JP2004316874A - 自動変速機 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動変速機の構造を可能な限り簡素化すること。
【解決手段】動力源回転軸に円錐形のプーリー2を取り付け、この円錐形プーリーに接触して回転する、外周をゴムタイヤ状にしたプーリーを円錐形プーリーの大径側から先端の小径側迄、回転出力軸上をスライドするように構成する。動力源から回転力を与えた状態において回転出力軸が無負荷または低負荷では、スライドプーリー3は円錐形プーリーの最大径付近で駆動されるので高速回転状態保ち、回転出力軸の負荷が増えるにしたがい、スライドプーリー軸受けにあるピン5は、変速カム7に設けた三角形穴の底辺方向に向かってコイルスプリング6の反発力と駆動負荷がバランスする点まで円錐形プーリー斜面をスライドプーリーが移動して留まり、無段階に変速しながら駆動を持続する。
【選択図】図1
【解決手段】動力源回転軸に円錐形のプーリー2を取り付け、この円錐形プーリーに接触して回転する、外周をゴムタイヤ状にしたプーリーを円錐形プーリーの大径側から先端の小径側迄、回転出力軸上をスライドするように構成する。動力源から回転力を与えた状態において回転出力軸が無負荷または低負荷では、スライドプーリー3は円錐形プーリーの最大径付近で駆動されるので高速回転状態保ち、回転出力軸の負荷が増えるにしたがい、スライドプーリー軸受けにあるピン5は、変速カム7に設けた三角形穴の底辺方向に向かってコイルスプリング6の反発力と駆動負荷がバランスする点まで円錐形プーリー斜面をスライドプーリーが移動して留まり、無段階に変速しながら駆動を持続する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動変速機は油圧や遠心力などを使用した複雑な構造を持つ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来から自動変速機は前記のとおり油圧や遠心力を応用した複雑な構造を持ち従って小型化が難しく、サイズ、重量、保守、コストなどが課題になっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため、自動変速機の構造を可能な限り簡素化して解決を図った。図1で示したように、動力源回転軸に円錐形のプーリーを取り付け、この円錐形プーリーに接触して回転する、外周をゴムタイヤ状にしたプーリーを円錐形プーリーの大径側から先端の小径側迄、回転出力軸上をスライドするようにして、このスライドするプーリーの軸受け外周部分にピンを立てておき、このピンを設けたスライドプーリー軸受けを包み込む形態で回転出力軸に取り付けたパイプ状の部材に三角形の穴をあけた変速カムを設けて、この三角形カム穴に前述のピンを入れ組み立てる。更にパイプ内部にコイルスプリングを入れ、このスプリングにより前述スライドプーリーが円錐形プーリーの最大径側に位置するように加圧して構成する。動力源から回転力を与えた状態において回転出力軸が無負荷または低負荷では、スライドプーリーのピンは変速カムに設けた三角形穴の頂点付近にとどまっており、スライドプーリーは円錐形プーリーの最大径付近で駆動されるため高速回転状態を保ち、回転出力軸の負荷が増えるにしたがい、スライドプーリー軸受けにあるピンは、変速カムに設けた三角形穴の底辺方向に向かってコイルスプリングの反発力と駆動負荷がバランスする点まで円錐形プーリーの斜面をスライドプーリーが移動して留まり、無段階に変速しながら駆動を持続する。一連の動作は動力源の正逆何れの回転方向に対しても同様に機能する。
【0005】
【発明の実施の形態】
前項に概要を記したように動力源1には円錐形プーリー2が直接取り付けられるが、円錐形プーリーとスライドプーリーの耐久を高めるため、ギヤーやベルトなどにより予め減速入力しても差し支えない。高負荷用途に対しては、複数の円錐形プーリーとスライドプーリーをギヤーやベルト等で並列連結させた構造にして対応する事も可能であり、円錐形プーリーとスライドプーリーの外周接触駆動部分の材質選択も、性能、耐久性に対し重要である。コイルスプリング6の反発力はあとから調整可能とし、交換もできれば理想的である。変速カム7に設ける三角形穴の形状は用途が要求するトルクカーブに対応したものを各種用意する。
【0006】
【実施例】
