JP2004316265A - 幅木材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】壁面(1)に取り付けられる壁面取付部(2)と、壁面取付部に嵌着により取り付けられて壁面取付部を前方よりカバーするカバー部(3)と、取付状態における壁面取付部とカバー部の両下端(2a)(3a)を連結する弾性材(4)とを備え、壁面取付部とカバー部とが弾性材により一体化される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、幅木材に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、床の不陸により生じる隙間を良好に納め、施工及び管理が容易である幅木材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物の内壁下部には床に沿うように幅木が設けられる。この幅木用の部材、すなわち幅木材には、壁面にビス等の固定具により取り付けられる壁面取付部とこの壁面取付部に着脱自在に取り付けられ、壁面取付部を前方よりカバーするカバー部とを備えたものが知られている(たとえば、特許文献1、2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−112427号公報
【特許文献2】
特開平9−25711号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
床には往々にして不陸があるため、床との間に形成される隙間を幅木材により吸収することが行われている。
【0005】
上記特許文献1記載の幅木材では、カバー部の下端に弾性変形の容易な爪状の目隠し片が設けられている。しかしながら、目隠し片は爪状であるため、施工の際に、その先端部が、必ずしも床上を壁面側に向かって回り込まず、壁面から離れて室内側に曲がることがしばしばある。この場合、床との間に形成される隙間の納まりが良好でなく、見栄えが悪くなる。
【0006】
上記特許文献2記載の幅木材では、カバー部の底面に弾性体が設けられている。この幅木材は、上記特許文献1記載の幅木材に比べ、床との間に形成される隙間の納まりは良好となるが、壁面取付部とカバーとが別体であるため、施工に際しては各々を個別に切断して寸法調整する必要があり、幅木材の施工性は決して良好でない。また、部材管理が面倒である。この幅木材の施工性及び管理面の問題は、上記特許文献1記載の幅木材にも共通している。
【0007】
この出願の発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、床の不陸により生じる隙間を良好に納め、施工及び管理が容易である幅木材を提供することを解決すべき課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、壁面に取り付けられる壁面取付部と、壁面取付部に嵌着により取り付けられて壁面取付部を前方よりカバーするカバー部と、取付状態における壁面取付部とカバー部の両下端を連結する弾性材とを備え、壁面取付部とカバー部とが弾性材により一体化されていることを特徴とする幅木材(請求項1)を提供する。
【0009】
また、この出願の発明は、取付状態における壁面取付部とカバー部との間に形成される空間に配線収納部が存在すること(請求項2)、弾性材の中央部が他の部位に比べ軟質となっていること(請求項3)をそれぞれ一態様として提供する。
【0010】
以下、図面に沿ってこの出願の発明の幅木材についてさらに詳しく説明する。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1、図2、図3は、それぞれ、この出願の発明の幅木材の一実施形態を示した断面図である。
【0012】
この出願の発明の幅木材は、壁面(1)に取り付けられる壁面取付部(2)と、壁面取付部(2)に嵌着により取り付けられて壁面取付部(2)を前方よりカバーするカバー部(3)と、図2及び図3に示したように、取付状態における壁面取付部(2)とカバー部(3)の両下端(2a)(3a)を連結する弾性材(4)とを備えている。そして、この出願の発明の幅木材では、図1に示したように、壁面取付部(2)とカバー部(3)とが弾性材(4)により一体化されている。
【0013】
