JP2004319075A - アイソサーマル・インプリンティング - Google Patents

アイソサーマル・インプリンティング Download PDF

Info

Publication number
JP2004319075A
JP2004319075A JP2004106282A JP2004106282A JP2004319075A JP 2004319075 A JP2004319075 A JP 2004319075A JP 2004106282 A JP2004106282 A JP 2004106282A JP 2004106282 A JP2004106282 A JP 2004106282A JP 2004319075 A JP2004319075 A JP 2004319075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resist film
layer
stamper
resist
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004106282A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004319075A5 (ja
Inventor
Christopher H Bajorek
クリストファ・エイチ・バジョレック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WD Media LLC
Original Assignee
Komag Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US10/418,436 external-priority patent/US20040209123A1/en
Application filed by Komag Inc filed Critical Komag Inc
Publication of JP2004319075A publication Critical patent/JP2004319075A/ja
Publication of JP2004319075A5 publication Critical patent/JP2004319075A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/84Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers
    • G11B5/855Coating only part of a support with a magnetic layer

Landscapes

  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】連結したモールド/ディスクを分離する前に、それらを室温まで冷却すると、分離が困難であること、ならびにレジスト膜に生じたインプリント・パターンを分離中に損傷することなどの問題が発生しうる。
【解決手段】アイソサーマル・インプリント法が記載される。少なくともレジスト膜の転移温度である温度で、スタンパでレジスト膜にインプリントされる。次に、冷却される前に、スタンパはレジストから引き離される。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、磁気記録ディスクの分野、より詳細には磁気記録ディスクの製造に関する。
本出願は、2003年4月17日に出願され、参照として本明細書に組み込まれる出願第10/418,436号の一部継続出願である。
ディスク・ドライブ装置は、1つまたは複数の磁気記録ディスクと、ディスクにデータを記録する制御機構を備えている。データの読取りと書込みは、ディスク上方に読み書きヘッドを浮かせて動かしディスクの磁性層の性質を変えることにより実施される。読み書きヘッドは通常、「スライダ」と呼ばれる、磁気ディスク上を浮動するより大きな本体の一部分であるか、あるいはそれに取り付けられている。
磁気ハード・ディスク・ドライブの設計の傾向は、ディスク・ドライブ装置の記録密度を増大させることである。記録密度は、ディスクの一定の領域に記録しうるデータ量の尺度である。記録密度を増加させるために、例えばヘッド技術は、フェライト・ヘッドから薄膜ヘッドへ、そして後には磁気抵抗(MR)ヘッドならびに巨大磁気抵抗(GMR)ヘッドへと移行してきた。
面密度(すなわち、単位表面積あたりの記録ビット数)をより大きくするためには、データ・トラックが互いに接近している必要がある。また、トラック幅は非常に小さいので、トラックの位置ずれ(例えば、熱膨張)により、ヘッドを用いる読出しおよび/または書込みは隣接するトラックにより影響を受ける。この挙動は一般に、隣接トラックの干渉(adjacent track interference:ATI)と呼ばれる。ATIに対処する1つの方法は、ディスクの表面をパターン化して、離散トラック記録(discrete track recording:DTR)と呼ばれる離散的なデータ・トラックを形成することである。
先行技術の1つのDTR構造では、磁気記録層に同心円状に形成させた隆起ゾーンおよび凹んだゾーンのパターンが利用される。隆起ゾーン(丘、ランド、エレベーションなどとしても知られている)はデータを記録するために用いられ、凹みゾーンは(トラフ、谷、溝などとしても知られている)はノイズを減らすためにトラック間を分離するために形成されている。隆起ゾーンの幅は、作動中ヘッドの一部分が凹みゾーン上に張り出しているように、記録ヘッドの幅より小さい。凹みゾーンは記録ヘッドの浮揚高さと隆起ゾーンに対応した深さをもつ。凹みゾーンは、ヘッドにより凹みゾーンの下側の磁性層にデータが記録されないように、ヘッドから十分に離れている。隆起ゾーンはヘッドに十分近く、データを隆起ゾーンのすぐ上の磁性層に書き込むことができる。