図1は無負荷又は負荷の低い状態を示し、図2、図3は最大負荷における、それぞれ正逆回転状態を示した本発明装置の1実施例斜視図である。使用する用途により構造形態は若干異なってくるが、対塵、耐水、耐熱などに対応し、機構部分をカバーで覆うなど必要な処置を施す。動力源に発熱を伴うものを使用する場合は、ギヤー、ベルト、延長シャフトなどを使用して円錐形プーリー迄の距離をとるか、または熱絶縁機能を持たせた構造にする。スライドプーリー外周駆動部分材質は対磨耗耐久性のある材質を選んで使用する。
【0007】
【発明の効果】
従来から長期間にわたり使用されてきた、自動変速機はベルトを使用するものから油圧使用のものまで各種産業に使用されているが、何れも構造が複雑になるため、どうしても安価にできず、サイズも大型になり、使用保守にも手間がかかるものであった。本発明による自動変速機は極限まで部品点数を減らして構造の簡素化とコストダウンを図りながら正逆回転方向を問わず機能するようにした。シンプルな構造でありながら必要な機能を備えた自動変速機を多くの産業に向け安価に提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置1実施例の(動力源正逆回転、低負荷高速時)を示す
【図2】本発明装置1実施例の(動力源時計回転、高負荷低速時)を示す
【図3】本発明装置1実施例の(動力源反時計回転、高負荷低速時)を示す
【符号の説明】
1.動力源
2.円錐型プーリー
3.スライドプーリー
4.シャフトストッパー
5.ピン
6.コイルスプリング
7.変速カム
8.回転出力軸
9.固定用ネジ
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動変速機は油圧や遠心力などを使用した複雑な構造を持つ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来から自動変速機は前記のとおり油圧や遠心力を応用した複雑な構造を持ち従って小型化が難しく、サイズ、重量、保守、コストなどが課題になっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため、自動変速機の構造を可能な限り簡素化して解決を図った。図1で示したように、動力源回転軸に円錐形のプーリーを取り付け、この円錐形プーリーに接触して回転する、外周をゴムタイヤ状にしたプーリーを円錐形プーリーの大径側から先端の小径側迄、回転出力軸上をスライドするようにして、このスライドするプーリーの軸受け外周部分にピンを立てておき、このピンを設けたスライドプーリー軸受けを包み込む形態で回転出力軸に取り付けたパイプ状の部材に三角形の穴をあけた変速カムを設けて、この三角形カム穴に前述のピンを入れ組み立てる。更にパイプ内部にコイルスプリングを入れ、このスプリングにより前述スライドプーリーが円錐形プーリーの最大径側に位置するように加圧して構成する。動力源から回転力を与えた状態において回転出力軸が無負荷または低負荷では、スライドプーリーのピンは変速カムに設けた三角形穴の頂点付近にとどまっており、スライドプーリーは円錐形プーリーの最大径付近で駆動されるため高速回転状態を保ち、回転出力軸の負荷が増えるにしたがい、スライドプーリー軸受けにあるピンは、変速カムに設けた三角形穴の底辺方向に向かってコイルスプリングの反発力と駆動負荷がバランスする点まで円錐形プーリーの斜面をスライドプーリーが移動して留まり、無段階に変速しながら駆動を持続する。一連の動作は動力源の正逆何れの回転方向に対しても同様に機能する。
【0005】
【発明の実施の形態】
前項に概要を記したように動力源1には円錐形プーリー2が直接取り付けられるが、円錐形プーリーとスライドプーリーの耐久を高めるため、ギヤーやベルトなどにより予め減速入力しても差し支えない。高負荷用途に対しては、複数の円錐形プーリーとスライドプーリーをギヤーやベルト等で並列連結させた構造にして対応する事も可能であり、円錐形プーリーとスライドプーリーの外周接触駆動部分の材質選択も、性能、耐久性に対し重要である。コイルスプリング6の反発力はあとから調整可能とし、交換もできれば理想的である。変速カム7に設ける三角形穴の形状は用途が要求するトルクカーブに対応したものを各種用意する。
【0006】
【実施例】
