合わせることで、ユーザはAVストリーム再生装置10からリモートコントロール装置20に着脱可能記憶装置108を移動する手順を追加する以外は従来と変わらない利用方法で、高音質、かつ、高画質のAVコンテンツを楽しむことができる。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。図3は本発明になるAVストリーム伝送システムを構成する各部の他の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図3に示す実施の形態は、AVストリーム再生装置11とリモートコントロール装置21の構成が、図2の実施の形態のAVストリーム再生装置10とリモートコントロール装置20における暗号解読に必要な鍵情報の伝送手段と若干異なる。
すなわち、図3に示す実施の形態では、AVストリーム再生装置11は、AVストリーム暗号解読の鍵情報を、メモリ内に記憶されているデータを一度読み出すと、メモリ内からデータが消去される着脱可能記憶装置として、例えばFIFO(First In First Out)による着脱可能記憶装置110に記憶する構成とされている。また、リモートコントロール装置21は、メモリスロットに挿入されたFIFOによる着脱可能記憶装置110から暗号解読に必要な鍵情報を暗号鍵情報再生手段206により読み出す構成とされている。
次に、本実施の形態の動作について説明する。図3において、暗号化手段104は、暗号化されたAVデータとは別に、暗号化されたAVデータを復号化するための暗号解読に必要な鍵情報を、暗号鍵情報記憶手段106を介して例えばFIFOによる着脱可能記憶装置110に記憶させる。ここで、暗号化手段104は、暗号解読に必要な鍵情報を毎回変更するようにしてもよい。
暗号解読に必要な鍵情報が記憶されたFIFOによる着脱可能記憶装置110は、ユーザによりAVストリーム再生装置11から取り出されて、リモートコントロール装置21のメモリスロットに挿入される。すると、リモートコントロール装置21は、暗号解読に必要な鍵情報をリモートコントロール装置21からAVコンテンツ再生装置30に伝送するために、暗号鍵情報再生手段206によってFIFOによる着脱可能記憶装置110から暗号解読に必要な鍵情報を読み出して第二の伝送信号生成手段203に供給する。
ここで、FIFOによる着脱可能記憶装置110に記憶されていた鍵情報は、暗号鍵情報再生手段206により一度読み出されると強制的に消去される。この場合、FIFOによる着脱可能記憶装置110自体が、記憶鍵情報が読み出されると記憶鍵情報が消去される構成でもよいし、暗号鍵情報再生手段206がFIFOによる着脱可能記憶装置110から鍵情報を読み出すと、強制的に着脱可能記憶装置110の記憶鍵情報を消去する構成でもよい。
第二の伝送信号生成手段203は、入力された暗号解読に必要な鍵情報を、赤外線により送信可能な信号フォーマットに変換した後に、鍵情報送信用発光部204から再生したいAVコンテンツ再生装置30に対して鍵情報を赤外線で送信する。
以下、図2の実施の形態と同様にして、リモートコントロール装置21から赤外線で送信された所定のフォーマットの暗号解読用の鍵情報が、AVコンテンツ再生装置30内の鍵情報受信用受光部304で受光され、暗号鍵情報復号手段305で復号される。暗号解読手段306は、暗号鍵情報復号手段305で復号して得られた暗号解読用の鍵情報を使用して、伝送信号復号手段303から供給される受信暗号化AVデータの暗号解読を行い、AVデータを出力する。
図2と共に説明した実施の形態では、着脱可能記憶装置108がスマートメディアやSDカードであり、記録された暗号解読用の鍵情報はリモートコントロール装置20のスロットに挿入して読み出しを行っても消去されることはないので、第三者が何らかの方法で着脱可能記憶装置108を取得して不正な記憶装置に鍵情報を書き込まれることが可能であり、この場合には不正な第三者により傍受された無線電波で伝送されている暗号化されたAVデータが、上記の鍵情報を用いて解読される可能性がある。
これに対し、本実施の形態では、FIFOによる着脱可能記憶装置110に記憶されていた鍵情報は、暗号鍵情報再生手段206により一度読み出されると強制的に消去されるため、その後に第三者が何らかの方法でFIFOによる着脱可能記憶装置110を取得して不正な記憶装置に鍵情報を書き込もうとしても書き込めないため、無線電波で伝送される暗号化されたAVストリームを傍受して他の再生装置で再生しようとしても、暗号解読ができないので正常に再生できない。
すなわち、例えば、正当な使用者がリモートコントロール装置21によりFIFOによる着脱可能記憶装置110から正常に鍵情報を読み出して再生し、AVコンテンツ再生装置30にて正常に記録媒体101から読み出された所望のAVコンテンツの再生が行われている状態、あるいは再生した後において、第三者が不正にリモートコントロール装置21からFIFOによる着脱可能記憶装置110を窃取し、それを用いて無線電波で伝送される暗号化されたAVストリームを傍受している別の再生装置で暗号鍵を再生しようとしても、暗号鍵が再生できないのでAVコンテンツの正常再生が阻止される。従って、本実施の形態は図2の実施の形態よりもセキュリティを強化できる。
また、AVストリーム再生装置11で新たにAVデータを暗号化して送信する都度、FIFOによる着脱可能記憶装置110に記憶する鍵情報を変更することにより、よりセキュリティを強化できる。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、AVストリームの伝送路は、xDSLのような有線系であっても、IEEE802.11aやギガビット光伝送のような無線系のどちらであっても構わない。また、TCP/IPによる伝送路であってもよい。また、暗号解読の鍵情報の伝送路は少なくともAVストリームの伝送路と異なる伝送路であればよく、リモートコントロール装置20、21において、画像再生部のコントロール信号を送信する装置と異なっていても構わず、例えば、レーザーポインタのような指向性が狭い光伝送装置をリモートコントロール装置に追加して、さらにセキュリティ性を高めても構わない。
更に、暗号解読の鍵情報の伝送路とAVストリームの伝送路とは異なる伝送路であればよいから、同じ無線信号の場合でも異なる周波数帯で暗号解読の鍵情報と暗号化されたAVストリームとを別々に伝送する場合や、異なる有線ケーブルで暗号解読の鍵情報と暗号化されたAVストリームとを別々に伝送する場合も、本明細書にいう「異なる伝送路」に含まれる。また、AVストリーム再生装置10、11は、記録媒体101からのAVデータに代えて、ネットワークを介して配信されたAVデータを受信した後、暗号化して送信することも可能である。
本発明の一実施形態のシステム構成を示す図である。 本発明の一実施の形態の各部のブロック図である。 本発明の他の実施の形態の各部のブロック図である。
符号の説明
10、11 AVストリーム再生装置
20、21 リモートコントロール装置
30、30a、30b AVコンテンツ再生装置
101 AVストリーム記録済みの記録媒体
103 AVデータ読み出し手段
104 暗号化手段
105 第一の伝送信号生成手段
106 暗号鍵情報記憶手段
107 暗号化AVデータ送信手段
108 着脱可能記憶装置
109 AVストリーム送信用無線アンテナ
110 FIFOによる着脱可能記憶装置
201 メモリスロット
202、206 暗号鍵情報再生手段
203 第二の伝送信号生成手段
204 鍵情報送信用発光部
301、301a、301b AVストリーム受信用無線アンテナ
302 暗号化AVデータ受信手段
303 伝送信号復号手段
304、304a、304b 鍵情報受信用受光部
305 暗号鍵情報復号手段
306 暗号解読手段
307 AVデータ復号手段
308 ディスプレイ及びスピーカーシステム