したがって、データが記録媒体に書き込まれる時、隆起ゾーンがデータ・トラックに相当する。凹みゾーンは隆起ゾーン(例えばデータ・トラック)を互いに分離し、データ・トラックを物理的にも磁気的にも定めている。このような凹みゾーンにはサーボ情報を記録することもできる。ヘッドによりデータが特定のデータ・トラック(隆起ゾーン)に書き込まれる時、凹みゾーンの表面の磁性層はヘッドが磁性転移を引き起こすにはヘッドから離れすぎているために、データは隣接する凹みゾーンには書き込まれないようになっている。
ナノ・インプリント・リソグラフィ(nano-imprint lithograpy:NIL)により、DTR構造を形成することができる。先行技術によるNILの1つの方法は、ディスク基板上のポリマー・レジスト膜にモールドでインプリントすることである。インプリント・ステップの間、モールドと、レジストでコーティングされたディスクは、例えば175℃に加熱される。モールドとディスクが押しつけられ、次に室温まで冷却される。室温まで冷却された後、次に、モールドがディスクから引き離され、レジスト膜に同心円状の隆起ゾーンと凹みゾーンのパターンが得られる。
出願第10/418,436号 「Bilayer、Nanoimprint Lithography(2層、ナノインプリント・リソグラフィ)」、Brian Faircloth et al.,J.Vac.Sci.Technol.B 18(4),July/August 2000 係属出願第10/306,182号 出願第10/306,315号
しかし、それらを分離する前に、連結させたモールド/ディスクを室温まで冷却すると、分離が困難であること、ならびにレジスト膜に生じたインプリント・パターンが分離中に損傷されることなどの問題が発生する。
前記の問題は、ほとんどのNILシステムでは、熱膨張係数の異なるモールドとワークピース(例えば、レジスト膜でコーティングされたディスク)を用いる必要があるという事実に根ざしている。モールドとワークピースの温度変化と組み合わさって、熱膨張係数の違いが、NIL法により得ようとする寸法精度を超える歪み、あるいはモールドとワークピースの間の相対的移動を引き起こす。
スタンパおよびレジスト膜を加熱し、そのレジストにスタンパでインプリントし、スタンパをレジスト膜から分離し、分離後にレジスト膜を冷却する方法により前記の課題が解決される。
本発明が限定でなく例としての添付図に示される。
以下の説明において、本発明が十分に理解されるように、特定の材料または成分の例のような数多くの具体的な詳細が記載される。しかし、本発明を実施するために、これらの具体的な詳細を用いる必要はないことは当分野の技術者には明らかであろう。別の事例では、本発明を不必要に不明瞭にしないように、よく知られた成分あるいは方法は、詳細に記載されていない。
本明細書では、「上」、「下」、「間」、「下部」、「上部」という用語は、他の層に対する1つの層の相対的な位置を表す。このため、例えば、別の1つの層の上または下に堆積または配置された1つの層は、その別の層と直接接触していることも、あるいは1つまたは複数の介在層を有することもある。さらに、層の間に堆積または配置された1つの層は、それらの層に直接接触していることも、あるいは1つまたは複数の介在層を有することもある。
金属のリフトオフに2層薄膜法を用いる離散トラック記録ディスクの製造方法が記載される。一実施形態では、ベース構造体として、ニッケル−リン(NiP)メッキされた基板を有するDTR水平磁気記録ディスクを製造するために、この方法が用いられる。ベース構造体として、基板上に配置された軟磁性薄膜を有するDTR垂直磁気記録ディスクを製造するためにも、この方法が用いられる。ベース構造体の軟磁性薄膜は通常、単一の軟磁性下層、あるいは間に配置されたルテニウム(Ru)介在層を有する複数の軟磁性体下層からなる。
リフトオフのための2層膜法は、ベース構造体の上方に2層のレジスト膜を堆積すること、2層の膜にインプリントすること、膜の不純物を除去すること、金属薄膜スタックの堆積、2層膜とその上に堆積した薄膜スタックのリフトオフを含む。不連続堆積磁性薄膜スタックを作り出すために、2層膜法により、一方のレジスト層にアンダーカットが形成される。次に、2層膜上に堆積した磁性薄膜スタックは、2層膜の一方あるいは両方のレジスト層の選択的エッチングによりリフトオフされて、ベース構造体の上方にDTRパターン化磁性薄膜スタックが得られる。
金属薄膜スタックは、カーボンのような材料からなる少なくとも1つの保護層を含んでいてもよい。金属薄膜スタックの(複数の)(例えば、カーボンの)保護層を後でリフトオフすると、不連続な保護層をもつ磁気記録ディスクが得られる。別の実施形態では、連続的な保護層をもつ磁気記録ディスクを得るために、リフトオフに続いて保護層が堆積される。さらに別の実施形態では、リフトオフの後にさらなる保護層が堆積されて、連続および不連続保護層の両方をもつ磁気記録ディスクが得られる。
図1A〜1Eおよび2は、金属のリフトオフに2層レジストを用いる離散トラック記録ディスク製造方法の一実施形態を示している。詳細には、図1Aは、ディスクのベース構造体の上方に配置された2層レジスト膜の一実施形態を示す横断面図である。ベース構造体10上に不連続薄膜スタック50を作り出すために、2層レジスト30により、一方のレジスト層のアンダーカットが形成される。2層膜30上に堆積した薄膜スタック50は、後に2層膜30の下部レジスト層32のエッチングによりリフトオフされて、ベース構造体の上に離散薄膜スタックが形成される。下に記載されるように、一実施形態では、例えば、「Bilayer、Nanoimprint Lithography(2層、ナノインプリント・リソグラフィ)」、Brian Faircloth et al.,J.Vac.Sci.Technol.B 18(4),July/August 2000に記載されるものに部分的に似たナノインプリント・リソグラフィ法が用いられる。