図1は無負荷又は負荷の低い状態を示し、図2、図3は最大負荷における、それぞれ正逆回転状態を示した本発明装置の1実施例斜視図である。使用する用途により構造形態は若干異なってくるが、対塵、耐水、耐熱などに対応し、機構部分をカバーで覆うなど必要な処置を施す。動力源に発熱を伴うものを使用する場合は、ギヤー、ベルト、延長シャフトなどを使用して円錐形プーリー迄の距離をとるか、または熱絶縁機能を持たせた構造にする。スライドプーリー外周駆動部分材質は対磨耗耐久性のある材質を選んで使用する。
【0007】
【発明の効果】
従来から長期間にわたり使用されてきた、自動変速機はベルトを使用するものから油圧使用のものまで各種産業に使用されているが、何れも構造が複雑になるため、どうしても安価にできず、サイズも大型になり、使用保守にも手間がかかるものであった。本発明による自動変速機は極限まで部品点数を減らして構造の簡素化とコストダウンを図りながら正逆回転方向を問わず機能するようにした。シンプルな構造でありながら必要な機能を備えた自動変速機を多くの産業に向け安価に提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置1実施例の(動力源正逆回転、低負荷高速時)を示す
【図2】本発明装置1実施例の(動力源時計回転、高負荷低速時)を示す
【図3】本発明装置1実施例の(動力源反時計回転、高負荷低速時)を示す
【符号の説明】
1.動力源
2.円錐型プーリー
3.スライドプーリー
4.シャフトストッパー
5.ピン
6.コイルスプリング
7.変速カム
8.回転出力軸
9.固定用ネジ
Claims (1)
- 動力源1により円錐形プーリー2を回転させ、この円錐形プーリーの最大径部分から最小径部分迄を移動しながら接触回転するようにしたスライドプーリーを備えて、このスライドプーリーの軸受け3を回転出力軸8に自由に平行移動するように差し込んでおき、更に前記軸受け3の外周に突出させたピン5を設けて、このピンを覆う状態で三角形の穴をあけたパイプ形状部材変速カム7を前記回転出力軸8に固定し、この三角形の穴に前記の突出させたピン5が入るように組み立てて、コイルスプリング6により前記スライドプーリーが円錐形プーリー2の最大径側に接触するように加圧しておく構成により、前記回転出力軸8の負荷増加レベルに従って前記変速カム7に設けた、前記三角形の穴に接触する前記ピン5が傾斜に沿って移動し、これに伴い前記スライドプーリーが前記円錐形プーリー2の最小径側方向に移動する事で無段変速作動するようにした、正逆両方向回転に機能する、自動変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003137966A JP2004316874A (ja) | 2003-04-10 | 2003-04-10 | 自動変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003137966A JP2004316874A (ja) | 2003-04-10 | 2003-04-10 | 自動変速機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004316874A true JP2004316874A (ja) | 2004-11-11 |
Family
ID=33474904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003137966A Pending JP2004316874A (ja) | 2003-04-10 | 2003-04-10 | 自動変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004316874A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105508546A (zh) * | 2015-12-23 | 2016-04-20 | 湖南农业大学 | 一种无级稳速装置 |
-
2003
- 2003-04-10 JP JP2003137966A patent/JP2004316874A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105508546A (zh) * | 2015-12-23 | 2016-04-20 | 湖南农业大学 | 一种无级稳速装置 |
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