Claims (3)

  1. AVデータを暗号化して得たAVストリームを第1の伝送信号に変換して第1の伝送路へ送信する第1の送信手段と、前記暗号化されたAVストリームの暗号解読のための鍵情報を着脱可能記憶装置に記憶する記憶手段とを備えたAVストリーム再生装置と、
    前記AVストリーム再生装置から取り外された前記着脱可能記憶装置が装着されることにより、該着脱可能記憶装置に記憶されている前記鍵情報を再生する鍵情報再生手段と、前記鍵情報再生手段により再生された前記鍵情報を第2の伝送信号に変換して第2の伝送路へ送信する第2の送信手段とを備えたリモートコントロール装置と、
    前記第1の伝送路を介して入来した前記第1の伝送信号を受信して前記暗号化されたAVストリームを復号する第1の受信手段と、前記第2の伝送路を介して入来した前記第2の伝送信号を受信して前記暗号解読のための鍵情報を復号する第2の受信手段と、前記第1の受信手段により得られた暗号化されたAVストリームを、前記第2の受信手段により得られた暗号解読のための鍵情報を用いて暗号解読する暗号解読手段と、該暗号解読手段により暗号解読して得られたAVデータを復号してAVコンテンツを再生する再生手段とを備えたAVコンテンツ再生装置と
    を有することを特徴とするAVストリーム伝送システム。
  2. AVデータを暗号化して得たAVストリームを第1の伝送信号に変換して第1の伝送路へ送信する第1の送信手段と、前記暗号化されたAVストリームの暗号解読のための鍵情報を、読み出し時に消去される構成の着脱可能記憶装置に記憶する記憶手段とを備えたAVストリーム再生装置と、
    前記AVストリーム再生装置から取り外された前記読み出し時に消去される構成の着脱可能記憶装置が装着されることにより、該着脱可能記憶装置に記憶されている前記鍵情報を読み出して該鍵情報を消去させる鍵情報再生手段と、前記鍵情報再生手段により読み出された前記鍵情報を第2の伝送信号に変換して第2の伝送路へ送信する第2の送信手段とを備えたリモートコントロール装置と、
    前記第1の伝送路を介して入来した前記第1の伝送信号を受信して前記暗号化されたAVストリームを復号する第1の受信手段と、前記第2の伝送路を介して入来した前記第2の伝送信号を受信して前記暗号解読のための鍵情報を復号する第2の受信手段と、前記第1の受信手段により得られた暗号化されたAVストリームを、前記第2の受信手段により得られた暗号解読のための鍵情報を用いて暗号解読する暗号解読手段と、該暗号解読手段により暗号解読して得られたAVデータを復号してAVコンテンツを再生する再生手段とを備えたAVコンテンツ再生装置と
    を有することを特徴とするAVストリーム伝送システム。
  3. 前記AVストリーム再生装置は、AVコンテンツに関するAVデータが予め記録されている記録媒体から任意のAVコンテンツのAVデータを読み出す読み出し手段と、該読み出し手段から読み出された前記AVデータから前記暗号化されたAVストリームを生成して前記第1の送信手段に供給すると共に、前記暗号解読のための鍵情報を生成して出力する暗号化手段とを更に有することを特徴とする請求項1又は2記載のAVストリーム伝送システム。

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