2層レジスト膜30がベース構造体10上に配置される(ステップ110)。一実施形態では、例えば、ベース構造体10は、基板15とNiPメッキ層20からなる。基板15は、例えばガラス、または金属/金属合金の材料で作られている。使用されるガラス基板には、例えば、ホウケイ酸ガラスおよびアルミノケイ酸塩ガラスのようなシリカ含有ガラスが含まれる。使用される金属合金基板には、例えば、アルミニウム−マグネシウム(AlMg)基板が含まれる。別の実施形態では、ポリマーおよびセラミックを含めて、他の基板材料が用いられる。
NiP層20は、電気メッキ、無電解メッキにより、あるいは当技術分野において知られている他の方法により形成される。NiPのような硬い材料、あるいは金属材料でディスク基板15をメッキすることにより、例えば後の研磨、および/またはインプリント過程に対して、ディスク基板15が機械的に補強される。NiP層20を、研磨、平坦化、および/またはテクスチャ化してもよい。NiP層20は、例えば、一様なエッチング、あるいは当技術分野において知られている他の研磨法により研磨される。固定されているか、あるいは固定されていない研磨粒子(例えば、ダイヤモンド)を用いる機械的テクスチャ化などの様々な方法により、NiP層20にパターンをもつテクスチャを付与してもよい。別法として、例えばレーザによるテクスチャ化のような他のタイプのテクスチャ付与方法を用いることもできる。しかし、ディスク基板15がガラスなど十分に剛性または硬質な材料であれば、ディスク基板15のメッキは必要ではないかもしれない。その結果として、基板15自体が、前記の方法を用いて、研磨、平坦化、および/またはテクスチャ化される。
別の実施形態では、ベース構造体10は、その上に配置された他の層、例えば軟磁性薄膜を有する基板15からなる。その場合、層20は軟磁性薄膜、あるいはNiP層上に配置された軟磁性薄膜を表す。軟磁性薄膜は、垂直磁気記録に関連する適切な磁気特性を実現するために用いられる。軟磁性薄膜20は、鉄−コバルト−ニッケル(FeCoNi)材料の層でよい。軟磁性薄膜として使用される他の材料には、コバルト−鉄(CoFe)、ニッケル−鉄(NiFe)、およびこれらの合金が含まれる。軟磁性薄膜および軟磁性薄膜を製造するために用いられる材料は、磁気記録ディスクの技術分野においてよく知られているので、詳細は記載されない。軟磁性薄膜を研磨および/またはテクスチャ化してもよい。固定されているか、あるいは固定されていない研磨粒子(例えば、ダイヤモンド)を用いる機械的テクスチャ化のような様々な方法により、軟磁性薄膜にパターンをもつテクスチャを付与してもよい。別法として、例えばレーザによるテクスチャ付与のような他のタイプのテクスチャ化の方法を用いて、軟磁性薄膜にテクスチャを付与してもよい。さらに別の実施形態では、薄いNiP層が軟磁性薄膜の上部に配置され、研磨および/またはテクスチャ化される。さらに別の実施形態では、軟磁性薄膜は、1つまたは複数の軟磁性下層、ならびに軟磁性下層の間に配置された一つまたは複数のRu介在層からなる。
すでに記載されたように、ステップ110では、2層レジスト膜30がベース構造体10の上に配置されて、インプリント可能な(すなわち、エンボス可能な)層を形成する。2層レジスト膜30は、上部レジスト層31と下部レジスト層32からなる。下部レジスト層32は、上部レジスト層よりエッチング(例えば、ドライまたはウェット)を受けやすいレジスト材料を有する。2層膜30を形成するために様々なレジスト材料を用いることができる。一実施形態では、例えば、下部レジスト層32としてポリ(メチルメタクリレート)(PMMA)が用いられ、また上部レジスト層31としてコポリマーのポリ(メチルメタクリレート−メタクリル酸コポリマー)(P(MMA−MAA))が用いられる。別法として、他のレジスト材料、例えば、PMMAと、ドイツのMicro Resists Technologyが市販するMR−I9000のような熱硬化性ポリマーが用いられる。2つの層31、32用の具体的なレジスト材料は、ソフト・ベーク過程の間にも、あるいはそれらの転移温度(Tg)を超えて加熱された時にも、それらの材料が実質的に混ざらないように選択されるべきである。
一実施形態では、例えば、層31、32は、ベース構造体10上にスピン・コートされて2層膜30となる。最初に下部レジスト層32をベース構造体10上にスピン・コートされる。次に、ソフト・ベークが実施されて、溶剤が追い出される。次に、上部レジスト層31の材料(例えば、P(MMA−MAA)コポリマー)が下部層32(例えば、PMMA)上にスピン・コートされる。上部レジスト層31にもソフト・ベークが行なわれる。一実施形態では、例えば、上部と下部レジスト層31、32は、総膜厚が約20から100nmの範囲の場合、それぞれ約10から50nmの範囲の厚さであるように形作られる。他のコーティング法、例えば、ディップ・コーティング、ディップ−スピン・コート、スプレ・コーティング、スパッタリングおよび真空蒸着(例えば、CVD)を用いることもできる。
2層膜30はその転移温度を超えて加熱され(ステップ130)、それは粘弾性体となる。次に、スタンパ90が2層膜30に押し付けられる(ステップ135)。一実施形態では、システムは冷却されて(ステップ143)、(図1Bに示されるように)2層膜にトレンチ領域(別称として、凹領域、溝、谷など)とプラトー(別称として、隆起領域)からなるインプリント・パターンを作り、次に、スタンパ90は2層膜30から分離される(ステップ140)。別法として、スパンパ90を2層膜30から引き離して(ステップ140)、次に、分離後に、冷却してもよい(ステップ143)。冷却前の2層膜30からのスタンパ90の分離は、1つには、スタンパ90の材料と2層膜30の材料の、相対的な熱膨張係数に依存するであろう。
一実施形態では、スタンパ90は、使用前に、インプリント後にスタンパ90を2層膜30から分離し易いように、離型ポリマーでコーティングされる。例えば、浅くインプリントして、後で、そのパターンをレジスト内にさらに深く切り込ませるエッチングを用いる別の方法をトレンチを形成するために用いてもよい。