以上の幅木材の取付けに際しては、カバー部(3)を床(5)上に置き、壁面取付部(2)を立ち上げ、所定の高さに配置して壁面(1)に当接させ、釘、ビス等の固定具(6)により壁面取付部(2)を壁面(1)に取り付ける。この後、カバー部(3)を床(5)から起こし、弾性材(4)が床(5)に図2に示したように密着若しくは図3に示したように接するように屈曲させ、カバー部(3)を壁面取付部(2)に嵌着する。嵌着のための構造は特に制限はなく、たとえば雄雌式の嵌合構造等を採用することができる。図1、図2及び図3に示した幅木材では、雄側(7)がカバー部(3)に、雌側(8)が壁面取付部(2)にそれぞれ配設され、カバー部(3)に配設された雄側(7)が壁面取付部(2)に配設された雌側(8)に嵌り込み、カバー部(3)が壁面取付部(2)に取り付けられるようにしている。弾性材(4)は、それ自身が有する弾性により、床(5)の不陸に応じて柔軟に屈曲し、図2及び図3に示したように、床(5)との間に形成される隙間を吸収する。
【0014】
このように、この出願の発明の幅木材では、壁面取付部(2)とカバー部(3)とを連結一体化する弾性材(4)の屈曲により、不陸のある床(5)との間に形成される隙間を吸収することができ、納まりが良好となり、幅木材配設後の見栄えが良好となる。また、壁面取付部(2)とカバー部(3)とは弾性材(4)により連結一体化されているため、一回の切断により壁面取付け部(2)及びカバー部(3)が同時に切断され、寸法調整は容易で、施工性が良好となっている。しかも、壁面取付部(2)とカバー部(3)との弾性材(4)による連結一体化は、壁面取付部(2)とカバー部(3)の管理を個別に必要としないため、部材管理も容易となる。
【0015】
以上のこの出願の発明の幅木材については、図2及び図3に示したように、取付状態における壁面取付部(2)とカバー部(3)との間に形成される空間(9)に配線収納部(10)を存在させることができる。このように配線収納部(10)を幅木材の取付状態における壁面取付部(2)とカバー部(3)との間に形成される空間(9)内に存在させることで、電源線、情報線等の露出配線が解消される。図2及び図3に示した幅木材では、配線収納部(10)は、図1にも示したように、断面L型の形状を有する部材(11)から形成されているが、特にこれに限定されることはなく、電源線、情報線等の配線を一括若しくは分類して収納可能な適宜なものとすることができる。配線作業に際しては、カバー部(3)を壁面取付部(2)に嵌着により取り付ける前に配線収納部(10)を形成する適宜な部材(11)に配線を収納し、その後、カバー部(3)を壁面取付部(2)に嵌着により取り付ける。このため、配線は、幅木内部にすっきりと納められ、露出せず、見栄えが良好となる。
【0016】
この出願の発明の幅木材における弾性材(4)については、中央部が他の部位に比べ軟質となるものを好ましく採用することができる。具体的には、中央部のみを軟質材で形成し、他の部位を硬質材で形成したり、同一の材質として中央部を他の部位に比べ肉薄にしたりすることが例示される。このように、中央部が他の部位に比べ軟質とすることにより、床(5)との間に形成される隙間が狭い場合、図4に示したように、弾性材(4)を、上方に向けて凸状に屈曲するように中折れさせることができ、屈曲した弾性材(4)が壁面(1)側から離れて室内側に突出したり、逆に壁面(1)側に引っ込んだりするのが抑制される。弾性材(4)は、床(5)との間に形成される隙間をより良好に吸収し、すっきりとした外観を実現する。
【0017】
もちろん、この出願の発明は、以上の実施形態によって限定されるものではない。壁面取付部及びカバー部の構造、弾性材の材質及び構造、さらに、配線収納部の構造等の細部については様々な態様が可能であることはいうまでもない。
【0018】
【発明の効果】
以上詳しく説明したとおり、この出願の発明によって、床の不陸により生じる隙間を良好に納め、施工及び管理が容易である幅木材が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の幅木材の一実施形態を示した断面図である。
【図2】この出願の発明の幅木材の一実施形態を示した断面図である。
【図3】この出願の発明の幅木材の一実施形態を示した断面図である。
【図4】この出願の発明の幅木材の一実施形態を示した断面図である。
【符号の説明】
1 壁面
2 壁面取付部
2a 下端
3 カバー部
3a 下端
4 弾性材
5 床
6 固定具
7 雄側
8 雌側
9 空間
10 配線収納部
11 部材
Claims (3)
- 壁面に取り付けられる壁面取付部と、壁面取付部に嵌着により取り付けられて壁面取付部を前方よりカバーするカバー部と、取付状態における壁面取付部とカバー部の両下端を連結する弾性材とを備え、壁面取付部とカバー部とが弾性材により一体化されていることを特徴とする幅木材。
- 取付状態における壁面取付部とカバー部との間に形成される空間に配線収納部が存在する請求項1記載の幅木材。
- 弾性材の中央部が他の部位に比べ軟質となっている請求項1又は2記載の幅木材。
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