JP2004316217A - 自動閉鎖型蝶番の分離防止具 - Google Patents

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JP2004316217A JP2003110839A JP2003110839A JP2004316217A JP 2004316217 A JP2004316217 A JP 2004316217A JP 2003110839 A JP2003110839 A JP 2003110839A JP 2003110839 A JP2003110839 A JP 2003110839A JP 2004316217 A JP2004316217 A JP 2004316217A
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Masaya Uchida
昌哉 内田
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】既存の自動閉鎖型蝶番の可動側翼板を固定側翼板から分離できないようにする転換措置が、簡単かつ安価に行なえる分離防止具を提供する。
【解決手段】自動閉鎖型蝶番に組み合わせて使用される分離防止具13のベース板部14は、固定側翼板2と固定枠体1の間に挟まれて固定枠体1に固着され、ベース板部14の上端部には扉閉鎖状態において可動側翼板4の上側空間に位置するストッパー板部15が連設してあり、ストッパー板部15は扉開放操作時に可動側翼板4と干渉しない位置に配置される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、冷蔵庫等の扉に使用され、斜面カムと扉自重の利用によって扉が自動的に閉鎖回転する蝶番に関するものである。
【0002】
【従来の技術】固定枠体に固着される固定側翼板と、扉に固着される可動側翼板と、固定側翼板の垂直軸孔の底部に設けられ、上面部にカム斜面を形成した固定カム体と、固定側翼板の垂直軸孔に旋回可能に嵌め込まれ、下面部に固定カム体のカム斜面に当接するカム斜面を形成したカム従動体と、カム従動体の中央部に貫通して固設され、可動側翼板の垂直軸孔に上部を挿入固定され、下部を固定カム体の垂直軸孔に旋回可能に挿入される軸棒とからなる自動閉鎖型蝶番は既に知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
この自動閉鎖型蝶番では、扉閉鎖状態と扉開放状態のいずれにおいてもカム従動体を固定側翼板の垂直軸孔から抜き取ることができるため、可動側翼板と固定側翼板の結合を解除して扉を固定枠体から取外すことができる。
しかしながら、扉閉鎖時においても可動側翼板と固定側翼板の結合を解除することができるということは、蝶番による吊元側とは反対側に別個装備した扉用ロックハンドル装置によって扉を固定枠体に対して堅固に施錠して置いたとしても、扉を無断開放できることを意味しており、固定枠体内の収納品の盗難防止や有害物質の収納品への添加混入を防止することができない。
【0004】
上記自動閉鎖型蝶番の改良では、固定側翼板に制止突起を設け、可動側翼板に係止突起を設け、扉閉鎖時に制止突起の下側位置において制止突起に係合する一方、扉開放時に係止突起と制止突起の係合が解かれるように制止突起と係止突起14を配置している(特許文献2参照)。
この自動閉鎖型蝶番では、扉閉鎖状態においては制止突起と係止突起が係合するため、可動側翼板は固定側翼板に沿って上方移動できない。可動側翼板を固定側翼板から分離することができないため、固定枠体内の収納品の盗難防止や有害物質の収納品への添加混入を防止できる。
【0005】
しかしながら、この改良された自動閉鎖型蝶番では、制止突起が固定側翼板に一体形成され、係止突起が可動側翼板に一体形成されているため、既存の自動閉鎖型蝶番を分離防止機能付きのものに転換するには、分離防止機能には関係がないカム従動体と軸棒は共通に使用できるとしても、固定側翼板と可動翼板は制止突起や係止突起付きのものに切換える必要がある。
固定側翼板と可動側翼板の製作原価の大半を占めるものであるから、固定側翼板と可動側翼板を新型のものと取り換えることは、経済的なロスが大きくて現実的ではない。
【0006】
【特許文献1】特公昭52−19394号公報
【特許文献2】特許第3356267号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目的は、既存の自動閉鎖型蝶番の可動側翼板を固定側翼板から分離できないようにする転換措置が、簡単かつ安価に行なえる分離防止具を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照符号を用いて説明すると、本発明の分離防止具13は、固定枠体1に固着される固定側翼板2と、扉3に固着される可動側翼板4と、固定側翼板2の垂直軸孔5の底部に設けられ、上面部にカム斜面7を形成した固定カム体6と、固定側翼板2の垂直軸孔5に旋回可能に嵌め込まれ、下面部に固定カム体6のカム斜面7に当接するカム斜面9を形成したカム従動体8と、カム従動体8の中央部に貫通して固設され、可動側翼板4の垂直軸孔10に上部を挿入固定され、下部を固定カム体6の垂直軸孔11に旋回可能に挿入される軸棒12とからなる自動閉鎖型蝶番に組み合わせて使用されるものであり、
ベース板部14は固定側翼板2と固定枠体1の間に挟まれて固定枠体1に固着され、ベース板部14の上端部には扉閉鎖状態において可動側翼板4の上側空間に位置するストッパー板部15が連設してあり、ストッパー板部15は扉開放操作時に可動側翼板4と干渉しない位置に配置される。
【0009】
【発明の作用】
図1と図4に示したように扉閉鎖状態においては、可動側翼板4の上部空間に分離防止具13のストッパー板部15に存在しており、可動側翼板4の上端面の一部と干渉する関係位置にあるため、可動側翼板4を必要充分に上方移動させてカム従動体8を固定側翼板2の垂直枢軸5から抜き取ることはできない。そのため、可動側翼板4を固定側翼板2から分離することができず、自動閉鎖型蝶番の解体による扉3の無断開放は禁止される。