スタンパ90が2層膜30から分離された後、少量の残留離型ポリマー(示されていない)がトレンチの底に残っている可能性がある。ステップ145では、図1Cに示されるように、残留離型ポリマーを全て除去するために、例えば、酸素プラズマエッチングを用いて、あるいは溶剤ウェットエッチングにより、トレンチの表層を剥がす(すなわち、付着した不純物を除去してトレンチの表面を洗浄する)。スタンパが、トレンチの側壁が垂直になっていても、表層を剥がすステップ145により、図1Cに示されるように、凹んだ構造の端部は丸くなり、側壁はわずかに傾いたものとなるであろう。
残留離型ポリマーを除去した後も、トレンチの内側を覆う上部レジスト31(例えば、P(MMA−MAA))の薄い膜36が残っている。このトレンチ内の薄い膜36を除去すると(ステップ150)、次の下部レジスト32のアンダーカットが促進される。膜36は、例えば、ウェット化学エッチングを用いて除去される。その際、スタンパ90によるインプリント時に傾斜した側面と底面の膜36は薄くなっている。溶剤(例えば、メタノール)が、下側のレジスト32(例えば、PMMAポリマー)には影響を与えることなく、上部レジスト(例えば、P(MMA−MAA)ポリマー)膜36を優先的にエッチング除去するように選択される。これは、トレンチ内の薄い上部層レジスト膜36を取り除くだけでなく、2層レジスト膜30の上部層31の厚さを薄くする等方的なエッチングである。他のタイプのエッチング法(例えば、プラズマ、e−ビーム、イオン−ビーム、およびスパッタ・エッチング)により、膜36を除去しうることに注意すべきである。
ディスクを金属の堆積とリフトオフのために準備する次のステップ155は、下部レジスト32にアンダーカットを作り出しながら、トレンチの底部から不要な下部レジスト層32(例えば、PMMA)を除去することである。2層膜30に一定のアンダーカットを形成させると、リフトオフがかなり改善される。フォトリソグラフィでの回折による広がり効果、ならびに電子ビーム・リソグラフィでの電子の散乱とレジスト内の2次電子生成により、電子ビーム・リソグラフィとフォトリソグラフィでは、自然に(ポジレジストに)アンダーカットが生じる。インプリント・リソグラフィでは、アンダーカットは2層レジスト30を用いて実現される。2層レジスト30に用いられる2種の材料、例えばPMMAとP(MMA−MAA)は、かなり異なる化学的性質をもつように選択される。例えば、PMMAを攻撃するが、P(MMA−MAA)はしない、またその逆である広範な溶剤がある。このために、上部層レジスト31には影響を与えないで、下部レジスト材料(例えば、PMMA)を優先的にエッチング除去する溶剤(例えば、クロロベンゼン溶液)を用いて不要部分の除去とアンダーカットを行うことができる。ステップ155では、ディスクは、少なくとも下部レジスト32を攻撃し、場合によっては上部レジストもまた攻撃するような溶剤に曝される。このようにして、図1Cに示されるように、インプリントされた形状にアンダーカットを作り出すことができる。さらに、後に気相堆積される金属薄膜は、堆積した金属の厚さが下部レジスト層32の厚さより薄い限り、連続膜を形成しないであろう。アンダーカットの度合いは溶剤エッチングの時間調節により制御される。
ステップ165では、1つまたは複数の金属層53をもつ金属薄膜スタック50が、図1Dに示されるように、アンダーカット2層膜30上に堆積される。一実施形態では、磁性薄膜50は、特定の結晶形態が磁性層53内で成長しやすくなるように、1つまたは複数の核層51を含む。これらの層は、磁性層53に用いられる材料に理に適った優れた格子整合を提供する材料層である。磁性層および核層の製造と組成は当技術分野において知られているので、詳細は記載されない。
磁性薄膜スタック50は、磁性層53の上に配置された、1つまたは複数の保護層58を含んでいてもよい。例えば、2層保護薄膜58が、接触−始動−停止(CSS)および腐食防止などの摩擦学的な要件を満たすのに十分な性質をもたせるために、磁性層53の上部に配置される。保護層の主な材料は、水素化または窒素化カーボンのようなカーボン系材料である。保護層の合計の厚さは、上側保護層の厚さが例えば約50オングストロームより小さい場合、例えば約50オングストロームより小さい。別法では、保護層は別の厚さである。別の実施形態では、保護薄膜58は2層より多いか、または少ない保護層を含む。(複数の)保護層は、例えば、図3に関連して下に記載される化学気相堆積(CVD)を用いて磁性層53上に配置される。
ステップ170では、磁性薄膜スタック50のリフトオフが、少なくとも下部レジスト層32をエッチング除去する溶剤を用いて実施される。リフトオフにより、図1Eに示されるように、薄膜スタック50がベース構造体10上の離散的な領域に残される。こうして、不連続保護層をもつDTRパターン化磁気記録ディスクが作り出される。別の実施形態では、1つまたは複数の保護層は、薄膜スタック50に含まれていないが、薄膜スタック50のリフトオフ後に堆積される。下で図5Aおよび5Bに関連して記載されるように、摩擦学的性能をさらに向上させるために、潤滑層59を、ディスクの表面全体の上部に乗せてもよい。潤滑層59は、例えば、パーフルオロポリマーまたはホスファゼン潤滑剤からなる。別法では、潤滑層59に他の潤滑材料が用いられる。潤滑層59は、様々な方法、例えば、スピン・コート、ディップ・コーティング、スピン−ディップ・コーティングなどを用いて、ディスク上に配置される(ステップ175)。潤滑層および材料は当技術分野において知られているので、詳細は記載されない。
様々な洗浄および/または研磨作業が、例えば、1つまたは複数の層の表面から凹凸を除去するために、前記の工程間に実施されうることに注意すべきである。
図3は、堆積させる方法の一種である化学気相成長法の一実施形態を示している。特定の一実施形態では、プラズマCVD(PECVD)装置300が用いられる。PECVD装置は、例えば、日本の東京のアネルバ(株)(Anelva Corporation)から市販されている。この例示的な実施形態では、図3に示されるように、PECVD法で、イオン化炭素分子335を含むプラズマ330を作り出すために、炭素含有ガス320の高周波(rf)励起310が用いられている。特定の一実施形態では、水素化炭素ガス、例えば、エチレン、アセチレン、ブタン、ナフタレンその他が用いられる。図3では、わかりやすいように、堆積チャンバの片側だけが示されている。チャンバの図に示されていない側も動作し、ディスク301の両側が同時にコーティングされて、両面ディスクを製造しうるように、図に示された側と同様の構成部品をもつ。カソードとして機能する炭素プレート340に、rf電力が印加される。このrf電力により、カソード・プレート340の前にプラズマ330が形成されて、正に帯電した炭化水素ガス・イオン335を作り出す。アネルバのPECVD装置は、基板がカソードの前に固定されている静止堆積システムである。一実施形態では、ディスク301は、約170から500℃の範囲の温度に加熱され、装置は約15〜50ミリTorrの範囲の圧力下に置かれる。別法では、装置は50ミリTorrより高いか、15ミリTorrより低い圧力下に置かれる。イオン化炭化水素分子335は、ディスク301の表面で炭素に分解する。一実施形態では、正に荷電したイオン分子335がディスク表面、特にアンダーカット・レッジ(アンダーカットの上端部)の上部レジスト層31より下方の表面に向かって一層強く引き付けられるように、バイアス電位350(例えば、約−200Vから−400V)がディスク301に加えられる。別法として、より大きな、例えば−600V以上のバイアス電位が用いられる。
前記のように、CVD堆積装置は運転中、ある圧力下に置かれる。堆積装置の圧力はイオン化炭化水素分子335の平均自由行程に影響を及ぼす。堆積中の装置の圧力が高い程、斜め方向からの(例えば、破線360)堆積の度合いが大きくなる。斜め方向からの堆積は、図4に示されるように、アンダーカット・レッジの上部レジスト層31より下方の表面でのカーボン層の形成を促進する。静止CVD堆積装置は通常、スパッタリングまたはIBD装置より高い圧力で運転される。スパッタリングまたはIBD装置は通常、3ミリTorrより低い圧力で運転される。しかし、静止またはインライン装置を用いるスパッタリング(例えば、DC、AC、AC/DCスパッタリング)、高エネルギー(パルス)スパッタリング、およびイオンビーム堆積(IBD)法もまた、(複数の)保護層の堆積に用いることができる。
静止スパッタ装置は、カルフォルニア州サンタ・クララ(Santa Clara)のIntevac Inc.、ドイツ、AlzenauのBalzers Process Systems,Inc.などの製造業者から市販されている。インライン・スパッタリング装置では、ディスク基板は、連続して次々に基板に薄膜を堆積させる一連の堆積チャンバを通過するパレット上に装着される。インライン・スパッタリング装置は、日本の(株)アルバック(Ulvac Corp.)から市販されている。上の例示的実施形態で記載されたもの以外の温度、圧力、バイアス、および厚さを、特に他の装置および方法が用いられる場合、用いてもよいことに注意すべきである。
別の実施形態では、分子の平均自由行程を変えて斜め方向からの堆積度合いを大きくし、アンダーカット・レッジの上部レジスト層31の下方での保護層(例えば、カーボン)の形成を促進するために、システムの通常の運転圧力が上げられる。例えば、PECVD装置では、堆積装置の圧力は、約60ミリTorr以上に上げられる。圧力増加は、他のタイプの堆積装置でも用いられ、例えば、スパッタリングまたはIBD装置では3ミリTorr以上が用いられる。
図5Aは、不連続保護層をもつディスクの一実施形態を示す横断面図である。一実施形態では、磁気記録ディスク530は、ベース構造体10、複数のデータ記録層55、(複数の)保護層58、および潤滑層59を含む。一実施形態では、データ記録層55は、図1Dに関連して上に記載された、核層51および/あるいは、1つまたは複数の磁性層53を含む。保護層58は、ベース構造体10の上に不連続的に配置された、1つまたは複数の保護層を含む。一実施形態では、保護層58は、データ記録層55の端部551を覆い、ベース構造体10に接触している。ベース構造体10は、前記のように、様々な層と材料からなる。別の実施形態では、図5Bに示されるように、1つまたは複数の連続保護層561が、潤滑層59の下、不連続保護層58の上に配置される。さらに別の実施形態では、ベース構造体10とデータ記録層55の上に連続的に配置される。
図6は、不連続保護層付きディスク(例えば、ディスク530)を有するディスク・ドライブを示している。ディスク・ドライブ500は、データを記録するための、1つまたは複数のディスクを含んでいる。(複数の)ディスク530は、ドライブ・ハウジング580に装備されたスピンドル・アセンブリ560上にある。データは、ディスク530の磁気記録層のトラックに沿って記録される。データの書込みと読出しは、書込みおよび読出し素子の両方をもつヘッド550で実施される。書込み素子は、ディスク530の磁気記録層の性質を変えるように使用される。一実施形態では、読出し素子ヘッド550は、磁気抵抗(MR)、および特に巨大磁気抵抗(GMR)読出し素子である。別の実施形態では、ヘッド550は、別のタイプのヘッド、例えば、誘導読出し素子をもつヘッドあるいはホール効果ヘッドである。スピンドル・モータ(示されていない)がスピンドル・アセンブリ560、従ってまたディスク530を回転させて、望みのディスク・トラックに沿った特定の位置にヘッド550を位置づける。ディスクに対するヘッド550の位置は、位置制御回路570により制御される。
すでに記載されたように、レジスト膜30を形成するために、様々なレジスト材料を用いることができる。一実施形態では、レジスト膜30の、上部レジスト層31と下部レジスト層32に、同じ材料が用いられる。このような実施形態では、上部レジスト層31と下部レジスト層32をそれぞれ、別の加工ステップで作製しても、あるいは別法として同一の加工ステップで作製してもよい。同一の加工ステップで作製される場合、上部レジスト層31と下部レジスト層32は、図7Aに示されるように、単層レジスト膜となる。