【0010】
別個装備された扉用ロックハンドル装置による施錠を解除した後、軸棒12を中心に扉3を開放方向に所定角度例えば90度回転させると、固定側翼板2の固定カム体6のカム斜面7と可動側翼板4のカム従動体8のカム斜面9との協働作用によって、カム従動体8と可動側翼板4が軸棒12を中心にして旋回上昇する。
【0011】
この旋回上昇の始端においては、上記のように可動側翼板4の上端面と分離防止具13のストッパー板部15との間には一定の間隔が置かれており、旋回上昇が開始された直後には、可動側翼板4は前記ストッパー板部15の下側空間から脱出するため、可動側翼板4はストッパー板部15から干渉を受けることなく、即ちストッパー板部15に接触したり衝突することなく、所定位置まで旋回上昇する。
【0012】
可動側翼板4が扉開放位置まで旋回上昇した後、扉3から手を離すと、扉3の重量とカム斜面7,9の作用によって扉3は自動的に閉鎖回転する。この閉鎖回転につれて可動側翼板4は旋回しながら下降し、回転終端において可動側翼板4の上端面の一部がストッパー板部15の下側空間に入り込む。
【0013】
【発明の実施の形態】図示の実施例では、固定カム体6は固定側翼板2と別個に製作され、固定側翼板2の垂直軸孔5の底部に相対回転不能に嵌め込み固定されている。固定カム体6と各従動体8は耐摩耗性の大きいプラスチック材料等で製作される。軸棒12の上部は固定ビス15によって可動側翼板4に固着され、カム従動体8は可動側翼板4に一体に連結されている。なお、固定カム体6は固定側翼板2と一体物に成形することもでき、カム従動体8は軸棒12と一体物に成形することもできる。
【0014】
固定カム体6にはカム斜面7の末端部に平坦面部を形成し、カム従動体8にはカム斜面9の末端部に平坦面部を形成してあるため、カム従動体8の平坦面部が固定カム体6の平坦面部に乗り上げる位置まで扉3を追加回転させた時には、扉3は開放位置に保持される。扉閉鎖時には、扉3を手で押してカム従動体8の平坦面部を固定カム体6の平坦面部から落としてやる。これによって自動閉鎖が開始される。
【0015】
本実施例では、固定側翼板2は透孔16を通るボルト17とナット18によって冷蔵庫本体等の固定枠体1の正面部に締め付け固着される。可動側翼板4は透孔19を通るボルト20とナット21によって扉3の端面部に締め付け固着される。
分離防止具13のベース板部14は、固定側翼板2の上側に突き出ているストッパー板部15の付け根部分を除けば、固定側翼板2の背面輪郭と略同一形状に形成されており、固定側翼板2の前記透孔16に対応した部位に透孔22が形成されている。ベース板部14は固定側翼板2と同じボルト17によって固定枠体1に締め付け固着される。
【0016】
扉開放状態においては、図2に示したように可動側翼板4は分離防止具のストッパー板部14と干渉する位置に存在しないから、従来通り可動側翼板4を固定側翼板2から分離することができ、必要に応じて扉3を固定枠体1から取り外すことができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明の分離防止具13は、扉閉鎖状態においてはストッパー板部15が可動側翼板4の上側空間に位置しており、ストッパー板部15が可動側翼板4と干渉するため、可動側翼板4を固定側翼板2から分離して扉3を開放することはできない。
この分離防止機能を既存の自動閉鎖型蝶番に付加するには、分離防止具13のベース板部14を固定側翼板2と固定枠体1の間に挟み込んで固着するだけで良く、既存の固定側翼板2と可動側翼板4はそのまま使用することができ、一切交換する必要がないから、経済的負担少なくして既存の自動閉鎖型蝶番を分離防止機能付きのものに簡単に転換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る分離防止具を既存の自動閉鎖型蝶番に使用したときの斜視図であり、扉は閉鎖状態にある。
【図2】前記自動閉鎖型蝶番の別の方向からの斜視図であり、扉は開放状態にある。
【図3】前記分離防止具の斜視図である。
【図4】前記自動閉鎖型蝶番の平面図である。
【図5】前記自動閉鎖型蝶番の右側面図である。
【図6】図4のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 固定枠体
2 固定側翼板
3 扉
4 可動側翼板
5 固定側翼板の垂直軸孔
6 固定カム体
7 固定カム体のカム斜面
8 カム従動体
9 カム従動体のカム斜面
10 可動側翼板の垂直軸孔
11 固定カム体の垂直軸孔
12 軸棒
13 分離防止具
14 分離防止具のベース板部
15 分離防止具のストッパー板部
16 固定側翼板の透孔
17 固定側翼板と分離防止具の固着用ボルト
18 ナット
19 可動側翼板の透孔
20 可動側翼板の固着用ボルト
21 ナット
22 分離防止具の透孔

Claims (1)

  1. 固定枠体1に固着される固定側翼板2と、扉3に固着される可動側翼板4と、固定側翼板2の垂直軸孔5の底部に設けられ、上面部にカム斜面7を形成した固定カム体6と、固定側翼板2の垂直軸孔5に旋回可能に嵌め込まれ、下面部に固定カム体6のカム斜面7に当接するカム斜面9を形成したカム従動体8と、カム従動体8の中央部に貫通して固設され、可動側翼板4の垂直軸孔10に上部を挿入固定され、下部を固定カム体6の垂直軸孔11に旋回可能に挿入される軸棒12とからなる自動閉鎖型蝶番に組み合わせて使用され、
    ベース板部14は固定側翼板2と固定枠体1の間に挟まれて固定枠体1に固着され、ベース板部14の上端部には扉閉鎖状態において可動側翼板4の上側空間に位置するストッパー板部15が連設してあり、ストッパー板部15は扉開放操作時に可動側翼板4と干渉しない位置に配置される自動閉鎖型蝶番の分離防止具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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