図7A、7B、8A、8Bは、レジスト膜にインプリントする方法の別の実施形態を示している。レジスト膜730は、前記のように、単一のレジスト層または複数の層からなる。レジスト膜730に用いられる材料、および作製方法はレジスト膜30に関連してすでに記載されたものと同様である。レジスト膜730がベース構造体15の上に配置される(ステップ810)。レジスト膜730/ベース構造体15およびスタンパ90が、レジスト膜730の「ガラス転移温度」(Tg)に、あるいはそれより高温に加熱される(ステップ830)。ガラス転移温度は、ポリマー材料が(各ポリマーで異なる)この温度を超えると粘弾性体となる温度を表す技術用語である。
次に、スタンパ90がレジスト膜730に押し付けられる(ステップ835)。一実施形態では、スタンパ90がレジスト膜730から引き離され(ステップ840)、次いで分離後に冷却される(ステップ843)。こうして、トレンチ領域(別称では、凹領域、溝、谷など)とプラトー(別称では、隆起領域)からなるインプリント・パターンが、(図7Bに示されるように)レジスト膜730に形成される。レジスト膜730からのスタンパ90の冷却前の分離は、分離過程を容易にすることがあり、レジスト膜730のインプリント・パターンの損傷を少なくする。
図8Bに示される別の実施形態では、システムは、室温を超える温度まで冷却され(ステップ850)、その後スタンパ90がレジスト膜730から分離される(ステップ860)。例えば、レジスト膜730がその転移温度より高温に加熱された場合、連結したスタンパ90/レジスト膜730は、分離前に、レジスト膜730のほぼガラス転移温度までより低い温度に冷却される。別法として、別の例では、連結したスタンパ90/レジスト膜730は、レジスト膜730のほぼガラス転移温度から室温の僅かに上までの範囲の温度に冷却される。
図8Cは、インプリント前にレジスト膜を予備加熱することを含む、レジスト膜にインプリントする別の実施形態を示している。この実施形態では、レジスト膜730とスタンパ90は別々に加熱される。ベース構造体の上方にレジスト膜730を配置した後、この構造は、それをインプリント・システムに導入する前に、インプリント温度(例えば、レジスト膜のガラス転移温度以上)に予備加熱される(ステップ812)。ステップ814では、予備加熱されたレジスト膜730/ベース構造体15が、スタンパ90のすぐ近くの適切な位置に置かれる。別法として、レジン膜730/ベース構造体15は、インプリント温度より低い(例えば、それに近い)温度まで予備加熱され、次に、それをスタンパの近くに位置づけている間、あるいはそうした後に、インプリントの温度まで加熱される。別法として、レジスト膜730/ベース構造体15は、スタンパ温度/インプリント温度まで予備加熱され、それをスタンパ90の近くに位置づけた後インプリントされる。
次に、スタンパ90は、インプリント温度でレジスト膜730に押し付けられる(ステップ835)。次に、インプリント後に、スタンパ90はレジスト膜730から引き離される(ステップ840)。一実施形態では、レジスト膜730/ベース構造体15は、スタンパ90のすぐ近くから離されて(ステップ841)、次に、レジスト膜730のガラス転移温度より低い温度に冷却される。こうして、(図7Bに示されるように)トレンチ(別称として、凹領域、溝、谷など)とプラトー(別称として、隆起領域)かならるインプリント・パターンがレジスト膜730に形成される。
レジスト膜730にインプリントした後、前記の金属スタックの堆積およびリフトオフなどの様々な方法により、DTR磁気記録ディスクを作り出すことができる。別法として、DTR磁気ディスクの作製に、例えば、2002年11月27日に提出された係属出願第10/306,182号、ならびに2002年11月27日に提出された出願第10/306,315号(これらはここで参照として組み込まれる)に記載されるような、他の方法が用いられる。DTR磁気ディスクを作製するために、当技術分野において知られている他の方法を用いてもよい。
前記明細書において、本発明が、その特定の例示的実施形態を参照して説明された。しかし、添付の特許請求の範囲に記載される、本発明のより広い精神と範囲から逸脱することなく、それに対して様々な修正と変更をなしうることが明らかであろう。したがって、本明細書および図は限定でなく例示と見なされるべきである。
A:ディスク基板上に配置された2層レジスト膜の一実施形態を示す横断面図である。 B:インプリント・スタンパによる2層レジスト膜のインプリントの一実施形態を示す横断面図である。 C:選択的に除去された2層レジスト膜の一実施形態を示す横断面図である。 D:パターン化基板上に配置された磁気薄膜スタックの一実施形態を示す横断面図である。 E:リフトオフ後のパターン化磁性薄膜の一実施形態を示す横断面図である。 磁性薄膜のリフトオフのために2層レジスト膜を用いる、離散トラック記録パターン化磁気ディスク製造方法の一実施形態を示す流れ図である。 化学気相堆積法の一実施形態を示す図である。 保護層堆積の一実施形態を示す図である。 不連続保護層をもつ離散トラック記録パターン化ディスクの一実施形態を示す横断面図である。 不連続保護層と連続保護層をもつ離散トラック記録パターン化ディスクの別の実施形態を示す横断面図である。 ディスク・ドライブ・システムの一実施形態を示す図である。 A:ディスク基板上に配置されたレジスト膜の一実施形態を示す横断面図である。 B:インプリント・スタンパによりレジスト膜にインプリントする一実施形態を示す横断面図である。 レジスト膜にインプリントする方法の一実施形態を示す流れ図である。 レジスト膜にインプリントする方法の別の実施形態を示す流れ図である。 レジスト膜にインプリントする方法の別の実施形態を示す流れ図である。
符号の説明
10…ベース構造体、15…基板、20…NiPメッキ層、または(NiPメッキ層)+軟磁性薄膜、30…2層レジスト膜、31…上部レジスト層、32…下部レジスト層、36…上部レジスト31の薄い膜、50…不連続薄膜スタック、51…核層、53…金属薄膜スタック、55…データ記録層、58…保護層、59…潤滑層、90…インプリント・スタンパ

Claims (21)

  1. スタンパおよびレジスト膜を加熱すること、
    前記レジスト膜に前記スタンパでインプリントすること、
    前記スタンパを前記レジスト膜から分離すること、および
    分離後に前記レジスト膜を冷却すること
    を含む方法。
  2. 前記スタンパおよび前記レジスト膜が、少なくとも前記レジスト膜のガラス転移温度である温度に加熱される請求項1に記載の方法。
  3. 前記レジスト膜に前記スタンパでインプリントすることが、前記レジスト膜に前記スタンパでインプリントしてトレンチ領域とプラトー領域を作り出すことを含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記加熱の前に、基板を含むベース構造体の上にレジスト膜を配置することをさらに含む請求項1に記載の方法。
  5. 前記レジスト膜を選択的に除去して、前記ベース構造体の上に、前記レジスト膜がその上にない領域のパターンを形成することをさらに含む請求項4に記載の方法。
  6. 前記ベース構造体の上の前記レジスト膜がない前記領域に磁性層を配置することをさらに含む請求項5に記載の方法。
  7. 前記のパターン化レジスト膜を用いて前記ベース構造体をエッチングすることをさらに含む請求項5に記載の方法。
  8. 前記レジスト膜が単一のレジスト層を備える請求項1に記載の方法。
  9. 前記レジスト膜が複数のレジスト層を備える請求項1に記載の方法。
  10. 前記温度に前記レジスト膜を予備加熱することをさらに含む請求項2に記載の方法。
  11. 前記スタンパと前記レジスト膜の加熱することが、前記スタンパと前記レジスト膜を別々に加熱することを含む請求項1に記載の方法。
  12. 前記スタンパと前記レジスト膜が、少なくとも前記レジスト膜のガラス転移温度であるインプリント温度に別々に加熱される請求項11に記載の方法。
  13. 前記レジスト膜がほぼ前記インプリント温度にある時に、前記レジスト膜を前記スタンパのすぐ近くに配置することをさらに含む請求項12に記載の方法。
  14. 前記スタンパが、少なくとも前記レジスト膜のガラス転移温度である第1の温度に加熱され、前記レジスト膜が、前記の第1の温度より低い第2の温度に別に加熱される請求項11に記載の方法。
  15. 前記レジスト膜を第1の温度にさらに加熱することをさらに含む請求項14に記載の方法。
  16. 前記スタンパが、少なくとも前記レジスト膜のガラス転移温度である第1の温度に加熱され、前記レジスト膜が、前記の第1の温度より高い第2の温度に別に加熱される請求項11に記載の方法。
  17. スタンパとレジスト膜を、少なくとも前記レジスト膜の転移温度である第1の温度に加熱すること、
    前記レジスト膜に前記スタンパでインプリントすること、
    室温より高い第2の温度に前記レジスト膜を冷却すること、および
    前記スタンパを前記レジスト膜から分離すること
    を含む方法。
  18. 前記加熱の前に、基板を含むベース構造体の上方にレジスト膜を配置することをさらに含む請求項17に記載の方法。
  19. 前記レジスト膜を選択的に除去して、前記ベース構造体の上方に、前記レジスト膜がその上にない領域のパターンを形成すること、および
    前記ベース構造体の上方の前記レジスト膜がない前記領域に磁性層を配置すること
    をさらに含む請求項17に記載の方法。
  20. 前記レジスト膜が単一のレジスト層を備える請求項17に記載の方法。
  21. 前記レジスト膜が複数のレジスト層を備える請求項17に記載の方法。
JP2004106282A 2003-04-17 2004-03-31 アイソサーマル・インプリンティング Pending JP2004319075A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/418,436 US20040209123A1 (en) 2003-04-17 2003-04-17 Method of fabricating a discrete track recording disk using a bilayer resist for metal lift-off
US10/659,006 US20040209470A1 (en) 2003-04-17 2003-09-09 Isothermal imprinting

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004319075A true JP2004319075A (ja) 2004-11-11
JP2004319075A5 JP2004319075A5 (ja) 2007-05-10

Family

ID=33134831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004106282A Pending JP2004319075A (ja) 2003-04-17 2004-03-31 アイソサーマル・インプリンティング

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2004319075A (ja)
DE (1) DE102004014732A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112960641B (zh) * 2020-10-12 2024-01-23 重庆康佳光电科技有限公司 转移构件、其制备方法及具有其的转移头

Also Published As

Publication number Publication date
DE102004014732A1 (de) 2004-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004319074A (ja) 金属のリフトオフに2層レジストを用いる離散トラック記録ディスクの製造方法
JP4221415B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
US7147790B2 (en) Perpendicular magnetic discrete track recording disk
US7378028B2 (en) Method for fabricating patterned magnetic recording media
JP2007226862A (ja) 磁気記録媒体、その製造方法、及び磁気記録再生装置
JP2007220164A (ja) 磁気記録媒体、その製造方法、及び磁気記録再生装置
JP2009129501A (ja) 磁気記録媒体、磁気記録媒体の製造方法および製造装置、ならびに磁気記録装置
US20100232056A1 (en) Method for manufacturing magnetic recording medium, and magnetic recording/reproducing device
JP2008034034A (ja) 磁気記録媒体の製造方法、磁気記録媒体および磁気記録装置
US20130319850A1 (en) Nanoimprint lithography method for making a bit-patterned media magnetic recording disk using imprint resist with enlarged feature size
JP5033003B2 (ja) モールド構造体及びそれを用いたインプリント方法、並びに磁気記録媒体及びその製造方法
US8303828B2 (en) Method for manufacturing magnetic recording medium and magnetic recording-reproducing apparatus
JP4869396B2 (ja) 電鋳用原盤、及びその製造方法
JP2009184338A (ja) モールド構造体、及びそれを用いたインプリント方法、並びに磁気記録媒体及びその製造方法
US8070967B2 (en) Method for manufacturing patterned magnetic recording medium
US20100326819A1 (en) Method for making a patterned perpendicular magnetic recording disk
US7974028B2 (en) Magnetic transfer master carrier and magnetic transfer method
JP2008276907A (ja) モールド構造体、及びそれを用いたインプリント方法、並びに磁気記録媒体及びその製造方法
JP2009208447A (ja) インプリント用モールド構造体、並びにインプリント方法、磁気記録媒体及びその製造方法
JP2004319075A (ja) アイソサーマル・インプリンティング
US8007860B2 (en) Method for manufacturing magnetic recording medium, and magnetic recording and reproducing apparatus
JP2008171489A (ja) パターンドメディアの製造方法
JP2007026628A (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法並びに磁気記録再生装置
JP2008276906A (ja) モールド構造体、及びそれを用いたインプリント方法、並びに磁気記録媒体及びその製造方法
US20080248333A1 (en) Mold structure, imprinting method using the same, magnetic recording medium and production method thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070316

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081104

A601 Written request for extension of time

Effective date: 20090204

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090209

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090304

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090309

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090406

A602 Written permission of extension of time

Effective date: 20090409

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090908